JP2000093801A - 還元の後の硫化による触媒の硫化方法 - Google Patents

還元の後の硫化による触媒の硫化方法

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JP2000093801A JP11179147A JP17914799A JP2000093801A JP 2000093801 A JP2000093801 A JP 2000093801A JP 11179147 A JP11179147 A JP 11179147A JP 17914799 A JP17914799 A JP 17914799A JP 2000093801 A JP2000093801 A JP 2000093801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素仕込原料の水素化精製および水素化
転換担持触媒の硫化方法に関し、優れた硫化と、硫化物
相の優れた分散とを得ることが可能であり、水素化精製
および水素化転換の触媒活性が大幅に改善される硫化触
媒の調製方法を提供する。また本発明は、該方法により
得られる硫化触媒にも関する。さらに本発明は、炭化水
素仕込原料の水素化精製および水素化転換における、触
媒としての得られた硫化触媒の使用にも関する。 【解決手段】 担持触媒の硫化方法は、ランタノイドお
よびアクチノイドが含まれる第IIIB族、第IVB族、第VB
族および第VIB族よりなる群の中から選ばれた少なくと
も1つの元素を含む担持触媒の硫化方法において、前記
触媒を硫化する前に水素以外の少なくとも1つの還元ガ
スにより予め前記触媒を還元することを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に非晶質また
は不完全結晶化酸化物型の少なくとも1つの細孔質マト
リックスに組み合わされる、ランタノイドおよびアクチ
ノイドが含まれる第IIIB族、第IVB族、第VB族および第V
IB族(元素周期律表の新規記号表記による第3族、第4
族、第5族および第6族:ハンドブック・オブ・ケミス
トリ・アンド・フィジックス、第76版、1995〜1
996年、表紙の内側第1ページ)よりなる群の中から
選ばれる少なくとも1つの元素と、場合によっては第VI
II族(元素周期律表の新規記号表記による第8族、第9
族および第10族)の少なくとも1つの元素に組み合わ
される、場合によっては少なくとも1つのゼオライト性
または非ゼオライト性モレキュラーシーブと、場合によ
ってはP、BおよびSiよりなる群の中から選ばれる少
なくとも1つの元素と、場合によっては第VIIA族(同第
17族)の少なくとも1つのアニオン源とを含む担持水
素化精製および水素化転換触媒の硫化方法に関する。こ
の硫化触媒の調製方法は、当業者に公知のあらゆる方法
により硫化工程を行なう前に、水素以外の少なくとも1
つの還元ガスを用いて予め還元工程を行なうことを特徴
とする。
【0002】さらに本発明は、本発明による方法により
得られる硫化触媒にも関する。
【0003】さらに本発明は、炭化水素仕込原料の水素
化精製および水素化転換における、触媒としての得られ
た硫化触媒の使用にも関する。これら炭化水素仕込原料
は、少なくとも1つの芳香族化合物、および/またはオ
レフィン化合物、および/またはナフテン化合物、およ
び/またはパラフィン化合物を含む。前記仕込原料は、
場合によっては金属および/または窒素および/または
酸素および/または硫黄を含む。
【0004】硫化物の合成は、当業者に公知の多数の方
法により実施されてよい。
【0005】
【従来の技術】従来、遷移金属型または希土類金属型元
素と元素状硫黄との高温での反応による結晶化遷移金属
または希土類金属の硫化物の合成は、固体の化学におい
て当業者に公知の方法であるが、特に工業的適用におい
てコスト高である。
【0006】遷移金属または希土類金属の混合酸化物の
形態下の適当な前駆体と、ガス相での硫黄化合物、例え
ば硫化水素または硫化炭素CS2、あるいはさらにはメ
ルカプタン、硫化物、二硫化物、炭化水素多硫化物、硫
黄蒸気、COS、硫化炭素との反応による塊状または担
持硫化物の通過床反応器における合成は、当業者に公知
である。
【0007】遷移金属または希土類金属の混合酸化物の
形態下の適当な前駆体の液相での硫黄化合物で含浸され
る反応に次ぐ通過床反応器内での水素下処理による塊状
または担持硫化物の合成は、当業者に公知である。
【0008】さらに水素下に塊状であるか、または細孔
質マトリックス上に担持される酸化物前駆体と、硫黄含
有炭化水素仕込原料、特に硫黄含有石油留分、例えばガ
ソリン、ケロシンおよびガスオイルであり、場合によっ
てはこれらに硫黄化合物、例えばジメチル二硫化物が添
加される硫黄含有石油留分との処理による塊状である
か、または細孔質マトリックス上に担持される硫化触媒
の合成も、当業者に公知である。
【0009】さらに塊状硫化物の合成は、2つのカチオ
ンを含む溶液状での硫黄含有錯体の塩基性媒質中での共
沈澱技術により行なわれてよい。この方法は、調節され
るpHで実施されてよく、硫化物の均質沈澱と呼ばれ
る。この方法は、コバルトおよびモリブデンの混合硫化
物を調製するために使用されている(G.Hagenbach,P.Co
urty, B.Delmon, ジャーナル・オブ・カタリシス、19
73年、第31巻、264頁)。
【0010】さらに水素/硫化水素または窒素/硫化水
