JP2006286360A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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直樹 和田
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Abstract

【課題】放電灯が無いときの無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】スイッチング素子Q1、Q2を有し、直流電源から供給される直流電圧を電流帰還型の自励発振により高周波電圧に変換するインバータ回路IVと、このインバータ回路IVからの高周波電流により放電灯LAを点灯させる放電灯負荷回路6と、直流電源から放電灯LAを介して供給される直流電圧を充電し、充電された電圧が所定値に達したときにスイッチング素子Q1、Q2を起動させる起動回路5dと、放電灯LAの接続の有無または電極F1、F2の断線の有無を検出する検出手段7b及びこの検出手段7bにより放電灯LAがないことまたは電極F1、F2が断線していることが検出されたときに、起動回路5dを起動させないようにする保護スイッチ手段7aからなる保護回路7とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、放電灯点灯装置に係り、特に、放電灯が無いときの無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる放電灯点灯装置に関するものである。
従来の放電灯点灯装置は、スイッチング素子を用いたインバータ回路において、直流入力のサージ電圧が所定の値を越えたときにスイッチング素子のスイッチング動作を停止させるサージ保護回路を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−227676公報(第2頁〜第4頁、第1図)
従来の放電灯装置では、放電灯が無いときまたは前記電極が断線しているときや電極が断線している異常な放電灯が接続されたときは、起動用コンデンサへの充電経路が形成されないので、発振は開始しないように構成されている。
しかし、発振中に起動用コンデンサの電荷をダイオードとスイッチング素子の経路でスイッチング素子がオンする都度放電するため、一般的に起動用コンデンサは逆回復時間Trrが早い高速スイッチング性能を必要としている。しかし、高速スイッチング用ダイオードは逆漏れ電流が大きく、また、温度上昇による漏れ電流が増大する特性がある。
従って、点灯装置として器具に装着し継続使用して温度が高くなった状態で放電灯が外されて無負荷状態になったときに、電源が印加されたままでは、逆漏れ電流がダイオードから起動用コンデンサに流れ、起動用コンデンサが充電され、起動用コンデンサの充電電圧がダイアックのブレークオーバー電圧に達するとブレークオーバーし、スイッチング素子にオンのトリガーを掛ける。
また、放電灯に直列に接続されたカップリングコンデンサも同様に逆漏れ電流で充電されており、カップリングコンデンサの電荷はスイッチング素子がオンすると、チョークコイル、一次巻線の経路で放電し、インバータ回路が発振を開始する。インバータ回路は無負荷で発振するため発振周波数はチョークコイル等で設定される高い周波数で発振し、またチョークコイル、コンデンサ等の直列共振回路にダンピング抵抗成分がほとんどないために共振の周波数高くなり、コンデンサ、チョークコイルには高電圧が発生する恐れがあり回路部品の故障を引き起こす恐れがあった。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、放電灯が無いときまたは前記電極が断線しているときの無負荷時にインバータ回路が発振起動することはなく、無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
この発明に係る放電灯点灯装置は、少なくともハーフブリッジ回路構成のスイッチング手段を有し、直流電源から供給される直流電圧を電流帰還型の自励発振により高周波電圧に変換するインバータ回路と、このインバータ回路からの高周波電流により放電灯を点灯させる放電灯負荷回路と、前記直流電源から少なくとも前記放電灯の電極を介して供給された直流電圧を充電し、充電された電圧が所定値に達したときに前記スイッチング手段を起動させる起動回路と、前記放電灯の接続の有無または前記放電灯の電極の断線の有無を検出する検出手段及びこの検出手段により前記放電灯がないことまたは前記電極が断線していることが検出されたときに、前記起動回路を起動させないようにする保護スイッチ手段からなる保護回路と、を備えたものである。
