JP2000099057A - カラオケ装置のマイク信号処理装置 - Google Patents
カラオケ装置のマイク信号処理装置Info
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Abstract
付加する場合の効果を適正化する。 【解決手段】 エフェクト付加部38はエフェクトの種
類に応じて、もとのマイク信号とエフェクト信号を加算
して出力しあるいはもとのマイク信号に代えてエフェク
ト信号を出力する。ミックス部42はエフェクト信号と
もとのマイク信号にミキシング比率を可変にミキシング
する。ミキシングされた信号はエコー信号生成回路20
に入力されてエコー信号が生成される。エフェクト付加
部38の出力信号とエコー付加部40から出力されるエ
コー信号はミキシング回路18でミキシングされる。エ
フェクトとエコーが加重して付加される場合で、エフェ
クトの種類がもとのマイク信号とエフェクト信号を加算
して出力する種類の場合、ミックス部42はエフェクト
信号のミキシング比率を下げることにより、効果が過大
になるのを防止する。
Description
マイク信号処理装置に関し、マイク信号にエフェクトと
エコーを加重して付加する場合の効果の適正化を図った
ものである。
唱音)に各種エフェクトやエコーを付加する機能が備え
られている。エフェクトには例えば次の種類がある。
ディデータに基づき、マイク信号(主旋律)のピッチを
変換して他のコーラスパートの歌唱信号を作成し、もと
のマイク信号とミキシングして再生することにより、一
人の歌唱者で合唱効果を出す。付加するパート数は1〜
4程度の範囲で任意に選択できる場合がある。
を作成し、もとのマイク信号とミキシングして再生する
ことにより、歌声に迫力を出す。
もとのマイク信号に代えて再生することにより、男性の
声を女性の声に変換し、女性の声を男性の声に変換す
る。
ット曲について、歌唱者と同性パートはマイク信号をそ
のまま再生し、異性パートはマイク信号を異性の声にピ
ッチ変換して再生し、混声パートはマイク信号をそのま
ま再生しながら該マイク信号を異性の声に変換した信号
を同時に再生することにより、一人の歌唱者で混声デュ
エットを実現する。
ドメロディ)とマイク信号とを比較して、マイク信号の
音程の外れをピッチ変換により修正して、もとのマイク
信号に代えて再生することにより、上手に聞こえるよう
にする。
コーを付加する部分の構成を図2に示す(左右片方のチ
ャンネル分のみ示す。)。
曲データは伴奏音生成回路10に入力されて、伴奏音の
楽音信号が生成される。ボーカルマイクで収音された歌
唱者の歌唱音の信号(マイク信号)は2方向に分岐さ
れ、ドライミュート回路12とエフェクト信号生成回路
14に並列に入力される。ドライミュート回路12はマ
イク信号を通過/遮断する回路で、ドライミュートオフ
で通過、ドライミュートオンで遮断となる。エフェクト
信号生成回路14はマイク信号のエフェクト信号を生成
する回路で、例えばDSP(Digital Signal Processo
r)を有する回路を並列に4系統設けて構成されてい
る。ドライミュート回路12の出力信号とエフェクト信
号生成回路14の出力信号はミキシング回路16でミキ
シングされる。ミキシング回路16の出力信号はエコー
信号生成回路20に入力されてエコー信号が生成され
る。
号とミキシング回路16からのエコーが付加されていな
い信号をミキシングして最終的な歌唱音の信号として出
力する。ミキシング回路22はこの歌唱音の信号と前記
伴奏音の信号をミキシングする。ミキシング回路22の
出力信号はアンプ24で増幅されてスピーカ26で再生
される。
よりエフェクトのオン/オフ、エフェクト種類(エフェ
クトモード)の選択、エフェクト付加量の調整等の各種
指令操作を行うものである。エフェクト種類には例えば
前述したようなハモリ機能、ダブリ機能、ボイスチェン