素混合物下での塊状または細孔質マトリックス上に担持
される酸化物前駆体の処理による塊状または細孔質マト
リックス上に担持される硫化触媒の合成も、当業者に公
知である。
【0011】米国特許US−A−4,491,639に
は、V、MoおよびWの塩の元素状硫黄、特に場合によ
ってはCoまたはNiと組み合わされる一連のC、S
i、B、Ce、Th、Nb、Zr、TaおよびUの元素
のうちの少なくとも1つの元素を含むV、MoおよびW
の硫化物との反応による硫化化合物の調製が記載されて
いる。
【0012】他の方法が、単純硫化物の合成に関して提
案されている。例えば米国特許US−A−3,748,
095およびフランス特許FR2,100,551に記
載されている結晶化希土類単純硫化物の合成は、100
0℃を越える温度での硫化水素または硫化炭素と、希土
類の非晶質酸化物または希土類の非晶質オキシ炭酸塩と
の反応により行なわれる。
【0013】ヨーロッパ特許EP−0440,516A
1および米国特許US−A−5,279,801には、
それらについては、遷移金属化合物または希土類金属化
合物と、ガス状態の硫黄の炭素化合物との閉鎖反応器内
での適温350〜600℃での反応による遷移金属また
は希土類金属の単純硫化化合物の合成方法が記載されて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いくつ
かの元素、例えば塊状または担持酸化物形態の、ランタ
ノイドおよびアクチノイドが含まれる第IIIB族、第IVB
族および第VB族の元素は、硫化を行なうのが非常に困難
であることは公知である。従って、当業者に公知であり
かつ工業的にまた研究室において一般に使用される硫化
方法、例えば水素/硫化水素ガス混合物下の硫化、ある
いは炭化水素仕込原料と、硫黄含有化合物、例えばジメ
チル二硫化物との混合による水素圧力下に液相での硫化
は、そのような固体を硫化するのに効力のないものであ
るという問題があった。
【0015】本発明においては、マトリックスに組み合
わされる、単独または混合物状の、第IIIB族、第IVB族
および第VB族の元素、並びに元素周期律表の多数の他の
元素の硫化物をベースとする硫化触媒の調製に関する本
出願人により行なわれた多大な研究業績により、予期し
ないことではあるが、硫化に先立って水素以外の還元ガ
ス下に処理を行なう場合、触媒活性が、改善された状態
にあることが見出されるに至った。何ら理論に関連付け
られることを望まないで、水素以外の還元ガスにより適
度に予め還元された触媒の硫化により、優れた硫化と、
硫化物相の優れた分散とを得ることが可能になる。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による担持触媒の
硫化方法は、ランタノイドおよびアクチノイドが含まれ
る第IIIB族、第IVB族、第VB族および第VIB族よりなる群
の中から選ばれた少なくとも1つの元素を含む担持触媒
の硫化方法において、前記触媒を硫化する前に水素以外
の少なくとも1つの還元ガスにより予め前記触媒を還元
することを特徴としている。
【0017】上記方法において、還元ガスは、不活性ガ
スにより希釈されるまたは希釈されない、単独または混
合物状の、一酸化炭素、一酸化窒素、N2O、メタン、
エタン、プロパン、ブタン、飽和環式炭化水素およびア
ンモニア、並びに希ガスおよび過熱水よりなる群の中か
ら選ばれる。
【0018】上記方法において、さらに触媒が、第VIII
族の少なくとも1つの金属を含む。
【0019】上記方法において、触媒が、一般に非晶質
または不完全結晶化酸化物型の少なくとも1つの細孔質
マトリックスを含む。
【0020】上記方法において、さらに少なくとも1つ
のゼオライト性または非ゼオライト性モレキュラーシー
ブを含む。
【0021】上記方法において、さらに触媒が、P、B
およびSiよりなる群の中から選ばれる少なくとも1つ
の元素を含む。
【0022】上記方法において、さらに触媒が、第VIIA
族の少なくとも1つのアニオン源を含む。
【0023】上記方法において、ランタノイドおよびア
クチノイドが含まれる第IIIB族、第IVB族および第VB族
の元素を、塊状または担持酸化物形態に硫化する。
【0024】より正確には、本発明による硫化触媒の製
造方法は、つぎの工程、すなわち(a) ランタノイド
およびアクチノイドが含まれる第IIIB族、第IVB族、第V
B族および第VIB族よりなる群の中から選ばれる少なくと
も1つの元素と、場合によっては第VIII族の元素と、場
合によってはゼオライト性または非ゼオライト性モレキ
ュラーシーブに組み合わされる、一般に非晶質または不
完全結晶化酸化物型の少なくとも1つの細孔質マトリッ
クスと、場合によってはP、BおよびSiよりなる群の
中から選ばれる少なくとも1つの元素と、場合によって
は第VIIA族の少なくとも1つのアニオンと、場合によっ
ては炭素と、場合によっては水とを含む触媒を調製する
工程、(b) 反応器内で40℃を越える加熱温度で
0.01MPaを越える圧力下に触媒を、水素以外の還
元ガスまたは還元ガス混合物に曝すことにより、工程
(a)で調製される触媒の還元処理を行なう工程、およ
び(c) 工程(b)で得られる還元触媒を、温度40
〜1000℃で0.01MPaを越える圧力下に固体、
液体またはガス硫化剤に曝すことにより、触媒の硫化を
行なう工程、を含む。
【0025】上記方法において、前記触媒を、温度20