この発明によれば、放電灯の接続の有無または放電灯の電極の断線の有無を検出する検出手段及びこの検出手段により放電灯がないことまたは電極が断線していることが検出されたときに、起動回路を起動させないようにする保護スイッチ手段からなる保護回路と、を備えたので、放電灯が無いときまたは前記電極が断線しているときの無負荷時にインバータ回路が発振起動することはなく、無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す放電灯点灯装置の回路図である。図において、放電灯点灯装置は、電源1のノイズを除去するノイズフィルタ2と、交流を全波整流する全波整流回路3と、全波整流回路3で整流された全波整流電圧を設定された直流電圧に昇圧する昇圧チョッパ形アクティブフィルタ4と、ハーフブリッジ回路構成のスイッチング手段を有し、直流電圧を電流帰還型の自励発振により高周波電圧に変換するインバータ回路IVと、このインバータ回路5からの高周波電流により放電灯を点灯させる放電灯負荷回路6と、放電灯LAが接続されていないときまたは前記電極が断線しているときの無負荷発振を防ぐ保護回路7とから構成される。
インバータ回路5は、昇圧チョッパ形アクティブフィルタ4に接続されたスイッチング手段であり、MOSFETからなるスイッチング素子Q1、Q2からなるスイッチング手段5aと、スイッチング手段5aを電流帰還型の自励発振により駆動させる駆動発振回路5b、5cと、直流電圧を充電し充電された電圧が所定値に達したときに放電してスイッチング手段5aを起動させる起動回路5dと、スイッチング素子Q1のソースとドレイン間に接続された抵抗R7とから構成される。
インバータ回路5の駆動発振回路5bは、バラストチョークT01に設けられ、抵抗R4を介してスイッチング素子Q2のゲートとソース間に接続された2次巻線T01−1と、ゲートとソース間に接続されたゲート保護用の定電圧ダイオードDZ2、DZ3の直列回路と、ゲートとソース間に接続された周波数制御用の抵抗R5とコンデンサC2の直列回路とから構成される。
また、駆動発振回路5cは、バラストチョークT01に設けられ、抵抗R4を介してスイッチング素子Q2のゲートとソース間に接続された2次巻線T01−1と、ゲートとソース間に接続されたゲート保護用の定電圧ダイオードDZ4、DZ5の直列回路と、ゲートとソース間に接続された周波数制御用の抵抗R6とコンデンサC3の直列回路とから構成させる。
また、起動回路5dは、放電灯LAの電極F2とカップリングコンデンサC4の接続点と直流電源の負極間に接続された定電圧ダイオードDZ1と、抵抗R1、起動コンデンサC1の直列回路及び抵抗R1と起動コンデンサC1との接続点とスイッチング素子Q2のゲ−ト間に接続されたダイアックTD1と、抵抗R1と起動コンデンサC1との接続点とスイッチング素子Q1のソース間に接続されたダイオードD1から構成される。
放電灯負荷回路6は、インバータ回路IVに接続されたバラストチョークT01と、このバラストチョークT01に電極F1、F2を有する熱陰極形の放電灯LAを介して接続されたカップリングコンデンサC4と、放電灯LAの電極F1、電極F2間に接続される始動コンデンサC51と、始動コンデンサC51に並列接続された抵抗R8と、バラストチョークT01と放電灯LAの電極F1との接続点と、放電灯LAの電極F2とカップリングコンデンサC4との接続点との間に接続されたコンデンサC52と、放電灯LAの電極F2とカップリングコンデンサC4との接続点と直流電源の正極間に接続されたダイオードD3と、放電灯LAの電極F2とカップリングコンデンサC4との接続点と直流電源の負極間に接続されたダイオードD4とから構成される。
保護回路7は、起動回路5dの起動コンデンサに並列接続された抵抗R13とトランジスタQ3の直列回路からなる保護スイッチ手段7aと、エミッタがトランジスタQ3のエミッタに接続され、コレクタが抵抗R12を介してトランジスタQ3のベースに接続されるとともに、抵抗R11を介してインバータ回路IVの出力に接続され、ベ−スがカップリングコンデンサC4の共通電位と反対側端子に抵抗R10と定電圧ダイオードDZ6の直列接続を介して接続されたトランジスタQ4からなり、放電灯LAの有無または電極F1かF2の断線の有無を検出する検出手段7bとから構成される。
次に、この発明の実施の形態1を示す放電灯点灯装置の動作について説明する。
まず、電源1が印加されるとノイズフィルタ2を介して全波整流回路3で全波整流され、昇圧チョッパ形アクティブフィルタ4で全波整流電圧は設定された直流電圧に昇圧され、インバータ回路5に印加される。
放電灯LAが接続された通常のときは、直流電源→抵抗R7→バラストチョークT01→熱陰極形の放電灯LAの電極F1→抵抗R8→電極F2→起動回路5dの定電圧ダイオードDZ1→抵抗R1→起動コンデンサC1の経路で起動コンデンサC1が充電される。
