JP2000075868A - ハーモニー生成装置およびカラオケシステム - Google Patents

ハーモニー生成装置およびカラオケシステム

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JP2000075868A
JP2000075868A JP10241211A JP24121198A JP2000075868A JP 2000075868 A JP2000075868 A JP 2000075868A JP 10241211 A JP10241211 A JP 10241211A JP 24121198 A JP24121198 A JP 24121198A JP 2000075868 A JP2000075868 A JP 2000075868A
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Japan
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pitch
volume
karaoke
chorus
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JP10241211A
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English (en)
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Mitsutoshi Nakano
光寿 中野
Hiroshi Yamate
弘 山手
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハーモニーの音高変化を滑らかにして、歌手の
歌唱のハーモニーとして自然なハーモニーを付与するこ
とのできるようにする。 【解決手段】音声信号を入力する入力手段と、入力手段
により入力された音声信号のピッチを順次変化するため
のピッチデータを記憶した記憶手段と、記憶手段に記憶
されたピッチデータに応じて、入力手段により入力され
た音声信号のピッチを変化するピッチ変化手段と、ピッ
チ変化手段がピッチデータに応じてピッチを変化させる
際に、ピッチデータに対応するピッチへ徐々に変化させ
るようにピッチ変化手段を制御する制御手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーモニー生成装
置およびカラオケシステムに関し、さらに詳細には、例
えば、カラオケにおける歌手の歌唱について、当該歌唱
自体をピッチ(音高)変化させてコーラスパートに対応
する音声信号を生成し、このコーラスパートにより当該
歌唱にハーモニーを付与することのできるようにしたハ
ーモニー生成装置およびこうしたハーモニー生成装置を
利用したカラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歌手の歌唱について、当該歌
唱自体をピッチ変化させて一つあるいは複数のコーラス
パートに対応する音声信号を生成し、このコーラスパー
トにより当該歌唱にハーモニーを付与することのできる
ようにしたハーモニー生成装置を利用したカラオケシス
テムが知られている。
【0003】図1には、こうしたカラオケシステムのブ
ロック構成図が示されており、このカラオケシステム
は、カラオケシステムの本体1と、MIDIにより本体
1に接続されたシーケンサー2と、シーケンサー2に接
続された表示装置としてのCRT3と、本体1にデジタ
ル/アナログ変換器(D/A)18を介して接続された
サウンドシステム4と、本体1にアナログ/デジタル変
換器(A/D)17を介して接続された音声信号の入力
手段としてのマイク5とを有して構成されている。
【0004】ここで、本体1は、本体1の全体の動作を
制御する中央処理装置(CPU)12を備えている。そ
して、このCPU12には、バス(BUS)16を介し
て、CPU12により実行される全体の動作の制御のた
めの所定のプログラムなどが格納されたリードオンリメ
モリ(ROM)13と、CPU12の実行において使用
される各種変数などを格納するワーキングエリアとして
のランダムアクセスメモリ(RAM)14と、本体1の
各種の動作を指定するための各種スイッチや本体1の動
作状態を表示するための表示装置などを備えたパネル1
5と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)により構
成され、マイク5から入力された歌手の歌唱自体をピッ
チ変化させて当該歌唱の一つあるいは複数のコーラスパ
ートとなる音声信号を生成して当該歌唱にハーモニーを
付与するためのハーモニー生成装置10と、カラオケの
伴奏音を得るための楽音信号を生成する音源11とが接
続されている。
【0005】また、サウンドシステム4は、アンプおよ
びスピーカーにより構成されており、ハーモニー生成装
置10により生成された音声信号ならびに音源11によ
り生成された楽音信号を、聴取し得る音声ならびに楽音
として空間に放音するようになされている。
【0006】なお、アナログ/デジタル変換器17は、
マイク5から入力された歌手の歌唱による音声信号(ア
ナログ信号)をアナログ/デジタル変換によりデジタル
信号に変換してハーモニー生成装置10へ出力するもの
であり、デジタル/アナログ変換器18は、ハーモニー
生成装置10によって生成された音声信号(デジタル信
号)および音源11により生成された楽音信号(デジタ
ル信号)をデジタル/アナログ変換によりアナログ信号
に変換してサウンドシステム4へ出力するものである。
【0007】そして、シーケンサー2の記憶手段には、
音源11においてカラオケの伴奏音となる楽音信号を生
成するためのカラオケ用伴奏データと、CRT3におい
てカラオケの歌詞を表示するための映像データたる歌詞
データと、ハーモニー生成装置10において歌手の歌唱
自体を順次ピッチ変化させて当該歌唱の一つあるいは複
数のコーラスパートとなる音声信号を生成するためのピ
ッチデータと、上記一つあるいは複数のコーラスパート
毎の音量を設定するための音量データとが記憶されてい
る。
【0008】ここで、ピッチデータと音量データとによ
りコーラス用データが構成され、コーラス用データとカ
ラオケ用伴奏データとを有してカラオケ用演奏データが
構成されるものである。
【0009】以上の構成において、このカラオケシステ
ムにおいては、シーケンサー2により、記憶手段に記憶
されたカラオケ用演奏データならびに歌詞データが順次
再生されることになり、順次再生される歌詞データはC
RT3に出力されて、CRT3においては歌詞データに
基づいてカラオケの歌詞が表示される。
【0010】一方、順次再生されるカラオケ用演奏デー
タは、本体1に出力されることになる。
【0011】そして、本体1の音源11においては、カ
ラオケ用演奏データのうちのカラオケ用伴奏データに基
づいてカラオケの伴奏音となる楽音信号が生成され、当
該楽音信号はデジタル/アナログ変換器18を介してサ
ウンドシステム4へ出力され、聴取し得る伴奏音として
空間に放音されることになる。
【0012】また、本体1のハーモニー生成装置10に
おいては、マイク5から入力された歌手の歌唱による音
声信号およびカラオケ用演奏データのうちのコーラス用
データのピッチデータに基づいて、当該歌唱による音声
信号のピッチをピッチデータに従って順次変化した音声
信号を生成し、カラオケ用演奏データのうちのコーラス
用データの音量データによりこのピッチ変化させた音声
信号の音量が設定されてから、デジタル/アナログ変換
器18を介してサウンドシステム4へ出力され、聴取し
得る音声として空間に放音されることになる。
【0013】ところで、ハーモニー生成装置10は、上
記したようにDSPにより構成されているものである。
