JP2000095149A - フードラッチレリースケーブルの取付構造 - Google Patents
フードラッチレリースケーブルの取付構造Info
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- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
決めが確実にでき、組付作業が簡単なフードラッチレリ
ースケーブルの取付構造を提供する。 【解決手段】 フードラッチレリースレバー20とホル
ダー21とを備えたフードラッチレリースケーブル4を
ブラケット5の下端部に設けた切欠き9に挿入して組み
付けるフードラッチレリースケーブルの取付構造におい
て、上記ホルダー21に溝部32を形成し、ブラケット
5の下端部に凸部10を形成するとともに、この下端部
をフードラッチレリースレバー20の引張方向40に直
交する方向41に対して、引張方向40の反対側に屈曲
させ、ホルダー21をブラケット5にクリップ33を用
いて取り付ける。
Description
解除するためのフードラッチレリースケーブルの取付構
造に関する。
が配設されており、該エンジンルームはフードによって
覆われ、車両走行中などに開成しないようにロックされ
ている。このロックを解除するために、図10に示すよ
うに、従来、例えばフードラッチレリースケーブル10
1がインストルメントパネル102の運転席側の下方に
配設されている。図11は、上記フードラッチレリース
ケーブル101の取付状態を示す分解斜視図である。上
下方向に沿って縦長に形成されたフードロックオープナ
ーブラケット103が配設されており、該ブラケット1
03の下端部には、その中央に逆U字状の切欠き104
が、両側にはボルト穴105,105がそれぞれ形成さ
れている。一方、フードラッチレリースケーブル101
は、図11と図12に示すように、平面視略T字状のフ
ードラッチレリースレバー106と、該レバー106に
連設したホルダー107を備えており、このレバー10
6は、車幅方向に沿って配設された取手部108と、該
取手部108から前方に向けて延設した本体部109と
によって構成されている。上記フードラッチレリースケ
ーブル101を上記ブラケット103に組み付けるに
は、図12及び図13に示すように、ホルダー107の
ボルト穴110,110をブラケット103のボルト穴
105,105に合致させた状態で、これらのボルト穴
105,110にスクリューボルト111,111を挿
入し、ブラケット103の裏面に固着した溶接ナット1
12,112にスクリューボルト111,111を螺合
させればよい。
来のフードラッチレリースケーブルの取付構造において
は、フードラッチレリースレバー106の取手部108
とホルダー107との間隔Lが小さく、かつ、取手部1
08の奥側からスクリューボルト111を螺合させなけ
ればならないため、フードラッチレリースケーブル10
1を取り付ける作業が困難で、時間がかかった。また、
ホルダー107をブラケット103に取り付ける際の位
置決めがないため、組み付け難かった。
れたものであって、その目的とするところは、ホルダー
をブラケットに取り付ける際に位置決めが確実にでき、
組付作業が簡単なフードラッチレリースケーブルの取付
構造を提供することにある。
め、本発明は、その前面側にフードラッチレリースレバ
ーを備え、背面側に、第1プレートを有するホルダーを
備えたフードラッチレリースケーブルをフードロックオ
ープナーブラケットの切欠きに挿入して組み付けるフー
ドラッチレリースケーブルの取付構造において、上記第
1プレートに連結部を介して第2プレートを配設するこ
とによって、これらの両プレートの間に溝部を形成し、
上記連結部を上記切欠きに挿入するとともに、上記溝部
にブラケットの切欠き近傍部を挿入することによって、
フードラッチレリースケーブルをブラケットに組み付け
るように構成している。
面側(車両後方側)にフードラッチレリースレバーを設
け、背面側(車両前方側)にホルダーを設けている。こ
のホルダーには、後側プレート等の第1プレートと、前
側プレート等の第2プレートとが連結部を介して接続さ
れている。また、上記切欠きはブラケットの下端部に限
定されずに側部等に設けても良く、上記溝部によって、
ホルダーをブラケットに取り付ける際の位置決め精度が
向上し、組み付け易くなる。本発明では、上記ブラケッ
トの切欠き近傍部に上記ホルダーの溝部に係合する凸部
を設けることができる。上記切欠き近傍部をホルダーの
溝部に係合した状態において、上記凸部によってホルダ
ーの位置決めを確実にしてずれ防止を図ることができ
る。本発明では、上記ブラケットのホルダー取付部を、
フードラッチレリースレバーの引張方向に直交する方向
に対して、引張方向の反対側に屈曲させることができ
る。上記ホルダー取付部とは、切欠き及びその近傍部を
いい、このホルダー取付部をレバーの引張方向の反対側
に、例えば約20°屈曲させることによって、レバーを
引っ張る荷重がかかった場合、ホルダーが抜け落ちる方
向と反対方向に移動する荷重が発生するため、ホルダー
が更に脱落しにくくなる。本発明では、上記ホルダーを
ブラケットにクリップを用いて取り付けるように構成す
ることができる。従来は、スクリューボルトによってホ
ルダーをブラケットに取り付けていたが、クリップを用
いる方が容易で組付時間を短縮することができる。
レリースケーブルの取付構造について図面を用いて詳細
に説明する。自動車の室内には、図1に示すように、そ
の前部にインストルメントパネル1が配設されており、
運転席側(図1の右側)には、スピードメーター等の計
器類2や回動可能なステアリングホイール3が配設され