一方、直流電源→抵抗R7→バラストチョークT01→放電灯LAの電極F1→抵抗R8→電極F2→カップリングコンデンサC4の経路でカップリングコンデンサC4が充電され、インバータ回路5に印加される直流電圧まで電圧が上昇する。
そして、起動コンデンサC1の電圧がダイアックTD1のブレークオーバー電圧に達すると、起動コンデンサC1の電荷はスイッチング素子Q2のゲートに印加され、スイッチング素子Q2をオンするよう動作する。スイッチング素子Q2はゲートに電圧が印加されるとオンし、カップリングコンデンサC4の電荷は電極F2→始動コンデンサC51→電極F1及びコンデンサC52→バラストチョークT01→スイッチング素子Q2の経路で放電し、スイッチング素子Q2がオンする。
また、インバータ回路IVが起動後は、起動コンデンサC1の電荷はスイッチング素子Q2がオンする都度、ダイオードD1→スイッチング素子Q2の経路で放電することにより、起動コンデンサC1の充電電圧をブレークオーバー電圧以下に保ち起動回路5dの動作を停止させ、インバータ回路IVの誤動作を防止する。
この放電電流でバラストチョークT01に発生した電圧は、同じトランスに巻かれた駆動発振回路5b、5cの各々の2次巻線T01−1、T01−2にそれぞれスイッチング素子Q1、Q2のゲートに対して逆極性で電圧を発生する。従って、前記の経路でカップリングコンデンサC4の電荷が放電中は2次巻線T01−2の発生電圧はスイッチング素子Q2をオンする極性に、カップリングコンデンサC4の電荷が放電を完了すると逆起電力が発生し、2次巻線T01−1の発生電圧がスイッチング素子Q1をオンする方向に、スイッチング素子Q2をオフする方向の極性に電圧を発生する。スイッチング素子Q1がオンすると直流電源からスイッチング素子Q1→バラストチョークT01→電極F1→コンデンサC5→電極F2→カップリングコンデンサC4の経路でカップリングコンデンサC4を充電する。
このように、バラストチョークT01に流れる電流を帰還する2次巻線T01−1、T01−2の巻線電圧の作用でスイッチング素子Q1、Q2は交互にオン/オフし発振を継続する。定電圧ダイオードDZ2〜DZ5はスイッチング素子Q1、Q2のゲートへ印加する電圧を制限するものであり、駆動発振回路5b、5cの各々の抵抗R5、コンデンサC2と抵抗R6、コンデンサC3は周波数を制御する。
そして、上記のように発振が継続すると電極F1、F2が予熱されバラストチョークT01のインダクタンスと始動コンデンサC51、C52の共振作用によって放電灯LAが点灯する。
保護回路7においては、放電灯LAが接続された状態では、電源1が印加されると、カップリングコンデンサC4が充電され、その電圧が上昇し、検出手段7bでは定電圧ダイオードDZ6のツェナー電圧以上になるので、抵抗R10を介してトランジスタQ4にベース電流が供給されトランジスタQ4がオンすることにより放電灯LAが接続されていることが検出される。
そして、トランジスタQ4がオンすると保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3はオフとなっているので保護回路7により、インバータ回路5の発振は停止せず上記のように発振継続する。
放電灯LAが接続されていない場合、または、放電灯LAの電極F1、F2のいずれかが断線している場合は、電源1を投入してもカップリングコンデンサC4は充電されないため、検出手段7bのトランジスタQ4にベース電流が供給されずトランジスタQ4はオフとなり、放電灯LA無し、または、断線が検出される。そして、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ4がオフするため、直流電源電圧→抵抗R7→抵抗R11→抵抗R12の経路でトランジスタQ3にベース電流が供給され、トランジスタQ3はオンし、起動コンデンサC1を短絡されるため、起動回路5dの起動コンデンサC1の電位は上昇しせず、インバータIVは発振しない。
このとき、放電灯LAが無負荷時は、常にトランジスタQ3がオンし続ける。
以上のように、本実施の形態では放電灯LAの接続の有無または電極F1、F2のいずれかの断線の有無を検出する検出手段7b及びこの検出手段7bにより放電灯LAが接続されていないことを検出したときに、起動コンデンサC1を短絡する保護スイッチ手段7aとからなる保護回路7と、を備えたが、従来の放電灯点灯装置のように、保護回路7がない場合は、放電灯LAが外されて無負荷状態で高温になったときに、ダイオードD1に逆漏れ電流が生じるため、電源1が印加されたままでは、抵抗R7→ダイオードD1の逆漏れ電流→起動コンデンサC1で起動コンデンサC1が充電され、起動コンデンサC1の電圧がダイアックTD1のブレークオーバー電圧に達するとスイッチング素子Q2のベース電流が供給されスイッチング素子Q2がオンする。
一方、放電灯負荷回路6のダイオードD3にもダイオードD1と同様に逆漏れ電流が生じるため、カップリングコンデンサC4はダイオードD3の逆漏れ電流とコンデンサC52及び放電灯LAへの配線の分布容量を介した電流で充電されている。カップリングコンデンサC4の電荷はスイッチング素子Q2がオンすると、カップリングコンデンサC4→コンデンサC52、配線の分布容量→バラストチョークT01→スイッチング素子Q2の経路で放電するため発振を開始する。
すると、インバータ回路IVは無負荷で発振するため発振周波数はバラストチョークT01とコンデンサC52及び分布容量で設定される高い周波数で発振し、またコンデンサC52、バラストチョークT01の直列共振回路にダンピング抵抗成分がほとんどないために共振周波数が高くなり、コンデンサC52、バラストチョークT01には高電圧が発生する恐れがありコンデンサC52、バラストチョークT01等の故障を引き起こす恐れがある。
しかし、本実施の形態では、保護回路7を備えているので、検出手段7bが放電灯LAが接続されてない無負荷検出時は、保護スイッチ手段7aが常にトランジスタQ3がオンし続けるため、起動コンデンサC1が短絡され、ダイオードD1の漏れ電流による起動コンデンサC1電位の上昇がなくなり、インバータ回路IVが発振起動することはなく、無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる。
なお、本実施の形態は、駆動発振回路5b、5cの各々の2次巻線T01−1、T01−2は、バラストチョークT01に設けたが、図2示すように、2次巻線T01−1、T01−2を専用の帰還トランス(カレントトランス)T02を設けてもよい。
スイッチング素子Q1、スイッチング素子Q1の接続点からバラストチョークT01の間に帰還トランスT02が接続され、ダイオードD1がバラストチョークT01と帰還トランスT02との間に接続されている。
この構成により、起動コンデンサC1の電圧がダイアックTD1のブレークオーバー電圧に達して、スイッチング素子Q2のゲートに放電し、スイッチング素子Q2がオンすると、起動コンデンサC1の電荷はゲートに放電すると共に、帰還トランスT02→スイッチング素子Q2の経路で放電し、2次巻線T01−1、T01−2の帰還電圧を発生させる。
他の動作は図1と同じであり、効果も同じである。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2を示す放電灯点灯装置の回路図である。本実施の形態は実施の形態1の図1のダイオードD1を省き、バラストチョークT01の2次巻線T01−2と抵抗R4の接続点と抵抗R12の間に、図3に示すダイオードD5と定電圧ダイオードDZ7からなり、インバータ回路IVの自励発振の継続を検出する発振検出手段7cを接続し、且つ、抵抗R12とトランジスタQ4コレクタ接続点の間にダイオードD6を接続したものである。他は図1と同じなので説明を省略する。
次に、実施の形態2の放電灯点灯装置の基本的な動作は実施の形態1と同じなので、実施の形態1と相違する点を主として説明する。
放電灯LAが接続された状態では、電源1が印加されると、カップリングコンデンサC4が充電され、その電圧が上昇し、保護回路7の検出手段7bでは定電圧ダイオードDZ6のツェナー電圧以上になるので、抵抗R10を介してトランジスタQ4にベース電流が供給されトランジスタQ4がオンする。
そして、トランジスタQ4がオンすると保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3はオフとなるので保護回路7は働かず、電源1が印加されると保護回路7の保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3はオフとなり、従来と同様に動作し抵抗R7→バラストチョークT01→電極F1→R8→電極F2→起動回路5dの定電圧ダイオードDZ1→抵抗R1→起動コンデンサC1の経路で起動コンデンサC1が充電され、起動コンデンサC1の電圧はダイアックTD1のブレークオーバー電圧まで上昇し、ダイアックTD1がブレークオーバーしてスイッチング素子Q2をオンするように動作し、実施の形態1と同様にして発振を開始する。
ここで、保護回路7において、実施の形態1では、検出手段7bにより、発振継続が検出されている期間は、トランジスタQ4がオン、トランジスタQ3がオフとなっているが、本実施の形態では、発振開始直後に2次巻線T01−2の電圧が発振検出手段7cの定電圧ダイオードDZ7のツェナー電圧を超えるような値を選定しておき、発振開始後、トランジスタQ3がオンすることで抵抗R7→バラストチョークT01→電極F1→R8→電極F2→定電圧ダイオードDZ1→抵抗R1→起動コンデンサC1の経路で印加される起動コンデンサC1の電圧を下げる。
