JP2000090594A - エラー検出回路及びエラー検出方法 - Google Patents
エラー検出回路及びエラー検出方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エラー検出によりエラーを含むと判断した時の
みエラー訂正処理が実行されるアルゴリズムを採用した
CD−ROMデコーダに対して、エラー検出能力がより
高められるエラー検出回路及びエラー検出方法を提供す
ること。 【解決手段】 デコーダ20内のエラー検出回路201
は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に送
られてくるエラー訂正のためのECCパリティを含んだ
データを入力し、このデータの入力順にECCを用いた
P訂正及びQ訂正のシンドローム計算を行うECCエラ
ー検出部21を含んでいる。
みエラー訂正処理が実行されるアルゴリズムを採用した
CD−ROMデコーダに対して、エラー検出能力がより
高められるエラー検出回路及びエラー検出方法を提供す
ること。 【解決手段】 デコーダ20内のエラー検出回路201
は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に送
られてくるエラー訂正のためのECCパリティを含んだ
データを入力し、このデータの入力順にECCを用いた
P訂正及びQ訂正のシンドローム計算を行うECCエラ
ー検出部21を含んでいる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク再生時
のエラー訂正に係るエラー検出回路に関する。
のエラー訂正に係るエラー検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク再生装置は、CD−ROM
等、高速回転での再生に伴い、再生速度の向上、データ
の高レート転送が要求されている。一般に、ディスクの
データは、プレーヤ側でのエラー訂正系の機構を経てデ
コードシステム側に転送される。ディスクのデータはセ
クタと呼ばれるデータのブロックに分かれてデコードシ
ステム内に送られてくる。
等、高速回転での再生に伴い、再生速度の向上、データ
の高レート転送が要求されている。一般に、ディスクの
データは、プレーヤ側でのエラー訂正系の機構を経てデ
コードシステム側に転送される。ディスクのデータはセ
クタと呼ばれるデータのブロックに分かれてデコードシ
ステム内に送られてくる。
【0003】このデコードシステムに送られてくるセク
タ毎のデータには、例えば、ブロック先頭を表わす同期
信号のSYNC、位置やモードフォームの情報を有する
HEADER、SUBHEADER、ユーザの情報を有
するUSERDATA、エラー検出コードEDC、エラ
ー訂正用の符号であるECCパリティ等が含まれてい
る。なお、これらのデータの内容は、フォーマットモー
ドによって異なる(上記フォーマットモードは、MOD
E2FORM1というCD−ROMフォーマットモード
における1セクタのデータ内容である)。
タ毎のデータには、例えば、ブロック先頭を表わす同期
信号のSYNC、位置やモードフォームの情報を有する
HEADER、SUBHEADER、ユーザの情報を有
するUSERDATA、エラー検出コードEDC、エラ
ー訂正用の符号であるECCパリティ等が含まれてい
る。なお、これらのデータの内容は、フォーマットモー
ドによって異なる(上記フォーマットモードは、MOD
E2FORM1というCD−ROMフォーマットモード
における1セクタのデータ内容である)。
【0004】デコードシステム内のデコーダ(例えばC
D−ROMデコーダ)は、バッファRAMに対して、そ
のデータ書き込み、ホストコンピュータへの転送、及び
エラー訂正(これに先立つエラー検出)等のアクセス
を、ディスクの再生速度に逆比例した時間内に終了させ
ることが重要である。
D−ROMデコーダ)は、バッファRAMに対して、そ
のデータ書き込み、ホストコンピュータへの転送、及び
エラー訂正(これに先立つエラー検出)等のアクセス
を、ディスクの再生速度に逆比例した時間内に終了させ
ることが重要である。
【0005】デコードシステム内に送られてくるセクタ
毎のデータに関し、デコーダでは定められたアルゴリズ
ムに基づきエラー訂正処理がなされる。この定められた
アルゴリズムは2種類あり、次のどちらかが採用されて
いる。
毎のデータに関し、デコーダでは定められたアルゴリズ
ムに基づきエラー訂正処理がなされる。この定められた
アルゴリズムは2種類あり、次のどちらかが採用されて
いる。
【0006】第1のアルゴリズムは、エラーの有無に関
係なく必ず一通りエラー訂正処理が実行されるというも
のである。第2のアルゴリズムは、エラー検出によりエ
ラーを含むと判断した時のみエラー訂正処理が実行され
るというものである。
係なく必ず一通りエラー訂正処理が実行されるというも
のである。第2のアルゴリズムは、エラー検出によりエ
ラーを含むと判断した時のみエラー訂正処理が実行され
るというものである。
【0007】第1のアルゴリズムを採用した場合、ディ
スクの再生速度の向上に伴い、バッファRAMに対する
アクセス能力を非常に高くする必要がある。各セクタ毎
に必ず行われるエラー訂正のための一連のアクセス動作
を、次のセクタのデータが転送される前に完了させたい
からである。
スクの再生速度の向上に伴い、バッファRAMに対する
アクセス能力を非常に高くする必要がある。各セクタ毎
に必ず行われるエラー訂正のための一連のアクセス動作
を、次のセクタのデータが転送される前に完了させたい
からである。
【0008】これに対し、第2のアルゴリズムは、デコ
ードシステム内に送られてくるセクタ毎のデータに予め
含まれているEDC(エラー検出コード)及びIPFフ
ラグ(例えばC2訂正のためのフラグ、C2訂正不能フ
ラグまたは補正フラグ等)を利用し、エラー訂正処理の
必要性を判断する。これにより、エラー訂正処理の必要
が無ければ、エラー訂正処理を実行せずにホストコンピ
ュータへのデータ転送を行うことができる。
ードシステム内に送られてくるセクタ毎のデータに予め
含まれているEDC(エラー検出コード)及びIPFフ
ラグ(例えばC2訂正のためのフラグ、C2訂正不能フ
ラグまたは補正フラグ等)を利用し、エラー訂正処理の
必要性を判断する。これにより、エラー訂正処理の必要
が無ければ、エラー訂正処理を実行せずにホストコンピ
ュータへのデータ転送を行うことができる。
【0009】上記EDCは、ディスク上のデータとして
含まれている。また、IPFフラグは、プレーヤ側での
データ処理においてエラー訂正系を経て付加される。よ
って、EDCやIPFフラグの利用は、デコードシステ
ム内のバッファRAMアクセスを必要としないエラー検
出手段といえる。このようなエラー検出手段では、バッ
ファRAMの性能向上、すなわちECCの処理速度の向
上に苦慮する必要はない。
含まれている。また、IPFフラグは、プレーヤ側での
データ処理においてエラー訂正系を経て付加される。よ
って、EDCやIPFフラグの利用は、デコードシステ
ム内のバッファRAMアクセスを必要としないエラー検
出手段といえる。このようなエラー検出手段では、バッ
ファRAMの性能向上、すなわちECCの処理速度の向
上に苦慮する必要はない。
【0010】このような第2のアルゴリズムを採用した
デコードシステムによれば、少なくとも一部のデータ転
送は、エラー訂正処理を実行する時間を省くことが期待
できる。このため、ホストコンピュータへのデータ転送
を早く実行することができる。これにより、高速なアク
セスタイムを有するデコードシステムが構築される。
デコードシステムによれば、少なくとも一部のデータ転
送は、エラー訂正処理を実行する時間を省くことが期待
できる。このため、ホストコンピュータへのデータ転送
を早く実行することができる。これにより、高速なアク
セスタイムを有するデコードシステムが構築される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ディスクのプレーヤ側
からデコードシステム内に送られてくるセクタ毎のデー
タに関し、デコーダでは、エラーの有無に関係なく全デ
ータに対しエラー訂正処理が実行される第1のアルゴリ
ズム、エラー検出によりエラーを含むと判断した時のみ
エラー訂正処理が実行される第2のアルゴリズムいずれ
かが採用されている。
からデコードシステム内に送られてくるセクタ毎のデー
タに関し、デコーダでは、エラーの有無に関係なく全デ
ータに対しエラー訂正処理が実行される第1のアルゴリ
ズム、エラー検出によりエラーを含むと判断した時のみ
エラー訂正処理が実行される第2のアルゴリズムいずれ
かが採用されている。
【0012】ディスクの再生速度が上がれば、ECCの
処理速度の向上に苦慮する第1のアルゴリズムよりも、
EDC及びIPFフラグを用いてエラー訂正処理をする
か否かを判断する第2のアルゴリズムを採用する方が有
利である。第2のアルゴリズムを採用する方がデータの
転送速度は上げられるし、バッファRAMの回路規模は
変更不要であるし、コスト的にも安価で済むからであ
る。
処理速度の向上に苦慮する第1のアルゴリズムよりも、
EDC及びIPFフラグを用いてエラー訂正処理をする
か否かを判断する第2のアルゴリズムを採用する方が有
利である。第2のアルゴリズムを採用する方がデータの
転送速度は上げられるし、バッファRAMの回路規模は
変更不要であるし、コスト的にも安価で済むからであ
る。
【0013】しかしながら、EDCは、セクタ毎のデー
タのエラー訂正のために付加されたECCパリティ(エ
ラー訂正符号)をも含めたデータの正誤については関知
するところではない。このECCパリティ自体はEDC
によるエラー検出の対象ではないからである。
タのエラー訂正のために付加されたECCパリティ(エ
ラー訂正符号)をも含めたデータの正誤については関知
