JPH10107648A - 誤り訂正処理回路 - Google Patents
誤り訂正処理回路Info
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- JPH10107648A JPH10107648A JP25839196A JP25839196A JPH10107648A JP H10107648 A JPH10107648 A JP H10107648A JP 25839196 A JP25839196 A JP 25839196A JP 25839196 A JP25839196 A JP 25839196A JP H10107648 A JPH10107648 A JP H10107648A
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- Japan
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- frame
- syndrome
- correction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メモリに対するアクセス回数を平準化して、
高速処理を実現する。 【解決手段】 シンドローム計算器22は、n−1番目
のフレームのデータを読み出し、C1シンドローム計算
を行うが、このときに誤り検出訂正演算器24が、過去
に計算してあるn−2番目のフレームのC2シンドロー
ムに基づきC2誤り検出訂正処理を並列して行う。次
に、シンドローム計算器は22は、次回の誤り訂正のた
めにn番目のフレーム(次回のn−1番目のフレーム)
についてのC2シンドローム計算を行うとともに、誤り
検出訂正演算器24は、直前に計算されたn+1番目の
フレームのC1シンドロームから誤り訂正検出を行う。
このようにして、アクセス回数の多いシンドローム計算
とアクセス回数の少ない誤り検出訂正処理を並列処理す
ることで、メモリに対するアクセス回数を平準化する。
高速処理を実現する。 【解決手段】 シンドローム計算器22は、n−1番目
のフレームのデータを読み出し、C1シンドローム計算
を行うが、このときに誤り検出訂正演算器24が、過去
に計算してあるn−2番目のフレームのC2シンドロー
ムに基づきC2誤り検出訂正処理を並列して行う。次
に、シンドローム計算器は22は、次回の誤り訂正のた
めにn番目のフレーム(次回のn−1番目のフレーム)
についてのC2シンドローム計算を行うとともに、誤り
検出訂正演算器24は、直前に計算されたn+1番目の
フレームのC1シンドロームから誤り訂正検出を行う。
このようにして、アクセス回数の多いシンドローム計算
とアクセス回数の少ない誤り検出訂正処理を並列処理す
ることで、メモリに対するアクセス回数を平準化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM等の
光ディスクから読み出されたデータについての誤り訂正
を行う回路、特に誤り訂正処理の効率化に関する。
光ディスクから読み出されたデータについての誤り訂正
を行う回路、特に誤り訂正処理の効率化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル記憶においては、各
種の符号化、誤り訂正処理が利用されている。CD−R
OM等の光ディスクにおいては、CIRC(Cross Inte
rleaved Reed-Solomon Code)を利用した誤り訂正処理
が採用されており、この誤り訂正処理は、C1シンドロ
ーム計算、C1誤り検出訂正処理、C2シンドローム計
算、C2誤り訂正処理に細分される。
種の符号化、誤り訂正処理が利用されている。CD−R
OM等の光ディスクにおいては、CIRC(Cross Inte
rleaved Reed-Solomon Code)を利用した誤り訂正処理
が採用されており、この誤り訂正処理は、C1シンドロ
ーム計算、C1誤り検出訂正処理、C2シンドローム計
算、C2誤り訂正処理に細分される。
【0003】そして、これらの計算、処理は、図5に示
すような手順で行われていた。すなわち、まずフレーム
がスタートか否かを判定する(S1)。スタートでなけ
ればスタートまで待ち(S2)、フレームのスタートで
あった場合に、その処理対象フレームについてC1シン
ドローム計算を行う(S3)。このC1シンドローム計
算は処理対象となっている1フレーム内のデータに基づ
いて行われる。次に、S3で得られたC1シンドローム
に基づき、処理対象フレームについての誤り検出訂正処
理を行う(S4)。
すような手順で行われていた。すなわち、まずフレーム
がスタートか否かを判定する(S1)。スタートでなけ