図2には、ハーモニー生成装置10を構成するDSPの
概念構成図が示されており、この図2に示す例において
は、4声のハーモニーを生成することが可能となるよう
に4つのコーラスパートが設けられており、これら4つ
のコーラスパートに対応して音声信号生成チャンネルた
るボイスユニットが4個備えられている。
【0014】即ち、ハーモニー生成装置10は、マイク
5から入力された音声信号をピッチデータに従ってピッ
チ変化した音声信号を生成するためのボイスユニットと
して、ボイスユニット1、ボイスユニット2、ボイスユ
ニット3およびボイスユニット4の4個のボイスユニッ
トを備えており、各ボイスユニットの後段には、ピッチ
変化した音声信号の音量を音量データに従って制御する
ための音量制御手段がそれぞれ設けられている。
【0015】このように、従来のカラオケシステムにお
いては、ピッチ変化した音声信号の音量を制御する音量
制御手段は、各ボイスユニット毎にその後段に1つづつ
設けられており、各音量制御手段のパラメータの設定値
によってピッチ変化された音声信号の音量を制御するよ
うになされていた。
【0016】しかしながら、従来のカラオケシステムに
おける音量制御手段においては、各ボイスユニットによ
り生成される音声信号の音量を設定するためのパラメー
タが1つしか設けられていないために、各コーラスパー
トにおけるハーモニーの抑揚や全体の音量バランスを制
御することが困難であり、ハーモニーにおける音楽的表
現が単調に陥りやすいという問題点があった。
【0017】例えば、カラオケの曲が、曲全体の音量が
0から徐々に増大するフェードインで曲が始まり、曲
の、所謂、サビの部分でさらに音量を少し上げ、曲の終
わりでは曲全体の音量を徐々に減少して最終的に音量を
0とするフェードアウトで終了する場合では、図3の曲
データに示すように、各ボイスユニットの音量バランス
を保ったままで、フェードイン時の音量、サビの部分の
音量、フェードアウト時の音量を設定する必要があり、
単一のパラメータでこうした設定を行うことは極めて困
難であった。
【0018】また、従来のカラオケシステムにおいて
は、各ボイスユニットでピッチ変更された音声信号の音
像を、任意の位置に定位することができなかった。この
ため、各ボイスユニットでピッチ変更された音声信号の
音像を、任意の位置に定位することのできるカラオケシ
ステムの案出が望まされていた。
【0019】また、従来のハーモニー生成装置において
は、コーラスパートにおけるハーモニーの音高は鍵盤な
どを用いてキーナンバーで指定することができるように
なされているが、例えば、「ド」、「レ」、「ミ」と連
続的に発音すると、いかにも鍵盤楽器のように音程が正
確に段階的に変化するため、歌手の歌唱のハーモニーと
しては不自然に聞こえてしまうという問題点があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ハーモニーの音高変化
を滑らかにして、歌手の歌唱のハーモニーとして自然な
ハーモニーを付与することのできるようにしたハーモニ
ー生成装置を提供しようとするものである。
【0021】また、本発明の目的とするところは、ハー
モニーの抑揚や全体の音量バランスの制御を容易に行う
ことができるようにして、ハーモニーにおける音楽的表
現を豊かにしたカラオケシステムを提供しようとするも
のである。
【0022】また、本発明の目的とするところは、ピッ
チ変更された音声信号の音像を任意の位置に定位するこ
とのできるカラオケシステムを提供しようとするもので
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、音声信号を
入力する入力手段と、上記入力手段により入力された音
声信号のピッチを順次変化するためのピッチデータを記
憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶されたピッチデ
ータに応じて、上記入力手段により入力された音声信号
のピッチを変化するピッチ変化手段と、上記ピッチ変化
手段がピッチデータに応じてピッチを変化させる際に、
ピッチデータに対応するピッチへ徐々に変化させるよう
に上記ピッチ変化手段を制御する制御手段とを有するよ
うにしたものである。
【0024】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、制御手段の制御によって、ピッチ変化手段
が所定の時間をかけて徐々にピッチを変化させることに
なり、音声信号にポルタメント効果が付与されることに
なるため、ハーモニーの音高変化が滑らかになり、歌手
の歌唱のハーモニーとして自然なハーモニーを付与する
ことのできるようになる。
【0025】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、音声信号を入力する入力手段と、カラオケ伴奏を行
うためのカラオケ用伴奏データと、上記入力手段により
入力された音声信号のピッチを複数のコーラスパートに
応じた所定のピッチに変化するためのピッチデータおよ
び上記複数のコーラスパート毎の音量を設定するための
音量データを含むコーラス用データと、からなるカラオ
ケ用演奏データを記憶した記憶手段と、上記記憶手段に
記憶されたカラオケ用演奏データのカラオケ用伴奏デー
タに基づいて、カラオケ伴奏のための伴奏音を生成する
伴奏音生成手段と、上記記憶手段に記憶されたカラオケ
用演奏データのコーラス用データに基づいて、上記入力
手段により入力された音声信号に関して、該コーラス用
データに含まれるピッチデータに従って上記複数のコー
ラスパートに応じてピッチを変化するとともに、該コー
ラス用データに含まれる音量データに従って上記複数の
コーラスパート毎の音量を設定する制御手段とを有する
カラオケシステムであり、上記制御手段は、音量に関す
る複数のパラメータを設定することにより音量を制御す
るようにしたものである。
【0026】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、制御手段において複数のパラメータを適宜
に設定することにより、ハーモニーの抑揚や全体の音量
バランスの制御を容易に行うことができるようになり、
ハーモニーにおける音楽的表現を豊かにすることができ
る。
【0027】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、音声信号を入力する入力手段と、カラオケ伴奏を行
うためのカラオケ用伴奏データと、上記入力手段により
入力された音声信号のピッチを複数のコーラスパートに
応じた所定のピッチに変化するためのピッチデータおよ
び上記複数のコーラスパートの音像定位を設定するため
の定位データを含むコーラス用データと、からなるカラ
オケ用演奏データを記憶した記憶手段と、上記記憶手段
に記憶されたカラオケ用演奏データのカラオケ用伴奏デ
ータに基づいて、カラオケ伴奏のための伴奏音を生成す
る伴奏音生成手段と、上記記憶手段に記憶されたカラオ
ケ用演奏データのコーラス用データに基づいて、上記入
力手段により入力された音声信号に関して、該コーラス
用データに含まれるピッチデータに従って上記複数のコ
ーラスパートに応じてピッチを変化するとともに、該コ
ーラス用データに含まれる定位データに従って上記複数
のコーラスパート毎に音像定位を設定する制御手段とを
有するようにしたものである。
【0028】従って、本発明のうち請求項3に記載の発
明によれば、複数のコーラスパート毎に音像定位が、定
位データに従って制御手段によって制御されることにな
るものであり、定位データを適宜に設定することによ
り、複数のコーラスパートの音像を任意の位置に定位す
ることができるようになる。
【0029】なお、カラオケシステムが、音声信号を入
力する入力手段と、カラオケ伴奏を行うためのカラオケ
用伴奏データと、上記入力手段により入力された音声信
号のピッチを複数のコーラスパートに応じた所定のピッ
