JP2000096252A - ハードディスク基板へのめっき方法 - Google Patents

ハードディスク基板へのめっき方法

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JP2000096252A JP10263829A JP26382998A JP2000096252A JP 2000096252 A JP2000096252 A JP 2000096252A JP 10263829 A JP10263829 A JP 10263829A JP 26382998 A JP26382998 A JP 26382998A JP 2000096252 A JP2000096252 A JP 2000096252A
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plating
treatment
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昌弘 斉藤
Ikuo Nakayama
郁雄 中山
Masanori Tada
雅徳 多田
Koichiro Shimizu
浩一郎 清水
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ガラス又はセラミック製ハードディスク
基板を無電解ニッケルめっきするに際し、上記基板を表
面調整処理した後、水溶性パラジウム塩とアミン系錯化
剤とを主成分とし、錫塩を含まないキャタリスト液で処
理し、次いで上記基板を水洗、乾燥した後、無電解ニッ
ケルめっき液に浸漬して無電解ニッケルめっきを行なう
ことを特徴とするハードディスク基板へのめっき方法を
提供する。 【効果】 ガラス及びセラミック製ハードディスク基板
にピット等の欠陥なく、密着性の良好な無電解ニッケル
めっき皮膜を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス又はセラミ
ック製ハードディスク基板に無電解ニッケルめっきを行
なう方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近に
おいて、磁気ディスク用基板として、従来のアルミニウ
ム製基板からガラス乃至はセラミックに代えたものが使
用されつつある。このようなガラス又はセラミック基板
においても、その上に非磁性膜として無電解ニッケルめ
っき膜を形成し、更に磁性膜を形成するものであるが、
従来このようなガラス又はセラミック製基板に対する無
電解ニッケルめっき方法としては、基板を塩化第一錫を
溶解したセンシタイジング液に浸漬して基板に第一錫イ
オンを付着させた後、塩化パラジウムを溶解したアクチ
ベーティング液に浸漬して基板上に金属パラジウム核を
生成、付着させ、次いで、無電解ニッケルめっき液に浸
漬する方法、及び基板を塩化第一錫と塩化パラジウムと
を含むキャタリスト液に浸漬し、次いでアクセレレーシ
ョン処理(酸等への浸漬処理)を施して基板表面に金属
パラジウム核を付着させた後、無電解ニッケルめっき液
に浸漬する方法が採用されていた。
【0003】このように、従来のガラス又はセラミック
製ハードディスク基板への無電解ニッケルめっき方法
は、センシタイジング−アクチベーション法、キャタリ
スト−アクセレレーション法のいずれの前処理にあって
も、錫塩を用いるものであった。
【0004】一方、本発明者は、ガラス又はセラミック
製ハードディスク基板に無電解ニッケルめっきを施した
場合、しばしば無電解ニッケルめっき皮膜にピットが生
じる現象があることを知見した。そして、その原因につ
いて究明したところ、上記前処理後に基板上に残存する
錫の影響が非常に大きいことを見出したものである。即
ち、錫は無電解ニッケルめっきの不触媒で、ピット等の
欠陥の原因となり、また無電解ニッケルめっき液中に錫
イオンが蓄積するとめっき反応を阻害し、最終的にはめ
っき反応を停止させることになるので、前処理として錫
塩を使用しない方法が望まれた。
【0005】本発明は上記要望に応えるためになされた
もので、前処理に錫塩を用いず、無電解ニッケルめっき
皮膜に対するピットの発生が可及的に防止されたガラス
又はセラミック製基板への無電解ニッケルめっき方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、鋭意検討を行なった
結果、ガラス又はセラミック製基板に対し、エッチング
処理後、有機シラン化合物や界面活性剤などを用いて表
面調整処理を行なった後、水溶性パラジウム塩にトリメ
チルアミン、グリシン等のアミン系錯化剤を添加した錫
塩を含有しないキャタリスト液に浸漬処理し、これを無
電解ニッケルめっき液に浸漬することにより、ピットの
発生が防止された無電解ニッケルめっき皮膜が形成さ
れ、錫塩を用いることなく、良好な無電解ニッケル析出
が行なわれること、またキャタリスト処理後に水洗し、
ついで基板を乾燥することによっても、更に、ピット発
生を良好に防止し得ることを知見した。更に、上記エッ
チング処理後、水洗を行なう際に、超音波を用いて洗浄
し、これを上記表面調整処理した場合、更にピットの生
成が確実に防止されることを知見し、本発明をなすに至
ったものである。
【0007】従って、本発明は、ガラス又はセラミック
製ハードディスク基板を無電解ニッケルめっきするに際
し、上記基板を表面調整処理した後、水溶性パラジウム
塩とアミン系錯化剤とを主成分とし、錫塩を含まないキ
ャタリスト液で処理し、次いで上記基板を水洗、乾燥し
た後、無電解ニッケルめっき液に浸漬して無電解ニッケ
ルめっきを行なうことを特徴とするハードディスク基板
へのめっき方法、及び上記基板をエッチング処理した
後、超音波水洗を施し、次いで表面調整処理を行うよう
にした上記めっき方法を提供する。更に、上記乾燥後に
上記基板を別の治具に支持し、その後無電解ニッケルめ
っき液に浸漬するようにした上記めっき方法を提供す
る。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0009】本発明に係るハードディスク基板へのめっ
き方法においては、基板として、ソーダガラス、アルミ
ノシリケートガラス、リチウム系ガラスなどのガラス又
はセラミック製の公知のハードディスク基板を用いるこ
とができる。
【0010】本発明においては、このガラス又はセラミ
ック製基板に対し必要によりクリーナーで洗浄処理を行
ない、更にエッチング処理を行う。
【0011】この場合、クリーナーとしては、公知のク
リーナーを用いることができ、また、エッチング処理と
しても、HF,NaF,KF,NH4F・HFなどの水
溶性フッ素化合物を主成分として、10〜50g/l含
有する公知のエッチング液を使用することができる。こ
れらクリーナーによる洗浄処理,エッチング処理は、常
法に従って行なうことができ、処理条件についても公知
の通常の条件を採用し得る。
【0012】本発明において、上記エッチング処理後は
水洗し、次いで表面調整処理するものであるが、エッチ
ング処理後の水洗は超音波を用いて超音波水洗すること
が好ましく、これにより無電解ニッケルめっき皮膜への
ピット発生をより確実に防止することができる。なお、
超音波水洗の条件としては、0.5〜5W/cm2程度
の超音波を用いて20〜40℃で1〜10分間程度の処
理とすることができる。
【0013】上記表面調整(コンディショナー)処理と
しては、負の表面電荷を持つ傾向のガラスやセラミック
表面に同じく負の電荷を持つパラジウム触媒を吸着でき
にくいため、これを改良する目的で行う。表面調整処理
剤としては、典型的には陽イオン製フィルム形成性の化
合物で、有機シラン化合物や非イオン性(ノニオン)界
面活性剤、カチオン界面活性剤等の界面活性剤などを用
いることができ、これらの1種又は2種以上を水に溶解
して表面調整液を得ることができる。
【0014】ここで、有機シラン化合物としては、 R1(CH2nSiR2 m3-m (式中、R1はビニル基、ウレイド基、アミノ基、エポ
キシ基、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリロイル基
等の反応性有機官能基を示し、R2はアルキル基、フェ
ニル基等の炭素数1〜8、特に1〜6の一価炭化水素基
を示し、Xは塩素等のハロゲン原子、メトキシ基、エト
キシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基、ビニロキシ基
等の炭素数2〜6のアルケニルオキシ基、フェノキシ
基、メトキシエトキシ基等の炭素数2〜6のアルコキシ
アルコキシ基などの加水分解性基を示す。nは0〜3、
好ましくは1〜3の整数、mは0,1又は2、好ましく
は0又は1である。)で示されるものが使用でき、ビニ
ルシラン、ウレイドシラン、アミノシラン、エポキシシ
ラン、メタクリロキシシラン等が挙げられる。
【0015】また、界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェノールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキル
エステル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキ
シエチレンソルビタンアルキルエステル類等の非イオン
性(ノニオン)界面活性剤、ジエチルアミノエチルオレ
イドアミド、アミルポリエチレンポリアミド等の脂肪族
アミン塩類、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アル
キルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等の4級
アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等のカチオン
界面活性剤などを挙げることができる。
【0016】この場合、上記表面調整剤の使用量は、
0.01〜5g/l、特に、0.01〜0.2g/lと
することが好ましく、またこの表面調整剤のpHは2〜
10とすることが好ましい。なお、この表面調整剤に
は、フタル酸水素カリウム、リン酸二水素カリウム、ホ
ウ酸、グリシン、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、酒石酸、乳酸、酢酸、アミン化合物などのpH緩衝
剤や、アンモニア、塩酸、水酸化ナトリウム、塩化ナト
リウム等を添加することもできる。
【0017】この表面調整処理の条件は、特に制限され
るものではないが、20〜60℃、特に20〜40℃に
おいて、0.5〜5分間、特に0.5〜2分間浸漬する
という条件を採用することができる。
【0018】次に、このように表面調整処理した後、水
洗し、次いで、キャタリスト処理を行う。本発明におい
て、このキャタリスト処理に用いるキャタリスト液とし
ては、塩化パラジウム、硫酸パラジウム等の水溶性パラ
ジウム塩と、アミン系錯化剤とを主成分とし、これを水
に溶解した錫塩を含有しないものを用いる。
【0019】ここで、アミン系錯化剤としては、アンモ
ニア、モノ,ジ又はトリ以上のポリアミン、例えばメチ
ルアミン,ブチルアミン等のモノアルキルアミン、ジメ
チルアミン,ジブチルアミン等のジアルキルアミン、ト
リメチルアミン,トリエチルアミン等のトリアルキルア
ミン、エチレンジアミン,テトラメチレンジアミン,ヘ
キサメチレンジアミン等のジアミン、ジエチレントリア
ミン等のトリアミン、ジエタノールアミン,トリエタノ
ールアミン等のアルキロールアミン、グリシン、N,N
−ジエチルグリシンナトリウム塩等のアミノカルボン酸
及びその誘導体などのパラジウム用錯化剤を用いること
ができる。この場合、水溶性パラジウム塩の濃度は0.
0001〜0.01モル/l、特に0.0001〜0.
001モル/lとすることが好ましく、この水溶性パラ
ジウム塩と上記アミン系錯化剤とのモル比は1:0.2
〜1:1.5、特に、1:0.8〜1:1.2とするこ
とが好ましい。このモル比が1:2では無電解ニッケル
めっきの析出が生じ難い。
【0020】また、このキャタリスト液のpHは1〜1
4の範囲とすることができ、酸性であってもアルカリ性
であっても差し支えないが、特にはpH6〜8とするこ
とができる。
【0021】なお、このキャタリスト液には、リン酸ニ
水素アルカリ金属塩、水酸化ナトリウム、塩酸、硫酸な
どをpH緩衝剤及びパラジウムを溶解させる目的で、そ
れぞれ0.0001〜0.05モル/lの濃度において
配合することができる。
【0022】上記キャタリスト液への浸漬処理条件は適
宜選定し得るが、20〜40℃、特に20〜30℃にお
いて、0.5〜5分間、特に0.5〜2分間の条件とす
ることができる。
【0023】次いで、上記キャタリスト処理後、水洗、
乾燥し、無電解ニッケルめっきを行う。この乾燥によ
り、ピット発生を更に良好に抑制することができ、また
パラジウムと基材との密着性向上が図られる。
【0024】なお、上記した工程において、処理すべき
基板は治具に支持されて種々の処理が施されるが、上記
乾燥後に(無電解ニッケルめっき液に浸漬する前に)そ
れまでの処理に用いていた治具を別のそれまでの処理に
使用されていない治具にかけ替えて支持し、この新しい
治具を用いて無電解ニッケルめっき液に浸漬することが
好ましい。それまでの処理に用いてきた治具に基板を支
持したまま無電解ニッケルめっき液に浸漬した場合、基
板には無電解ニッケルの析出が良好に行われるものの、
治具にも同時に無電解ニッケルの析出が生じ、この治具
に析出したニッケルがめっき液中に剥落すると、これが
核になってめっき液が分解する恐れが生じる。
【0025】無電解ニッケルめっき液には、次亜リン酸
ナトリウム等の次亜リン酸塩を還元剤とする公知の無電
解ニッケル−リンめっき液を用いることができる。この
場合、この無電解ニッケル−リンめっき液としては、硫
酸ニッケル等の水溶性ニッケル塩を0.03〜0.15
モル/l、このニッケル塩の錯化剤、例えば、酢酸ナト
リウム、リンゴ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の
有機酸塩、アンモニウム塩、アミンなどの公知の錯化剤
などを0.05〜0.5モル/l、次亜リン酸塩還元剤
を0.1〜0.8モル/lを主成分とし、pH4〜1
0、特に4〜5で、リンを9〜13重量%、特に、11
〜12.5重量%を析出する無電解ニッケル−リンめっ
き液を用いることができ、かかるめっき液として市販の
めっき液を使用することができる。
【0026】この無電解ニッケルめっき処理はめっき温
度80〜95℃で常法に従って行なうことができ、通常
1〜30μmの無電解ニッケルめっき皮膜(Ni−P合
金皮膜)を形成することができる。
【0027】このような処理で得られるめっき皮膜は、
前処理に錫塩を使用していないので、ピット発生が可及
的に防止されたものである。
【0028】なお、上記無電解ニッケルめっき皮膜上に
は、常法に従って磁性皮膜を形成し、磁気ディスクを製
造することができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0030】〔実施例、比較例〕ガラス製ハードディス
ク基板をクリーナーとしてマンギル社製ギルライト65
0を用いて洗浄し、水洗後、下記組成のエッチング液を
用いて下記条件でエッチング処理を施した。
【0031】エッチング液組成 酸性フッ化アンモニウム 30g/l 硫酸 30cc/l 浸漬温度 30℃ 浸漬時間 1分間
【0032】次いで、以下の工程で無電解ニッケルめっ
きを行なった。
【0033】実施例1 水洗 表面調整処理 水洗 キャタリスト処理 水洗 乾燥 無電解Ni−Pめっき
【0034】実施例2 実施例1の工程において、最初の水洗を超音波を用いて
行なう以外は、同様の工程を採用した。
【0035】比較例1 水洗(超音波処理) キャタリスト処理 水洗 乾燥 無電解Ni−Pめっき
【0036】比較例2 水洗 センシタイジング処理 水洗 アクチベーション処理 水洗 乾燥 無電解Ni−Pめっき
【0037】比較例3 水洗 センシタイジング処理 水洗 アクチベーション処理 水洗 アクセレレーション処理 水洗 乾燥 無電解Ni−Pめっき
【0038】水洗 表面調整処理 水洗 プレディップ処理 Sn含有キャタリスト処理 水洗 アクセレレーション処理 水洗 乾燥 無電解Ni−Pめっき
【0039】ここで、上記工程で用いた処理液、処理条
件は下記の通りである。
【0040】水洗 室温で0.5分間浸漬
【0041】水洗(超音波併用) 室温で5分間浸漬 超音波
【0042】表面調整処理 組成 上村工業(株)製PCK120I 2cc/l 条件 30℃で1分間浸漬
【0043】キャタリスト処理 塩化パラジウム 0.001モル/l グリシン 0.001 〃 リン酸二水素カリウム 0.05 〃 NaOH 0.4 〃 HCl 1.7cc/l pH 7 浸漬温度 30℃ 浸漬時間 30秒間
【0044】センシタイジング処理 塩化第一錫 15g/l 塩酸 15cc/l pH 2 浸漬温度 20℃ 浸漬時間 1分間
【0045】アクチベーション処理 塩化パラジウム 0.15g/l 塩酸 0.15cc/l pH 2 浸漬温度 20℃ 浸漬時間 30秒間
【0046】アクセレレーション処理 上村工業(株)製AL−106 100cc/l 25℃で30秒間浸漬
【0047】プレディップ処理 NaCl 100g/l 25℃で30秒間浸漬
【0048】Sn含有キャタリスト処理 上村工業(株)製AT−105 30cc/l 30℃で5分間浸漬
【0049】乾燥 80℃、10分間
【0050】無電解Ni−Pめっき 次亜リン酸ナトリウムを還元剤とする市販無電解ニッケ
ルめっき液(上村工業(株)製HDX−7G)を使用。
【0051】 めっき温度 88℃ めっき時間 100分間 めっき膜厚 約12μm めっき皮膜 P12重量%含有
【0052】上記実施例、比較例で得られためっき皮膜
のピット数を顕微鏡で観察した。その結果を下記に示
す。
【0053】 実施例1:約20個/135cm2 実施例2:0個/135cm2 比較例1:めっき不能 比較例2:100個以上/135cm2 比較例3:100個以上/135cm2 比較例4:100個以上/135cm2 なお、実施例1,2のめっき皮膜は、ガラス製基板に密
着よく形成されていた。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス及びセラミック
製ハードディスク基板にピット等の欠陥なく、密着性の
良好な無電解ニッケルめっき皮膜を形成することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 雅徳 大阪府枚方市出口1丁目5番1号 上村工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 清水 浩一郎 大阪府枚方市出口1丁目5番1号 上村工 業株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4K022 AA03 AA04 AA44 BA14 BA16 BA32 CA03 CA06 CA12 CA21 DA01 DB02 DB04 DB07 DB08 EA02 5D112 AA02 BA03 BA04 EE01 GA02 GA28 GA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス又はセラミック製ハードディスク
    基板を無電解ニッケルめっきするに際し、上記基板を表
    面調整処理した後、水溶性パラジウム塩とアミン系錯化
    剤とを主成分とし、錫塩を含まないキャタリスト液で処
    理し、次いで上記基板を水洗、乾燥した後、無電解ニッ
    ケルめっき液に浸漬して無電解ニッケルめっきを行なう
    ことを特徴とするハードディスク基板へのめっき方法。
  2. 【請求項2】 上記基板をエッチング処理した後、超音
    波水洗を施し、次いで表面調整処理を行うようにした請
    求項1記載のめっき方法。
  3. 【請求項3】 上記乾燥後に上記基板を別の治具に支持
    し、その後無電解ニッケルめっき液に浸漬するようにし
    た請求項1又は2記載のめっき方法。
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