するところではない。このECCパリティ自体はEDC
によるエラー検出の対象ではないからである。
【0014】また、IPFフラグは、プレーヤ側が独自
のアルゴリズムを用いることによって付加される情報で
あるため、信頼性という意味において絶対ということは
言えない。
のアルゴリズムを用いることによって付加される情報で
あるため、信頼性という意味において絶対ということは
言えない。
【0015】従って、ディスクの再生速度の向上に伴
い、EDCやIPFフラグのみから、エラー訂正をしな
い判断が下されることは、ディスクの再生において高信
頼性を得るには必ずしも十分とはいえない。
い、EDCやIPFフラグのみから、エラー訂正をしな
い判断が下されることは、ディスクの再生において高信
頼性を得るには必ずしも十分とはいえない。
【0016】この発明は、上記事情を考慮し、その課題
は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に送
られてくるセクタ毎のデータに関し、エラー検出により
エラーを含むと判断した時のみエラー訂正処理が実行さ
れるアルゴリズムを採用したデコーダに対して、エラー
検出能力がより高められるエラー検出回路及びエラー検
出方法を提供することにある。
は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に送
られてくるセクタ毎のデータに関し、エラー検出により
エラーを含むと判断した時のみエラー訂正処理が実行さ
れるアルゴリズムを採用したデコーダに対して、エラー
検出能力がより高められるエラー検出回路及びエラー検
出方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のエラー検出回
路は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に
送られてくるエラー訂正のためのECCパリティを含ん
だデータを入力する入力部と、前記データのECCを利
用したP訂正またはQ訂正もしくは両方のシンドローム
計算を行うECCエラー検出部とを具備したことを特徴
とする。
路は、ディスクのプレーヤ側からデコードシステム内に
送られてくるエラー訂正のためのECCパリティを含ん
だデータを入力する入力部と、前記データのECCを利
用したP訂正またはQ訂正もしくは両方のシンドローム
計算を行うECCエラー検出部とを具備したことを特徴
とする。
【0018】この発明のエラー検出方法は、ディスクの
プレーヤ側からデコーダ側に送られてくる少なくともエ
ラー訂正のためのECCパリティが付加された所定のデ
ータを入力し、前記デコーダ側におけるエラー訂正処理
をする前に、前記データの入力順にECCを利用した積
和演算をすることにより、前記エラー訂正処理をするか
否かを決める信号を得ることを特徴とする。
プレーヤ側からデコーダ側に送られてくる少なくともエ
ラー訂正のためのECCパリティが付加された所定のデ
ータを入力し、前記デコーダ側におけるエラー訂正処理
をする前に、前記データの入力順にECCを利用した積
和演算をすることにより、前記エラー訂正処理をするか
否かを決める信号を得ることを特徴とする。
【0019】この発明のエラー検出回路またはエラー検
出方法によれば、エラー訂正のために付加されたECC
パリティを用いてデコードシステム内に入力された順番
で積和演算することで、エラー検出の精度が上がる。
出方法によれば、エラー訂正のために付加されたECC
パリティを用いてデコードシステム内に入力された順番
で積和演算することで、エラー検出の精度が上がる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第一の実施形
態に係るエラー検出回路を含むディスクの読み出しデー
タをデコードするデコードシステム側及びその前段であ
るプレーヤ側の主な回路ブロック図を示している。
態に係るエラー検出回路を含むディスクの読み出しデー
タをデコードするデコードシステム側及びその前段であ
るプレーヤ側の主な回路ブロック図を示している。
【0021】モータ10は、ディスク11の回転を制御
する。ピックアップ12は、ディスク11上にレーザー
光を照射しその反射光を受光する。受光に対応した再生
信号はRFアンプ13で波形等価され、RF信号として
生成される。その後、RF信号は、ピックアップ系のサ
ーボ回路15の制御や信号処理回路14の制御に用いら
れる。
する。ピックアップ12は、ディスク11上にレーザー
光を照射しその反射光を受光する。受光に対応した再生
信号はRFアンプ13で波形等価され、RF信号として
生成される。その後、RF信号は、ピックアップ系のサ
ーボ回路15の制御や信号処理回路14の制御に用いら
れる。
【0022】信号処理回路14には、データスライサ、
PLL(Phased Locked Loop)及び同期信号分離回路や
エラー訂正系の処理回路等が含まれる。すなわち、プレ
ーヤ側でのエラー訂正処理を経たデータ信号は、デコー
ドシステム側、つまりデコーダ20に供給される。
PLL(Phased Locked Loop)及び同期信号分離回路や
エラー訂正系の処理回路等が含まれる。すなわち、プレ
ーヤ側でのエラー訂正処理を経たデータ信号は、デコー
ドシステム側、つまりデコーダ20に供給される。
【0023】デコーダ20のブロックにはエラー検出回
路201及びエラー訂正回路202が含まれている。シ
ステムコントローラ(マイコン)26は、前記サーボ回
路15や信号処理回路14の制御を行うと共に、このデ
コーダ20を制御する。すなわち、エラー検出回路20
1からの検出結果からデコーダ20におけるデータ信号
のさらなる訂正の必要性を判断し、エラー訂正回路20
2を制御する。
路201及びエラー訂正回路202が含まれている。シ
ステムコントローラ(マイコン)26は、前記サーボ回
路15や信号処理回路14の制御を行うと共に、このデ
コーダ20を制御する。すなわち、エラー検出回路20
1からの検出結果からデコーダ20におけるデータ信号
のさらなる訂正の必要性を判断し、エラー訂正回路20
2を制御する。
【0024】デコーダ20におけるデータは、バッファ
RAM25にバッファリングされ(蓄積され)、ディス
クドライブ機構の外側のホストコンピュータ27へ高速
に転送される。また、ディジタルオーディオ信号が記録
されているディスクを再生している時は、オーディオ用
のD/A変換器(DAC)2 8へデータが送られてオー
ディオ信号が再生される。
RAM25にバッファリングされ(蓄積され)、ディス
クドライブ機構の外側のホストコンピュータ27へ高速
に転送される。また、ディジタルオーディオ信号が記録
されているディスクを再生している時は、オーディオ用
のD/A変換器(DAC)2 8へデータが送られてオー
ディオ信号が再生される。
【0025】この発明では、エラー検出回路201によ
り、デコーダ20に送られてくるデータにエラーが含ま
れていると判断した時のみエラー訂正処理が実行される
アルゴリズムを採用している。
り、デコーダ20に送られてくるデータにエラーが含ま
れていると判断した時のみエラー訂正処理が実行される
アルゴリズムを採用している。
【0026】この発明に係るエラー検出回路201は、
ECCエラー検出を含むエラー検出回路である。すなわ
ち、従来ではエラー検出の対象でなかったECC(Pパ
リティ及びQパリティのエラー訂正符号)自体の正誤に
ついて注目したものである。
ECCエラー検出を含むエラー検出回路である。すなわ
ち、従来ではエラー検出の対象でなかったECC(Pパ
リティ及びQパリティのエラー訂正符号)自体の正誤に
ついて注目したものである。
【0027】より具体的に、この発明に係るエラー検出
回路201は、ディスクのプレーヤ側からデコードシス
テム内に送られてくるエラー訂正のためのECCパリテ
ィを含んだデータを入力する入力部Dinと、データの
入力順にECCを用いたP訂正及びQ訂正のシンドロー
ム計算を行うECCエラー検出部21とを有する。
回路201は、ディスクのプレーヤ側からデコードシス
テム内に送られてくるエラー訂正のためのECCパリテ
ィを含んだデータを入力する入力部Dinと、データの
入力順にECCを用いたP訂正及びQ訂正のシンドロー
ム計算を行うECCエラー検出部21とを有する。
【0028】この発明では、エラー訂正回路202での
エラー訂正前に、ECCエラー検出部21により、EC
Cを利用したエラー検出を可能とする。これにより、エ
ラー検出能力が格段に高められるエラー検出回路201
が実現可能である。以下、ECCエラー検出の技法及び
エラー検出回路201の構成について説明する。
エラー訂正前に、ECCエラー検出部21により、EC
Cを利用したエラー検出を可能とする。これにより、エ
ラー検出能力が格段に高められるエラー検出回路201
が実現可能である。以下、ECCエラー検出の技法及び
エラー検出回路201の構成について説明する。
【0029】CD- ROMのエラー訂正のアルゴリズム
では、1セクタのデータ2352バイトから同期パター
ン12バイトを除いた2340バイト(e0 〜e2339)
を、偶数番目の入力データの配列(e0 ,e2 , e4 ,
…〜e2338)と、奇数番目の入力データの配列(e1 ,
e3 , e5 , …〜e2339)の各1170バイトの2面に
分け、同時にエラー訂正処理が実行される。エラー訂正
のシンドローム計算は2面とも同様に行われる。
では、1セクタのデータ2352バイトから同期パター
ン12バイトを除いた2340バイト(e0 〜e2339)
を、偶数番目の入力データの配列(e0 ,e2 , e4 ,
…〜e2338)と、奇数番目の入力データの配列(e1 ,
e3 , e5 , …〜e2339)の各1170バイトの2面に
分け、同時にエラー訂正処理が実行される。エラー訂正
のシンドローム計算は2面とも同様に行われる。
【0030】この発明のエラー検出は、エラー訂正処理
