JP2000098777A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

Info

Publication number
JP2000098777A
JP2000098777A JP26818198A JP26818198A JP2000098777A JP 2000098777 A JP2000098777 A JP 2000098777A JP 26818198 A JP26818198 A JP 26818198A JP 26818198 A JP26818198 A JP 26818198A JP 2000098777 A JP2000098777 A JP 2000098777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
transfer
colored particles
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26818198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3465603B2 (ja
Inventor
Koichi Hamano
弘一 濱野
Yutaka Sugizaki
裕 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP26818198A priority Critical patent/JP3465603B2/ja
Priority to US09/386,342 priority patent/US6096463A/en
Publication of JP2000098777A publication Critical patent/JP2000098777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3465603B2 publication Critical patent/JP3465603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0821Developers with toner particles characterised by physical parameters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/20Fixing, e.g. by using heat
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い細線再現性を有するとともに、画像部間
および画像部・非画像部間に光沢むらのない高画質な画
像を形成し得る画像形成方法を提供すること、およびオ
フセット現象および紙詰まり等のトラブルのない、高い
安定性で高画質な画像を形成し得る画像形成方法を提供
することである。 【解決手段】 静電潜像担持体上に形成された静電潜像
をトナーにより現像してトナー画像を形成する現像工程
と、該トナー画像を転写材に転写する転写工程と、転写
材上に転写されたトナー画像を接触型定着装置を用いて
定着する定着工程とを含む画像形成方法であって、前記
トナーが、少なくとも結着樹脂および着色剤を含有する
着色粒子からなり、かつ、着色粒子の体積平均粒径が
2.0〜5.0μmであり、1.0μm以下の着色粒子
が20個数%以下であり、5.0μmを超える着色粒子
が10個数%以下であることを特徴とする画像形成方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、静電印刷法等に用いられる画像形成方法に関
し、特に、フルカラーの画像形成に好適な接触型定着装
置を用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法においては、感光体上に形成
された静電潜像に現像剤中のトナーを付着させトナー画
像を形成し、これを転写材である紙やプラスチックフィ
ルム上に転写後、加熱等により定着して画像を形成す
る。ここで用いる現像剤は、トナーとキャリアからなる
二成分現像剤と、トナーのみからなる非磁性あるいは磁
性の一成分現像剤とがあるが、二成分現像剤はキャリア
が現像剤の攪拌・搬送・帯電等の機能を分担し、制御性
が良い等の特徴を有しているため、現在広く用いられて
いる。
【0003】一方、電子写真法を用いたプリンターや複
写機ではここ数年でカラー化が進み、また装置の解像度
の向上から静電潜像が細密化してきている。これに伴
い、静電潜像に対し忠実に現像を行い、より高画質画像
を得るために、近年、トナーの小径化が進んでいる。特
にデジタル潜像を有彩色トナーにより現像・転写・定着
するフルカラー複写機においては、7〜8μmの小粒径
トナーを採用して、ある程度の高画質を達成している。
【0004】これらプリンターや複写機において、紙や
プラスチックフィルム等の転写材表面に付着させた未定
着のトナー画像を定着する方法としては、常温で圧力ロ
ールのみを用いる圧力定着方式、加熱ロールを用いる熱
ロール方式(以下、「接触加熱型定着方式」という)等
の接触定着方式と、オーブン加熱によるオーブン定着方
式、キセノンランプ等によるフラッシュ定着方式、マイ
クロ波等による電磁波定着方式、溶剤蒸気を用いる溶剤
定着方式等の非接触定着方式とがある。接触定着方式の
中で、圧力定着方式は、圧力定着トナーの定着強度が低
いため、ほとんど採用されていないのが実情である。こ
れに対し、接触加熱型定着方式は、熱効率が良く、比較
的コンパクトであり、温度制御がし易く、かつ信頼性が
高いことから、現在広く使用されている。
【0005】接触加熱型定着方式は、フルカラー複写機
においても主流となっているが、その場合、熱定着に使
用する加熱ロールや加圧ロールの材料構成、定着ニップ
構造等が、フルカラー画像の発色性や画像光沢、画像の
広がり等の画質に関係する特性や、定着時における転写
材のロールからの離型性を決定している。
【0006】画像を定着するためにはトナーを転写材上
で十分に溶融させることが必要となる。転写材上の溶融
したトナーと接触する加熱ロールに、転写材との離型性
を確保すべく、その表面に多量のシリコーンオイルを供
給しておくことが多い。しかしながら、定着時転写材上
にこのシリコーンオイルが転移してしまい、定着後の転
写材への鉛筆あるいはボールペン等による加筆が困難に
なる等の問題がある。このような問題を解決すべく、シ
リコーンオイルの供給量を低減したり、あるいはシリコ
ーンオイルを用いない、いわゆるオイルレス定着ロール
方式が検討されている。しかし、これらはプリント枚数
の増加とともに離型性が徐々に低下するため、オフセッ
ト現象の発生までの耐久性について、より一層の向上が
望まれている。
【0007】ところで、フルカラー用複写機において
は、シアン、マゼンタ、およびイエローの各トナーのう
ち、単色、2色、あるいは3色を重ね合わせることによ
りフルカラー画像を形成している。従って、各単色でも
トナー転写材上に形成されるトナー画像(以下、「転写
画像」という。)の画像面積率100%におけるトナー
重量は、通常、0.6〜0.9mg/cm2 程度である
ので、3色のトナー画像を重ね合わせて形成されている
プロセスブラックの画像では1.8〜2.7mg/cm
2 となり、転写材上の未定着のトナー画像の画像厚みが
極めて大きくなりやすい。このような画像厚みの大きな
プロセスブラックの部位は、加熱ロールによる定着時に
転写画像に加わる圧力が大きくなり、単色画像等の画像
厚みが比較的小さい部位に比べてトナーが溶融しやすく
なるため、画像光沢が高くなり、同一画像内で画像光沢
の高い部位と低い部位とが混在することとなり、見た目
の質感が大きく低下する場合がある。この現象を防止す
るため、加熱ロール表面に硬度の低いゴム層を設けるこ
とにより、転写画像に対する加熱ロール表面の追従性を
改良する試みが為されてはいるものの、上記画像光沢の
程度差による画質低下を完全には解決しきれていない。
【0008】さらに、このような画像厚みの大きい部分
については、既述の如くトナーが溶融しやすくなるた
め、加熱ロールへのトナーのオフセットが生じやすいと
いった問題;画像厚みが大きいがゆえに、定着時にトナ
ーが横方向に広がる割合が大きく、細線を含む画像を定
着した場合に当該細線が太くなってしまい、解像度が低
下する問題;そして定着後の画像厚みも大きくなるた
め、外力が加わった場合に傷つきやすく、画像の耐久性
が低いといった問題;がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑みなされたものであって、高い細線再現性を有する
とともに、画像部間および画像部に光沢むらのない高画
質な画像を形成し得る画像形成方法を提供することを目
的とする。また本発明は、未定着トナー画像の定着部材
からの離型性を高め、オフセット現象および紙詰まり等
のトラブルのない、高い安定性で高画質な画像を形成し
得る画像形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成方法
は、前記問題点を解決するために、静電潜像担持体上に
形成された静電潜像を、少なくとも結着樹脂と着色剤と
からなる着色粒子を含有するトナーにより現像してトナ
ー画像を形成する現像工程と、該トナー画像を転写材に
転写して転写画像を形成する転写工程と、転写材上の転
写画像を定着する定着工程とを含む画像形成方法であっ
て、前記定着工程において、前記転写画像の画像面積率
100%の画像領域におけるトナー重量が、0.40m
g/cm2 以下であり、前記転写画像を接触型定着装置
を用いて定着することを特徴とする。
【0011】また、本発明の画像形成方法は、前記定着
工程において、前記転写画像がシアン、マゼンタ、およ
びイエローの3種類のトナーにより形成されたプロセス
