JP2000095964A - チタニルオキシフタロシアニン及びその製造方法、並びにそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

チタニルオキシフタロシアニン及びその製造方法、並びにそれを用いた電子写真感光体

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JP2000095964A
JP2000095964A JP26908398A JP26908398A JP2000095964A JP 2000095964 A JP2000095964 A JP 2000095964A JP 26908398 A JP26908398 A JP 26908398A JP 26908398 A JP26908398 A JP 26908398A JP 2000095964 A JP2000095964 A JP 2000095964A
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tiopc
titanyloxyphthalocyanine
terphenyl
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JP26908398A
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Tamotsu Horiuchi
保 堀内
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真特性として、帯電電位が高く高感度
で、かつ繰返し使用しても諸特性が変化せず安定した性
能を発揮できる新規な結晶形のTiOPcを、ハロゲン
物質を用いずに製造する条件を提供すること。 【解決手段】アモルファス性TiOPcを、水とm−タ
ーフェニルを含む溶媒で結晶転移する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも水とm
−ターフェニルを含有する溶媒中で結晶転移することを
特徴とする新規な結晶形を有するチタニルオキシフタロ
シアニン(以下、「TiOPc」と略記する)及びその
製造方法、並びにそれを用いた電子写真感光体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の利用は複写機の分
野に限らず、印刷版材、スライドフィルム、マイクロフ
ィルム等の、従来では写真技術が使われていた分野へ広
がり、またレーザーやLED、CRTを光源とする高速
プリンターへの応用も検討されている。また最近では光
導電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えば静電記
録素子、センサー材料、EL素子等への応用も検討され
始めた。従って光導電性材料及びそれを用いた電子写真
感光体に対する要求も高度で幅広いものになりつつあ
る。これまで電子写真方式の感光体としては無機系の光
導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸化亜
鉛、シリコン等が知られており、広く研究され、かつ実
用化されている。これらの無機物質は多くの長所を持っ
ているのと同時に、種々の欠点をも有している。例えば
セレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で結晶化
しやすいという欠点があり、硫化カドミウムや酸化亜鉛
は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては帯電
性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更に、セ
レンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。
【0003】これに対し、有機系の光導電性物質は成膜
性がよく、可撓性も優れていて、軽量であり、透明性も
よく、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感
光体の設計が容易である等の利点を有していることか
ら、次第にその実用化が注目を浴びている。
【0004】ところで、電子写真技術に於て使用される
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないこと等である。
【0005】しかしながら、今日まで有機系光導電性物
質としてポリビニルカルバゾールを始めとする光導電性
ポリマーに関して多くの研究がなされてきたが、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、また
上述の感光体としての基本的な性質を十分に具備してい
るとはいい難い。
【0006】一方、有機系の低分子光導電性化合物につ
いては、感光体形成に用いる結着剤等を選択することに
より、皮膜性や接着性、可撓性等機械的強度に優れた感
光体を得ることができ得るものの、高感度の特性を保持
し得るのに適した化合物を見出すことは困難である。
【0007】このような点を改良するために電荷発生機
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
【0008】このうち、電荷発生機能を担当する物質と
しては、フタロシアニン顔料、スクエアリウム系染料、
アゾ顔料、ペリレン系顔料等の多種の物質が検討され、
中でもアゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、
高い電荷発生効率が期待できることから広く研究され、
実用化も進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料にお
いては、分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明ら
かになっていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適
の構造を探索しているのが実情であるが、先に掲げた感
光体として求められている基本的な性質や高い耐久性等
の要求を十分に満足するものは、未だ得られていない。
【0009】また、近年従来の白色光のかわりにレーザ
ー光を光源として、高速化、高画質化、ノンインパクト
化を長所としたレーザービームプリンター等が、情報処
理システムの進歩と相まって広く普及するに至り、その
要求に耐えうる材料の開発が要望されている。特にレー
ザー光の中でも近年コンパクトディスク、光ディスク等
への応用が増大し技術進歩が著しい半導体レーザーは、
コンパクトでかつ信頼性の高い光源材料としてプリンタ
ー分野でも積極的に応用されてきた。この場合の光源の
波長は780nm前後であることから、780nm前後
の長波長光に対して高感度な特性を有する感光体の開発
が強く望まれている。その中で、特に近赤外領域に光吸
収を有するフタロシアニン類を使用した感光体の開発が
盛んに行われている。
【0010】フタロシアニン類は、中心金属の種類によ
り吸収スペクトルや光導電性が異なるだけでなく、同じ
中心金属を有するフタロシアニンでも、結晶形によって
これらの諸特性に差が生じ、特定の結晶形が電子写真感
光体に選択されていることが報告されている。
【0011】TiOPcを例にとると、特開昭61−2
17050号公報では、X線回折スペクトルにおけるブ
ラッグ角(2θ±0.2°)が7.6°、10.2°、
22.3°、25.3°、28.6°に主たる回折ピー
クを有するα形TiOPc、特開昭62−67094号
公報には9.3°、10.6°、13.2°、15.1
°、15.7°、16.1°、20.8°、23.3
°、26.3°、27.1°に主たる回折ピークを有す
るβ形TiOPcが報告されているが、これらは要求さ
れる高い特性を十分満足していない。
【0012】特開昭64−17066号公報には9.5
°、9.7°、11.7°、15.0°、23.5°、
24.1°、27.3°に主たる回折ピークを有する、
比較的良好な感度を示すY形TiOPcが報告されてい
る。この結晶形に関する合成法は、アシッドペースティ
ング処理したα形TiOPcの水性懸濁液を塩素化ベン
ゼン溶媒を用いて結晶転移することが、特開昭63−2
0365号公報に報告されている。また、特開平3−3
5245号公報にはアモルファス性TiOPcの水性懸
濁液を、o−ジクロロベンゼンや1,2−ジクロロエタ
ンを用いて結晶転移することが報告されている。しか
し、ここで使用されている塩素化ベンゼンのようなハロ
ゲン物質は、ダイオキシンの発生等、近年の環境問題を
考慮すると好ましくない。
【0013】一方、ハロゲン物質を含有しない製造方法
として、シクロヘキサノンやテトラヒドロフラン、ある
いはシクロヘキサノールを用いた結晶転移方法が特開平
3−35064号公報から、トルエンやキシレン等の芳
香族炭化水素、あるいはミルセンやリモネン、そしてテ
ルピネン等のモノテルペン系溶媒を用いた結晶転移方法
が特開平3−134065号公報から報告されている。
しかし、これらの製造方法によって得たTiOPcは、
何れも感度が低い。
【0014】以上述べたように電子写真感光体の作製に
は種々の改良が成されてきたが、製造中にハロゲン物質
を使用しなければ良好な特性が得られず、先に掲げた感
光体として要求される基本的な性質や高い耐久性等の要
求を十分に満足するものは未だ得られていないのが現状
である。また、今までの製造方法は、何れも室温で液体
状態のものを使用する概念しか報告されていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、帯電
電位が高く高感度で、かつ繰返し使用しても諸特性が変
化せず安定した性能を発揮できる電子写真感光体及びそ
れに用いるTiOPcを提供することであり、製造過程
においてハロゲン物質を全く使用しないことを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、水とm−ターフェニルを
用いて結晶転移することにより、新規な結晶形を有する
TiOPcを得ることが可能であり、かつ良好な電子写
真特性を有するに至った。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるTiOPc
は、公知の製造方法を使用することができる。製造方法
としては、F.H.Moser、A.L.Thomas著「Phthalocyanine Co
mpounds」(1963年)に製造方法が記載されており、この方
法に従えばTiOPcは容易に得られる。例えば、フタ
ロジニトリルと四塩化チタンとの縮合反応による製造方
法、あるいはPB85172.FIAT.FINAL
REPORT 1313.Feb.1.1948や特開
平1−142658号公報、特開平1−221461号
公報に記載されている、1,3−ジイミノイソインドリ
ンとテトラアルコキシチタンとの反応により製造する方
法等が挙げられる。また、反応に用いる有機溶媒として