ている。そして、該インストルメントパネル1の右側端
部の下方には、本発明に係るフードラッチレリースケー
ブル4が配設されている。このフードラッチレリースケ
ーブル4は、エンジン等を点検する際などに、通常時に
閉成されている自動車のフード(図示せず)のロックを
解除してフードを開成するために用いるものである。
ル4の組付状態について説明する。図2に示すように、
上下方向に沿って、縦長に形成されたフードロックオー
プナーブラケット5が配設されており、該ブラケット5
は、車両前方に突出した断面略コ字状のブラケット本体
部6と、該ブラケット本体部6の両端を車幅方向にそれ
ぞれ延設したフランジ部7とによって構成されている。
このフードロックオープナーブラケット5の下端部に、
フードラッチレリースケーブル4が取り付けられるよう
に構成されており、下端部の両側に位置するフランジ部
7,7にはクリップ穴8,8が各々穿設され、中央部に
位置するブラケット本体部6には逆U字状の切欠き9が
形成され、ブラケット5の下端部のフランジ部7,7と
切欠き9との間には、前方に向けて突設した凸部10,
10を形成している。一方、フードラッチレリースケー
ブル4は、図2に示すように、後方側のフードラッチレ
リースレバー20と前方側のホルダー21とを備えてお
り、該フードラッチレリースレバー20には、車幅方向
に沿った取手部22を設けている。上記ホルダー21の
構造について、図3〜図6を用いて説明する。
レート23と、該後側プレート23から前方に向けて延
設された連結部24と、該連結部24の前端に固定され
た前側プレート25と、該前側プレート25から前方に
向けて延設されたホルダー部26と、該ホルダー部26
の根元部に差し渡すように延設された、平面視略三角状
の脚部27,27とを備えている。上記後側プレート2
3の前面側(車両後方側)の面には、中央部に略円柱状
のレバー取付部28を突設し、該レバー取付部28の中
央にはレバー取付穴29が穿設されており、該レバー取
付穴29にレリースレバー20の前端が接続されるよう
に構成されている。このレバー取付部28の両側には、
上方にいくにつれて後方に傾斜したクリップ取付面3
0,30が形成され、該クリップ取付面30,30には
クリップ穴31,31が穿設されている。また、上記連
結部24は、図5及び図6に示すように、上部が略円柱
状で、下部が略直方体状に形成され、後側プレート23
の裏面側から前方に向けて突設しており、上部の略円柱
状の幅W1 の方が下部の幅W2 よりも大きく形成されて
いる。上記前側プレート25は、板厚が略同一な矩形状
の板状部材であり、図7に示すように、その幅W3 は、
上記後側プレート23に穿設した2つのクリップ穴3
1,31の間隔W4 よりも小さく形成されている。ま
た、図4に示すように、この前側プレート25は、後側
プレート23と間隔L1 を隔てて配設されているため、
これらの両プレート23,25間のうち、上記連結部2
4以外の空間が溝部32に形成されている。この溝部3
2の間隔は、上述した両プレート23,25間の間隔L
1 と同一である。上記ホルダー部26は、前側プレート
25の中央部から前方に向けて突設した円筒状の部材で
あり、該ホルダー部26の付け根には、前側プレート2
5との間に平面視略三角状の脚部27が補強用として配
設されている。
ーブル4をブラケット5に組み付ける手順について説明
する。図2に示すように、ブラケット5の切欠き9の下
方に上記連結部24が位置するように、上記フードラッ
チレリースケーブル4を配置する。次いで、該ケーブル
4を上昇させ、図7に示すように、上記連結部24を切
欠き9に挿入させるとともに、ホルダー21に形成され
た溝部32にブラケット5の凸部10を挿入して嵌合さ
せる。ここで、この凸部の高さT1 は、上記ホルダー2
1の溝部32の間隔L1 と略同一寸法に形成されてお
り、且つ、ブラケット5の切欠き9の幅W5 も上記連結
部24の幅W1 と略同一寸法に形成されている。したが
って、上記連結部24がガイドの役目を果たし、ホルダ
ー21をスムーズにブラケット5の切欠き9に嵌合させ
ることができ、また、嵌合したのちも、ホルダー21の
前後方向及び車幅方向の位置が確実に定まり、車幅方向
のずれ防止を図ることができる。さらに、この状態で、
ホルダー21のクリップ穴31,31とブラケット5の
クリップ穴8,8の位置とが合致するため、これらのク
リップ穴31,8にクリップ33を嵌合させれば、フー
ドラッチレリースケーブル4の取付作業が簡単に完了す
る。
下端部は、レリースレバー20の引張方向40に直交す
る方向41に対して引張方向40の反対側に、例えば約
20°の傾斜角θをもって屈曲している。これは、レリ
ースレバー20を引っ張る荷重fがかかった場合、ホル
ダー21が抜け落ちる方向と逆方向に移動する荷重qが
かかり、ホルダー21が脱落しにくくするためである。
即ち、図9に概念的に示すように、ブラケット5の下端
部には、レリースレバー20の引張荷重fが図の右方向
に働く一方、この引張荷重fの反力として、ブラケット
面に垂直な方向42に荷重p、及びブラケット5の面に
沿った斜め下向きの荷重qが働く。この斜め下向きの荷
重qによって、ブラケット5がホルダー21を上から押
さえつけるように作用するため、ホルダー21が脱落し
にくくなる。
レリースケーブルの取付構造によれば、該ケーブルを取
付ける作業において、位置決め精度が向上して組み付け
やすくなり、ケーブルのずれを防止することができる。
また、ブラケット下端部がレバーの引張方向と逆向きに
屈曲しているので、ホルダーがブラケットから脱落しに
くくなる。さらに、従来のスクリューボルトの代わりに
クリップを用いているため、取付作業が簡単になり、組
付時間の短縮にもなる。
取付部位を示す車両室内前部の正面図である。
取付状態を示す分解斜視図である。
構成するホルダーを示す斜視図である。
を示す概念図である。
部位を示す車両室内前部の正面図である。
状態を示す分解斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 その前面側にフードラッチレリースレバ
ーを備え、背面側に、第1プレートを有するホルダーを
備えたフードラッチレリースケーブルをフードロックオ
ープナーブラケットの切欠きに挿入して組み付けるフー
ドラッチレリースケーブルの取付構造において、上記第
1プレートに連結部を介して第2プレートを配設するこ
とによって、これらの両プレートの間に溝部を形成し、
上記連結部を上記切欠きに挿入するとともに、上記溝部
にブラケットの切欠き近傍部を挿入することによって、
フードラッチレリースケーブルをブラケットに組み付け
るように構成したことを特徴とするフードラッチレリー
スケーブルの取付構造。 - 【請求項2】 上記ブラケットの切欠き近傍部に上記ホ
ルダーの溝部に係合する凸部を設けたことを特徴とする
請求項1に記載のフードラッチレリースケーブルの取付
構造。 - 【請求項3】 上記ブラケットのホルダー取付部を、フ
ードラッチレリースレバーの引張方向に直交する方向に
対して、引張方向の反対側に屈曲させたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のフードラッチレリースケーブ
ルの取付構造。 - 【請求項4】 上記ホルダーをブラケットにクリップを
用いて取り付けるように構成したことを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載のフードラッチレリースケー
ブルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27279898A JP3928271B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | フードラッチレリースケーブルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27279898A JP3928271B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | フードラッチレリースケーブルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000095149A true JP2000095149A (ja) | 2000-04-04 |
JP3928271B2 JP3928271B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=17518903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27279898A Expired - Fee Related JP3928271B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | フードラッチレリースケーブルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3928271B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020022227A (ko) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | 이계안 | 자동차의 후드릴리스케이블 장착 구조 |
KR100837326B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2008-06-12 | 한라공조주식회사 | 자동차 프론트 엔드 모듈용 후드래치 어셈블리 |
CN104002872A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-27 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种机盖拉手的安装组件 |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP27279898A patent/JP3928271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20020022227A (ko) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | 이계안 | 자동차의 후드릴리스케이블 장착 구조 |
KR100837326B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2008-06-12 | 한라공조주식회사 | 자동차 프론트 엔드 모듈용 후드래치 어셈블리 |
CN104002872A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-27 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种机盖拉手的安装组件 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3928271B2 (ja) | 2007-06-13 |
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