ジ機能、一人デュエット機能、アシスト機能等がある。
エフェクト付加量は、例えばハモリ機能、ダブリ機能等
におけるエフェクト信号の音量、ハモリ機能における付
加パート数、ダブリ機能における修正音の重ね合わせ数
等に相当する。エフェクト制御情報抽出回路30は曲デ
ータに例えばMIDI信号のノート情報として含まれる
エフェクト制御情報を抽出する。エフェクト制御情報に
は、例えばアシスト機能で用いられる主旋律のメロディ
(ガイドメロディ)情報、ハモリ機能で用いられる付加
パートのメロディ情報、一人デュエット機能で用いられ
る各パートのメロディ情報等がある。エフェクト制御回
路32はエフェクト操作部28における各種指令および
エフェクト制御情報に応じてエフェクト信号生成回路1
4を制御して、該指令およびエフェクト制御情報に該当
するエフェクト信号を生成させる。
コーのオン/オフ、エコー種類(エコーモード)の選
択、エコーレベルの調整等の各種指令操作を行うもので
ある。エコー制御回路36はエコー操作部34における
各種指令に応じてエコー信号生成回路20を制御して、
該指令に該当するエコー信号を生成させる。
12およびエフェクト信号生成回路14は、エフェクト
の種類に応じて次のように制御される。
は通される。エフェクト信号生成回路14は4つの系統
でもとのマイク信号をピッチ変換して各付加パートの信
号を生成し、使用者の操作によって指令されたパートが
出力される。ミキシング回路16はもとのマイク信号
(主旋律)と付加パートの信号をミキシングして出力す
る。
は通される。エフェクト信号生成回路14は例えば1系
統でもとのマイク信号を修正した信号を作成して出力す
る。ミキシング回路16はもとの信号と修正した信号を
ミキシングして出力する。
を遮断する。エフェクト信号生成回路14は、1系統で
もとのマイク信号を使用者の指令(男性の声を女性の声
に変換または女性の声を男性の声に変換)に応じた声に
ピッチ変換した信号を作成して出力する。ミキシング回
路16は変換された信号のみを出力する。
を遮断する。エフェクト信号生成回路14は、1系統で
もとのマイク信号を使用者によって指示される性別の情
報(男性が歌唱または女性が歌唱)に応じて異性の声に
ピッチ変換した信号を作成し、別の1系統でもとのマイ
ク信号を変換せずに通せるようにして、エフェクト制御
情報で与えられる男声パート、女声パート、混声パート
の情報に応じて、曲の進行とともに、該当するパートの
信号を出力する。ミキシング回路16はエフェクト信号
生成回路14から出力される信号のみを出力する。
を遮断する。エフェクト信号生成回路14は、1系統で
もとのマイク信号をガイドメロディに基づいて修正した
信号を作成して出力する。ミキシング回路16は修正さ
れた信号のみを出力する。
コー信号生成回路20によるエコー信号の生成はエフェ
クト種類と無関係にエコー操作部34での指令のみに応
じてなされる。この場合、ハモリ機能やダブリ機能等の
ようにもとの信号とエフェクト信号が加算して出力され
るエフェクトモードにおいては、該エフェクトだけでも
響く効果が得られるのに、さらにエコーを付加した場合
には効果(響き等)が過大になって、聞きづらくなった
り歌いづらくなることがあった。
点を解決してマイク信号にエフェクトとエコーを加重し
て付加する場合の効果の適正化を図ったカラオケ装置の
マイク信号処理装置を提供しようとするものである。
マイク信号に対しピッチを変換した信号または適宜修正
を施した信号を作成し、もとのマイク信号に加算して出
力するエフェクト付加処理を行うエフェクト付加部と、
該エフェクト付加部の出力信号にエコーを付加して出力
するエコー付加処理を行うエコー付加部と、前記マイク
信号に対し前記エフェクト付加処理を行って前記エコー
付加部に入力するかあるいは該エフェクト付加処理を行
わずに該エコー付加部に入力するかを指令するエフェク
トオン/オフ指令手段と、該エフェクトオン/オフ指令
