JP2000094300A - 磁力線ビーム加工装置 - Google Patents

磁力線ビーム加工装置

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JP2000094300A
JP2000094300A JP10268116A JP26811698A JP2000094300A JP 2000094300 A JP2000094300 A JP 2000094300A JP 10268116 A JP10268116 A JP 10268116A JP 26811698 A JP26811698 A JP 26811698A JP 2000094300 A JP2000094300 A JP 2000094300A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非磁性体のワークを短時間で、高精度かつ効率
良くワーク表面のバリ取り、研磨及び洗浄等の加工を行
う。 【解決手段】床に固定された架台2と、架台2上にZ軸
(上下)方向に昇降可能に装着された第1の移動台3
と、第1の移動台3にX軸(水平)方向に移動可能に装
着された第2の移動台4と、第2の移動台4にX軸と直
角なY軸方向に移動可能に装着された第3の移動台5
と、第3の移動台5にX軸の回りに揺動可能に装着され
た揺動台6と、揺動台6に着脱自在に装着され、ワーク
1を水平方向に揺動させるワーク装着装置7と、架台2
上に配設された磁極ユニット8と、磁極ユニット8をY
軸方向に振動させる振動発生装置9とを備え、外面から
内部にかけて狭幅のスリットが形成された非磁性体から
なるワーク1を前記磁極ユニット8内の三次元空間で移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミ、ステンレ
ス、合成樹脂等の非磁性体からなる精密部品の製造に適
用され、表面のバリ取り、研磨及び洗浄等の加工を行う
磁力線ビーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミ等の非磁性体からなる精密
部品の内部や手の届かない面のバリ取り作業は困難を極
めている。例えば、コンピュータ用のハードディスクド
ライブ(HDD)の磁気ヘッド用キャリッジ部材のよう
にミクロンオーダーの加工精度を必要する精密部品は、
押し出し成形か引き抜き成形により成形した長尺物を多
数のブロックに切断し、これを切削加工する方法がとら
れている。
【0003】図15は、上記キャリッジ部材の斜視図を
示し、キャリッジ部材1は、基部1aと、この基部1a
から平行に延びるように櫛状に切削加工された複数のプ
レート部(アーム部)1bとを備え、プレート部1b間
に多数のスリット1fが形成された構造になっている。
なお、1g、1hはネジを通すための穴である。前記基
部1aには支持軸穴1cが形成されるとともに、平面視
で略三角形状に形成された各プレート部1bの先端部に
は、磁気ヘッドを取りつけるためのヘッド取付孔1d
と、プレート部1bの軽量化のための開口1eとが切削
加工により形成されている。そして、複数のアーム部1
bがHDDの複数のディスク間に張り出すように移動し
磁気ヘッドがディスクの情報を読み取るように構成され
る。各プレート部1bの外周や、孔1c、1d、開口1
eの角部には切削によりバリが発生するので、このまま
組み立てるとバリがディスクに接触して傷付けたり、デ
ィスクとヘッドの間にバリが挟まったり、バリがHDD
稼働中にディスク上に落下してディスクやヘッドが破損
してしまうという大問題があるため、各部のバリ取り及
び面取りを確実に行う必要がある。さらに、その後のハ
ードディスク組立工程においてプレート部1bに被膜や
異物が付着してしまう場合もあり、このような被膜や異
物も確実に洗浄除去する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たキャリッジ部材1の場合、櫛状プレート部1b内部の
孔1c、1dや開口1eの角部に発生するバリ取りは、
加工工具が内部に入り込めないため自動化が困難であ
