JP2003257162A - 音制御装置、音制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

音制御装置、音制御方法、プログラムおよび記録媒体

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JP2003257162A
JP2003257162A JP2002051785A JP2002051785A JP2003257162A JP 2003257162 A JP2003257162 A JP 2003257162A JP 2002051785 A JP2002051785 A JP 2002051785A JP 2002051785 A JP2002051785 A JP 2002051785A JP 2003257162 A JP2003257162 A JP 2003257162A
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あかね 野口
Yu Nishibori
佑 西堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の楽曲のいずれかを選択するときのユー
ザの負担を軽減する。 【解決手段】 位置検出手段114は、表示装置23に
おいて楽曲データに対応するアイコン51が表示される
位置と、このアイコン51を選択するためのポインタ5
3が表示される位置との関係を検出する。一方、音加工
部115は、記憶部113に記憶された楽曲データに対
して、位置検出手段114によって検出されたアイコン
51とポインタ53との位置関係に応じた加工を施すと
ともに、加工後の楽曲データを音出力装置21に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音データに基づい
て出力される音を制御する装置および方法、この方法を
実現するためのプログラム、ならびにこのプログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パーソナルコンピュータ
などを用いて楽曲を再生する技術が従来から提供されて
いる。例えば、CD−ROM(Compact Disk - Read On
ly Memory)に格納された楽曲データの各々に対応した
アイコンが表示装置に表示されるとともに、これら複数
のアイコンのうちいずれかをマウスなどの入力機器を用
いて選択することによって、当該アイコンに対応付けら
れた楽曲がCD−ROMから読み出されて再生されると
いった具合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成のもとで楽曲を再生させるためには、ユーザは、マウ
スポインタをアイコンと重なるように移動させ、さらに
この状態でマウスのボタンをクリックするという動作が
必要となる。このため、特に、CD−ROMに格納され
ている各楽曲の内容を熟知していないユーザが所望の楽
曲を選択しようとする場合には、上述した一連の操作を
試行的に繰り返すことが必要となって煩雑である。簡易
な操作によって各楽曲を試聴することができれば、所望
の楽曲を選択しようとするユーザの便宜に資することが
できるが、これを実現するための技術は未だ提案されて
いない。
【0004】本発明は、以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、複数の楽曲のいずれかを選択するとき
のユーザの負担を軽減することができる音制御装置およ
び方法、この方法を実現するためのプログラム、ならび
にこのプログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る音制御装置は、音を表す音データを記
憶する記憶手段と、画像を表示する表示装置において前
記音データに対応する目標体が表示される位置と、前記
目標体を選択するための指示子が前記表示装置に表示さ
れる位置としてユーザによって指定された位置との関係
を検出する位置検出手段と、前記記憶手段に記憶された
音データに対して、前記位置検出手段によって検出され
た前記指示子と前記表示体との位置関係に応じた加工を
施し、この加工が施された音データを、音データに応じ
た音を出力可能な音出力装置に供給する音加工手段とを
具備することを特徴としている。
【0006】この発明によれば、目標体と指示子との位
置関係に応じて加工が楽曲データに施されるとともに、
この加工後の楽曲データが音出力装置に出力される。こ
のため、ユーザは、指示子の位置を移動させるだけで楽
曲を聴くことができる。また、指示子の位置に応じて異
なる加工が施されるため、楽曲を選択するときのユーザ
の便宜に資することができる。例えば、複数の楽曲が選
択の候補とされる場合であっても、ユーザが各楽曲を容
易に区別することができるといった具合である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0008】<A−1:第1実施形態の構成>まず、本
発明に係る音制御装置をパーソナルコンピュータに適用
した形態について説明する。図1は、このパーソナルコ
ンピュータの構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、パーソナルコンピュータ10aは、制御部11
1、楽曲データ記憶部112、記憶部113、位置検出
部114および音加工部115を有する。このうち制御
部111は、このパーソナルコンピュータ10aの各部
を制御するための手段であり、プログラムを実行するこ
とによって各部を制御するCPU(Central Processing
Unit)と、CPUによって実行されるプログラムが格
納されたROM(Read Only Memory)と、CPUによっ
て作業領域として使用されるRAM(Random Access Me
mory)とを具備する。
【0009】楽曲データ記憶部112は、CD−ROM
やフロッピー(登録商標)ディスクといったリムーバブ
ル型の記録媒体と、この記録媒体に格納されたデータを
読み出す読出装置とを具備する。この記録媒体には、各
々異なる楽曲に対応した複数の楽曲データが格納されて
いる。各楽曲データは、パーソナルコンピュータ10a
によって再生される楽曲の楽音信号波形を表すデジタル
データである。本実施形態においては、制御部111に
よる制御のもと、楽曲データ記憶部112のCD−RO
Mに記録された楽曲データが記憶部113に転送される
ようになっている。この記憶部113は、RAMなどの
記憶装置である。
【0010】図1に示すように、パーソナルコンピュー
タ10aには音出力装置21、入力装置22および表示
装置23が接続されている。このうち音出力装置21は
スピーカを備え、パーソナルコンピュータ10aから与
えられた楽音信号に応じた楽音を出力する。なお、スピ
ーカに代えて、各耳に装着可能なヘッドホンやイヤホン
などを音出力装置21として用いることもできる。入力
装置22は、マウスやキーボードなどの入力機器を備
え、ユーザによる操作に応じた信号を制御部111に出
力するようになっている。
【0011】表示装置23は、CRT(Cathode Ray Tu
be)や液晶パネルなどを具備し、制御部111から与え
られる指令に応じて各種の画像を表示する。例えば、ユ
ーザによって入力装置22に所定の操作がなされると、
表示装置23は、制御部111による制御のもと、図2
に示す楽曲選択画面5を表示する。この楽曲選択画面5
は、楽曲データ記憶部112に格納された複数の楽曲デ
ータのいずれかをユーザが選択するための画面であり、
図2に示すように、各楽曲データに対応するアイコン5
1がGUI(Graphical User Interface)として含まれ
る。各アイコン51(目標体)は、楽曲データごとに異
なる絵柄や文字などからなり、ユーザがいずれかの楽曲
を選択するときの目標となるものである。なお、以下で
は、楽曲A、楽曲B、楽曲Cおよび楽曲Dの計4曲が楽
曲データ記憶部112に格納されている場合を想定す
る。このとき、図2に示すように、楽曲選択画面5に
は、楽曲Aに対応するアイコン51Aと、楽曲Bに対応
するアイコン51Bと、楽曲Cに対応するアイコン51
Cと、楽曲Dに対応するアイコン51Dとが含まれる。
【0012】さらに、表示装置23はポインタ53(指
示子)を表示する。このポインタ53は、表示装置23
による表示画像のうちいずれかの位置をユーザが指示す
るためのものであり、ユーザによって入力装置22に与
えられた操作に応じてその表示位置が移動するようにな
っている。楽曲選択画面5が表示されているとき、ユー
ザは、第1に、楽曲選択画面5を視認しつつ入力装置2
2を操作することによってポインタ53を所望の楽曲に
対応するアイコン51と重なるように移動させ、第2
に、この状態で入力装置22に所定の操作を与える(例
えばマウスのボタンをクリックする)ことによって、当
該アイコン51に対応する楽曲データを再生対象として
確定することができる。なお、再生対象となる楽曲デー
タを確定する方法はこれに限られるものではなく、例え
ば、いずれかのアイコン51に対して、ポインタ53が
予め定められた距離よりも近づけられたときに、このア
イコン51に対応する楽曲データが再生対象として確定