チに変化するためのピッチデータおよび上記複数のコー
ラスパートの音量を設定するための音量データを含むコ
ーラス用データと、からなるカラオケ用演奏データを記
憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶されたカラオケ
用演奏データのカラオケ用伴奏データに基づいて、カラ
オケ伴奏のための伴奏音を生成する伴奏音生成手段と、
上記記憶手段に記憶されたカラオケ用演奏データのコー
ラス用データに基づいて、上記入力手段により入力され
た音声信号に関して、該コーラス用データに含まれるピ
ッチデータに従って上記複数のコーラスパートに応じて
ピッチを変化するとともに、該コーラス用データに含ま
れる音量データに従って上記複数のコーラスパート毎の
音量を設定する第1の制御手段と、上記入力手段により
入力された音声信号と上記第1の制御手段によって音量
を制御された音声信号との音量を制御する第2の制御手
段とを有するようにした場合には、第1の制御手段によ
り複数のピッチ変化手段からそれぞれ出力された複数の
音声信号の音量を制御することができ、また、第2の制
御手段によって入力された音声信号と第1の制御手段に
よって音量を制御された音声信号との音量を制御するこ
とができるので、音量を制御するためのパラメータを各
制御手段分送信しなくても音量を制御することが可能に
なり、曲データを作成する手間を省くことができるよう
になるとともに、曲データ自身の容量を小さくすること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるハーモニー生成装置およびカラオケシ
ステムの実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0031】図4には、本発明によるカラオケシステム
の全体構成を表すブロック構成図が示されている。な
お、図1に示す従来のカラオケシステムと同様な、ある
いは相当する構成に関しては、理解を容易にするため
に、図1において用いた符号と同一の符号を用いて示す
こととし、その詳細な説明は省略するものとする。
【0032】即ち、本発明によるカラオケシステムは、
カラオケシステムの本体1と、MIDIにより本体1に
接続されたシーケンサー2と、シーケンサー2に接続さ
れた表示装置としてのCRT3と、本体1にデジタル/
アナログ変換器(D/A)18を介して接続されたサウ
ンドシステム4と、本体1にアナログ/デジタル変換器
(A/D)17を介して接続された音声信号の入力手段
としてのマイク5とを有して構成されている。
【0033】ここで、本体1は、本体1の全体の動作を
制御する中央処理装置(CPU)12を備えている。そ
して、このCPU12には、バス(BUS)16を介し
て、CPU12により実行される全体の動作の制御のた
めの所定のプログラムなどが格納されたリードオンリメ
モリ(ROM)13と、CPU12の実行において使用
される各種変数などを格納するワーキングエリアとして
のランダムアクセスメモリ(RAM)14と、本体1の
各種の動作を指定するための各種スイッチや本体1の動
作状態を表示するための表示装置などを備えたパネル1
5と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)により構
成され、マイク5から入力された歌手の歌唱自体をピッ
チ変化させて当該歌唱の一つあるいは複数のコーラスパ
ートとなる音声信号を生成して当該歌唱にハーモニーを
付与するためのハーモニー生成装置100と、カラオケ
の伴奏音を得るための楽音信号を生成する音源11とが
接続されている。
【0034】また、サウンドシステム4は、アンプおよ
びスピーカーにより構成されており、ハーモニー生成装
置100により生成された音声信号ならびに音源11に
より生成された楽音信号を、聴取し得る音声ならびに楽
音として空間に放音するようになされている。
【0035】なお、アナログ/デジタル変換器17は、
マイク5から入力された歌手の歌唱による音声信号(ア
ナログ信号)をアナログ/デジタル変換によりデジタル
信号に変換してハーモニー生成装置100へ出力するも
のであり、デジタル/アナログ変換器18は、ハーモニ
ー生成装置100によって生成された音声信号(デジタ
ル信号)および音源11により生成された楽音信号(デ
ジタル信号)をデジタル/アナログ変換によりアナログ
信号に変換してサウンドシステム4へ出力するものであ
る。
【0036】そして、シーケンサー2の記憶手段には、
音源11においてカラオケの伴奏音となる楽音信号を生
成するためのカラオケ用伴奏データと、CRT3におい
てカラオケの歌詞を表示するための映像データたる歌詞
データと、ハーモニー生成装置100において歌手の歌
唱自体を順次ピッチ変化させて当該歌唱の一つあるいは
複数のコーラスパートとなる音声信号を生成するための
ピッチデータと、上記一つあるいは複数のコーラスパー
ト毎の音量を設定するための音量データと、一つあるい
は複数のコーラスパート毎の音像を定位させるための定
位データとが記憶されている。
【0037】ここで、ピッチデータと音量データと定位
データとによりコーラス用データが構成され、コーラス
用データとカラオケ用伴奏データとを有してカラオケ用
演奏データが構成されるものである。
【0038】以上の構成において、このカラオケシステ
ムにおいては、シーケンサー2により、記憶手段に記憶
されたカラオケ用演奏データならびに歌詞データが順次
再生されることになり、順次再生される歌詞データはC
RT3に出力されて、CRT3においては歌詞データに
基づいてカラオケの歌詞が表示される。
【0039】一方、順次再生されるカラオケ用演奏デー
タは、本体1に出力されることになる。
【0040】そして、本体1の音源11においては、カ
ラオケ用演奏データのうちのカラオケ用伴奏データに基
づいてカラオケの伴奏音となる楽音信号が生成され、当
該楽音信号はデジタル/アナログ変換器18を介してサ
ウンドシステム4へ出力され、聴取し得る伴奏音として
空間に放音されることになる。
【0041】また、本体1のハーモニー生成装置100
においては、マイク5から入力された歌手の歌唱による
音声信号およびカラオケ用演奏データのうちのコーラス
用データのピッチデータに基づいて、当該歌唱による音
声信号のピッチをピッチデータに従って順次変化した音
声信号を生成し、カラオケ用演奏データのうちのコーラ
ス用データの音量データによりこのピッチ変化させた音
声信号の音量が設定され、さらに、カラオケ用演奏デー
タのうちのコーラス用データの定位データによりこのピ
ッチ変化させた音声信号の音像の定位が設定されてか
ら、デジタル/アナログ変換器18を介してサウンドシ
ステム4へ出力され、聴取し得る音声として空間に放音
されることになる。
【0042】なお、後述するように、第1ボイスユニッ
ト136、第2ボイスユニット158、第3ボイスユニ
ット168ならびに第4ボイスユニット178におい
て、ピッチデータに従って音声信号のピッチが変化され
ることになる。
【0043】また、後述するように、ボリューム手段1
42、164、174、184は、音量データに従って
それぞれに設定されているベロシティー(Veloci
ty)、ボリューム(Volume)およびエクスプレ
ッション(Expression)の3つの音量に関す
るパラメータを制御して、音声信号の音量を制御するよ
うになされている。
【0044】さらに、後述するように、パンポット手段
144、164、174、184は、第1ボイスユニッ
ト136、第2ボイスユニット158、第3ボイスユニ
ット168ならびに第4ボイスユニット178において
ピッチデータに従ってピッチが変化された音声信号の音
像を、定位データたるパンポット(Panpot)に従
って個別に定位させるようになされている。
【0045】図5乃至図7には、本発明によるハーモニ
