JP2000100469A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
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Abstract
水電解質電池において、非水系電解液が負極等と反応す
るのを抑制し、サイクル特性に優れた非水電解質電池が
得られるようにする。 【解決手段】 正極1と、負極2と、非水系電解液とを
備えた非水電解質電池において、上記の非水系電解液の
溶媒としてホウ酸エステルが含有されたものを用いた。
Description
水系電解液とを備えた非水電解質電池に係り、特に、非
水系電解液を改良して、非水電解質電池におけるサイク
ル特性を向上させた点に特徴を有するものである。
電池として、非水系電解液を用いてリチウムの酸化,還
元を利用した高起電力の非水電解質電池が利用されるよ
うになった。
ては、その非水系電解液として、プロピレンカーボネー
トやジメチルカーボネート等の溶媒に、ヘキサフルオロ
リン酸リチウムLiPF6 や過塩素酸リチウムLiCl
O4 等の溶質を溶解させたものが一般に使用されてい
た。
870号公報に示されるように、負極における充放電の
電流効率を向上させるために、非水系電解液における溶
媒として、3又は4位における水素をアセチル基で置換
したアセチルプロピレンカーボネートを使用するように
したものが提案された。
合、上記の非水系電解液が負極等と反応してしまい、こ
の非水電解質電池におけるサイクル特性が低下するとい
う問題があった。
負極と、非水系電解液とを備えた非水電解質電池におけ
る上記のような問題を解決することを課題とするもので
あり、非水系電解液が負極等と反応するのを抑制し、サ
イクル特性に優れた非水電解質電池が得られるようにす
ることを課題とするものである。
ける非水電解質電池においては、上記のような課題を解
決するため、正極と、負極と、非水系電解液とを備えた
非水電解質電池において、上記の非水系電解液の溶媒と
してホウ酸エステルが含有されたものを用いるようにし
たのである。
池のように、非水系電解液の溶媒としてホウ酸エステル
が含有されたものを用いると、この非水系電解液と接触
する負極等との界面にリチウムイオン等のイオンを通過
させる被膜が形成され、この被膜により非水系電解液と
負極等とが反応するのが抑制されて、非水電解質電池に
おけるサイクル特性が向上すると考えられる。
質電池において、非水系電解液の溶媒として含有させる
ホウ酸エステルの種類については特に限定されず、例え
ば、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリ−n−プロピル、ホ
ウ酸トリメチル等を用いることができる。
ウ酸エステルとして、ホウ酸トリエチルやホウ酸トリ−
n−プロピルを用いると、非水電解質電池におけるサイ
クル特性がより向上するようになる。
電池においては、非水系電解液の溶媒としてホウ酸エス
テルが含有されていればよく、溶媒にホウ酸エステルだ
けを用いる他に、このホウ酸エステルと他の一溶媒とを
混合させて使用することも可能である。
溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピ
レンカーボネート、ビニレンカーボネート、ブチレンカ
ーボネート等の環状炭酸エステルや、ジメチルカーボネ
ート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネー
ト等の鎖状炭酸エステルや、1,2−ジエトキシエタ
ン、1,2−ジメトキシエタン、エトキシメトキシエタ
ン等の溶媒を用いることができる。
ステルと鎖状炭酸エステルとを10〜95:90〜5の
範囲の体積比で混合させた混合溶媒を使用すると、非水
電解質電池におけるサイクル特性がより向上し、さらに
請求項4に示すように、ホウ酸エステルと鎖状炭酸エス
テルとを30〜70:70〜30の範囲の体積比で混合
させた混合溶媒を用いると、非水電解質電池におけるサ