すなわち、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3は、発振検出手段7cによりインバータ回路IVの発振継続が検出されている期間、起動コンデンサC1の電圧が所定値以上になる充電期間より短い周期で短絡動作をして、起動コンデンサC1の電圧を下げる。
これは、実施の形態1において、インバータ回路IVが起動され発振した後は、起動コンデンサC1の電荷はスイッチング素子Q2がオンする都度、ダイオードD1→スイッチング素子Q2の経路で放電することにより、起動コンデンサC1の充電電圧をブレークオーバー電圧以下に保ち起動回路の動作を停止させ、インバータ回路IVの誤動作を防止する効果と同じである。
放電灯LAが接続されていない場合、または、放電灯LAの電極F1、F2のいずれかが断線している場合は、電源1を投入してもカップリングコンデンサC4は充電されないため、検出手段7bのトランジスタQ4にベース電流が供給されずトランジスタQ4はオフとなり、放電灯LA無し、または、電極F1、F2のいずれかの断線が検出される。そして、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ4がオフするため、直流電源電圧→抵抗R7→抵抗R11→抵抗R12の経路でトランジスタQ3にベース電流が供給され、トランジスタQ3はオンし、起動コンデンサC1を短絡されるため、起動回路5dの起動コンデンサC1の電位は上昇せず、インバータIVは発振しない。
以上のように、保護回路7は、電流帰還形の自励発振が継続していることを検出する検出手段7bを備え、保護スイッチ手段7aは、発振検出手段7cによりインバータ回路IVの発振継続が検出されている期間、起動コンデンサC1の電圧が所定値以上になる充電期間より短い周期で短絡動作をするので、ダイオードD1を不要とし、ダイオードD1の漏れ電流を防止することができる。
なお、本実施の形態は、駆動発振回路5b、5cの各々の2次巻線T01−1、T01−2は、バラストチョークT01に設けたが、図4に示すように、2次巻線T01−1、T01−2を専用の帰還トランスT02を設けてもよい。
スイッチング素子Q1、スイッチング素子Q1の接続点からバラストチョークT01の間に帰還トランスT02が接続され、ダイオードD1がバラストチョークT01と帰還トランスT02との間に接続されている。
この構成により、起動コンデンサC1の電圧がダイアックTD1のブレークオーバー電圧に達して、スイッチング素子Q2のゲートに放電し、スイッチング素子Q2がオンすると、起動コンデンサC1の電荷はゲートに放電すると共に、帰還トランスT02→スイッチング素子Q2の経路で放電し、2次巻線T01−1、T01−2の帰還電圧を発生させる。 他の動作は図4と同じであり、効果も同じである。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3を示す放電灯点灯装置の回路図である。実施の形態1は放電灯が一つの場合を示したが、本実施の形態は放電灯が二つ点灯できるようにしたものである。図5において、放電灯負荷回路は、放電灯LA1、2を直列接続し、放電灯LA1の電極F1、F2間に並列に抵抗R81、放電灯LA2の電極F3、F4間に並列に抵抗R82を接続している。他は図1と同じなので説明を省略する。
この構成において、抵抗R7→バラストチョークT01→電極F1→抵抗R81→電極F2→電極F3→抵抗R82→電極F4→定電圧ダイオードDZ1→抵抗R1→起動コンデンサC1の経路で起動コンデンサC1が充電される。そして、放電灯LA1、2が接続されている場合は、実施の形態1と同様にインバータIVが発振し、放電灯LA1、2が点灯する。
また、放電灯LA1、2の電極F1〜F4のいずれか1ヶ所でも接続されていない点灯不可能な無負荷状態では起動コンデンサC1の充電経路が遮断されるため起動コンデンサC1が充電されず、実施の形態1と同様に、検出手段7bのトランジスタQ4がオフとなり、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3がオンし、起動コンデンサC1を短絡されるため、起動回路5dの起動コンデンサC1の電位は上昇せず、インバータIVは発振しないので、無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4を示す放電灯点灯装置の回路図である。実施の形態2は放電灯が一つの場合を示したが、本実施の形態は放電灯が二つ点灯できるようにしたものである。図6において、放電灯負荷回路は、放電灯LA1、2を直列接続し、放電灯LA1の電極F1、F2間に並列に抵抗R81、放電灯LA2の電極F3、F4間に並列に抵抗R82を接続している。他は図3と同じなので説明を省略する。