を行う前において、入力データ順にECCを用いたP訂
正及びQ訂正のシンドローム計算を行うものである。従
って、実際の処理では上記エラー訂正のアルゴリズムの
ように2面に分けることは行わず、入力される2340
バイトは順に処理が進められる。
を行う前において、入力データ順にECCを用いたP訂
正及びQ訂正のシンドローム計算を行うものである。従
って、実際の処理では上記エラー訂正のアルゴリズムの
ように2面に分けることは行わず、入力される2340
バイトは順に処理が進められる。
【0031】しかし、以降の説明の便宜上、1170の
データ配列として取り扱う。これは隣り合う偶数番目の
入力データと奇数番目の入力データ(例えばe0 とe
1 )が、2面に分けた際に同じ位置にあるため、同じ一
つの意味を持つデータ構成(例えばd0 )になることか
らである。よって以降、隣り合う2つのデータを一つに
まとめた1170のデータ配列として説明していく。
データ配列として取り扱う。これは隣り合う偶数番目の
入力データと奇数番目の入力データ(例えばe0 とe
1 )が、2面に分けた際に同じ位置にあるため、同じ一
つの意味を持つデータ構成(例えばd0 )になることか
らである。よって以降、隣り合う2つのデータを一つに
まとめた1170のデータ配列として説明していく。
【0032】図2は、1170個のデータ構成を持つデ
ータ配列の概念図である。図2中、1つのデータを示す
4桁の数字は、単に入力順の番号を示しているのみであ
る。ヘッダー、ユーザーデータ及び未使用データ領域
(digital 0)は、Np(=42)×M(=0〜23)
のデータ配列で構成される。
ータ配列の概念図である。図2中、1つのデータを示す
4桁の数字は、単に入力順の番号を示しているのみであ
る。ヘッダー、ユーザーデータ及び未使用データ領域
(digital 0)は、Np(=42)×M(=0〜23)
のデータ配列で構成される。
【0033】このようなデータ配列に対して、P系列と
Q系列の2つの方向にそれぞれGF(28 )で定義され
る(GFは、ガロアフィールド(ガロア体))リードソ
ロモン符号の誤り訂正のための符号(データともいう)
が置かれる(Pパリティ、Qパリティ)。図2では便宜
上、Pパリティ、Qパリティとも下方に並べた。
Q系列の2つの方向にそれぞれGF(28 )で定義され
る(GFは、ガロアフィールド(ガロア体))リードソ
ロモン符号の誤り訂正のための符号(データともいう)
が置かれる(Pパリティ、Qパリティ)。図2では便宜
上、Pパリティ、Qパリティとも下方に並べた。
【0034】このPパリティ、Qパリティを用いてシン
ドローム計算することにより、各データ系列の1バイト
のエラー訂正あるいは2バイトのエラーの検出が可能で
ある。この発明では、シンドローム計算を工夫してエラ
ー検出に利用するのである。図2中において、データ配
列に対するP系列とQ系列の2つのシンドローム計算の
方向を示している。
ドローム計算することにより、各データ系列の1バイト
のエラー訂正あるいは2バイトのエラーの検出が可能で
ある。この発明では、シンドローム計算を工夫してエラ
ー検出に利用するのである。図2中において、データ配
列に対するP系列とQ系列の2つのシンドローム計算の
方向を示している。
【0035】図3は、上記のうちQ訂正に関するシンド
ローム計算を分かりやすく示したデータ配列の構成を示
す概念図である。ヘッダー、ユーザーデータ、未使用デ
ータ領域(digital 0)及びPパリティは、Nq(=0
〜25)×M(=42)のデータ配列で構成される。Q
パリティの配列は、図3中Q0 パリティ、Q1 パリティ
として、データ配列M(=42)の隣に並べた構成とな
っている。
ローム計算を分かりやすく示したデータ配列の構成を示
す概念図である。ヘッダー、ユーザーデータ、未使用デ
ータ領域(digital 0)及びPパリティは、Nq(=0
〜25)×M(=42)のデータ配列で構成される。Q
パリティの配列は、図3中Q0 パリティ、Q1 パリティ
として、データ配列M(=42)の隣に並べた構成とな
っている。
【0036】図3によれば、Q訂正のシンドローム計算
方向は、図のようにM方向(横方向矢印)に定められ
る。Q訂正のシンドローム計算は、Pパリティの配列部
にも及ぶ。各P,Q訂正のシンドロームは以下の式で示
される。なお、uは、所定数の入力データの配列体、α
はガロア体の根である。
方向は、図のようにM方向(横方向矢印)に定められ
る。Q訂正のシンドローム計算は、Pパリティの配列部
にも及ぶ。各P,Q訂正のシンドロームは以下の式で示
される。なお、uは、所定数の入力データの配列体、α
はガロア体の根である。
【0037】
【数1】
【0038】各列のエラーが無いときに、このシンドロ
ームの演算結果が0(ゼロ)になる。この特徴を利用し
て、各Q,Pの全列(Q:26列、P:43列)のS
0 、S1 の総和がすべて0になったときに、このセクタ
にはエラーデータが含まれていないことを判断すること
が可能である。各P系列,Q系列の全列の和は、次の計
算式で計算できる。なお、dは、入力データを示す。
ームの演算結果が0(ゼロ)になる。この特徴を利用し
て、各Q,Pの全列(Q:26列、P:43列)のS
0 、S1 の総和がすべて0になったときに、このセクタ
にはエラーデータが含まれていないことを判断すること
が可能である。各P系列,Q系列の全列の和は、次の計
算式で計算できる。なお、dは、入力データを示す。
【0039】
【数2】
【0040】まず、この発明のエラー検出に係る、P訂
正に関するシンドローム計算について説明する。P訂正
S0 シンドロームの全列の和は、データの加算のみであ
る。従って、入力データを順に全て加算することで求め
られる((5)式参照)。
正に関するシンドローム計算について説明する。P訂正
S0 シンドロームの全列の和は、データの加算のみであ
る。従って、入力データを順に全て加算することで求め
られる((5)式参照)。
【0041】一方、P訂正のS1 シンドロームは、図2
に示した縦のP系列に対し、(2)式を計算したもので
ある。Npの0から42列までのS1 を全てたせば、全
列の和が求まる。
に示した縦のP系列に対し、(2)式を計算したもので
ある。Npの0から42列までのS1 を全てたせば、全
列の和が求まる。
【0042】ここで、入力データ順に上記S1 の計算が
できれば、回路規模を小さくすることができるので、以
下の手順でS1 の全列の和を計算する。GF(28 )で
表わしたガロア体は、x(y+ z)= xy+ xzを満た
すことにより、次式で表わせる。
できれば、回路規模を小さくすることができるので、以
下の手順でS1 の全列の和を計算する。GF(28 )で
表わしたガロア体は、x(y+ z)= xy+ xzを満た
すことにより、次式で表わせる。
【0043】
【数3】
【0044】上記(9)式を利用して入力データ順に積
和演算することができる。図1における1番上の列(0
列目)の加算結果の(d0 +d1 +…+d40+d41+d
42)をA0 とし、このA0 に対しα倍する。 αA0 次に2番目の列の加算結果(d43+d44+…+d83+d
84+d85)をA1 とし、前の計算結果に加算する。 αA0 +A1 この結果を再びα倍する。 α(αA0 +A1 )=α2 A0 +αA1 同様に計算していくと、 α25A0 +α24A1 +…+α2 A23+αA24+A25 となり、(6)式の計算が求められ、P訂正S1 の全列
の和となる。
和演算することができる。図1における1番上の列(0
列目)の加算結果の(d0 +d1 +…+d40+d41+d
42)をA0 とし、このA0 に対しα倍する。 αA0 次に2番目の列の加算結果(d43+d44+…+d83+d
84+d85)をA1 とし、前の計算結果に加算する。 αA0 +A1 この結果を再びα倍する。 α(αA0 +A1 )=α2 A0 +αA1 同様に計算していくと、 α25A0 +α24A1 +…+α2 A23+αA24+A25 となり、(6)式の計算が求められ、P訂正S1 の全列
の和となる。
【0045】図4は、この発明のエラー検出回路に係
る、上述したP訂正のデータ系列に関するデータ入力順
のS1 シンドローム計算の概念図である。上述の計算が
(6)式に相当することを示している。
る、上述したP訂正のデータ系列に関するデータ入力順
のS1 シンドローム計算の概念図である。上述の計算が
(6)式に相当することを示している。
【0046】図5は、この発明のエラー検出回路に係
る、データ入力順に計算が行えるP訂正シンドローム計
算回路を示す回路図であり、前記図1のECCエラー検
出部21に含まれる一部の回路例である。
る、データ入力順に計算が行えるP訂正シンドローム計
算回路を示す回路図であり、前記図1のECCエラー検
出部21に含まれる一部の回路例である。
【0047】図5は、P訂正S0 シンドローム計算を
し、計算結果出力PS0 allを得るP訂正S0 シンド
ローム計算回路部101と、P訂正S1 シンドローム計
算をし、計算結果出力PS1 allを得るP訂正S1 シ
ンドローム計算回路部102を含んでいる。
し、計算結果出力PS0 allを得るP訂正S0 シンド
ローム計算回路部101と、P訂正S1 シンドローム計
算をし、計算結果出力PS1 allを得るP訂正S1 シ
ンドローム計算回路部102を含んでいる。
【0048】P訂正S0 シンドローム計算は、入力デー
タを順に全て加算することで求められる((5)式参
照)。従って、P訂正S0 シンドローム計算の回路部1
01は、入力データをエクスクルーシブOR(排他的論
理和)加算器30とシフトレジスタ(SR)40に繰り
返し通して順次加算する構成が提供される。これによ
り、データd1117まで加算された時点で、計算結果出力
PS0 allを得る。
タを順に全て加算することで求められる((5)式参