イクル特性がより一層向上する。
の溶媒に溶解させる溶質としては、一般に使用されてい
る公知の溶質を用いることができ、例えば、LiP
F6 、LiBF4 、LiAsF6 、LiSbF6 、Li
BiF4 、LiAlF4 、LiGaF4 、LiIn
F4 、LiN(CF3 SO2 )2 、LiCF3 SO3 、
LiN(C2 F5 SO2 )2 、LiC(CF3 SO2 )
3 、LiClO4 等のリチウム化合物を用いることがで
きる。
6 、LiBF4 、LiAsF6 等のフッ素原子を含む溶
質を用いると、非水電解質電池におけるサイクル特性が
より一層向上する。
て、その正極を構成する正極材料としては、例えば、二
酸化マンガン、リチウム含有マンガン酸化物、リチウム
含有コバルト酸化物、リチウム含有バナジウム酸化物、
リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有鉄酸化物、
リチウム含有クロム酸化物、リチウム含有チタン酸化物
等が使用される。
て、その負極を構成する負極材料としては、例えば、金
属リチウム、Li−Al,Li−In,Li−Sn,L
i−Pb,Li−Bi,Li−Ga,Li−Sr,Li
−Si,Li−Zn,Li−Cd,Li−Ca,Li−
Ba等のリチウム合金、リチウムイオンの吸蔵,放出が
可能な黒鉛,コークス,有機物焼成体等の炭素材料、S
nO2 ,SnO,TiO 2 ,Nb2 O3 等の電位が正極
材料よりも低い金属酸化物等が使用される。
属リチウムを用いた場合には、非水電解質電池における
サイクル特性を向上させる効果が顕著になる。
て実施例を挙げて具体的に説明すると共に、この実施例
における非水電解質電池においては、サイクル特性が向
上することを比較例を挙げて明らかにする。なお、この
発明に係る非水電解質電池は下記の実施例に示したもの
に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲
において適宜変更して実施できるものである。
の実施例1〜3及び比較例1〜4においては、正極と負
極を下記のようにして作製すると共に、非水系電解液を
下記のようにして調製し、図1に示すような直径が20
mm,厚みが2.5mmになった扁平なコイン型のリチ
ウム二次電池を作製した。
は、正極材料にLiCoO2 粉末を用い、このLiCo
O2 粉末と、導電剤である炭素材料と、結着剤であるポ
リテトラフルオロエチレンとが90:6:4の重量比に
なった正極合剤を調製し、これをアルミニウムからなる
正極集電体上に塗布し、これを加圧成形した後、150
℃で2時間真空乾燥させて、直径が16mm,厚みが
1.0mmの円板状になった正極を作製した。
は、金属リチウムの圧延板を円形に打ち抜いて、直径が
16mm,厚みが1.0mmの円板状になった金属リチ
ウムの負極を作製した。
製するにあたっては、その溶媒として、下記の表1に示
すように、実施例1〜3ではホウ酸エステルを用いるよ
うにし、実施例1ではホウ酸トリメチルを、実施例2で
はホウ酸トリエチルを、実施例3ではホウ酸トリ−n−
プロピルを用いる一方、比較例1ではプロピレンカーボ
ネートを、比較例2では4−アセチルプロピレンカーボ
ネートを、比較例3ではエチレンカーボネートを、比較
例4ではテトラヒドロフランを用いるようにした。
の各溶媒にLiPF6 を1mol/lの割合で溶解させ
て各非水系電解液を調製した。
は、図1に示すように、上記のようにして正極集電体5
上に作製した正極1を用い、また上記の負極2をSUS
製の負極集電体6に取り付けるようにした。
ピレン製の微多孔膜からなるセパレータ3にそれぞれ上
記の各非水系電解液を含浸させ、このように各非水系電
解液が含浸されたセパレータ3をそれぞれ上記の正極1
と負極2との間に設け、これらを正極缶4aと負極缶4
bとで形成される電池ケース4内に収容させ、正極集電
体5を介して正極1を正極缶4aに接続させる一方、負
極集電体6を介して負極2を負極缶4bに接続させ、こ
