JP2000097359A - モータ駆動式バルブ及び燃料電池システム - Google Patents

モータ駆動式バルブ及び燃料電池システム

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JP2000097359A
JP2000097359A JP10270031A JP27003198A JP2000097359A JP 2000097359 A JP2000097359 A JP 2000097359A JP 10270031 A JP10270031 A JP 10270031A JP 27003198 A JP27003198 A JP 27003198A JP 2000097359 A JP2000097359 A JP 2000097359A
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valve
motor
driven
fuel cell
time
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Kinya Ishida
欣也 石田
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動式バルブ及び燃料電池システムを
低コストする。 【解決手段】 流体の流量を制御する弁部8と、前記弁
部8を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制
御手段を有し、前記駆動手段が前記弁部8の開弁動作
時、閉弁動作時の少なくとも一方の動作開始初期は高駆
動電圧で駆動し、所定時間経過後に低電圧で駆動する直
流モータ1であることを特徴とするモータ駆動式バルブ
及び該モータ駆動式バルブを燃料電池スタック、改質装
置、CO除去装置の酸化剤ガス管路、改質ガス管路、パ
ージガス管路、制御用ガス管路の少なくとも一つのガス
管路に設けたことを特徴とする燃料電池システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ駆動式バルブ
及び燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大気の汚染をできる限り減らすために自
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
【0003】燃料電池は、水素と酸素を使用して電気分
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
【0004】図5は自動車等車載用の固体高分子電解質
型燃料電池システム図である。
【0005】本燃料電池システムは、メタノールタンク
F1と水タンクF2と改質装置である改質器F3と燃料
電池スタックF10と燃焼手段である燃焼バーナF6と
ターボアシストコンプレッサF8及び各種のガス管路か
ら構成されている。
【0006】前記改質器F3は、燃料電池の燃料である
メタノールと水から水素を主成分とする改質ガスを製造
する装置で、メタノールと水を蒸発させる蒸発部F32
と該蒸発部F32を加熱するためメタノールを燃焼させ
る燃焼部F31と前記蒸発部F32で蒸発させられたメ
タノールと水を水素を主成分とする改質ガスに変える改
質部F33と該改質部F33から出てきた前記改質ガス
からCOを低減するCO除去装置であるCO低減部F3
4から構成されている。
【0007】前記CO低減部F34から排出される改質
ガスは、三方切替弁F5を切り替えることにより前記燃
焼バーナF6に送られるか又は前記燃料電池スタックF
10に送られる。起動直後において、前記改質ガスは前
記改質器F3の温度が十分上昇していないため前記CO
低減部F34通過後もCO濃度が十分に低下しておら
ず、そのまま前記改質ガスを前記燃料電池スタックF1
0に送ると該燃料電池スタックF10の電極触媒を被毒
し性能が低下してしまうので、該燃料電池スタックF1
0に送らず前記燃焼バーナF6に送り熱エネルギーとし
て回収している。
【0008】前記燃料電池スタックF10は、前記改質
ガスとターボアシストコンプレッサF8から送られる空
気を利用して電気化学反応により発電する。
【0009】前記燃焼バーナF6は、前記三方切替弁F
5を介して送られる改質ガス又は燃料電池スタックF1
0から排出される未利用水素を燃料として、前記燃料電
池スタックF10から排出される空気を助燃剤として燃
焼する。
【0010】ターボアシストコンプレッサF8は、ター
ビンF81とモータF82とコンプレッサF83から構
成されている。
【0011】前記タービンF81は、前記燃焼バーナF
6の排ガスのエネルギーで回転する。前記コンプレッサ
F83は、前記タービンF81と前記モータF82の動