ー生成装置100を構成するDSPの内部構成を概念的
に示すブロック構成図が示されており、この図5乃至図
7に示すハーモニー生成装置100も、4声のハーモニ
ーを生成することができるように構成されている。
【0046】このハーモニー生成装置100において
も、上記した従来のハーモニー生成装置10と同様に、
マイク5から入力された歌手の歌唱による音声信号(ア
ナログ信号)が、アナログ/デジタル変換器17による
アナログ/デジタル変換によってデジタル信号に変換さ
れて、デジタル信号に変換された音声信号がハーモニー
生成装置100へ入力されるものである。
【0047】そして、ハーモニー生成装置100におい
ては、アナログ/デジタル変換器17から出力された音
声信号は、まず、コンプレッサー(COMPRESSO
R)102へ入力されて、音量バランスを調整する処理
が行われる。そして、コンプレッサー102において処
理された音声信号は、ノイズサプレッサー(NOISE
SUPPRESSOR)104に入力されて、ノイズ
を除去する処理が行われる。
【0048】さらに、ノイズサプレッサー104におい
て処理された音声信号は、第1経路と第2経路との2つ
の経路に分岐される。
【0049】ここで、第1経路の音声信号は、歌手の歌
唱のレベルたるボーカルレベル(Vocal Leve
l)を制御するボーカルレベルボリューム手段106を
通って、加算器108へ入力される。この加算器108
においては、ボーカルレベルボリューム手段106から
出力された第1経路の音声信号とボイスチエンジレベル
(Voice Change Level)ボリューム
手段110(後述する)から出力された第9経路の音声
信号またはメロディーレベル(MelodyLeve
l)ボリューム手段112(後述する)から出力された
第8経路の音声信号とが加算されて出力されることにな
る(なお、加算器108からの出力の経路を第3経路と
称する。)。
【0050】加算器108から出力された第3経路の音
声信号も2つの経路(第3−1経路および第3−2経
路)に分岐され、第3−1経路の音声信号は、左チャン
ネル(Lch)と右チャンネル(Rch)とのステレオ
出力とされて、全体の音量を制御するマスターボリュー
ム(Master Volume)手段114を通って
デジタル/アナログ変換器18へ出力される。
【0051】一方、第3−2経路の音声信号は、さらに
2つの経路(第3−2−1経路および第3−2−2経
路)に分岐され、第3−2−1経路の音声信号は、ディ
レイ(DELAY)手段118へ入力される音声信号の
レベルたるディレイセンドレベル(Delay Sen
d Level)を制御するディレイセンドレベルボリ
ューム手段116を通ってディレイ手段118へ入力さ
れる。ディレイ手段118は、ディレイトーンゲイン
(Delay Tone Gain)、ディレイモード
(Delay Mode)、ディレイタイム(Dela
y Time)およびディレイフィードバックレベル
(Delay Feedback Level)の4つ
のパラメータが設定されるようになされており、設定さ
れたパラメータに従って入力された音声信号を遅延さ
せ、左チャンネルと右チャンネルとのステレオ出力とし
て出力する。
【0052】こうしてディレイ手段118からステレオ
出力された音声信号は、さらに2つの経路(第3−2−
1−1経路および第3−2−1−2経路)に分岐され、
第3−2−1−1経路の音声信号は、ディレイ手段11
8から出力された音声信号のレベルたるディレイアウト
プットレベル(Delay Output Leve
l)を制御するディレイアウトプットレベルボリューム
手段120を通り、さらにマスターボリューム手段11
4を通ってデジタル/アナログ変換器18へ出力され
る。また、第3−2−1−2経路の音声信号は加算器1
22で加算され、それからリバーブレベルを制御するリ
バーブレベルボリューム手段124を通り、さらに加算
器126において、リバーブセンドレベル(Rever
b SendLevel)を制御するリバーブセンドレ
ベルボリューム手段128を通った第3−2−2経路の
音声信号と加算されてリバーブ(REVERB)手段1
30へ入力される。
【0053】リバーブ手段130は、リバーブトーンゲ
イン(Reverb Tone Gain)、リバーブ
モード(Reverb Mode)およびリバーブタイ
ム(Reverb Time)の3つのパラメータが設
定されるようになされており、設定されたパラメータに
従って入力された音声信号にリバーブ効果を付与し、左
チャンネルと右チャンネルとのステレオ出力として出力
する。
【0054】こうしてリバーブ手段130からステレオ
出力された音声信号は、リバーブ手段130から出力さ
れた音声信号のレベルたるリバーブアウトプットレベル
(Reverb Output Level)を制御す
るリバーブアウトプットレベルボリューム手段132を
通り、さらにマスターボリューム手段114を通ってデ
ジタル/アナログ変換器18へ出力される。
【0055】次に、第2経路の音声信号は、6つの経路
(第4経路、第5経路、第6経路、第7経路、第8経路
および第9経路)に分岐され、第7経路と第8経路と第
9経路とに関しては、ファンクションスイッチ(Fun
ction SW)134の操作によっていずれか1つ
の経路のみが選択可能となされている。そして、ファン
クションスイッチ134によって第7経路を選択した場
合には、第4経路、第5経路、第6経路および第7経路
の音声信号によって、4声のハーモニーを生成すること
ができるものである。
【0056】まず、第4経路に関して説明すると、第4
経路の音声信号は、シーケンサー2の記憶手段から供給
されるピッチデータに応じてピッチを順次に変化させ
て、コーラスパートとして第1ハーモニー(HARM
1)を生成するための第1ボイスユニット(VOICE
UNIT 1)136に入力されることになる。
【0057】ここで、第1ボイスユニット136は、フ
ァインチューン(FineTne)、フォルマント(F
ormant)、ピッチベンド(Pitch Ben
d)、ポルタメント(Portamento)およびポ
ルタメントタイム(Portament(Porta)
Time)の5つのパラメータが設定されるようにな
されており、設定されたパラメータに従って音声信号を
生成するものである。
【0058】そして、第1ボイスユニット136で生成
された音声信号は、ピーキングフィルター(PEAKI
NG FILTER)138においてフィルター処理さ
れ、ピーキングフィルター138においてフィルター処
理された音声信号は、オン/オフ動作するHM1スイッ
チ(HM1 SW)140を介して、音量データに従っ
て音声信号の音量を制御するための制御手段としてのボ
リューム手段142に入力される。
【0059】なお、ピーキングフィルター138は、周
波数(Freq.)およびレベル(Level)の2つ
のパラメータが設定されるようになされており、設定さ
れたパラメータに従って音声信号のフィルター処理を行
うものである。ピーキングフィルター138の処理の詳
細については後述する。
【0060】ここで、ボリューム手段142は、ベロシ
ティー(Velocity)、ボリューム(Volum
e)およびエクスプレッション(Expressio
n)の3つの音量に関するパラメータが設定されるよう
になされており、音量データに応じて、設定されたパラ
メータに従い音声信号の音量のレベルの制御を行う。
【0061】そして、ボリューム手段142から出力さ
れた音声信号は、パンポット(PANPOT)手段14
4に入力されて、音像を定位させるための定位データで
あるパンポット(panpot)に従って音像のパン
(定位)の制御がなされ、左チャンネルと右チャンネル
とにステレオ出力された音声信号がシェルビングフィル
ター146に入力される。
【0062】シェルビングフィルター146は、周波数