照)。従って、P訂正S0 シンドローム計算の回路部1
01は、入力データをエクスクルーシブOR(排他的論
理和)加算器30とシフトレジスタ(SR)40に繰り
返し通して順次加算する構成が提供される。これによ
り、データd1117まで加算された時点で、計算結果出力
PS0 allを得る。
【0049】また、P訂正S1 シンドローム計算は、上
記図4に示した概念図のとおり、各列の加算結果毎にα
倍していく。従って、P訂正S1 シンドローム計算の回
路部102は、入力データをエクスクルーシブOR(排
他的論理和)加算器31とシフトレジスタ(SR)41
に繰り返し通して順次加算する構成と、各43個のデー
タ列内の加算が終わる43進毎にセレクタ61が乗算器
51を通る経路を選択する構成が提供される。
記図4に示した概念図のとおり、各列の加算結果毎にα
倍していく。従って、P訂正S1 シンドローム計算の回
路部102は、入力データをエクスクルーシブOR(排
他的論理和)加算器31とシフトレジスタ(SR)41
に繰り返し通して順次加算する構成と、各43個のデー
タ列内の加算が終わる43進毎にセレクタ61が乗算器
51を通る経路を選択する構成が提供される。
【0050】上記構成により、43進毎に加算列がα倍
される動作を伴い、加算器31によりデータd1117まで
加算された時点で、P訂正S1 シンドローム計算結果出
力PS1 allを得る(つまり、最終のデータ列d1075
〜d1117に関してはα倍されない)。
される動作を伴い、加算器31によりデータd1117まで
加算された時点で、P訂正S1 シンドローム計算結果出
力PS1 allを得る(つまり、最終のデータ列d1075
〜d1117に関してはα倍されない)。
【0051】なお、入力クロックは、例えば図1中のシ
ステムコントローラ26から与えられ、各シフトレジス
タ40,41及び43進カウンタ62の制御用のクロッ
クとなる。43進カウンタ62は、セレクタ61を制御
する。すなわち、セレクタ61は、各列の入力加算が終
わる43進毎に、加算データがα倍される“1”側が選
択され、それ以外は“0”側が選択される。
ステムコントローラ26から与えられ、各シフトレジス
タ40,41及び43進カウンタ62の制御用のクロッ
クとなる。43進カウンタ62は、セレクタ61を制御
する。すなわち、セレクタ61は、各列の入力加算が終
わる43進毎に、加算データがα倍される“1”側が選
択され、それ以外は“0”側が選択される。
【0052】次に、この発明のエラー検出に係る、Q訂
正に関するシンドローム計算について説明する。Q訂正
S0 シンドロームの全列の和は、データの加算のみであ
る。従って、入力データを順に全て加算することで求め
られる。
正に関するシンドローム計算について説明する。Q訂正
S0 シンドロームの全列の和は、データの加算のみであ
る。従って、入力データを順に全て加算することで求め
られる。
【0053】一方、Q訂正S1 シンドロームは、図2に
示した斜めのデータ系列に対し、(8)式を計算するこ
とにより求められる。ここでも、入力データ順に計算す
るために以下の手順で計算する。
示した斜めのデータ系列に対し、(8)式を計算するこ
とにより求められる。ここでも、入力データ順に計算す
るために以下の手順で計算する。
【0054】図6(a),(b)は、いずれもQ訂正の
データ系列を示す概念図である。図6(a)は、前記図
2と同様にQ訂正の計算概念を分かりやすくしたデータ
系列を表わしており、図6(b)は、前記図2と同様の
データ系列を表わしている(ただし、Qパリティの符号
(Q0 パリティ、Q1 パリティ)の配列は図2と同様に
横方向に並べてある)。dは、入力データを表わし、小
さい添え字は入力順番号を示している。
データ系列を示す概念図である。図6(a)は、前記図
2と同様にQ訂正の計算概念を分かりやすくしたデータ
系列を表わしており、図6(b)は、前記図2と同様の
データ系列を表わしている(ただし、Qパリティの符号
(Q0 パリティ、Q1 パリティ)の配列は図2と同様に
横方向に並べてある)。dは、入力データを表わし、小
さい添え字は入力順番号を示している。
【0055】上記データ系列は、1列目が全てα44、2
列目がα43、3列目がα42、…最後の列がα0 となる
ことに注目する。最初のデータd0 に対してα倍する。
αd0次に2番目のデータをαd0 に加算し、再びα倍
する。 α(αd0 +d1 )=α2 d0 +αd1 同様にしてPパリティまで計算すると、次式となる。 α42d0 +α41d1 +α40d2 +…+α2 d40+αd41
+d42 このようにして、全列(26列)を計算し、全て加算す
る。しかし、この方法では順次入ってくるデータに対
し、1列加算毎にデータを保存(ラッチ)する必要が生
じてしまう。そこで、次のように工夫する。
列目がα43、3列目がα42、…最後の列がα0 となる
ことに注目する。最初のデータd0 に対してα倍する。
αd0次に2番目のデータをαd0 に加算し、再びα倍
する。 α(αd0 +d1 )=α2 d0 +αd1 同様にしてPパリティまで計算すると、次式となる。 α42d0 +α41d1 +α40d2 +…+α2 d40+αd41
+d42 このようにして、全列(26列)を計算し、全て加算す
る。しかし、この方法では順次入ってくるデータに対
し、1列加算毎にデータを保存(ラッチ)する必要が生
じてしまう。そこで、次のように工夫する。
【0056】図7は、この発明のエラー検出回路に係
る、Q訂正のデータ系列に関するデータ入力順のS1 シ
ンドローム計算の概念図である。ただし、ここでは説明
の便宜上、Qパリティの配列の部分は示されていない。
Q系列の1列目の積和演算結果をβ0 、2列目の積和演
算結果をβ1 とすると、次式のように表わせる。
る、Q訂正のデータ系列に関するデータ入力順のS1 シ
ンドローム計算の概念図である。ただし、ここでは説明
の便宜上、Qパリティの配列の部分は示されていない。
Q系列の1列目の積和演算結果をβ0 、2列目の積和演
算結果をβ1 とすると、次式のように表わせる。
【0057】
【数4】
【0058】1列の積和演算終了ごとにα-42 を掛け
ることにより、α42でくくれるので、入力データに対
し、ラッチすること無く積和演算することができる。こ
のようにして、入力データd0 からd1117までの積和演
算の結果をXとし、Q0 パリティの加算結果をY、Q1
パリティの加算結果をZとすると、Q訂正S1 の全列の
和は、次式で求められる。 α2 X+αY+Z …(11)
ることにより、α42でくくれるので、入力データに対
し、ラッチすること無く積和演算することができる。こ
のようにして、入力データd0 からd1117までの積和演
算の結果をXとし、Q0 パリティの加算結果をY、Q1
パリティの加算結果をZとすると、Q訂正S1 の全列の
和は、次式で求められる。 α2 X+αY+Z …(11)
【0059】図8は、この発明のエラー検出回路に係
る、上述したQ訂正のデータ系列に関するデータ入力順
のS1 シンドローム計算の概念図である。Qパリティの
データ配列(d1118〜d1169)は、前記図2におけるQ
訂正の計算方向の配列を反映させた配列を示した。
る、上述したQ訂正のデータ系列に関するデータ入力順
のS1 シンドローム計算の概念図である。Qパリティの
データ配列(d1118〜d1169)は、前記図2におけるQ
訂正の計算方向の配列を反映させた配列を示した。
【0060】図9は、上述の計算式(11)が(6)式
と等価であることを証明するため、図6(a)データ配
列を計算の便宜上置き換えたデータ配列を示している。
この図9の置き換えたデータ配列を参照して、以下、
(11)式と(6)式をそれぞれ展開し、検証する。
と等価であることを証明するため、図6(a)データ配
列を計算の便宜上置き換えたデータ配列を示している。
この図9の置き換えたデータ配列を参照して、以下、
(11)式と(6)式をそれぞれ展開し、検証する。
【0061】
【数5】
【0062】図10は、この発明のエラー検出回路に係
る、データ入力順に計算が行えるQ訂正シンドローム計
算回路を示す回路図であり、前記図1のECCエラー検
出部21に含まれる一部の回路例である。
る、データ入力順に計算が行えるQ訂正シンドローム計
算回路を示す回路図であり、前記図1のECCエラー検
出部21に含まれる一部の回路例である。
【0063】図10は、Q訂正S0 シンドローム計算を
し、計算結果出力QS0 allを得るQ訂正S0 シンド
ローム計算回路部103と、Q訂正S1 シンドローム計
算をし、計算結果出力QS1 allを得るQ訂正S1 シ
ンドローム計算回路部104を含んでいる。
し、計算結果出力QS0 allを得るQ訂正S0 シンド
ローム計算回路部103と、Q訂正S1 シンドローム計
算をし、計算結果出力QS1 allを得るQ訂正S1 シ
ンドローム計算回路部104を含んでいる。
【0064】Q訂正S0 シンドローム計算は、入力デー
タを順に全て加算することで求められる((7)式参
照)。従って、Q訂正S0 シンドローム計算の回路部1
03は、入力データをエクスクルーシブOR(排他的論
理和)加算器30とシフトレジスタ(SR)40に繰り
返し通して順次加算する構成が提供される。これによ
り、データd1169まで加算された時点で、計算結果出力
QS0 allを得る。
タを順に全て加算することで求められる((7)式参
照)。従って、Q訂正S0 シンドローム計算の回路部1
03は、入力データをエクスクルーシブOR(排他的論
理和)加算器30とシフトレジスタ(SR)40に繰り
返し通して順次加算する構成が提供される。これによ
り、データd1169まで加算された時点で、計算結果出力
QS0 allを得る。
【0065】また、Q訂正S1 シンドローム計算は、上
記図7に示した概念図のとおり、各入力データ列42個
それぞれの入力データの加算毎にα倍していき、各入力