されたものとしてもよい。
【0013】さらに、本実施形態においては、これらの
一連の操作が行なわれて再生対象となる楽曲データが確
定する以前においても、楽曲選択画面5においてアイコ
ン表示された1以上の楽曲データが再生されるようにな
っている。より具体的には、楽曲選択画面5が表示され
ると、この画面の各アイコン51に対応する楽曲データ
が、ポインタ53と各アイコン51との位置関係に応じ
て加工された後に再生されるのである。
【0014】図1に示す位置検出部114は、ポインタ
53と各アイコン51との位置関係を検出するための手
段である。ただし、本実施形態における位置検出部11
4は、ポインタ53と各アイコン51との距離を検出す
るものとする。具体的には、位置検出部114は、楽曲
選択画面5において各アイコン51が表示された座標を
記憶する目標体位置記憶部114aを具備する。一方、
ユーザによって入力装置22に操作がなされてポインタ
53を移動すべき旨の指示が与えられると、制御部11
1は、移動後のポインタ53の座標を位置検出部114
に出力するようになっている。位置検出部114は、こ
うして制御部111から与えられたポインタ53の座標
と、目標体位置記憶部114aに記憶された各アイコン
51の座標との距離を演算し、各アイコン51について
得られた距離を制御部111に出力する。
【0015】次に、音加工部115は、各楽曲データに
対して制御部111からの指示に応じた加工を施すとと
もに、加工後の楽曲データを音出力装置21に供給する
ための手段である。ここで、制御部111は、位置検出
部114によって検出されたポインタ53と各アイコン
51との距離に応じた加工を音加工部115に対して指
示するようになっている。すなわち、音加工部115
は、複数の楽曲データの各々に対して、当該楽曲データ
に対応するアイコン51の表示位置と、ユーザによって
指定されたポインタ53の表示位置との距離に応じた加
工を施すのである。
【0016】図3は、本実施形態における音加工部11
5の構成を示すブロック図である。同図に示すように、
音加工部115は、楽曲選択画面5に含まれるアイコン
51に対応する数の音加工ユニット15と、各音加工ユ
ニット15から出力された楽音信号を加算する加算器1
7とを有する。楽曲選択画面5が表示されているとき、
各音加工ユニット15には、それぞれ対応する楽曲の楽
曲データが入力される。すなわち、第1段目の音加工ユ
ニット15には楽曲Aの楽曲データが入力され、第2段
目の音加工ユニット15には楽曲Bの楽曲データが入力
されるといった具合である。
【0017】各音加工ユニット15は、増幅器151と
D/A変換器152とを有する。増幅器151は、入力
された楽曲データが表す楽音信号の振幅を増幅させて出
力する。ここで、各増幅器151のゲインは、制御部1
11によって指示される。具体的には、制御部111
は、記憶部113に記憶されたパラメータテーブルを参
照することにより、ポインタ53と各アイコン51との
距離に応じたゲイン(G)を各増幅器151に対して指
示する。
【0018】図4は、パラメータテーブルの具体的内容
を例示する図である。同図に示すように、このパラメー
タテーブルは、ポインタ53およびアイコン51の距離
と、各増幅器151において設定されるべきゲインとが
対応づけられたテーブルである。このパラメータテーブ
ルにおいては、最小の距離の範囲である「0」〜「L
1」に対応付けられたゲイン「G1」が最大となる一
方、距離が大きくなるにつれてこれに対応付けられるゲ
インが小さくなるように設定されている。
【0019】ポインタ53と各楽曲に対応するアイコン
51との距離を位置検出部114から通知されると、制
御部111は、パラメータテーブルにおいてこの距離に
対応付けられたゲインを読み出すとともに、このゲイン
を、当該楽曲に対応する音加工ユニットの増幅器151
に対して指示する。例えば、図2に示した楽曲選択画面
5において、楽曲Aに対応するアイコン51Aとポイン
タ53との距離が、「0」から「L1」までの値である
場合、制御部111は、この距離に対応付けられたゲイ
ン「G1」を読み出すとともに、楽曲Aに対応する第1
段目の音加工ユニット15の増幅器151に対してゲイ
ン「G1」を指示する、といった具合である。この結
果、ユーザが入力装置22を操作してポインタ53を特
定のアイコン51に近づけることによって、当該アイコ
ン51に対応する楽曲の再生音量が増大する一方、他の
アイコン51に対応する楽曲の再生音量は減少すること
となる。ただし、パラメータテーブルに含まれる距離の
範囲は、予め定められたしきい値以下の距離に限られて
いる。位置検出部114から通知された距離がパラメー
タテーブルに含まれていないとき(すなわち、この距離
が所定のしきい値を越える値であるとき)、制御部11
1は、当該楽曲の再生音量を「ゼロ」とする指示を増幅
器151に対して与える。
【0020】図3に示すD/A変換器152は、増幅器
151から出力されたデジタル信号をアナログ信号であ
る楽音信号に変換して出力する。各音加工ユニット15
のD/A変換器152から出力された楽音信号は、加算
器17によって加算された後に音出力装置21に供給さ
れ、この信号に応じた楽音が音出力装置21によって出
力される。
【0021】<A−2:第1実施形態の動作>次に、図
5に示すフローチャートを参照して本実施形態の動作を
説明する。まず、ユーザによって入力装置22に所定の
操作がなされ、楽曲選択画面5を表示すべき旨の指示が
与えられると、制御部111は、表示装置23を制御し
て図2に示した楽曲選択画面5を表示させるとともに
(ステップSa1)、楽曲データ記憶部112に記憶さ
れた楽曲データを記憶部113に転送する(ステップS
a2)。さらに、制御部111は、この時点におけるポ
インタ53と各アイコン51との距離を位置検出部11
4から取得する(ステップSa3)。すなわち、まず、
制御部111は、その時点において表示装置23に表示
されているポインタ53の座標を位置検出部114に出
力する。一方、位置検出部114は、目標体位置記憶部
114aに記憶された各アイコン51の座標と、制御部
111から示されたポインタ53の座標とに基づいて、
各アイコン51とポインタ53との距離を演算する。制
御部111は、こうして各アイコン51について算出さ
れた距離を取得するのである。
【0022】次いで、制御部111は、パラメータテー
ブルを参照することにより、複数の楽曲の各々に対応す
る増幅器151に対して、位置検出部114から取得し
た当該楽曲のアイコン51とポインタ53との距離に応
じたゲインを指示する(ステップSa4)。
【0023】例えば、いま、ポインタ53の位置が図2
に示した状態にあるものとする。ただし、ポインタ53
とアイコン51Aとの距離が「0」から「L1」の間の
値であり、ポインタ53とアイコン51Bとの距離およ
びポインタ53とアイコン51Cとの距離が「L2」〜
「L3」の間の値であり、ポインタ53とアイコン51
Dとの距離が所定のしきい値を越えた値であるものとす
る。このとき、制御部111は、パラメータテーブルの
内容を参照することにより、楽曲Aに対応する増幅器1
51にはゲイン「G1」を指示し、楽曲BおよびCに対
応する増幅器151にはそれぞれゲイン「G3」を指示
し、楽曲Dに対応する増幅器151には当該楽曲Dの再
生音量が「ゼロ」となるゲインを指示する。この結果、
各楽曲に対応する増幅器151のゲインは、当該楽曲の
アイコン51とポインタ53との距離に応じた値に設定
される。
【0024】次に、制御部111は、記憶部113に格
納された4曲分の楽曲データの各々における一部を読み
出して、これを音加工部115に出力する(ステップS
a5)。ここでは楽曲選択画面5が表示されてから最初
に楽曲データの出力を行なう段階であるため、制御部1
11は、各楽曲データのうち先頭を含む部分を音加工部
115に出力する。これらの楽曲データは、音加工部1
15において増幅された後に楽音信号に変換され、音出
力装置21から音として出力される。このとき、音加工
部115の各増幅器151のゲインは、当該増幅器15
1に対応する楽曲のアイコン51とポインタ53との距
離に応じて設定されているから、4つの楽曲の各々は、
当該楽曲のアイコン51とポインタ53との距離に応じ
た音量をもって並行して再生されることとなる。
【0025】続いて、制御部111は、ユーザによって
ポインタ53の移動指示が与えられたか否かを判定する
(ステップSa6)。この結果、ポインタ53の移動指
示が与えられたと判定した場合、すなわちポインタ53
と各アイコン51との距離に変化が生じた場合には、各
増幅器151のゲインを変更する必要があるため、制御
部111は、処理をステップSa3に移行させる。すな
わち、制御部111は、位置検出部114からポインタ
53と各アイコン51との距離を取得し(ステップSa
3)、それぞれの距離に応じたゲインを各音加工ユニッ
ト15の増幅器151に指示する(ステップSa4)。
さらに、制御部111は、記憶部113に格納された楽
曲データのうち直前に読み出した部分の次に続く部分を
読み出して音加工部115に出力する(ステップSa
5)。この結果、各楽曲の再生音量は、各アイコン51
とポインタ53との距離に応じて変更されることとな
る。
【0026】一方、ステップSa6においてポインタ5