手段によるエフェクトオン/オフ指令に応じて前記エフ
ェクト付加部によるエフェクト付加処理をオン/オフす
るとともに、エフェクトオンが指令されたときはエフェ
クトオフが指令されたときに比べて前記エコー付加部で
付加するエコーの付加量を減少させる制御を行う制御回
路とを具備してなるものである。
のマイク信号を加算して再生するエフェクトを付加しさ
らにエコーを付加する場合に、エフェクトを付加しない
でエコーのみ付加する場合に比べてエコーの付加量を減
少させるようにしたので、効果が過大になるのが防止さ
れる。
に対しピッチを変換した信号または適宜修正を施した信
号を作成し、もとのマイク信号に代えてまたはもとのマ
イク信号に加算して出力する、複数種類のエフェクト付
加処理を行うエフェクト付加部と、該エフェクト付加部
の出力信号にエコーを付加して出力するエコー付加処理
を行うエコー付加部と、前記エフェクト付加部で付加す
るエフェクトの種類を指令するエフェクト種類指令手段
と、該エフェクト種類指令手段で指令されるエフェクト
種類に応じて前記エフェクト付加部で付加するエフェク
トを該当する内容に設定するとともに、該指令されるエ
フェクト種類に応じて前記エコー付加部で付加するエコ
ーの付加量を変更する制御を行う制御回路とを具備して
なるものである。
加重して付加する場合に、付加するエフェクトの種類に
応じてエコーの付加量を変更するようにしたので、効果
を適正にすることができる。例えばエフェクト信号とも
とのマイク信号を加算して再生する種類のエフェクトを
付加しさらにエコーを付加する場合に、エフェクト信号
をマイク信号に代えて再生する種類のエフェクトを付加
しさらにエコーを付加する場合に比べてエコーの付加量
を減少させることにより、効果が過大になるのが防止さ
れる。
ェクト制御情報に応じてエフェクトの内容を変更する場
合は、これに合わせてエコー付加量を変更することもで
きる。また、エフェクトの付加量が別途指令される場合
は、該指令されるエフェクトの付加量に応じてエコー付
加量を変更する(例えば、エフェクトの付加量が増大す
る場合はエコー付加量を減少させる)こともできる。
量の変更は、例えばエコー付加部に入力されるエフェク
ト付加部からの出力信号の入力レベルやエコー付加部の
ディレー時間、帰還ゲイン、出力レベル等の項目を変更
することで実現することができ、例えば、エコー付加量
の減少はこれらのうちいずれか1または複数のパラメー
タ値を減少させることにより実現することができる。ま
た、エフェクト信号ともとのマイク信号をミキシング比
率を可変にミキシングした信号にエコーを付加する場合
には、エフェクトのオン/オフあるいはエフェクトの種
類に応じてミキシング比率を変更することによりエコー
付加量を変更することができる。
を通過/遮断するドライミュート回路と、該ドライミュ
ート回路と並列に前記マイク信号のエフェクト信号を生
成するエフェクト信号生成回路と、前記エフェクト信号
生成回路の入力側の信号と出力側の信号とをそれらのミ
キシング比率を可変にミキシングする第1のミキシング
回路と、該第1のミキシング回路の出力信号からエコー
信号を生成するエコー信号生成回路と、前記ドライミュ
ート回路の出力信号と前記エフェクト信号生成回路の出
力信号と前記エコー信号生成回路の出力信号をミキシン
グする第2のミキシング回路と、エフェクト種類を指令
するエフェクト種類指令手段と、該エフェクト種類指令
手段で指令されるエフェクトの種類に応じて前記ドライ
ミュート回路をオン/オフしかつ前記エフェクト信号生
成回路で生成するエフェクト信号の内容を設定するとと
もに、該指令されるエフェクト種類に応じて前記第1の
ミキシング回路のミキシング比率を変更する制御を行う
制御回路とを具備してなるものである。
加重して付加する場合に、付加するエフェクトの種類に
応じてエコーの付加量を変更するようにしたので、効果
が適正にすることができる。例えば、ドライミュート回