データ列の最後のデータ(43個目のデータ)が加算さ
れた後毎にα-42 倍していく。この計算はPパリティの
配列であるd 1032 〜d1117にも行われる。ただし、P
パリティの最後のデータd1117が加算された後において
は、加算結果データのα-42 倍はしない。
記図7に示した概念図のとおり、各入力データ列42個
それぞれの入力データの加算毎にα倍していき、各入力
データ列の最後のデータ(43個目のデータ)が加算さ
れた後毎にα-42 倍していく。この計算はPパリティの
配列であるd 1032 〜d1117にも行われる。ただし、P
パリティの最後のデータd1117が加算された後において
は、加算結果データのα-42 倍はしない。
【0066】ここまでの加算結果をα倍し、さらにQ0
パリティの符号配列と加算する。その結果をα倍し、さ
らに、Q1 パリティの符号配列の加算結果が加算される
((11)式参照)。
パリティの符号配列と加算する。その結果をα倍し、さ
らに、Q1 パリティの符号配列の加算結果が加算される
((11)式参照)。
【0067】従って、図10に示すように、Q訂正S1
シンドローム計算の回路部104は、入力データをエク
スクルーシブOR(排他的論理和)加算器31とシフト
レジスタ(SR)41に通す構成、さらに、乗算器5
1,52及びトライステートバッファ71,72,73
の構成を含む。トライステートバッファ71,72,7
3いずれかの出力は、加算器31に被加算データとして
戻される。これにつき、以下に説明する。
シンドローム計算の回路部104は、入力データをエク
スクルーシブOR(排他的論理和)加算器31とシフト
レジスタ(SR)41に通す構成、さらに、乗算器5
1,52及びトライステートバッファ71,72,73
の構成を含む。トライステートバッファ71,72,7
3いずれかの出力は、加算器31に被加算データとして
戻される。これにつき、以下に説明する。
【0068】乗算器51は、上述のように、各入力デー
タ列42個それぞれの入力データ毎にシフトレジスタ
(SR)41からのデータ出力をα倍する。また、Q0
パリティの符号配列の加算結果をα倍する。
タ列42個それぞれの入力データ毎にシフトレジスタ
(SR)41からのデータ出力をα倍する。また、Q0
パリティの符号配列の加算結果をα倍する。
【0069】トライステートバッファ72は、信号A1
Gにより、上記のようなデータ出力をトランスファ制御
する。すなわち、信号A1Gが活性レベル(“H”レベ
ル)であるとき、乗算器51からの出力は加算器31へ
伝達される。
Gにより、上記のようなデータ出力をトランスファ制御
する。すなわち、信号A1Gが活性レベル(“H”レベ
ル)であるとき、乗算器51からの出力は加算器31へ
伝達される。
【0070】乗算器52は、上述のように、各入力デー
タ列それぞれにおける最後のデータ(43個目のデー
タ)が加算された後毎にシフトレジスタ(SR)41か
らのデータ出力をα-42 倍する。Pパリティの最後のデ
ータd1117が加算された後では、加算結果データのα
-42 倍はしない。
タ列それぞれにおける最後のデータ(43個目のデー
タ)が加算された後毎にシフトレジスタ(SR)41か
らのデータ出力をα-42 倍する。Pパリティの最後のデ
ータd1117が加算された後では、加算結果データのα
-42 倍はしない。
【0071】トライステートバッファ73は、信号AM
42Gにより、上記のようなデータ出力をトランスファ
制御する。すなわち、信号AM42Gが活性レベル
(“H”レベル)であるとき、乗算器52からの出力は
加算器31へ伝達される。
42Gにより、上記のようなデータ出力をトランスファ
制御する。すなわち、信号AM42Gが活性レベル
(“H”レベル)であるとき、乗算器52からの出力は
加算器31へ伝達される。
【0072】トライステートバッファ71は、Qパリテ
ィのデータd1118〜d1169の加算に関するシフトレジス
タ(SR)41からの被加算データとしての出力をトラ
ンスファ制御する。すなわち、信号A0Gが活性レベル
(“H”レベル)のときは、シフトレジスタ(SR)4
1からの出力は加算器31へ伝達される。
ィのデータd1118〜d1169の加算に関するシフトレジス
タ(SR)41からの被加算データとしての出力をトラ
ンスファ制御する。すなわち、信号A0Gが活性レベル
(“H”レベル)のときは、シフトレジスタ(SR)4
1からの出力は加算器31へ伝達される。
【0073】図11は、上記図10中のトライステート
バッファ71,72,73をトランスファ制御する各信
号A0G,A1G,AM42Gのタイミング波形図であ
る。すなわち、図10のシフトレジスタ(SR)41か
らの出力に関し、データ入力に応じて、乗算器51を介
する経路、乗算器52を介する経路、直接伝達される経
路の3つのうち、適切な経路が有効になるように制御さ
れる。例えば、図1中に示すシステムコントローラ26
が、上記各信号A0G,A1G,AM42Gを生成す
る。
バッファ71,72,73をトランスファ制御する各信
号A0G,A1G,AM42Gのタイミング波形図であ
る。すなわち、図10のシフトレジスタ(SR)41か
らの出力に関し、データ入力に応じて、乗算器51を介
する経路、乗算器52を介する経路、直接伝達される経
路の3つのうち、適切な経路が有効になるように制御さ
れる。例えば、図1中に示すシステムコントローラ26
が、上記各信号A0G,A1G,AM42Gを生成す
る。
【0074】上記構成の回路部104により、データd
1169まで加算された時点で、計算結果出力QS1 all
を得る。なお、入力クロックは、例えば図1中のシステ
ムコントローラ26から与えられ、各シフトレジスタ4
0,41制御用のクロックとなる。
1169まで加算された時点で、計算結果出力QS1 all
を得る。なお、入力クロックは、例えば図1中のシステ
ムコントローラ26から与えられ、各シフトレジスタ4
0,41制御用のクロックとなる。
【0075】図12は、この発明のエラー検出回路を適
用したエラー判定アルゴリズムタイミングチャートであ
る。また、図13は、種類別のCD−ROMフォーマッ
トを示す1つのセクタのデータ構成図である。
用したエラー判定アルゴリズムタイミングチャートであ
る。また、図13は、種類別のCD−ROMフォーマッ
トを示す1つのセクタのデータ構成図である。
【0076】まず、図13を説明する。図に示すよう
に、CD−ROMのフォーマットには、モード0からモ
ード2まであるが、訂正符号が付加されたフォーマット
は、モード1とモード2フォーム1が存在する。上記実
施形態では、モード1を前提としたものであったが、モ
ード2フォーム1にも対応できることが必要である。
に、CD−ROMのフォーマットには、モード0からモ
ード2まであるが、訂正符号が付加されたフォーマット
は、モード1とモード2フォーム1が存在する。上記実
施形態では、モード1を前提としたものであったが、モ
ード2フォーム1にも対応できることが必要である。
【0077】図13のうち、モード2フォーム1のフォ
ーマットモードを代表的に説明する。シンク(SYN
C)は、ブロックの先頭を表わす。領域で12バイト設
けられている(図12ではシンクパターンとも表示して
いる)。ヘッダー(HEADER)とサブヘッダー(S
UBHEADER)は、位置やモードフォームの情報を
有するデータ領域で4バイトと8バイト設けられてい
る。次に、ユーザの情報を有するユーザーデータ(US
ERDATA)の領域が2048バイト設けられてい
る。次に、エラー検出コードEDCの領域が4バイト設
けられている。次に、エラー訂正用の符号であるECC
の領域が276バイト設けられている。ECCは、Pパ
リティ172バイトとQパリティ104バイトに分かれ
ている。
ーマットモードを代表的に説明する。シンク(SYN
C)は、ブロックの先頭を表わす。領域で12バイト設
けられている(図12ではシンクパターンとも表示して
いる)。ヘッダー(HEADER)とサブヘッダー(S
UBHEADER)は、位置やモードフォームの情報を
有するデータ領域で4バイトと8バイト設けられてい
る。次に、ユーザの情報を有するユーザーデータ(US
ERDATA)の領域が2048バイト設けられてい
る。次に、エラー検出コードEDCの領域が4バイト設
けられている。次に、エラー訂正用の符号であるECC
の領域が276バイト設けられている。ECCは、Pパ
リティ172バイトとQパリティ104バイトに分かれ
ている。
【0078】本発明のエラー検出回路は、モード1とモ
ード2フォーム1のフォーマットモードに適用される。
モード1とモード2フォーム1各々におけるECC
(P)及びECC(Q)の矢印の範囲は、それぞれ、P
訂正のシンドローム計算の及ぶ範囲、Q訂正のシンドロ
ーム計算の及ぶ範囲を示している。
ード2フォーム1のフォーマットモードに適用される。
モード1とモード2フォーム1各々におけるECC
(P)及びECC(Q)の矢印の範囲は、それぞれ、P
訂正のシンドローム計算の及ぶ範囲、Q訂正のシンドロ
ーム計算の及ぶ範囲を示している。
【0079】これにより、従来例で説明した、第2のア
ルゴリズム(エラー検出によりエラーを含むと判断した
時のみエラー訂正処理が実行されるというアルゴリズ
ム)ではエラー検出の対象でなかった、ECCパリティ
自体をも含んだデータの正誤評価が可能であることがわ
かる。
ルゴリズム(エラー検出によりエラーを含むと判断した
時のみエラー訂正処理が実行されるというアルゴリズ
ム)ではエラー検出の対象でなかった、ECCパリティ
自体をも含んだデータの正誤評価が可能であることがわ
かる。
【0080】次に、図13を参照しながら図12を説明
する。図12において、2352進カウンタの表わす数
字は、入力データの1セクタ分(2352バイト)のカ
ウント数である。入力データは、実際には隣り合う偶数
番目の入力データと奇数番目の入力データの2バイトで