3移動の指示が与えられていないと判定した場合には、
各楽曲の再生音量を変更する必要はないため、制御部1
11は、続くステップSa7に処理を移行させる。すな
わち、制御部111は、演奏対象となる楽曲が確定され
たか否かを判定する(ステップSa7)。ここで楽曲が
確定されたと判定すると、制御部111は、音加工部1
15による楽曲データの処理を停止させるとともに、選
択されたひとつの楽曲の楽曲データを記憶部113から
順次読み出して音加工部115に出力する(ステップS
a8)。この結果、ユーザによって選択されたひとつの
楽曲が音出力装置21から再生される。
【0027】ステップSa8における楽曲の再生処理が
終了した場合、またはステップSa7において楽曲が確
定されていないと判定した場合、制御部111は、楽曲
の選択および演奏を終了すべき旨の指示が与えられたか
否かを判定する(ステップSa9)。この結果、終了指
示が与えられたと判定すると、制御部111は、表示装
置23を制御して楽曲選択画面5を消去させるととも
に、楽曲選択のための処理を終了する。これに対し、終
了指示が与えられていない場合、制御部111は、処理
をステップSa5に移行させ、これ以降の処理を繰り返
す。
【0028】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ポインタ53の移動に伴って楽曲データの加工態様
が変化するので、ユーザは煩雑な操作を行なうことなく
各楽曲を試聴することができる。すなわち、ユーザが試
聴を希望する楽曲のアイコン51にポインタ53を近づ
ける操作を行なうことにより、その楽曲の再生音量が増
加する一方で他の楽曲の再生音量が減少するようになっ
ているため、演奏対象となる楽曲の選択を行なうユーザ
の便宜に資することができる。
【0029】また、楽曲の内容と各楽曲のアイコン51
の位置とを把握しているユーザにとっては、各楽曲の再
生音量の変化によってポインタ53の位置を確認するこ
とができるという利点もある。例えば、ポインタ53の
移動に伴って楽曲Aの再生音量が増加する一方で楽曲B
の再生音量が減少した場合、ユーザは、ポインタ53が
楽曲Aのアイコン51Aに向かって移動していることを
認識することができる。
【0030】<B:第2実施形態>次に、本発明の第2
実施形態について説明する。上記実施形態においては、
CD−ROMなどの記録媒体に格納された楽曲データを
再生の対象とした。これに対し、本実施形態において
は、ネットワークを介して受信した楽曲データが再生の
対象とされるようになっている。
【0031】図6は、本実施形態に係る通信システムの
全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、
この通信システムは、本発明に係る音制御装置を適用し
たパーソナルコンピュータ(図6においては「PC」と
表記されている)10b、10b、……と、インターネ
ットや公衆電話網などを含むネットワーク40と、この
ネットワーク40に接続されたサーバ装置30aとを有
する。各パーソナルコンピュータ10bはネットワーク
40に接続されており、サーバ装置30aとの間でネッ
トワーク40を介した通信を行なう。サーバ装置30a
は、複数の楽曲データが格納された記録媒体を具備し、
パーソナルコンピュータ10bからの要求に応じて楽曲
データを配信するようになっている。
【0032】ここで、図7は、本実施形態におけるパー
ソナルコンピュータ10bの構成を示すブロック図であ
る。なお、図7に示す各部のうち前掲図1に示した各部
と共通するものについては同一の符号を付してその説明
を省略する。同図に示すように、このパーソナルコンピ
ュータ10bは、ネットワーク40に接続された通信部
117を有する。通信部117は、サーバ装置30a
(または他のパーソナルコンピュータ10b)との間で
ネットワーク40を介した通信を行なうための手段であ
る。すなわち、通信部117は、制御部111から出力
されたデータをネットワーク40に送信する一方、ネッ
トワーク40から受信した信号を制御部111に出力す
る。
【0033】次に、本実施形態の動作を説明する。ま
ず、ユーザによって入力装置22に所定の操作がなさ
れ、楽曲選択画面5を表示すべき旨の指示が与えられる
と、制御部111は、楽曲データの送信を要求する信号
を通信部117からネットワーク40に送信する。ネッ
トワーク40からこの要求信号を受信すると、サーバ装
置30aは、記憶装置に格納された複数の楽曲データを
読み出し、ネットワーク40を介してパーソナルコンピ
ュータ10bに送信する。一方、パーソナルコンピュー
タ10b内の制御部111は、通信部117を介してこ
れらの楽曲データを受信すると、各楽曲データを記憶部
113に格納する。以後の動作は、図5に示した第1実
施形態に係る動作と同様である。
【0034】このように、本発明において記憶部113
に格納される楽曲データは、必ずしもパーソナルコンピ
ュータが備える記録媒体に格納されていたものに限られ
ず、他の装置(本実施形態ではサーバ装置)からネット
ワークを介して受信されたものであってもよい。この構
成によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0035】<C:第3実施形態>次に、本発明の第3
実施形態について説明する。上記第1および第2実施形
態においては、各楽曲のアイコン51とポインタ53と
の位置関係を検出するための位置検出部114と、楽曲
データに加工を施すための音加工部115とがパーソナ
ルコンピュータ10a(または10b)内に設けられた
構成とした。これに対し、本実施形態においては、これ
らの要素が、ネットワークに接続されたサーバ装置に設
けられた構成となっている。すなわち、本実施形態は、
本発明に係る音制御装置をサーバ装置に適用した形態で
ある。
【0036】図8は、本実施形態に係る通信システムの
具体的構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、この通信システムは、ネットワーク40と、このネ
ットワーク40に接続されたパーソナルコンピュータ1
0cおよびサーバ装置30bとを有する。なお、同図に
おいては、図面が煩雑になるのを防ぐため、ひとつのパ
ーソナルコンピュータ10cのみが図示されているが、
実際には図6に示した構成と同様に、複数のパーソナル
コンピュータ10cがネットワーク40に接続されてい
る。また、パーソナルコンピュータ10cの各部のうち
図1または図7に示した各部と共通する要素については
同一の符号が付されている。
【0037】一方、サーバ装置30bは、図8に示すよ
うに、制御部311、楽曲データ記憶部312、記憶部
313、位置検出部314、音加工部315および通信
部317を有する。このうち楽曲データ記憶部312、
記憶部313および位置検出部314は、上記第1実施
形態における楽曲データ記憶部112、記憶部113お
よび位置検出部114と同様の作用を営むものである。
通信部317は、各パーソナルコンピュータ10cとの
間でネットワーク40を介した通信を行なうための手段
である。
【0038】音加工部315は、図3に示した音加工部
115と同様の構成であり、楽曲データに対して制御部
311からの指示に応じた加工を施して出力する。ただ
し、本実施形態における音加工部315は、加工後の楽
曲データを制御部311に出力する点、およびD/A変
換器152を持たず、加算器17が各増幅器151から
出力された楽曲データを加算する点で、上記実施形態に
おける音加工部115とは異なっている。
【0039】制御部311は、当該サーバ装置30b内
の各部を制御する手段である。具体的には、制御部31
1は、パーソナルコンピュータ10cの表示装置23に
表示されたポインタ53の座標を当該パーソナルコンピ
ュータ10cから受信して位置検出部314に出力する
とともに、この位置検出部314によって検出されたポ
インタ53と各アイコン51との位置関係に応じた指示
を音加工部315に出力する。また、制御部311は、
音加工部315から出力された加工後の楽曲データを、
通信部317およびネットワーク40を介してパーソナ
ルコンピュータ10cに送信する。
【0040】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て、本実施形態の動作を説明する。まず、ユーザによっ
て入力装置22に所定の操作がなされ、楽曲選択画面5
を表示すべき旨の指示が与えられると、パーソナルコン
ピュータ10cの制御部111は、通信部117を介し
てサーバ装置30bに楽曲選択要求を送信する。この楽
曲選択要求は、楽曲選択画面5を表す画像データと、当
該楽曲選択画面5において表示対象となる楽曲データと
を要求する信号であり、この時点において表示装置23
に表示されたポインタ53の座標が含まれている。
【0041】通信部317を介してこの楽曲選択要求を
受信すると(ステップSb1)、サーバ装置30bの制
御部311は、図示しない画像データ記憶部から楽曲選
択画面5を表す画像データを読み出すとともに、この画
像データをパーソナルコンピュータ10cに送信する。
一方、パーソナルコンピュータ10cの制御部111
は、通信部117を介して受信した画像データに基づい