路をオフした状態(入力されたマイク信号がそのまま出
力される)で行われるエフェクトとエコーを加重してか
ける場合に、ドライミュートをオンした状態(入力され
たマイク信号が出力されない)で行われるエフェクトと
エコーを加重してかける場合に比べて第1のミキシング
回路でミキシングされるエフェクト信号のミキシング比
率を下げることにより、効果が過大になるのが防止され
る。
ェクト制御情報に応じてエフェクトの内容を変更する場
合は、これに合わせて第1のミキシング回路のエフェク
ト信号のミキシング比率を変更することもできる。ま
た、エコー種類が別途指令される場合は、エコー種類に
応じて第1のミキシング回路でのエフェクト信号のミキ
シング比率を変更することもできる。また、エコーレベ
ルが別途指令される場合(エコーのオン/オフを含
む。)は、エコーレベルに応じて第1のミキシング回路
のエフェクト信号のミキシング比率を変更する(例え
ば、エコーレベルが増大する場合はエフェクト信号のミ
キシング比率を減少させる)こともできる。また、エフ
ェクト信号の生成量が別途指令される場合は、エフェク
ト信号の生成量に応じて第1のミキシング回路のエフェ
クト信号のミキシング比率を変更する(例えば、エフェ
クト信号の生成量が増大する場合はエフェクト信号のミ
キシング比率を減少させる)こともできる。
す。なお、図1は左右チャンネルを統合した形に簡略化
して示す。また、A/D変換、D/A変換は適宜の箇所
で行うことができ、ここでは図示を省略する。また、前
記図2と共通する部分には同一の符号を用いる。この実
施の形態では、ミックス部42で第1のミキシング回路
を構成し、ミキシング回路16,18で第2のミキシン
グ回路を構成する。
曲データ(ディジタルデータ)は伴奏音生成回路10に
入力されて、伴奏音の楽音信号が生成される。ボーカル
マイクで収音された歌唱者の歌唱音の信号(マイク信
号)はエフェクト付加部38に入力される。そして、エ
フェクト付加部38において2方向に分岐され、ドライ
ミュート回路12とエフェクト信号生成回路14に並列
に入力される。ドライミュート回路12はマイク信号を
通過/遮断する回路である。エフェクト信号生成回路1
4はマイク信号のエフェクト信号を生成する回路で、例
えばDSPを有する回路を並列に4系統設けて構成され
ている。これら4系統の出力のうち2系統は左チャンネ
ルに割り当てられ、残りの2系統は右チャンネルに割り
当てられる。ドライミュート回路12の出力信号とエフ
ェクト信号生成回路14の出力信号はミキシング回路1
6でミキシングされる。
2(第1のミキシング回路)は、エフェクト信号生成回
路14から出力されるエフェクト信号とエフェクト信号
生成回路14の入力信号(もとのマイク信号)をミキシ
ング比率を可変にミキシングする。ミックス部42の出
力信号はエコー信号生成回路20に入力されてエコー信
号が生成される。
示す。リピートエコー回路44はミックス部42の出力
信号を入力し、ディレー回路46で遅延し、帰還回路4
8および加算回路50を介してディレー回路46の入力
に帰還するように構成され、通常のエコー信号を発生す
る。ディレー群52は複数のディレーを並列に並べたも
のあるいは1つのディレーに遅延時間の異なる複数の出
力タップを設けたもので構成され、ミックス部42の出
力信号を入力し、初期反射音に相当する複数の遅延信号
を出力する。リバーブ54は遅延回路と帰還回路で構成
される通常のリバーブ回路で、ミックス部42の出力信
号を入力し、後部残響音に相当する残響音を出力する。
リピートエコー回路44、ディレー群52、リバーブ5
4の出力信号はミキシング回路56でミキシングしてエ
コー信号として出力される。なお、エコー信号生成回路
56の入力はモノラルであるが、図3のリバーブ54等
で左右2チャンネル化されて出力される。
れるエコー種類に応じてディレー群52をオン/オフし
たり、ディレー回路46のディレー時間、帰還回路48
の帰還ゲイン、ディレー群52の遅延時間やゲイン、リ
バーブ54の遅延時間や帰還ゲインを変更してエコー信
号のパラメータを変更することができる。また、ミキシ
ング回路56の出力回路に可変ゲイン回路(図示せず)
を設けることによって、エコー信号全体の出力レベル
(エコーレベル)を変更することができる。
されたエコー信号とミキシング回路16からのエコーが
付加されていない信号をミキシングして最終的な歌唱音
の信号として出力する。ミキシング回路22はこの歌唱
音の信号と前記伴奏音の信号をミキシングする。ミキシ
ング回路22の出力信号はアンプ24で増幅されてスピ
ーカ26で再生される。
オフ指令手段、エフェクト種類指令手段、エフェクトレ
ベル指令手段に相当)は、使用者の操作によりエフェク
トのオン/オフ、エフェクト種類(エフェクトモード)
の選択、エフェクト付加量(エフェクト生成量)の調整
等の各種指令操作を行うものである。エフェクト種類に
は例えば前述したようなハモリ機能、ダブリ機能、ボイ
スチェンジ機能、一人デュエット機能、アシスト機能等
がある。エフェクト付加量は、例えばハモリ機能、ダブ
リ機能等におけるエフェクト信号の音量に相当する。ま
た、ハモリ機能において付加パート数を選択できる場合
(例えば歌唱者のパート(主旋律)に対し上のパート2
声、下のパート2声の合計4声の付加パートの中から任
意の1〜4声の付加パート(主旋律を合わせて2〜5声
のパート)を使用者の選択操作によって任意に指令する
等)は、付加パート数もエフェクト付加量に相当する。
また、ダブリ機能において歌唱者の声に重ね合わせ修正
音の数を選択できる場合は、重ね合わせる修正音の数も
エフェクト付加量に相当する。
タに例えばMIDI信号のノート情報として含まれるエ
フェクト制御情報を抽出する。エフェクト制御情報に
は、例えばアシスト機能で用いられる主旋律のメロディ
(ガイドメロディ)情報、ハモリ機能で用いられる付加
パートのメロディ情報、一人デュエット機能で用いられ
る各パートのメロディ情報等がある。エコー操作部34
(エコー種類指令手段、エコーレベル指令手段に相当)
は使用者の操作によりエコーのオン/オフ、エコー種類
(エコーモード)の選択、エコーレベルの調整等の各種
指令操作を行うものである。
おける操作、エフェクト制御情報およびエコー操作部3
4における操作に応じてエフェクト付加部38およびエ
コー付加部40の制御を行う。制御回路58による制御
の内容を説明する。
く制御 (a) エフェクトオン/オフに基づく制御 エフェクトオンのときはエフェクト種類に応じてドライ
ミュート回路12をオン/オフし、エフェクト信号生成
回路14はエフェクト信号を生成して出力する。エフェ
クトオフのときは、ドライミュート回路12をオフし、
エフェクト信号生成回路14でエフェクト信号の生成は
行わない。エフェクトオフのときは、ミックス部42は
もとのマイク信号をそのまま(100%)出力する。
制御を行う。ハモリ機能のときはドライミュート回路1
2をオフし、エフェクト信号生成回路14で付加パート
の信号を生成して出力する。ミックス部42はハモリ機
能について予め定められたミキシング比率で付加パート
の信号をもとの信号にミキシングする。ダブリ機能のと
きは、ドライミュート回路をオフし、エフェクト信号生
成回路14でもとの信号を修正した信号を生成して出力
する。このとき、ミックス部42はダブリ機能について
予め定められたミキシング比率で修正信号をもとの信号
にミキシングする。ボイスチェンジ機能のときは、ドラ
イミュート回路12をオンし、エフェクト信号生成回路
14でピッチを変換した信号を生成する。このとき、ミ
ックス部42はエフェクト信号を100%の比率で出力
する。一人デュエット機能のときは、ドライミュート回
路12をオンし、エフェクト信号生成回路14でピッチ
変換しない信号とピッチ変換した信号を生成し、曲の進
行に伴い、男声パート、女声パート、混声パートに応じ
て、対応するパートの信号を出力する。このとき、ミッ
クス部42はエフェクト信号を100%の比率で出力す
る。なお、混声パートのときにエフェクト信号のミキシ
ング比率を下げることもできる。アシスト機能のとき
は、ドライミュート回路12をオンし、エフェクト信号
生成回路14でマイク信号を修正した信号を生成して出
力する。このとき、ミックス部42はエフェクト信号を
100%の比率で出力する。
を変更するのに代えて、またはミキシング比率を変更す
るのに併せて、エコー信号生成回路20のパラメータを
変更する(ミキシング比率が増大する場合エコーのパラ
メータ値(ディレー時間、帰還ゲイン、出力レベル等)
を減少させる)こともできる。
パート数、ダブリ機能の重ね合わせ修正音数に応じてエ
フェクト信号生成回路14の出力系統数、出力音量レベ
ルを制御する。このとき、必要に応じてミックス部42
でのエフェクト信号のミキシング比率を変更する。例え
ば、ハモリ機能の付加パート数やダブリ機能の修正音の
重ね合わせ数が増えるほどエフェクト信号のミキシング
比率を減少させる。また、エフェクト信号の音量レベル
が増大するほどエフェクト信号のミキシング比率を減少
させる。なお、ミックス部42でのミキシング比率を変
更するのに代えて、またはミキシング比率を変更するの
に併せて、エコー信号生成回路20のパラメータを変更
する(ミキシング比率が増大する場合エコーのパラメー
タ値を減少させる)こともできる。
ては、エフェクト信号生成回路14はエフェクト制御情
報に基づいて該当するエフェクト信号を生成して出力す
る。また、ハモリ機能においてはエフェクト制御情報に
よって与えられる付加パートのメロディの音の高さや同
時発音数に応じて、ミックス部42におけるエフェクト
信号のミキシング比率および(あるいはこれに代えて)
エコー信号生成回路20におけるパラメータを変更す
る。例えば、付加パートの同時発音数が多いメロディ部
分では、エフェクト信号のミキシング比率を低下させる
とともに(あるいはこれに代えて)エコー信号生成回路
20におけるパラメータ値を減少させる。
制御 (a) エコーオン/オフに基づく制御 エコーオンのときはエコー信号生成回路20でエコー信
号を生成して出力する。エコーオフのときはエコー信号
生成回路20からエコー信号は出力されない。
成回路20で該当する内容のエコー信号を生成し出力す
る。このとき、ハモリ機能、ダブリ機能等のエフェクト
が選択されている場合は、エコー種類に応じてミキシン
グ比率やエコーパラメータ値を変更することができる。
すなわち、パラメータ値が大きい(すなわちエコーが強
い)種類のエコーの場合は、ミックス部42におけるエ
フェクト信号のミキシング比率を減少させるとともに
(あるいはこれに代えて)、エコー信号生成回路20の
パラメータ値を当初の設定値(エフェクトがなくても十
分な効果が得られる設定値)よりも減少させる。
る場合は、エコーレベルの指令値に応じてミキシング比
率やエコーパラメータ値を変更することができる。すな
わち、エコーレベルが大きな値に指令されている場合
は、ミックス部42におけるエフェクト信号のミキシン
グ比率を減少させるとともに(あるいはこれに代え
て)、エコー信号生成回路20のパラメータ値を当初の
設定よりも減少させる。
加する場合に、エコー付加量の変更をミックス部42の
ミキシング比率の変更によって行う場合(エコーパラメ
ータは当初の設定値のままで変更なし)の、エフェクト
種類に応じた該ミキシング比率(ミキシング前のレベル
を100%とする。)の設定例を表1に示す。
率を変更することもできる。その設定例(エフェクト信
号の比率が、使用する付加パート全部を合計して100
%になるようにした例)を表2に示す。
合は、エフェクト信号の比率を上げるようにすることも
できる。また、エフェクト信号の比率をダウンロードで
変更できるようにしておけば、将来、より望ましい設定