一つの意味を成すデータ構成dとなる。このため、例え
ば、d0 は、e0 (1バイト)とe1 (1バイト)の和
で表わすと考える。以降、d1 はe2 とe3 の和、d2
はe4 とe5 の和、…d1169はe2338とe2339の和で表
わされているものとする。ここで、d0 とd1 すなわち
e0 〜e3 の4バイトは、位置やモードフォームの情報
を含んでいるヘッダーである(図13参照)。
する。図12において、2352進カウンタの表わす数
字は、入力データの1セクタ分(2352バイト)のカ
ウント数である。入力データは、実際には隣り合う偶数
番目の入力データと奇数番目の入力データの2バイトで
一つの意味を成すデータ構成dとなる。このため、例え
ば、d0 は、e0 (1バイト)とe1 (1バイト)の和
で表わすと考える。以降、d1 はe2 とe3 の和、d2
はe4 とe5 の和、…d1169はe2338とe2339の和で表
わされているものとする。ここで、d0 とd1 すなわち
e0 〜e3 の4バイトは、位置やモードフォームの情報
を含んでいるヘッダーである(図13参照)。
【0081】ブロックの先頭を示すシンクの“00 FF FF
FF FF FF FF FF FF FF FF 00 ”(16進)で示すパタ
ーンは、セクタの先頭を表わす固定データである。この
固定パターンは、例えばデコーダやシステムコントロー
ラの制御系内部のカウンタがシンクを検出してクリアす
るのに用いる。デコーダ内の2352進カウンタのクリ
アもシンクのデータを検出して行われている。上述の
“00…FF…00”のようにシンクパターンは12バイト設
けられる(図13参照)。
FF FF FF FF FF FF FF FF 00 ”(16進)で示すパタ
ーンは、セクタの先頭を表わす固定データである。この
固定パターンは、例えばデコーダやシステムコントロー
ラの制御系内部のカウンタがシンクを検出してクリアす
るのに用いる。デコーダ内の2352進カウンタのクリ
アもシンクのデータを検出して行われている。上述の
“00…FF…00”のようにシンクパターンは12バイト設
けられる(図13参照)。
【0082】図12における「P訂正S1 α処理」は、
P訂正S1 シンドローム計算に関し、入力データ列のう
ちでα倍するタイミングを示している。すなわち、前記
図4あるいは図5により説明した、順次の入力データd
i の加算結果が43進毎にα倍される動作を示す(30
0)。
P訂正S1 シンドローム計算に関し、入力データ列のう
ちでα倍するタイミングを示している。すなわち、前記
図4あるいは図5により説明した、順次の入力データd
i の加算結果が43進毎にα倍される動作を示す(30
0)。
【0083】すなわち、300は、データd42が加算さ
れた後、図5の乗算器51によりα倍されることを示し
ている。43進毎以外のデータ入力は、×1(1倍)と
表示してある。すなわち、乗算器51を介する経路を経
ず、加算器31による加算のみである。
れた後、図5の乗算器51によりα倍されることを示し
ている。43進毎以外のデータ入力は、×1(1倍)と
表示してある。すなわち、乗算器51を介する経路を経
ず、加算器31による加算のみである。
【0084】図12における「Q訂正S1 α処理」は、
入力データ列のうちでα倍またはα-42 倍するタイミ
ングを示している。すなわち、前記図8または図10及
び図11により説明した、入力データdi の加算結果が
α倍あるいはα-42 倍される動作を示す(401,4
02)。
入力データ列のうちでα倍またはα-42 倍するタイミ
ングを示している。すなわち、前記図8または図10及
び図11により説明した、入力データdi の加算結果が
α倍あるいはα-42 倍される動作を示す(401,4
02)。
【0085】すなわち、402は、順次の入力データd
i の加算毎に図10の乗算器51でα倍されていくこと
を示している。さらに401は、順次の入力データdi
の加算結果が43進毎に乗算器52でα-42 倍されるこ
とを示している。このような計算は、Pパリティの配列
であるd 1032 〜d1117まで行われる。ただし、Pパリ
ティの最後のデータd1117が加算された後では、加算結
果データのα-42 倍はせず、乗算器51によりα倍され
る(403)。
i の加算毎に図10の乗算器51でα倍されていくこと
を示している。さらに401は、順次の入力データdi
の加算結果が43進毎に乗算器52でα-42 倍されるこ
とを示している。このような計算は、Pパリティの配列
であるd 1032 〜d1117まで行われる。ただし、Pパリ
ティの最後のデータd1117が加算された後では、加算結
果データのα-42 倍はせず、乗算器51によりα倍され
る(403)。
【0086】その後は、Q0 パリティの符号配列の加算
結果を乗算器51によりα倍(図12には現れていな
い)してから上記データ配列d0 〜d1117の計算結果に
加算、さらに、Q1 パリティの符号配列の加算結果が加
算される。
結果を乗算器51によりα倍(図12には現れていな
い)してから上記データ配列d0 〜d1117の計算結果に
加算、さらに、Q1 パリティの符号配列の加算結果が加
算される。
【0087】図12における「P訂正mode1」は、
モード1のフォーマットモードにおける、P訂正のシン
ドローム計算期間を矢印で示している。また、「P訂正
mode2form1」は、モード2フォーム1のフォ
ーマットモードにおける、P訂正のシンドローム計算期
間を矢印で示している。
モード1のフォーマットモードにおける、P訂正のシン
ドローム計算期間を矢印で示している。また、「P訂正
mode2form1」は、モード2フォーム1のフォ
ーマットモードにおける、P訂正のシンドローム計算期
間を矢印で示している。
【0088】図12における「Q訂正mode1」は、
モード1のフォーマットモードにおける、Q訂正のシン
ドローム計算期間を矢印で示している。また、「Q訂正
mode2form1」は、モード2フォーム1のフォ
ーマットモードにおける、Q訂正のシンドローム計算期
間を矢印で示している。
モード1のフォーマットモードにおける、Q訂正のシン
ドローム計算期間を矢印で示している。また、「Q訂正
mode2form1」は、モード2フォーム1のフォ
ーマットモードにおける、Q訂正のシンドローム計算期
間を矢印で示している。
【0089】すなわち、モード1のECCの適用範囲
は、ヘッダーを含んだ、2340バイトで、モード2フ
ォーム1は、2336バイトである。ヘッダーを含むか
含まないかの差から、ヘッダー部分のみの積和演算を保
存し、モード1での結果との論理和をとることにより、
モード2フォーム1のエラーの有無を調べることができ
る。
は、ヘッダーを含んだ、2340バイトで、モード2フ
ォーム1は、2336バイトである。ヘッダーを含むか
含まないかの差から、ヘッダー部分のみの積和演算を保
存し、モード1での結果との論理和をとることにより、
モード2フォーム1のエラーの有無を調べることができ
る。
【0090】上記モード1、モード2フォーム1のいず
れのフォーマットモードにおいても、各々の計算期間が
終了した時点でP訂正エラー検出パルス、Q訂正エラー
検出パルスを出力する(501,502)。
れのフォーマットモードにおいても、各々の計算期間が
終了した時点でP訂正エラー検出パルス、Q訂正エラー
検出パルスを出力する(501,502)。
【0091】上記P訂正エラー検出パルス501によ
り、例えば、前記図5の回路の計算結果出力PS0 al
l及びPS1 allは、前記図1のエラー検出回路20
1の保持回路部等(図示せず)に検出信号として保持さ
れる。
り、例えば、前記図5の回路の計算結果出力PS0 al
l及びPS1 allは、前記図1のエラー検出回路20
1の保持回路部等(図示せず)に検出信号として保持さ
れる。
【0092】上記Q訂正エラー検出パルス502によ
り、例えば、前記図10の回路の計算結果出力QS0 a
ll及びQS1 allは、前記図1のエラー検出回路2
01の保持回路部等(図示せず)に検出信号として保持
される。
り、例えば、前記図10の回路の計算結果出力QS0 a
ll及びQS1 allは、前記図1のエラー検出回路2
01の保持回路部等(図示せず)に検出信号として保持
される。
【0093】上記のように前記図1のエラー検出回路2
01内に保持された検出信号FRGは、システムコント
ローラ26の要求によって、システムコントローラ26
に伝達される。
01内に保持された検出信号FRGは、システムコント
ローラ26の要求によって、システムコントローラ26
に伝達される。
【0094】これにより、システムコントローラ26で
は、デコーダ20内のエラー訂正回路202によるエラ
ー訂正を開始するか否かが判断され、制御信号がデコー
ダ20に伝達される。これにより、エラーがなければ、
エラー訂正処理を実行せずにホストコンピュータ27へ
のデータ転送を行うことができる。
は、デコーダ20内のエラー訂正回路202によるエラ
ー訂正を開始するか否かが判断され、制御信号がデコー
ダ20に伝達される。これにより、エラーがなければ、
エラー訂正処理を実行せずにホストコンピュータ27へ
のデータ転送を行うことができる。
【0095】上記実施形態によれば、図1におけるエラ
ー検出回路201は、ディスクのプレーヤ側からデコー
ダ20側に送られてくる少なくともエラー訂正のための
ECCパリティが付加された所定のセクタ毎のデータを
順次入力する。エラー検出回路201は、このデータの
入力に際し、エラー訂正回路202におけるエラー訂正
処理をする前に、ECCエラー検出部21においてこの
データの入力順にECCを利用した積和演算をする。こ
の積和演算とは、前記図5や図10で示されるような回
路で行われるシンドローム計算である。これにより、エ
ラー訂正回路202によるエラー訂正処理をするか否か
を決める信号を得るのである。