(Freq.)およびレベル(Level)の2つのパ
ラメータが設定されるようになされており、設定された
パラメータに従って音声信号のフィルター処理が行われ
るものである。なお、シェルビングフィルター146の
処理の詳細については後述する。
【0063】そして、シェルビングフィルター146か
らステレオ出力された音声信号は、ハーモニーレベル
(Harmony Level)を制御するハーモニー
レベルボリューム手段148へ入力され、ハーモニーレ
ベルボリューム手段148でハーモニーレベルを制御さ
れた音声信号は2つの経路(第10経路および第11経
路)に分岐される。
【0064】そして、第10経路の音声信号は、マスタ
ーボリューム手段114を通ってデジタル/アナログ変
換器18へ出力される。
【0065】一方、第11経路の音声信号は、リバーブ
センドレベルを制御するリバーブセンドレベルボリュー
ム手段150を通り、さらに加算器152においてリバ
ーブセンドレベルボリューム手段150の出力が加算さ
れてリバーブ(REVERB)手段154へ入力され
る。
【0066】リバーブ手段154は、リバーブトーンゲ
イン(Reverb Tone Gain)、リバーブ
モード(Reverb Mode)およびリバーブタイ
ム(Reverb Time)の3つのパラメータが設
定されるようになされており、設定されたパラメータに
従って入力された音声信号にリバーブ効果を付与し、左
チャンネルと右チャンネルとのステレオ出力として出力
する。
【0067】こうしてリバーブ手段154からステレオ
出力された音声信号は、リバーブ手段154から出力さ
れた音声信号のレベルたるリバーブアウトプットレベル
(Reverb Output Level)を制御す
るリバーブアウトプットレベルボリューム手段156を
通り、さらにマスターボリューム手段114を通ってデ
ジタル/アナログ変換器18へ出力される。
【0068】次に、第5経路は、シーケンサー2の記憶
手段から供給されるピッチデータに応じてピッチを順次
に変化させて、コーラスパートとして第2ハーモニー
(HARM2)を生成するための第2ボイスユニット
(VOICE UNIT 2)158、ピーキングフィ
ルター(PEAKING FILTER)160、オン
/オフ動作するHM2スイッチ(HM2 SW)16
2、ボリューム手段164ならびにパンポット(PAN
POT)手段166を備えているが、これらの構成は、
第4経路における第1ボイスユニット136、ピーキン
グフィルター138、HM1スイッチ140、ボリュー
ム手段142ならびにパンポット手段144にそれぞれ
相当するものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0069】また、第6経路は、シーケンサー2の記憶
手段から供給されるピッチデータに応じてピッチを順次
に変化させて、コーラスパートとして第3ハーモニー
(HARM3)を生成するための第3ボイスユニット
(VOICE UNIT 3)168、ピーキングフィ
ルター(PEAKING FILTER)170、オン
/オフ動作するHM3スイッチ(HM3 SW)17
2、ボリューム手段174ならびにパンポット(PAN
POT)手段176を備えているが、これらの構成は、
第4経路における第1ボイスユニット136、ピーキン
グフィルター138、HM1スイッチ140、ボリュー
ム手段142ならびにパンポット手段144にそれぞれ
相当するものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0070】さらに、第7経路は、シーケンサー2の記
憶手段から供給されるピッチデータに応じてピッチを順
次に変化させて、コーラスパートとして第4ハーモニー
(HARM4)を生成するための第4ボイスユニット
(VOICE UNIT 4)178、ピーキングフィ
ルター(PEAKING FILTER)180、ファ
ンクションスイッチ134、オン/オフ動作するHM4
スイッチ(HM4 SW)182、ボリューム手段18
4ならびにパンポット(PANPOT)手段186を備
えているが、ファンクションスイッチ134を除く上記
した各構成は、第4経路における第1ボイスユニット1
36、ピーキングフィルター138、HM1スイッチ1
40、ボリューム手段142ならびにパンポット手段1
44にそれぞれ相当するものであるので、その詳細な説
明は省略する。また、ファンクションスイッチ134に
関しても、上記において説明したので、その詳細な説明
を省略する。
【0071】次に、第8経路について説明すると、第8
経路は、マイク5から入力された音声信号のピッチを楽
曲のメロディー(MELODY)のピッチに強制的にシ
フトした音声信号を生成するための第5ボイスユニット
(VOICE UNIT 5)198を備えている。
【0072】ここで、第5ボイスユニット198は、第
1ボイスユニット136と同様に、ファインチューン
(FineTne)、フォルマント(Forman
t)、ピッチベンド(Pitch Bend)、ポルタ
メント(Portamento)およびポルタタイム
(ポルタタイム)の5つのパラメータが設定されるよう
になされている。
【0073】そして、この第8経路においては、第5ボ
イスユニット198の後段にピーキングフィルター(P
EAKING FILTER)200、ファンクション
スイッチ134、オン/オフ動作するメロディースイッ
チ(Melody SW)202ならびにボリューム手
段204が設けられているが、ファンクションスイッチ
134を除く上記した各構成は、第4経路におけるピー
キングフィルター138、HM1スイッチ140ならび
にボリューム手段142にそれぞれ相当するものである
ので、その詳細な説明は省略する。また、ファンクショ
ンスイッチ134に関しても、上記において説明したの
で、その詳細な説明を省略する。
【0074】そして、この第8経路においては、ボリュ
ーム手段204から出力された音声信号は、メロディー
レベル(Melody Level)を制御するメロデ
ィーレベルボリューム手段112を通って加算器108
へ入力される。
【0075】また、第9経路について説明すると、第9
経路は、マイク5から入力された音声信号のピッチを1
オクターブ高いピッチに強制的にシフトした音声信号を
生成するための第6ボイスユニット(VOICE UN
IT 6)206を備えている。
【0076】ここで、第6ボイスユニット206は、ピ
ッチコース(Pitch Corse)、ファインチュ
ーン(FineTne)およびフォルマント(Form
ant)の3つのパラメータが設定されるようになされ
ている。
【0077】そして、この第9経路においては、第6ボ
イスユニット206の後段にピーキングフィルター(P
EAKING FILTER)208、ファンクション
スイッチ134ならびにオン/オフ動作するボイスチェ
ンジスイッチ(VoiceChange SW)210
が設けられているが、ファンクションスイッチ134を
除く上記した各構成は、第4経路におけるピーキングフ
ィルター138ならびにHM1スイッチ140にそれぞ
れ相当するものであるので、その詳細な説明は省略す
る。また、ファンクションスイッチ134に関しても、
上記において説明したので、その詳細な説明を省略す
る。
【0078】そして、この第9経路においては、ボイス
チェンジスイッチ210から出力された音声信号は、ボ
イスチェンジレベル(Voice Change Le
vel)を制御するボイスチェンジレベルボリューム手
段110を通って加算器108へ入力される。
【0079】ここで、上記したようにこの実施の形態に
おいては、音量データに従って、第1ボイスユニット1
36から出力された音声信号の音量を制御するボリュー
ム手段142、第2ボイスユニット158から出力され
た音声信号の音量を制御するボリューム手段164、第
3ボイスユニット168から出力された音声信号の音量