ブラックの転写画像である場合に、プロセスブラックの
画像の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重
量が、1.20mg/cm2 以下であり、前記転写画像
を接触型定着装置を用いて定着することを特徴とする。
【0012】トナーは、小粒径であるのが好ましく、前
記着色粒子の体積平均粒径が1.0〜5.0μmであ
り、1.0μm以下の着色粒子が20個数%以下であ
り、5.0μm以上の着色粒子が10個数%以下である
トナーを用いるのが好ましい。
【0013】また、前記着色剤が顔料粒子であり、着色
粒子中における顔料粒子の濃度をC(重量%)、着色粒
子の真比重をa(g/cm3 )、着色粒子の体積平均粒
径をD(μm)とした場合に、下式(1)の関係を満た
しているトナーを用いるのが好ましい。 25≦a・D・C≦90 ・・・(1)
【0014】さらに外添剤を含有するトナーであって、
(a)外添剤が、少なくとも30nm以上200nm以
下の一次粒子平均粒径を有する超微粒子の1種以上と、
5nm以上30nm未満の一次粒子平均粒径を有する極
超微粒子の1種以上とからなり、(b)下式(2)で求
められる着色粒子表面に対する外添剤の被覆率が、超微
粒子Fa および極超微粒子Fb の双方について20%以
上であり、全外添剤の被覆率の合計が100%以下であ
るトナーを用いるのが好ましい。 F=√3・D・ρt ・(2π・d・ρa -1・C×100 ・・・(2) (上記式中、Fは被覆率(%)、Dは着色粒子の体積平
均粒径(μm)、ρt は着色粒子の真比重、dは外添剤
の一次粒子平均粒径(μm)、ρa は外添剤の真比重、
およびCは外添剤の重量x(g)と着色粒子の重量y
(g)との比(x/y)をそれぞれ表す。)
【0015】本発明の定着工程における接触型定着装置
として、ロール−ロール接触型定着装置およびロール−
ベルト接触型定着装置が好適に用いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成方法を実施の形
態を挙げて説明する。本発明の画像形成方法の概略を、
図1を用いて簡単に説明する。図1は、本発明の画像形
成方法を利用した画像形成装置の一例の概略断面図を示
す。感光体1は帯電器2により一様に帯電される。次
に、感光体1はレーザ3により画像様に光照射され、感
光体1上に静電潜像が形成される。感光体1上の静電潜
像は、感光体が回転することにより、現像装置4に内蔵
されている現像ロール41と対向する位置まで搬送され
る。この位置で、静電潜像は現像装置に格納されている
トナーにより現像され、感光体1上にトナー画像が形成
される。トナー画像は、感光体1の回転により転写帯電
器5と対向する位置まで搬送され、転写材に転写され
る。転写材に転写された転写画像は、加熱ロール121
と加圧ロール122とからなる接触型定着装置Aにより
転写材に定着され、転写材上に転写画像が形成される。
一方、感光体1は、クリーナー7と接触し、該クリーナ
7により感光体1上に残留するトナーが除去される。そ
の後、帯電器2により帯電され、一連の画像形成工程が
繰り返される。尚、本発明の画像形成方法の構成は、こ
れに限定されるものではなく、例えば、フルカラー画像
用の画像形成装置においては、感光体1と帯電器5との
間に中間転写体を備えている構成が好ましい。
【0017】本発明は、定着工程において接触型定着装
置を用いることを特徴とする。ここにいう接触型定着装
置とは、定着ロール等の定着部材が転写画像が形成され
ている転写材を圧接することにより、転写材に転写画像
を定着する方式の定着装置をいう。従来公知の接触型定
着装置を広く使用することができる。圧接の方法として
は、2つの接触するロール間または、接触するロールと
ベルト間等に、転写画像が形成されている転写材を通過
させ、ロール−ロールまたはロール−ベルトのニップ領
域で、転写画像を圧接し定着する方法等が挙げられる。
【0018】図2に本発明の定着工程に好適に用いられ
るロール−ロール接触型定着装置の一例の概略側面図を
示す。図2に示すように、この定着装置Aには、回転可
能に支持されている加熱ロール121と、回転可能に支
持されているとともに加熱ロール121に圧接するよう
に支持されている加圧ロール122が設けられている。
この一対の定着ロールの間に形成されたニップ領域12
3に、未定着の転写画像124を担持する転写材125
を、転写画像124を加熱ロール123側に向けて導入
する。転写材125がニップ領域123に導入される
と、加熱ロール121および加圧ロール122は、転写
材125を上下逆方向から圧接して、転写画像124を
転写材125に定着させる。加熱ロール121と加圧ロ
ール122とが、互いに反対方向に回転することによっ
て、転写材125は実線矢印方向に搬送され、ニップ領
域123出口で、転写材125はセルフストリッピング
性により加熱ロール121および加圧ロール122から
剥離する。定着装置装置Aには、オイル供給部材126
が設けられていて、加熱ロール121からの転写材12
5の離型性を向上させている。加熱ロール121および
/または加圧ロール122にニップ出口で接触する剥離
爪を設け、転写材が加熱ロール等から剥離するのを助け
てもよい。
【0019】加熱ロール121は、アルミニウム等の熱
伝導率の高い金属からなる芯金ロール127を内包し、
少なくとも表面はゴム弾性体128からなる。ゴム弾性
体128は、耐熱性および離型性の高い材料が好まし
く、例えば、シリコーンゴムおよびフッ素系ゴムが好ま
しい。図2に示すように、さらに離型性の高いゴム弾性
体128’で表面を被覆してもよい。加熱ロールの内部
には、ハロゲンランプ等の加熱源129が設けられてい
て、この加熱源から供与される熱により、転写材上の未
定着トナーが一部溶融し、転写材中に浸透し、これを圧
接することにより転写画像が転写材に定着する。一方、
加圧ロール122も、アルミニウム等の熱伝導率の高い
金属からなる芯金ロール(不図示)を内包し、少なくと
も表面は、ゴム弾性体(不図示)からなっている。所望
により、加圧ロール122内部にも加熱源が設けられて
いてもよい。
【0020】本発明では、前記のような表面が比較的柔
らかいゴム弾性体からなるロール、いわゆるソフトロー
ルを用いて定着することにより、定着時に転写画像中の
トナーが溶融した後、横方向(転写材の搬送方向に対し
て垂直方向)に拡散するのを抑制することができる。従
って、定着時の溶融トナーの転写材上での広がりによる
細線や、微小ドットの再現性の低下を効果的に防止でき
る。さらに、ソフトロールにより定着することで、定着
画像に光沢むらが生じるのを防止することができる。
【0021】特に、加熱ロールの表面の硬度Aと、加圧
ロールの表面の硬度Bが、以下式(3)の関係を満たし
ていると、転写材のセルフストリッピングによる離型性
が向上するので好ましい。 A≦B ・・・(3) 加熱ロールの表面の硬度Aの好ましい範囲は、定着スピ
ードによって異なるが、例えば、定着スピード60mm
/sec〜200mm/secにおける加熱ロール表面
の硬度Aの好ましい範囲としては、30度以上60度以
下であり、より好ましくは、35度以上55度以下であ
る。同様な定着スピード条件では、硬度Bの好ましい範
囲は30度以上60度以下であり、(3)が成立するよ
うに硬度Aに応じて硬度Bを設定すればよい。硬度Aと
硬度Bが等しい場合は、Aのゴム厚みをBのゴム厚みよ
りも厚くすることが好ましい。硬度Aと硬度Bの差が過
剰に大きすぎると、定着時に画像乱れが生じることがあ
る。
【0022】説明を簡単にするために図面を用いて説明
したが、ロール−ロール接触型定着装置の構成は図2に
示す構成の定着装置に限定されるものではなく、従来公
知のロール−ロール接触型定着装置を広く使用すること
ができる。例えば、特開平9−171313号公報、お
よび特開平10−10895号公報等に提案されている
定着装置が好適に用いられる。
【0023】図3および図4に本発明の定着工程に好適
に用いられるロール−ベルト接触型定着装置の一例の概
略側面図を示す。図3に示すように、この定着装置Bに
は、回転可能に支持されている加熱ロール131と、エ
ンドレスベルト132が設けられている。エンドレスベ
ルト132は、回転可能に支持されている駆動ロール1
34、135と回転可能に支持されている加圧ロール1
33により張架されている。エンドレスベルト132
は、加圧ロール133により加熱ロール131に圧接さ
れるとともに、回転可能に支持されているスポンジロー
ル136によって所定のニップ幅のニップ領域137を
構成するように配置されている。
【0024】エンドレスベルトの張架方式や、加熱ロー
ルとエンドレスベルトとのニップ領域の形成方法につい
ては特に限定されず、エンドレスベルトが加熱ロールに
所定の角度だけ巻き付いているような構成であればよ
い。例えば、図4に示す定着装置Cのように、ニップ出
口に加圧ロール133’を設け、ニップ領域を形成する
構成であってもよい。また、エンドレスベルトを張架す
る駆動ロールの数についても特に制約はないが、定着速
度を速めて定着効率を向上させるためには、駆動ロール
は多いほうが好ましい。
【0025】加熱ロールとエンドレスベルトで形成され
ているニップ幅は、定着速度や加熱ロールの大きさ等に
応じてその好ましい範囲が変動するが、例えば、定着速
度が60mm/sec〜200mm/secの範囲での
場合、ニップ幅が約10mm以上25mm以下であるの
が、画像乱れを生じることなく、低エネルギーで効率的
に定着できるので好ましい。
【0026】図3に示すように、加熱ロール131とエ
ンドレスベルト132により形成されているニップ領域
に、未定着の転写画像136を担持する転写材137
を、トナー画像が加熱ロール131側に向くように導入
すると、転写材137上の転写画像136はニップ領域
で、加熱ロール131から供与される熱と圧力により転