り、多くの人手をかけてブラシがけを行わざるを得ず、
単なる仕上げ処理のために多大な加工コストをかけてい
るのが現状である。また、人手を使っての手作業のバリ
取り方法においても、複雑に構成された上記キャリッジ
部材1の内部に対しては加工処理が不可能な場合があ
り、このためにキャリッジ部材1の構造を簡単なものに
変更せざるを得ないことから、キャリッジ部材1の小型
化、軽量化を妨げているという問題を有している。この
ような状況は、上記キャリッジ部材1のみならず、外面
に幅の狭いスリットを有し内部に開口部又は孔を有する
精密部品の表面加工或は表面処理を行う場合にも存在
し、種々の製品製造の可能性を妨げているという問題を
有している。
【0005】さらに、このバリ取りに対して電解研磨や
ショット掛け、或は超音波研磨等の方法を採用すること
も考えられるが、ミクロン精度で作られている部品の元
の形状を崩してしまうという問題を有している。
【0006】一方、磁界内でワーク(加工対象物)を研
磨処理する技術は、例えば特公昭57−1389号公報
により知られている。しかしながら、この方式はワーク
が非磁性体の場合を考慮しておらず強磁性研磨材を用い
るため、アルミ等の比較的柔らかいワークの表面を傷つ
けてしまうという問題を有し、また、強磁性研磨材の中
でワーク側を振動させるため、ワークに強い力が作用し
ワークを保持することが困難であるという問題を有し、
特に大量のワークを自動加工する場合にワークを着脱自
在でかつ強力に保持するための装置が困難であるという
問題を有している。さらに、図15に示したキャリッジ
部材1を研磨しようとする場合、前記方式は、ワークを
単に上下方向に振動させる方式のため、孔1c、1dや
開口1eの角部に発生するバリ取りは困難であるという
問題を有している。
【0007】この問題を解決するために、本出願人は、
特願平9−329799号において、磁極間に形成され
た磁界内に磁気研磨材を保持させ磁気ブラシを形成した
状態とし、該磁気ブラシ中に狭幅のスリットを有する非
磁性体のワークを配置し、前記磁極とワークを相対的に
振動させることにより、スリットの表面を加工すること
を特徴とする磁力線ビーム加工方法を提案している。
【0008】この方法は、ワークを非磁性体に限定した
場合に、磁力線がワーク内部を自由に通過し、この透過
した磁力線に磁気ブラシを保持させて磁気力をワークに
作用させることができることに着目し、外面から内部に
かけて狭幅のスリットを有するワークに対して、高精度
かつ効率良くワークの表面のバリ取り、研磨及び洗浄等
の加工を行うことができ、しかも、ワーク内部の加工す
べき箇所に狙いを定めてワークの表面のバリ取り、研磨
及び洗浄を高精度かつ効率良く行うことができる。
【0009】本発明は、上記方法を実施するための具体
的な加工装置を提供することを目的とし、外面から内部
にかけて狭幅のスリットを有する非磁性体のワークであ
って、しかも大量のワークを短時間で、高精度かつ効率
良くワーク表面のバリ取り、研磨及び洗浄等の加工を行
うことができる磁力線ビーム加工装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の磁力線ビーム加工装置は、床に固定された架
台2と、架台2上にZ軸(上下)方向に昇降可能に装着
された第1の移動台3と、第1の移動台3にX軸(水
平)方向に移動可能に装着された第2の移動台4と、第
2の移動台4にX軸と直角なY軸方向に移動可能に装着
された第3の移動台5と、第3の移動台5にX軸の回り
に揺動可能に装着された揺動台6と、揺動台6に着脱自
在に装着され、ワーク1を水平方向に揺動させるワーク
装着装置7と、架台2上に配設された磁極ユニット8
と、磁極ユニット8をY軸方向に振動させる振動発生装
置9とを備え、外面から内部にかけて狭幅のスリットが
形成された非磁性体からなるワーク1を前記磁極ユニッ
ト8内の三次元空間で移動させることを特徴とする。な
お、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易に
するために図面と対比させるもので、これにより本発明