を制御するボリューム手段174、第4ボイスユニット
178から出力された音声信号の音量を制御するボリュ
ーム手段184ならびに第5ボイスユニット198から
出力された音声信号の音量を制御するボリューム手段2
04は、それぞれベロシティー、ボリュームおよびエク
スプレッションの3つの音量に関するパラメータが設定
されるようになされている。これにより、楽曲の抑揚や
フェードイン/フェードアウトなどが簡単に実現できる
ことになる。
【0080】図8には、これら第1ボイスユニット13
6、第2ボイスユニット158、第3ボイスユニット1
68、第4ボイスユニット178ならびにボリューム手
段142、164、174、184の関係が概念的に示
されており、この図8を参照しながらさらに詳細に説明
する。
【0081】まず、ボリューム手段142、164、1
74、184に設定されたベロシティー、ボリュームな
らびにエクスプレッションの各音量に関するパラメータ
は、次に示すような効果を得るためにものである。
【0082】即ち、ベロシティー(Velocity
(Vel))は一音一音の抑揚を表現するためのもので
あり、ボリューム(Volume(Vol))は各ボイ
スユニットの音量バランスを設定するためのものであ
り、エクスプレッション(エクスプレッション(Exp
ression(Exp))はフェードイン/フェード
アウトなどを制御するためのものである。
【0083】そして、この実施の形態においては、上記
したベロシティー、ボリュームおよびエクスプレッショ
ンの3つの音量に関するパラメータはそれぞれ乗算され
て、その乗算結果により各ボリューム手段142、16
4、174、184における最終的な音量が設定される
ようになされている。
【0084】例えば、上記した3つの音量パラメータの
最大値が「Vel=127」、「Vol=127」、
「Exp=127」とされ、従って、各ボイスユニット
における最大音量を示す音量値が「127×127×1
27=2048383」である場合において、「Vel
=40」、「Vol=80」、「Exp=100」であ
るならば、音量値は「40×80×100=32000
0」となる。
【0085】なお、この実施の形態においては、「Ve
l×Vol×Exp」の計算をCPU12で行い、その
計算結果をDSPのボリューム手段142、164、1
74、184に書き込むようになされている。
【0086】また、DSPのボリューム手段142、1
64、174、184に上記した計算の結果を書き込む
際に、例えば、現在の音量値が「3」であり、次に書き
込むべき音量値が「80」などの場合には、「音量値=
3」の直後に「音量値=80」をDSPに書き込むと、
ノイズを発生する場合がある。
【0087】従って、この実施の形態においては、上記
したノイズの発生を防止するために、音量値を書き換え
る際には、現在の音量値から上記した計算による次の音
量値まで徐々に音量値が変化するように補間演算を行
い、その補間演算の結果を順次書き込むようにしている
ものである。
【0088】例えば、「音量値=3」から「音量値=8
0」に切り換える場合には、次に示すように、 「音量値=4」をDSPへ書き込む 「音量値=5」をDSPへ書き込む 「音量値=6」をDSPへ書き込む ・ ・ ・ 「音量値=79」をDSPへ書き込む 「音量値=80」をDSPへ書き込む といような処理を行うようにしている。
【0089】従って、この実施の形態においては、音量
値を変化させる際に、ノイズの発生を抑止することがで
きる。
【0090】そして、この実施の形態において、パラメ
ータのなかのボリューム(Vol)で各ボリューム手段
142、164、174、184の音量バランスを設定
し、さらに、パラメータのなかのエクスプレッション
(Exp)の値を各ボリューム手段142、164、1
74、184において0に設定してから徐々に大きな値
(例えば、100)に変化させれば、各ボリューム手段
142、164、174、184の音量バランスを保っ
た状態でフェードインさせることができる。
【0091】また、曲のサビの部分では、全てのボリュ
ーム手段142、164、174、184のエクスプレ
ッションの値を、例えば、127にすれば、各ボリュー
ム手段142、164、174、184の音量バランス
を保った状態で音量を上げることが可能になる。
【0092】しかも、一音一音の抑揚も、パラメータの
なかのベロシティー(Vel)の値で制御することがで
きる。
【0093】ここで、パラメータのなかのベロシティー
は、MIDIの発音メッセージ内において設定されてい
るものであり、発音メッセージは、「9n kk v
v]というデータ構造を備えていて、「n」はチャンネ
ルを示し、「kk」はキーナンバー(00〜7F)を示
し、「vv」はベロシティー(00〜7F)を示してい
る。
【0094】また、パラメータのなかのボリュームは、
「Bn 07 vv」というデータ構造を備えており、
「n」はチャンネルを示し、「vv」は音量値を示して
いる。 さらに、パラメータのなかのエクスプレッショ
ンは、「Bn 0B vv」というデータ構造を備えて
おり、「n」はチャンネルを示し、「vv」は音量値を
示している。
【0095】上記したように、複数、具体的には、ベロ
シティー、ボリュームおよびエクスプレッションという
3つの音量に関するパラメータを用いることにより、各
ボイスユニット136、158、168、178によっ
て生成される音声信号の音量バランスを保ったままで、
フェードイン/フェードアウトなどを容易に制御するこ
とができるようになる。
【0096】ところで、従来においては、各パラメータ
を制御するための音量データ(MIDIメッセージ)は
ボイスユニット分送信する必要があるため、曲データを
作成する手間がかかり、曲データ自身の容量も大きくな
ってしまうという問題点があった。
【0097】ところが、上記した実施の形態において
は、マイク5から入力された音声信号を制御するボーカ
ルレベルボリューム手段106を設けるとともに、ハー
モニーを付与するための第1ボイスユニット136、第
2ボイスユニット158、第3ボイスユニット168お
よび第4ボイスユニット178から出力された音声信号
をミックスした後にハーモニーレベルボリューム手段1
48を設け、さらに、ハーモニー生成装置100の最終
出力段にマスターボリューム手段114を設けている。
【0098】図9には、第1ボイスユニット136、第
2ボイスユニット158、第3ボイスユニット168、
第4ボイスユニット178、ボリューム手段142、1
64、174、184、ボーカルレベルボリューム手段
106、ハーモニーレベルボリューム手段148ならび
にマスターボリューム手段114の関係が概念的に示さ
れており、この図9を参照しながらさらに詳細に説明す
る。
【0099】なお、図9において、、ボーカルレベル
(Vocal Level(V_Lev))はマイク5
から入力された音声信号の音量を制御するためのもので
あり、ハーモニーレベル(Harmony Level
(H_Lev))は第1ボイスユニット136、第2ボ
イスユニット158、第3ボイスユニット168および
第4ボイスユニット178から出力された音声信号をミ
ックスした後の音量を制御するためのものであり、マス
ターボリューム(Master Volume(M_V
ol))はハーモニー生成装置100全体の音量を制御
するためのものである。
【0100】従って、マスターボリューム手段114の
パラメータM_Volを制御するだけで、曲全体をフェ
ードイン/フェードアウトさせる効果を得ることができ
る。
【0101】また、ハーモニーレベルボリューム手段1
48のパラメータH_Levを制御するだけで、4つの
ボイスユニット(第1ボイスユニット136、第2ボイ
スユニット158、第3ボイスユニット168および第
4ボイスユニット178)の音量を制御することができ
る。