ー検出回路201は、ディスクのプレーヤ側からデコー
ダ20側に送られてくる少なくともエラー訂正のための
ECCパリティが付加された所定のセクタ毎のデータを
順次入力する。エラー検出回路201は、このデータの
入力に際し、エラー訂正回路202におけるエラー訂正
処理をする前に、ECCエラー検出部21においてこの
データの入力順にECCを利用した積和演算をする。こ
の積和演算とは、前記図5や図10で示されるような回
路で行われるシンドローム計算である。これにより、エ
ラー訂正回路202によるエラー訂正処理をするか否か
を決める信号を得るのである。
【0096】また、上記実施形態によれば、図1におけ
るエラー検出回路201は、ディスクのプレーヤ側から
デコーダ20側に送られてくる少なくともエラー訂正の
ためのECCパリティが付加されたセクタ毎の所定のデ
ータを順次入力する。エラー検出回路201は、ECC
エラー検出部21においてこのデータの入力順にECC
を利用した積和演算をする。この積和演算とは、前記図
5や図10で示されるような回路で行われるシンドロー
ム計算である。これにより、上記所定のデータがすべて
バッファRAM25に蓄積された時点においては、すで
にその所定のデータにエラーがあるか否かの信号を得て
いるのである。
るエラー検出回路201は、ディスクのプレーヤ側から
デコーダ20側に送られてくる少なくともエラー訂正の
ためのECCパリティが付加されたセクタ毎の所定のデ
ータを順次入力する。エラー検出回路201は、ECC
エラー検出部21においてこのデータの入力順にECC
を利用した積和演算をする。この積和演算とは、前記図
5や図10で示されるような回路で行われるシンドロー
ム計算である。これにより、上記所定のデータがすべて
バッファRAM25に蓄積された時点においては、すで
にその所定のデータにエラーがあるか否かの信号を得て
いるのである。
【0097】図1における、エラー検出部21でのデー
タの計算速度は、バッファRAM25にデータが書き込
まれる速度よりも速いが、入力部Dinは、入力データ
を蓄積するRAM25への経路より短い経路で入力デー
タが到達するように設ければなお、好ましい。
タの計算速度は、バッファRAM25にデータが書き込
まれる速度よりも速いが、入力部Dinは、入力データ
を蓄積するRAM25への経路より短い経路で入力デー
タが到達するように設ければなお、好ましい。
【0098】この結果、本発明によれば、ECCを利用
したシンドローム計算によりエラー検出の精度は格段に
向上する。よって、エラー検出によりエラーを含むと判
断した時のみエラー訂正処理を実行するだけで、エラー
の無いデータをホストコンピュータ27に転送できる。
したシンドローム計算によりエラー検出の精度は格段に
向上する。よって、エラー検出によりエラーを含むと判
断した時のみエラー訂正処理を実行するだけで、エラー
の無いデータをホストコンピュータ27に転送できる。
【0099】これにより、仮にバッファRAM25に、
動作速度の遅い安価なRAMを使用したとしても、高速
なディスク再生と、高速なホスト転送に対応できる。す
なわち、ある程度ディスクの再生速度が上がってもバッ
ファRAMの性能向上に苦慮する必要はない。RAMの
回路規模は変更不要であるし、コスト的にも安価で済
む。また、不要なエラー訂正処理の実行を省略できるこ
とから、アクセスタイムが短いという特徴を生かしたシ
ステムを、高信頼性をもって構築できるといえる。
動作速度の遅い安価なRAMを使用したとしても、高速
なディスク再生と、高速なホスト転送に対応できる。す
なわち、ある程度ディスクの再生速度が上がってもバッ
ファRAMの性能向上に苦慮する必要はない。RAMの
回路規模は変更不要であるし、コスト的にも安価で済
む。また、不要なエラー訂正処理の実行を省略できるこ
とから、アクセスタイムが短いという特徴を生かしたシ
ステムを、高信頼性をもって構築できるといえる。
【0100】なお、この発明によるECCエラー検出
は、EDC(エラー検出コード)やIPFフラグ(例え
ばC2訂正のためのフラグ、C2訂正不能フラグまたは
補正フラグ等)といった従来アルゴリズムと異なる検出
方法である。このため、これらのエラー検出と併用する
ことで、非常に高いエラー検出能力を得ることができ
る。以下に説明する。
は、EDC(エラー検出コード)やIPFフラグ(例え
ばC2訂正のためのフラグ、C2訂正不能フラグまたは
補正フラグ等)といった従来アルゴリズムと異なる検出
方法である。このため、これらのエラー検出と併用する
ことで、非常に高いエラー検出能力を得ることができ
る。以下に説明する。
【0101】図14は、この発明の第二の実施形態に係
るエラー検出回路を含むディスクの読み出しデータをデ
コードするデコードシステム側及びその前段であるプレ
ーヤ側の主な回路ブロック図を示している。エラー検出
回路203の他は図1と同様のため図1と同一の符号を
付し説明は省略する。
るエラー検出回路を含むディスクの読み出しデータをデ
コードするデコードシステム側及びその前段であるプレ
ーヤ側の主な回路ブロック図を示している。エラー検出
回路203の他は図1と同様のため図1と同一の符号を
付し説明は省略する。
【0102】この図14におけるエラー検出回路203
は、第一の実施形態と同様のECCエラー検出部21
と、さらにEDCエラー検出部22、IPFカウンタに
よるエラー検出部23を含んでいる。
は、第一の実施形態と同様のECCエラー検出部21
と、さらにEDCエラー検出部22、IPFカウンタに
よるエラー検出部23を含んでいる。
【0103】すなわち、ECCエラー検出に加えて、さ
らにデコードシステム内に送られてくるセクタ毎のデー
タに予め含まれているEDC(エラー検出コード)及び
IPFフラグ(例えばC2訂正のためのフラグ、C2訂
正不能フラグまたは補正フラグ等)を利用して、エラー
検出する。
らにデコードシステム内に送られてくるセクタ毎のデー
タに予め含まれているEDC(エラー検出コード)及び
IPFフラグ(例えばC2訂正のためのフラグ、C2訂
正不能フラグまたは補正フラグ等)を利用して、エラー
検出する。
【0104】これにより、エラー検出回路203は、第
一の実施形態と同様のECCエラー検出部21による検
出信号FRG1と、従来アルゴリズムのEDCエラー検
出部22及びIPFカウンタによるエラー検出部23に
関する各検出信号FRG2,3を得る。
一の実施形態と同様のECCエラー検出部21による検
出信号FRG1と、従来アルゴリズムのEDCエラー検
出部22及びIPFカウンタによるエラー検出部23に
関する各検出信号FRG2,3を得る。
【0105】エラー検出回路203内に保持された検出
信号FRG1,2,3は、システムコントローラ26の
要求によって、システムコントローラ26に伝達され
る。これにより、システムコントローラ26では、デコ
ーダ20内のエラー訂正回路202によるエラー訂正を
開始するか否かが判断され、制御信号がデコーダ20に
伝達される。エラーがなければ、エラー訂正処理を実行
せずにホストコンピュータ27へのデータ転送を行うこ
とができる。
信号FRG1,2,3は、システムコントローラ26の
要求によって、システムコントローラ26に伝達され
る。これにより、システムコントローラ26では、デコ
ーダ20内のエラー訂正回路202によるエラー訂正を
開始するか否かが判断され、制御信号がデコーダ20に
伝達される。エラーがなければ、エラー訂正処理を実行
せずにホストコンピュータ27へのデータ転送を行うこ
とができる。
【0106】上記第二の実施形態においても、第一の実
施形態に示したと同様の効果が得られる。すなわち、E
CCを利用したシンドローム計算によりエラー検出の精
度は格段に向上する。特に第二の実施形態は、システム
コントローラ26でのエラー検出の判断要素が、3つの
検出信号FRG1〜3(ECCエラー検出、EDCエラ
ー検出、IPFカウンタによるエラー検出)になる。こ
の結果、非常に高いエラー検出能力を得ることができ
る。
施形態に示したと同様の効果が得られる。すなわち、E
CCを利用したシンドローム計算によりエラー検出の精
度は格段に向上する。特に第二の実施形態は、システム
コントローラ26でのエラー検出の判断要素が、3つの
検出信号FRG1〜3(ECCエラー検出、EDCエラ
ー検出、IPFカウンタによるエラー検出)になる。こ
の結果、非常に高いエラー検出能力を得ることができ
る。
【0107】上記各実施形態によれば、エラー訂正処理
前において、ECCを利用した計算によりエラー検出を
することで、エラー検出能力を格段に高めることができ
るエラー検出回路及びエラー検出方法が得られる。この
結果、ディスクの再生速度が上がったとしても、デコー
ドシステム内のバッファRAMの性能向上、回路規模の
変更等は、それほど重要ではなくなり、コスト的にも安
価で済む。
前において、ECCを利用した計算によりエラー検出を
することで、エラー検出能力を格段に高めることができ
るエラー検出回路及びエラー検出方法が得られる。この
結果、ディスクの再生速度が上がったとしても、デコー
ドシステム内のバッファRAMの性能向上、回路規模の
変更等は、それほど重要ではなくなり、コスト的にも安
価で済む。
【0108】すなわち、安価なRAMを使用したとして
も高速なディスク再生と、高速なホスト転送に対応でき
る。また、不要なエラー訂正処理の実行を省略できるこ
とから、アクセスタイムが短いという特徴を生かしたC
D−ROMシステムを、高信頼性をもって構築できる。
も高速なディスク再生と、高速なホスト転送に対応でき
る。また、不要なエラー訂正処理の実行を省略できるこ
とから、アクセスタイムが短いという特徴を生かしたC
D−ROMシステムを、高信頼性をもって構築できる。
【0109】なお、上記各実施形態では、ECCエラー
検出に関し、P訂正及びQ訂正のシンドローム計算を行
