JP2000094171A - 切断加工システム - Google Patents

切断加工システム

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JP2000094171A
JP2000094171A JP10262781A JP26278198A JP2000094171A JP 2000094171 A JP2000094171 A JP 2000094171A JP 10262781 A JP10262781 A JP 10262781A JP 26278198 A JP26278198 A JP 26278198A JP 2000094171 A JP2000094171 A JP 2000094171A
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勝浩 白江
Ryuichi Nakai
隆一 中井
Isao Taniguchi
功 谷口
Shigeto Yamane
重人 山根
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Shibuya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ロボット4がストッカ6から円板状の被
加工物2を取り出して、加工テーブル12上に供給する
と、加工ヘッド3からレーザ光線が照射されて加工が開
始される。その後、加工テーブル12と加工ヘッド3が
水平面において相対移動されて、被加工物2の外周部が
波形に切断されて、製品2’としての丸鋸が切り出され
る。この後、ロボット4は加工テーブル12から製品
2’を搬出してバリ取り装置11の位置まで移送する。
バリ取り装置11によってバリが取り除かれた製品2’
は、ロボット4によって製品用台車6へ移送される。 【効果】 加工テーブル12への被加工物2の供給およ
び製品2’の加工テーブル12からの搬出をロボット4
が行うので、従来に比較して作業者の作業負担を軽減さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切断加工システムに関
し、より詳しくは、例えば円板の外周部を連続する波形
にレーザ切断して丸鋸を製造する場合に好適な切断加工
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工テーブルに板状の被加工物を
載置して、この被加工物を所要の形状にレーザ切断する
ようにしたレーザ加工機は周知である。このような従来
のレーザ加工機では、加工テーブルの隣接位置に板状の
被加工物を一時的に貯溜させておき、加工テーブル上か
ら既に切断加工が終了した製品および被加工物の残材を
搬出した後、次の被加工物を加工テーブル上に供給する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置では、加工テーブル上からの製品および残材の
搬出と、さらに加工テーブル上への新たな被加工物の供
給は、現場の作業者が行っていたものである。したがっ
て、現場の作業者の負担が大きく、しかも作業者が怪我
をする危険性が高かった。そこで、加工テーブル上への
被加工物の供給および加工テーブル上からの製品等の搬
出作業をすべて機械的に処理できる装置が要望されてい
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、所定位置に貫通孔を穿設した被加工物を積載
して貯溜しておく素材貯溜手段と、加工テーブル上に供
給された被加工物に対して所要の加工を施す加工機と、
上記加工機による加工が終了した後の製品を貯溜する製
品貯溜手段と、素材貯溜手段に貯溜してある被加工物を
保持して加工機の加工テーブル上に供給するとともに、
加工機による加工終了後に加工テーブル上から製品を搬
出するロボットとを備え、上記素材貯溜手段は、鉛直上
方にむけて立設され、上記被加工物の貫通孔に挿通し被
加工物を所定位置に位置決めする位置決めピンを備えて
おり、また、上記加工テーブルは、被加工物を支持する
載置台と、この載置台に鉛直上方にむけて立設され、上
記被加工物の貫通孔と係合して被加工物を載置台上の所
定位置に位置決めする位置決めピンとを備える切断加工
システムを提供するものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、加工テーブルへの被
加工物の供給、および加工終了後における製品の加工テ