力で回転し、空気を加圧して流量制御弁F7aを介して
改質部F33、流量制御弁F7bを介してCO低減部F
34、流量制御弁F7cを介して燃料電池スタックF1
0に供給する。
【0012】三方切替弁F5から燃料電池スタックF1
0へ改質ガスを送る改質ガス管路上には、前記改質ガス
の流量を制御する流量制御弁F7dが設けられている。
【0013】なお、流量制御弁を設けて流量制御するガ
ス管路としては、前記改質ガス、空気のガス管路以外
に、燃料電池システムを停止した時、前記燃料電池スタ
ックに残留する改質ガスをパージするため窒素等の不活
性ガス、制御用の空気等のガス管路が考えられる。
【0014】燃料電池システムを実用化するためには耐
久性を向上させること、及びコストを低くすることが必
要である。流量制御弁は数多く使用されるので、前記流
量制御弁を低コスト化することは重要である。
【0015】流量を精密に制御するために前記流量制御
弁としてモータ駆動式バルブが使用されている。前記モ
ータ駆動式バルブでは、閉弁状態から開弁状態にする場
合、完全に開弁にするために必要な時間以上の時間、電
力を投入している。そうすると、弁部がバルブ本体に衝
突するまで動作する。その衝突時に、モータの回転動作
をバルブの直線動作に変換するネジ機構が噛み込み、次
の閉弁動作開始時にネジの噛み込み状態から脱出するこ
とができなくバルブが作動しなくなることがあった。
【0016】一方、開弁状態から閉弁状態にする場合、
完全に閉弁にするために必要な時間以上の時間、電力を
投入している。そうすると、弁部が連通弁口の弁座部に
衝突するまで動作する。その衝突時に、モータの回転動
作をバルブの直線動作に変換するネジ機構が噛み込み、
次の開弁動作開始時にネジの噛み込み状態から脱出する
ことができなくバルブが作動しなくなることがあった。
【0017】従来、一般的にステッピングモータを使用
し、弁の位置制御してネジ機構が噛み込んでロックする
ことを防止したモータ駆動式バルブが使用されていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
ピングモータ自身が高コストである上、パルス制御駆動
回路が必要であるため、コストが高い問題がある。
【0019】本発明は上記課題を解決したもので、低コ
ストな直流モータを使用した低コストなモータ駆動式バ
ルブ及び燃料電池システムを提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、流体の流量
を制御する弁部と、前記弁部を駆動する駆動手段と、前
記駆動手段を制御する制御手段を有し、前記駆動手段が
前記弁部の開弁動作時、閉弁動作時の少なくとも一方の
動作開始初期は高駆動電圧で駆動し、所定時間経過後に
低電圧で駆動する直流モータであることを特徴とするモ
ータ駆動式バルブである。
【0021】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0022】即ち、開弁動作時、閉弁動作時の動作開始
初期以外は低トルクの低駆動電圧で駆動するのでモータ
の回転を弁部の直線運動に変換するネジ部の噛み込みの
力を小さくでき、前記動作開始初期に高駆動電圧で駆動
するため高トルクが発生するので、低コストの直流モー
タを使用しても前記ネジ部の噛み込み状態から脱出でき
バルブのロックを防止できる効果を有する。
【0023】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記制御手段の制御回路に抵
抗とコンデンサを直列に配置した回路を設け、前記所定
時間を前記回路で決めることを特徴とする請求項1記載
のモータ駆動式バルブである。
【0024】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0025】即ち、前記所定時間を設定するために特別
のタイマーを使用しないので、低コストになるといった
効果を有する。
【0026】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、流体の流量を制御する弁部
と、前記弁部を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制
御する制御手段を有し、前記駆動手段が前記弁部の開弁
動作時、閉弁動作時の少なくとも一方の動作開始初期は
高駆動電圧で駆動し、所定時間経過後に低電圧で駆動す
る直流モータで駆動するバルブを、燃料電池スタック、
改質装置、CO除去装置の酸化剤ガス管路、改質ガス管
路、パージガス管路、制御用ガス管路の少なくとも一つ
のガス管路に設けたことを特徴とする燃料電池システム
である。