の正極缶4aと負極缶4bとを絶縁パッキン7によって
電気的に絶縁させて、各リチウム二次電池を作製した。
〜3及び比較例1〜4の各リチウム二次電池を用い、そ
れぞれ充電電流1mAで充電終止電圧4.2Vまで充電
した後、放電電流1mAで放電終止電圧3.0Vまで放
電させ、これを1サイクルとして充放電を繰り返して行
ない、その放電容量が初期の放電容量である50mAの
半分の25mA以下になるまでのサイクル数を求め、こ
れらの結果を下記の表1に示した。
液における溶媒にホウ酸エステルを用いた実施例1〜3
の各リチウム二次電池は、非水系電解液における溶媒に
ホウ酸エステル以外の溶媒を使用した比較例1〜4の各
リチウム二次電池に比べて、放電容量が初期の放電容量
の50%以下になるまでのサイクル数が多くなり、リチ
ウム二次電池におけるサイクル特性が向上していた。特
に、非水系電解液における溶媒にホウ酸トリエチルやホ
ウ酸トリ−n−プロピルを用いた実施例2,3のリチウ
ム二次電池においては、さらにサイクル特性が向上して
いた。
おいては、上記の非水系電解液の調製において、非水系
電解液における溶媒として、上記の実施例3と同じホウ
酸トリ−n−プロピルを用いる一方、非水系電解液に用
いる溶質を変更し、下記の表2に示すように、実施例4
ではLiBF4 を、実施例5ではLiAsF6 を、実施
例6ではLiCF3 SO3 を、実施例7ではLiN(C
F3 SO2 )2 を、実施例8ではLiC(CF3 S
O2 )3 を、実施例9ではLiClO4 を用いるように
した。
トリ−n−プロピルに1mol/lの割合で溶解させて
各非水系電解液を作製し、それ以外については、上記の
実施例3の場合と同様にして、扁平なコイン型のリチウ
ム二次電池を作製した。なお、実施例6,7,8のリチ
ウム二次電池においては、前記の正極集電体及び正極缶
4aをTa合金或いはTaで被覆することが好ましい。
9のリチウム二次電池についても、上記の実施例1〜3
の場合と同様にして充放電を行い、その放電容量が初期
の放電容量である50mAの半分の25mA以下になる
までのサイクル数を求め、その結果を下記の表2に示し
た。
ウ酸トリ−n−プロピルを用いた実施例4〜9の各リチ
ウム二次電池は、前記の比較例1〜4の各リチウム二次
電池に比べてサイクル特性が向上しており、また非水系
電解液にフッ素原子を含む溶質を用いた実施例3〜8の
各リチウム二次電池は、非水系電解液にフッ素原子を含
まない溶質を用いた実施例9のリチウム二次電池に比べ
てサイクル特性がさらに向上していた。
水系電解液を調製するにあたり、実施例10〜13にお
いては、上記の実施例3の場合と同様に、ホウ酸トリ−
n−プロピルに対してLiPF6 を1mol/lの割合
で溶解させ、また比較例5〜8においては、上記の比較
例1の場合と同様に、プロピレンカーボネートに対して
LiPF6 を1mol/lの割合で溶解させる一方、そ
れぞれ使用する負極の種類を変更させた。
は、負極を作製するにあたり、LiとAlとが20:8
0の重量比になった圧延板を円形に打ち抜き、その後、
LiとAlとを合金化させ、直径が16mm,厚みが
1.0mmの円板状になったLi−Al合金からなる負
極を得た。
は、負極を作製するにあたり、負極材料に炭素材料を用
い、この炭素材料と結着剤であるポリテトラフルオロエ
チレンとが95:5の重量比になった負極合剤を調製
し、これを加圧成形した後、150℃で2時間真空乾燥
させて、直径が16mm,厚みが1.0mmの円板状に
なった負極を得た。
は、負極を作製するにあたり、負極材料に酸化スズを用
い、この酸化スズと、導電剤である炭素材料と、結着剤
であるポリテトラフルオロエチレンとが90:6:4の
重量比になった負極合剤を調製し、これを加圧成形した
後、150℃で2時間真空乾燥させて、直径が16m
m,厚みが1.0mmの円板状になった負極を得た。
は、負極を作製するにあたり、負極材料に酸化チタンを
用い、この酸化チタンと、導電剤である炭素材料と、結
着剤であるポリテトラフルオロエチレンとが90:6:
4の重量比になった負極合剤を調製し、これを加圧成形
した後、150℃で2時間真空乾燥させて、直径が16
mm,厚みが1.0mmの円板状になった負極を得た。
を用いる以外は、上記の場合と同様にして、扁平なコイ
ン型のリチウム二次電池を作製した。
〜13及び比較例5〜8の各リチウム二次電池について
も、上記の場合と同様にして充放電を行い、その放電容
量が初期の放電容量である50mAの半分の25mA以
下になるまでのサイクル数を求め、その結果を下記の表
3に示した。
外のLi−Al合金,炭素材料,酸化スズ,酸化チタン
を用いた場合においても、非水系電解液における溶媒に
ホウ酸エステルのホウ酸トリ−n−プロピルを用いた実
施例10〜13の各リチウム二次電池は、非水系電解液
における溶媒にプロピレンカーボネートを用いた比較例
5〜8の各リチウム二次電池に比べてサイクル特性が向
上していた。
施例3のリチウム二次電池は、負極材料にLi−Al合
金,炭素材料,酸化スズ,酸化チタンを使用した実施例
10〜13の各リチウム二次電池よりもサイクル特性が
向上する割合が高くなっていた。
〜20においては、非水系電解液を調製するにあたり、
その溶媒として、ホウ酸エステルであるホウ酸トリ−n
−プロピルと、ホウ酸エステル以外の溶媒とを1:1の
体積比で混合させた混合溶媒を用いるようにした。
させるホウ酸エステル以外の溶媒として、下記の表4に
示すように、実施例14ではスルホランを、実施例15
ではプロピレンカーボネートを、実施例16ではエチレ
ンカーボネートを、実施例17ではテトラヒドロフラン
を、実施例18ではジメチルカーボネートを、実施例1
9ではジエチルカーボネートを、実施例20ではエチル
メチルカーボネートを用いるようにした。
PF6 を1mol/lの割合で溶解させて非水系電解液
を調製し、それ以外については、上記の実施例1〜3の
場合と同様にして、扁平なコイン型のリチウム二次電池
を作製した。
〜20の各リチウム二次電池についても、上記の実施例
1〜3の場合と同様にして充放電を行い、その放電容量
が初期の放電容量である50mAの半分の25mA以下
になるまでのサイクル数を求め、その結果を下記の表4
に示した。
二次電池のように、非水系電解液における溶媒に、ホウ
酸エステルとそれ以外の溶媒とを混合させた混合溶媒を
用いた場合においても、前記の比較例1〜4の各リチウ
ム二次電池に比べてサイクル特性が向上していた。特
に、ホウ酸エステルと混合させる他の溶媒として、ジメ
チルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチ
ルカーボネートのような鎖状炭酸エステルを用いた実施
例18〜20の各リチウム二次電池においては、非水系
電解液における溶媒にホウ酸エステルだけを用いた実施
例1〜3の各リチウム二次電池や、ホウ酸エステルに鎖
状炭酸エステル以外の溶媒を混合させた実施例14〜1
7の各リチウム二次電池と比べても、さらにサイクル特
性が向上していた。
水系電解液における溶媒に、ホウ酸トリ−n−プロピル
とジエチルカーボネートとを混合させたものを用いるに
あたり、ホウ酸トリ−n−プロピルとジエチルカーボネ
ートとの体積比を下記の表5に示すように変更させ、そ
れ以外は、上記の実施例19の場合と同様にして、各リ
チウム二次電池を作製した。
ム二次電池についても、上記の実施例1〜3の場合と同
様にして充放電を行い、その放電容量が初期の放電容量
である50mAの半分の25mA以下になるまでのサイ
クル数を求め、その結果を下記の表5に示した。
ホウ酸エステルであるホウ酸トリ−n−プロピルだけを
用いたリチウム二次電池や、ホウ酸エステルであるホウ
酸トリ−n−プロピルとジエチルカーボネートとの混合
溶媒を用いたリチウム二次電池は、ホウ酸エステルであ
るホウ酸トリ−n−プロピルを加えずにジエチルカーボ
ネートだけを使用したリチウム二次電池に比べて、サイ
クル特性が向上していた。
酸エステルであるホウ酸トリ−n−プロピルだけを用い
たリチウム二次電池に比べて、ホウ酸エステルであるホ
ウ酸トリ−n−プロピルとジエチルカーボネートとを1
0〜95:90〜5の体積比で混合させた混合溶媒を使
用したリチウム二次電池の方がサイクル特性がさらに向
上しており、特に、ホウ酸トリ−n−プロピルとジエチ
ルカーボネートとの体積比を30〜70:70〜30の
範囲にしたリチウム二次電池においては、一層サイクル
特性が向上していた。
非水電解質電池においては、非水系電解液の溶媒として
ホウ酸エステルが含有されたものを用いるようにしたた
め、このような非水系電解液と負極等とが反応するのが
抑制されて、非水電解質電池におけるサイクル特性が向
上した。
リチウム二次電池の内部構造を示した断面説明図であ
る。
1)
〜3及び比較例1〜4の各リチウム二次電池を用い、そ
れぞれ充電電流1mAで充電終止電圧4.2Vまで充電
した後、放電電流1mAで放電終止電圧3.0Vまで放
電させ、これを1サイクルとして充放電を繰り返して行
ない、その放電容量が初期の放電容量である50mAh
の半分の25mAh以下になるまでのサイクル数を求
め、これらの結果を下記の表1に示した。
9のリチウム二次電池についても、上記の実施例1〜3
の場合と同様にして充放電を行い、その放電容量が初期
の放電容量である50mAhの半分の25mAh以下に
なるまでのサイクル数を求め、その結果を下記の表2に
示した。
〜13及び比較例5〜8の各リチウム二次電池について
も、上記の場合と同様にして充放電を行い、その放電容
量が初期の放電容量である50mAhの半分の25mA
h以下になるまでのサイクル数を求め、その結果を下記
の表3に示した。
〜20の各リチウム二次電池についても、上記の実施例
1〜3の場合と同様にして充放電を行い、その放電容量
が初期の放電容量である50mAhの半分の25mAh
以下になるまでのサイクル数を求め、その結果を下記の
表4に示した。
ム二次電池についても、上記の実施例1〜3の場合と同
様にして充放電を行い、その放電容量が初期の放電容量
である50mAhの半分の25mAh以下になるまでの
サイクル数を求め、その結果を下記の表5に示した。
Claims (6)
- 【請求項1】 正極と、負極と、非水系電解液とを備え
た非水電解質電池において、上記の非水系電解液におけ
る溶媒としてホウ酸エステルが含有されていることを特
徴とする非水電解質電池。 - 【請求項2】 請求項1に記載した非水電解質電池にお
いて、前記のホウ酸エステルが、ホウ酸トリエチルとホ
ウ酸トリ−n−プロピルとから選択されることを特徴と
する非水電解質電池。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載した非水電解質電
池において、前記の非水系電解液の溶媒として、ホウ酸
エステルと鎖状炭酸エステルとが10〜95:90〜5
の範囲の体積比で混合された混合溶媒を用いたことを特
徴とする非水電解質電池。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載した非水電解質電
池において、前記の非水系電解液の溶媒として、ホウ酸
エステルと鎖状炭酸エステルとが30〜70:70〜3
0の範囲の体積比で混合された混合溶媒を用いたことを
特徴とする非水電解質電池。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載した非
水電解質電池において、前記の非水系電解液中に、フッ
素原子を含む溶質が含有されていることを特徴とする非
水電解質電池。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載した非
水電解質電池において、前記の負極に金属リチウムを用
いたことを特徴とする非水電解質電池。
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---|---|---|---|
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