て表示装置23を制御することにより、図2に示した楽
曲選択画面5を表示させる。また、サーバ装置30bの
制御部311は、楽曲データ記憶部312に記憶された
楽曲データを記憶部313に転送する(ステップSb
2)。
【0042】次に、制御部311は、ポインタ53と各
アイコン51との位置関係を位置検出部314から取得
する(ステップSb3)。すなわち、制御部311は、
ステップSb1において受信した楽曲選択要求中のポイ
ンタ座標を位置検出部314に出力し、この座標と目標
体位置記憶部314aに記憶された各アイコン51の座
標とに基づいて算出された距離を取得するのである。次
いで、制御部311は、記憶部313に記憶されたパラ
メータテーブル(図4参照)に基づいて、ステップSb
3において取得した各アイコン51とポインタ53との
距離に対応するゲインを選定し、各楽曲に対応する音加
工ユニット15の増幅器に対してこのゲインを指示する
(ステップSb4)。この結果、上記各実施形態と同様
に、各楽曲に対応する増幅器151のゲインは、当該楽
曲のアイコン51とポインタ53との距離に応じて設定
される。
【0043】次に、制御部311は、記憶部313に格
納された4曲分の楽曲データの先頭部分を読み出して音
加工部315に出力する(ステップSb5)。この楽曲
データは、音加工部315の増幅器151によって、ス
テップSb4において設定されたゲインをもって増幅さ
れる。各増幅器151から出力された楽曲データは加算
された後に制御部311に出力される。
【0044】一方、加工後の楽曲データを受信すると、
制御部311は、この楽曲データを通信部317からパ
ーソナルコンピュータ10cに送信する(ステップSb
6)。パーソナルコンピュータ10cの制御部111
は、この楽曲データをアナログ信号である楽音信号にD
/A変換し、得られた楽音信号を音出力装置21に供給
する。この結果、複数の楽曲の各々が、当該楽曲に対応
するアイコン51とポインタ53との位置関係に応じた
音量で再生されることとなる。
【0045】ここで、ユーザによってポインタ53移動
の指示が与えられると、パーソナルコンピュータ10c
の制御部111は、移動後のポインタ53の座標をサー
バ装置30bに送信する。このポインタ53の座標をパ
ーソナルコンピュータ10cから取得すると、サーバ装
置30bの制御部311は処理をステップSb3に移行
させる。すなわち、制御部311は、移動後のポインタ
53の座標と各アイコン51との距離を位置検出部31
4から取得して(ステップSb3)、この距離に応じた
指示信号を音加工部315に出力する(ステップSb
4)。さらに、制御部311は、楽曲データの一部を記
憶部313から読み出して音加工部315に出力し(ス
テップSb5)、これに応じて音加工部315から出力
された楽曲データをパーソナルコンピュータ10cに送
信する(ステップSb6)。この結果、パーソナルコン
ピュータ10cにおける各楽曲の再生音量は、各アイコ
ン51とポインタ53との位置関係に応じて変更され
る。
【0046】一方、演奏対象となる楽曲がユーザによっ
て確定されると、制御部311はその旨の信号をパーソ
ナルコンピュータ10cから受信し(ステップSb8;
Yes)、選択されたひとつの楽曲を記憶部313から
読み出してパーソナルコンピュータ10cに送信する
(ステップSb9)。この結果、ユーザが選択したひと
つの楽曲が、パーソナルコンピュータ10cの音出力装
置21から再生されることとなる。この後、サーバ装置
30bの制御部311は、ユーザによって楽曲選択の終
了指示が与えられたか否かを判定し(ステップSb1
0)、与えられていないと判定した場合には処理をステ
ップSb5に移行させる一方、与えられたと判定した場
合には、パーソナルコンピュータ10cに対して楽曲選
択画面5を消去すべき旨の指示を与えて処理を終了す
る。
【0047】以上説明したように、本実施形態において
も上記第1および第2実施形態と同様の効果が得られ
る。加えて、本実施形態によれば、ネットワーク40に
接続された各パーソナルコンピュータ10cに、各アイ
コン51とポインタ53との位置関係を検出する機能
と、検出された位置関係に応じた加工を楽曲データに施
す機能とを持たせる必要がないという利点がある。本実
施形態に示したように、本発明においては、位置検出部
および音加工部が、アイコンおよびポインタを表示する
装置(表示装置)、ならびに音を出力する装置(音出力
装置)と同一の装置に設けられている必要は必ずしもな
いのである。
【0048】なお、本実施形態においては、楽曲選択画
面5を表す画像データがサーバ装置30bによって保持
され、楽曲選択画面5を表示すべき旨の指示がユーザに
よって与えられるたびに、この画像データがサーバ装置
30bからパーソナルコンピュータ10cに送信される
ものとした。しかしながら、画像データを蓄積する画像
データ記憶部をパーソナルコンピュータ10cに設けた
構成としてもよい。すなわち、楽曲選択画面5を表示す
べき旨の指示が最初に与えられたときに限って、楽曲選
択画面5を表す画像データをサーバ装置30bからパー
ソナルコンピュータ10cに送信する一方、パーソナル
コンピュータ10cの画像データ記憶部にこの画像デー
タを蓄積する構成とし、次回の楽曲選択画面5の表示に
際しては、この画像データ記憶部に格納された画像デー
タを用いるようにしてもよい。そして、サーバ装置30
bに蓄積された画像データの内容(例えば楽曲選択画面
5におけるアイコン51の位置)が更新されたときに限
って、更新後の画像データまたは更新内容を示すデータ
を、サーバ装置30bからパーソナルコンピュータ10
cに送信するようにしてもよい。また、楽曲選択画面5
を表す画像データは、サーバ装置30bから送信された
ものである必要は必ずしもなく、例えばパーソナルコン
ピュータ10cの画像データ記憶部に予め記憶されたも
のであってもよい。これらの構成によれば、楽曲選択画
面5を表示するたびにサーバ装置30bから画像データ
を受信することが不要となるため、サーバ装置30bに
おける処理負荷やネットワークの通信トラヒックを低減
することができる。
【0049】なお、パーソナルコンピュータ10cが保
持する画像データに基づいて楽曲選択画面5を表示する
構成とした場合、各アイコン51とポインタ53との位
置関係(ここでは距離)を、パーソナルコンピュータ1
0cの制御部111が算出してサーバ装置30bに送信
するようにしてもよい。この場合、サーバ装置30b
は、パーソナルコンピュータ10cからの信号に基づい
て、各アイコン51とポインタ53との位置関係を検出
することとなる。このように、本実施形態のようにサー
バ装置30cが楽曲データの加工を行なう構成におい
て、ポインタ53と各アイコン51との位置関係をサー
バ装置30bにおいて算出する必要は必ずしもない。
【0050】<D:第4実施形態>上記各実施形態にお
いては、ポインタと各アイコンとの位置関係に応じて各
楽曲の再生音量が変化するように、楽曲データを加工す
る構成を例示した。しかしながら、楽曲データに対して
施す加工の内容はこれに限られるものではなく、例えば
以下に示す加工を施すようにしてもよい。なお、以下に
示す各態様は、楽曲データに対して施される加工の内容
が上記第1ないし第3実施形態と異なるものであって、
音加工部(115または315)以外の構成について
は、図1、図7または図8に示したいずれの構成をも採
り得るものである。このため、以下では音加工部の構成
を中心に説明を進め、その他の構成については適宜その
説明を省略する。また、ここでは説明の便宜上、上記第
1実施形態に示した構成、すなわちパーソナルコンピュ
ータ10aに音加工部115が設けられた構成を例にと
って説明する。
【0051】<D−1:第1の態様>本態様において
は、空気中における音の伝達特性を音出力装置21から
出力される音に反映させるための加工が楽曲データに対
して施されるようになっている。具体的には、図2に示
した楽曲選択画面5に対応する仮想的な空間において、
各アイコン51が表示される位置に当該アイコン51に
対応する楽曲を再生する音源を配置するとともに、ポイ
ンタ53が表示される位置に当該音源から出力された楽
音を集音する集音装置を配置したと仮定し、アイコン5
1に相当する音源から当該仮想空間を満たす空気を伝播
して集音装置に収音されるときの伝達特性を、音出力装
置21から出力される楽音に反映させるのである。
【0052】図10は、本態様に係る音加工部115の
構成を示すブロック図である。同図に示すように、この
音加工部115は、楽曲選択画面5においてアイコン表
示される楽曲の数に対応した4つの音加工ユニット15
と、各音加工ユニットから出力された楽曲データを加算
する加算器17とを備えている。各音加工ユニットはD
SP(Digital Signal Processor)によって構成され、
それぞれBPF(BandPass Filter)153、増幅器1
54および遅延回路155からなる複数の処理系統(図
1においては3系統のみが図示されている)と、各系統
からの出力信号を加算する加算器156とを備えてい
る。各処理系統に属するBPF153は、音加工ユニッ
ト15に入力された楽曲データが表す楽音信号のうち予
め設定された帯域の信号のみを選択的に通過させるフィ
ルタである。ひとつの音加工ユニット15の各系統に属