が何ら限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の磁力線ビーム
加工装置の1実施形態を示す分解斜視図である。本発明
に係わる磁力線ビーム加工装置は、概略、床に固定され
た架台2と、架台2上にZ軸(上下)方向に昇降可能に
装着された第1の移動台3と、第1の移動台3にX軸
(水平)方向に移動可能に装着された第2の移動台4
と、第2の移動台4にX軸と直角なY軸(水平)方向に
移動可能に装着された第3の移動台5と、第3の移動台
5にX軸廻りでα方向に揺動可能に装着された揺動台6
と、揺動台6に着脱自在に装着されるワーク装着装置7
と、架台2の上部に形成された支持部2′上に配設され
た磁極ユニット8と、磁極ユニット8をY軸方向に振動
させる振動発生装置9とから構成されている。
【0012】図2〜図11は、図1の詳細な構造を示す
図である。なお、以下の説明においては、各図面間で同
一の構成には同一の番号をつけて説明を省略する場合が
ある。
【0013】図2は、図1の架台2、第1の移動台3お
よび第2の移動台4の構造を示す斜視図である。架台2
上には、4つのガイドプレート2aと1つの支持部材2
bが固定されている。支持部材2bの下部には第1の電
動モータ10が固定され、電動モータ10の回転軸には
カップリング11を介してネジ軸12が連結され、ネジ
軸12の他端は支持部材2bに回動自在に取り付けられ
ている。
【0014】一方、第1の移動台3は、矩形状のフレー
ム3aと、フレーム3aの中央部に橋架されたクロスメ
ンバー3bと、フレーム3aの4隅に設けられたガイド
プレート3cを有している。そして、クロスメンバー3
bにはボールネジ13が固定され、このボールネジ13
が前記ネジ軸12に、ガイドプレート3cが架台2のガ
イドプレート2aにスライドガイド14を介して移動可
能にされ、これにより、第1の移動台3は、第1の電動
モータ10の正逆回転によりZ軸方向に昇降可能にされ
ている。スライドガイド14は、図3に示すように、ガ
イドプレート3cとガイドプレート2a間にボール14
aを配設している。
【0015】また、ガイドプレート3c間には一対のガ
イドシャフト3dが設けられている。さらに、フレーム
3aの側方には、第2の電動モータ15が固定され、電
動モータ15の回転軸にはカップリング16を介してネ
ジ軸17が連結され、ネジ軸17の他端はクロスメンバ
ー3bに回動自在に取り付けられている。
【0016】また、第2の移動台4は、矩形状のフレー
ム4aと、フレーム4aの中央部に橋架されたクロスメ
ンバー4bと、フレーム4aの4隅下部に設けられたガ
イドプパイプ4cを有し、ガイドプパイプ4cは、第1
の移動台3のガイドシャフト3dに嵌合されている。ま
た、フレーム4aの側面下部にはボールネジ18が固定
され、このボールネジ18が第1の移動台3のネジ軸1
7に螺合され、これにより、第2の移動台4は、第2の
電動モータ15の正逆回転によりX軸方向に移動可能に
されている。
【0017】また、フレーム4aには一対のガイドシャ
フト4dが設けられている。さらに、フレーム4aの前
方には、第3の電動モータ19が固定され、電動モータ
19の回転軸にはカップリング20を介してネジ軸21
が連結され、ネジ軸21の他端はフレーム4aに回動自
在に取り付けられている。
【0018】図5は、図1の第3の移動台5および揺動
台6の構造を示す斜視図である。第3の移動台5は、矩
形状のフレーム5aと、フレーム5aの下部に設けられ
たガイドプパイプ5bを有し、ガイドプパイプ5bは、
第2の移動台4のガイドシャフト4dに嵌合される。ま
た、フレーム5aの前面下部にはボールネジ22が固定
され、このボールネジ22が第2の移動台4のネジ軸2
1に螺合され、これにより、第3の移動台5は、第3の
電動モータ19の正逆回転によりY軸方向に移動可能に
されている。
【0019】また、フレーム5aの上面には一対の支持
壁5cが立設され、この支持壁5cは、架台2の支持部
2′に形成された開口部2c内を貫通されている。ま
た、支持部2′には4本のガイドレール23が固定さ