〜800℃、好ましくは40〜600℃で0.01MP
aを越える圧力下に水素中硫化水素のガス混合物に曝す
ことにより、触媒の硫化を行なう。
【0026】上記方法において、触媒を、硫黄を含む炭
化水素仕込原料に曝すことにより、触媒の硫化を行な
う。
【0027】上記方法において、触媒の硫化が、前記触
媒の使用に対して現場外で行なわれる。
【0028】上記方法において、反応帯域が、還元反応
および硫化反応により生成されるガスの自生圧力を用い
る閉鎖反応器である。
【0029】上記方法において、反応帯域が、開蓋反応
器である。
【0030】上記方法において、予めマトリックスを、
遷移金属または希土類金属の塩による、場合によっては
P、BおよびSiよりなる群の中から選ばれる元素を含
む塩による、場合によっては第VIIA族のアニオンによる
1つまたは複数の工程において含浸する、また触媒の中
間乾燥工程を、温度60〜250℃で各含浸間に行な
う。
【0031】また本発明は、上記の方法により得られる
硫化化合物にも関する。
【0032】本発明は、上記の方法により得られる硫化
化合物の炭化水素仕込原料の精製または水素化転換反応
器内での触媒としての使用法にも関する。
【0033】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を説
明する。
【0034】本発明の方法において、反応器は、閉鎖反
応器であってよい。この場合、充填は、自由空気で行な
われる。閉鎖後、アルゴンまたはヘリウムのような不活
性ガスによりパージを行なう。ついで還元ガスを導入す
る。反応後、使用される圧力は、還元反応による生成ガ
スによる圧力であり、また残留還元ガスによる圧力であ
る。
【0035】反応器は、通過床、例えば固定床、移動
床、沸騰床または流動床を有する反応器であってよい。
この場合、還元工程の際に使用される圧力は、還元ガス
の圧力である。
【0036】さらに触媒の硫化は、現場外で、例えば触
媒の使用帯域の外側帯域で行なわれてよい。
【0037】上記工程(b)の反応は、水素以外の少な
くとも1つの還元ガス雰囲気下に行なわれる。還元ガス
は、不活性ガス中単独または混合物状または希釈され
る、つぎのガスのうちの1つであってよい。すなわち一
酸化炭素CO、二酸化炭素CO2、一酸化窒素NO、N2
O、NO2、および飽和炭化水素Cn2n+2(ここで、n
=1〜10である)、特にメタン、エタン、プロパン、
ブタン、飽和環式炭化水素Cn2n(ここで、n=3〜
6である)およびアンモニアであってよい。このガス
は、場合によっては不活性ガス、例えば窒素、希ガス、
例えばヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセ
ノンまたはラドン、過熱水、あるいはさらにはこれら化
合物のうちの少なくとも2つの組み合わせにより希釈さ
れてよい。
【0038】上記工程(c)の硫化は、当業者に公知の
あらゆる方法、特に前述された方法により行なわれてよ
い。好ましくは前駆体を、温度20〜800℃、好まし
くは40〜600℃で0.001MPaを越える圧力で
水素中硫化水素のガス混合物に曝すことからなる方法
か、あるいはさらには触媒を、仕込原料中に自然に存在
するか、あるいは硫黄の有機化合物、例えばジメチル二
硫化物を炭化水素仕込原料中に添加することにより得ら
れる硫黄を含む液体炭化水素仕込原料に曝すことからな
る方法が使用される。
【0039】さらに本発明は、一般に触媒の全体重量に
対して重量%でつぎの族よりなる群の中から選ばれる少
なくとも1つの金属を、つぎの含有量で含む、本発明に
よる方法により得られる硫化触媒にも関する。
【0040】すなわち、本発明による方法により得られ
る硫化触媒は、第IIIB族、第IVB族、第VB族および第VIB
族の元素よりなる群の中から選ばれる少なくとも1つの
金属 0.01〜40%、好ましくは0.01〜35
%、より好ましくは0.01〜30%と、非晶質マトリ
ックスおよび不完全結晶化マトリックスよりなる群の中
から選ばれる少なくとも1つの担体0.1〜99%、好
ましくは1〜98%と、硫黄0.001〜30%、好ま
しくは0.01〜55%と、第VIII族の少なくとも1つ
の金属0〜30%、好ましくは0.01〜25%と、場
合によっては、ゼオライト性または非ゼオライト性モレ
キュラーシーブ0〜90%、好ましくは0.1〜85
%、より好ましくは0.1〜80%と、ホウ素、ケイ素
およびリンよりなる群の中から選ばれる少なくとも1つ
の元素0〜40%、好ましくは0.1〜30%、より好
ましくは0.1〜20%と、第VIIA族よりなる群の中か
ら選ばれる少なくとも1つの元素0〜20%、好ましく
は0.1〜15%、より好ましくは0.1〜10%とを
含むものである。
【0041】第VB族の元素は、バナジウム、ニオブおよ
びタンタルよりなる群の中から選ばれ、第IVB族の元素
は、チタン、ジルコニウムおよびハフニウム、好ましく
はチタンよりなる群の中から選ばれる。第IIIB族の金属
は、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジミ
ウム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニ
ウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エル
ビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、アク
チニウム、トリウムおよびウラニウムよりなる群の中か
ら選ばれる。第VIII族の元素は、鉄、コバルト、ニッケ
ル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウムおよび白金、好ましくは鉄、コバルトおよび
ニッケルよりなる群の中から選ばれる。第VIB族の元素
は、クロム、モリブデンおよびタングステンよりなる群
の中から選ばれる。
【0042】ランタノイドおよびアクチノイドを含む第
IIIB族、第IVB族、第VB族、第VIB族および第VIII族の元
素からなる全体に含まれる原子番号を有する少なくとも
1つの元素を含む化合物として、酸化物、水酸化物、オ
キシ水酸化物、酸、ポリオキソメタレート、アルコキシ
ド、オキサレート、アンモニウム塩、硝酸塩、炭酸塩、
ヒドロキシ炭酸塩、カルボキシレート、ハロゲン化物、
オキシハロゲン化物、リン酸塩、水素化物およびチオセ
ル、特にアンモニウムが使用されてよい。好ましくは酸
化物、遷移金属塩、ランタノイドおよびアクチノイドが
使用される。
【0043】炭素源は、当業者に公知のあらゆる形態、
例えばグラファイト、石油のコークス、油のコークス、
非晶質炭素、カーボンブラック、および植物化合物また
は動物化合物またはさらには炭化水素の部分燃焼によ
り、または分解により、またはさらには脱水素化により
得られる活性炭、異なる石油留分、植物性炭化水素、例
えば植物油等の形態で現れる。炭素源は、一般に水素を
含む。その特徴のうちの1つは、そのH/C原子比であ
る。H/C比2未満、好ましくはH/C比1.7未満、
より好ましくはH/C比1.4未満を有する炭素源が好
ましくは使用される。
【0044】好ましいリン源は、リン酸H3PO4であ
る。しかしながら、さらにその塩およびそのエステル、
例えばアルカリ・リン酸塩、リン酸アンモニウムも適す
る。リンは、例えばリン酸と、アンモニアのような窒
素、第1および第2アミン、環式アミン、ピリジン族の
化合物、キノレイン族の化合物およびピロール族の化合
物を含む塩基性有機化合物との混合物形態で導入されて
よい。
【0045】多数のケイ素源が使用されてよい。従っ
て、ヒドロゲル、エーロゲルまたは酸化ケイ素のコロイ
ド懸濁液、沈澱酸化物、オルトシリケート・エチルSi
(OEt)4のようなエステルの加水分解から来る酸化
物、シランおよびポリシラン、シロキサンおよびポリシ
ロキサン、あるいはケイ酸ハロゲン化物、例えばフルオ
ロケイ酸アンモニウム(NH42SiF6またはフルオ
ロケイ酸ナトリウムNa2SiF6を使用してよい。ケイ
素は、例えばアルコール中の溶液状シリケート・エチル
の含浸により添加されてよい。
【0046】ホウ素源は、非晶質ホウ酸塩、例えば二ホ
ウ酸アンモニウムまたは五ホウ酸アンモニウムであって
よい。ホウ素は、例えばアルコール中のホウ酸溶液によ
り導入されてよい。
【0047】使用されることもある第VIIA族の元素源
は、当業者に公知である。例えばフッ化アニオンは、フ
ッ化水素酸またはその塩形態で導入されてよい。この塩
は、アルカリ金属、アンモニウムまたは有機化合物と共
に生成される。有機化合物の場合、塩は、有利には有機
化合物とフッ化水素酸との反応による反応混合物中に形
成される。さらに水中にフッ化アニオンを放出しうる加
水分解可能な化合物、例えばフルオロシリケート・アン
モニウム(NH42SiF6、テトラフッ化ケイ素Si
4またはフルオロシリケート・ナトリウムNa2SiF
6を使用することも可能である。フッ素は、例えばフッ
化水素酸またはフッ化アンモニウムの水溶液の含浸によ
り導入されてよい。
【0048】塩化アニオンは、塩酸またはその塩形態で
導入されてよい。この塩は、アルカリ金属、アンモニウ
ムまたは有機化合物と共に生成される。有機化合物の場
合、塩は、有利には有機化合物と塩酸との反応による反
応混合物中に形成される。
【0049】通常非晶質または不完全結晶化無機細孔質
マトリックスは、通常アルミナ、シリカ、シリカ・アル
ミナ、または前述された酸化物のうちの少なくとも2つ
の酸化物の混合物よりなる群の中から選ばれる。アルミ
ナ、例えばガンマ・アルミナを含む当業者に公知のあら
ゆる形態のマトリックスを使用するのが好ましい。
【0050】さらに触媒は、結晶化アルミノシリケート
型モレキュラーシーブあるいは合成または天然ゼオライ
ト、例えばゼオライトY、ゼオライトX、ゼオライト
L、ゼオライト・ベータ、モルデナイト、ゼオライト・
オメガ、ゼオライトNU−10、ゼオライトTON、ゼ
オライトZSM−22およびゼオライトZSM−5の族
よりなる群の中から選ばれる少なくとも1つの化合物も
含んでよい。
【0051】本発明による方法の第1工程は、ランタノ
イドおよびアクチノイドを含む第IIIB族、第IVB族、第V
B族、細孔質マトリックスおよび第VIB族からなる全体に
含まれる原子番号を有する少なくとも1つの元素と、場
合によっては第VIII族の少なくとも1つの元素と、場合
によってはP、BおよびSiよりなる群の中から選ばれ
る元素源と、場合によっては第VIIA族のアニオン源とを
含む1つまたは複数の化合物を含む触媒の前駆体を調製
することからなる。この第1工程は、数回行なわれてよ
い。
【0052】マトリックスは、予め成形されてよくかつ
混合物中に導入される前に焼成されてよい。成形は、例
えば押出し、ペレット化、油滴(オイルドロップ)方
法、回転板造粒あるいは当業者に公知の他のあらゆる方
法により実施されてよい。この場合、予め成形されたマ
トリックスは、通常温度少なくとも100℃、一般に約
200〜1000℃で空気下に通常焼成される。
【0053】マトリックスは、遷移金属または希土類金
属の塩、あるいはP、BおよびSiよりなる群の中から
選ばれる元素または第VIIA族のアニオンを含む塩により
予め含浸されてよい。例えば、モリブデンの含浸は、溶
液中にリン酸を添加することにより促進されてよい。こ
のことにより、リンも導入して触媒活性を促進させるよ
うにすることが可能になる。リンの他の化合物は、当業
者に公知のように使用されてよい。
【0054】マトリックスの含浸は、好ましくは当業者
に公知の「乾式」と呼ばれる含浸方法により行なわれ
る。
【0055】含浸は、最終触媒の構成要素全体を含む溶
液による単一工程において行なわれてよい。
【0056】ランタノイドおよびアクチノイドを含む第
IIIB族、第IVB族、第VB族、第VIB族、第VIIB族および第
VIII族よりなる群の中から選ばれる元素、同じくP、B
およびSiよりなる群の中から選ばれる元素、並びに第
VIIA族のアニオンよりなる群の中から選ばれる元素は、
遷移金属または希土類金属の少なくとも1つの前駆体塩
を含む溶液を用いて1つまたは複数のイオン交換操作に
より、選ばれたマトリックス上に導入されてよい。
【0057】金属が、対応する前駆体塩のいくつかの含
浸により導入される場合には、触媒の中間乾燥工程は、
温度60〜250℃で行なわれねばならない。
【0058】成分の全部または一部を含む粉体混合物
は、例えば押出し、ペレット化、油滴(オイルドロッ
プ)方法、回転板造粒あるいは当業者に公知の他のあら
ゆる方法により成形されてよい。
【0059】本発明により得られる硫化触媒は、芳香族
化合物、および/またはオレフィン系化合物、および/
またはナフテン系化合物、および/またはパラフィン系
化合物を含む炭化水素仕込原料の水素化、水素化脱窒、
水素化脱酸素、水素化脱硫において触媒として使用され
る。前記仕込原料は、場合によっては金属、および/ま
たは窒素、および/または酸素、および/または硫黄を
含む。これらの使用において、本発明により得られる触
媒は、先行技術に比して改善された活性を示す。
【0060】本方法において使用される仕込原料は、ガ
ソリン、ガスオイル、減圧ガスオイル、脱アスファルト
残渣または非脱アスファルト残渣、パラフィン油、(パ
ラフィン)蝋およびパラフィン類である。これら仕込原
料は、ヘテロ原子、例えば硫黄、酸素、窒素および金属
を含むものである。反応温度は、一般に200℃を超
え、多くの場合280〜480℃である。圧力は、0.
1MPaを越え、一般に5MPaを越える。水素の再循
環率は、仕込原料1リットル当たり最小限に水素80リ
ットル、多くの場合水素200〜4000リットルであ
る。毎時空間速度は、一般に0.1〜20h-1である。
【0061】精油業者に重んじられる結果は、HDS、
HDNおよび転換における活性である。一定の目的が、
節約指向の現実と両立できる条件下に実施されねばなら
ない。従って、精油業者は、温度、圧力および水素の再
循環率を低減することに努めており、かつ毎時空間速度
を最大限化することに努めるものである。活性は、温度
の上昇により増加されうるが、これは、多くの場合触媒
の安定性を犠牲にすることは公知である。安定性または
寿命期間は、圧力または水素の再循環率の上昇を伴って
改善されるが、このことは、方法の節約性を犠牲にして
行なわれる。
【0062】
【実施例】つぎの実施例は本発明を例証するが、何らそ
の範囲を限定するものではない。
【0063】実施例1:触媒の組成に含まれるアルミナ
担体の調製 アルミナをベースとする担体を製造して、成形担体から
後述される触媒を調製することを可能にするようにし
た。これを行なうために、極薄板状ベーマイトまたは商
品名SB3でコンデァ・ケミー有限会社により市販され
ているアルミナ・ゲルから構成されるマトリックスを使
用した。このゲルを、66%の硝酸(乾燥ゲル1グラム
当たり酸7重量%)を含む水溶液と混合し、ついで15
分間混練した。この混練の終了時に、得られたペースト
を、直径1.3mmの円筒状開口部を有するダイスに通
して通過させた。ついで押出し物を、120℃で一晩乾
燥させ、ついで水7.5容積%を含む湿潤空気下に55
0℃で2時間焼成した。このようにして直径1.2mm
の円筒状押出し物を得た。この押出し物は、比表面積2
43m2/gと、細孔容積0.61cm3/gと、10n
mに集中される単一モードの細孔サイズ分布とを有し
た。X線回折によるマトリックスの分析により、このマ
トリックスが、専ら低い結晶度の立方型ガンマ・アルミ
ナから構成されることが明らかになった。
【0064】実施例2:Mo/アルミナ水素化処理触媒
の調製 実施例1の押出アルミナ担体を、モリブデン塩を含む水
溶液により乾式含浸した。モリブデン塩は、ヘプタモリ
ブデン酸アンモニウムMo724(NH46・4H2Oで
あった。水で飽和された雰囲気下に室温で熟成後に、含
浸押出し物を、120℃で一晩乾燥し、ついで乾燥空気
下に550℃で2時間焼成した。三酸化モリブデンの最
終含有量は、14.5重量%であった。
【0065】実施例3:CoMo/アルミナ水素化処理
触媒の調製 実施例1の押出アルミナ担体を、モリブデン塩とコバル
ト塩とを含む水溶液により乾式含浸した。モリブデン塩
は、ヘプタモリブデン酸アンモニウムMo72 4(N
46・4H2Oであり、コバルト塩は、硝酸コバルト
Co(NO32・6H2Oであった。水で飽和された雰
囲気下に室温での熟成後に、含浸押出し物を、120℃
で一晩乾燥し、ついで乾燥空気下に550℃で2時間焼
成した。三酸化モリブデンの最終含有量は、14.5重
量%であった。酸化コバルトの最終含有量は、2.8重
量%であった。こうして得られた触媒は、工業触媒の代
表的なものであった。
【0066】実施例4:Nb/アルミナ水素化処理触媒
の調製 ニオブを、エタノール中五酸化ニオブ溶液Nb(OE
t)5の乾式含浸により実施例1の押出アルミナ担体上
に添加した。乾式含浸後、押出し物を80℃で一晩乾燥
した。得られたNb/アルミナ触媒を、五酸化二ニオブ
の最終含有量13.1重量%を用いて調製した。
【0067】実施例5:CoNb/アルミナ水素化処理
触媒の調製 コバルトを、硝酸コバルト溶液Co(NO32・6H2
Oの乾式含浸により実施例4のNb/アルミナ触媒上に
添加して、酸化コバルトCoOの最終含有量2.9重量
%を得るようにした。乾式含浸後、押出し物を80℃で
一晩乾燥した。得られたCoNb/アルミナ触媒は、N
25の12.7重量%と、CoO2の8 重量%とを含
んだ。
【0068】実施例6:Ce/アルミナ水素化処理触媒
の調製 セリウムを、硝酸セリウム溶液Ce(NO34・xH2
Oの乾式含浸により実施例1の押出アルミナ担体上に添
加した。乾式含浸後、押出し物を80℃で一晩乾燥し、
ついで乾燥空気下に350℃で2時間焼成した。得られ
たCe/アルミナ触媒を、CeO2の最終含有量5.1
重量%を用いて調製した。
【0069】実施例7:CoCe/アルミナ水素化処理
触媒の調製 実施例6の触媒を、硝酸コバルトの水溶液Co(N
32・6H2Oにより乾式含浸した。水で飽和された
雰囲気下に室温で熟成後に、含浸押出し物を、80℃で
一晩乾燥し、ついで乾燥空気下に350℃で2時間焼成
した。酸化セリウムの最終含有量は、14.5重量%で
あった。酸化コバルトCoOの最終含有量は、2.0重
量%であった。
【0070】実施例8:触媒の還元R1(本発明に合致
する) 新たに乾燥された触媒50gを、常圧で窒素流により掃
気した触媒の固定床反応器に導入した。温度を300℃
に上昇させ、ついで一酸化炭素1%を窒素中に注入し
た。触媒を温度400℃で加熱し、これを10時間維持
した。固体50gについては、毎時2リットルのガス混
合物を通過させた。R1と命名される方法により還元さ
れた触媒を得た。従って、実施例2〜7の各触媒を、R
1方法により還元した。
【0071】実施例9:触媒の還元R2(本発明に合致
する) 新たに乾燥された触媒50gを、常圧で窒素流により掃
気した触媒の固定床反応器に導入した。温度を300℃
に上昇させ、ついで一酸化窒素NOの1%を窒素中に注
入し、温度を400℃に上昇させて、これを10時間維
持した。固体50gについては、毎時2リットルのガス
混合物を通過させた。R2と命名される方法により還元
された触媒を得た。従って、実施例2〜7の各触媒を、
R2方法により還元した。
【0072】実施例10:触媒の硫化 新たに乾燥された触媒またはR1方法により還元した触
媒またはR2方法により還元した触媒50gを、常圧で
水素中H2Sの15容積%を含むガス流により掃気した
触媒の固定床反応器に導入した。固体50gについて
は、毎時2リットルのガス混合物を通過させた。触媒
を、温度400℃で10時間加熱した。
【0073】新たに乾燥された触媒の硫化により、H2
Sにより硫化された触媒を得ることが可能になった。そ
の硫化率および炭素含有量を、表1に記載した。この表
において、H2/H2S混合物による硫化方法により、C
oMo/アルミナ触媒の十分な硫化率を得ることが可能
になったが、その代わりに、第VB族の金属であるニオ
ブ、あるいはランタノイド族の金属であるセリウムを含
む触媒の硫化率が、非常に低いことが証明された。
【0074】
【表1】
【0075】R1方法により還元した触媒の硫化によ
り、表2に示した硫化率と残留炭素含有量とを有する触
媒を得ることが可能になった。この表において、R1方
法による触媒の還元後におけるH2/H2S混合物による
硫化方法により、CoMo/アルミナ触媒と、第VB族の
金属であるニオブを含む触媒との非常に十分な硫化率を
得ることが可能になった。ランタノイド族の金属である
セリウムの硫化率が、予備還元をしない硫化に比して著
しく改善された。COの使用により、触媒上に少量の炭
素の堆積が生じることに注目される。
【0076】
【表2】
【0077】R2方法により還元した触媒の硫化によ
り、表3に示した硫化率と残留炭素含有量とを有する触
媒を得ることが可能になった。この表において、R2方
法による触媒の還元後におけるH2/H2S混合物による
硫化方法により、CoMo/アルミナ触媒と、第VB族の
金属であるニオブを含む触媒との非常に十分な硫化率を
得ることが可能になった。ランタノイド族の金属である
セリウムの硫化率が、予備還元をしない硫化に比して著
しく改善された。
【0078】
【表3】
【0079】実施例11:ガスオイルのHDSにおける
触媒のテスト 実施例8の方法に従って硫化した触媒を、ガスオイルの
水素化脱硫テストにおいて比較した。
【0080】ガスオイル仕込原料の主な特徴を、つぎの
表に記載した。
【0081】 15℃での密度 : 0.856 20℃での屈折指数 : 1.4564 50℃での粘度 : 3.72cSt 硫黄 : 1.57重量% シミュレーション蒸留 初留点 : 153℃ 5% : 222℃ 50% : 315℃ 95% : 415℃ 終留点 : 448℃ ガスオイルのHDSテストを、つぎの操作条件下に行な
った。
【0082】 全体圧力 : 3MPa 触媒容積 : 40cm3 温度 : 340℃ 水素流量 : 20リットル/時 仕込原料流量 : 80cm3/時 これらのテストについて、実施例8の方法に従って既に
硫化され、故に予め還元された触媒を、接触反応器内に
充填し、ついで温度150℃で仕込原料により湿らせ
た。ついで装置の温度を、340℃まで上昇させた。
【0083】参照テストを、触媒テスト装置内に実施例
2のCoMo触媒を充填することにより、また上記で定
義されたテスト仕込原料を通過させながら硫化工程を行
なうことにより実施した。テスト仕込原料には、350
℃である温度に関すること以外は上記表のテスト条件下
にジメチル二硫化物(DMDS)2重量%が添加されて
いる。前記温度を10時間維持した。この工程後、温度
をテスト温度すなわち340℃に低下させた。純粋ガス
オイル仕込原料を注入した。この硫化方法を、A−DM
DSと命名した。
【0084】テストされた触媒の触媒性能を、つぎの表
4に記載した。これら性能を、1.5程度の活性度で表
示した。活性度と転換率(HDS%)とを関係付ける式
は、つぎの通りであった。
【0085】 活性度=[100/(100−HDS%)]0.5−1 表4において、Mo触媒およびCoMo触媒の活性度を
比較するために、DMDSおよびA−DMDSにより硫
化したMo触媒の活性度は1であると定めた。
【0086】
【表4】
【0087】表5において、Nb触媒の活性度を比較す
るために、DMDSおよびA−DMDSにより硫化した
単一金属触媒Nb/アルミナの活性度は1であると定め
た。
【0088】
【表5】
【0089】表6において、Ce触媒の活性度を比較す
るために、DMDSおよびA−DMDSにより硫化した
単一金属触媒Ce/アルミナの活性度は1であると定め
た。
【0090】
【表6】
【0091】表4、表5および表6において、H2/H2
Sガス混合物により硫化された触媒のHDSにおける性
能が、参照の硫化方法であるガスオイルとDMDSとの
混合物により硫化された触媒の性能よりも劣ることが証
明された。
【0092】H2/H2Sガス混合物による硫化に先立っ
て一酸化炭素R1−H2Sまたは一酸化窒素R2−H2
により還元された触媒の試料が、還元されなかった触媒
よりも活性であることに留意された。この明確な効果
は、モリブデンをベースとする触媒の場合には弱かっ
た。その代わりに、この効果は、第IIIB族あるいは第VB
族の元素をベースとする触媒の場合には、より大きかっ
た。この効果は、形成された硫化物相の優れた分散性、
並びにコバルトと、硫化の開始からのコバルト、モリブ
デン、ニオブまたはセリウムの部分還元による硫化モリ
ブデン、硫化ニオブまたは硫化セリウムとの優れた相互
作用によるものであった。従って、本発明の硫化触媒の
製造方法により、改善された触媒性能を有する硫化触媒
を製造することが可能になった。
【0093】
【発明の効果】本発明による触媒の硫化方法は、上述の
ように、ランタノイドおよびアクチノイドが含まれる第
IIIB族、第IVB族、第VB族および第VIB族よりなる群の中
から選ばれた少なくとも1つの元素を含む担持触媒の硫
化方法において、前記触媒を硫化する前に水素以外の少
なくとも1つの還元ガスにより予め前記触媒を還元する
ことを特徴とするもので、本発明の触媒の硫化方法によ
れば、優れた硫化と、硫化物相の優れた分散とを得るこ
とが可能になり、水素化精製および水素化転換の触媒活
性が大幅に改善されるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 29/072 B01J 29/072 M 29/076 29/076 M C10G 45/04 C10G 45/04 B

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランタノイドおよびアクチノイドが含ま
    れる第IIIB族、第IVB族、第VB族および第VIB族よりなる
    群の中から選ばれた少なくとも1つの元素を含む担持触
    媒の硫化方法において、前記触媒を硫化する前に水素以
    外の少なくとも1つの還元ガスにより予め前記触媒を還
    元することを特徴とする、担持触媒の硫化方法。
  2. 【請求項2】 還元ガスが、不活性ガスにより希釈され
    るまたは希釈されない、単独または混合物状の、一酸化
    炭素、一酸化窒素、N2O、メタン、エタン、プロパ
    ン、ブタン、飽和環式炭化水素およびアンモニア、並び
    に希ガスおよび過熱水よりなる群の中から選ばれる、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに触媒が、第VIII族の少なくとも1
    つの金属を含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒が、一般に非晶質または不完全結晶
    化酸化物型の少なくとも1つの細孔質マトリックスを含
    む、請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに少なくとも1つのゼオライト性ま
    たは非ゼオライト性モレキュラーシーブを含む、請求項
    1〜4のうちのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに触媒が、P、BおよびSiよりな
    る群の中から選ばれる少なくとも1つの元素を含む、請
    求項1〜5のうちのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに触媒が、第VIIA族の少なくとも1
    つのアニオン源を含む、請求項1〜6のうちのいずれか
    1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ランタノイドおよびアクチノイドが含ま
    れる第IIIB族、第IVB族および第VB族の元素を、塊状ま
    たは担持酸化物形態に硫化する、請求項1〜7のうちの
    いずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】(a) ランタノイドおよびアクチノイド
    が含まれる第IIIB族、第IVB族、第VB族および第VIB族よ
    りなる群の中から選ばれる少なくとも1つの元素と、場
    合によっては第VIII族の元素と、場合によってはゼオラ
    イト性または非ゼオライト性モレキュラーシーブに組み
    合わされる、一般に非晶質または不完全結晶化酸化物型
    の少なくとも1つの細孔質マトリックスと、場合によっ
    てはP、BおよびSiよりなる群の中から選ばれる少な
    くとも1つの元素と、場合によっては第VIIA族の少なく
    とも1つのアニオンと、場合によっては炭素と、場合に
    よっては水とを含む触媒を調製すること、(b) 反応
    器内で40℃を越える加熱温度で0.01MPaを越え
    る圧力下に触媒を、水素以外の還元ガスまたは還元ガス
    混合物に曝すことにより、工程(a)で調製される触媒
    の還元処理を行なうこと、および(c) 工程(b)で
    得られる還元触媒を、温度40〜1000℃で0.01
    MPaを越える圧力下に固体、液体またはガス硫化剤に
    曝すことにより、触媒の硫化を行なうことを特徴とす
    る、請求項1〜8のうちのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記触媒を、温度20〜800℃、好
    ましくは40〜600℃で0.01MPaを越える圧力
    下に水素中硫化水素のガス混合物に曝すことにより、触
    媒の硫化を行なう、請求項1〜9のうちのいずれか1項
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 触媒を、硫黄を含む炭化水素仕込原料
    に曝すことにより、触媒の硫化を行なう、請求項1〜1
    0のうちのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 触媒の硫化が、前記触媒の使用に対し
    て現場外で行なわれる、請求項1〜10のうちのいずれ
    か1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 反応帯域が、還元反応および硫化反応
    により生成されるガスの自生圧力を用いる閉鎖反応器で
    ある、請求項1〜12のうちのいずれか1項記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 反応帯域が、開蓋反応器である、請求
    項1〜13のうちのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 予めマトリックスを、遷移金属または
    希土類金属の塩による、場合によってはP、BおよびS
    iよりなる群の中から選ばれる元素を含む塩による、場
    合によっては第VIIA族のアニオンによる1つまたは複数
    の工程において含浸する、また触媒の中間乾燥工程を、
    温度60〜250℃で各含浸間に行なう、請求項1〜1
    4のうちのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のうちのいずれか1項
    記載の方法により得られる硫化化合物。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の、または請求項1〜
    15のうちのいずれか1項記載の方法により得られる硫
    化化合物の炭化水素仕込原料の精製または水素化転換反
    応器内での触媒としての使用法。
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JP2008536665A (ja) * 2005-04-15 2008-09-11 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 一酸化炭素を用いた水素処理触媒の活性化
JP2008536977A (ja) * 2005-04-15 2008-09-11 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 一酸化炭素を用いた水素処理触媒の活性化および水素処理のための触媒の使用

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