は、α−クロロナフタレン、β−クロロナフタレン、α
−メチルナフタレン、メトキシナフタレン、ジフェニル
ナフタレン、エチレングリコールジアルキルエーテル、
キノリン、スルホラン、ジクロロベンゼン、N−メチル
−2−ピロリドン、ジクロロトルエン等の反応不活性な
高沸点の溶媒が望ましい。
【0018】上述の方法によって得たTiOPcを、
酸、アルカリ、アセトン、メタノール、エタノール、メ
チルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ピリジン、キ
ノリン、スルホラン、α−クロロナフタレン、トルエ
ン、キシレン、ジオキサン、クロロホルム、ジクロロエ
タン、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、あるいは水等により精製して電子写真用
途に用い得る高純度のフタロシアニン類が得られる。精
製法としては、洗浄法、再結晶法、ソックスレー等の抽
出法、及び熱懸濁法、昇華法等がある。また、精製方法
はこれらに限定されるものではなく、未反応物や反応副
生成物を取り除く作業であれば何れでもよい。
【0019】本発明で使用されるアモルファス性TiO
Pcは、機械的摩砕法、あるいはアシッドペースティン
グ法等、アモルファス化できるものであれば何れであっ
てもよい。機械的摩砕処理としては、ボールミル、自動
乳鉢、ペイントコンディショナー等における乾式ミリン
グ方法が挙げられる。摩砕助剤としてはガラスビーズ、
ジルコニアビーズ、あるいは食塩等が挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。アシッドペースティン
グ法としては、TiOPcを硫酸等の強酸に溶解し、そ
の溶液を水等の貧溶媒に注ぎ込んで粒子化する方法であ
る。また、アモルファス化する前のTiOPcの結晶形
は、何を使用しても構わない。
【0020】TiOPcを結晶転移させる際の、TiO
Pcと水の比は、TiOPc1重量部に対して、2重量
部以上、100重量部以下が好ましいが、TiOPcを
分散できる範囲であればこの範囲に限定されるものでは
ない。同様に、TiOPcとm−ターフェニルの比は、
TiOPc100重量部に対して、m−ターフェニル1
0重量部以上、5000重量部以下が好ましく、50重
量部以上、500重量部以下がより好ましい。
【0021】また、m−ターフェニルは種々の有機溶媒
と組み合わせることが可能である。組み合わせることが
できる有機溶媒として具体的には、メタノール、エタノ
ール、あるいは2−プロパノール等のアルコール系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン、あるいはメチルイ
ソブチルケトン等のケトン系溶媒、ギ酸エチル、酢酸エ
チル、あるいは酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒、ジ
エチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキソラン、ジオキサン、あるいはアニソール等
のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、あるいはN−メチル−
2−ピロリドン等のアミド系溶媒、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、ブロモホルム、ヨウ化メチル、ジクロロエ
タン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロ
ベンゼン、o−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、
ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、あるいはα−クロロ
ナフタレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、n−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−オクタン、1,5−ヘキサジエ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘ
キサジエン、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−
キシレン、p−キシレン、エチルベンゼン、クメン、あ
るいはテルピノレン等の炭化水素系溶媒を挙げることが
できる。特にその中でも、ケトン系溶媒、炭化水素系溶
媒が好ましい。これらは単独、あるいは2種以上の混合
溶媒として使用することができる。
【0022】上記に示した有機溶媒を用いて結晶転移す
る際、m−ターフェニルと有機溶媒の比は、m−ターフ
ェニル100重量部に対して、1000重量部以下が好
ましく、200重量部以下がより好ましい。
【0023】これらを用い、アモルファス性TiOPc
を、目的の結晶形へ転移する温度としては、86℃以
上、100℃以下が好ましい。86℃はm−ターフェニ
ルの融点に相当し、100℃は水の沸点に相当するため
である。また、この結晶転移においては撹拌しながら行
うことがより好ましい。撹拌する方法としては、スター
ラー、ボールミル、ペイントコンディショナー、サンド
ミル、アトライター、ディスパーザー、あるいは超音波
分散等が挙げられるが、撹拌処理を行えれば何でもよ
く、これらに限定されるものではない。転移に要する時
間は、5秒以上、120時間以下が好ましく、10秒以
上、50時間以下がより好ましく、1分以上、50時間
が更に好ましい。
【0024】また、場合によっては界面活性剤を添加し
てもよい。界面活性剤としては、カチオン系、ノニオン
系、あるいはアニオン系の何れでもよい。添加量として
は、TiOPc100重量部に対して0.001重量部
以上、50重量部以下が好ましく、0.5重量部以上、
5重量部以下がより好ましい。
【0025】本発明の電子写真感光体の形態は、その何
れを用いることもできる。例えば、導電性支持体上に電
荷発生物質、電荷輸送物質、及びフィルム形成性結着剤
樹脂からなる感光層を設けたものがある。また、導電性
支持体上に、電荷発生物質と結着剤樹脂からなる電荷発
生層と、電荷輸送物質と結着剤樹脂からなる電荷輸送層
を設けた積層型の感光体も知られている。電荷発生層と
電荷輸送層はどちらが上層となっても構わない。また、
必要に応じて導電性支持体と感光層の間に下引き層を、
感光体表面にオーバーコート層を、積層型感光体の場合
は電荷発生層と電荷輸送層との間に中間層を設けること
もできる。本発明の化合物を用いて感光体を作製する支
持体としては、金属製ドラム、金属板、導電性加工を施
した紙やプラスチックフィルムのシート状、ドラム状あ
るいはベルト状の支持体等が使用される。
【0026】本発明の電子写真感光体における電荷発生
物質としては、CuKα1.541オンク゛ストロームのX線に
対するブラッグ角(2θ±0.2°)が13.5°、1
4.2°、18.0°、24.0°、27.2°にピー
クを有し、更に8.9°〜9.7°にピークの集合体が
存在する本発明のTiOPcが最適である。
【0027】本発明の新規なTiOPcは、他の電荷発
生物質と組み合わせて使用してもよい。使用してもよい
電荷発生物質としては、トリフェニルメタン系染料、ザ
ンセン系染料、アクリジン系染料、チアジン系染料、ピ
リリウム系染料、アズレニウム系染料、チイリウム系染
料、シアニン系染料、スクエアリウム系染料、ピロロピ
ロール系染料、多環キノン系顔料、ペリレン系顔料、ペ
リノン系顔料、アントラキノン系顔料、ジオキサジン系
顔料、アゾ顔料、あるいはフタロシアニン類等が挙げら
れる。これらは、単独、あるいは2種以上の混合物とし
て用いることができる。
【0028】本発明の電子写真感光体における感光層を
形成するために用いるバインダーであるフィルム形成性
結着剤樹脂としては、利用分野に応じて種々のものが挙
げられる。例えば複写用感光体の用途では、ポリスチレ
ン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビ・クロトン酸共重合体
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹
脂、ポリアリレート樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂あるいはポリ塩化
ビニル樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリスチ
レン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂等は感
光体としての電位特性に優れている。また、これらの樹
脂は、単独あるいは共重合体の何れでもよく、これらは
単独、あるいは2種以上の混合物として用いることがで
きる。
【0029】感光層に含まれるこれらの樹脂は、TiO
Pcに対して10〜500重量%が好ましく、50〜1
50重量%がより好ましい。樹脂の比率が高くなりすぎ
ると電荷発生効率が低下し、また樹脂の比率が低くなり
すぎると成膜性に問題が生じる。
【0030】これらのバインダーの中には、引っ張り、
曲げ、圧縮等の機械的強度に弱いものがある。この性質
を改良するために、可塑性を与える物質を加えることが
できる。具体的には、フタル酸エステル(例えばDO
P、DBP等)、リン酸エステル(例えばTCP、TO
P等)、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニ
トリルゴム、塩素化炭化水素等が挙げられる。これらの
物質は、必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を
及ぼすので、その割合はバインダー100重量部に対し
20重量部以下が好ましい。
【0031】その他、感光体中への添加物として酸化防
止剤やカール防止剤等、塗工性の改良のためレベリング
剤等を必要に応じて添加することができる。
【0032】本発明の感光体に使用される電荷輸送物質
には正孔輸送物質と電子輸送物質がある。前者の例とし
ては、例えば特公昭34−5466号公報等に示されて
いるオキサジアゾール類、特公昭45−555号公報等
に示されているトリフェニルメタン類、特公昭52−4
188号公報等に示されているピラゾリン類、特公昭5
5−42380号公報等に示されているヒドラゾン類、
特開昭56−123544号公報等に示されているオキ
サジアゾール類、特開昭54−58445号公報に示さ
れているテトラアリールベンジジン類、特開昭58−6
5440号公報、あるいは特開昭60−98437号公
報に示されているスチルベン類等を挙げることができ
る。その中でも、本発明に使用される電荷輸送物質とし
ては、特開昭60−24553号公報、特開平2−96
767号公報、特開平2−183260号公報、並びに
特開平2−226160号公報に示されているヒドラゾ
ン類、特開平2−51162号公報、並びに特開平3−
75660号公報に示されているスチルベン類が特に好
ましい。また、これらは単独、あるいは2種以上の混合
物として用いることができる。
【0033】一方、電子輸送物質としては、例えばクロ
ラニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメ
タン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8
−トリニトロチオキサントン、1,3,7−トリニトロ
ジベンゾチオフェン、あるいは1,3,7−トリニトロ
ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド等がある。こ
れらの電荷輸送物質は単独、あるいは2種以上の混合物
として用いることができる。
【0034】また、更に増感効果を増大させる増感剤と
して、ある種の電子吸引性化合物を添加することもでき
る。この電子吸引性化合物としては例えば、2,3−ジ
クロロ−1,4−ナフトキノン、1−ニトロアントラキ
ノン、1−クロロ−5−ニトロアントラキノン、2−ク
ロロアントラキノン、フェナントレンキノン等のキノン
類、4−ニトロベンズアルデヒド等のアルデヒド類、9
−ベンゾイルアントラセン、インダンジオン、3,5−
ジニトロベンゾフェノン、あるいは3,3′,5,5′
−テトラニトロベンゾフェノン等のケトン類、無水フタ
ル酸、4−クロロナフタル酸無水物等の酸無水物、テレ
フタラルマロノニトリル、9−アントリルメチリデンマ
ロノニトリル、4−ニトロベンザルマロノニトリル、あ
るいは4−(p−ニトロベンゾイルオキシ)ベンザルマ
ロノニトリル等のシアノ化合物、3−ベンザルフタリ
ド、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)フタリ
ド、あるいは3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)
−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等のフタリド
類等を挙げることができる。
【0035】電荷輸送層に含有されるこれらのバインダ
ーは、電荷輸送物質1重量部に対して0.001重量部
以上、20重量部以下が好ましく、0.01重量部以
上、5重量部以下がより好ましい。バインダーの比率が
高すぎると感度が低下し、また、バインダーの比率が低
くなりすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を招く
おそれがある。
【0036】本発明の電子写真感光体は、形態に応じて
上記の種々の添加物質を溶媒中に溶解または分散し、そ
の塗布液を先に述べた導電性支持体上に塗布し、乾燥し
て感光体を製造することができる。分散液を作製する際
に好ましい溶媒としては、水、メタノール、エタノー
ル、あるいは2−プロパノール等のアルコール系溶媒、
アセトン、メチルエチルケトン、あるいはメチルイソブ
チルケトン等のケトン系溶媒、ギ酸エチル、酢酸エチ
ル、あるいは酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒、ジエ
チルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキソラン、ジオキサン、あるいはアニソール等
のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、あるいはN−メチル−
2−ピロリドン等のアミド系溶媒、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、ブロモホルム、ヨウ化メチル、ジクロロエ
タン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロ
ベンゼン、o−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、
ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、あるいはα−クロロ
ナフタレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、n−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−オクタン、1,5−ヘキサジエ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘ
キサジエン、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−
キシレン、p−キシレン、エチルベンゼン、あるいはク
メン等の炭化水素系溶媒を挙げることができる。特にそ
の中でも、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系
溶媒、あるいはハロゲン化炭化水素系溶媒が好ましく、
これらは単独、あるいは2種以上の混合溶媒として用い
ることができる。
【0037】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0038】合成例1 アモルファス性TiOPc1.0g、水28.0gを1
00mlフラスコに入れ、90℃で加熱撹拌した。10
分後、m−ターフェニル2.0gを添加し、同温で加熱
撹拌した。1時間後反応を停止し、室温まで放冷した。
結晶を濾取し、メタノールで洗浄した。その結果、0.
9gの結晶が得られた。得られた結晶形はCuKα線を
用いたX線回折スペクトル(理学電機製X線回折装置R
AD−Cシステム)を測定することにより結晶形を確認
した。測定結果を図1に示す。 測定条件 X線管球 : Cu 電圧 : 40.0KV 電流 : 100.0mA スタート角度 : 3.0deg. ストップ角度 : 40.0deg. ステップ角度 : 0.02deg. 図1より、この結晶形は、ブラッグ角(2θ±0.2
°)が13.5°、14.2°、18.0°、24.0
°、27.2°にピークを有し、更に8.9°〜9.7
°にピークの集合体が存在しており、TiOPcの新規
な結晶形であることがわかる。
【0039】合成例2 m−ターフェニル2.0gを、m−ターフェニル1.0
g、n−オクタン1.0gに変更した以外は合成例1と
同様にして結晶転移を行った。その結果、0.9gの結
晶が得られた。この結晶形のX線回折スペクトルは図1
と同様であった。
【0040】合成例3 m−ターフェニル2.0gを、m−ターフェニル1.0
g、テルピノレン1.0gに変更した以外は合成例1と
同様にして結晶転移を行った。その結果、0.9gの結
晶が得られた。この結晶形のX線回折スペクトルは図1
と同様であった。
【0041】合成例4 m−ターフェニル2.0gを、m−ターフェニル1.0
g、シクロヘキサノン1.0gに変更した以外は合成例
1と同様にして結晶転移を行った。その結果、0.9g
の結晶が得られた。この結晶形のX線回折スペクトルは
図1と同様であった。
【0042】比較合成例1 m−ターフェニル2.0gを、n−オクタン2.0gに
変更した以外は合成例1と同様にして結晶転移を行っ
た。その結果、0.9gの結晶が得られた。この結晶形
のX線回折スペクトルを図2に示す。
【0043】比較合成例2 m−ターフェニル2.0gを、テルピノレン2.0gに
変更した以外は合成例1と同様にして結晶転移を行っ
た。その結果、0.9gの結晶が得られた。この結晶形
のX線回折スペクトルを図3に示す。
【0044】比較合成例3 m−ターフェニル2.0gを、シクロヘキサノン2.0
gに変更した以外は合成例1と同様にして結晶転移を行
った。その結果、0.9gの結晶が得られた。この結晶
形のX線回折スペクトルを図4に示す。
【0045】比較合成例4 m−ターフェニル2.0gを、o−ジクロロベンゼン
2.0gに変更した以外は合成例1と同様にして結晶転
移を行った。その結果、0.9gの結晶が得られた。こ
の結晶形のX線回折スペクトルを図5に示す。図5よ
り、この結晶が、Y形TiOPcであることがわかる。
【0046】
【化1】
【0047】実施例1 合成例1で得たTiOPc1重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡製バイロン220)1重量部、メチルエチルケ
トン100重量部をガラスビーズと共に1時間分散し
た。得られた分散液を、アプリケーターにてアルミ蒸着
ポリエステル上に塗布して乾燥し、膜厚約0.2μmの
電荷発生層を形成した。次に例示化合物(1)をポリア
リレート樹脂(ユニチカ製U−ポリマー)と1:1の重
量比で混合し、ジクロロエタンを溶媒として10重量%
の溶液を作製し、上記の電荷発生層の上にアプリケータ
ーで塗布して膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0048】この様にして作製した積層型感光体につい
て、静電記録試験装置(川口電機製EPA−8200)
を用いて電子写真特性の評価を行なった。 測定条件:印加電圧−4.7kV、スタティックNo. 3
(ターンテーブルの回転スピードモード:10m/mi
n )。その結果、帯電電位(V0)が−720V、半減
露光量(E1/2)が0.52ルックス・秒と非常に高感
度の値を示した。
【0049】更に同装置を用いて、帯電−除電(除電
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。1000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の帯電電位(V0)−720Vに対し、1000回
目の帯電電位(V0)は−700Vであり、繰返しによ
る電位の低下がほとんどなく安定した特性を示した。ま
た、1回目の半減露光量(E1/2)0.52ルックス・
秒に対して1000回目の半減露光量(E1/2)は0.
52ルックス・秒と変化がなく優れた特性を示した。
【0050】実施例2〜4 合成例1で得た新規なTiOPcを、表1に示す合成例
で得た新規なTiOPcに変更した以外は、実施例1と
同様にして感光体を作製した。電子写真特性を表1に示
す。
【0051】
【表1】
【0052】比較実施例1〜4 合成例1で得た新規なTiOPcを、表2に示す比較合
成例で得たTiOPcに変更した以外は、実施例1と同
様にして感光体を作製した。電子写真特性を表2に示
す。
【0053】
【表2】
【0054】表2より、比較合成例1〜4で得たTiO
Pcは、何れも比較的良好な感度を示したが、本発明の
新規な結晶形のTiOPcには及ばなかった。また、繰
り返し特性における劣化も大きいことがわかった。
【0055】実施例5 合成例1によって得た新規なTiOPc5重量部、テト
ラヒドロフラン100重量部をジルコニアビーズと共に
ボールミルで分散した。48時間後、こうして得た分散
液に、(1)で示される化合物50重量部、ポリカーボ
ネート樹脂(三菱ガス化学製PCZ−200)100重
量部、テトラヒドロフラン700重量部を加え、更にボ
ールミルで30分間分散処理を行った後、アプリケータ
ーにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗布し、膜厚約15
μmの感光層を形成した。この様にして作製した単層型
感光体の電子写真特性を、実施例1と同様にして評価し
た。ただし、印加電圧のみ+5kVに変更した。その結
果、1回目の帯電電位(V0)+420V、半減露光量
(E1/2)0.69ルックス・秒、1000回繰り返し
後の帯電電位(V0)+395V、半減露光量(E1/2)
0.70ルックス・秒と優れた特性を示した。
【0056】実施例6 実施例1で作製したTiOPcの新規な結晶形を含有す
る分散液、並びに比較実施例4で作製したY形TiOP
cを含有する分散液を透明フィルム(PET)上に塗布
し、乾燥した。得られたフィルムのUV吸収スペクトル
(島津製UV−3100、600〜900nm)を測定
した。測定結果を図9に示す。図9から明らかなよう
に、本発明のTiOPcの新規な結晶形は、比較実施例
4で作製したY形TiOPcのUV吸収スペクトルとは
大きく異なっていることがわかる。特に、約800〜9
00nm付近の波形に大きな違いが見出された。
【0057】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明の新規な結
晶形のTiOPcは、製造過程においてハロゲン物質を
全く使用する必要がない。そして、これを電荷発生物質
として使用することにより、優れた特性を有する電子写
真感光体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成例1で得た新規なTiOPcのX線回折ス
ペクトル。
【図2】比較合成例1で得たTiOPcのX線回折スペ
クトル。
【図3】比較合成例2で得たTiOPcのX線回折スペ
クトル。
【図4】比較合成例3で得たTiOPcのX線回折スペ
クトル。
【図5】比較合成例4で得たTiOPcのX線回折スペ
クトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/14 102 G03G 5/14 102B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CuKα1.541オンク゛ストロームのX線に
    対するブラッグ角(2θ±0.2°)が13.5°、1
    4.2°、18.0°、24.0°、27.2°にピー
    クを有し、更に8.9°〜9.7°にピークの集合体が
    存在することを特徴とするチタニルオキシフタロシアニ
    ン。
  2. 【請求項2】 アモルファス性チタニルオキシフタロシ
    アニンを、少なくとも水とm−ターフェニルを含有する
    溶媒中で処理することにより、CuKα1.541オンク゛
    ストロームのX線に対するブラッグ角(2θ±0.2°)が
    13.5°、14.2°、18.0°、24.0°、2
    7.2°にピークを有し、更に8.9°〜9.7°にピ
    ークの集合体が存在する結晶形に変換することを特徴と
    する新規なチタニルオキシフタロシアニンの製造方法。
  3. 【請求項3】 導電性支持体上に、請求項1記載のチタ
    ニルオキシフタロシアニンを電荷発生物質として、少な
    くとも1種含有する感光層を設けてなることを特徴とす
    る電子写真感光体。
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