れ、このガイドレール23に図1の磁極ユニット8が装
着される。
【0020】一方、揺動台6は、支持プレート6aと、
支持プレート6aに形成された開口部6bと、支持プレ
ート6aの両側に固定された固定台6cと、開口部6b
の両側に設けられた位置決めピン6dと、固定台6cに
設けられた止め具6eと、支持プレート6aの下面に形
成された一対の垂直プレート6fとを有し、一方の垂直
プレート6fは軸24を介して第3の移動台5の一方の
支持壁5cに回動自在に装着され、他方の支持プレート
6fは、他方の支持壁5cに固定された第4の電動モー
タ25の回転軸25aに連結固定されている。これによ
り、揺動台6は、第4の電動モータ25の正逆回転によ
りX軸回りでα方向に回動可能にされている。
【0021】また、一方の固定台6cの下面には、第5
の電動モータ26が固定され、その回転軸26aは固定
台6を貫通して上方に延び、回転軸26aの先端に回動
アーム27の一端が固定され、回動アーム27の他端に
はローラ28が回動自在に装着されている。
【0022】図6は、図1のワーク把持装置7の構造を
示す斜視図である。ワーク装着装置7は、支持台7a
と、支持台7aの両側に設けられた把手7bおよび位置
決め穴7cと、支持台7aに回動可能に装着される4本
のワーク把持具29を備えている。ワーク把持具29
は、その下端に設けられたワーク1のチャック部29a
(図では1つのワーク把持具に対してのみ示してい
る。)と、チャック部29aを動作させるための作動ロ
ッド29bと、作動ロッド29bの上端に固定された摘
み29cを有し、各ワーク把持具29には回動アーム3
0が連結されている。そして、各回動アーム30は、連
結部材31、自在継手32および軸受33を介してロッ
ド34に連結され、ロッド34の端部には、2枚の円板
35が設けられている。
【0023】図7は、図6のワーク把持具29の詳細を
示し、図7(A)はワーク把持具の軸方向断面図であ
り、図7(B)は図7(A)のB−B線で切断し矢印方
向に見た断面図である。
【0024】図7(A)において、ワーク把持具29
は、支持台7aに回動可能に装着されるワーク支持体5
1と、ワーク支持体51を貫通しその上部はワーク支持
体51に螺合される作動ロッド29bと、作動ロッド2
9bの下端にネジにより固定された楔部材52と、ワー
ク支持体51の先端と楔部材52間において作動ロッド
51の周りに配設された押圧ユニット53とから構成さ
れ、先端部にチャック部29aを構成している。ワーク
保持体51の先端部には円錐状の嵌合部51aが一体に
形成され、嵌合部51aの上部にはワーク係止用の段部
51bが形成されている。また、楔部材52の上面には
逆円錐状の嵌合部52aが形成されている。
【0025】押圧ユニット53は、図7(B)に示すよ
うに、作動ロッド29bの周囲に配設された3つの押圧
部材53a、53b、53cからなり、各押圧部材53
a〜53cの上面及び下面はそれぞれワーク保持体51
の嵌合部51a、楔部材52の嵌合部52aと同一形状
になるように構成されている。また、各押圧部材53a
〜53cの外周には2列に溝が形成され、この溝内に弾
性部材からなる弾性リング55が嵌合され、この弾性リ
ング55により各押圧部材53a〜53cが外れないよ
うにしている。また、各押圧部材53a〜53cの内側
両端部には凹部56が形成されるとともに、ワーク保持
体51の嵌合部51aに三本のガイドピン57を立設
し、ガイドピン57を隣接する押圧部材53a〜53c
の凹部56の間に臨ませるようにしている。
【0026】上記ワーク把持具29の作用について説明
する。摘み29cを回動し作動ロッド29bを図7
(A)の矢印に示す如く移動させると、楔部材52の嵌
合部52aが、押圧部材53a〜53cの下面に入り込
み、同時に押圧部材53a〜53cの上面がワーク保持
体51の嵌合部51aに沿って移動していく。このと
き、各押圧部材53a〜53cがガイドピン57に沿っ
て軸方向に滑らかに摺動され、楔部材52の軸方向の移
動により、各押圧部材53a〜53cは、楔部材52の
嵌合部52a及びワーク保持体51の嵌合部51aの作
