JPH0594892A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH0594892A JPH0594892A JP3255374A JP25537491A JPH0594892A JP H0594892 A JPH0594892 A JP H0594892A JP 3255374 A JP3255374 A JP 3255374A JP 25537491 A JP25537491 A JP 25537491A JP H0594892 A JPH0594892 A JP H0594892A
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- voltage
- switching transistor
- switching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、小形かつ安価でしかも高調波の発生
を防止できる信頼性の高い電源装置を提供することを目
的としている。 【構成】本発明の電源装置は、スイッチング素子44を
スイッチング動作させて負荷側へ高周波電力を出力する
インバータ回路34と、交流入力電圧を整流した脈流電
圧が印加され、交流入力電圧が低電圧のときにはスイッ
チング素子44のオン/オフ制御端子へ起動信号を与え
てそのスイッチング素子をスイッチング動作し、かつ交
流入力電圧が所定電位に達したならば起動信号を停止さ
せる起動信号発生回路33と、この起動信号発生回路3
3からの起動信号停止時に負荷側に流れる電流を検出し
てスイッチング素子44をスイッチング制御するスイッ
チング制御回路とを備えてなる。
を防止できる信頼性の高い電源装置を提供することを目
的としている。 【構成】本発明の電源装置は、スイッチング素子44を
スイッチング動作させて負荷側へ高周波電力を出力する
インバータ回路34と、交流入力電圧を整流した脈流電
圧が印加され、交流入力電圧が低電圧のときにはスイッ
チング素子44のオン/オフ制御端子へ起動信号を与え
てそのスイッチング素子をスイッチング動作し、かつ交
流入力電圧が所定電位に達したならば起動信号を停止さ
せる起動信号発生回路33と、この起動信号発生回路3
3からの起動信号停止時に負荷側に流れる電流を検出し
てスイッチング素子44をスイッチング制御するスイッ
チング制御回路とを備えてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯等の負荷に高周
波電力を供給する電源装置に関する。
波電力を供給する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、放電灯を点灯制御する電源装置
としては、図6に示すものが知られている。
としては、図6に示すものが知られている。
【0003】これは、交流電源1に全波整流用のダイオ
ードブリッジ回路2の入力端子を接続し、そのダイオー
ドブリッジ回路2の出力端子にチョッパ動作を行うアク
ティブフィルタ回路3を接続している。
ードブリッジ回路2の入力端子を接続し、そのダイオー
ドブリッジ回路2の出力端子にチョッパ動作を行うアク
ティブフィルタ回路3を接続している。
【0004】このアクティブフィルタ回路3は、ダイオ
ードブリッジ回路2の出力端子間にインダクタンス4を
介してNPN形スイッチングトランジスタ5を接続する
と共に、さらに整流用のダイオード6を順方向に介して
平滑用コンデンサ7を接続している。また、抵抗8,9
からなる直列回路をダイオードブリッジ回路2の出力端
子間に接続すると共に、抵抗10,11からなる直列回
路を平滑用コンデンサ7の両端間に接続している。さら
に、スイッチングトランジスタ5のベースには制御回路
12を接続し、その制御回路12に抵抗8と抵抗9の接
続点及び抵抗10と抵抗11の接続点を接続すると共
に、インダクタンス4のエネルギー変化を検出するコイ
ル13を抵抗14を介して接続している。また、ダイオ
ードブリッジ回路2の出力端子間にコンデンサ15を接
続して、スイッチングトランジスタ5がオフしたときイ
ンダクタンス4のエネルギーを放出するための閉ループ
形成用とすると共にフィルターとして機能させている。
ードブリッジ回路2の出力端子間にインダクタンス4を
介してNPN形スイッチングトランジスタ5を接続する
と共に、さらに整流用のダイオード6を順方向に介して
平滑用コンデンサ7を接続している。また、抵抗8,9
からなる直列回路をダイオードブリッジ回路2の出力端
子間に接続すると共に、抵抗10,11からなる直列回
路を平滑用コンデンサ7の両端間に接続している。さら
に、スイッチングトランジスタ5のベースには制御回路
12を接続し、その制御回路12に抵抗8と抵抗9の接
続点及び抵抗10と抵抗11の接続点を接続すると共
に、インダクタンス4のエネルギー変化を検出するコイ
ル13を抵抗14を介して接続している。また、ダイオ
ードブリッジ回路2の出力端子間にコンデンサ15を接
続して、スイッチングトランジスタ5がオフしたときイ
ンダクタンス4のエネルギーを放出するための閉ループ
形成用とすると共にフィルターとして機能させている。
【0005】上記アクティブフィルタ回路3の出力端
子、すなわち平滑用コンデンサ7の両端間にインバータ
回路16が接続され、そのインバータ回路16の出力端
子に放電灯17を接続している。また、放電灯17の両
端間にコンデンサ18を接続している。
子、すなわち平滑用コンデンサ7の両端間にインバータ
回路16が接続され、そのインバータ回路16の出力端
子に放電灯17を接続している。また、放電灯17の両
端間にコンデンサ18を接続している。
【0006】上記インバータ回路16は、アクティブフ
ィルタ回路3の正側出力端子を起動抵抗19を介してN
PN形スイッチングトランジスタ20のベースに接続
し、そのスイッチングトランジスタ20のコレクタをト
ランス21の1次巻線を介して前記正側出力端子に接続
し、スイッチングトランジスタ20のエミッタをアクテ
ィブフィルタ回路3の負側出力端子に接続している。ト
ランス21の1次巻線の両端間にはコンデンサ22が接
続され、その2次巻線の両端間には電流トランス23の
1次巻線を介して放電灯17を接続している。そして、
電流トランス23の2次側巻線をコンデンサ24を介し
てスイッチングトランジスタ20のベース,エミッタ間
に接続している。また、スイッチングトランジスタ20
のベース,エミッタ間には抵抗25とダイオード26の
直列回路が接続されている。また、スイッチングトラン
ジスタ20のエミッタ,コレクタ間にはダイオード27
が接続されている。
ィルタ回路3の正側出力端子を起動抵抗19を介してN
PN形スイッチングトランジスタ20のベースに接続
し、そのスイッチングトランジスタ20のコレクタをト
ランス21の1次巻線を介して前記正側出力端子に接続
し、スイッチングトランジスタ20のエミッタをアクテ
ィブフィルタ回路3の負側出力端子に接続している。ト
ランス21の1次巻線の両端間にはコンデンサ22が接
続され、その2次巻線の両端間には電流トランス23の
1次巻線を介して放電灯17を接続している。そして、
電流トランス23の2次側巻線をコンデンサ24を介し
てスイッチングトランジスタ20のベース,エミッタ間
に接続している。また、スイッチングトランジスタ20
のベース,エミッタ間には抵抗25とダイオード26の
直列回路が接続されている。また、スイッチングトラン
ジスタ20のエミッタ,コレクタ間にはダイオード27
が接続されている。
【0007】この装置は、交流をダイオードブリッジ回
路2で全波整流してアクティブフィルタ回路3に与え
る。この状態でスイッチングトランジスタ5がオンする
と、ダイオードブリッジ回路2からインダクタンス4に
電流が流れて、このインダクタンス4にエネルギーが蓄
積される。そしてスイッチングトランジスタ5がオフす
ると、インダクタンス4のエネルギーが放出されてダイ
オード6を介して平滑用コンデンサが充電される。
路2で全波整流してアクティブフィルタ回路3に与え
る。この状態でスイッチングトランジスタ5がオンする
と、ダイオードブリッジ回路2からインダクタンス4に
電流が流れて、このインダクタンス4にエネルギーが蓄
積される。そしてスイッチングトランジスタ5がオフす
ると、インダクタンス4のエネルギーが放出されてダイ
オード6を介して平滑用コンデンサが充電される。
【0008】上記アクティブフィルタ回路3では、入力
電圧と出力電圧の変動に対して常に一定の出力となるよ
うに、抵抗8〜11により入力電圧及び出力電圧のそれ
ぞれの変化を検出し、この検出値に応じて制御回路12
がスイッチングトランジスタ5の電流値を制御してい
る。また、スイッチングトランジスタ5を常に安定して
スイッチング動作させるために、インダクタ4のエネル
ギー変化をコイル13で検出し、この検出値に応じて制
御回路12がスイッチングトランジスタ5のスイッチン
グを制御している。このようにスイッチングトランジス
タ5をスイッチング制御することにより、インバータ回
路16へ正弦波形の電流が出力されるものとなる。
電圧と出力電圧の変動に対して常に一定の出力となるよ
うに、抵抗8〜11により入力電圧及び出力電圧のそれ
ぞれの変化を検出し、この検出値に応じて制御回路12
がスイッチングトランジスタ5の電流値を制御してい
る。また、スイッチングトランジスタ5を常に安定して
スイッチング動作させるために、インダクタ4のエネル
ギー変化をコイル13で検出し、この検出値に応じて制
御回路12がスイッチングトランジスタ5のスイッチン
グを制御している。このようにスイッチングトランジス
タ5をスイッチング制御することにより、インバータ回
路16へ正弦波形の電流が出力されるものとなる。
【0009】インバータ回路16は、電流トランス23
の2次巻線からスイッチングトランジスタ20のベース
に正帰還信号が入力して、スイッチングトランジスタ2
0がスイッチングされる。そして、トランス21の1次
巻線とコンデンサ22からなる共振回路を動作させ、そ
の固有振動をトランス21の漏れインダクタンス成分と
コンデンサ22の振動回路に加え、その合成振動を発信
周波数とする。そしてトランス21で所望の電圧に昇圧
し、コンデンサ18で予熱し放電灯17を始動する。ま
た、トランス21の漏れインダクタンスで放電灯17の
電流制御を行う。このような電源装置は、高調波を含ま
ないほぼ正弦波形の電流をインバータ回路16に流入さ
せることができて高力率を実現できるという利点があ
る。
の2次巻線からスイッチングトランジスタ20のベース
に正帰還信号が入力して、スイッチングトランジスタ2
0がスイッチングされる。そして、トランス21の1次
巻線とコンデンサ22からなる共振回路を動作させ、そ
の固有振動をトランス21の漏れインダクタンス成分と
コンデンサ22の振動回路に加え、その合成振動を発信
周波数とする。そしてトランス21で所望の電圧に昇圧
し、コンデンサ18で予熱し放電灯17を始動する。ま
た、トランス21の漏れインダクタンスで放電灯17の
電流制御を行う。このような電源装置は、高調波を含ま
ないほぼ正弦波形の電流をインバータ回路16に流入さ
せることができて高力率を実現できるという利点があ
る。
【0010】しかしながら、上述した電源装置はアクテ
ィブフィルタ回路3の回路部品点数が多く、しかもイン
ダクタンス4、整流用のダイオード6、平滑用コンデン
サ7、制御回路12等の大きなスペースを必要とする回
路部品が多いために、装置全体が大型化すると共に高価
格になるという問題がある。
ィブフィルタ回路3の回路部品点数が多く、しかもイン
ダクタンス4、整流用のダイオード6、平滑用コンデン
サ7、制御回路12等の大きなスペースを必要とする回
路部品が多いために、装置全体が大型化すると共に高価
格になるという問題がある。
【0011】また、図7に示す電源装置は、アクティブ
フィルタ回路を介さずに、ダイオードブリッジ回路2で
全波整流して得た全波脈流電圧を直接インバータ回路1
6に加えて放電灯17を点灯させるようにしたものであ
る。なお、インバータ回路16は上述した図6に示す装
置のものと同じ構成であり、ダイオードブリッジ回路2
の出力端子間にコンデンサ28を接続して、コンデンサ
22とトランス21からなる共振回路の反転動作バイパ
ス用にしている。
フィルタ回路を介さずに、ダイオードブリッジ回路2で
全波整流して得た全波脈流電圧を直接インバータ回路1
6に加えて放電灯17を点灯させるようにしたものであ
る。なお、インバータ回路16は上述した図6に示す装
置のものと同じ構成であり、ダイオードブリッジ回路2
の出力端子間にコンデンサ28を接続して、コンデンサ
22とトランス21からなる共振回路の反転動作バイパ
ス用にしている。
【0012】この電源装置は、アクティブフィルタ回路
を構成から除くことにより装置の小型化を図り、全波脈
流電圧に応じてインバータ動作させて全波脈流電圧に応
じた波形,位相により高調波を低減し、高力率を実現し
ようとしている。
を構成から除くことにより装置の小型化を図り、全波脈
流電圧に応じてインバータ動作させて全波脈流電圧に応
じた波形,位相により高調波を低減し、高力率を実現し
ようとしている。
【0013】しかしながら、図7に示す構成の電源装置
では、実際にインバータ回路16に加えられる入力電流
に高調波成分が多く含まれ、高調波規制に関する公的規
格を満足しないという問題がある。この原因について説
明する。
では、実際にインバータ回路16に加えられる入力電流
に高調波成分が多く含まれ、高調波規制に関する公的規
格を満足しないという問題がある。この原因について説
明する。
【0014】図7に示す電源装置の動作波形を図8に示
している。同図において、V1は入力交流電圧、I1は
入力電流、ILは放電灯に流れる電流、Icはコンデン
サ22に流れる波形をそれぞれ示している。
している。同図において、V1は入力交流電圧、I1は
入力電流、ILは放電灯に流れる電流、Icはコンデン
サ22に流れる波形をそれぞれ示している。
【0015】図8の動作波形図に示されるように、入力
電流I1は入力交流電圧V1が立上がってから、休止期
間Ts後に立上がっている。そして入力電流I1の立上
がり時に高調波スパイク電流が発生している。この高調
波スパイク電流の発生は休止期間Tsによるものであ
り、この休止期間Tsの発生は全波整流電圧値に対する
インバータ起動用の起動抵抗19の設定抵抗値に起因し
ている。
電流I1は入力交流電圧V1が立上がってから、休止期
間Ts後に立上がっている。そして入力電流I1の立上
がり時に高調波スパイク電流が発生している。この高調
波スパイク電流の発生は休止期間Tsによるものであ
り、この休止期間Tsの発生は全波整流電圧値に対する
インバータ起動用の起動抵抗19の設定抵抗値に起因し
ている。
【0016】すなわち、起動抵抗19はスイッチングト
ランジスタ20が電流トランス23による正帰還発振を
開始するように、最初はベース電流を供給する。この抵
抗値が小さすぎるとスイッチングトランジスタ20のベ
ース電流が少なすぎて正常発振動作への移行がスムーズ
に進行せず、スイッチングトランジスタ20の安全動作
領域から外れる動作をする等、信頼性に悪影響を与える
ことになる。
ランジスタ20が電流トランス23による正帰還発振を
開始するように、最初はベース電流を供給する。この抵
抗値が小さすぎるとスイッチングトランジスタ20のベ
ース電流が少なすぎて正常発振動作への移行がスムーズ
に進行せず、スイッチングトランジスタ20の安全動作
領域から外れる動作をする等、信頼性に悪影響を与える
ことになる。
【0017】また、起動抵抗19の抵抗値が小さすぎる
と、無負荷時にスイッチングトランジスタ20へ不必要
なベース電流を供給し、スイッチングトランジスタ20
を能動領域動作させ、過熱による熱暴走破壊や、異常発
振等の不具合が発生する。
と、無負荷時にスイッチングトランジスタ20へ不必要
なベース電流を供給し、スイッチングトランジスタ20
を能動領域動作させ、過熱による熱暴走破壊や、異常発
振等の不具合が発生する。
【0018】そこで、起動抵抗19の設定値は上記不具
合を生じない最適値に設定することになるが、そのよう
な設定抵抗値は必然的に脈流電圧の比較的高い値で発振
が開始するような値になるので、上記休止期間Tsが生
じることになる。
合を生じない最適値に設定することになるが、そのよう
な設定抵抗値は必然的に脈流電圧の比較的高い値で発振
が開始するような値になるので、上記休止期間Tsが生
じることになる。
【0019】よって、図7に示す電源装置では、半サイ
クル毎に休止期間Tsが生じ、発振開始の高いV1レベ
ルでIcが流れるので、コンデンサ22が急激に充電さ
れてスパイク電流を流し、ILがIcよりもやや遅れて
流れる。
クル毎に休止期間Tsが生じ、発振開始の高いV1レベ
ルでIcが流れるので、コンデンサ22が急激に充電さ
れてスパイク電流を流し、ILがIcよりもやや遅れて
流れる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
源装置は、アクティブフィルタ回路を備えることにより
高調波成分を除去して力率の改善を図った場合には装置
が大型化、高価格になるという問題があり、またアクテ
ィブフィルタ回路を取外すことにより装置の小型化を図
った場合には入力電流に高調波成分が含まれて高調波規
制に関する公的規格を満足しないという問題がある。
源装置は、アクティブフィルタ回路を備えることにより
高調波成分を除去して力率の改善を図った場合には装置
が大型化、高価格になるという問題があり、またアクテ
ィブフィルタ回路を取外すことにより装置の小型化を図
った場合には入力電流に高調波成分が含まれて高調波規
制に関する公的規格を満足しないという問題がある。
【0021】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、大型で高価格なアクティブフィルタ回路を用
いることなく高調波の発生を防止でき、小形、安価で信
頼性の高い電源装置を提供することを目的とする。
たもので、大型で高価格なアクティブフィルタ回路を用
いることなく高調波の発生を防止でき、小形、安価で信
頼性の高い電源装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明に係る電源装置を、スイッチング素子を含
み、このスイッチング素子のスイッチング動作により負
荷側へ高周波電力を出力するインバータ回路と、交流入
力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記交流入力電
圧が低電圧のときには前記スイッチング素子のオン/オ
フ制御端子へ起動信号を与えてそのスイッチング素子を
スイッチング動作し、かつ前記交流入力電圧が所定電位
に達したならば前記起動信号を停止させる起動信号発生
回路と、前記起動信号発生回路からの起動信号停止時に
前記負荷側に流れる電流を検出して前記スイッチング素
子をスイッチング制御するスイッチング制御回路とを具
備した構成とし、
に第1の発明に係る電源装置を、スイッチング素子を含
み、このスイッチング素子のスイッチング動作により負
荷側へ高周波電力を出力するインバータ回路と、交流入
力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記交流入力電
圧が低電圧のときには前記スイッチング素子のオン/オ
フ制御端子へ起動信号を与えてそのスイッチング素子を
スイッチング動作し、かつ前記交流入力電圧が所定電位
に達したならば前記起動信号を停止させる起動信号発生
回路と、前記起動信号発生回路からの起動信号停止時に
前記負荷側に流れる電流を検出して前記スイッチング素
子をスイッチング制御するスイッチング制御回路とを具
備した構成とし、
【0023】また、第2の発明に係る電源装置を、パワ
ーFETを含み、このパワーFETのスイッチング動作
により負荷側へ高周波電力を出力するインバータ回路
と、交流入力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記
交流入力電圧が低電圧のときには前記パワーFETにゲ
ート制御電圧を印加してそのパワーFETのスイッチン
グ動作を可能とし、かつ前記交流入力電圧が所定電位に
達したならば前記パワーFETのゲートへのゲート制御
電圧の印加を停止させるゲート制御電圧発生回路と、前
記ゲート制御電圧発生回路からのゲート制御電圧停止時
に前記負荷側に流れる電流を検出して前記パワーFET
のゲートにゲート制御電圧を印加する電圧型スイッチン
グ制御回路とを具備した構成とした。
ーFETを含み、このパワーFETのスイッチング動作
により負荷側へ高周波電力を出力するインバータ回路
と、交流入力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記
交流入力電圧が低電圧のときには前記パワーFETにゲ
ート制御電圧を印加してそのパワーFETのスイッチン
グ動作を可能とし、かつ前記交流入力電圧が所定電位に
達したならば前記パワーFETのゲートへのゲート制御
電圧の印加を停止させるゲート制御電圧発生回路と、前
記ゲート制御電圧発生回路からのゲート制御電圧停止時
に前記負荷側に流れる電流を検出して前記パワーFET
のゲートにゲート制御電圧を印加する電圧型スイッチン
グ制御回路とを具備した構成とした。
【0024】
【作用】以上のように構成された第1の発明によれば、
交流入力電圧の立上がり及び立下がり近傍の低電圧のと
きに、起動信号発生回路からインバータ回路のスイッチ
ング素子のオン/オフ制御端子へ起動信号が与えられ、
スイッチング素子がスイッチング動作してインバータ回
路が発振を開始する。そして交流入力電圧が所定電位と
なったところで、起動信号発生回路からスイッチング素
子のオン/オフ制御端子へ加えられていた起動信号が停
止され、負荷側に流れる電流を検出したスイッチング制
御回路がスイッチング素子をスイッチング制御する自励
発振動作になる。
交流入力電圧の立上がり及び立下がり近傍の低電圧のと
きに、起動信号発生回路からインバータ回路のスイッチ
ング素子のオン/オフ制御端子へ起動信号が与えられ、
スイッチング素子がスイッチング動作してインバータ回
路が発振を開始する。そして交流入力電圧が所定電位と
なったところで、起動信号発生回路からスイッチング素
子のオン/オフ制御端子へ加えられていた起動信号が停
止され、負荷側に流れる電流を検出したスイッチング制
御回路がスイッチング素子をスイッチング制御する自励
発振動作になる。
【0025】また、第2の発明によれば、交流入力電圧
の立上がり及び立下がり近傍の低電圧のときに、ゲート
制御電圧発生回路からパワーFETのゲートへゲート制
御電圧が印加され、パワーFETがスイッチング動作し
てインバータ回路が発振を開始する。そして交流入力電
圧が所定電位となったところでゲート制御電圧発生回路
からパワーFETのゲートへ印加されていたゲート制御
電圧が停止され、負荷側に流れる電流を検出した電圧型
スイッチング制御回路がパワーFETをスイッチング制
御する自励発振動作になる。
の立上がり及び立下がり近傍の低電圧のときに、ゲート
制御電圧発生回路からパワーFETのゲートへゲート制
御電圧が印加され、パワーFETがスイッチング動作し
てインバータ回路が発振を開始する。そして交流入力電
圧が所定電位となったところでゲート制御電圧発生回路
からパワーFETのゲートへ印加されていたゲート制御
電圧が停止され、負荷側に流れる電流を検出した電圧型
スイッチング制御回路がパワーFETをスイッチング制
御する自励発振動作になる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1には、本発明の第1実施例に係る電源装
置の構成が示されている。
説明する。図1には、本発明の第1実施例に係る電源装
置の構成が示されている。
【0027】本実施例の電源装置は、交流電源30にダ
イオードブリッジ回路31の交流入力端子を接続し、そ
のダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間に、コ
ンデンサ32及び起動信号発生回路33をそれぞれ接続
している。コンデンサ32はインバータ動作の際のバイ
パスコンデンサであり、0.2〜0.5μF程度の容量
のものであり、平滑用としての作用はほとんどない。前
記起動信号発生回路33の出力端子にインバータ回路3
4を接続し、そのインバータ回路34の出力端子に負荷
としての放電灯35を接続している。
イオードブリッジ回路31の交流入力端子を接続し、そ
のダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間に、コ
ンデンサ32及び起動信号発生回路33をそれぞれ接続
している。コンデンサ32はインバータ動作の際のバイ
パスコンデンサであり、0.2〜0.5μF程度の容量
のものであり、平滑用としての作用はほとんどない。前
記起動信号発生回路33の出力端子にインバータ回路3
4を接続し、そのインバータ回路34の出力端子に負荷
としての放電灯35を接続している。
【0028】起動信号発生回路33は、ダイオードブリ
ッジ回路31の整流出力端子間に抵抗36,ツェナーダ
イオード37,抵抗38からなる直列回路をツェナーダ
イオード37のカソードをダイオードブリッジ回路31
の正側出力端子に向けて接続すると共に、NPN形の第
1のスイッチングトランジスタ39と抵抗40からなる
直列回路を第1のスイッチングトランジスタ39のエミ
ッタをダイオードブリッジ回路31の負側出力端子に向
けて接続している。そしてツェナーダイオード37と抵
抗38の接続点を第1のスイッチングトランジスタ39
のベースに接続している。また、第1のスイッチングト
ランジスタ39と抵抗40の接続点を第2のスイッチン
グトランジスタ41のベースに接続し、その第2のスイ
ッチングトランジスタ41のコレクタを起動抵抗42を
介して前記正側出力端子に接続している。本実施例で
は、前記起動抵抗42を数V程度の低電圧でインバータ
回路34が発振するような抵抗値に設定している。第2
のスイッチングトランジスタ41のエミッタをダイオー
ド43を順方向に介してインバータ回路34のスイッチ
ング素子、例えばNPN形の第3のスイッチングトラン
ジスタ44のベースに接続している。
ッジ回路31の整流出力端子間に抵抗36,ツェナーダ
イオード37,抵抗38からなる直列回路をツェナーダ
イオード37のカソードをダイオードブリッジ回路31
の正側出力端子に向けて接続すると共に、NPN形の第
1のスイッチングトランジスタ39と抵抗40からなる
直列回路を第1のスイッチングトランジスタ39のエミ
ッタをダイオードブリッジ回路31の負側出力端子に向
けて接続している。そしてツェナーダイオード37と抵
抗38の接続点を第1のスイッチングトランジスタ39
のベースに接続している。また、第1のスイッチングト
ランジスタ39と抵抗40の接続点を第2のスイッチン
グトランジスタ41のベースに接続し、その第2のスイ
ッチングトランジスタ41のコレクタを起動抵抗42を
介して前記正側出力端子に接続している。本実施例で
は、前記起動抵抗42を数V程度の低電圧でインバータ
回路34が発振するような抵抗値に設定している。第2
のスイッチングトランジスタ41のエミッタをダイオー
ド43を順方向に介してインバータ回路34のスイッチ
ング素子、例えばNPN形の第3のスイッチングトラン
ジスタ44のベースに接続している。
【0029】前記インバータ回路34は、起動信号発生
回路33の出力端子間にトランス45の1次巻線45a
を介して第3のスイッチングトランジスタ44を接続
し、そのトランス45の2次巻線45bの両端を電流ト
ランス46の1次巻線46aを介して放電灯35のフィ
ラメント電極35a,35bの一方の端子に接続してい
る。放電灯35のフィラメント電極35a,35bの他
端間には始動コンデンサ47を接続している。また、第
3のスイッチングトランジスタ44のベース,エミッタ
間に、電流トランス46の2次巻線46b,コンデンサ
48からなる直列回路と抵抗49,ダイオード50から
なる直列回路を並列接続し、そのエミッタ,コレクタ間
にカソードをコレクタ側に向けたダイオード51を接続
している。これら電流トランス46、コンデンサ48、
抵抗49、ダイオード50等からなる回路によりスイッ
チング制御回路としての機能を達成している。またトラ
ンス45の1次巻線45aの両端間にはコンデンサ52
を接続している。
回路33の出力端子間にトランス45の1次巻線45a
を介して第3のスイッチングトランジスタ44を接続
し、そのトランス45の2次巻線45bの両端を電流ト
ランス46の1次巻線46aを介して放電灯35のフィ
ラメント電極35a,35bの一方の端子に接続してい
る。放電灯35のフィラメント電極35a,35bの他
端間には始動コンデンサ47を接続している。また、第
3のスイッチングトランジスタ44のベース,エミッタ
間に、電流トランス46の2次巻線46b,コンデンサ
48からなる直列回路と抵抗49,ダイオード50から
なる直列回路を並列接続し、そのエミッタ,コレクタ間
にカソードをコレクタ側に向けたダイオード51を接続
している。これら電流トランス46、コンデンサ48、
抵抗49、ダイオード50等からなる回路によりスイッ
チング制御回路としての機能を達成している。またトラ
ンス45の1次巻線45aの両端間にはコンデンサ52
を接続している。
【0030】以上のように構成された本実施例では、図
2(a)に示す交流入力電圧V1が印加されると、交流
入力電圧V1が上記数V程度の電圧値に対応する電圧V
tとなるまでは、抵抗36,ツェナーダイオード37,
抵抗38からなる直列回路に電流が流れないで第1のス
イッチングトランジスタ39がオフされる。
2(a)に示す交流入力電圧V1が印加されると、交流
入力電圧V1が上記数V程度の電圧値に対応する電圧V
tとなるまでは、抵抗36,ツェナーダイオード37,
抵抗38からなる直列回路に電流が流れないで第1のス
イッチングトランジスタ39がオフされる。
【0031】このとき、抵抗40を介して第2のスイッ
チングトランジスタ41のベースにベース電流が流れて
第2のスイッチングトランジスタ41がオンする。これ
により、ダイオードブリッジ回路31の正側出力端子か
ら起動抵抗42、第2のスイッチングトランジスタ4
1、ダイオード43を介して、インバータ回路34の第
3のスイッチングトランジスタ44のベースに起動電流
が流れ、インバータ回路34の発振が開始される。
チングトランジスタ41のベースにベース電流が流れて
第2のスイッチングトランジスタ41がオンする。これ
により、ダイオードブリッジ回路31の正側出力端子か
ら起動抵抗42、第2のスイッチングトランジスタ4
1、ダイオード43を介して、インバータ回路34の第
3のスイッチングトランジスタ44のベースに起動電流
が流れ、インバータ回路34の発振が開始される。
【0032】インバータ回路34が発振を開始すると、
インバータ入力電圧波形は、図2(e)に示すように上
昇する。そして電圧Vtまで上昇したときに、ツェナー
ダイオード37が導通して第1のスイッチングトランジ
スタ39にベース電流が供給され、第1のスイッチング
トランジスタ39がオンする。この結果、第2のスイッ
チングトランジスタ41がオフし、第3のスイッチング
トランジスタ44への起動電流の供給が停止される。
インバータ入力電圧波形は、図2(e)に示すように上
昇する。そして電圧Vtまで上昇したときに、ツェナー
ダイオード37が導通して第1のスイッチングトランジ
スタ39にベース電流が供給され、第1のスイッチング
トランジスタ39がオンする。この結果、第2のスイッ
チングトランジスタ41がオフし、第3のスイッチング
トランジスタ44への起動電流の供給が停止される。
【0033】第3のスイッチングトランジスタ44は起
動電流が停止した後も、電流トランス46からの帰還に
よりスイッチング動作を継続するため自励発振動作す
る。従って、第3のスイッチングトランジスタ44への
ベース電流の供給は、図2(e)に斜線で示す2Tsの
部分のみとなり、半サイクルT/2に対して占める割合
は極めて少なく、起動抵抗42の消費電力が低減される
ものとなる。
動電流が停止した後も、電流トランス46からの帰還に
よりスイッチング動作を継続するため自励発振動作す
る。従って、第3のスイッチングトランジスタ44への
ベース電流の供給は、図2(e)に斜線で示す2Tsの
部分のみとなり、半サイクルT/2に対して占める割合
は極めて少なく、起動抵抗42の消費電力が低減される
ものとなる。
【0034】また、交流入力電圧V1がほぼ0Vの立上
がり立下がりからインバータ動作を開始しているので、
入力電流I1は図2(b)に示すように、休止期間に起
因した立上り過大電流がなくなり、スパイク電流も生じ
ない。また、放電灯35に流れる電流ILは、図2
(c)に示すように交流入力電圧V1の0クロス部で極
小になるが、電流の変化は滑らかであり休止期間もなく
なっている。
がり立下がりからインバータ動作を開始しているので、
入力電流I1は図2(b)に示すように、休止期間に起
因した立上り過大電流がなくなり、スパイク電流も生じ
ない。また、放電灯35に流れる電流ILは、図2
(c)に示すように交流入力電圧V1の0クロス部で極
小になるが、電流の変化は滑らかであり休止期間もなく
なっている。
【0035】この結果、図2(a)に示す交流入力電圧
V1は、同図(b)に示すように休止期間およびスパイ
ク電流の生じていない波形の電流に変換されるので、高
調波成分を大幅に低減できて公的規格も十分に満足する
ものとなる。
V1は、同図(b)に示すように休止期間およびスパイ
ク電流の生じていない波形の電流に変換されるので、高
調波成分を大幅に低減できて公的規格も十分に満足する
ものとなる。
【0036】このように本実施例によれば、極めて安価
で小さな起動信号発生回路33により交流入力電圧V1
を高調波成分が大幅に低減して公的規格を満足し得る入
力電流に変換できるので、高力率で小形,安価な電源装
置を実現できる。また、装置の電源投入時の突入電流も
ほとんどないため、突入電流防止用の回路素子も不要と
なり、この点からも小形化、低価格化が図られる。次
に、本発明の第2実施例に係る電源装置を図3を参照し
て説明する。
で小さな起動信号発生回路33により交流入力電圧V1
を高調波成分が大幅に低減して公的規格を満足し得る入
力電流に変換できるので、高力率で小形,安価な電源装
置を実現できる。また、装置の電源投入時の突入電流も
ほとんどないため、突入電流防止用の回路素子も不要と
なり、この点からも小形化、低価格化が図られる。次
に、本発明の第2実施例に係る電源装置を図3を参照し
て説明する。
【0037】本実施例の電源装置は、交流電源30にダ
イオードブリッジ回路31の交流入力端子を接続し、そ
のダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間にコン
デンサ32及びゲート制御電圧発生回路53を並列に接
続している。ゲート制御電圧発生回路53の出力端子に
インバータ回路54を接続し、そのインバータ回路54
の出力端子に放電灯35を接続している。
イオードブリッジ回路31の交流入力端子を接続し、そ
のダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間にコン
デンサ32及びゲート制御電圧発生回路53を並列に接
続している。ゲート制御電圧発生回路53の出力端子に
インバータ回路54を接続し、そのインバータ回路54
の出力端子に放電灯35を接続している。
【0038】前記ゲート制御電圧発生回路53は、ダイ
オードブリッジ回路31の整流出力端子間に抵抗55,
56からなる直列回路を接続し、その抵抗55と抵抗5
6の接続点をツェナーダイオード57のカソードに接続
すると共にインバータ回路54のパワーMOSFET5
8のゲートに接続している。そしてツェナーダイオード
57のアノードをダイオードブリッジ回路31の負側出
力端子に接続している。抵抗55,56は、交流入力電
圧が前記第1実施例と同様に数V程度に達するまでツェ
ナーダイオード57を導通させない抵抗値に設定してい
る。
オードブリッジ回路31の整流出力端子間に抵抗55,
56からなる直列回路を接続し、その抵抗55と抵抗5
6の接続点をツェナーダイオード57のカソードに接続
すると共にインバータ回路54のパワーMOSFET5
8のゲートに接続している。そしてツェナーダイオード
57のアノードをダイオードブリッジ回路31の負側出
力端子に接続している。抵抗55,56は、交流入力電
圧が前記第1実施例と同様に数V程度に達するまでツェ
ナーダイオード57を導通させない抵抗値に設定してい
る。
【0039】前記インバータ回路54は、ゲート制御電
圧発生回路53の両端にトランス59の1次巻線59a
を介してパワーMOSFET58を接続している。そし
てトランス59の2次巻線59bの両端を電流トランス
60の1次巻線60aを介して放電灯35の両電極35
a,35bに接続している。また、電流トランス60の
2次巻線60bの一端をパワーMOSFET58のソー
スに接続し、2次巻線60bの他端をパワーMOSFE
T58のゲートに抵抗61を介して接続している。電流
トランス60及び抵抗61から電圧型スイッチング制御
回路としての機能を達成している。さらにパワーMOS
FET58のドレイン,ソース間をダイオード62を図
示極性にして接続し、トランス59の1次巻線59aに
コンデンサ63を並列接続している。
圧発生回路53の両端にトランス59の1次巻線59a
を介してパワーMOSFET58を接続している。そし
てトランス59の2次巻線59bの両端を電流トランス
60の1次巻線60aを介して放電灯35の両電極35
a,35bに接続している。また、電流トランス60の
2次巻線60bの一端をパワーMOSFET58のソー
スに接続し、2次巻線60bの他端をパワーMOSFE
T58のゲートに抵抗61を介して接続している。電流
トランス60及び抵抗61から電圧型スイッチング制御
回路としての機能を達成している。さらにパワーMOS
FET58のドレイン,ソース間をダイオード62を図
示極性にして接続し、トランス59の1次巻線59aに
コンデンサ63を並列接続している。
【0040】以上のように構成された本実施例では、交
流入力電圧がダイオードブリッジ回路31で整流され、
その全波脈流電圧がゲート制御電圧発生回路53に印加
される。そしてこの全波脈流電圧に応じた電圧が抵抗5
5と抵抗56の接続点に現れる。この電圧は交流入力電
圧が数Vに達するまでパワーMOSFET58のゲート
制御電圧として印加される。
流入力電圧がダイオードブリッジ回路31で整流され、
その全波脈流電圧がゲート制御電圧発生回路53に印加
される。そしてこの全波脈流電圧に応じた電圧が抵抗5
5と抵抗56の接続点に現れる。この電圧は交流入力電
圧が数Vに達するまでパワーMOSFET58のゲート
制御電圧として印加される。
【0041】パワーMOSFET58がオンすると、ト
ランス59に電流が流れインバータ回路54が発振動作
を開始する。そして交流入力電圧が数Vに達すると、ツ
ェナーダイオード57が導通して、ゲート制御電圧発生
回路53からパワーMOSFET58のゲートへ印加さ
れていたゲート制御電圧が停止されるが、コンデンサ6
3に蓄えられているエネルギーが放出される。このと
き、放電灯35に供給される電流が電流トランス60に
より検出され、電流トランス60の2次巻線60bに励
起された電流が、抵抗61で電圧に変換されてパワーM
OSFET58のゲート制御電圧として印加され、イン
バータ回路54が自励発振動作になる。
ランス59に電流が流れインバータ回路54が発振動作
を開始する。そして交流入力電圧が数Vに達すると、ツ
ェナーダイオード57が導通して、ゲート制御電圧発生
回路53からパワーMOSFET58のゲートへ印加さ
れていたゲート制御電圧が停止されるが、コンデンサ6
3に蓄えられているエネルギーが放出される。このと
き、放電灯35に供給される電流が電流トランス60に
より検出され、電流トランス60の2次巻線60bに励
起された電流が、抵抗61で電圧に変換されてパワーM
OSFET58のゲート制御電圧として印加され、イン
バータ回路54が自励発振動作になる。
【0042】このような本実施例によっても、交流入力
電圧の立上がり立下がり時からインバータ回路54を発
振させることができ、前記第1実施例と同様の効果を得
ることができる。また、図4には前記第1実施例の変形
例に係る電源装置で、インバータ回路としてハーフブリ
ッジ形インバータ回路64を使用したものが示されてい
る。
電圧の立上がり立下がり時からインバータ回路54を発
振させることができ、前記第1実施例と同様の効果を得
ることができる。また、図4には前記第1実施例の変形
例に係る電源装置で、インバータ回路としてハーフブリ
ッジ形インバータ回路64を使用したものが示されてい
る。
【0043】本変形例の電源装置は、前記第1実施例と
同じ構成の起動信号発生回路33′でハーフブリッジ形
インバータ回路64を起動し、そのハーフブリッジ形イ
ンバータ回路64の出力端子に点灯回路65を接続して
いる。
同じ構成の起動信号発生回路33′でハーフブリッジ形
インバータ回路64を起動し、そのハーフブリッジ形イ
ンバータ回路64の出力端子に点灯回路65を接続して
いる。
【0044】前記ハーフブリッジ形インバータ回路64
は、第4,第5のスイッチングトランジスタ66,67
の直列回路路及び平滑機能を備えた一対の直流カットコ
ンデンサ68,69の直列回路を互いに並列に接続して
いる。そして第4のトランジスタ66の高圧側端子であ
るコレクタを前記起動信号発生回路33′の一端に接続
し、第5のトランジスタ67の低圧側端子であるエミッ
タを前記起動信号発生回路33′の他端に接続してい
る。また、第2のスイッチングトランジスタ41のエミ
ッタを第5のスイッチングトランジスタ67のベースに
ダイオード43を順方向に介して接続している。
は、第4,第5のスイッチングトランジスタ66,67
の直列回路路及び平滑機能を備えた一対の直流カットコ
ンデンサ68,69の直列回路を互いに並列に接続して
いる。そして第4のトランジスタ66の高圧側端子であ
るコレクタを前記起動信号発生回路33′の一端に接続
し、第5のトランジスタ67の低圧側端子であるエミッ
タを前記起動信号発生回路33′の他端に接続してい
る。また、第2のスイッチングトランジスタ41のエミ
ッタを第5のスイッチングトランジスタ67のベースに
ダイオード43を順方向に介して接続している。
【0045】また前記ハーフブリッジ形インバータ回路
64は、前記各トランジスタ66,67の接続点を電流
トランス70の1次巻線70aを介し、さらに点灯回路
65のチョークコイル71を介して放電灯72の一方の
フィラメント電極の一端に接続し、前記各直流カットコ
ンデンサ68,69の接続点を放電灯72の他方のフィ
ラメント電極の一端に接続している。
64は、前記各トランジスタ66,67の接続点を電流
トランス70の1次巻線70aを介し、さらに点灯回路
65のチョークコイル71を介して放電灯72の一方の
フィラメント電極の一端に接続し、前記各直流カットコ
ンデンサ68,69の接続点を放電灯72の他方のフィ
ラメント電極の一端に接続している。
【0046】前記電流トランス70は、1次巻線70a
と磁気的に結合した一対の帰還巻線70b1,70b2を添
設しており、その一方の帰還巻線70b1が抵抗73を介
して前記第4のトランジスタ66のベース、エミッタ間
に接続され、他方の帰還巻線70b2が抵抗74を介して
前記第5のトランジスタ67のベース、エミッタ間に接
続されている。
と磁気的に結合した一対の帰還巻線70b1,70b2を添
設しており、その一方の帰還巻線70b1が抵抗73を介
して前記第4のトランジスタ66のベース、エミッタ間
に接続され、他方の帰還巻線70b2が抵抗74を介して
前記第5のトランジスタ67のベース、エミッタ間に接
続されている。
【0047】前記第4,第5の各トランジスタ66,6
7には、帰還ダイオード75,76がそのカソードをト
ランジスタのコレクタ側にしてそれぞれ並列に接続され
ている。
7には、帰還ダイオード75,76がそのカソードをト
ランジスタのコレクタ側にしてそれぞれ並列に接続され
ている。
【0048】以上のように構成された変形例によって
も、交流入力電圧が低電圧のときから起動信号発生回路
33′がハーフブリッジ形インバータ回路64を起動す
ることができ、前記第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。さらに図5は、前記第2実施例の変形例に係
る電源装置で、これもインバータ回路としてハーフブリ
ッジ形インバータ回路を使用したものが示されている。
も、交流入力電圧が低電圧のときから起動信号発生回路
33′がハーフブリッジ形インバータ回路64を起動す
ることができ、前記第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。さらに図5は、前記第2実施例の変形例に係
る電源装置で、これもインバータ回路としてハーフブリ
ッジ形インバータ回路を使用したものが示されている。
【0049】本変形例の電源装置は、ハーフブリッジ形
インバータ回路のスイッチング素子にパワーMOSFE
Tを使用し、このインバータ回路を前記第2実施例と同
様の原理よって起動制御するものである。
インバータ回路のスイッチング素子にパワーMOSFE
Tを使用し、このインバータ回路を前記第2実施例と同
様の原理よって起動制御するものである。
【0050】すなわち、交流電源30の出力を整流する
ダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間に、抵抗
77,78からなる直列回路及び一対のパワーMOSF
ET79,80からなる直列回路を接続している。そし
て一対のパワーMOSFET79,80の接続点を、一
方のパワーMOSFET79のゲートにツェナーダイオ
ード81を順方向に介して接続し、抵抗77と抵抗78
の接続点を、他方のパワーMOSFET80のゲートに
接続している。また、他方のパワーMOSFET80の
ソース、ゲート間にツェナーダイオード82をそのアノ
ードをゲート方向に向けて接続している。さらに、各パ
ワーMOSFET79,80に帰還ダイオード83,8
4が、そのカソードをFETのドレイン側にしてそれぞ
れ並列接続されている。なお、抵抗77,78、ツェナ
ーダイオード81,82からなる回路からゲート制御電
圧発生回路を構成している。また、ハーフブリッジ形イ
ンバータ回路は、一対のパワーMOSFET79,80
を除いては既に説明した図4に示すインバータ回路64
と同様の構成である。このように構成された変形例によ
っても、前記第2実施例と同様の効果を得ることができ
る。
ダイオードブリッジ回路31の整流出力端子間に、抵抗
77,78からなる直列回路及び一対のパワーMOSF
ET79,80からなる直列回路を接続している。そし
て一対のパワーMOSFET79,80の接続点を、一
方のパワーMOSFET79のゲートにツェナーダイオ
ード81を順方向に介して接続し、抵抗77と抵抗78
の接続点を、他方のパワーMOSFET80のゲートに
接続している。また、他方のパワーMOSFET80の
ソース、ゲート間にツェナーダイオード82をそのアノ
ードをゲート方向に向けて接続している。さらに、各パ
ワーMOSFET79,80に帰還ダイオード83,8
4が、そのカソードをFETのドレイン側にしてそれぞ
れ並列接続されている。なお、抵抗77,78、ツェナ
ーダイオード81,82からなる回路からゲート制御電
圧発生回路を構成している。また、ハーフブリッジ形イ
ンバータ回路は、一対のパワーMOSFET79,80
を除いては既に説明した図4に示すインバータ回路64
と同様の構成である。このように構成された変形例によ
っても、前記第2実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、大
型で高価格なアクティブフィルタ回路を用いることなく
高調波の発生を防止でき、小形かつ安価で信頼性の高い
電源装置を提供できる。
型で高価格なアクティブフィルタ回路を用いることなく
高調波の発生を防止でき、小形かつ安価で信頼性の高い
電源装置を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る電源装置の構成図。
【図2】第1実施例に係る電源装置の動作波形図。
【図3】本発明の第2実施例に係る電源装置の構成図。
【図4】第1実施例の電源装置のインバータ回路にハー
フブリッジ型インバータ回路を用いた変形例を示す図。
フブリッジ型インバータ回路を用いた変形例を示す図。
【図5】第2実施例の電源装置のインバータ回路にハー
フブリッジ型インバータ回路を用いた変形例を示す図。
フブリッジ型インバータ回路を用いた変形例を示す図。
【図6】アクティブフィルタ回路を備えた従来の電源装
置の構成図。
置の構成図。
【図7】アクティブフィルタ回路のない従来の電源装置
の構成図。
の構成図。
【図8】図7に示す電源装置の動作波形図。
30…交流電源、31…ダイオードブリッジ回路、33
…起動信号発生回路、34…インバータ回路、35…放
電灯、36,38,40,42…抵抗、37…ツェナー
ダイオード、39…第1のスイッチングトランジスタ、
41…第2のスイッチングトランジスタ、44…第3の
スイッチングトランジスタ、45…トランス、46…電
流トランス。
…起動信号発生回路、34…インバータ回路、35…放
電灯、36,38,40,42…抵抗、37…ツェナー
ダイオード、39…第1のスイッチングトランジスタ、
41…第2のスイッチングトランジスタ、44…第3の
スイッチングトランジスタ、45…トランス、46…電
流トランス。
Claims (2)
- 【請求項1】 スイッチング素子を含み、このスイッチ
ング素子のスイッチング動作により負荷側へ高周波電力
を出力するインバータ回路と、 交流入力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記交流
入力電圧が低電圧のときには前記スイッチング素子のオ
ン/オフ制御端子へ起動信号を与えてそのスイッチング
素子をスイッチング動作し、かつ前記交流入力電圧が所
定電位に達したならば前記起動信号を停止させる起動信
号発生回路と、 前記起動信号発生回路からの起動信号停止時に前記負荷
側に流れる電流を検出して前記スイッチング素子をスイ
ッチング制御するスイッチング制御回路と、を具備して
なる電源装置。 - 【請求項2】 パワーFETを含み、このパワーFET
のスイッチング動作により負荷側へ高周波電力を出力す
るインバータ回路と、 交流入力電圧を整流した脈流電圧が印加され、前記交流
入力電圧が低電圧のときには前記パワーFETにゲート
制御電圧を印加してそのパワーFETのスイッチング動
作を可能とし、かつ前記交流入力電圧が所定電位に達し
たならば前記パワーFETのゲートへのゲート制御電圧
の印加を停止させるゲート制御電圧発生回路と、 前記ゲート制御電圧発生回路からのゲート制御電圧停止
時に前記負荷側に流れる電流を検出して前記パワーFE
Tのゲートにゲート制御電圧を印加する電圧型スイッチ
ング制御回路と、を具備してなる電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3255374A JPH0594892A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3255374A JPH0594892A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594892A true JPH0594892A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17277881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3255374A Pending JPH0594892A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715966A (ja) * | 1993-06-25 | 1995-01-17 | Hitachi Ltd | 電動機駆動装置 |
KR100773487B1 (ko) * | 2007-08-08 | 2007-11-05 | (주)우주엔지니어링 | 신도시 도로 조경 중앙분리대 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP3255374A patent/JPH0594892A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715966A (ja) * | 1993-06-25 | 1995-01-17 | Hitachi Ltd | 電動機駆動装置 |
KR100773487B1 (ko) * | 2007-08-08 | 2007-11-05 | (주)우주엔지니어링 | 신도시 도로 조경 중앙분리대 |
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