【0027】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0028】即ち、低コストの直流モータを使用したモ
ータ駆動式バルブを使用しているので、低コストの燃料
電池システムができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。
【0030】本発明は、モータ駆動式バルブの駆動手段
であるモータを高コストなステッピングモータから低コ
ストな直流モータに変更したものである。しかし、単に
直流モータに変更しただけでは、モータの回転運動を直
線運動に変換する動作変換機構のネジ部が噛み込み、前
記噛み込み状態から脱出できなくなりバルブとして作動
しなくなるおそれがある。
【0031】図1は本発明の実施例のモータ駆動式バル
ブの断面図である。
【0032】一次口11と二次口12の間の連通弁口1
3を開閉する弁部8が設けられている。前記弁部8はロ
ッド10と結合しており、該ロッド10の上部には雄ネ
ジが切られているロッドネジ部10aが設けられてい
る。該ロッドネジ部10aは、直流モータ1と連結して
いるシャフト2のリードスクリュー部2aと螺合してお
り、前記直流モータ1の回転運動は前記ロッド10の直
線運動に変換される。
【0033】前記ロッド10には鍔5が形成されてお
り、ブラケット6には前記鍔5と同幅のスリット7が前
記ロッド10の長手方向に設けられている。前記鍔5が
前記スリット7にはまりこんでいるので、前記ロッド1
0は回転することができず、前記ロッド10の長手方向
に直線運動する。
【0034】前記弁部8の下部にはシール部3が設けら
れている。該シール部3はモータ駆動式バルブの全閉時
に弁座部15に当接し、流体が全く漏れないようにする
ためのものである。前記モータ駆動式バルブが燃料電池
の燃料ガスである水素を主成分とする改質ガス管路上に
設けられたとき、完全にシールすることは特に重要であ
る。
【0035】また、モータ駆動式バルブの全開の時に前
記弁部8が前記ブラケット6に当接するが、前記弁部8
と前記ブラケット6の当接時の衝撃を吸収するため前記
弁部8の上部にクッション部9が設けられている。
【0036】図2は、本実施例に用いた直流モータ1の
制御回路図である。SWは前記直流モータ1に駆動電流
をON、OFFするスイッチであり、Bは前記直流モー
タ1の駆動電流の電源である。
【0037】前記直流モータ1には、回転方向を制御す
るためのトランジスタT2、T3、T4、T5が接続さ
れている。前記直流モータ1への電流が遮断された時、
前記直流モータ1のコイルに残留している磁気エネルギ
ーを放出させるために、前記トランジスタT2、T3、
T4、T5のそれぞれには、ダイオードD2、D3、D
4、D5が並列に設けられている。
【0038】前記トランジスタT2、T5がON状態の
時、前記直流モータ1は開弁方向に回転し、前記トラン
ジスタT3、T4がON状態の時、前記直流モータ1は
閉弁方向に回転する。前記スイッチSWと前記直流モー
タ1は、前記トランジスタT2、 T4を介して接続さ
れている。
【0039】トランジスタT1と抵抗R3は並列に設け
られ、一方の端は前記トランジスタT3、 T5を介し
て前記直流モータ1と接続され、他方の端は電源Bと接
続されている。前記トランジスタT1と前記抵抗R3
は、前記直流モータ1の駆動電圧を制御する回路であ
る。
【0040】前記スイッチSWと前記トランジスタT1
のベースの間には、コンデンサC1と抵抗R2が直列に
接続されたタイマー回路20が設けられている。該タイ
マー回路20は、前記直流モータ1に高駆動電圧をかけ
る時間を制御する回路である。
【0041】前記コンデンサC1及び前記抵抗R2と電
源Bの間にはダイオードD1が設けられ、前記タイマー
回路20の電流が前記トランジスタT1のベースに流れ
るようにしている。抵抗R1は前記タイマー回路20と
並列に設けられ、一方の端はスイッチSWに接続され、
他方の端は電源Bに接続されている。スイッチSWがO
FFされた時、コンデンサC1に充電された電荷は、前
記ダイオードD1、前記抵抗R1を通って放電される。
【0042】図3は本発明の実施例のモータ駆動式バル
ブの開弁動作時のタイムチャート図であり、図4は本発
明の実施例のモータ駆動式バルブの閉弁動作時のタイム
チャート図である。
【0043】図3及び図4では、直流モータ1の駆動電
圧、コンデンサC1のコンデンサ電圧及び電流、抵抗R
2を流れる電流及びトランジスタT1、T2、T3、T
4、T5とスイッチSWのON、OFF状態を時間に対
して示している。図3では、トランジスタT3、T4の
動作状態は常にOFFであるので省略した。同様に図4
では、トランジスタT2、T5の動作状態は常にOFF
であるので省略した。
【0044】本実施例のモータ駆動式バルブの動作を図
1〜4を使用して説明する。
【0045】図1は完全閉弁状態であるが、この状態か
ら開弁動作を開始する。図3の時間t1でSWをONす
ると、同時に別に設けられたスイッチによりトランジス
タT2、T5のベースに電流が流れ、前記トランジスタ
T2、T5がON状態になる。この時、トランジスタT
3、T4はOFF状態である。
【0046】図3の時間t1で前記SWがONされる
と、コンデンサC1と抵抗R2に電流が流れ始め、前記
コンデンサC1の充電が始まる。前記コンデンサC1の
充電が進行するつれて、前記コンデンサC1の電流が徐
々に低下し、コンデンサ電圧が徐々に上昇する。時間t
2で前記コンデンサC1の充電が完了すると前記コンデ
ンサC1の電流は停止する。
【0047】トランジスタT1は、コンデンサC1に電
流が流れて前記トランジスタT1のベースに電流が供給
されている間、即ち時間t1から時間t2の間はON状
態である。
【0048】前記トランジスタT1は直流モータ1のみ
を介して電圧12Vの電源Bに接続されているので、ト
ランジスタT1がONしている時間t1から時間t2の
間は、モータに12Vの電圧が印加される。
【0049】以上の回路動作により、時間t1から時間
t2の間、直流モータ1は電圧12Vの高駆動電圧でモ
ータ駆動式バルブを開弁する方向に回転する。前記直流
モータ1が完全閉弁時の駆動電圧より高い高駆動電圧で
駆動されるので、完全閉弁時のシャフト2のリードスク
リュー部2aとロッド10のロッドネジ部10aの噛み
込み状態から脱出でき、前記シャフト2、前記ロッド1
0を介して弁部8を開弁方向に動かす。
【0050】前記トランジスタT1が時間t2でOFF
されると、抵抗R3を介して前記直流モータ1に電流が
流れる。そのため前記トランジスタT1がOFFされて
いる間は抵抗R3で電圧が降下されて前記直流モータ1
には6Vの電圧が印加される。噛み込み状態から脱出し
た前記モータ駆動式バルブは6Vの低駆動電圧でも開弁
方向にスムーズに動く。
【0051】別に定めた完全に開弁される時間より多い
一定時間が経過した時間t3でトランジスタT2、T
5、スイッチSWの順でOFFされると、前記直流モー
タ1は停止する。この時、クッション部9はブラケット
6のブラケット底部14に当接して弁部8が停止してい
る。シャフト2のリードスクリュー部2aとロッド10
のロッドネジ部10aは噛み込み状態で停止している
が、前記直流モータ1は低駆動電圧で駆動されているの
で噛み込み力は従来より小さい。
【0052】前記時間t3で、前記コンデンサC1の電
荷は抵抗R1を通して流れ、放電され始める。前記コン
デンサC1の電圧は放電されるにつれて徐々に電圧が低
下し、同時に電流も徐々に低下し、時間t4で前記コン
デンサC1の電圧も電流もゼロになる。
【0053】一方、完全開弁状態から閉弁動作を開始す
る場合では、図4の時間t5でSWをONすると、同時
に別に設けられたスイッチによりトランジスタT3、T
4のベースに電流が流れ、前記トランジスタT3、T4
がON状態になる。この時、トランジスタT2、T5は
OFF状態である。
【0054】前記SWがONされると、コンデンサC1
と抵抗R2に電流が流れ始め、前記コンデンサC1の充
電が始まる。前記コンデンサC1の充電が進行するつれ
て、前記コンデンサ1の電流が徐々に低下し、コンデン
サ電圧が徐々に上昇する。図3の時間t6で前記コンデ
ンサC1の充電が完了すると前記コンデンサC1の電流
は停止する。
【0055】トランジスタT1は、コンデンサC1に電
流が流れて前記トランジスタT1のベースに電流が供給
されている間、即ち時間t5から時間t6の間はON状
態である。
【0056】前記トランジスタT1は直流モータ1のみ
を介して電圧12Vの電源Bに接続されているので、ト
ランジスタT1がONしている時間t5から時間t6の
間は、モータに12Vの電圧が印加される。
【0057】以上の回路動作により、時間t5から時間
t6の間、直流モータ1は電圧12Vの高駆動電圧でモ
ータ駆動式バルブを閉弁する方向に回転する。前記直流
モータ1が完全開弁時の駆動電圧より高い高駆動電圧で
駆動されるので、完全開弁時のシャフト2のリードスク
リュー部2aとロッド10のロッドネジ部10aの噛み
込み状態から脱出でき、前記シャフト2、前記ロッド1
0を介して弁部8を閉弁方向に動かす。
【0058】前記トランジスタT1が時間t6でOFF
されると、抵抗R3を介して前記直流モータ1に電流が
流れる。そのため前記トランジスタT1がOFFされて
いる間は抵抗R3で電圧が降下されて前記直流モータ1
には6Vが印加される。噛み込み状態から脱出した前記
モータ駆動式バルブは6Vの低駆動電圧でも開弁方向に
スムーズに動く。
【0059】別に定めた完全に閉弁される時間より多い
一定時間が経過した時間t7で前記トランジスタT3、
T4、スイッチSWの順でOFFされると、前記直流モ
ータ1は停止する。この時、シール部3はブ弁座部15
に当接して弁部8が停止している。シャフト2のリード
スクリュー部2aとロッド10のロッドネジ部10aは
噛み込み状態で停止しているが、前記直流モータ1は低
駆動電圧で駆動されているので噛み込み力は従来より小
さい。
【0060】前記時間t7で、前記コンデンサC1の電
荷は抵抗R1を通して流れ、放電され始める。前記コン
デンサC1の電圧は放電されるにつれて徐々に電圧が低
下し、同時に電流も徐々に低下し、時間t8で前記コン
デンサC1の電圧も電流もゼロになる。
【0061】以上のように、開弁動作時や閉弁動作時の
動作開始初期に高駆動電圧で駆動し、それ以外では駆動
電圧を低くしているので、シャフト2のリードスクリュ
ー2aとロッド10のロッドネジ部10aの噛み込み状
態から容易に脱出することができるため、低コストの直
流モータを使用することができる。。
【0062】なお、駆動電圧の6V、12Vは一実施例
であり、バルブの大きさ等必要に応じて変えることが必
要であるため、特に実施例の値に限定されない。
【0063】動作開始初期の高駆動電圧で駆動する時間
はタイマー回路20で設定され、該タイマー回路20は
コンデンサC1と抵抗R2で構成されているので、低コ
ストである。前記タイマー回路20で設定される時間
は、前記コンデンサC1の容量と前記抵抗R2の抵抗値
で必要に応じて任意に設定することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明は、流体の流量を
制御する弁部と、前記弁部を駆動する駆動手段と、前記
駆動手段を制御する制御手段を有し、前記駆動手段が前
記弁部の開弁動作時、閉弁動作時の少なくとも一方の動
作開始初期は高駆動電圧で駆動し、所定時間経過後に低
電圧で駆動する直流モータであることを特徴とするモー
タ駆動式バルブ及び該モータ駆動式バルブを燃料電池ス
タック、改質装置、CO除去装置の酸化剤ガス管路、改
質ガス管路、パージガス管路、制御用ガス管路の少なく
とも一つのガス管路に設けたことを特徴とする燃料電池
システムであるので、低コストなモータ駆動式バルブ及
び燃料電池システムができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のモータ駆動式バルブの断面図
【図2】本実施例に用いた直流モータの制御回路図
【図3】本発明の実施例のモータ駆動式バルブの開弁動
作時のタイムチャート図
【図4】本発明の実施例のモータ駆動式バルブの閉弁動
作時のタイムチャート図
【図5】自動車等車載用の固体高分子電解質型燃料電池
システム図
【符号の説明】
1…直流モータ(駆動手段) 2…シャフト 2a…リードスクリュー部 8…弁部 10…ロッド 10a…ロッドネジ部 20…タイマー回路 F3…改質器(改質装置) F10…燃料電池スタック F34…CO低減部(CO除去装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流量を制御する弁部と、前記弁部
    を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手
    段を有し、前記駆動手段が前記弁部の開弁動作時、閉弁
    動作時の少なくとも一方の動作開始初期は高駆動電圧で
    駆動し、所定時間経過後に低電圧で駆動する直流モータ
    であることを特徴とするモータ駆動式バルブ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段の制御回路に抵抗とコンデ
    ンサを直列に配置したタイマー回路を設け、前記所定時
    間を前記回路で決めることを特徴とする請求項1記載の
    モータ駆動式バルブ。
  3. 【請求項3】 流体の流量を制御する弁部と、前記弁部
    を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手
    段を有し、前記駆動手段が前記弁部の開弁動作時、閉弁
    動作時の少なくとも一方の動作開始初期は高駆動電圧で
    駆動し、所定時間経過後に低電圧で駆動する直流モータ
    で駆動するバルブを、燃料電池スタック、改質装置、C
    O除去装置の酸化剤ガス管路、改質ガス管路、パージガ
    ス管路、制御用ガス管路の少なくとも一つのガス管路に
    設けたことを特徴とする燃料電池システム。
JP10270031A 1998-09-24 1998-09-24 モータ駆動式バルブ及び燃料電池システム Pending JP2000097359A (ja)

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