するBPF153の通過帯域はそれぞれ重複しないよう
に設定されている。以下では、図10に示すように、ひ
とつの音加工ユニット15の各系統に属するBPF15
3の通過帯域を「帯域a」、「帯域b」、「帯域c」…
…、と表記し、帯域aから帯域bに向かう方向に各通過
帯域の周波数が大きくなるものとする。
【0053】また、増幅器154は、入力信号が表す信
号の振幅を増幅して出力するものであり、制御部111
からの指示に応じてそのゲイン(G)が設定されるよう
になっている。遅延回路155は、入力信号を遅延させ
て出力するものであり、制御部111からの指示に応じ
てその遅延時間(D)が設定されるようになっている。
【0054】一方、加算器17は、各音加工ユニット1
5から出力された楽曲データを加算して出力する。加算
器17から出力された楽曲データは、図示しないD/A
変換器によってアナログ信号である楽音信号に変更され
た後、音出力装置21に出力される。
【0055】ここで、各音加工ユニット15における増
幅器154のゲインおよび遅延回路155の遅延時間
は、記憶部113に記憶されたパラメータテーブルに基
づいて決定される。図11は、このパラメータテーブル
の具体的内容を示す図である。同図に示すように、パラ
メータテーブルは、ポインタ53および各アイコン51
の距離と、増幅器154において設定されるベきゲイン
および遅延回路155において設定されるべき遅延時間
とが対応付けられたテーブルである。ただし、ひとつの
音加工ユニット15にはそれぞれ増幅器154および遅
延回路155を有する複数の処理系統が含まれるため、
処理対象となる信号の周波数帯域(つまりBPF153
の通過帯域)が異なる各処理系統ごとに、ゲインおよび
遅延時間が規定されている。さらに詳述すると、楽曲選
択画面5に対応する仮想的な空間において、アイコン5
1の表示位置に仮想的に配置された音源から楽音を発生
させる一方、ポインタ53の表示位置に仮想的に配置さ
れた集音装置によってこの楽音を収音したと仮定し、こ
のときの当該空間を満たす空気による音の伝達特性が、
音出力装置21から楽曲データに基づいて出力される楽
音に近似的に反映されるように、パラメータテーブルに
おけるゲインおよび遅延時間が設定されている。具体的
には、各系統において処理される信号の周波数帯域が大
きくなるにつれて(つまり、帯域aから帯域cに向かう
につれて)ゲインおよび遅延時間が小さくなるように、
かつ、ポインタ53と各アイコン51との距離が大きく
なるにつれてゲインが小さくなる一方で遅延時間が大き
くなるように、パラメータテーブル中のゲインおよび遅
延時間がそれぞれ設定されている。
【0056】かかる構成のもと、図5に示したステップ
Sa3においてポインタ53と各アイコン51との距離
を位置検出部114から取得すると、制御部111は、
このパラメータテーブルの内容を参照し、取得した距離
に対応するゲインおよび遅延時間を、各音加工ユニット
15の増幅器154および遅延回路155に指示する
(ステップSa4)。例えば、図2に示したように、ポ
インタとアイコン51Aとの距離が「0」から「L1」
の範囲内の値であるとき、制御部111は、パラメータ
テーブルの内容を参照して、周波数帯域aを処理対象と
する第1系統の増幅器154にゲイン「Ga1」を指示
するとともに遅延回路155に遅延時間「Da1」を指
示し、周波数帯域bを処理対象とする第2系統の増幅器
154にゲイン「Gb1」を指示するとともに遅延回路
155に遅延時間「Db1」を指示し、周波数帯域cを
処理対象とする第3系統の増幅器154にゲイン「Gc
1」を指示するとともに遅延回路155に遅延時間「D
c1」を指示する、といった具合である。制御部111
は、楽曲選択画面5においてアイコン表示されているす
べての楽曲について、この一連の処理を行う。なお、制
御部111によるその他の動作は、図5に示した第1実
施形態の動作と同様であるため、その説明を省略する。
【0057】本態様によれば、音出力装置21から出力
される楽音は、楽曲選択画面5に対応した空間のうちポ
インタ53の表示位置において、アイコン51の表示位
置から発せられた楽音を聴取したと仮定したときの空気
中の伝達特性が近似的に反映されたものとなる。すなわ
ち、楽曲選択画面5に対応する仮想的な空間のうちポイ
ンタ53の位置において、各アイコン51の位置から発
生される楽音を聴いているような感覚をユーザに与える
ことができ、楽曲を選択するときの新たな楽しみを創出
することができる。
【0058】なお、本態様においては、出力される楽音
が空気の伝達特性を反映したものとなる場合を想定した
が、反映される伝達特性は、空気中のものに限られな
い。例えば、水中での伝達特性を再生楽音に反映させる
ものとしてもよいし、再生楽音に反映させるべき伝達特
性をユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
【0059】<D−2:第2の態様>本態様に係る音加
工部115おいては、ポインタ53と各アイコン51と
の位置関係に応じた残響効果が楽曲データに対して付与
されるようになっている。具体的には、楽曲選択画面5
を仮想的な音響空間とする一方、アイコン51の表示位
置に仮想的に配置された音源から発せられた音を、ポイ
ンタ53の表示位置に仮想的に配置された集音装置によ
って集音したと仮定したときに当該発生音に付与される
べき残響効果を、音出力装置21から実際に発せられる
楽音に反映させるのである。
【0060】図12は、本態様に係る音加工部115の
構成を示すブロック図である。同図に示すように、この
音加工部115は、楽曲選択画面5においてアイコン表
示された楽曲の数に対応する4つの音加工ユニット15
と、各音加工ユニット15から出力された加工後の楽曲
データを加算する加算器17とを有する。各音加工ユニ
ット15はDSPによって構成され、入力された楽曲デ
ータに対して残響効果を付与する残響付与部157を有
する。この残響付与部157は、制御部111から供給
されるインパルス応答波形のサンプルデータを楽曲デー
タに畳み込むことにより、所定の音響空間における初期
反射音やその後の残響音の効果を付与するものである。
【0061】ここで、各音加工ユニット15の残響付与
部157に供給されるサンプルデータは、記憶部113
に記憶されたパラメータテーブルに基づいて決定され
る。図13は、このパラメータテーブルの具体的内容を
示す図である。同図に示すように、本態様に係るパラメ
ータテーブルは、楽曲選択画面5および各アイコン51
に対するポインタ53の相対的な位置と、インパルス応
答波形のサンプルデータとが対応付けられたテーブルで
ある。このインパルス応答波形のサンプルデータは、以
下の方法によって予め取得されている。すなわち、楽曲
選択画面5に対応する実際の音響空間のうち、いずれか
のアイコン51の表示位置に対応して音源を配置する。
次いで、この音源からインパルス音を発生させたときの
インパルス応答を、当該空間内の各位置に配置されたマ
イクロホンにより集音して電気信号に変換する。そし
て、各電気信号波形をサンプリングすることにより、当
該音響空間の各位置におけるインパルス応答波形のサン
プルデータが得られる。この処理を楽曲選択画面5に含
まれるすべてのアイコン51について実行することによ
り、実際の音響空間の各位置に対応する楽曲選択画面5
中の各位置と、各楽曲データに畳み込まれるインパルス
応答波形のサンプルデータとが対応付けられたパラメー
タテーブルが得られるのである。
【0062】一方、本態様に係る位置検出部114は、
楽曲選択画面5に対するポインタ53の相対的な位置を
検出して制御部111に出力するようになっている。図
5に示したステップSa3においてポインタ53の位置
を位置検出部114から取得すると、制御部111は、
パラメータテーブルを参照して、当該相対位置に対応付
けられた4つのアイコン51のサンプルデータを読み出
し、各サンプルデータを、対応する音加工ユニット15
の残響付与部157に出力する(ステップSa4)。例
えば、ポインタ53の位置が「P1」である場合、制御
部111は、これに対応付けられたサンプルデータA
1、B1、C1およびD1を記憶部113から読み出
し、サンプルデータA1を楽曲Aに対応した残響付与部
157に、サンプルデータB1を楽曲Bに対応した残響
付与部157に、サンプルデータC1を楽曲Cに対応し
た残響付与部157に、サンプルデータD1を楽曲Dに
対応した残響付与部157に、それぞれ出力する。な
お、その他の処理については、図5に示した第1実施形
態の動作と同様であるため、その説明を省略する。
【0063】本態様によれば、音出力装置21から出力
される楽音は、楽曲選択画面5に対応した音響空間内の
音響効果が近似的に反映されたものとなる。したがっ
て、楽曲選択画面5に対応した仮想的な音響空間内のポ
インタ53に対応する位置において、各アイコン51の
位置から発せられる楽音を聴いているような感覚をユー
ザに与えることができ、楽曲を選択するときの新たな楽
しみを創出することができる。
【0064】<D−3:第3の態様>本態様において
は、MIDI(Musical Instrument Digital Interfac
e)規格に準拠した楽曲データが音加工部115に入力
されるようになっている。すなわち、本態様における楽
曲データには、ピアノパートやギターパートといった同
時に再生されるべき複数のパートの各々に対応した複数
のチャネルが含まれている。そして、各楽曲に対応する
アイコン51とポインタ53との距離に応じて、当該楽
曲の楽曲データのうち実際に発音の対象とされるチャネ
ル数が決定されるようになっている。
【0065】図14は、本態様に係る音加工部115の
構成を示すブロック図である。同図に示すように、この
音加工部115は、楽曲選択画面5においてアイコン表
示された楽曲の数に対応する4つの音加工ユニット15
と、各音加工ユニット15から出力された楽音信号を加
算する加算器17とを有する。各音加工ユニット15
は、MIDIデータ処理部158とMIDI音源159
とを備える。MIDIデータ処理部158は、入力され
た楽曲データに含まれる複数のチャネルのうち、制御部
111によって指示された数(Nch)のチャネルを選
択的に出力する一方、その他のチャネルのデータを破棄
するものである。MIDI音源159は、MIDIデー
タ処理部158から出力された楽曲データに基づいてア
ナログ信号である楽音信号を出力する。
【0066】ここで、MIDIデータ処理部158から
出力される楽曲データのチャネル数は、記憶部113に
記憶されたパラメータテーブルに基づいて決定される。
図15は、このパラメータテーブルの具体的内容を示す
図である。同図に示すように、パラメータテーブルは、
ポインタ53および各アイコン51の距離と、MIDI
データ処理部158において選択されるべきチャネル数
とが対応付けられたテーブルである。具体的には、ポイ
ンタ53と各アイコン51との距離が大きくなるにつれ
て、MIDIデータ処理部158において選択されるべ
きチャネル数が小さくなるように設定されている。
【0067】かかる構成のもと、図5に示したステップ
Sa3において各アイコン51ごとにポインタ53との
距離を取得すると、制御部111は、パラメータテーブ
ルを参照し、取得した各距離に対応するチャネル数を、
音加工ユニットのMIDIデータ処理部158に指示す
る(ステップSa4)。例えば、図2に示したように、
ポインタとアイコン51Aとの距離が「0」から「L
1」の範囲内にあり、ポインタとアイコン51Bおよび
アイコン51Cとの距離が「L2」から「L3」の範囲
内にあり、ポインタ53とアイコン51Dとの距離が所
定のしきい値を越える値である場合を想定する。この場
合、制御部111は、楽曲Aに対応するMIDIデータ
処理部158にチャネル数「16」を指示し、楽曲Bお
よびCに対応するMIDIデータ処理部158にチャネ
ル数「4」を指示し、楽曲Dに対応するMIDIデータ
処理部158にチャネル数「0」を指示する。一方、M
IDIデータ処理部158は、入力された楽曲データの
チャネル数を制御部111によって指示されたチャネル
数に低減し、これにより得られた楽曲データをMIDI
音源159に出力する。この結果、音出力装置21から
出力される各楽曲の楽音は、当該楽曲のアイコン51と
ポインタ53との距離に応じたパート数となる。すなわ
ち、上記の例では、楽曲Aが全パートにわたって演奏さ
れ、楽曲BおよびCは一部のパートのみが演奏されると
いった具合である。
【0068】なお、チャネル数の低減に際しては、チャ
ネル番号が若い順から制御部111によって指定された
数までのチャネルがMIDI音源159への出力対象と
して選択されるようにしてもよいし、メインメロディな
ど音楽的に重要な要素に対応するチャネルがMIDI音
源159への出力対象として優先的に選択されるように
してもよい。あるいは、テンポやリズムなどを表すチャ
ネル(例えば、ドラムパートに対応するチャネル)が、
メインメロディに相当するチャネルよりも優先的に選択
されるものとし、ポインタ53がアイコン51から遠い
場合にはテンポやリズムのみが出力される一方、ポイン
タ53がアイコン51に近づくにつれてメインメロディ
が追加されるといった構成としてもよい。
【0069】本実施形態に係る各態様によっても上記第
1実施形態と同様の効果が得られる。なお、ここでは、
パーソナルコンピュータに設けられた音加工部によって
楽曲データに施される加工の内容について説明したが、
上記第3実施形態に示したように、上記第1ないし第3
の態様に係る音加工部をサーバ装置に設けてもよい。す
なわち、サーバ装置において、楽曲データに対して上記
第1ないし第3の態様に示した加工を施すとともに、加
工後の楽曲データをパーソナルコンピュータに送信する
構成としてもよい。
【0070】<E:第5実施形態>次に、本発明の第5
実施形態に係るパーソナルコンピュータについて説明す
る。なお、本実施形態に係るパーソナルコンピュータ
は、前掲図1に示した第1実施形態に係るパーソナルコ
ンピュータと同様の構成であるため、以下では、第1実
施形態と比較して異なる部分を中心に説明し、共通する
部分についてはその説明を適宜省略する。
【0071】上記第1ないし第4実施形態においては楽
曲選択画面5を平面的な表示とした場合を例示した。こ
れに対し、本実施形態においては、楽曲選択画面5が仮
想的な三次元空間(以下、「仮想空間」という)を含む
ようになっている。図16は、本実施形態に係る楽曲選
択画面5の内容を例示する図である。同図に示すよう
に、表示装置23には、ユーザを表すキャラクタ(以
下、「自キャラクタ」と表記する)55と、それぞれ楽
曲データ記憶部112に記憶された楽曲に対応する複数
のキャラクタ(以下、「目標キャラクタ」と表記する)
57とが配置された仮想空間54が楽曲選択画面5とし
て表示される。
【0072】自キャラクタ55(指示子)は、上記第1
実施形態におけるポインタ53に相当するものである。
すなわち、自キャラクタ55は、仮想空間54のうちい
ずれかの位置をユーザが指示するためのものであり、ユ
ーザによって入力装置22に与えられた操作に応じて表
示位置が移動するようになっている。すなわち、ユーザ
は、仮想空間54内における自キャラクタ55の位置お
よび向きを任意に変更することができる。一方、目標キ
ャラクタ57(目標体)は、上記第1実施形態における
アイコン51に相当するものであり、各楽曲データに対
応している。すなわち、ユーザは、第1に、楽曲選択画
面5を視認しつつ入力装置22を操作することによって
自キャラクタ55を所望の楽曲に対応する目標キャラク
タ57の近傍に移動させ、第2に、この状態で入力装置
22に所定の操作を与えることによって、当該目標キャ
ラクタ57に対応する楽曲を再生対象として選択するこ
とができる。加えて、本実施形態においても上記各実施
形態と同様に、楽曲選択画面5が表示されると、この空
間内の各目標キャラクタ57に対応する楽曲データが、
自キャラクタ55と目標キャラクタ57との位置関係に
応じて加工された後に再生されるようになっている。
【0073】位置検出部114は、自キャラクタ55と
目標キャラクタ57との位置関係を検出するための手段
であり、仮想空間54内において目標キャラクタ57が
配置される座標が記憶された目標体位置記憶部114a
を有する。本実施形態における位置検出部114は、制
御部111から自キャラクタ55の座標が供給される
と、この自キャラクタ55の座標と目標体位置記憶部1
14aに記憶された各目標キャラクタ57の座標との距
離をそれぞれ算出して制御部111に出力する。さら
に、位置検出部114は、ユーザによって指定された自
キャラクタ55の向きに基づいて、各目標キャラクタ5
7に対する自キャラクタ55の向きを検出して制御部1
11に出力する。
【0074】次に、図17は、本実施形態に係る音加工
部115の構成を示すブロック図である。同図に示すよ
うに、音加工部115は、楽曲選択画面5にキャラクタ
表示された楽曲数に対応する4つの音加工ユニット15
と、一対の加算器17Rおよび17Lとを有する。本実
施形態における音出力装置21は、LおよびRの2チャ
ネルに対応するスピーカを備えている。一対の加算器1
7Rおよび17Lは、音出力装置21におけるRチャネ
ルおよびLチャネルにそれぞれ対応するものである。
【0075】各音加工ユニット15は、上記第1実施形
態と同様の増幅器151およびD/A変換器152を有
する。すなわち、増幅器151は、入力された楽曲デー
タが示す楽音信号を、制御部111から指示されたゲイ
ン、すなわち自キャラクタ55と目標キャラクタ57と
の距離に応じたゲインをもって増幅する。さらに本実施
形態においては、各音加工ユニット15のD/A変換器
152の後段に一対の増幅器160Rおよび160Lが
設けられている。増幅器160Rおよび160Lには、
D/A変換器152から出力された楽音信号がそれぞれ
入力される。この増幅器160Rおよび160Lは、D
/A変換器152から出力された楽音信号を、制御部1
11によって指示されたゲインで増幅して出力するもの
である。このうち増幅器160Rから出力された楽音信
号は、加算器17Rによって他の増幅器160Rからの
出力信号と加算された後、音出力装置21のRチャネル
に出力される。一方、増幅器160Lから出力された楽
音信号は、加算器17Lによって他の増幅器160Lか
らの出力信号と加算された後、音出力装置21のLチャ
ネルに出力される。
【0076】ここで、各楽曲に対応する増幅器160R
と増幅器160Lとのゲインのバランスは、当該楽曲の
目標キャラクタ57に対する自キャラクタ55の向きに
応じて調整される。例えば、図18に示すように、目標
キャラクタ57に対して自キャラクタ55が正面を向い
ている場合、制御部111は、増幅器160Rと増幅器
160Lとを同一のゲインとする指示を与える。これに
対し、図19に示すように、目標キャラクタ57に対し
て自キャラクタ55が右耳55Rを向けた状態である場
合、制御部111は、Rチャネルに対応する増幅器16
0RのゲインをLチャネルに対応する増幅器160Lの
ゲインよりも大きくする指示を与える、といった具合で
ある。
【0077】かかる構成のもと、図5に示したステップ
Sa3において、制御部111は、自キャラクタ55と
各目標キャラクタ57との距離、および各目標キャラク
タ57に対する自キャラクタ55の向きを位置検出部1
14から取得する。次いで、制御部111は、各楽曲に
対応する音加工ユニット15の増幅器151に対して、
上記第1実施形態と同様に、当該楽曲の目標キャラクタ
57と自キャラクタ55との距離に応じたゲインを指示
する(ステップSa4)。加えて、制御部111は、各
音加工ユニット15の一対の増幅器160Rおよび16
0Lに対し、各々のゲインが、対応する楽曲の目標キャ
ラクタ57に対する自キャラクタ55の向きに応じたバ
ランスとなるように指示を与える。なお、制御部111
によるその他の動作については、図5に示した第1実施
形態の動作と同様であるため、その説明を省略する。
【0078】この構成によれば、音出力装置21から出
力される各楽曲の楽音は、仮想空間54内の自キャラク
タ55と当該楽曲の目標キャラクタ57との距離に応じ
た音量となり、かつ、L、Rの各チャネルから出力され
る楽音の音量バランスは、当該楽曲の目標キャラクタ5
7に対する自キャラクタ55の向きに応じて調整された
ものとなる。したがって、各目標キャラクタ57に対応
する位置に仮想的な音源が配置された仮想空間54のな
かで移動しているような感覚をユーザに与えることがで
き、楽曲を選択するときの新たな楽しみを創出すること
ができる。
【0079】なお、本実施形態においては、スタンドア
ロン型のパーソナルコンピュータを例示したが、上記第
2または第3実施形態に示したように、ネットワーク4
0を介してサーバ装置30と通信を行なうパーソナルコ
ンピュータにおいても同様の形態を採用することができ
る。例えば、第3実施形態に示したように、サーバ装置
30bに図17に示した音加工部115を設けて楽曲デ
ータの加工を行なう一方、ネットワーク40に接続され
たパーソナルコンピュータ10cにおいて加工後の楽曲
データを再生する構成としてもよい。
【0080】また、本実施形態においては、自キャラク
タ55の位置に応じて各楽曲の再生音量を調整するとと
もに、自キャラクタ55の向きに応じて各楽曲の左右チ
ャネルにおける音量バランスを調整する構成としたが、
上記第4実施形態に示したように、所定雰囲気中の伝達
特性が付与された楽音を出力するようにしてもよいし
(第1の態様)、仮想空間54を音響空間に相当させ
て、この空間中の自キャラクタ55の位置に応じた残響
効果が付与された楽音を出力するようにしてもよいし
(第2の態様)、実際に楽音として出力されるパート数
を自キャラクタ55の位置に応じて増減するようにして
もよい(第3の態様)。
【0081】<F:変形例>以上この発明の一実施形態
について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示で
あり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱
しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例
としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0082】<F−1:変形例1>上記各実施形態にお
いては、ポインタ53とアイコン51との位置関係(第
5実施形態においては自キャラクタ55と目標キャラク
タ57との位置関係)に応じて、楽曲の再生音量、楽音
に付与される伝達特性あるいは残響効果、または出力さ
れるパート数が調整されるように、楽曲データに対して
加工を施す場合を例示した。しかしながら、本発明にお
ける「加工」は、これらの処理に限られるものではな
い。例えば、上記各実施形態に示した各態様の加工を組
合わせて楽曲データに施してもよい。
【0083】また、上記第4実施形態における第1およ
び第2の態様において、ユーザが楽曲選択画面5内に何
らかのキャラクタを配置できるようにする一方、このキ
ャラクタの存在を反映させた伝達特性や残響効果を、音
出力装置21から出力される楽音に付与する構成として
もよい。例えば、上記第5実施形態においてこの構成を
採用し、ユーザからの指示に応じて岩などの障害物を表
す立体的なキャラクタが仮想空間54内に配置されるも
のとし、このキャラクタの存在を反映させた伝達特性や
残響効果を楽音に付与する構成とすることも考えられ
る。この場合、仮想空間54内の各位置にキャラクタが
配置された場合を想定して、図11または図13に示し
たパラメータテーブルを作成しておけばよい。
【0084】このように、本発明における「加工」と
は、楽曲データまたは楽曲データに対応する楽音信号の
波形を変化させるすべての処理を含む概念である。
【0085】<F−2:変形例2>パラメータテーブル
の内容を示す図4、図11、図13および図15におい
ては、ポインタ53とアイコン51との距離の範囲を概
略的に図示したが、ポインタ53とアイコン51との位
置関係の変化を楽曲データの加工内容に対してより忠実
かつ細緻に反映させるためには、この範囲をより細かく
設定することが望ましいことは言うまでもない。
【0086】また、上記各実施形態に示したように、楽
曲データの加工内容に関わるパラメータがポインタ53
とアイコン51との距離の範囲に対応付けられたパラメ
ータテーブルを用いた場合、ポインタ53とアイコン5
1との距離の変化に対して楽曲データに対する加工内容
が段階的に変化することとなる。すなわち、この場合、
ポインタ53とアイコン51との距離がパラメータテー
ブルにおける同一の距離の範囲内にある限り、たとえこ
の距離に若干の変化が生じたとしても、楽曲データに施
される加工の内容は同一となる。しかしながら、本発明
において加工内容を変化させる方法はこれに限られるも
のではなく、ポインタ53とアイコン51との距離の変
化に伴なって、楽曲データの加工に関わるパラメータを
連続的に変化させてもよい。こうすれば、ポインタ53
とアイコン51との距離をより忠実かつ細緻に反映させ
た加工が楽曲データに対して施されることとなる。
【0087】<F−3:変形例3>上記各実施形態およ
び変形例においては、加工および再生の対象を楽曲に対
応する楽曲データとした場合を例示したが、本発明にお
いて加工および再生の対象とされるデータは、必ずしも
楽曲を示すデータに限られるものではない。例えば、川
の流れる音や動物の鳴き声などを表すデータを、加工お
よび再生の対象としてもよい。すなわち、本発明に係る
「音データ」は、必ずしも楽曲を表す楽曲データに限ら
れるものではなく、何らかの音を表すデータであればよ
い。
【0088】<F−4:変形例4>上記実施形態におい
ては、4つの楽曲が選択の候補とされる場合を例示した
が、楽曲数がこれに限られるものでないことはもちろん
である。例えば、楽曲選択画面5においてひとつの楽曲
のアイコン51(または目標キャラクタ57)のみを表
示させて、この楽曲のみを加工および再生の対象として
もよい。また、楽曲データ記憶部112または312に
記憶された複数の楽曲のうちユーザによって選択された
一部の楽曲のみを加工および再生の対象としてもよい。
【0089】<F−5:変形例5>本発明は、音出力装
置から出力される音を制御するためのプログラムとして
も実施可能である。すなわち、コンピュータに、目標体
(アイコン51または目標キャラクタ57)と指示子
(ポインタ53または自キャラクタ55)との位置関係
を検出する機能と、音データ(楽曲データ)に対してこ
の位置関係に応じた加工を施す機能と、を実現させるた
めのプログラムとしても本発明を実施可能である。ま
た、コンピュータに設けられたハードウェアによって音
データを加工するための機能(上記各実施形態における
音加工部)を実現する場合、当該コンピュータに、目標
体と指示子との位置関係を検出する機能と、音データ加
工のためのハードウェアに対して、検出した位置関係に
応じた加工を指示する機能と、を実現させるためのプロ
グラムとしても本発明を実施可能である。さらに、本発
明は、これらのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体としても実施可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の楽曲のうちのいずれかを選択するときのユーザの
負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るパーソナルコン
ピュータの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における楽曲選択画面の内容を示