写材137に定着される。加熱ロール131の回転と、
エンドレスベルト132を支持している駆動ロール13
4の回転により転写材は実線矢印方向に搬送され、ニッ
プ領域出口で、転写材137はセルフストリッピング性
により加熱ロール131およびエンドレスベルト132
から剥離する。定着装置Bおよび定着装置Cには、オイ
ル供給部材138が設けられていて、加熱ロール131
にオイルを供給し、加熱ロール131からの離型性を向
上させている加熱ロール131および/またはエンドレ
スベルト132にニップ出口で接触する剥離爪(図3中
の139)を設け、転写材が加熱ロール等から剥離する
のを助けてもよい。また、ニップ出口に冷却手段を設け
転写材の離型性をより向上させることもできる。
【0027】エンドレスベルトの材料については特に制
約はなく、例えば、高分子材料、金属材料、セラミック
材料、ガラス繊維材料等からなるフィルムや、これら材
料を2以上組み合わせて複合化した材料等が挙げられ
る。前記材料をエンドレス形状に成形したものをそのま
ま用いることができるが、その上にさらに、高い耐熱性
および高い摩耗性を有する弾性層を設けるのが好まし
い。このような弾性層としては例えば、フッ素系ゴム
や、シリコーンゴム等のゴム弾性体からなる層が好まし
い。加熱ロールの構成については、ロール−ロール接触
型定着装置の加熱ロールと同様な構成である。
【0028】このように、ニップ幅の広いロール−ベル
ト接触型定着装置を用いて未定着の転写画像を定着する
ことによって、定着圧力を比較的低い圧力に設定しても
安定的に定着することが可能となり、定着時に転写画像
中のトナーが溶融した後、横方向に拡散するのを抑制す
ることができる。従って、定着時の溶融トナーの転写材
上での広がりによる細線や、微小ドットの再現性の低下
を効果的に防止できる。
【0029】説明を簡単にするために図面を用いて説明
したが、ロール−ベルト接触型定着装置の構成は図3お
よび図4に示した構成の定着装置に限定されるものでは
なく、従来公知のロール−ベルト接触型定着装置を広く
使用することができる。例えば、特開平5−15067
9号公報、および特開平09−329980号公報等に
提案されている定着装置が好適に用いられる。また、本
発明の画像形成方法には、その他の接触型定着装置、例
えば、ベルト−ベルト接触型定着装置を用いることもで
きる。
【0030】本発明においては、転写画像のトナー量を
低下させ、接触加熱定着時に生じるトナーの溶融過多に
よる画像横方向(転写材の搬送方向に対して垂直方向)
への拡散や、画像光沢むらの発生や、トナーの定着ロー
ルへのオフセット現象の発生を防止している。さらに、
用いるトナーの粒径を一定の範囲に制限するとともに、
その粒度分布を適正な範囲にすれば、画像の細線、微小
ドット再現性、階調性、および粒状性を向上することが
できる。
【0031】本発明の定着工程において、転写材上に形
成されている転写画像のトナー量(以下、「TMA」と
いう場合がある。)は、単色につき(100%の面積率
の画像を形成する場合)0.40mg/cm2 以下であ
り、好ましくは0.35mg/cm2 以下、より好まし
くは0.30mg/cm2 以下である。TMAが0.4
0mg/cm2 以下であると、前記のように得られる画
像が高画質化するとともに、転写材の加熱ロールに対す
る離型性が向上するので、トナーが加熱ロールに付着す
ることによって生じるオフセット現象や、トナーが加熱
ロールに追従することにより生じる紙詰まり等のトラブ
ルが発生しないので好ましい。但し、得られる画像にお
けるトナーの充分な発色を確保するためには、画像面積
率100%におけるTMAは、0.1mg/cm2 以上
であるのが好ましく、より好ましくは0.15mg/c
2 以上である。
【0032】フルカラーの画像を形成する場合は、通
常、異なる色相を有する3種(例えば、シアン、マゼン
タ、イエロー)のトナーおよびブラックのトナーを用い
て画像を形成する。本発明のフルカラーの画像形成方法
では、転写材上に形成されている転写画像が、相互に異
なる色相を有する複数のトナーを重ねた3次色(いわゆ
るプロセスブラック)の転写画像である場合は、そのT
MAが、1.20mg/cm2 (100%の画像面積率
の画像を形成する場合)以下となるように画像形成を行
う。TMAは好ましくは、1.05mg/cm2 以下、
より好ましくは0.90mg/cm2 以下である。フル
カラー画像においても、充分な発色を確保するため、T
MAはプロセスブラックの画像において、0.3mg/
cm2 以上が好ましく、より好ましくは0.45mg/
cm2 以上である。
【0033】本発明に用いられるトナーは、少なくとも
結着樹脂および着色剤を含有する着色粒子からなる。用
いるトナーは小さい程、画像の細線、微小ドット再現
性、および階調性が向上するので好ましい。以下に、本
発明の画像形成方法に用いられるトナーの好ましい態様
について説明する。
【0034】−着色粒子の粒径および粒度分布−着色粒
子は、細線の再現性や階調性の向上を達成するために
は、その体積平均粒径が1.0〜5.0μmの範囲であ
るのが好ましい。さらに着色粒子の体積平均粒径が2.
0〜5.0μmの範囲、さらに2.0〜4.5μmの範
囲、さらに2.0〜4.0μmの範囲、さらに2.5μ
m〜3.5μmの範囲であるのが順により好ましい。着
色粒子の体積平均粒径が5.0μm以下であると粗大粒
子の比率が小さいので、定着工程を経て得られる画像の
細線や微小ドットの再現性、および階調性が向上する。
一方、着色粒子の体積平均粒径が、1.0μm未満とな
ると、そのような着色粒子からなるトナーの粉体流動
性、現像性、あるいは転写性が悪化し、静電潜像担持体
表面に残留するトナーのクリーニング性が低下する等、
粉体特性低下に伴う他の工程における種々の不具合が生
じることがあるので、前記範囲が好ましい。なお、本発
明でいう「細線の再現性」とは、主として30〜60μ
m、好ましくは30〜40μmの幅の細線を忠実に再現
可能か否かを意味し、さらに同程度の径のドットを再現
し得るかについても考慮に入れたものである。
【0035】さらに、着色粒子は、1.0μm以下の着
色粒子が20個数%以下であり、かつ、5μm以上の着
色粒子が10個数%以下の粒度分布を示すのが好まし
い。全着色粒子中、1.0μm以下の着色粒子が20個
数%を超えると、非画像部のカブリが発生し易くなり、
感光体のクリーニング不良も生じ易くなる。また、1μ
mの着色粒子が20個数%を超えると、トナーの非静電
的付着力が大きくなるため、トナーがキャリア表面に固
着し、キャリアによるトナーへの帯電付与能が低下した
り、抵抗が上昇してしまう傾向があり、その結果、得ら
れる画像の画質が低下することがある。高画質の達成、
および高画質の維持等の観点からは、1.0μm〜2.
5μmの着色粒子が5〜50個数%となる粒度分布を示
すのがより好ましく、10〜45個数%ととなるのがさ
らに好ましい。
【0036】また、着色粒子の粒度分布の大粒径側を規
定するパラメーターとして、5.0μmを超える着色粒
子の個数%を用いたが、基準とする粒子径を他の数値で
規定することもできる。具体的には4.0μmを基準の
粒子径とした場合、全着色粒子中、4.0μm以下の着
色粒子が75個数%以上であることが好ましい。
【0037】このような粒度分布の着色粒子は、従来公
知の製造方法により製造できる。例えば、粉砕法で得る
場合には粉砕および分級の条件を、重合法(懸濁重合
法、乳化重合法等)で得る場合には重合時の造粒条件
を、それぞれ適宜設定すればよい。粉砕法とは、結着樹
脂と着色剤、必要に応じてその他添加剤等を予備混合し
た後、混練機にて溶融混練し、冷却後粉砕、分級を行い
規定粒度分布に揃えるものである。
【0038】従来、粉砕法では、着色粒子を小粒径化す
ると、粉砕性の低下によるコスト上昇や、粉体特性の悪
化による分級性の低下等の問題が生じることがあった。
本発明に使用される着色粒子を粉砕法で製造する場合
は、粉砕時に粉砕の条件を適宜選択して設定すれば、過
粉砕による粒度分布のブロード化を伴うことなく、前記
好ましい粒度分布範囲に近い粒度分布を示す着色粒子を
製造することができる。従って、その後、分級機を使用
して粒度分布を調整する必要が殆どないか、あるいは、
粒度分布の調整の必要性があるとしても、除去する着色
粒子の量が非常に少ないため、製造コストを低コスト化
することができる。
【0039】着色粒子の粒度分布は種々の方法で測定で
きるが、本発明においては、着色粒子の粒度分布は、コ
ールターカウンターTA2型(コールター社製)を用
い、アパーチャー径を50μmとして測定を行い、1μ
m以下の着色粒子の個数分布を測定する時のみアパーチ
ャー径を30μmとして測定した粒度分布である。具体
的には、粒度分布の測定は、塩化ナトリウム水溶液(1
0g/リットル)中に分散液(界面活性剤:トリトンX
100)2〜3滴と測定試料(着色粒子)を加え、超音
波分散機で1分間分散処理を行った後、上記装置を用い
て行う。
【0040】−着色剤− 着色粒子に含有される着色剤としては顔料粒子を用いる
のが好ましい。顔料粒子は、着色力が高く、耐水性、耐
光性、あるいは耐溶剤性に優れているので、着色剤とし
て顔料粒子を用いると、画像の単位面積当たりのトナー
の重量を低減させても、十分な画像濃度が達成でき、画
像の耐水性、耐光性、あるいは耐溶剤性を確保できるの
で好ましい。
【0041】使用可能な顔料の種類としてはカーボンブ
ラック、ニグロシン、黒鉛、C.I.ピグメントレッド
48:1、48:2、48:3、53:1、57:1、
112、122、123、5、139、144、14
9、166、177、178、222、C.I.ピグン
メトイエロー12、14、17、97、180、18
8、93、94、138、174、C.I.ピグメント
オレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.
I.ピグメントブルー15:3、15、15:2、6
0、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられ、この
なかでも特に、カーボンブラック、C.I.ピグメント
レッド48:1、48:2、48:3、53:1、5
7:1、112、122、123、C.I.ピグンメト
イエロー12、14、17、97、180、188、
C.I.ピグメントブルー15:3が好ましい。これら
顔料は単独で使用可能な他、2種以上組み合せて使用し
てもよい。
【0042】着色粒子に含まれる着色剤の粒子径を小さ
くすると、トナーの透明性が向上する。例えば、フルカ
ラー画像を形成する場合は、単色のトナー画像が重ねら
れたものとなるが、着色粒子の透明性が低いと、赤、緑
等の2次色やプロセスブラックの様な3次色を表現する
際、上層の着色粒子により下層の発色が疎外され、良好
な色再現が為されないことがある。着色粒子に含有され
る着色剤の粒子径を小さくすることにより、トナーの透
明性を確保し、このような現象の発生を抑えることがで
きる。トナーの透明性を確保するのに好適な着色剤の粒
子径範囲は、用いる着色剤の種類等によって異なるが、
例えば、着色剤として顔料粒子を用いた場合は、結着樹
脂中に、分散粒子平均粒径が円相当径で0.3μm以下
の状態で分散している顔料粒子が好ましい。
【0043】なお、本発明において顔料微粒子の結着樹
脂中の分散粒子平均粒径の円相当径とは、着色粒子の一
部を取り出し、樹脂で包埋後、着色粒子中の顔料粒子の
分散状態を観察できるように観察用薄片を切り出し、透
過型電子顕微鏡で倍率15,000倍の拡大写真を撮影
し、画像解析装置にて顔料粒子の面積を測定し、該面積
に相当する円の直径を計算した値をいう。
【0044】結着樹脂中に、顔料粒子を分散させる方法
としては、例えば、本発明者等が提案したメルトフラッ
シング法がある(特開平4−242752号)。ここで
いうメルトフラッシング法とは、顔料粒子を結着樹脂中
に分散する方法の一つであり、顔料製造工程において生
じた顔料含水ケーキについて、このケーキ中に含まれる
水分を、溶融した結着樹脂で置換する方法である。この
方法によれば、顔料粒子の結着樹脂中の分散粒子平均粒
径を円相当径で0.3μm以下にすることができる。そ
の結果、トナーの発色濃度を極めて効果的に向上させる
ことができる。このように小粒径の顔料微粒子を含有す
るトナーを用いれば、トナーの透明性を確保でき、色再
現性が良好になるので多色のカラー画像を形成する場合
に好適である。
【0045】本発明においては、TMAを低下させてい
るので、着色粒子中の着色剤の含有量を増加し、着色粒
子単位重量当たりの発色濃度を高くして、現像に必要な
トナー量を少なくするのが好ましい。特に、着色粒子中
の顔料粒子の濃度C(%)は、以下の関係式(1)を満
たしているのが好ましい。 25≦a・D・C≦90 ・・・(1) 関係式(1)中、Dは着色粒子の体積平均粒径(単位:
μm)を示し、aは着色粒子の真比重(単位:g/cm
3 )を表わす。
【0046】a・D・C(以下、略して「aDC」とい
う)の値が25未満であると、トナーの単位重量当たり
の発色濃度が不足する傾向がある。一方、aDCの値が
大きい程、トナーの発色濃度は高くなるが、aDCが9
0を超えると、極少量のトナーが非画像部へ飛散した場
合でも地汚れが顕著となったり、顔料の補強効果により
着色粒子の溶融粘度が上昇し定着性が低下する場合があ
る。
【0047】着色粒子中における顔料粒子の好ましい濃
度は、顔料粒子の有する着色力にも依存する。例えば、
ブラック、シアン等の比較的着色力の強い顔料粒子を用
いる場合は、aDCの上限値は60とするのが、より好
ましい。但し、これはあくまでも目安であって、同一色
の顔料であっても化学構造式等の違いにより、着色力は
異なってくるため、顔料濃度は用いる顔料の種類に応じ
て適宜設定すればよい。
【0048】−結着樹脂− 着色粒子に含有される結着樹脂は、ガラス転移点が50
〜80℃であることが好ましく、より好ましくは55〜
75℃である。ガラス転移点が50℃未満であると熱保
存性が低下し、80℃を超えると低温定着性が低下する
ため、それぞれ好ましくない。
【0049】また、結着樹脂の軟化点としては80〜1
50℃であることが好ましく、より好ましくは90〜1
50℃、さらに好ましくは100〜140℃である。軟
化点が80℃未満であると熱保存性が低下し、150℃
を超えると低温定着性が低下するため、それぞれ好まし
くない。さらに結着樹脂の数平均分子量としては1.0
×103 〜5.0×104 、重量平均分子量としては
7.0×103 〜5.0×105 の範囲がそれぞれ好ま
しい。
【0050】結着樹脂としては、トナーの結着樹脂とし
て従来より用いられているものが特に制限なく用いられ
るが、スチレン系ポリマー、(メタ)アクリル酸エステ
ル系ポリマー、およびスチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル系ポリマーとしては、下記のスチレン系モノマ
ー、(メタ)アクリル酸エステルモノマー、この他のア
クリル系またはメタクリル系モノマー、ビニルエーテル
モノマー、ビニルケトンモノマー、N−ビニル化合物モ
ノマー等から適宜選ばれる1種または2種以上のモノマ
ーを重合させて得られるポリマーが好適に用いられる。
【0051】スチレン系モノマーとしては、例えばスチ
レン、o−メチルスチレン、エチルスチレン、p−メト
キシスチレン、p−フェニルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−デシ
ルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、ブチルスチレ
ン、などのスチレン誘導体、などのスチレン誘導体が挙
げられる。
【0052】また(メタ)アクリル酸エステルモノマー
としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチ
ル、(メタ)アクリル酸−n−オクチル、(メタ)アク
リル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリ
ル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、などの(メタ)アクリル酸エステル類、などが挙げ
られる。
【0053】他のアクリル系またはメタクリル系モノマ
ーとしては、例えばアクリロニトリル、メタアクリルア
ミド、グリシジルメタアクリレート、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタアクリルアミド、2
−ヒドロキシエチルアクリレートなどが挙げられる。
【0054】またビニルエーテルモノマーとしては、例
えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニルイソブチルエーテルなどのビニルエーテル類が挙げ
られる。
【0055】また、ビニルケトンモノマーとしては、例
えばビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチ
ルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類が挙げら
れる。
【0056】また、N−ビニル化合物モノマーとして
は、例えばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾ
ール、N−ビニルインドールなどのN−ビニル化合物な
どが挙げられる。
【0057】本発明においては、定着性の観点からポリ
エステルが結着樹脂として好適に用いられる。かかるポ
リエステルとしては、多価カルボン酸と多価アルコール
の重縮合によって合成されるものが使用できる。
【0058】多価のアルコールモノマーとしてはエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
オール、ジエチレングリコール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなど脂肪族アルコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、水添ビスフェノールなどの脂環式アルコール、ビス
フェノールAエチレンオキサイド付加物、ビスフェノー
ルAプロピレンオキサイド付加物等のビスフェノール−
誘導体、多価のカルボン酸としてはフタル酸、テレフタ
ル酸、無水フタル酸などの芳香族カルボン酸およびその
酸無水物、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸、ドデセニルコハク酸等の飽和および不飽和カル
ボン酸およびその酸無水物が使用できる。
【0059】−外添剤− トナーの帯電量制御を目的として、トナーはさらに外添
剤を含有していてもよい。外添剤として使用可能な無機
微粉末の材料としては、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジ
ルコニウム、酸化タングステン、酸化鉄、酸化ケイ素な
どの金属酸化物、窒化チタンなどの窒化物、チタン化合
物などが挙げられる。外添剤の添加量としては、着色粒
子100重量部に対して、好ましくは0.05〜10重
量部であり、より好ましくは0.1〜8重量部である。
【0060】トナーに上記無機微粉末を添加する方法と
しては、例えば、ヘンシェルミキサーに無機微粉末と着
色粒子とを入れ、混合するという従来公知の方法を採用
することができる。
【0061】粉体流動性や粉体付着性等の粉体特性を良
好なものとし、転写効率および帯電性の低下を防止し、
環境依存性を緩和するために、外添剤として、少なくと
も30nm以上200nm以下の一次粒子平均粒径を有
する超微粒子の1種以上と、5nm以上30nm未満の
一次粒子平均粒径を有する極超微粒子の1種以上とを用
いることが好ましい。
【0062】超微粒子は、着色粒子同士、あるいは、着
色粒子と感光体またはキャリアとの付着力を低減させ、
現像性、転写性、あるいはクリーニング性の低下を防止
する働きがある。超微粒子の平均一次粒子径は、30n
m以上200nm以下、より好ましくは35nm以上1
50nm以下、さらに好ましくは35nm以上100n
m以下である。200nmを超えるとトナーから脱離し
やすくなり、付着力低減効果が発揮できなくなる。一
方、30nm未満では、後述の極超微粒子の働きをする
ものとなってしまう。
【0063】極超微粒子は、着色粒子の流動性を向上さ
せ、凝集度を低下させるとともに、着色粒子が熱凝集す
るのを抑制する効果等を有し、環境安定性の向上に寄与
する。極超微粒子の平均一次粒子径は、5nm以上30
nm未満、より好ましくは5nm以上29nm未満、さ
らに好ましくは10nm以上29nm以下である。5n
m未満であるとトナーが受けるストレスにより着色粒子
表面に埋没しやすい。一方、30nm以上では、前述の