用により弾性リング55に抗して径方向に広げられ、つ
いには、図に示すように、ワーク1の軸穴1cの内周面
に均一に押し付けられ、ワーク1を確実に保持すること
ができる。ワーク1の保持を解除するときは、作動ロッ
ド29bを逆方向に移動させると楔部材52の嵌合部5
2aが、押圧部材53a〜53cから退出するため、押
圧部材53a〜53cが弾性リング55により内方に移
動し、ワーク1の保持が解除される。
【0027】上記ワーク装着装置7は、図5及び図6に
示すように、各ワーク把持具29の先端にワーク1を把
持した状態でワーク1を揺動台6の開口部6b内から磁
極ユニット8内に配置し、位置決め穴7cを位置決めピ
ン6dに係合すると共に、図4に示すように、2枚の円
板35の間に回動アーム27に設けられたローラ28を
係止させ、止め具6eによりワーク装着装置7を揺動台
6に固定する。そして、第5の電動モータ26の正逆回
転により回動アーム27が図示矢印方向に回動すると、
ロッド34がX軸方向に移動し、その結果、ワーク1は
ワーク把持具29の軸Wの回りでβ方向に揺動されるこ
とになる。
【0028】図8は、図1の磁極ユニット8と振動発生
装置9の構造を示す斜視図である。架台2の支持部
2′、2″には、第6の電動モータ36が固定されると
ともに、4本の回転軸37が軸受40を介して回動自在
に配設されている。そして、第6の電動モータ36に固
定された駆動プーリ36aと中央の2本の回転軸37に
固定された従動プーリ37aがタイミングベルト38に
より連結され、中央の2本の回転軸37に固定された駆
動プーリ37bと両端の回転軸37に固定された従動プ
ーリ37cがそれぞれタイミングベルト39により連結
されている。
【0029】各回転軸37には、偏心カム41(図では
1つの回転軸にのみ示している。)が固定され、偏心カ
ム41には作動プレート42の一端がベアリング44を
介して装着され、作動プレート42の他端にはベアリン
グ43が設けられている。図9に示すように、偏心カム
41にベアリング44のインナレース44aが固定さ
れ、また、作動プレート42にベアリング44のアウタ
レース44bがネジ44cにより固定され、回転軸37
の回転を偏心カム41、ベアリング44により作動プレ
ート42の往復運動に変換するようにしている。
【0030】図8において、図5で説明したガイドレー
ル23上には磁極ユニット8の基台45が摺動自在に載
置され、基台45の一端に設けた連結ロッド46が作動
プレート42のベアリング43に嵌合されている。これ
により、第6の電動モータ36の回転は、偏心カム41
の作用により磁極ユニット8のY軸方向の振動に変換さ
れる。
【0031】図10は、図8の磁極ユニット8の詳細を
示す断面図である。基台45の下面にはガイド部材47
が設けられ、このガイド部材47をベアリングを介して
ガイドレール23上に摺動自在に載置している。対向す
る磁極支持部材60にはヨーク61、磁極62、63が
固定され、対向する磁極63、63間には弱磁性体のピ
ンからなる磁気研磨材が挿入され、これにより磁極間に
生じる磁力線にそって磁気研磨材が配列した磁気ブラシ
(後述)が形成される。ヨーク61、磁極63、63の
外周には磁気ブラシ規制板64が固定されている。この
磁気ブラシ規制板64は非磁性体からなり、ヨーク6
1、磁極62、63の外周を覆う外周部64aと、この
外周部から上下左右に広がる規制部64bを備えてい
る。この規制部64bは、対向する磁極63、63間に
挿入された磁気研磨材が反対側方向に回り込むのを防止
するとともに、磁気ブラシ65が磁極63、63間の外
方に広がるのを防止し、磁気ブラシ65が常時磁極63
間に整列するようにしている。
【0032】以上の構成により、ワーク1は磁極ユニッ
ト8に対して、X軸、Y軸、Z軸方向に相対的に移動可
能にされるとともに、α、β方向に揺動可能にされ、さ
らに、Y軸方向に振動が付与されることになる。なお、
第1〜第5の電動モータは、光センサーにより正転、逆
転の制御が行われる。これを第4の電動モータ25を例
にして説明する。図11に示すように、回転軸25aに
先端が折曲された遮光片49を設け、一方、支持壁5c
には、制御信号を送る位置に複数の光センサー48を配
置し、遮光片49が発光素子48aと受光素子48b間
に位置したとき制御信号を発するようにしている。
【0033】図12及び図13は、ワークの加工方法を
説明するための図であり、図12は模式図、図13
(A)は図12の磁極ユニットの平面図、図13(B)
は、図13(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断
面図、図13(C)は、図13(B)の拡大断面図であ
る。
【0034】図13(A)に示すように、磁極63(N
極)と磁極63(S極)とを対向配置し、この間に磁気
研磨材を挿入する。磁気研磨材としては、比透磁率が
1.1〜100の弱磁性体のもの、例えば、弱磁性体の
ステンレス(例えば、18−8ステンレスを冷間加工し
たもの)からなり、長さが0.5〜1.5mmの円筒形
状或は多角形状の角柱のものを用いる。これは、アルミ
等の部品の表面に突き刺さったり表面を傷つけることが
なく、かつ、磁極間に適度の保持力をもって磁気ブラシ
を保持させることにより、ワーク内部の加工すべき箇所
に狙いを定めてワークの表面のバリ取り、研磨及び洗浄
を高精度かつ効率良く行うためであり、また、磁気研磨
材が磁極の裏側に回り込むのを防止するためである。そ
して、磁極63、63間には磁力線に沿って磁気研磨材
が配列した磁気ブラシ65が形成される。
【0035】ワーク1は、先ず、図13(A)に示すよ
うに、その軸穴1c内にワーク把持具29のチャック部
29aが挿入され、このワーク1を隣接する磁極ユニッ
ト8の間になるように、図12、図13(B)に示す如
くZ方向に下降させ、 次いで、ワーク1をX方向に移
動させて磁気ブラシ65内に差し込んで磁極63間に垂
直姿勢で保持する。そして、磁極63に例えばY方向ス
トロークが7mm、X、Z方向ストロークが1mm、振
動周波数が40Hzの振動を加える。そして、図13
(A)の状態から図5で説明した第5の電動モータ26
を駆動させることにより、チャック部29aを左右に角
度βだけ回動させる。このようにして磁極63にX、
Y、Z方向の振動を加えると、磁気ブラシ65が同様に
X、Y、Z方向に振動し、ワーク1に対して磁気研磨材
が接触し、主としてプレート部1bの表裏の表面と、プ
レート部1bの外周縁に直角方向に形成された角部が研
磨される。
【0036】以上の方法は、主としてワーク1の複数の
プレート部1bの表面を研磨する際に用いることができ
るが、磁気ブラシがプレート部1b面に対して平行なた
め加工力が弱いので、ワーク1におけるプレート部1b
の内面奥部の角部のバリ取りを高精度に行う場合には、
概略以下のようにして研磨を行う。
【0037】すなわち、第4の電動モータ25により作
動ロッド29を回動させることにより、図13(B)に
示すように、ワーク1の挿入方向Zに延びる軸線に対し
てワーク1を左右に角度αだけ傾けた状態とし、この姿
勢のまま水平及び垂直振動を加え、上記と同様に加工を
行う。図中垂直姿勢での加工工程と、当該傾斜姿勢での
加工工程の時間はそれぞれワーク1の形状や角部の処理
に対する要求水準により適宜決定される。図13(C)
に示すように、ワーク1のプレート部1bには、その外
周縁に形成された2つの角部1i、1jと開口部1eの
内周縁に形成された2つの角部1k、1mとを備えてい
る。図13(B)に示す姿勢では、プレート部1bの面
内から他のプレート部に向かって(すなわち、プレート
部1bの表面と交差する方向に向かって)突出するバリ
を除去することはできるが、プレート部1bの外周縁か
ら外側へ突出するバリ及び開口部1eの内周縁から内側
へ突出するバリ(すなわち、プレート部1bの表面と平
行な方向に突出するバリ)を除去することは困難であ
る。
【0038】図14(C)に示す姿勢で行われる加工で
は、磁力線の延長方向に配列された磁気ブラシ65が角
部1i〜1mに接触するようになり、角部1i、1jに
存在する外周縁から外側に突出するバリ、角部1k、1
mに存在する内周縁から内側に突出するバリを除去でき
るとともに、角部1i〜1mを所定の形状に加工する
(角部の面取りまたはR面付け加工等を行う)ことがで
きる。本加工方法においては、ワークが非磁性体である
ため、ワークを傾斜させても磁力線はワークを自由に透
過するため、複雑な三次元構造の精密部品の表面に形成
された多数の角部を一度に処理することができる。特
に、開口部や孔等のワークの内側の部位に対して効率良
く処理でき、例えばハードディスクの性能及び品質を向
上させることができるとともに、製造加工コストを低減
させることができる。
【0039】図13(B)に示す、ワーク1のプレート
部1b(スリット面)と磁力線のなす傾き角αは、磁気
研磨材とワークが衝突する角度を決定するため、本加工
法においては極めて重要なファクターである。角度αが
過大であると、磁気研磨材のワークへの作用力が増大し
て加工力が大きくなる反面、くし歯状のスリットを特徴
としている剛性の弱いワークの形状精度が悪くなり、許
容値を逸脱させ不良率を高める。この角度αの大きさ
は、相対運動の振動振幅の値が相互に関係する。αが大
きくても振幅がかなり低い値であればワークの低剛性に
よる形状精度の劣化はある値に抑えられる。
【0040】さらに、図13(C)に示すようなワーク
を傾けた状態で、ワークをX軸、Y軸、Z軸に沿って揺
動させるようにすれば、高精度かつ効率良くワーク表面
のバリ取り、研磨及び洗浄等の加工を行うことができ
る。
【0041】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、ワ
ークを移動させる移動手段あるいは揺動手段として電動
モータを採用しているが、油圧モータ、エアモータによ
ってもよいし、また、モータに変えて油圧シリンダを採
用するようにしてもよい。
【0042】図14は、油圧シリンダを採用した本発明
の他の実施形態を示している。本実施形態においては、
図1の第1〜第5の電動モータ10、15、19、2
5、26の代わりに、第1〜第5の移動用油圧シリンダ
10′、15′、19′、25′、26′を用い、これ
ら移動用油圧シリンダの伸縮を切り替えるために、第1
〜第5の切換用油圧シリンダ10″、15″、19″、
25″、26″を油圧ホース70にて接続する。そし
て、各切換用油圧シリンダのピストン71には、スプリ
ング72で付勢される切換レバー73を連結している。
一方、制御用電動モータ74の回転軸75には、各切換
レバー73を昇降させるためのカム76を設け、これら
のカム76が所定のタイミングで切換レバー73を昇降
させ、第1〜第5の移動用油圧シリンダ10′、1
5′、19′、25′、26′を伸縮させるように構成
している。
【0043】また、図1に示した、第1の移動台3、第
2の移動台4、第3の移動台5、揺動台6、ワーク装着
装置7、磁極ユニット8の2組を、振動発生装置9を挟
むようして両側に設け、振動発生装置9の作動プレート
42(図8)を反対側にも延長することにより両側の磁
極ユニットを振動させるようにしてもい。さらに、ワー
ク把持具及び磁極ユニットの台数は限定されるものでは
なく、また、複数列に装着するようにすれば、さらに大
量のワークを一度に処理できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、外面から内部にかけて狭幅のスリットを有す
る非磁性体のワークであって、しかも大量のワークを短
時間で、高精度かつ効率良くワーク表面のバリ取り、研
磨及び洗浄等の加工を行うことができる。しかも、外面
に狭幅のスリットを有し内部に開口部又は孔を有するワ
ークが、アルミ、ステンレス、合成樹脂等の非磁性材料
であれば、磁力線はワークを自由に透過するため、ワー
クの形状、構造がどのようなものであってもほとんど影
響されずに処理を行うことができ、また、磁気研磨材に
振動を発生させワークの表面を加工するため、高精度か
つ効率良くバリ取り、研磨、洗浄等の表面加工を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁力線ビーム加工装置の1実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1の架台2、第1の移動台3および第2の移