が見つかった場合に容易にその設定に変更することがで
きる。
ング回路はドライ信号(もとのマイク信号)とエフェク
ト信号を加算(ミキシング回路16)した後にエコー信
号と加算(ミキシング回路18)するようにしたが、こ
れに代えて、ドライ信号とエコー信号を加算した後にエ
フェクト信号と加算したり、あるいはエフェクト信号と
エコー信号を加算した後にドライ信号と加算したり、あ
るいはドライ信号とエフェクト信号とエコー信号を一度
に加算するように構成することもできる。
る。
すブロック図である。
回路、16,18…第2のミキシング回路、20…エコ
ー信号生成回路、28…エフェクト操作部(エフェクト
オン/オフ指令手段、エフェクト種類指令手段、エフェ
クトレベル指令手段)、34…エコー操作部(エコー種
類指令手段、エコーレベル指令手段)、38…エフェク
ト付加部、40…エコー付加部、42…ミックス部(第
1のミキシング回路)、58…制御回路。
Claims (12)
- 【請求項1】入力されるマイク信号に対しピッチを変換
した信号または適宜修正を施した信号を作成し、もとの
マイク信号に加算して出力するエフェクト付加処理を行
うエフェクト付加部と、 該エフェクト付加部の出力信号にエコーを付加して出力
するエコー付加処理を行うエコー付加部と、 前記マイク信号に対し前記エフェクト付加処理を行って
前記エコー付加部に入力するかあるいは該エフェクト付
加処理を行わずに該エコー付加部に入力するかを指令す
るエフェクトオン/オフ指令手段と、 該エフェクトオン/オフ指令手段によるエフェクトオン
/オフ指令に応じて前記エフェクト付加部によるエフェ
クト付加処理をオン/オフするとともに、エフェクトオ
ンが指令されたときはエフェクトオフが指令されたとき
に比べて前記エコー付加部で付加するエコーの付加量を
減少させる制御を行う制御回路とを具備してなるカラオ
ケ装置のマイク信号処理装置。 - 【請求項2】入力されるマイク信号に対しピッチを変換
した信号または適宜修正を施した信号を作成し、もとの
マイク信号に代えてまたはもとのマイク信号に加算して
出力する、複数種類のエフェクト付加処理を行うエフェ
クト付加部と、 該エフェクト付加部の出力信号にエコーを付加して出力
するエコー付加処理を行うエコー付加部と、 前記エフェクト付加部で付加するエフェクトの種類を指
令するエフェクト種類指令手段と、 該エフェクト種類指令手段で指令されるエフェクト種類
に応じて前記エフェクト付加部で付加するエフェクトを
該当する内容に設定するとともに、該指令されるエフェ
クト種類に応じて前記エコー付加部で付加するエコーの
付加量を変更する制御を行う制御回路とを具備してなる
カラオケ装置のマイク信号処理装置。 - 【請求項3】前記制御回路が、前記エフェクト種類指令
手段で、ピッチ変換した信号をもとのマイク信号に加算
して出力するエフェクトが指令されたときは、ピッチ変
換した信号をもとのマイク信号に代えて出力するエフェ
クトが指令されたときに比べて前記エコー付加部で付加
するエコー付加量を減少させる制御を行う請求項2記載
のカラオケ装置のマイク信号処理装置。 - 【請求項4】前記制御回路が、伴奏音の進行に伴って自
動的に供給されるエフェクト制御情報に応じて前記エフ
ェクト付加部で付加するエフェクトの内容を変更すると
ともに、該エフェクト制御情報に応じて前記エコー付加
部で付加するエコーの付加量を変更する制御を行う請求
項1から3のいずれかに記載のカラオケ装置のマイク信
号処理装置。 - 【請求項5】前記エフェクト付加部で付加するエフェク
トの付加量を指令するエフェクトレベル指令手段をさら
に具備し、 前記制御回路が、該エフェクトレベル指令手段で指令さ
れるエフェクト付加量に応じて前記エフェクト付加部で
付加するエフェクトの付加量を変更するとともに、前記
エコー付加部で付加するエコーの付加量を変更する制御
を行う請求項1から4のいずれかに記載のカラオケ装置