超微粒子の働きをするものとなってしまう。尚、本明細
書において「一次粒子径」とは球相当の一次粒子径をい
う。
【0064】超微粒子としては、疎水化された酸化ケイ
素、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化タ
ングステン、酸化鉄などの金属酸化物、窒化チタンなど
の窒化物、チタン化合物からなる微粒子が挙げられ、疎
水化された酸化ケイ素からなる微粒子であることが好ま
しい。疎水化は、疎水化処理剤により処理することによ
り為され、疎水化処理剤としてはクロロシラン、アルコ
キシシラン、シラザン、シリル化イソシアネートのいず
れも使用可能である。具体的にはメチルトリクロロシラ
ン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラ
ン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、イソブチルトリメトキシシラン、デシルトリメ
トキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、ter−ブチ
ルジメチルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランな
どを挙げることができる。
【0065】極超微粒子としては、疎水性のチタン化合
物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジルコニ
ウム、酸化タングステン、酸化鉄などの金属酸化物、窒
化チタンなどの窒化物からなる微粒子が挙げられ、なか
でも、チタン化合物微粒子であることが好ましい。
【0066】また、チタン化合物微粒子としては、高度
に疎水性であり、焼成処理がないため凝集体を発生しに
くく、外添時に分散性が良好であるメタチタン酸とシラ
ン化合物との反応生成物であることが好ましい。また、
その際のシラン化合物としては、トナーの帯電制御が良
好であり、キャリアや感光体への付着性を低減できるア
ルキルアルコキシシラン化合物および/またはフルオロ
アルキルアルコキシシラン化合物が好ましく用いられ
る。
【0067】メタチタン酸とアルキルアルコキシシラン
化合物および/またはフルオロアルキルアルコキシシラ
ン化合物との反応生成物であるメタチタン酸化合物とし
ては、硫酸加水分解反応により合成されたメタチタン酸
を解膠処理した後、ベースのメタチタン酸をアルキルア
ルコキシシラン化合物および/またはフルオロアルキル
アルコキシシラン化合物とを反応させたものが好適に使
用できる。メタチタン酸と反応させるアルキルアルコキ
シシランとしては、例えばメチルトリメトキシシラン、
エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメ
トキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−
オクチルトリメトキシシラン、n−デシルトリメトキシ
シラン等が、また、フルオロアルキルアルコキシシラン
化合物としては例えばトリフルオロプロピルトリメトキ
シシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラ
ン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、ヘ
プタデカフルオロデシルメチルジメトキシシラン、(ト
リデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチ
ル)トリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロ
プロピル)トリメトキシシラン、(ヘプタデカフルオロ
−1,1,2,2−テトラヒドロデシル)トリエトキシ
シラン、3−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピ
ルトリエトキシシラン等が使用可能である。
【0068】超微粒子と極超微粒子との2種類の外添剤
を使用することにより、両者の添加による効果を併せ持
つものとなる。
【0069】しかし、外添剤の添加量が全体として多過
ぎると、遊離の(着色粒子に付着していない)外添剤が
発生し、感光体やキャリア表面が外添剤で汚染されやす
くなる。また、超微粒子と極超微粒子とはともにある程
度の添加量が無ければ、両者を添加することによる効果
が得られない。さらに、超微粒子の量が多過ぎると粉体
流動性向上効果が得られず、極超微粒子の量が多過ぎる
と粉体付着性向上効果が得られない。従って、外添剤の
添加量を適切にコントロールしてやる必要がある。
【0070】上記、外添剤を添加することによる効果の
出現や、各種粉体特性の変動は、添加する外添剤の絶対
量に依存するものではなく、着色粒子表面に対する被覆
率に依存するものである。ここで、外添剤の着色粒子表
面に対する被覆率について説明する。
【0071】外添剤を一定の大きさ(直径d)の真球と
見立て、かつ凝集のない一次粒子が着色粒子表面上に単
層で付着していると仮定した場合、着色粒子表面上に付
着した外添剤の最密パッキング(最も密に並んだ状態)
としては、図5に示すように1つの外添剤222に6つ
の外添剤222a〜222fが隣接する六方最密パッキ
ングである(図5は着色粒子表面の一部のみを拡大して
示した平面図である)。
【0072】このように図5に示すような状態が理想状
態としての被覆率100%であるとした場合に、実際の
外添剤の重量が、実際の着色粒子の重量に対してどの程
度であるかを%で表したものを、本発明にいう被覆率と
する。
【0073】即ち、実際の状態における、着色粒子の体
積平均粒径をD(μm)、着色粒子の真比重をρt 、外
添剤の一次粒子平均粒径をd(μm)、外添剤の真比重
をρ a 、および、外添剤の重量x(g)と着色粒子の重
量y(g)との比(x/y)をCとした場合に、被覆率
F(%)は、 F=C/{2π・d・ρa /(√3・D・ρt )}×1
00 となり、これを整理すると下式(2)の通りになる。
【0074】 F=√3・D・ρt ・(2π・d・ρa -1・C×100 ・・・(2) (上記式中、Fは被覆率(%)、Dは着色粒子の体積平
均粒径(μm)、ρt は着色粒子の真比重、dは外添剤
の一次粒子平均粒径(μm)、ρa は外添剤の真比重、
およびCは外添剤の重量x(g)と着色粒子の重量y
(g)との比(x/y)をそれぞれ表す。)
【0075】以上の式(2)で求められる着色粒子表面
に対する外添剤の被覆率は、超微粒子Fa および極超微
粒子Fb の双方について20%以上であることが好まし
く、全外添剤の被覆率の合計が100%以下であること
が好ましい。なお、「全外添剤の被覆率の合計」とは、
添加される各外添剤についての被覆率を個々に計算し、
得られた各外添剤の被覆率を合計したものを指す。
【0076】超微粒子の被覆率Fa が20%未満である
と、超微粒子を添加する効果が得られない場合がある。
超微粒子の被覆率Fa は、好ましくは20〜80%、さ
らに好ましくは30〜60%である。
【0077】極超微粒子の被覆率Fb が20%未満であ
ると、極超微粒子を添加する効果が得られなくなる場合
がある。極超微粒子の被覆率Fbは、好ましくは20〜
80%、さらに好ましくは30〜60%である。
【0078】全外添剤の被覆率の合計が100%を超え
ると、遊離の外添剤が多く発生するため、感光体やキャ
リア表面が外添剤で汚染されやすくなる。全外添剤の被
覆率の合計は、好ましくは40〜100%、さらに好ま
しくは50〜90%である。
【0079】超微粒子の被覆率Fa (%)と、極超微粒
子の被覆率Fb (%)との関係としては、下式(4)を
満たすことがより好ましい。 0.5≦Fb /Fa ≦4.0 ・・・(4) この範囲を外れると、超微粒子または極超微粒子を添加
する効果が得られにくくなるため好ましくない。また、
超微粒子または極超微粒子を添加する効果を最適なもの
とするためには、下式(4’)を満たすことがさらに好
ましい。 0.5≦Fb /Fa ≦2.5 ・・・(4’)
【0080】トナーに上記超微粒子および極超微粒子を
添加する方法としては、例えば、ヘンシェルミキサーに
超微粒子、極超微粒子および着色粒子を入れ、混合する
という従来公知の方法を採用することができる。
【0081】−その他の添加剤− トナーは色再現性、透明性に影響を与えない範囲におい
て、必要に応じて帯電制御剤、 離型剤などを含有してい
てもよい。帯電制御剤としてはクロム系アゾ染料、 鉄系
アゾ染料、 アルミニウムアゾ染料、 サリチル酸金属錯
体、有機ホウ素化合物などを挙げることができる。離型
剤としては、低分子量プロピレン、低分子量ポリエチレ
ンなどのポリオレフィンやパラフィンワックス、キャン
デリラワックス、カルナバワックス、モンタンワックス
等の天然ワックスおよびその誘導体などを挙げることが
できる。
【0082】−トナーの凝集度− トナーは、その凝集度が30以下であることが好まし
く、より好ましくは25以下、さらに好ましくは20以
下である。ここで凝集度とは、トナー間の凝集力を表す
指標で、その値が大きい程、トナー間の凝集力が大きく
なる。
【0083】トナーの凝集度を30以下とすることで、
トナーの小粒径化による流動性の低下等を抑制でき、ト
ナー補給不良、帯電の立ち上がり性の低下、帯電分布の
悪化および帯電量の低下からくる地汚れや濃度低下、さ
らに保存性を改善することができる。尚、特に前述の如
く超微粒子と極超微粒子の2種類の外添剤を添加するこ
ととすれば、外添剤の粒径および被覆率のバランスによ
り、凝集度は極めて低い値となる。
【0084】凝集度は、パウダーテスター(ホソカワミ
クロン社製)を用いることにより測定することができ
る。具体的には、以下の通りである。目開き45μm、
38μmおよび26μmのふるいを直列的に配置し、最
上段の45μmのふるい上に正確に秤量した2gのトナ
ーを投入し、振幅1mmの振動を90秒間与え、振動後
の各ふるい上のトナー重量を測定し、それぞれの重量に
順に0.5、0.3および0.1の値を乗じて加算し、
得られた数値に100を乗じたものである。なお、本発
明において、試料は22℃/50%RHの環境下で約2
4時間放置したものを用い、測定は22℃/50%RH
の環境下で行った。
【0085】本発明において、トナーは、キャリアとと
もに混合され、二成分系の現像剤として使用されるのが
好ましい。キャリアとしては、特に限定されず、鉄粉、
フェライト、酸化鉄粉、ニッケル等の磁性体粒子、磁性
体粒子を芯材として、その表面をスチレン系樹脂、ビニ
ル系樹脂、エチル系樹脂、ロジン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、メチル系樹脂などの公知の樹脂やステアリン酸
等のワックスで被覆し、樹脂被覆層を形成させてなる被
覆樹脂型キャリア粒子、或いは結着樹脂中に磁性体微粒
子を分散させてなる磁性体分散型キャリア粒子等を挙げ
ることができる。
【0086】中でも、樹脂被覆層を有する被覆樹脂型キ
ャリアは、トナーの帯電性やキャリア全体の抵抗を樹脂
被覆層の構成により制御可能となるため、特に好まし
い。樹脂被膜層の材料としては、当業界で従来よりキャ
リアの樹脂被膜層の材料として使用されているあらゆる
樹脂から選択することができる。また樹脂の種類は単独
でも2種以上でもよい。
【0087】キャリアの粒径としては、体積平均粒子径
として45μm以下であることが好ましく、より好まし
くは10〜40μmである。キャリアの体積平均粒子径
を45μm以下とすることにより、トナー(着色粒子)
の小粒径化による帯電の立ち上がりや帯電分布の悪化お
よび帯電量の低下に由来する地汚れや濃度ムラを改善す
ることができる。
【0088】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてより詳細に説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。1. 1次色画像形成の実施例 1)マゼンタフラッシング顔料の作製例 ポリエステル樹脂(ビスフェノールA型ポリエステル:
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物−シクロヘ
キサンジメタノール−テレフタル酸、重量平均分子量:
11,000、数平均分子量:3,500、Tg:65
℃)70重量部とマゼンタ顔料(C.I.ピグメントレ
ッド57:1)含水ペースト(顔料分40重量%)75
重量部をニーダー型混練機に入れ混合し、徐々に加熱し
た。120℃で混練を継続して、水相と樹脂相が分離し
た後、水を除去し、さらに樹脂相を混練して水を取り除
き、脱水してマゼンタフラッシング顔料を得た。
【0089】 2)マゼンタ着色粒子の作製 <マゼンタ着色粒子の作製例1> ・ポリエステル樹脂(ビスフェノールA型ポリエステル: ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物−シクロ ヘキサンジメタノール−テレフタル酸、重量平均分子 量:11000、数平均分子量:3500、Tg:6 5℃) 67重量部 ・上記マゼンタフラッシング顔料(顔料分30重量%) 33重量部 上記成分をバンバリーミキサーにより溶融混錬し、冷却
後ジェットミルによる微粉砕と風力分級機による分級を
行い、マゼンタ着色粒子を得た。
【0090】3)マゼンタトナーの作製 前記マゼンタ着色粒子に、ヘキサメチルジシラザン(以
下、「HMDS」と略す場合がある)で表面疎水化処理
した一次粒子平均粒径40nmのシリカ(SiO2 )微
粒子と、メタチタン酸とイソブチルトリメトキシシラン
の反応生成物である一次粒子平均粒径20nmのメタチ
タン酸化合物微粒子とを、それぞれの着色粒子の表面に
対する被覆率が40%となるように添加し、ヘンシェル
ミキサーで混合し、マゼンタトナーを作製した。尚、こ
こでいう着色粒子の表面に対する被覆率とは、前述の式
(2)により求められる値F(%)をいう。
【0091】4)キャリアの作製 体積平均粒子径40μmのCu−Znフェライト微粒子
100重量部にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
0.1重量部を含有するメタノール溶液を添加し、ニー
ダーで被覆した後、メタノールを留去し、さらに120
℃で2時間加熱して上記シラン化合物を完全に硬化させ
た。この粒子に、パーフルオロオクチルエチルメタクリ
レート−メチルメタクレート共重合体(共重合比40:
60)をトルエンに溶解させたものを添加し、真空減圧
型ニーダーを使用してパーフルオロオクチルエチルメタ
クリレート−メチルメタクレート共重合体のコーティン
グ量が0.5重量%となるように樹脂被覆型キャリアを
製造した。
【0092】5)現像剤の作製 得られたマゼンタトナー4重量部を、得られた樹脂被覆
型キャリア100重量部に混合して、マゼンタ静電潜像
現像剤を作製し、これを以下に示す実施例1の現像剤と
して使用した。
【0093】前記マゼンタ静電潜像現像剤の製造方法に
おいて、用いた顔料粒子の種類、着色粒子の粉砕分級条
件、外添剤の被覆率、顔料濃度等の諸条件を代えて、同
様に、実施例2〜実施例12に用いたトナー、比較例1
〜比較例12に用いたトナーを製造した。実施例2〜実
施例12の外添剤の被覆率は、実施例1と同様40%で
あった。実施例1〜実施例12に用いたトナーの諸特
性、および比較例1〜比較例12に用いたトナーの諸特
性を表1と表2に各々示す。また、各々のTMA、(測
定条件については後述する。)を表1および表2にまと
めて示す。尚、表中、Mはマゼンタ、Kはブラック、C
はシアン、Yはイエローを示す。Mのトナーに使用した
顔料粒子は実施例1と同様であり、Kのトナーに使用し
たのはカーボンブラックであった。C、Yのトナーに使
用した顔料粒子は、以下の方法により製造されたフラッ
シング顔料を使用した。
【0094】<シアンフラッシング顔料>マゼンタ顔料
含水ペーストをシアン顔料(C.I.ピグメントブルー
15:3)含水ペースト(顔料分40重量%)に代えた
他はマゼンタフラッシング顔料と同様にしてシアンフラ
ッシング顔料を作製した。 <イエローフラッシング顔料>マゼンタ顔料含水ペース
トをイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー17)
含水ペースト(顔料分40重量%)に代えた他はマゼン
タフラッシング顔料と同様にしてイエローフラッシング
顔料を作製した。
【0095】
【表1】
【0096】
【表2】
【0097】尚、粒子の粒径および粒度分布の測定は、
コールターカウンター社製コールターカウンターTA−
II型を用いて測定した。このとき、トナー(着色粒
子)の平均粒子径が5μmを超える場合は100μmの
アパーチャーチューブを使用し、5μm以下のものはア
パーチャー径を50μmとして測定を行い、1μm以下
の粒子の個数分布を測定する時には、アパーチャー径を
30μmとして測定を行った(粒度測定について、以降
の実施例および比較例について同様)。
【0098】実施例1 図2に示す定着装置A(「FX A Color」、富
士ゼロックス社製)を、コピー機(「A color9
35」、富士ゼロックス社製の改造機)に搭載し、コー
ト紙(「FX J」、富士ゼロックス社製)上に、前記
のようにして得られたマゼンタと静電潜像現像剤を用い
て画像を形成した。同様に、図3に示す定着装置Bを同
コピー機に搭載し、前記のようにして得られたマゼンタ
と静電潜像現像剤を用いて画像を形成した。定着装置A
および定着装置Bの仕様を以下に示す。
【0099】<定着装置Aの仕様> 加熱ロール121(直径50mm) コアロール: アルミニウム製、直径44mm 被覆層 : シリコーンゴム(内側:厚み3mm)/
フッ素ゴム(外側:厚み40μm、硬度40度) 加圧ロール122(直径50mm) コアロール: アルミニウム製、直径44mm 被覆層 : フッ素ゴム(厚み3mm、硬度45度) 定着スピード : 160mm/sec ニップ幅 : 5mm 離型オイル : シリコーンオイル([FXカラーフ
ューザーオイル」、富士ゼロックス社製) 定着温度 : 160℃
【0100】<定着装置Bの仕様> 加熱ロール131(直径50mm) コアロール: アルミニウム製、直径44mm 被覆層 : シリコーンゴム(内側:厚み3mm)/
フッ素ゴム(外側:厚み40μm) 加圧ロール133(直径15mm) コアロール: アルミニウム製、直径44mm 被覆層 : フッ素ゴム(厚み3mm) 駆動ロール134(直径16mm) スポンジロール136(直径16mm) エンドレスベルト(長さ220mm、ポリイミド製) 定着スピード : 160mm/sec ニップ幅 : 15mm 離型オイル : シリコーンオイル([FXカラーフ
ューザーオイル」、富士ゼロックス社製) 定着温度 : 150℃
【0101】得られた画像について以下の評価を行うと
ともに、定着装置Aおよび定着装置Bにおける定着時の
離型性を評価した。また、定着装置Bにて定着した場合
は、画像のずれについても以下の様に評価した。さら
に、TMAを以下の様に測定した。評価結果を表3に示
す。
【0102】<TMAの測定>面積率100%のベタ画
像をコート紙上に転写し、当該画像部分の単位面積当た
りのトナーの重量(TMA:mg/cm2 )を測定し
た。具体的な測定方法としては、10cm2 の面積の未
定着ベタ画像をコート紙上に形成し、これを秤量し、次
いでエアブローによりコート紙上のトナーを除去した
後、コート紙のみの重量を測定し、トナー除去前後の重
量差からTMAを算出した。
【0103】画像の評価 <画像濃度>面積率100%のベタ画像を作成し、X−
Rite404(X−Rite社製)を用いて、当該画
像部分の画像濃度を測定した。画像濃度1.5以上を許
容範囲とした。表2中、○および×は、以下の意味であ
る。 ○ : 画像濃度が1.5以上である。 × : 画像濃度が1.5未満である。
【0104】<細線再現性評価試験>感光体上に線幅5
0μmになるように細線の画像を形成し、それを転写材
に転写および定着した。転写材上の定着像の細線の画像
をVH−6200マイクロハイスコープ(キーエンス社
製)を用いて倍率175倍で観察した。具体的な評価基
準は以下の通りである。なお、G1およびG2を許容範
囲とした。 G1:細線がトナーにより均一に埋まり、エッジ部での
乱れもない。 G2:細線がトナーによって均一に埋まっているが、エ
ッジ部で僅かなぎざつきが見られる。 G3:細線がトナーによってほぼ均一に埋まっている
が、エッジ部でのぎざつきが目立つ。 G4:細線がトナーによって均一に埋まっておらず、エ
ッジ部でのぎざつきが目立つ。 G5:細線がトナーによって均一に埋まっておらず、エ
ッジ部でのぎざつきが著しく目立つ。
【0105】<ソリッド画像の画像光沢均一性評価>得
られた画像について、画像内の光沢差、および画像部と
非画像部(コート紙)との光沢差を目視にて観察した。
G1およびG2を許容範囲とした。 G1:画像内および画像部と非画像部に光沢差はまった
く観察されず、画像の光沢均一性は極めて良好であっ
た。 G2:画像部と非画像部には若干光沢差が観察された
が、画像内にはグロス差は観察されず、画像全体として
は光沢均一性が良好であった。 G3:画像内および画像部と非画像部の双方に若干光沢
差が観察され、画像の光沢均一性は若干劣っていた。 G4:画像内および画像部と非画像部の双方に光沢差が
観察され、画像の光沢均一性は劣っていた。 G5:画像内および画像部と非画像部の双方に著しい光
沢差が観察され、画像の光沢均一性は著しく劣ってい
た。
【0106】<定着時の離型性の評価>定着時のコート
紙の加熱ロールおよび加圧ロールまたはエンドレスベル
トに対する離型性を評価した。具体的には、10,00
0枚連続複写した後の加熱ロールおよび加圧ロールまた
はエンドレスベルトへのトナーの付着を目視にて観察
し、また、加熱ロールおよび加圧ロールまたはエンドレ
スベルトへのコート紙の巻き込みトラブルの発生頻度を
調べ、以下の基準で評価した。○を許容範囲とした。 ○ : セルフストリッピング性が極めて良好で、紙詰
まりトラブルはまったく発生せず、加熱ロールへのトナ
ーの付着も観察されなかった。 △ : セルフストリッピング性は良好で、紙詰まりト
ラブルは発生しないが、ごく微量のトナーが加熱ロール
に付着しているのが観察された。 × : 初期のセルフストリッピング性は良好であった
が、プリント枚数の増加に伴い、定着ロールへの巻き付
きが発生し、加熱ロールへのトナーの付着も観察され
た。
【0107】<画像のずれの評価>定着画像の細線部を
目視にて観察し、以下の基準で評価した。○を許容範囲
とした。 ○ : 画像のずれはまったく観察されなかった。 △ : 画像のずれがわずかに観察されたが、実状では
許容される範囲のずれであった。 × : 著しい画像ずれが観察された。
【0108】実施例2〜実施例12および比較例1〜比
較例12 その他の作製した静電潜像現像剤を用いて、実施例1と
同様に画像を形成し、TMAを測定し、さらに前記評価
を行った。評価結果を表3および表4にまとめて示す。
【0109】
【表3】
【0110】
【表4】
【0111】次に、被覆層がフッ素ゴム(硬度65度)
でできている加熱ロールが組み込まれた定着装置(以
下、「ハードロール定着装置」という。)を前記複写機
に搭載し、定着時の離型性の評価を同様に行った。尚、
ハードロール定着装置のその他の仕様は、前記定着装置
Aと同様とした。実施例1〜実施例4に用いたトナーに
ついて、ハードロール定着装置を用いて画像定着を行っ
た。複写枚数約500枚までは良好であったが、複写枚
数が500枚を越えた後、コート紙が加熱ロールから剥
離せず、加熱ロールに巻き込まれるトラブルが発生し
た。
【0112】2. 3次色画像形成の実施例 C、M、Yのトナーを組み合わせて3次色の画像を形成
し(実施例13〜実施例14、および比較例13〜比較
例14)、前記と同様な評価および、以下に示す絵柄画
像の光沢均一性の評価を行った。トナーの組み合わせ、
TMA、画像の画質評価結果、離型評価結果を表5にま
とめて示す。表中、「実n」は「実施例nに用いた現像
剤」を、「比n」は「比較例nに用いた現像剤」を示
す。
【0113】<絵柄画像の光沢均一性評価>絵柄画像に
ついて、画像内の光沢差および画像部と非画像部(コー
ト紙)との光沢差を目視にて観察した。G1およびG2
を許容範囲とした。 G1:画像内および画像部と非画像部に光沢差はまった
く観察されず、画像の光沢均一性は極めて良好であっ
た。 G2:画像部と非画像部には若干光沢差が観察された
が、画像内にはグロス差は観察されず、画像全体として
は光沢均一性が良好であった。 G3:画像内および画像部と非画像部の双方に若干光沢
差が観察され、画像の光沢均一性は若干劣っていた。 G4:画像内および画像部と非画像部の双方に著しい光
沢差が観察され、画像の光沢均一性は著しく劣ってい
た。 G5:画像内および画像部と非画像部の双方に著しい光
沢差が観察され、画像の光沢均一性は著しく劣ってい
た。
【0114】
【表5】
【0115】
【発明の効果】本発明の画像形成方法によれば、高い細
線再現性を有するとともに、画像部間および画像部・非
画像部間に光沢むらのない高画質な画像を形成すること
ができる。また本発明の画像形成方法によれば、オフセ
ット現象および紙詰まり等の発生を抑え、高い安定性で
高画質な画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成方法を実施するのに用いら
れる画像形成装置の一例の概略図である。
【図2】 本発明の画像形成方法に用いられるロール−
ロール接触型定着装置の一例の概略図を示す。
【図3】 本発明の画像形成方法に用いられるロール−
ベルト接触型定着装置の一例の概略図を示す。
【図4】 本発明の画像形成方法に用いられるロール−
ベルト接触型定着装置の他の例の概略図を示す。
【図5】 着色粒子表面の一部を拡大して示した平面図
である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 3 露光手段 4 現像装置 5 転写帯電器 9 記録紙 41 現像ロール 120 加熱ロール 121 加圧ロール 123 ニップ領域 124 未定着トナー層 125 記録紙 126 オイル供給部材 127 芯金ロール 128 弾性体層 129 ハロゲンランプ 131 加熱ロール 132 エンドレスベルト 133 加圧ロール 134 駆動ロール 135 スポンジロール 136 未定着の転写画像 137 記録紙 138 オイル供給部材 139 剥離爪 A ロール−ロール接触型定着装置 B ロール−ベルト接触型定着装置 C ロール−ベルト接触型定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 15/08 507L Fターム(参考) 2H005 AA06 AA08 AA21 AB10 CA21 CB07 CB13 DA04 DA06 EA05 EA07 EA10 FB02 2H030 AD01 AD04 BB36 2H033 BA58 BB15 BB39 CA18 2H077 DB25 GA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体上に形成された静電潜像
    を、少なくとも結着樹脂と着色剤とからなる着色粒子を
    含有するトナーにより現像してトナー画像を形成する現
    像工程と、該トナー画像を転写材に転写して転写画像を
    形成する転写工程と、転写材上の転写画像を定着する定
    着工程とを含む画像形成方法であって、 前記定着工程において、前記転写画像の画像面積率10
    0%の画像領域におけるトナー重量が、0.40mg/
    cm2 以下であり、 前記転写画像を接触型定着装置を用いて定着することを
    特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 静電潜像担持体上に形成された静電潜像
    を、少なくとも結着樹脂と着色剤とからなる着色粒子を
    含有するトナーにより現像してトナー画像を形成する現
    像工程と、該トナー画像を転写材に転写して転写画像を
    形成する転写工程と、転写材上の転写画像を定着する定
    着工程とを含む画像形成方法であって、 前記定着工程において、前記転写画像が、シアン、マゼ
    ンタ、およびイエローの3種類のトナーにより形成され
    たプロセスブラックの転写画像である場合に、転写画像
    の画像面積率100%の画像領域におけるトナー重量
    が、1.20mg/cm2 以下であり、 前記転写画像を接触型定着装置を用いて定着することを
    特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記着色粒子の体積平均粒径が1.0〜
    5.0μmであり、1.0μm以下の着色粒子が20個
    数%以下であり、5.0μm以上の着色粒子が10個数
    %以下であるトナーを用いることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記着色粒子の体積平均粒径が2.0〜
    5.0μmであり、1.0μm以下の着色粒子が20個
    数%以下であり、1.0μm〜2.5μmの着色粒子が
    5〜50個数%であり、5.0μm以上の着色粒子が1
    0個数%以下であるトナーを用いることを特徴とする請
    求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記着色剤が顔料粒子であり、着色粒子
    中における顔料粒子の濃度をC(重量%)、着色粒子の
    真比重をa(g/cm3 )、着色粒子の体積平均粒径を
    D(μm)とした場合に、下式(1)の関係を満たして
    いるトナーを用いることを特徴とする請求項1から請求
    項4までのいずれか1項に記載の画像形成方法。 25≦a・D・C≦90 ・・・(1)
  6. 【請求項6】 さらに外添剤が添加されているトナーで
    あって、(a)外添剤が、少なくとも30nm以上20
    0nm以下の一次粒子平均粒径を有する超微粒子の1種
    以上と、5nm以上30nm未満の一次粒子平均粒径を
    有する極超微粒子の1種以上とからなり、(b)下式
    (2)で求められる着色粒子表面に対する外添剤の被覆
    率が、超微粒子Fa および極超微粒子Fb の双方につい
    て20%以上であり、全外添剤の被覆率の合計が100
    %以下である、トナーを用いることを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成方法。 F=√3・D・ρt ・(2π・d・ρa -1・C×100 ・・・(2) (上記式中、Fは被覆率(%)、Dは着色粒子の体積平
    均粒径(μm)、ρt は着色粒子の真比重、dは外添剤
    の一次粒子平均粒径(μm)、ρa は外添剤の真比重、
    およびCは外添剤の重量x(g)と着色粒子の重量y
    (g)との比(x/y)をそれぞれ表す。)
  7. 【請求項7】 前記接触型定着装置が、少なくとも表面
    がゴム弾性体からなる加熱ロールと、少なくとも表面が
    ゴム弾性体からなるとともに前記加熱ロールに圧接する
    加圧ロールとからなる一対の定着ロールを備え、該一対
    の定着ロールにより形成されるニップ領域に、転写画像
    が形成されている転写材を転写画像が加熱ロールに接触
    するように挿通させて、転写画像を転写材に定着させる
    接触型定着装置であることを特徴とする請求項1から請
    求項6までのいずれか1項に記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 加熱ロールの表面のゴム弾性体の硬度A
    と、加圧ロールの表面のゴム弾性体の硬度Bとが以下の
    式(3)の関係を満たすことを特徴とする請求項7に記
    載の画像形成方法。 A≦B ・・・(3)
  9. 【請求項9】 前記接触型定着装置が、少なくとも表面
    がゴム弾性体からなる加熱ロールと、複数の支持ロール
    により張架されるとともに前記加熱ロールに所定のニッ
    プ領域を形成して圧接するベルトとを備え、前記加熱ロ
    ールと前記ベルトとの間に、転写画像が形成されている
    転写材を転写画像が加熱ロールに接触するように挿通さ
    せて、ニップ領域で転写画像を転写材に定着させる接触
    型定着装置であることを特徴とする請求項1から請求項
    6までのいずれか1項に記載の画像形成方法。
JP26818198A 1998-09-22 1998-09-22 画像形成方法 Expired - Fee Related JP3465603B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26818198A JP3465603B2 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 画像形成方法
US09/386,342 US6096463A (en) 1998-09-22 1999-08-31 Image forming method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26818198A JP3465603B2 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000098777A true JP2000098777A (ja) 2000-04-07
JP3465603B2 JP3465603B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=17455055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26818198A Expired - Fee Related JP3465603B2 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 画像形成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6096463A (ja)
JP (1) JP3465603B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082488A (ja) * 2000-06-26 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置
JP2006084547A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP2007193375A (ja) * 2000-05-12 2007-08-02 Mitsubishi Chemicals Corp 静電荷像現像用トナー
JP2009116313A (ja) * 2007-10-18 2009-05-28 Ricoh Co Ltd トナー、並びに現像剤、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1128224B1 (en) * 2000-02-21 2005-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Developer, image-forming method, and process cartridge
JP2002123114A (ja) * 2000-10-19 2002-04-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP4433599B2 (ja) * 2000-10-25 2010-03-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 フルカラー画像形成方法
US6666553B2 (en) * 2001-12-28 2003-12-23 Eastman Kodak Company Method of selecting ink jet inks in a color set
US6644799B2 (en) * 2001-12-28 2003-11-11 Eastman Kodak Company Method of selecting ink jet inks and receiver in a color set and receiver combination
US6598967B1 (en) * 2001-12-28 2003-07-29 Eastman Kodak Company Materials for reducing inter-color gloss difference
US6742885B2 (en) 2001-12-28 2004-06-01 James A. Reczek Ink jet ink set/receiver combination

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2707868B2 (ja) * 1990-06-06 1998-02-04 富士ゼロックス株式会社 カラートナー及びその製造方法
JP3084692B2 (ja) * 1991-09-30 2000-09-04 富士ゼロックス株式会社 定着装置
DE69426164T2 (de) * 1993-04-28 2001-05-17 Canon Kk Toner für die Entwicklung elektrostatischer Bilder, Ein-/Zwei-Komponenten Entwickler, und Verfahren zur Herstellung von Tonerteilchen
US5827632A (en) * 1994-12-05 1998-10-27 Canon Kabushiki Kaisha Toner for developing electrostatic image containing hydrophobized inorganic fine powder
JP3087663B2 (ja) * 1995-10-18 2000-09-11 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP3269544B2 (ja) * 1996-06-11 2002-03-25 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び定着用エンドレスベルト
JPH1010895A (ja) * 1996-06-19 1998-01-16 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用定着部品および定着装置
US5776646A (en) * 1996-06-21 1998-07-07 Minolta Co., Ltd. Negatively chargeable toner with specified fine particles added externally
JP3578438B2 (ja) * 1997-12-24 2004-10-20 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 非磁性一成分現像剤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193375A (ja) * 2000-05-12 2007-08-02 Mitsubishi Chemicals Corp 静電荷像現像用トナー
JP4582110B2 (ja) * 2000-05-12 2010-11-17 三菱化学株式会社 静電荷像現像用トナー
JP2002082488A (ja) * 2000-06-26 2002-03-22 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置
JP2006084547A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
JP2009116313A (ja) * 2007-10-18 2009-05-28 Ricoh Co Ltd トナー、並びに現像剤、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US8932788B2 (en) 2007-10-18 2015-01-13 Ricoh Company, Ltd. Toner, developer, and image forming method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3465603B2 (ja) 2003-11-10
US6096463A (en) 2000-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6180298B1 (en) Multi-color toner set and method of forming multi-color images, using the multi-color toner set
EP0631193B1 (en) Color toner and process for its production
US8497055B2 (en) Electrostatic charge developing toner, electrostatic charge developing developer, and image forming apparatus
KR100295517B1 (ko) 정전잠상현상용토너,정전잠상현상제및화상형성방법
JP4305019B2 (ja) 画像形成方法
JP2000172019A (ja) 二成分系現像剤用樹脂コ―トキャリア、二成分系現像剤及び現像方法
JP4103556B2 (ja) 静電荷像乾式トナー組成物、その製造方法、現像剤、及び画像形成方法
JP3465603B2 (ja) 画像形成方法
JP3351347B2 (ja) 画像形成方法
JP4068236B2 (ja) 静電潜像現像用黒色トナー
JP4508519B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3021277B2 (ja) フルカラー画像形成方法
JP5375068B2 (ja) 静電潜像現像用トナーと画像形成方法
JP2001147555A (ja) フルカラー画像形成方法
JP4054644B2 (ja) 電子写真用非磁性一成分トナーおよび現像方法
JP2013246281A (ja) プライマー、電子写真画像、電子写真画像の形成方法及び電子写真画像形成装置
JP2006011218A (ja) 多色画像形成用トナーおよびこれを用いる多色画像形成方法
JP3716683B2 (ja) 非磁性1成分系ブラックトナー及び画像形成方法
JP4042508B2 (ja) 静電荷像乾式トナー組成物、静電潜像現像用現像剤及び画像形成方法
JP2000098668A (ja) 画像形成方法および補給用現像剤
JPH07219274A (ja) 電子写真用カラートナー及び定着方法
JP3745135B2 (ja) 静電潜像現像用カラートナー、静電潜像現像剤およびフルカラー画像形成方法
JP3761715B2 (ja) 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤および画像形成方法
JP3817933B2 (ja) 画像形成方法
JP5111098B2 (ja) 電子写真用キャリア及び現像剤、現像剤入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees