JP2000096102A - 耐熱希土類合金異方性磁石粉末 - Google Patents

耐熱希土類合金異方性磁石粉末

Info

Publication number
JP2000096102A
JP2000096102A JP10264149A JP26414998A JP2000096102A JP 2000096102 A JP2000096102 A JP 2000096102A JP 10264149 A JP10264149 A JP 10264149A JP 26414998 A JP26414998 A JP 26414998A JP 2000096102 A JP2000096102 A JP 2000096102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rare earth
alloy
magnet powder
anisotropic
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10264149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3865180B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Motokura
義信 本蔵
Norihiko Hamada
典彦 濱田
Chisato Mishima
千里 三嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Steel Corp filed Critical Aichi Steel Corp
Priority to JP26414998A priority Critical patent/JP3865180B2/ja
Publication of JP2000096102A publication Critical patent/JP2000096102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3865180B2 publication Critical patent/JP3865180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
    • H01F41/026Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets protecting methods against environmental influences, e.g. oxygen, by surface treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
    • H01F41/0293Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets diffusion of rare earth elements, e.g. Tb, Dy or Ho, into permanent magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】80℃を越えるような温度においても十分な保
磁力,エネルギー積を保ち,かつ,大きな磁気異方性を
有する永久磁石用希土類合金粉末と安定した生産が可能
なその製造方法を提供することを課題とする. 【解決手段】異方性希土類磁石粉末の表面に、Nd,D
y,Tb,Pr(以下、M系元素という),Nd,D
y,Tb,Pr の一種または2種以上で構成される合
金(以下、M系元素合金という)からなるコーティング
層を持つこと,M系元素に対して、高温水素熱処理温度
Hに比べ融点TMが400°C≦TM≦TH+100°Cに
なるような元素(以下、L系元素という)の一種もしく
は2種以上を合金化させた合金(以下、ML系合金とい
う)からなるコーティング層を持つこと,L系元素の一
種もしくは2種以上を合金化させたML系合金からなる
コーティング層を持つこと.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,各種モーター,
アクチュエーター等に用いることが可能な高保磁力を有
する強力な永久磁石用希土類磁石の技術分野に属する.
【0002】
【従来の技術】強力な希土類合金異方性磁石粉末とし
て,高温水素熱処理による製造方法が特開平10−13
5019号公報(従来技術1)に開示されている.ま
た,高保磁力を有する希土類合金異方性磁石粉末の製造
方法として,希土類元素と鉄とホウ素とを主成分とする
希土類磁石の希土類元素の一部を異方性磁場の大きい希
土類元素(Dy,Tb)と置換する方法が,例えば特開
平9−165601号公報(従来技術2)に開示されて
いる.
【0003】従来技術1の希土類合金異方性磁石粉末
は,大きな磁気異方性を有し,かつ室温ではある程度の
大きな保磁力を有するが,80℃を越えるような温度で
は保磁力が小さくなり,使用できない.実際に従来技術
1の希土類合金異方性磁石粉末を作製し保磁力の評価を
行ったところ,室温では955kA/mであるが,80
℃では720kA/m ,120℃では400kA/m
となっている.
【0004】また,従来技術2の希土類合金異方性磁石
粉末は,RE:11〜15at%(但し,REはR1と
R2からなり,R1はYを含む希土類元素の少なくとも
1種で,PrまたはNdの1種または2種をR1のうち
90at%異常現有し,R2はTb,Dyのうち1種も
しくは2種で,かつR1とR2のat%比は0.003
<R2/R1<0.06の関係を満たす),T:76〜
84at%(但し,TはFeまたはFeの一部を50%
以下のCoで置換可能),ME:0.05〜5at%
(但し,MEはGa,Zr,Nb,Hf,Ta,Wのう
ち1種または2種以上),B:5〜9at%で,かつR
2とMEとCoのat%比において(R2+ME+Co
/10)<6の関係を満たすことにより,高い磁化と大
きな保磁力を両立できることを特徴としている.しか
し,実際に作製してみると,安定した特性が得られない
ことが分かった.なぜならば, 合金鋳塊作製の際,異
方性磁場の大きい希土類元素(Dy,Tb)は極微量し
か添加しないため,かつ,蒸気圧が大きいため組成の制
御が非常に困難であり,故に,安定した特性が得られな
い.例えば, R2/R1<0.02の場合では,異方性
磁場の大きい希土類元素(Dy,Tb)を置換しない場
合に比べて,保磁力の向上はほとんど見られず,また,
異方性磁場の大きい希土類元素(Dy,Tb)を添加す
ると,急激な異方性の低下のため十分なエネルギー積が
得られない.
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明は,8
0℃を越えるような温度においても十分な保磁力を保
ち,かつ,大きな磁気異方性を有する耐熱希土類合金異
方性磁石粉末と安定した生産が可能なその製造方法を提
供することを課題とする.
【0006】80℃を越えるような温度で十分な保磁力
を確保する方法は,(1)保磁力の温度係数の改善,
(2)80℃を越えるような温度で保磁力が低下しても
十分な値が確保できるよう,室温での保磁力を向上させ
る,の2点が従来から知られている.
【0007】上記(1)の保磁力の温度係数を改善する
方法は,磁気特性の中核である正方晶構造Nd2Fe14B型化
合物相の磁気異方性の温度依存性が大きいため,実現は
困難である.これに対し,上記(2)の室温での保磁力
の向上は,例えば,特開平9−165601号公報に開
示されている.
【0008】本発明者は,希土類合金異方性磁石粉末の
逆磁区の発生場所を検討し,逆磁区発生を抑制する方法
を発見し,高保磁力を有し,大きな磁気異方性を有する
希土類合金異方性磁石粉末とその製造方法を発明した.
本発明はかかる見解の元で完成されたものである.
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の耐熱希土類合金
異方性磁石粉末は、異方性希土類磁石粉末の表面に、N
d,Dy,Tb,Pr(以下、M系元素という)からな
るコーティング層を持つことを特徴とする。
【0010】また、本発明の耐熱希土類合金異方性磁石
粉末は、異方性希土類磁石粉末の表面に、Nd,Dy,
Tb,Pr の一種または2種以上で構成される合金
(以下、M系元素合金という)からなるコーティング層
を持つことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の耐熱希土類合金異方性磁
石粉末は、前記M系元素に対して、高温水素熱処理温度
Hに比べ融点TMが500°C≦TM≦TH+100°Cに
なるような元素(以下、L系元素という)の一種もしく
は2種以上を合金化させた合金(以下、ML系合金とい
う)からなるコーティング層を持つことを特徴とする。
【0012】本発明の耐熱希土類合金異方性磁石粉末
は、前記のM系元素合金に、L系元素の一種もしくは2
種以上を合金化させたML系合金からなるコーティング
層を持つことを特徴とする。
【0013】本発明の耐熱希土類合金異方性磁石粉末
は、異方性希土類磁石粉末の表面に、DyCo合金から
なるコーティング層を持つことを特徴とする。
【0014】本発明の耐熱希土類合金異方性磁石粉末
は、異方性希土類磁石粉末の表面に、当該異方性希土類
磁石粉末の正方晶構造R2Fe14B型化合物(Rはイ
ットリウムを含む希土類元素のうち1種または2種以上
からなる希土類元素)のRの一部と、すくなくともM系
元素(Nd,Dy,Tb)のうち1種または2種以上が
置換した拡散層を持つことを特徴とする。
【0015】本発明の耐熱希土類合金異方性磁石粉末の
製造方法は、正方晶構造R2Fe14B型化合物(Rは
イットリウムを含む希土類元素のうち1種または2種以
上からなる希土類元素)からなる異方性希土類磁石粉末
と、M系元素粉末、M系元素合金粉末、又は、ML系合
金粉末の両者を、at%比X=m/(r+m)×100
(mはM系元素、M系元素合金、又は、ML系合金にお
けるM系元素の全at%)(rは異方性希土類磁石粉末
中における希土類元素の全at%)を0.03<X<2
4に特定して混合し、該混合物を真空中あるいは不活性
ガス雰囲気中において熱処理温度TDを400℃≦TD
高温水素処理温度TH+50°Cに保持することを特徴と
する.また、本発明の耐熱希土類合金異方性磁石粉末の
製造方法は、正方晶構造R2Fe14B型化合物(Rは
イットリウムを含む希土類元素のうち1種または2種以
上からなる希土類元素)からなる異方性希土類磁石粉末
と、M系元素水素化物粉末、M系元素合金水素化物粉
末、又は、ML系合金水素化物粉末の両者を、at%比
X= m/(r+m)×100(mはM系元素、M系元素
合金、又は、ML系合金におけるM系元素の全at%)
(rは異方性希土類磁石粉末中における希土類元素の全
at%)を0.03<X<24に特定して混合し、該混
合物を真空中あるいは不活性ガス雰囲気中において熱処
理温度TDを400℃≦TD≦高温水素処理温度TH+5
0°Cに保持することを特徴とする.また、本発明のボ
ンド磁石の製造方法は、前記のいずれかの耐熱希土類合
金異方性磁石粉末に樹脂または低融点金属を混合し成形
固化することを特徴とする.
【0016】なお,異方性磁石粉末の最大エネルギー積
(以下(BH)maxと称す),残留磁束密度(以下B
rと称す)には,通常のBHトレーサーが使用できない
ため,本発明では(BH)max ,Brの測定方法と
して次の方法を採用した.まず異方性磁石粉末を212
μm以下の粒径のものに分級して用いた.そして反磁場
が0.2になるように成形し.磁場中で配向後4568
kA/mで着磁し,VSMで測定して(BH)max
,Brを求めた.
【0017】
【発明の実施の形態】従来の異方性磁石粉末の逆磁区の
発生場所は,粉末の表面である.粉末表面の粗さ,磁気
特性の担い手であるR2Fe14Bの粉末表面のR原子
の結合が切れているためと考えられる.すなわち,粉末
表面をスムーズにし, 磁気特性の担い手であるR2F
e14Bの粉末表面のR原子が何らかの原子と結合して
いればよい.従って,R2Fe14BのRの異方性磁場
以上の元素が少なくとも逆磁区発生場所である粉末表面
に結合されていれば保磁力が向上する. R2Fe14
BのRの異方性磁場以上の元素として,Nd,Dy,T
b,Prから選ばれる1種または2種以上が利用でき
る.中でもコスト及び磁気特性の理由からDyを用いる
ことが好ましい.
【0018】粉末表面をスムーズにし, 磁気特性の担
い手であるR2Fe14Bの粉末表面のR原子がM系元
素と結合していればよいため,極微量のM系元素, M
系元素合金, ML系元素合金ができる限り均一かつ薄
く粉末表面にあればよい.従って,M系元素,M系元素
合金,ML系元素合金中のMの下限を0.03<m/
(r+ m )×100とする. これに対し, M系元
素, M系元素合金, ML系元素合金の量が大きけれ
ば,より均一に粉末表面にRと結合できるが,(BH)
maxが低下する.従って, RあるいはR合金の上限
をm/(r+ m )×100<24とする.
【0019】耐熱希土類合金異方性磁石粉末の製造方法
において,正方晶構造R2Fe14B型化合物の異方性
磁石粉末とMあるいはM合金を混合させた後,400℃
以下の熱処理では,拡散が起こりにくく,正方晶構造R
2Fe14B型化合物中のRとM系元素,M系元素合
金,ML系元素合金中のMとの結合が困難である.正方
晶構造R2Fe14B型化合物の異方性磁石粉末は,通
常,高温水素熱処理され,微細組織を有しているため,
高温水素熱処理温度を大きく越えた温度での熱処理は急
激な結晶粒の粗大化が起こる.従って,熱処理条件は4
00℃から高温水素処理温度TH+50°Cとした.
【0020】
【発明の効果】80℃を越えるような温度においても十
分な保磁力を保ち,かつ,大きな磁気異方性を有する永
久磁石用希土類合金粉末と安定した生産が可能なその製
造方法を提供できる.
【0021】
【実施例】以下,実施例により具体的に説明する. (実施例1)平均粒度が10μm〜5000μmで少なく
とも80vol%以上の正方晶構造R2Fe14B型化
合物の異方性磁石粉末を212μm以下に分級したもの
を母材粉末とした.母材粉末の磁気特性を表1に示す.
【0022】
【表1】 また,ボタンアーク溶解にてML系合金を融点が800
℃以下になるような組成に溶製し,乳鉢あるいは振動ミ
ルで粉砕した. ML系合金の組成,平均粒度を表2に
示す.
【0023】
【表2】 その後,母材粉末とML系合金粉末を乳鉢にて混合し,
表3に示す条件で熱処理を真空中で行った.また,比較
材として,母材粉末のみの熱処理を行った.
【0024】
【表3】
【0025】具体的には,異方性希土類磁石粉末とML
系合金粉末の両者を、at%比X=m/(r+m)×1
00(mはML系合金におけるM系元素の全at%)
(rは異方性希土類磁石粉末中における希土類元素の全
at%)のXを0.1〜24になるよう混合した.試料
として約50gと極めて少なくし,真空チャンバー内に
入れ,拡散ポンプで真空引きしながら所定の温度,時間
で熱処理を行った.熱処理終了後は,高純度アルゴンガ
スを導入することにより急冷した.これにより希土類合
金異方性磁石粉末を製造した.得られた希土類合金異方
性磁石粉末の磁気特性を測定し,これを表3に示す.表
3中のNo.17〜23の結果を用いて,保磁力に及ぼ
す熱処理温度の影響を図1に示す.図1より900℃で
は急激に保磁力が低下している.これは,母材の高温水
素熱処理の温度が820℃であり,母材の結晶粒が成長
したためである.すなわち,母材の高温水素熱処理温度
よりも明らかに高い温度で熱処理をすると逆に保磁力が
低下することが分かる.一方,ML系合金の融点より約
100℃低い温度で熱処理を行っても保磁力の増加して
いる.また,均一に母材粉末表面にML系合金が結合す
るためには,ML系合金の平均粒度も重要なパラメータ
ーの1つとなる. 表3中のNo.28,33〜37の
結果を用いて,保磁力に及ぼすML系合金の平均粒度の
影響を図2に示す.図2よりML系合金の平均粒度が小
さいと保磁力は高くなる. 平均粒度が小さいとより均
一に母材粉末表面に結合するためと考えられる. ま
た, ML系合金の添加量の調査も行った.表3中のN
o.27〜32の結果を用いて,最大エネルギー積,保
磁力に及ぼす異方性希土類磁石粉末中の全希土類金属と
ML系合金の全希土類金属のat%比の影響をそれぞれ
図3,4に示す.また,合わせて,合金鋳塊を作製する
時にDyを添加した結果も示す. 図3,4より,合金
鋳塊法と比較して,少ないDy量で大きい最大エネルギ
ー積と高い保磁力が得られていることが分かる. 一
方,母材のみの熱処理では保磁力の増加はない.また,
図3,4中には示していないが,異方性希土類磁石粉末
中の全希土類金属とML系合金の全希土類金属のat%
比Xが24の場合は,最大エネルギー積が母材のみに比
べて大きく低下している.
【0026】得られた磁石粉末(表3中のNo.20)
を用い,熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂を磁石粉末
98gに対して2g使用し,型内で2.5Tの磁場を作
用させながら圧縮成形してボンド磁石を得た.また,比
較材に表3中のNo.2の磁石粉末を用いた.得られた
ボンド磁石を用いて室温,80℃及び120℃での保磁
力をVSMにて測定し,表4に示す.
【0027】
【表4】 その結果,比較材の80℃の保磁力と本発明磁粉の12
0℃の保磁力がほぼ同じ値になり,120℃以下では十
分な保磁力を有していることがわかる.保磁力だけに注
目した場合,耐熱性が約40℃向上している.
【0028】(実施例2)実施例1と同じく,平均粒度
が10μm〜5000μmで少なくとも80vol%以上
の正方晶構造R2Fe14B型化合物の異方性磁石粉末
を212μm以下に分級したものを母材粉末とした.母
材粉末の磁気特性を表1に示す.また, M系元素,M
系元素合金,ML系元素合金の水素化物を温度:800
℃,時間:1h,水素圧力:0.1MPaの条件で作製
し,乳鉢あるいは振動ミルで粉砕し,母材粉末と水素化
物粉末を乳鉢にて混合した.水素化物の平均粒度を表5
に示す.
【0029】
【表5】 その後,表6に示す条件で熱処理を真空中で行った.
【0030】
【表6】
【0031】具体的には,異方性希土類磁石粉末とM系
元素,M系元素合金,ML系合金粉末の水素化物の両者
を、at%比X=m/(r+m)×100(mはM系元
素、M系元素合金、又は、ML系合金の水素化物におけ
るM系元素の全at%)(rは異方性希土類磁石粉末中
における希土類元素の全at%)のXを8になるよう混
合した.実施例1と同様に, 試料として約50gと極
めて少なくし,真空チャンバー内に入れ,拡散ポンプで
真空引きしながら所定の温度,時間で熱処理を行った.
このとき,水素化物が脱水素され, M系元素,M系元
素合金,ML系合金単体となる.熱処理終了後は,高純
度アルゴンガスを導入することにより急冷した.これに
より希土類合金異方性磁石粉末を製造した.得られた希
土類合金異方性磁石粉末の磁気特性を測定した.これを
表6に示す.異方性磁場が大きい元素ほどより保磁力が
増加する傾向にあることがわかる.
【0032】得られた磁石粉末(表6中のNo.60)
を用い,実施例1と同様に,熱硬化性樹脂としてフェノ
ール樹脂を磁石粉末98gに対して2g使用し,型内で
2.5Tの磁場を作用させながら圧縮成形してボンド磁
石を得た. 比較材は表4中のNo.52である. 得ら
れたボンド磁石を用いて室温,80℃及び120℃での
保磁力をVSMにて測定し,表7に示す.
【0033】
【表7】 その結果,実施例1と同様に,比較材の80℃の保磁力
と本発明磁粉の120℃の保磁力がほぼ同じ値になり,
120℃以下では十分な保磁力を有していることがわか
る.保磁力だけに注目した場合,耐熱性が約40℃向上
している.
【図面の簡単な説明】
【図1】希土類合金異方性磁石粉末とML系合金(Dy
Co)の混合体の保磁力に及ぼす熱処理温度の影響を示
す図である.
【図2】希土類合金異方性磁石粉末とML系合金(Dy
Co)の混合体の保磁力に及ぼすML系合金(DyC
o)の平均粒度の影響を示す図である.
【図3】希土類合金異方性磁石粉末とML系合金(Dy
Co)の混合体の最大エネルギー積に及ぼす希土類磁石
粉末中の全希土類金属とML系合金の全希土類金属のa
t%比Xの影響を示す図である.
【図4】希土類合金異方性磁石粉末とML系合金(Dy
Co)の混合体の保磁力に及ぼす希土類磁石粉末中の全
希土類金属とML系合金の全希土類金属のat%比Xの
影響を示す図である.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K017 AA04 BA03 BA06 BA08 DA02 4K018 AA27 BA05 BA18 BC32 BD01 KA43 KA45 5E040 AA04 AA19 BB01 BB03 BC01 CA01 HB11 HB14 HB17 NN01 NN05 NN18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異方性希土類磁石粉末の表面に、Nd,D
    y,Tb,Pr(以下、M系元素という)からなるコー
    ティング層を持つことを特徴とする耐熱希土類合金異方
    性磁石粉末。
  2. 【請求項2】異方性希土類磁石粉末の表面に、Nd,D
    y,Tb,Pr の一種または2種以上で構成される合
    金(以下、M系元素合金という)からなるコーティング
    層を持つことを特徴とする耐熱希土類合金異方性磁石粉
    末。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のM系元素に対して、高温
    水素熱処理温度THに比べ融点TMが500°C≦TM≦T
    H+100°Cになるような元素(以下、L系元素とい
    う)の一種もしくは2種以上を合金化させた合金(以
    下、ML系合金という)からなるコーティング層を持つ
    ことを特徴とする耐熱希土類合金異方性磁石粉末。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のM系元素合金に、L系元
    素の一種もしくは2種以上を合金化させたML系合金か
    らなるコーティング層を持つことを特徴とする耐熱希土
    類合金異方性磁石粉末。
  5. 【請求項5】異方性希土類磁石粉末の表面に、DyCo
    合金からなるコーティング層を持つことを特徴とする耐
    熱希土類合金異方性磁石粉末
  6. 【請求項6】異方性希土類磁石粉末の表面に、当該異方
    性希土類磁石粉末の正方晶構造R2Fe14B型化合物
    (Rはイットリウムを含む希土類元素のうち1種または
    2種以上からなる希土類元素)のRの一部と、すくなく
    ともM系元素(Nd,Dy,Tb)のうち1種または2
    種以上が置換した拡散層を持つことを特徴とする耐熱希
    土類合金異方性磁石粉末。
  7. 【請求項7】正方晶構造R2Fe14B型化合物(Rは
    イットリウムを含む希土類元素のうち1種または2種以
    上からなる希土類元素)からなる異方性希土類磁石粉末
    と、M系元素粉末、M系元素合金粉末、又は、ML系合
    金粉末の両者を、at%比X=m/(r+m)×100
    (mはM系元素、M系元素合金、又は、ML系合金にお
    けるM系元素の全at%)(rは異方性希土類磁石粉末
    中における希土類元素の全at%)を0.03<X<2
    4に特定して混合し、該混合物を真空中あるいは不活性
    ガス雰囲気中において熱処理温度TDを400℃≦TD
    高温水素処理温度TH+50°Cに保持することを特徴と
    する耐熱希土類合金異方性磁石粉末の製造方法.
  8. 【請求項8】正方晶構造R2Fe14B型化合物(Rは
    イットリウムを含む希土類元素のうち1種または2種以
    上からなる希土類元素)からなる異方性希土類磁石粉末
    と、M系元素水素化物粉末、M系元素合金水素化物粉
    末、又は、ML系合金水素化物粉末の両者を、at%比
    X= m/(r+m)×100(mはM系元素、M系元素
    合金、又は、ML系合金におけるM系元素の全at%)
    (rは異方性希土類磁石粉末中における希土類元素の全
    at%)を0.03<X<24に特定して混合し、該混
    合物を真空中あるいは不活性ガス雰囲気中において熱処
    理温度TDを400℃≦TD≦高温水素処理温度TH+5
    0°Cに保持することを特徴とする耐熱希土類合金異方
    性磁石粉末の製造方法.
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれかの耐熱希土類合金
    異方性磁石粉末に樹脂または低融点金属を混合し成形固
    化するボンド磁石の製造方法.
JP26414998A 1998-09-18 1998-09-18 耐熱希土類合金異方性磁石粉末 Expired - Lifetime JP3865180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26414998A JP3865180B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 耐熱希土類合金異方性磁石粉末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26414998A JP3865180B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 耐熱希土類合金異方性磁石粉末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000096102A true JP2000096102A (ja) 2000-04-04
JP3865180B2 JP3865180B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=17399154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26414998A Expired - Lifetime JP3865180B2 (ja) 1998-09-18 1998-09-18 耐熱希土類合金異方性磁石粉末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3865180B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1191553A2 (en) * 2000-09-20 2002-03-27 Aichi Steel Corporation Manufacturing method of an anisotropic magnet powder, precursory anisotropic magnet powder and bonded magnet
WO2002035691A1 (fr) * 2000-10-25 2002-05-02 Nec Tokin Corporation Noyau magnetique, composant de bobine le contenant, et circuit de source d"energie
JP2002359127A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nec Tokin Corp 磁心、磁心を用いた線輪部品、及び電源回路
JP2007288021A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Hitachi Metals Ltd R−Fe−B系希土類焼結磁石の製造方法
JPWO2006112403A1 (ja) * 2005-04-15 2008-12-11 日立金属株式会社 希土類焼結磁石とその製造方法
JP2009049378A (ja) * 2007-07-24 2009-03-05 Nissan Motor Co Ltd 磁性体成形体およびその製造方法
JP2009224671A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Nitto Denko Corp 永久磁石及び永久磁石の製造方法
JP2011023436A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Fuji Electric Holdings Co Ltd 永久磁石用磁石粉末の製造方法、永久磁石粉末及び永久磁石
WO2011070847A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 愛知製鋼株式会社 希土類異方性磁石粉末およびその製造方法とボンド磁石
WO2011145674A1 (ja) * 2010-05-20 2011-11-24 独立行政法人物質・材料研究機構 希土類永久磁石の製造方法および希土類永久磁石
CN102592818A (zh) * 2011-01-14 2012-07-18 通用汽车环球科技运作有限责任公司 利用dy或tb制造nd-fe-b烧结的磁体的方法
CN102640238A (zh) * 2009-12-09 2012-08-15 爱知制钢株式会社 稀土类各向异性磁铁及其制造方法
KR101341344B1 (ko) 2012-02-08 2013-12-13 한양대학교 산학협력단 자기특성이 향상된 R-Fe-B계 소결자석 및 이의 제조방법
JP2018123414A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社豊田中央研究所 磁性粉およびその製造方法
CN109087767A (zh) * 2018-08-08 2018-12-25 杭州电子科技大学 一种晶界原位扩散纳米级扩散物的钕铁硼磁体及其制备方法
KR20220001458A (ko) * 2020-06-29 2022-01-05 그리렘 하이-테크 캄파니 리미티드 개질 소결 네오디뮴-철-붕소 자석 및 그 제조 방법과 응용

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002093610A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Aichi Steel Works Ltd 異方性磁石粉末の製造方法、異方性磁石粉末の原料粉末およびボンド磁石
EP1191553A3 (en) * 2000-09-20 2003-07-30 Aichi Steel Corporation Manufacturing method of an anisotropic magnet powder, precursory anisotropic magnet powder and bonded magnet
US6709533B2 (en) 2000-09-20 2004-03-23 Aichi Steel Corporation Manufacturing method of an anisotropic magnet powder, precursory anisotropic magnet powder and bonded magnet
EP1191553A2 (en) * 2000-09-20 2002-03-27 Aichi Steel Corporation Manufacturing method of an anisotropic magnet powder, precursory anisotropic magnet powder and bonded magnet
WO2002035691A1 (fr) * 2000-10-25 2002-05-02 Nec Tokin Corporation Noyau magnetique, composant de bobine le contenant, et circuit de source d"energie
US6611187B2 (en) 2000-10-25 2003-08-26 Nec Tokin Corporation Magnetic core, coil assembly and power supply circuit using the same
JP2002359127A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nec Tokin Corp 磁心、磁心を用いた線輪部品、及び電源回路
JP4748163B2 (ja) * 2005-04-15 2011-08-17 日立金属株式会社 希土類焼結磁石とその製造方法
JPWO2006112403A1 (ja) * 2005-04-15 2008-12-11 日立金属株式会社 希土類焼結磁石とその製造方法
JP2007288021A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Hitachi Metals Ltd R−Fe−B系希土類焼結磁石の製造方法
JP4742966B2 (ja) * 2006-04-19 2011-08-10 日立金属株式会社 R−Fe−B系希土類焼結磁石の製造方法
JP2009049378A (ja) * 2007-07-24 2009-03-05 Nissan Motor Co Ltd 磁性体成形体およびその製造方法
JP2009224671A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Nitto Denko Corp 永久磁石及び永久磁石の製造方法
US9275778B2 (en) 2008-03-18 2016-03-01 Nitto Denko Corporation Permanent magnet and method for manufacturing the same
JP2011023436A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Fuji Electric Holdings Co Ltd 永久磁石用磁石粉末の製造方法、永久磁石粉末及び永久磁石
CN102640238A (zh) * 2009-12-09 2012-08-15 爱知制钢株式会社 稀土类各向异性磁铁及其制造方法
WO2011070847A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 愛知製鋼株式会社 希土類異方性磁石粉末およびその製造方法とボンド磁石
US9640319B2 (en) 2009-12-09 2017-05-02 Aichi Steel Corporation Anisotropic rare earth magnet powder, method for producing the same, and bonded magnet
US10607755B2 (en) 2009-12-09 2020-03-31 Aichi Steel Corporation Anisotropic rare earth magnet powder, method for producing the same, and bonded magnet
WO2011145674A1 (ja) * 2010-05-20 2011-11-24 独立行政法人物質・材料研究機構 希土類永久磁石の製造方法および希土類永久磁石
CN102918611A (zh) * 2010-05-20 2013-02-06 独立行政法人物质·材料研究机构 稀土类永磁体的制造方法和稀土类永磁体
CN102592818A (zh) * 2011-01-14 2012-07-18 通用汽车环球科技运作有限责任公司 利用dy或tb制造nd-fe-b烧结的磁体的方法
JP2012151442A (ja) * 2011-01-14 2012-08-09 Gm Grobal Technology Operations Llc Dyまたはtbを用いてnd−fe−b焼結磁石を作製する方法
KR101341344B1 (ko) 2012-02-08 2013-12-13 한양대학교 산학협력단 자기특성이 향상된 R-Fe-B계 소결자석 및 이의 제조방법
JP2018123414A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社豊田中央研究所 磁性粉およびその製造方法
CN109087767A (zh) * 2018-08-08 2018-12-25 杭州电子科技大学 一种晶界原位扩散纳米级扩散物的钕铁硼磁体及其制备方法
KR20220001458A (ko) * 2020-06-29 2022-01-05 그리렘 하이-테크 캄파니 리미티드 개질 소결 네오디뮴-철-붕소 자석 및 그 제조 방법과 응용
KR102487787B1 (ko) * 2020-06-29 2023-01-27 그리렘 하이-테크 캄파니 리미티드 개질 소결 네오디뮴-철-붕소 자석 및 그 제조 방법과 응용

Also Published As

Publication number Publication date
JP3865180B2 (ja) 2007-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4975130A (en) Permanent magnet materials
JP7418598B2 (ja) 重希土類合金、ネオジム鉄ホウ素永久磁石材料、原料及び製造方法
JP3865180B2 (ja) 耐熱希土類合金異方性磁石粉末
JP4700578B2 (ja) 高抵抗希土類系永久磁石の製造方法
WO2004029997A1 (ja) R−t−b系希土類永久磁石及び磁石組成物
WO2004029996A1 (ja) R−t−b系希土類永久磁石
JP5288276B2 (ja) R−t−b系永久磁石の製造方法
JP2586198B2 (ja) 磁気的異方性および耐食性に優れた希土類―Fe―B系永久磁石粉末およびボンド磁石
JP2576671B2 (ja) 磁気的異方性および耐食性に優れた希土類ーFeーB系永久磁石粉末およびボンド磁石
JP4076178B2 (ja) R−t−b系希土類永久磁石
JPH04245403A (ja) 希土類−Fe−Co−B系異方性磁石
WO2012029527A1 (ja) R-t-b系希土類永久磁石用合金材料、r-t-b系希土類永久磁石の製造方法およびモーター
JP2024023206A (ja) 異方性希土類焼結磁石及びその製造方法
JP2024020341A (ja) 異方性希土類焼結磁石及びその製造方法
JP2576672B2 (ja) 磁気的異方性および耐食性に優れた希土類ーFeーCoーB系永久磁石粉末およびボンド磁石
US4854979A (en) Method for the manufacture of an anisotropic magnet material on the basis of Fe, B and a rare-earth metal
JPH0616445B2 (ja) 永久磁石材料及びその製造方法
JP3196224B2 (ja) 希土類−Fe−Co−B系異方性磁石
JP2586199B2 (ja) 磁気的異方性および耐食性に優れた希土類―Fe―Co―B系永久磁石粉末およびボンド磁石
JP4650218B2 (ja) 希土類系磁石粉末の製造方法
JP7401479B2 (ja) 希土類異方性磁石粉末およびその製造方法
JP3178848B2 (ja) 永久磁石の製造方法
JP2579787B2 (ja) 永久磁石の製造法
JP2000216015A (ja) 複合型硬磁性材料およびその製造方法
JP3086334B2 (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term