のマイク信号処理装置。 - 【請求項6】前記制御回路による前記エコー付加量の変
更が、前記エコー付加部に入力される前記エフェクト付
加部からの出力信号の入力レベル、該エコー付加部のデ
ィレー時間、帰還ゲイン、出力レベルのいずれか1また
は複数の項目を変更することにより行われる請求項1か
ら5のいずれかに記載のカラオケ装置のマイク信号処理
装置。 - 【請求項7】入力されるマイク信号を通過/遮断するド
ライミュート回路と、 該ドライミュート回路と並列に前記マイク信号のエフェ
クト信号を生成するエフェクト信号生成回路と、 前記エフェクト信号生成回路の入力側の信号と出力側の
信号とをそれらのミキシング比率を可変にミキシングす
る第1のミキシング回路と、 該第1のミキシング回路の出力信号からエコー信号を生
成するエコー信号生成回路と、 前記ドライミュート回路の出力信号と前記エフェクト信
号生成回路の出力信号と前記エコー信号生成回路の出力
信号をミキシングする第2のミキシング回路と、 エフェクト種類を指令するエフェクト種類指令手段と、 該エフェクト種類指令手段で指令されるエフェクトの種
類に応じて前記ドライミュート回路をオン/オフしかつ
前記エフェクト信号生成回路で生成するエフェクト信号
の内容を設定するとともに、該指令されるエフェクト種
類に応じて前記第1のミキシング回路のミキシング比率
を変更する制御を行う制御回路とを具備してなるカラオ
ケ装置のマイク信号処理装置。 - 【請求項8】前記エフェクト種類指令手段で、前記ドラ
イミュート回路をオフしてマイク信号を通過させた状態
で実現されるエフェクトが指令されたときに、前記制御
回路が、前記第1のミキシング回路でミキシングされる
エフェクト信号の比率を、前記ドライミュート回路をオ
ンしてマイク信号を遮断した状態で実現されるエフェク
トが指令されたときに比べて下げる制御を行う請求項7
記載のカラオケ装置のマイク信号処理装置。 - 【請求項9】前記制御回路が、伴奏音の進行に伴って自
動的に供給されるエフェクト制御情報に応じて前記エフ
ェクト信号生成回路で生成するエフェクト信号の内容を
変更するとともに、該エフェクト制御情報に応じて前記
第1のミキシング回路のミキシング比率を変更する制御
を行う請求項7または8記載のカラオケ装置のマイク信
号処理装置。 - 【請求項10】前記エコー信号生成回路で生成するエコ
ー信号の種類を指令するエコー種類指令手段をさらに具
備し、 前記制御回路が、該エコー種類指令手段で指令されるエ
コーの種類に応じて前記エコー信号生成回路で生成する
エコー信号を該当する内容に設定するとともに、該指令
されるエコーの種類に応じて前記第1のミキシング回路
のミキシング比率を変更する制御を行う請求項7から9
のいずれかに記載のカラオケ装置のマイク信号処理装
置。 - 【請求項11】前記エコー信号生成回路で生成するエコ
ー信号のレベルを指令するエコーレベル指令手段をさら
に具備し、 前記制御回路が、該エコーレベル指令手段で指令される
エコーレベルに応じて前記エコー信号生成回路で生成す
るエコー信号の出力レベルを該当するレベルに設定する
とともに、該指令されるエコーレベルに応じて前記第1
のミキシング回路のミキシング比率を変更する制御を行
う請求項7から10のいずれかに記載のカラオケ装置の
マイク信号処理装置。 - 【請求項12】前記エフェクト信号生成回路で生成する
エフェクト信号の生成量を指令するエフェクトレベル指
令手段をさらに具備し、 前記制御回路が、該エフェクトレベル指令手段で指令さ
れるエフェクト信号の生成量に応じて前記エフェクト信
号生成回路で生成するエフェクト信号の生成量を変更す
るとともに、該指令されるエフェクト信号の生成量に応
じて前記第1のミキシング回路のミキシング比率を変更
する制御を行う請求項7から11のいずれかに記載のカ
ラオケ装置のマイク信号処理装置。
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