す図である。
【図3】 同実施形態における音加工部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 同実施形態におけるパラメータテーブルの内
容を示す図である。
【図5】 同実施形態における制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態におけるパーソナルコンピュータ
の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図9】 同実施形態におけるサーバ装置の制御部の動
作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第4実施形態における第1の態様
に係る音加工部の構成を示すブロック図である。
【図11】 同態様におけるパラメータテーブルの内容
を示す図である。
【図12】 同実施形態における第2の態様に係る音加
工部の構成を示すブロック図である。
【図13】 同態様におけるパラメータテーブルの内容
を示す図である。
【図14】 同実施形態における第3の態様に係る音加
工部の構成を示すブロック図である。
【図15】 同態様におけるパラメータテーブルの内容
を示す図である。
【図16】 本発明の第5実施形態に係る楽曲選択画面
の内容を示す図である。
【図17】 同実施形態における音加工部の構成を示す
ブロック図である。
【図18】 同実施形態において目標キャラクタに対す
る自キャラクタの向きを説明するための図である。
【図19】 同実施形態において目標キャラクタに対す
る自キャラクタの向きを説明するための図である。
【符号の説明】
10a,10b,10c……パーソナルコンピュータ
(音制御装置、端末装置)、111,311……制御
部、112,312……楽曲データ記憶部、113,3
13……記憶部(記憶手段)、114,314……位置
検出部(位置検出手段)、114a,314a……目標
体位置記憶部、115,315……音加工部(音加工手
段)、117,317……通信部、15……音加工ユニ
ット、17……加算部、21……音出力装置、22……
入力装置、23……表示装置、30a,30b……サー
バ装置、40……ネットワーク、5……楽曲選択画面、
51……アイコン(目標体)、53……ポインタ(指示
子)、54……仮想空間、55……自キャラクタ(指示
子)、57……目標キャラクタ(目標体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04S 5/02 G10K 15/00 M Fターム(参考) 5D062 CC13 5D077 AA28 BA08 BA18 CA02 CA11 CB14 DC12 EA04 EA12 HA07 HC05 HC17 5D108 AB14 AC06 5E501 AA01 BA05 FA32

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音を表す音データを記憶する記憶手段
    と、 画像を表示する表示装置において前記音データに対応す
    る目標体が表示される位置と、前記目標体を選択するた
    めの指示子が前記表示装置に表示される位置としてユー
    ザによって指定された位置との関係を検出する位置検出
    手段と、 前記記憶手段に記憶された音データに対して、前記位置
    検出手段によって検出された前記指示子と前記表示体と
    の位置関係に応じた加工を施し、この加工が施された音
    データを、音データに応じた音を出力可能な音出力装置
    に供給する音加工手段とを具備することを特徴とする音
    制御装置。
  2. 【請求項2】 音データを記憶したサーバ装置との間で
    ネットワークを介した通信を行なう通信手段を具備し、 前記記憶手段は、前記通信手段が前記サーバからネット
    ワークを介して取得した前記音データを記憶することを
    特徴とする請求項1に記載の音制御装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置と前記音出力装置とを備え
    る端末装置との間でネットワークを介した通信を行なう
    通信手段を具備し、 前記音加工手段は、前記加工した音データを、前記通信
    手段によって前記端末装置に送信することを特徴とする
    請求項1に記載の音制御装置。
  4. 【請求項4】 前記音加工手段は、前記音出力装置から
    出力される音が、音データに対応する前記目標体と前記
    指示子との距離に応じた音量となるように、当該音デー
    タに対して加工を施すことを特徴とする請求項1に記載
    の音制御装置。
  5. 【請求項5】 前記音加工手段は、前記音出力装置から
    出力される音が、音データに対応する前記目標体と前記
    指示子との位置関係に応じた残響効果を付与されたもの
    となるように、当該音データに対して加工を施すことを
    特徴とする請求項1に記載の音制御装置。
  6. 【請求項6】 前記音データは、並行して出力されるべ
    き複数のパートからなる音を表すものであり、 前記音加工手段は、前記音出力装置から出力される音
    が、当該音データに対応する前記目標体と前記指示子と
    の位置関係に応じたパート数となるように、当該音デー
    タに対して加工を施すことを特徴とする請求項1に記載
    の音制御装置。
  7. 【請求項7】 前記位置検出手段は、前記指示子からみ
    た前記目標体の方向を検出し、 前記音加工手段は、前記音出力装置から出力される音
    が、前記指示子からみた前記目標体の方向に応じて各々
    の音量が調整された複数チャネルの音となるように、前
    記音データに対して加工を施すことを特徴とする請求項
    1に記載の音制御装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、複数の楽音からなる楽
    曲に対応した音データを記憶することを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載の音制御装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は、複数の楽音からなる楽
    曲に対応した音データを複数記憶し、 前記位置検出手段は、前記指示子と、前記各楽曲の音デ
    ータに対応する前記目標体との位置関係を検出する一
    方、 前記音加工手段は、前記各楽曲の音データごとに、当該
    楽曲の音データに対応する前記目標体と前記指示子との
    位置関係に応じた加工を施すことを特徴とする請求項1
    に記載の音制御装置。
  10. 【請求項10】 音を表す音データを記憶する記憶手段
    を具備するコンピュータが、 画像を表示する表示装置において前記音データに対応す
    る目標体が表示される位置と、前記目標体を選択するた
    めの指示子が前記表示装置に表示される位置としてユー
    ザによって指定された位置との関係を検出し、 前記記憶手段に記憶された音データに対して前記指示子
    と前記表示体との位置関係に応じた加工を施し、この加
    工が施された音データを、音データに応じた音を出力可
    能な音出力装置に供給することを特徴とする音制御方
    法。
  11. 【請求項11】 音を表す音データを記憶する記憶手段
    を具備するコンピュータに、 画像を表示する表示装置において前記音データに対応す
    る目標体が表示される位置と、前記目標体を選択するた
    めの指示子が前記表示装置に表示される位置としてユー
    ザによって指定された位置との関係を検出する位置検出
    機能と、 前記記憶手段に記憶された音データに対して、前記位置
    検出機能によって検出された前記指示子と前記表示体と
    の位置関係に応じた加工を施し、この加工が施された音
    データを、音データに応じた音を出力可能な音出力装置
    に供給する音加工機能とを実現させるプログラム。
  12. 【請求項12】 音を表す音データを記憶する記憶手段
    を具備するコンピュータに、 画像を表示する表示装置において前記音データに対応す
    る目標体が表示される位置と、前記目標体を選択するた
    めの指示子が前記表示装置に表示される位置としてユー
    ザによって指定された位置との関係を検出する位置検出
    機能と、 前記記憶手段に記憶された音データに対して加工を施す
    とともに当該加工後の音データを、音データに応じた音
    を出力可能な音出力装置に出力する音加工手段に対し、
    前記音データに対して施すべき加工として、前記位置検
    出機能によって検出された前記指示子と前記表示体との
    位置関係に応じた加工を指示する制御機能とを実現させ
    るプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載のプログ
    ラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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