【0102】即ち、この実施の形態においては、1つの
パラメータで複数のボイスユニット、具体的には、第1
ボイスユニット136、第2ボイスユニット158、第
3ボイスユニット168および第4ボイスユニット17
8の4つのボイスユニットで生成される音声信号の音量
を制御できることになるので、曲データを作成する手間
を軽減することが可能になり、曲データ自身の容量も小
さくすることができるようになる。
【0103】ところで、従来においては、伴奏音と、マ
イク5から入力された音声信号と、4つのボイスユニッ
ト(第1ボイスユニット136、第2ボイスユニット1
58、第3ボイスユニット168および第4ボイスユニ
ット178)から出力されるハーモニーの音声信号とが
ミックスされて再生される際に、ハーモニー音が伴奏音
に埋もれてしまって聞き取り難くなってしまったり、ま
た、マイク5から入力された音声信号の周波数に対し
て、ハーモニーの音声信号のピッチが大きく異なる場合
には、ハーモニーの音声信号の再生がざらついた感じに
なってしまうという問題点があった。
【0104】ところが、上記した実施の形態において
は、ハーモニーの音声信号を生成するための第1ボイス
ユニット136、第2ボイスユニット158、第3ボイ
スユニット168および第4ボイスユニット178の後
段にピーキングフィルター138、160、170、1
80をそれぞれ設けており(なお、第5ボイスユニット
198および第6ボイスユニット206の後段にもピー
キングフィルター200、208がそれぞれ設けられて
いる。)、さらに、第1ボイスユニット136、第2ボ
イスユニット158、第3ボイスユニット168および
第4ボイスユニット178により生成される音声信号を
ミックスした後段にシェルビングフィルター146を設
けている。
【0105】図10には、第1ボイスユニット136、
第2ボイスユニット158、第3ボイスユニット16
8、第4ボイスユニット178、ピーキングフィルター
138、160、170、180、ボリューム手段14
2、164、174、184、シェルビングフィルター
146、ボーカルレベルボリューム手段106、ハーモ
ニーレベルボリューム手段148ならびにマスターボリ
ューム手段114の関係が概念的に示されており、この
図10を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0106】ここで、ピーキングフィルター138、1
60、170、180は、パラメータとして周波数(F
req.)とレベル(Level)とを設定することが
できるようになされており、図11にはピーキングフィ
ルター138、160、170、180の周波数特性が
示されている。このピーキングフィルター138、16
0、170、180を用いることにより、各ボイスユニ
ットに最適な周波数帯域をブーストすることで、楽曲に
埋もれることなくハーモニー音を再生することができる
ようになる。
【0107】また、シェルビングフィルター146も、
周波数とレベルを設定することができるようになされて
おり、図12にはシェルビングフィルター146の周波
数特性が示されている。このシェルビングフィルター1
46を用いることにより、音声信号から設定周波数より
高域の成分を低減することができるようになり、ざらつ
き感を低減することができるようになる。
【0108】そして、これらピーキングフィルター13
8、160、170、180とシェルビングフィルター
146との設定は、例えば、次のように設定すればよ
い。
【0109】即ち、第1ボイスユニット136を男声ハ
ーモニーとして用いて、ピーキングフィルター138を
300Hzで3dBブーストするようにし、第2ボイス
ユニット158を男声ハーモニーとして用いて、ピーキ
ングフィルター160を320Hzで6dBブーストす
るようにし、第3ボイスユニット168を女声ハーモニ
ーとして用いて、ピーキングフィルター170を450
Hzで3dBブーストするようにし、第4ボイスユニッ
ト178を女声ハーモニーとして用いて、ピーキングフ
ィルター180を480Hzで6dBブーストするよう
に設定するものである。
【0110】また、シェルビングフィルター146は、
800Hz以上で6dB低減させるように設定する。
【0111】これら、ピーキングフィルター138、1
60、170、180およびシェルビングフィルター1
46を制御するためのデータは、図13の曲データの例
に示すように、曲データの先頭に設定しておくものであ
る。
【0112】また、従来においては、ハーモニーの再生
周波数は、鍵盤などを用いてキーナンバーで指定するこ
とができるようになされているが、例えば、「ド」、
「レ」、「ミ」と連続的に発音すると、いかにも鍵盤楽
器のように音程が正確に段階的に変化するため、ハーモ
ニーが不自然に聞こえてしまう欠点があった。
【0113】ところが、上記した実施の形態において
は、ハーモニーの音声信号を生成するための第1ボイス
ユニット136、第2ボイスユニット158、第3ボイ
スユニット168および第4ボイスユニット178がそ
れぞれポルタメント機能を装備しており(なお、第5ボ
イスユニット198もポルタメント機能を装備してい
る。)、ポルタメント機能のパラメータとして、ポルタ
メント機能のON/OFFの設定(Portament
o)とポルタメントタイム(Porta Time)を
設定することができるようになされている。
【0114】即ち、ポルタメント機能がONの時には、
ハーモニーの音声信号を生成する際におけるピッチ変化
を、ポルタメントタイムとして設定された時間をかけて
徐々に行うように、第1ボイスユニット136、第2ボ
イスユニット158、第3ボイスユニット168ならび
に第4ボイスユニット178を制御するというポルタメ
ント機能が実行されるものである。なお、ポルタメント
機能がOFFの時には、ポルタメント機能は実行されな
い。
【0115】従って、上記した実施の形態においては、
第1ボイスユニット136、第2ボイスユニット15
8、第3ボイスユニット168および第4ボイスユニッ
ト178がポルタメント機能を備えているため、現在発
音している音階から次に発音する音階へ滑らかに変化さ
せることができるようになり、より人間的に自然なハー
モニーの再生が可能となる。
【0116】こうしたポルタメント機能の設定は、例え
ば、次に示すように設定すればよいものである。
【0117】即ち、第1ボイスユニット136はMID
Iチャンネル1(MIDI Ch1)に対応し、第2ボ
イスユニット158はMIDIチャンネル2(MIDI
Ch2)に対応し、第3ボイスユニット168はMI
DIチャンネル3(MIDICh3)に対応し、第4ボ
イスユニット178はMIDIチャンネル4(MIDI
Ch4)に対応するものとする。
【0118】そして、ポルタメント機能のON/OFF
のデータ構成を「Bn 41 vv」とし、 n=Ch vv=00−3F:OFF, vv=40−7F:ON のように設定し、ポルタメントタイムのデータ構成を
「Bn 05 vv」とし、 n=Ch vv=時間 のように設定する。
【0119】そして、曲データの先頭において、 B0 41 7F (第1ボイスユニット ポルタメント=ON) B0 05 42 (第1ボイスユニット ポルタメントタイム=42) B1 41 7F (第2ボイスユニット ポルタメント=ON) B1 05 42 (第2ボイスユニット ポルタメントタイム=42) B2 41 7F (第3ボイスユニット ポルタメント=ON) B2 05 42 (第3ボイスユニット ポルタメントタイム=42) B3 41 7F (第4ボイスユニット ポルタメント=ON) B3 05 42 (第4ボイスユニット ポルタメントタイム=42) ・ ・ ・ 90 40 7F (第1ボイスユニット Key=40で発音) ・ ・ ・ 90 40 00 (第1ボイスユニット 消音) 90 48 7F (第1ボイスユニット Key40で発音開始し、音階を ポルタメントタイムの速度でKey48に変化させる) ・ ・ ・ 90 48 00 (第1ボイスユニット 消音) と設定すればよい。
【0120】さらに、上記したように、この実施の形態
においては、第1ボイスユニット136、第2ボイスユ
ニット158、第3ボイスユニット168ならびに第4
ボイスユニット178で生成された音声信号の音像を、
それぞれパンポット手段144、164、174、18
4において、定位データたるパンポット(Panpo
t)に従って、個別に音像定位させることができるよう
になされている。
【0121】従って、定位データを適宜に設定すること
により、当該定位データに応じて、第1ボイスユニット
136、第2ボイスユニット158、第3ボイスユニッ
ト168ならびに第4ボイスユニット178で生成され
た音声信号の音像を任意の位置に定位させることができ
る。
【0122】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ハーモニーの音高変化を滑らかにすること
ができ、歌手の歌唱のハーモニーとして自然なハーモニ
ーを付与することのできるようになるという優れた効果
を奏する。
【0123】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、ハーモニーの抑揚や全体の音量バラン
スの制御を容易に行うことができるようになり、ハーモ
ニーにおける音楽的表現を豊かにすることができるとい
う優れた効果を奏する。
【0124】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、ピッチ変更された音声信号の音像を任
意の位置に定位することのできるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカラオケシステムのブロック構成図であ
る。
【図2】従来のカラオケシステムのハーモニー生成装置
を構成するDSPの概念構成図である。
【図3】従来の曲データの一例を示す説明図である。
【図4】本発明によるカラオケシステムのブロック構成
図である。
【図5】本発明のカラオケシステムに用いられる本発明
によるハーモニー生成装置を構成するDSPの内部構成
を概念的に示すブロック構成図である。
【図6】本発明のカラオケシステムに用いられる本発明
によるハーモニー生成装置を構成するDSPの内部構成
を概念的に示すブロック構成図である。
【図7】本発明のカラオケシステムに用いられる本発明
によるハーモニー生成装置を構成するDSPの内部構成
を概念的に示すブロック構成図である。
【図8】第1ボイスユニット、第2ボイスユニット、第
3ボイスユニット、第4ボイスユニットならびにボリュ
ーム手段の関係を概念的に示すブロック構成図である。
【図9】第1ボイスユニット、第2ボイスユニット、第
3ボイスユニット、第4ボイスユニット、ボリューム手
段、ボーカルレベルボリューム手段、ハーモニーレベル
ボリューム手段ならびにマスターボリューム手段の関係
を概念的に示すブロック構成図である。
【図10】第1ボイスユニット、第2ボイスユニット、
第3ボイスユニット、第4ボイスユニット、ピーキング
フィルター、ボリューム手段、シェルビングフィルタ
ー、ボーカルレベルボリューム手段、ハーモニーレベル
ボリューム手段ならびにマスターボリューム手段の関係
を概念的に示すブロック構成図である。
【図11】ピーキングフィルターの周波数特性図であ
る。
【図12】シェルビングフィルターの周波数特性図であ
る。
【図13】本発明によるカラオケシステムに用いる曲デ
ータの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 ハーモニー生成装置 106 ボーカルレベルボリューム手段 114 マスターボリューム手段 136 第1ボイスユニット 158 第2ボイスユニット 168 第3ボイスユニット 178 第4ボイスユニット 138、160、170、180 ピーキングフィ
ルター 142、164、174、184 ボリューム手段 146 シェルビングフィルター 148 ハーモニーレベルボリューム手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 21/04 G10L 3/02 A Fターム(参考) 5D045 BA01 5D108 BB06 BD20 BF06 BF16 5D378 FF04 FF07 HA00 MM34 MM44 MM68 MM97

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された音声信号のピッチを順次
    変化するためのピッチデータを記憶した記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたピッチデータに応じて、前記
    入力手段により入力された音声信号のピッチを変化する
    ピッチ変化手段と、 前記ピッチ変化手段がピッチデータに応じてピッチを変
    化させる際に、ピッチデータに対応するピッチへ徐々に
    変化させるように前記ピッチ変化手段を制御する制御手
    段とを有するハーモニー生成装置。
  2. 【請求項2】 音声信号を入力する入力手段と、 カラオケ伴奏を行うためのカラオケ用伴奏データと、前
    記入力手段により入力された音声信号のピッチを複数の
    コーラスパートに応じた所定のピッチに変化するための
    ピッチデータおよび前記複数のコーラスパート毎の音量
    を設定するための音量データを含むコーラス用データ
    と、からなるカラオケ用演奏データを記憶した記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されたカラオケ用演奏データのカラ
    オケ用伴奏データに基づいて、カラオケ伴奏のための伴
    奏音を生成する伴奏音生成手段と、 前記記憶手段に記憶されたカラオケ用演奏データのコー
    ラス用データに基づいて、前記入力手段により入力され
    た音声信号に関して、該コーラス用データに含まれるピ
    ッチデータに従って前記複数のコーラスパートに応じて
    ピッチを変化するとともに、該コーラス用データに含ま
    れる音量データに従って前記複数のコーラスパート毎の
    音量を設定する制御手段とを有するカラオケシステムで
    あり、 前記制御手段は、音量に関する複数のパラメータを設定
    することにより音量を制御するものであるカラオケシス
    テム。
  3. 【請求項3】 音声信号を入力する入力手段と、 カラオケ伴奏を行うためのカラオケ用伴奏データと、前
    記入力手段により入力された音声信号のピッチを複数の
    コーラスパートに応じた所定のピッチに変化するための
    ピッチデータおよび前記複数のコーラスパートの音像定
    位を設定するための定位データを含むコーラス用データ
    と、からなるカラオケ用演奏データを記憶した記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されたカラオケ用演奏データのカラ
    オケ用伴奏データに基づいて、カラオケ伴奏のための伴
    奏音を生成する伴奏音生成手段と、 前記記憶手段に記憶されたカラオケ用演奏データのコー
    ラス用データに基づいて、前記入力手段により入力され
    た音声信号に関して、該コーラス用データに含まれるピ
    ッチデータに従って前記複数のコーラスパートに応じて
    ピッチを変化するとともに、該コーラス用データに含ま
    れる定位データに従って前記複数のコーラスパート毎に
    音像定位を設定する制御手段とを有するカラオケシステ
    ム。
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