動台3の構造を示す斜視図である。
【図3】図2のスライドガイド14の断面図である。
【図4】図6の回動アーム27と図7のロッド34の動
力伝達を説明するための図である。
【図5】図1の第3の移動台5および揺動台6の構造を
示す斜視図である。
【図6】図1のワーク把持装置7の構造を示す斜視図で
ある。
【図7】図6のワーク把持具29の詳細を示し、図7
(A)はワーク把持具の軸方向断面図であり、図7
(B)は図7(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た
断面図である。
【図8】図1の磁極ユニット8と振動発生装置9の構造
を示す斜視図である。
【図9】図8の回転軸37と作動プレート42の動力伝
達を説明するための図である。
【図10】図8の磁極ユニット8の詳細を示す断面図で
ある。
【図11】光センサーの配置例を示し、図11(A)は
正面図、図11(B)は側面図である。
【図12】ワークの加工方法を説明するための模式図で
ある。
【図13】図13(A)は図12の磁極ユニットの平面
図、図13(B)は、図13(A)のB−B線に沿って
矢印方向に見た断面図、図13(C)は、図13(B)
の拡大断面図である。
【図14】油圧シリンダを採用した本発明の他の実施形
態を示す図である。
【図15】本発明が適用されるワークの1例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…ワーク(キャリッジ部材)、1f…スリット 2…架台 3…第1の移動台 4…第2の移動台 5…第3の移動台 6…揺動台 7…ワーク装着装置 8…磁極ユニット 9…振動発生装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床に固定された架台と、該架台上にZ軸
    (上下)方向に昇降可能に装着された第1の移動台と、
    該第1の移動台にX軸(水平)方向に移動可能に装着さ
    れた第2の移動台と、該第2の移動台にX軸と直角なY
    軸方向に移動可能に装着された第3の移動台と、該第3
    の移動台にX軸の回りに揺動可能に装着された揺動台
    と、揺動台に着脱自在に装着され、ワークを水平方向に
    揺動させるワーク装着装置と、前記架台上に配設され、
    内部に磁気研磨材が充填された磁極ユニットと、該磁極
    ユニットをY軸方向に振動させる振動発生装置とを備
    え、外面から内部にかけて狭幅のスリットが形成された
    非磁性体からなるワークを前記磁極ユニット内の三次元
    空間で移動させることを特徴とする磁力線ビーム加工装
    置。
  2. 【請求項2】前記磁極ユニット内で、ワークのスリット
    面を水平とした状態で所定角度揺動させる工程と、ワー
    クのスリット面を所定角度傾斜させる工程とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁力線ビーム加工装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2及び第3の移動台、揺動台
    並びにワーク装着装置を駆動させる手段は、電動モータ
    または油圧シリンダであり、前記振動発生装置を駆動さ
    せる手段は電動モータであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の磁力線ビーム加工装置。
  4. 【請求項4】前記第1の移動台、第2の移動台、第3の
    移動台、揺動台、ワーク装着装置及び磁極ユニットの2
    組を、前記振動発生装置を挟むようして両側に設け、振
    動発生装置により両側の磁極ユニットを振動させること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の磁力
    線ビーム加工装置。
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