う構成を示したが、P訂正またはQ訂正いずれかのシン
ドローム計算を行う構成も本発明の適応範囲である。
検出に関し、P訂正及びQ訂正のシンドローム計算を行
う構成を示したが、P訂正またはQ訂正いずれかのシン
ドローム計算を行う構成も本発明の適応範囲である。
【0110】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
エラー検出によりエラーを含むと判断した時のみエラー
訂正処理が実行されるアルゴリズムを採用したデコーダ
に対して、エラー訂正処理前において、ECCを利用し
た計算によりエラー検出をすることで、エラー検出能力
を格段に高めることができるエラー検出回路及びエラー
検出方法が提供できる。
エラー検出によりエラーを含むと判断した時のみエラー
訂正処理が実行されるアルゴリズムを採用したデコーダ
に対して、エラー訂正処理前において、ECCを利用し
た計算によりエラー検出をすることで、エラー検出能力
を格段に高めることができるエラー検出回路及びエラー
検出方法が提供できる。
【図1】この発明の第一の実施形態に係るエラー検出回
路を含むディスクの読み出しデータをデコードするデコ
ードシステム側及びその前段であるプレーヤ側の主な回
路ブロック図。
路を含むディスクの読み出しデータをデコードするデコ
ードシステム側及びその前段であるプレーヤ側の主な回
路ブロック図。
【図2】1170個のデータ構成を持つデータ配列の概
念図。
念図。
【図3】上記のうちQ訂正に関するシンドローム計算を
分かりやすく示したデータ配列の構成を示す概念図。
分かりやすく示したデータ配列の構成を示す概念図。
【図4】この発明のエラー検出回路に係る、上述したP
訂正のデータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドロ
ーム計算の概念図。
訂正のデータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドロ
ーム計算の概念図。
【図5】この発明のエラー検出回路に係る、データ入力
順に計算が行えるP訂正シンドローム計算回路を示す回
路図。
順に計算が行えるP訂正シンドローム計算回路を示す回
路図。
【図6】(a),(b)は、Q訂正のデータ系列を示す
概念図。
概念図。
【図7】この発明のエラー検出回路に係る、Q訂正のデ
ータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドローム計算
の概念図。
ータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドローム計算
の概念図。
【図8】この発明のエラー検出回路に係る、Q訂正のデ
ータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドローム計算
の概念図。
ータ系列に関するデータ入力順のS1 シンドローム計算
の概念図。
【図9】図6(a)のデータ配列を計算の便宜上置き換
えたデータ配列を示した概念図。
えたデータ配列を示した概念図。
【図10】この発明のエラー検出回路に係る、データ入
力順に計算が行えるQ訂正シンドローム計算回路を示す
回路図。
力順に計算が行えるQ訂正シンドローム計算回路を示す
回路図。
【図11】図10中のトライステートバッファをトラン
スファ制御する各信号のタイミング波形図。
スファ制御する各信号のタイミング波形図。
【図12】この発明のエラー検出回路を適用したエラー
判定アルゴリズムタイミングチャート。
判定アルゴリズムタイミングチャート。
【図13】種類別のCD−ROMフォーマットを示す1
つのセクタのデータ構成図。
つのセクタのデータ構成図。
【図14】この発明の第二の実施形態に係るエラー検出
回路を含むディスクの読み出しデータをデコードするデ
コードシステム側及びその前段であるプレーヤ側の主な
回路ブロック図。
回路を含むディスクの読み出しデータをデコードするデ
コードシステム側及びその前段であるプレーヤ側の主な
回路ブロック図。
10…モータ 11…ディスク 12…ピックアップ 13…RFアンプ 14…信号処理回路 15…サーボ回路 20…デコーダ 201,203…エラー検出回路 21…ECCエラー検出部 22…EDCエラー検出部 23…IPFカウンタによるエラー検出部 202…エラー訂正回路 25…RAM(バッファRAM) 26…システムコントローラ 27…ホストコンピュータ 28…D/Aコンバータ 101…P訂正S0 シンドローム計算回路部 102…P訂正S1 シンドローム計算回路部 30,31…エクスクルーシブOR(排他的論理和)加
算器 40,41…シフトレジスタ 51,52…乗算器 61…セレクタ 103…Q訂正S0 シンドローム計算回路部 104…Q訂正S1 シンドローム計算回路部 71,72,73…トライステートバッファ
算器 40,41…シフトレジスタ 51,52…乗算器 61…セレクタ 103…Q訂正S0 シンドローム計算回路部 104…Q訂正S1 シンドローム計算回路部 71,72,73…トライステートバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 13/00 H03M 13/00
Claims (9)
- 【請求項1】 ディスクのプレーヤ側からデコードシス
テム内に送られてくるエラー訂正のためのECCパリテ
ィを含んだデータを入力する入力部と、 前記データの入力順にECCを用いた少なくともP訂正
及びQ訂正いずれかののシンドローム計算を行うECC
エラー検出部とを具備したことを特徴とするエラー検出
回路。 - 【請求項2】 前記ECCエラー検出部は、P訂正S0
の全列の和が0であるか否かを検出する回路と、P訂正
S1 の全列の和が0であるか否かを検出する回路と、Q
訂正S0 の全列の和が0であるか否かを検出する回路
と、Q訂正S1の全列の和が0であるか否かを検出する
回路とを含むことを特徴とする請求項1記載のエラー検
出回路。 - 【請求項3】 ディスクのプレーヤ側からデコードシス
テム内に送られメモリに蓄積されるエラー訂正のための
ECCパリティを含んだデータを入力する入力部と、 前記データのECCを用いた少なくともP訂正、Q訂正
いずれかのシンドローム計算を行うECCエラー検出部
とを具備したことを特徴とするエラー検出回路。 - 【請求項4】 前記入力部は、前記データを蓄積するメ
モリへの経路より短い経路でデータが到達することを特
徴とする請求項3記載のエラー検出回路。 - 【請求項5】 前記ECCエラー検出部は、P訂正S0
の全列の和が0であるか否かを検出する回路と、P訂正
S1 の全列の和が0であるか否かを検出する回路と、Q
訂正S0 の全列の和が0であるか否かを検出する回路
と、Q訂正S1の全列の和が0であるか否かを検出する
回路とを含むことを特徴とする請求項3記載のエラー検
出回路。 - 【請求項6】 ディスクのプレーヤ側からデコーダ側に
送られてくる少なくともエラー訂正のためのECCパリ
ティが付加された所定のデータを順次入力し、 前記デコーダ側におけるエラー訂正処理をする前に、前
記データの入力順にECCを利用した積和演算をするこ
とにより、前記エラー訂正処理をするか否かを決める信
号を得ることを特徴とするエラー検出方法。 - 【請求項7】 前記エラー訂正処理をするか否かを決め
る信号は、P訂正S0 の全列の和が0であるか否かを検
出する信号と、P訂正S1 の全列の和が0であるか否か
を検出する信号と、Q訂正S0 の全列の和が0であるか
否かを検出する信号と、Q訂正S1 の全列の和が0であ
るか否かを検出する信号との総和に応じた信号であるこ
とを特徴とする請求項6記載のエラー検出方法。 - 【請求項8】 ディスクのプレーヤ側からデコーダ側に
送られてくる少なくともエラー訂正のためのECCパリ
ティが付加された所定のデータを順次入力し、メモリに
蓄積する過程で、 前記データの入力順にECCを利用した積和演算をする
ことにより、前記所定のデータがすべてメモリに蓄積さ
れた時点で、前記データにエラーがあるか否かを示す信
号を得ていることを特徴とするエラー検出方法。 - 【請求項9】 前記データにエラーがあるか否かを示す
信号は、P訂正S0の全列の和が0であるか否かを検出
する信号と、P訂正S1 の全列の和が0であるか否かを
検出する信号と、Q訂正S0 の全列の和が0であるか否
かを検出する信号と、Q訂正S1 の全列の和が0である
か否かを検出する信号との総和に応じた信号であること
を特徴とする請求項8記載のエラー検出方法。
Priority Applications (4)
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- 1999-09-03 TW TW088115249A patent/TW452764B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-09-09 KR KR1019990038263A patent/KR100361947B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-09-09 US US09/392,721 patent/US6564352B1/en not_active Expired - Fee Related
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KR20000023004A (ko) | 2000-04-25 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031202 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040202 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |