JP2000099661A - カード処理装置及びカード処理方法 - Google Patents

カード処理装置及びカード処理方法

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JP2000099661A
JP2000099661A JP10265084A JP26508498A JP2000099661A JP 2000099661 A JP2000099661 A JP 2000099661A JP 10265084 A JP10265084 A JP 10265084A JP 26508498 A JP26508498 A JP 26508498A JP 2000099661 A JP2000099661 A JP 2000099661A
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JP10265084A
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Masashi Takei
賢史 竹井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードへの所定の文字の印刷をより確実に実
現させるためのカード処理装置を提供する。 【解決手段】 プリペイドカード上に文字を印刷するサ
ーマルヘッド5と、プリペイドカード上の位置Aに所定
の文字をサーマルヘッド5を通じて印刷させる制御メモ
リ部7と、プリペイドカード上の位置Aに印刷された所
定の文字を読取るスキャナ2とを具備し、プリペイドカ
ード上の位置Aに印刷された所定の文字の読取異常が発
生したときに、プリペイドカード上の位置Aと異なる位
置Bに、同一の所定の文字をサーマルヘッド5を通じて
印刷させるように構成したカード処理装置を提供する。
これにより、例えばプリペイドカード上の位置Aに塵埃
の付着又は瑕疵等があって文字が印刷できなかったとし
ても、位置Aを避けた位置Bに文字の印刷を再実行する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば料金収受の
際に用いられるプリペイドカードからの情報の読出し、
又は該カードへの情報の記録等を行うためのカード処理
装置及びカード処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路や鉄道等の交通機関に
は、利用料金の精算を料金先払い式のプリペイドカード
により行えるようにカード処理装置が配設されている。
このカード処理装置は、装置内に挿入されたプリペイド
カードからの磁気情報の読取り、又はプリペイドカード
への磁気情報の書込みを行う機能の他に、プリペイドカ
ードの使用月日、利用可能残額等をプリペイドカードに
文字として印刷する機能を備えている。このプリペイド
カードに印刷された文字は、ユーザが月日、残額等の利
用状況を容易に把握できるようにするための役割を果た
している。また、このプリペイドカードに印刷された文
字は、一般に感熱印刷等の容易に改竄、修復が行い難い
印刷処理となっているため、残額書換え等の不正を抑止
する働きも有している。
【0003】ところで、このようなカード処理装置によ
り行われる処理は、プリペイドカードのユーザが、該カ
ードでの利用可能な交通機関等を利用したときに、所定
の利用金額をプリペイドカードの現在の利用可能金額か
ら引去ることが主な処理となる。この際のカード処理装
置の処理は、近年では、プリペイドカードによる不正利
用を抑制するために、プリペイドカードが前回処理され
た時点での残額を示す磁気情報を読出すとともに、前回
印刷された残額を示す文字をスキャナ等で読出し、改竄
し難い感熱印刷された文字の内容と前述した磁気情報と
を照合し互いの内容の一致が確認された後初めて、今回
の処理としてプリペイドカードの使用直後の利用可能な
残額等が、プリペイドカードに印字及び磁気記録され
る。このようにカード処理装置において、プリペイドカ
ードに確実に文字を印刷することが重要になってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカード処理装置においては、プリペイドカード上の文
字の内容と磁気情報との照合を行って互いの情報の正当
性を確認しているにも拘らず、プリペイドカードに文字
を確実に印刷させるための特別な機能が設けられていな
かった。このため、プリペイドカードへの文字の印刷を
実施したときに、例えばプリペイドカードの印刷面の瑕
疵又は印刷面への塵埃の付着等の影響を受けた場合には
印刷不備が発生することがあった。この際、プリペイド
カード上の文字内容をスキャナ等に読取らせようとした
ときに、読取り異常が発生し文字内容と磁気情報との照
合が行えなくなり処理エラーが発生するので、この事態
に対処するためにカード処理装置の稼働を一旦停止せざ
るを得ず結果的に料金収受を滞らせてしまうという問題
等があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、カードへの所定の文字の印刷を
より確実に実現させるためのカード処理装置及びカード
処理方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカード処理装置は、請求項1に記載されて
いるように、カード上に文字を印刷する印刷手段と、前
記カード上の前記第1の位置に所定の文字を前記印刷手
段により印刷させる手段と、前記カード上の前記第1の
位置に印刷された前記所定の文字を読取る文字読取手段
と、前記第1の位置に印刷された前記所定の文字の読取
異常が発生したとき、前記カード上の前記第1の位置と
異なる第2の位置に、前記所定の文字を前記印刷手段に
より印刷させる手段とを具備することを特徴とする。
【0007】また、本発明のカード処理装置は、請求項
2に記載されているように、請求項1記載のカード処理
装置において、前記カード上の前記第2の位置に印刷さ
れた前記所定の文字を読取る手段と、前記第2の位置に
印刷された前記所定の文字の読取異常が発生したとき、
この読取異常を報知する報知手段とを具備することを特
徴とする。
【0008】さらに、本発明のカード処理装置は、請求
項3に記載されているように、予め設定された複数の区
画からなる文字印刷領域と前記文字印刷領域の個々の区
画の近傍に対応して設けられた複数の区画からなるマー
ク印刷領域とを有するカードに、文字又はマークを印刷
するための印刷手段と、前記マーク印刷領域の個々の区
画に前記マークを前記印刷手段により印刷させる印刷制
御手段と、前記カード上の前記マーク印刷領域の個々の
区画に印刷された前記マークを読取る読取手段と、前記
マーク印刷領域に印刷された前記マークが前記読取手段
を通じて読取れたか否かを区画毎に判別する判別手段
と、前記判別手段による判別結果に基づいて、記文字印
刷領域の複数の区画の中から実際に文字の印刷を実施す
る区画を選択する選択手段とを具備することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のカード処理装置は、請求項
4に記載されているように、請求項3記載のカード処理
装置において、前記選択手段により選択された区画の位
置を示す位置情報を、前記カードに磁気記録する手段を
さらに具備することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のカード処理装置は、請求
項5に記載されているように、請求項4記載のカード処
理装置において、前記カードに記録された前記位置情報
を読出す読出手段と、前記選択手段により選択された前
記カード上の区画にのみ文字が印刷されるよう、前記読
出手段により読出された前記位置情報に基づいて、前記
印刷手段による文字の印刷実施位置を規制する手段とを
さらに具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明のカード処理方法は、請求項
6に記載されているように、カード上の第1の位置に所
定の文字を印刷し、前記カード上の前記第1の位置に印
刷された前記所定の文字を読取り、前記第1の位置に印
刷された前記所定の文字の読取異常が発生したとき、前
記カード上の前記第1の位置と異なる第2の位置に前記
所定の文字を印刷することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明のカード処理方法は、請求
項7に記載されているように、請求項6記載のカード処
理方法において、前記カード上の前記第2の位置に印刷
された前記所定の文字を読取り、前記第2の位置に印刷
された前記所定の文字の読取異常が発生したとき、この
読取異常を報知することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のカード処理方法は、請求
項8に記載されているように、予め設定された複数の区
画からなる文字印刷領域と前記文字印刷領域の個々の区
画の近傍に対応して設けられた複数の区画からなるマー
ク印刷領域とを有するカードを処理するカード処理方法
であって、前記マーク印刷領域の個々の区画にマークの
印刷を実行し、前記マーク印刷領域の個々の区画に印刷
された前記マークを読取り、前記マーク印刷領域に印刷
された前記マークが読取れたか否かを区画毎に判別し、
この判別結果に基づいて、前記文字印刷領域の複数の区
画の中から実際に文字の印刷を実施する区画を選択する
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明のカード処理方法は、請求項
9に記載されているように、請求項8記載のカード処理
方法において、前記選択された区画の位置を示す位置情
報を、前記カードに磁気記録することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明のカード処理方法は、請求
項10に記載されているように、請求項9記載のカード
処理方法において、前記カードに記録された前記位置情
報を読出し、前記読出された前記位置情報に基づいて、
前記選択された前記カード上の区画にのみ文字を印刷す
ることを特徴とする。
【0016】請求項1、2又は請求項5、6に記載した
発明によれば、カード上の第1の位置に印刷した所定の
文字に対し読取異常が発生したきに、第1の位置と異な
る第2の位置に第1の位置に印刷を行った文字と同一の
文字の印刷を実行することができる。したがって、例え
ばカード上の第1の位置に塵埃の付着又は瑕疵等があっ
て文字が印刷できなかったとしても、この第1の位置を
避けた第2の位置に文字の印刷を再実行することができ
る。また、仮に第2の位置に印刷した文字においても読
取異常が発生した場合には、この旨を報知することがで
きる。
【0017】また、請求項3乃至5又は請求項8乃至1
0に記載した発明によれば、カード上にマークを印刷試
験的な意図で印刷し、マークの読取れた区画に対応した
近傍の文字印刷用の区画を選択することができる。これ
により、文字の印刷がほぼ実現可能となるカード上の位
置を検出できるので、この検出された所定の位置に文字
を確実に印刷することが可能となる。また、これらの発
明によれば、実際に文字の印刷を実施する文字印刷領域
の中の区画の位置を磁気情報としてカードに記録してお
き、印刷実施時にこの磁気情報を読出し、読出したこの
区画の位置を示す磁気情報に基づいて印刷を行うことも
可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態にかかる
カード処理装置を示すブロック図であり、図2はこのカ
ード処理装置の印字内容確認部及びカード処理部を概略
的に示す図である。
【0020】このカード処理装置は、高速道路や鉄道等
の交通機関において、利用料金の精算時に用いられる料
金先払い式のプリペイドカードを処理するものであり、
図1及び図2に示すように、プリペイドカードを挟持し
つつ搬送する複数の搬送ローラ1が設けられ、プリペイ
ドカードに印刷された該カードを使用した月日、及び前
述した交通機関を利用可能な残額等の文字をスキャナ2
を通じて読取るための印刷内容確認部3と、印刷内容確
認部3と同様、プリペイドカードを搬送するための複数
の搬送ローラ1が設けられ、プリペイドカードに対し料
金収受に関する磁気情報の読取り、書込み等を行う磁気
R/Wヘッド4、並びに容易に改竄、修復が行い難い感
熱印刷方式による文字を印刷するためのサーマルヘッド
5を有するカード処理部6と、搬送ローラ1によるプリ
ペイドカードの搬送又はサーマルヘッド4の移動等を制
御するとともに、プリペイドカードを処理した状況等を
上位装置に伝送する制御メモリ部7と、印刷内容確認部
3又はカード処理部6等の各処理部に電力を供給するた
めの電源部8と、料金収受の際にプリぺイドカードから
読出された印字内容とこの印字内容に対応する磁気情報
とに整合性がなかった場合、又は印刷内容確認部3によ
り読取られたプリペイドカード上の文字に読取異常等が
起こった場合に警告を発生させる警告発生部9とから構
成されている。
【0021】制御メモリ部7は、主に、プリペイドカー
ドに磁気記録された印刷位置情報を磁気R/Wヘッド4
に読出させるとともに、この読出された印刷位置情報に
基づくプリペイドカード上の所定の印刷位置に、サーマ
ルヘッド5により所定の文字を印刷させる。また、制御
メモリ部7は、サーマルヘッド5を通じて印刷させよう
とした文字と印字内容確認部3のスキャナ2を通じて実
際に読出された文字とが同じ内容であるか否か、つまり
文字がプリペイドカードに確実に印刷されたか否か判定
する。
【0022】次に、このように構成されたカード処理装
置により、実際にプリペイドカードが処理される場合を
図3、図4に示すプリペイドカードへの文字印刷状況及
び図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0023】まず、所定の挿入口からプリペイドカード
が挿入されると(S1)、磁気バーコード情報が読出さ
れ、本装置により処理可能なカードであるか否か等が判
断される。挿入されたプリペイドカードが正当なもので
あると判断されると、前回の処理内容、すなわち前回ま
での残額、前回印刷した文字のカード上の位置を示す磁
気情報が磁気R/Wヘッド4により読出される。制御メ
モリ部7はこの前回の処理内容に基づいて、利用料金分
を減算した残額、又は今回印刷する文字のプリペイドカ
ード上の印刷位置を求める。また、制御メモリ部7は、
サーマルヘッド5を介して、求めたプリペイドカード上
の印刷位置に、残額に加えて日付を印刷するとともに、
磁気R/Wヘッド4を通じて、印刷内容と同一の残額、
日付及び文字の印刷された印刷位置、すなわち図3に示
す位置Aに関する情報をプリペイドカードに磁気記録す
る。さらに、制御メモリ部7は、これらの処理が終了し
た時点で、再印字回数(n=1)をカウントして記憶す
る。
【0024】所定の磁気処理及び文字の印刷の終了した
プリペイドカードは、印刷内容確認部3に搬送され、今
回印刷された文字がスキャナ2により読取られる(S
3)。印字内容確認部3を通じて読出された印字内容が
制御メモリ部7により正常であると判断された場合には
(S4)、正常にカード処理が終了したこととなりプリ
ペイドカードが装置外へ排出される(S5)。一方、ス
キャナ2を通じて読取られた位置Aにある文字が制御メ
モリ部7により正常でないと判断された場合、つまり文
字として認識できない、又は脱字を含んでいる場合等に
は、再印字処理の実行となる。
【0025】この再印字処理では、まず、文字の印刷前
にカウントされた再印字回数nが設定値Nと同一である
か否かが確認される(S6)。再印字回数nが設定値N
を超えていない場合には、読取異常の発生した文字の印
刷位置であるプリペイドカード上の位置Aに関する情報
が読出され、再印字を行う印刷位置である位置Bが決定
される(S8)。位置Bは、位置Aに対し1行下の行と
なる。位置Bが決定されると、この印刷位置に関する情
報が、プリペイドカードに磁気記録されるともに(S
9)。位置Aに印刷された文字と同一の文字が位置Bに
印刷される(S10)。さらに、制御メモリ部7は、こ
れらの処理が終了した時点で、再印字回数(n=n+
1)をカウントして記憶する(S11)。再印字回数が
記憶されると、プリペイドカードは、印刷内容確認部3
に搬送され、印刷された文字がスキャナ2により読取ら
れ、印字内容が正常であるか否かが再び判定される。
【0026】印刷位置を位置Bに変更しても読取異常が
発生する場合には、位置Bに対し2行下の行となる位置
Cに文字の印刷が行われ、さらに位置Cに印刷された文
字においても読取異常の発生する場合には、位置Cに対
し3行下の行となる位置Dに文字の印刷が行われる。な
お、仮に印刷位置を位置Dに変更しても読取異常が発生
する場合には、再印字回数nが設定値N(4回)となる
ことから、警告発生部9を通じて警告音等が発生させら
れる。無論、位置Bから位置Dへ印字位置が変更されて
行く過程で、印刷された文字が正常であると判断された
場合には、正常にカード処理が終了したこととなりプリ
ペイドカードが装置外へ排出される。
【0027】本実施形態のカード処理装置によれば、例
えばプリペイドカードの位置Aに印刷した所定の文字に
対し読取異常が発生したきに、位置Aの下の行の位置B
に位置Aに印刷した文字と同一の文字の印刷を実行する
ことができる。したがって、例えばカード上の位置Aに
瑕疵の存在又は塵埃の付着等があり文字が奇麗に印刷で
きなかったとしても、この位置Aを避けた位置Bに印刷
を再実行することができる。
【0028】なお、本実施形態のカード処理装置は、文
字の読取り異常が発生したときに、プリペイドカード上
の文字の印刷位置の行のみに変更を加えて行くものであ
ったが、図4に示すように、文字の印刷位置を位置Eか
ら位置F、位置G、位置Hへと順に変更して行くといっ
た、印刷行の変更と同時に、印刷列を変更するようにカ
ード処理装置を構成してもよい。
【0029】また、本実施形態のステップ2(S2)の
処理において、プリペイドカード上に印刷された残額等
の文字と、この文字と同一の内容で記録された磁気情報
とをそれぞれ読出して照合を行い、整合性がなかった場
合に警告発生部9を通じて警告を発生させるうように、
カード処理装置を構成してもよい。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0031】この実施形態にかかるカード処理装置は各
部の構成は第1の実施形態のカード処理装置と同一であ
るが、制御メモリ部7により制御される再印字処理が第
1の実施形態のカード処理装置とは異なる。また、この
実施形態では、図6及び図7に示すように、プリペイド
カードの文字の印刷部分について説明を補足している。
すなわち、プリペイドカードは、予め設定された複数の
行、列等の区画からなる文字印刷領域11と文字印刷領
域11の個々の区画の近傍に対応して設けられた複数の
区画からなるマーク印刷領域12とを有している。
【0032】ここで、この実施形態における再印字処理
について図6、図7に示すプリペイドカードへの文字印
刷状況及び図8に示すフローチャートを用いて説明す
る。なお、図8に示すフローチャートのS1からS5及
びS9からS11については、第1の実施形態とほぼ内
容が重複するため説明を省略する。
【0033】スキャナ2を通じて読取られた文字が制御
メモリ部7により正常でないと判断された場合、つまり
文字として認識できない、又は脱字を含んでいる場合等
には、サーマルヘッド5を通じて、プリペイドカードの
マーク印刷領域12にマーク13の印刷が実行される
(S6)。この際、プリペイドカード上に例えば瑕疵の
存在又は塵埃の付着等があってマーク13が印刷できな
い部分が存在する。したがって、制御メモリ部7は、ス
キャナ2を通じてマーク印刷領域12の個々の行に対し
2個のマークが印刷されているか否かを判定し(S
7)、図6、図7に示すように、1行に2個のマーク1
3が印刷している行の文字印刷領域11を良好な印刷の
行える印刷可能領域14として設定する。さらに、1行
に1個のマーク13しか印刷されていない場合、また全
くマーク13が印刷されていない場合は、印刷の不備が
発生する可能性があることから印刷不能領域15として
設定される。印刷可能領域14が設定された後は、制御
メモリ部7より印刷可能領域14の中の最上段の行が再
印字位置として設定される。
【0034】このように、本実施形態のカード処理装置
によれば、プリペイドカード上にマーク13を印刷試験
的な意図で印刷し、マーク印刷領域12のマークの読取
れた行に対応した近傍の文字印刷領域11の行を選択す
ることができる。これにより、文字の印刷がほぼ実現可
能となるカード上の位置を検出できるので、この検出さ
れた所定の位置に文字を確実に印刷することが可能とな
る。また、本実施形態のカード処理装置によれば、再印
字処理されたプリペイドカードにはマーク13が明示さ
れることになるので、プリペイドカードを使用するユー
ザにも該カードについての印刷の可否を事前に報知する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2又は
請求項5、6に記載した発明によれば、カード上の第1
の位置に印刷した所定の文字に対し読取異常が発生した
きに、第1の位置と異なる第2の位置に第1の位置に印
刷を行った文字と同一の文字の印刷を実行することがで
きる。したがって、例えばカード上の第1の位置に塵埃
の付着又は瑕疵等があって文字が印刷できなかったとし
ても、この第1の位置を避けた第2の位置に文字の印刷
を再実行することができる。また、仮に第2の位置に印
刷した文字においても読取異常が発生した場合には、こ
の旨を報知することができる。
【0036】また、請求項3乃至5又は請求項8乃至1
0に記載した発明によれば、カード上にマークを印刷試
験的な意図で印刷し、マークの読取れた区画に対応した
近傍の文字印刷用の区画を選択することができる。これ
により、文字の印刷がほぼ実現可能となるカード上の位
置を検出できるので、この検出された所定の位置に文字
を確実に印刷することが可能となる。また、これらの発
明によれば、実際に文字の印刷を実施する文字印刷領域
の中の区画の位置を磁気情報としてカードに記録してお
き、印刷実施時にこの磁気情報を読出し、読出したこの
区画の位置を示す磁気情報に基づいて印刷を行うことも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるカード処理装置を示
すブロック図
【図2】図1のカード処理装置のの印字内容確認部及び
カード処理部を概略的に示す図
【図3】図1のカード処理装置によってプリペイドカー
ドに印刷される文字の印刷状態を示す図
【図4】図1のカード処理装置によってプリペイドカー
ドに印刷される文字の他の印刷状態を示す図
【図5】図1のカード処理装置によって行われるプリペ
イドカードの処理を示すフローチャート
【図6】本発明の第2の実施形態にかかるカード処理装
置によってプリペイドカードに印刷される文字の印刷状
態を示す図
【図7】第2の実施形態にかかるカード処理装置によっ
てプリペイドカードに印刷される文字の他の印刷状態を
示す図
【図8】本発明の第2の実施形態にかかるカード処理装
置によって行われるプリペイドカードの処理を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
2……スキャナ 3……印刷内容確認部 4……磁気R/Wヘッド 5……サーマルヘッド 6……カード処理部 7……制御メモリ部 9……警告発生部 11……文字印刷領域 12……マーク印刷領域 13……マーク 14……印刷可能領域 15……印刷不能領域 A、B、C、D、E、F、G、H……文字印刷の位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード上に文字を印刷する印刷手段と、 前記カード上の前記第1の位置に所定の文字を前記印刷
    手段により印刷させる手段と、 前記カード上の前記第1の位置に印刷された前記所定の
    文字を読取る文字読取手段と、 前記第1の位置に印刷された前記所定の文字の読取異常
    が発生したとき、前記カード上の前記第1の位置と異な
    る第2の位置に、前記所定の文字を前記印刷手段により
    印刷させる手段とを具備することを特徴とするカード処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード処理装置におい
    て、 前記カード上の前記第2の位置に印刷された前記所定の
    文字を読取る手段と、 前記第2の位置に印刷された前記所定の文字の読取異常
    が発生したとき、この読取異常を報知する報知手段とを
    具備することを特徴とするカード処理装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された複数の区画からなる文字
    印刷領域と前記文字印刷領域の個々の区画の近傍に対応
    して設けられた複数の区画からなるマーク印刷領域とを
    有するカードに、文字又はマークを印刷するための印刷
    手段と、 前記マーク印刷領域の個々の区画に前記マークを前記印
    刷手段により印刷させる印刷制御手段と、 前記カード上の前記マーク印刷領域の個々の区画に印刷
    された前記マークを読取る読取手段と、 前記マーク印刷領域に印刷された前記マークが前記読取
    手段を通じて読取れたか否かを区画毎に判別する判別手
    段と、 前記判別手段による判別結果に基づいて、記文字印刷領
    域の複数の区画の中から実際に文字の印刷を実施する区
    画を選択する選択手段とを具備することを特徴とするカ
    ード処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のカード処理装置におい
    て、 前記選択手段により選択された区画の位置を示す位置情
    報を、前記カードに磁気記録する手段をさらに具備する
    ことを特徴とするカード処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカード処理装置におい
    て、 前記カードに記録された前記位置情報を読出す読出手段
    と、 前記選択手段により選択された前記カード上の区画にの
    み文字が印刷されるよう、前記読出手段により読出され
    た前記位置情報に基づいて、前記印刷手段による文字の
    印刷実施位置を規制する手段とをさらに具備することを
    特徴とするカード処理装置。
  6. 【請求項6】 カード上の第1の位置に所定の文字を印
    刷し、 前記カード上の前記第1の位置に印刷された前記所定の
    文字を読取り、 前記第1の位置に印刷された前記所定の文字の読取異常
    が発生したとき、前記カード上の前記第1の位置と異な
    る第2の位置に前記所定の文字を印刷することを特徴と
    するカード処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のカード処理方法におい
    て、 前記カード上の前記第2の位置に印刷された前記所定の
    文字を読取り、 前記第2の位置に印刷された前記所定の文字の読取異常
    が発生したとき、この読取異常を報知することを特徴と
    するカード処理方法。
  8. 【請求項8】 予め設定された複数の区画からなる文字
    印刷領域と前記文字印刷領域の個々の区画の近傍に対応
    して設けられた複数の区画からなるマーク印刷領域とを
    有するカードを処理するカード処理方法であって、 前記マーク印刷領域の個々の区画にマークの印刷を実行
    し、 前記マーク印刷領域の個々の区画に印刷された前記マー
    クを読取り、 前記マーク印刷領域に印刷された前記マークが読取れた
    か否かを区画毎に判別し、 この判別結果に基づいて、前記文字印刷領域の複数の区
    画の中から実際に文字の印刷を実施する区画を選択する
    ことを特徴とするカード処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のカード処理方法におい
    て、 前記選択された区画の位置を示す位置情報を、前記カー
    ドに磁気記録することを特徴とするカード処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のカード処理方法におい
    て、 前記カードに記録された前記位置情報を読出し、 前記読出された前記位置情報に基づいて、前記選択され
    た前記カード上の区画にのみ文字を印刷することを特徴
    とするカード処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003001915A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Sato Corp 印刷装置
JP2009245211A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Nippon Signal Co Ltd:The 利用券管理システム

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