ーブルからの搬出作業を作業者が行う必要がない。した
がって、従来に比較して作業者の負担を軽減させること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2において、レーザ切断加工システム
1は、円板状の被加工物2に切断加工を施すレーザ加工
機3と、このレーザ加工機3の隣接位置に配置されて、
被加工物2をレーザ加工機3の加工テーブル12へ供給
するロボット4と、これらの作動を制御する制御装置5
とを備えている。ロボット4の一側には、被加工物2を
貯溜しておく素材貯溜手段としてのストッカ6を備える
とともに、ロボット4の他側には、切断加工が終了した
後の製品2’を貯溜する製品用台車7を配置している。
また、レーザ加工機3の一側には、切断加工によって発
生した環状の残材2’’を貯溜する残材用台車8を配置
している。また、この残材用台車8とロボット4との間
の位置には、切断加工終了後の製品2’からバリを除去
するバリ取り装置11を配置している。レーザ加工機3
は、被加工物2を載置してX方向に移動する加工テーブ
ル12を備えるとともに、この加工テーブル12の上方
側に設けられて上記X方向と直交するY方向に移動する
加工ヘッド13を備えている。ロボット4によって加工
テーブル12上に被加工物2が供給された後に、加工ヘ
ッド13から被加工物2にレーザ光線が照射されて切断
加工が開始されるようになっている。そして、加工テー
ブル12と加工ヘッド13とをXY方向に相対移動させ
ることにより、被加工物2を所要形状に切断加工するこ
とができる。
【0007】図3に示すように、本実施例の被加工物2
は、外径と板厚が同一の円板であり、中心部に位置決め
用の貫通孔2aを穿設している。また、想像線で示すよ
うに、本実施例では、このように円板状の被加工物2に
対して、その外周部の近接内方側の位置を円周方向に連
続する波形に切断加工するようにしている。これによ
り、内方側に製品2’となる丸鋸を切り出すようにして
あり、それに伴って、外周側に環状の残材2’’が発生
するようになっている。一方、ストッカ6は、中央部に
鉛直上方に向けて立設した位置決めピン6Aを備えてい
る。この位置決めピン6Aは、図示しない昇降機構に連
動して昇降可能となっている。本実施例では、被加工物
2の貫通孔2aにストッカ6の位置決めピン6Aを貫通
させることにより、複数の被加工物2を同一位置に積層
させて貯溜するようにしている。このようにしてストッ
カ6に貯溜された被加工物2は、最上方側のものから順
次1枚づつロボット4によって保持されてから加工テー
ブル3上まで移送され、加工テーブル3上に供給され
る。ストッカ6は、上記位置決めピン6Aに連動して昇
降可能な光電センサ14を備えている。光電センサ14
による検出信号は、制御装置5に入力されるようになっ
ている。ストッカ6に貯溜された最上方の被加工物2が
ロボット4によって取り出されると、制御装置5は図示
しない昇降機構を作動させて被加工物2を検出するまで
光電センサ14を下降させるようになっている。このよ
うにして、ストッカ6に貯溜されている最上方の被加工
物2の位置が検出され、制御装置5はロボット4の処理
ヘッドの高さを制御するようになっている。
【0008】しかして、本実施例は、レーザ加工機3の
加工テーブル12を以下のように改良することにより、
切断加工終了後に加工テーブル12からの製品2’およ
び残材2’’の搬出を容易にしたものである。すなわ
ち、図1および図4に示すように、加工テーブル12
は、概略円錐形状の支持フレーム15を備えており、こ
の支持フレーム15を、X方向に移動される可動フレー
ム16上に鉛直上方にむけて立設している。また、加工
テーブル12は、中央に貫通孔17aを穿設した円形の
載置台17を備えており、支持フレーム15の上端部1
5aを載置台17の貫通孔17aに下方側から嵌着し
て、載置台17よりも上方に突出させている。これによ
り、載置台17と支持フレーム15とが一体に連結さ
れ、載置台17は所定の高さに水平に支持されている。
支持フレーム15の上端部15aは、載置台17の中央
部に突出することにより、位置決めピンとして機能する
ようにしている。上述したように、被加工物2の中央に
は貫通孔2aを穿設してあり、ロボット4は被加工物2
を載置台17に供給する際に、支持フレーム15の上端
部15aに貫通孔2aが係合するように被加工物2を載
置台17上に供給する。これによって、載置台17上の
所定位置に被加工物2が位置決めされると同時に所定高
さに水平に支持されるようになっている。
【0009】載置台17の上面には、溝部17bを形成
してあり、この溝部17bは、載置台17に設けた負圧
通路17cおよびそれに接続した支持フレーム15内の
導管18を介して図示しない負圧源に連通している。こ
の負圧源から載置台17の溝部17bに負圧を導入した
状態において、上述したように被加工物2を載置台17
に供給すると、被加工物2の底面は、溝部17bに導入
されている負圧によって吸着保持される。これにより、
載置台17上の被加工物2が円周方向に位置ずれしない
ようにしている。載置台17は、製品2’の大きさに応
じて、該製品2’の外径よりも小さな寸法のものに取り
替えるようにしている。次に、可動フレーム16上に
は、載置台17を囲繞する4か所に、板状の支持部材2
1を配置している。これらの支持部材21は、可動フレ
ーム16に立設した4本の支柱22の上端に水平に支持
されている。支持部材21は、その幅方向の断面におけ
る長辺が鉛直方向となるように支持されており、支持部
材21の支柱22への取付部には、長手方向に沿った長
穴21bを形成している。そして、各支柱22の側面に
取り付けた取り付けボルト23を長穴21bに貫通させ
てからナット24で締め付けて、各支持部材21をすべ
て同一高さに水平となるように支持している。ここで、
4つの支持部材21の上面の高さは、載置台17の上面
の高さよりも、被加工物2の厚さ以上の寸法だけ低くな
るように設定している。
【0010】また、4つの支持部材21の先端部21a
は、載置台17の外周部に近接させるようにしている。
支持部材21は、上記ナット24を緩めて、長穴21b
の寸法だけ載置台17に対して進退することができるの
で、載置台17の外径に応じて4つの支持部材21の先
端部21aと載置台17の外周部とが隔てた間隔を変更
することができる。本実施例では円板状の被加工物2か
ら丸い鋸刃を切り出すようにしているので、切断加工終
了後においては、内方側となる製品2’は載置台17に
支持されたままである。これに対して、その製品2’の
外方側で、それと分離された環状の残材2’’は、自重
によって4箇所の支持部材21上に落下して支持され
る。この状態では、図4に示すように、製品2’が残材
2’’よりも上方側に突出し、製品2’と残材2’’と
は同一平面上に位置していない。そのため、ロボット4
は製品2’および残材2’’を載置台17上から容易に
搬出することが可能となっている。本実施例の加工テー
ブル12は以上のように構成している。なお、加工ヘッ
ド13の構成は従来公知のものと同様なので、これに関
する説明は省略する。
【0011】次に、ロボット4は、図1ないし図2に示
すように、駆動軸25を回転中心として水平面上で移動
され、かつ昇降可能な可動アーム26と、この可動アー
ム26の先端に取り付けられて被加工物2を着脱自在に
保持する処理ヘッド27を備えている。図5ないし図6
に示すように、処理ヘッド27は、4個一組で被加工物
2を着脱自在に保持する吸着パッド28を備えるととも
に、環状の残材2’’を把持する左右一対の把持部材3
1を備えている。上記可動アーム26の先端部の下面
に、長方形のブラケット32を水平に取り付けてあり、
このブラケット32の底面にエアシリンダ33を連結し
ている。このエアシリンダ33のピストンには、十字形
に交差させた2本の棒状部材34を連結して水平に支持
してあり、各棒状部材34の両端部に、上記吸着パッド
28をそれぞれ下方にむけて取り付けている。各吸着パ
ッド28は図示しない導管を介して負圧源と連通してお
り、制御装置5は、導管の途中に設けた図示しない電磁
開閉弁を開閉させることで、各吸着パッド28に負圧を
導入させるようにしている。また、制御装置5は、エア
シリンダ33の作動も制御するようにしてあり、エアシ
リンダ33を昇降させることにより、吸着パッド28を
昇降させることができる。
【0012】また、ブラケット32の下面の一端側に
は、板状のガイド部材35を水平に取り付けてあり、こ
のガイド部材35の底部の長手方向に沿って、すなわち
図5、図6の左右方向に2枚のラック36,36を対向
させて平行に取り付けている。ガイド部材35の底部の
長手方向の中央部で、かつラック36,36の間の位置
にはピニオン37を回転自在に設けてあり、このピニオ
ン37はラック36,36に噛合している。ガイド部材
35の長手方向の一側には、エアシリンダ38を設けて
あり、このエアシリンダ38のピストンを一方のラック
36に連結している。他方、各ラック36における相互
に反対側となる端部に、上記把持部材31を取り付けて
あり、これら左右一対の把持部材31を対向させてい
る。このように構成しているので、制御装置5によって
エアシリンダ38が作動されて、そのピストンが進退動
されると、左右一対の把持部材31の離隔した距離が調
整される様になっている。把持部材31は、上記エアシ
リンダ38のピストンが進退されることに伴って、近接
しあるいは離隔されるようになっている。これにより、
残材2’’を把持することができ、また、把持した残材
2’’の把持状態を解放することができる。把持部材3
1は、その下端部となる爪部によって残材2’’を把持
するが、爪部の高さは、下降端まで下降された際の吸着
パッド28の高さよりも低くなるように設定している。
【0013】次に、図1に示すように、バリ取り装置1
1は、中心部に位置決めピン41aを有する回転自在な
載置台41を備えるとともに、切断加工終了後の製品
2’のバリを除去する研磨機構42を備えている。載置
台41の載置面には、上記加工テーブル12の載置台1
7と同様の負圧を利用した吸着手段を設けてあり、載置
台41の載置面によって製品2’を支持するとともにこ
の吸着手段によって製品2’を保持する。これによっ
て、載置台41上に支持された製品27が円周方向およ
び半径方向に位置ずれしないようにしている。研磨機構
42は、載置台41に向けて放射方向に所定量だけ進退
動することができる様になっている。また、研磨機構4
2は、載置台41に向けた先端部に、研磨用の水平なス
リットを有し、このスリットを製品2’の外周部に上下
位置からオーバラップさせるようにしている。バリ取り
装置11は以上のように構成してあり、切断加工後の被
加工物2は、その中心部の貫通孔2aを位置決めピン4
1aに貫通されるように載置台41上に載置される。こ
の時には、研磨機構42は後退しており、その後に研磨
機構42が前進されるので、研磨機構42のスリットが
被加工物2の外周部とオーバラップする。この状態にお
いて、載置台41が回転されるので、スリット内に設け
た研磨部材によって被加工物2の外周部の上下の各面が
研磨されてバリが除去されるようになっている。次に、
製品用台車7および残材用台車8は、その底部の4か所
に、それぞれストッパ付きのキャスターを備えた従来一
般の台車と同じであり、載置面の後方側に作業者が押し
て移動するための手押し部を備えている。
【0014】(作動説明)以上の構成において、制御装
置5は、次のようにしてレーザ加工機3、ロボット4、
およびバリ取り装置11の作動を制御して、被加工物2
に切断加工を施す。先ず、ロボット4の処理ヘッド27
をストッカ6における最上方の被加工物2の近接上方ま
で移動させるとともに、エアシリンダ33によって吸着
パッド28を下降端まで下降させる。この時点では処理
ヘッド27の吸着パッド28に負圧が導入されているの
で、ストッカ6における最上方の被加工物2が吸着パッ
ド28によって吸着保持される(図6参照)。次に、エ
アシリンダ33が上昇端位置まで復帰されるので、それ
に伴って吸着パッド28に保持された被加工物2も上昇
されて、その下方側の被加工物2から離隔するとともに
位置決めピン6Aから離脱する。この後、処理ヘッド2
7は加工テーブル12の載置台17の近接上方の位置ま
で移動され、その直後に吸着パッド28への負圧の導入
が停止される。したがって、吸着パッド28による被加
工物2の保持状態が解除され、落下した被加工物2は載
置台17上に載置されると同時に、貫通孔2aが支持フ
レーム15の上端部15aと係合する。これにより、被
加工物2は載置台17上の所定位置に位置決めされる。
この時には、載置台17の溝部17bには負圧が導入さ
れているので、載置台17上の被加工物2は負圧によっ
て吸着保持される。被加工物2の保持状態を解放した処
理ヘッド27は、加工テーブル12上から外れた位置に
移動する。
【0015】ロボット4が加工テーブル12上から後退
すると、加工テーブル12が移動することによって被加
工物2は加工ヘッド13の下に移動され、その後、被加
工物2に向けてレーザ光線を照射して切断加工が開始さ
れる。この後、加工テーブル12と加工ヘッド13とが
XY方向に相対移動されることにより、加工テーブル1
2の被加工物2に切断加工が施される。図3に示すよう
に、本実施例では、被加工物2の外周部の近接内方側を
連続する波形に切断するようにしてあり、それによっ
て、外周部に鋸刃を備えた丸鋸(製品2’)を切り出す
ようにしている。被加工物2に対する切断加工が終了す
ると、上記丸鋸となる製品2’は加工テーブル12側の
載置台17上にそのまま載置されるが、製品2’となる
部分を囲繞していた環状の残材2’’は、載置台17よ
りも大径なので、載置台17の外方の支持部材21上に
落下して支持される(図4)。この状態となると、加工
ヘッド13は製品2’上から後退され加工テーブル12
が移動した後、製品2’の近接上方位置に処理ヘッド2
7が移動してくるとともに、吸着パッド28を下降させ
る。この時点では、吸着パッド28に負圧が導入されて
いるので、吸着パッド28によって製品2’が吸着保持
される。また、これと同時に載置台17の溝部17bに
対する負圧の導入が停止されるので、載置台17による
製品2’の保持状態が開放される。この後、エアシリン
ダ33が上昇されるので、載置台17から製品2’が離
隔する。この後、製品2’を保持した処理ヘッド27は
バリ取り装置11における載置台41の上方まで移動さ
れ、その後、吸着パッド28による保持状態を解放す
る。これにより、製品2’は落下して載置台41上に載
置されると共に、位置決めピン41aに係合して位置決
めされる。また、載置台41に設けた負圧による吸着手
段によって吸着保持される。その直後に、後退していた
研磨機構42が前進されて、載置台41上の製品2’に
おける外周部に上述したスリットがオーバラップする。
この後、載置台41が所定時間だけ回転されるので、製
品2’の外周部となる鋸刃の下面に生じていたバリが研
磨機構42によって除去される。
【0016】一方、処理ヘッド27は、加工テーブル載
置台41上で製品2’を解放したら、直ちに加工テーブ
ル12の上方に復帰する。このとき、処理ヘッドが備え
る一対の把持部材31は、環状の残材2’’の両側から
近接位置に位置しており、その後、エアシリン38が前
進されて把持部材31が近接するように移動される。こ
れにより、環状の残材2’’が一対の把持部材31によ
って保持される。この後、処理ヘッド27は、一旦、上
昇されてから残材用台車8の上方まで移動され、その位
置において、エアシリンダ38によって把持部材31が
拡開され、残材の保持状態が解放される。そのため、残
材2’’は残材用台車8上に落下する。この時点までに
は、バリ取り装置11による製品2’のバリ取り作業は
終了しており、かつ研磨機構42も製品2’と干渉しな
い後退位置に復帰しているので、処理ヘッド27がバリ
取り装置11の載置台41上に移動されて、製品2’を
再度吸着保持する。次に、処理ヘッド27は、載置台4
1上の位置から製品用台車7の上方位置まで移動された
後、製品2’の保持状態を解放する。これによりバリ取
りが終了した製品2’が製品用台車7に載置される。こ
の後、処理ヘッド27は、ストッカ6の上方まで移動し
て、ストッカ6に貯溜した最上方に位置する新たな被加
工物2を吸着保持した後、該新たな被加工物2を加工テ
ーブル12に供給する。上述した様にしてロボット4
は、加工テーブル12に被加工物2を供給するととも
に、被加工物2に対する切断加工が終了したら、製品
2’および残材2’’を加工テーブル12上から搬出す
るようにしている。
【0017】上述した本実施例によれば、加工テーブル
12への被加工物2の供給、および加工終了後の製品
2’および残材2’’の加工テーブル12からの搬出作
業を作業者が行う必要がない。換言すると、加工テーブ
ル12への被加工物2の供給、および加工終了後の製品
2’および残材2’’の加工テーブル12からの搬出作
業をすべてロボット4によって処理することができる。
したがって、本実施例によれば、従来に比較して作業者
の負担を軽減させることができる。また、本実施例によ
れば、被加工物2に対する切断加工が終了時点では、内
方側となる載置台17に製品2’が載置される一方、そ
の外方側となる環状の残材2’’は、載置台17よりも
下方にまで落下して支持部材21によって支持される。
そのため、切断加工が終了した時点で製品2’と残材
2’’とを容易に分離させることが出来るとともに、加
工テーブル17から製品2’を容易に搬出することがで
きる。さらに、残材2’’は環状となっているので小片
とはならず、また、ミクロジョイントを施す必要もな
く、加工テーブル17から容易に搬出することができ
る。また、上記実施例では支持部材21は同一高さに支
持するようにしていたが、支持部材21を昇降可能とし
て載置台17の上面との相対的な高さを変更するように
しても良い。そのように構成すれば、環状の残材2’’
を支持部材21上に複数枚貯溜しておき、その後、それ
らをまとめて搬出することによって、ロボットによる残
材2’’の搬出に要する時間を短縮することができる。
なお、上記実施例では、円板状の被加工物2から丸鋸を
切り出すようにしているが、正方形をした板状部材か
ら、ギヤやディスクブレーキのディスクプレートを切り
出す場合にも本発明を適用することができる。また、本
発明は内歯歯車等のように板状部材の外側と内側を環状
に加工する場合にも適用することができる。この場合に
は、上記載置台17を環状に形成して、支持部材21を
環状の載置台17の外側と内側に配設するとともに、載
置台17の上面の円周方向2か所に位置決めピンを立設
すればよい。さらに、上記実施例では、載置台17およ
び41に負圧を利用した吸着手段を設けていたが、電磁
石を用いて被加工物2(製品2’)を吸着保持するよう
にしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して作業者の負担を軽減させることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1のII−II線に沿う要部の断面図
【図3】被加工物2の平面図
【図4】図1の要部の断面図
【図5】図1の要部の拡大図
【図6】図5の正面図
【符号の説明】
1 レーザ切断加工システム 2 被
加工物 3 レーザ加工機 4 ロボッ
ト 6 ストッカ 12 加工
テーブル 11 昇降手段 13 加工
ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白江 勝浩 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 (72)発明者 中井 隆一 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 (72)発明者 谷口 功 愛知県丹羽郡大口町中小口一丁目1番地 兼房株式会社内 (72)発明者 山根 重人 愛知県丹羽郡大口町中小口一丁目1番地 兼房株式会社内 Fターム(参考) 3C030 DA00 DA32 DA36 DA37 4E068 CA14 DA01 5H303 AA01 AA10 BB03 DD08 GG11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に貫通孔を穿設した被加工物を
    積載して貯溜しておく素材貯溜手段と、加工テーブル上
    に供給された被加工物に対して所要の加工を施す加工機
    と、上記加工機による加工が終了した後の製品を貯溜す
    る製品貯溜手段と、素材貯溜手段に貯溜してある被加工
    物を保持して加工機の加工テーブル上に供給するととも
    に、加工機による加工終了後に加工テーブル上から製品
    を搬出するロボットとを備え、 上記素材貯溜手段は、鉛直上方にむけて立設され、上記
    被加工物の貫通孔に挿通し被加工物を所定位置に位置決
    めする位置決めピンを備えており、 また、上記加工テーブルは、被加工物を支持する載置台
    と、この載置台に鉛直上方にむけて立設され、上記被加
    工物の貫通孔と係合して被加工物を載置台上の所定位置
    に位置決めする位置決めピンとを備えることを特徴とす
    る切断加工システム。
  2. 【請求項2】 被加工物から製品を切り出した残りであ
    る残材を貯溜する残材貯溜手段を設け、上記ロボット
    は、加工機による加工終了後に、加工テーブル上の残材
    を残材貯溜手段へ移送する様に構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の切断加工システム。
  3. 【請求項3】 上記加工機による加工終了後の製品から
    バリを除去するバリ取り装置を設け、上記ロボットは、
    上記加工機による加工終了後の製品を保持して、バリ取
    り装置に移送し、バリ取り装置による処理が終わった製
    品を製品貯溜手段まで移送する様に構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断加工
    システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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