この構成において、抵抗R7→バラストチョークT01→電極F1→抵抗R81→電極F2→電極F3→抵抗R82→電極F4→定電圧ダイオードDZ1→抵抗R1→起動コンデンサC1の経路で起動コンデンサC1が充電される。そして、放電灯LA1、2が接続されている場合は、実施の形態1と同様にインバータIVが発振を開始する。
ここで、実施の形態2と同様に、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3は、検出手段7bにより発振継続が検出されている期間、起動コンデンサC1の電圧が所定値以上になる充電期間より短い周期で短絡動作をして、ダイオードD1が無くとも起動コンデンサC1の電圧をブレークオーバー電圧以下に保ち起動回路の動作を停止させ、インバータ回路IVの誤動作を防止し、ダイオードD1の漏れ電流を防止することができる。
また、放電灯LA1、2の電極F1〜F4のいずれか1ヶ所でも接続されていない点灯不可能な無負荷状態では起動コンデンサC1の充電経路が遮断されるため起動コンデンサC1が充電されず、実施の形態1と同様に、検出手段7bのトランジスタQ4がオフとなり、保護スイッチ手段7aのトランジスタQ3がオンし、起動コンデンサC1を短絡されるため、起動回路5dの起動コンデンサC1の電位は上昇せず、インバータIVは起動されず発振しないので、無負荷発振による構成部品への高電圧の印加を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係わる放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態1に係わる放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態2に係わる放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態2に係わる放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態3に係わる放電灯点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態4に係わる放電灯点灯装置の回路図である。
符号の説明
1 電源、5 インバータ回路、5a スイッチング手段、5b、5c 駆動発振回路、5d 起動回路、6 放電灯負荷回路、7 保護回路、7a 保護スイッチ手段、7b 検出手段、7c 発振検出手段、C1 起動コンデンサ、C4 カップリングコンデンサ、C51 始動コンデンサ、D1 ダイオード、DZ1 定電圧ダイオード、DZ2、DZ6、DZ7 定電圧ダイオード、F1〜F4 電極、LA 放電灯、Q1、Q2 スイッチング素子、Q3 トランジスタ、Q4 トランジスタ、R1 抵抗、T01 バラストチョーク、T02 帰還トランス、TD1 ダイアック。

Claims (3)

  1. 少なくともハーフブリッジ回路構成のスイッチング手段を有し、直流電源から供給される直流電圧を電流帰還型の自励発振により高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    このインバータ回路からの高周波電流により放電灯を点灯させる放電灯負荷回路と、
    前記直流電源から少なくとも前記放電灯の電極を介して供給された直流電圧を充電し、充電された電圧が所定値に達したときに前記スイッチング手段を起動させる起動回路と、
    前記放電灯の接続の有無または前記放電灯の電極の断線の有無を検出する検出手段及びこの検出手段により前記放電灯がないことまたは前記電極が断線していることが検出されたときに、前記起動回路を起動させないようにする保護スイッチ手段からなる保護回路と、
    を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記保護回路は、前記直流電源のオフまたは正常な放電灯が装着されるまで、前記起動回路を継続して起動させないようにすることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記保護回路は、前記インバータ回路の自励発振が継続していることを検出する発振検出手段を備え、
    前記発振検出手段により発振継続が検出されている期間は、前記保護スイッチ手段により前記起動回路の電圧が前記所定値以上になる充電期間より短い周期で前記起動回路を起動させないようにすることを特徴とする請求項1または2記載の放電灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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