ればスタートまで待ち(S2)、フレームのスタートで
あった場合に、その処理対象フレームについてC1シン
ドローム計算を行う(S3)。このC1シンドローム計
算は処理対象となっている1フレーム内のデータに基づ
いて行われる。次に、S3で得られたC1シンドローム
に基づき、処理対象フレームについての誤り検出訂正処
理を行う(S4)。
【0004】このようにして、処理対象フレーム内での
誤り訂正を終了した場合には、そのフレーム内のデータ
とそれ以前に誤り訂正処理を終了している複数フレーム
のデータを利用して、C2シンドローム計算を行う(S
5)。次に、得られたC2シンドロームを利用して、C
2誤り検出訂正処理を行う(S6)。
誤り訂正を終了した場合には、そのフレーム内のデータ
とそれ以前に誤り訂正処理を終了している複数フレーム
のデータを利用して、C2シンドローム計算を行う(S
5)。次に、得られたC2シンドロームを利用して、C
2誤り検出訂正処理を行う(S6)。
【0005】このようにして、処理対象フレームについ
ての誤り訂正処理を終了する。すなわち、図6に示すよ
うに、n番目のフレームについてのC1シンドローム計
算、C1誤り検出訂正、C2シンドローム計算、C2誤
り検出訂正が順に行われ、処理対象フレームについての
誤り訂正処理が終了する。そして、nを更新して(S
7)、S1に戻り、各フレームについて、このような処
理を繰り返すことで、誤り訂正が達成される。
ての誤り訂正処理を終了する。すなわち、図6に示すよ
うに、n番目のフレームについてのC1シンドローム計
算、C1誤り検出訂正、C2シンドローム計算、C2誤
り検出訂正が順に行われ、処理対象フレームについての
誤り訂正処理が終了する。そして、nを更新して(S
7)、S1に戻り、各フレームについて、このような処
理を繰り返すことで、誤り訂正が達成される。
【0006】ここで、図7に誤り訂正の処理対象となる
データについて、模式的に示す。この図において、上方
が時間的に後から再生されてくるデータである。n番目
のフレームについて処理する場合には、そのn番目フレ
ームのデータについて、C1シンドローム計算、C1誤
り検出訂正を行い、得られたC1誤り検出訂正が終了し
たデータを用いて、過去へ向けて斜め方向のデータを用
いて、C2誤り訂正処理を行う。例えば、1フレームが
32シンボルのデータで構成され、4シンボルのパリテ
ィデータを除外すると共に、連続するフレームのデータ
を利用すると仮定した場合、nフレームからn−27の
28フレームからの1シンボルずつのデータを利用して
C2誤り検出訂正を行うことができる。
データについて、模式的に示す。この図において、上方
が時間的に後から再生されてくるデータである。n番目
のフレームについて処理する場合には、そのn番目フレ
ームのデータについて、C1シンドローム計算、C1誤
り検出訂正を行い、得られたC1誤り検出訂正が終了し
たデータを用いて、過去へ向けて斜め方向のデータを用
いて、C2誤り訂正処理を行う。例えば、1フレームが
32シンボルのデータで構成され、4シンボルのパリテ
ィデータを除外すると共に、連続するフレームのデータ
を利用すると仮定した場合、nフレームからn−27の
28フレームからの1シンボルずつのデータを利用して
C2誤り検出訂正を行うことができる。
【0007】このように、CIRCを利用した誤り訂正
では、2種類の誤り訂正を行うため、その訂正能力が高
く、インターリーブ処理を行っているため、バーストエ
ラーに強い。また、C2誤り訂正処理のためには、複数
フレームのデータを記憶する必要があるが、デインター
リーブのための記憶手段を兼用し、資源の効率化を図っ
ている。
では、2種類の誤り訂正を行うため、その訂正能力が高
く、インターリーブ処理を行っているため、バーストエ
ラーに強い。また、C2誤り訂正処理のためには、複数
フレームのデータを記憶する必要があるが、デインター
リーブのための記憶手段を兼用し、資源の効率化を図っ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、CD−ROM
などにおいては、その大容量化が進み、データをより高
速に再生したいという要求が大きい。そして、従来のC
IRC誤り訂正作業の高速化について、検討したとこ
ろ、メモリへのアクセスが、高速化の妨げになっている
ことが分かった。
などにおいては、その大容量化が進み、データをより高
速に再生したいという要求が大きい。そして、従来のC
IRC誤り訂正作業の高速化について、検討したとこ
ろ、メモリへのアクセスが、高速化の妨げになっている
ことが分かった。
【0009】すなわち、CIRC誤り訂正においては、
上述のように、C1シンドローム計算、C1誤り訂正、
C2シンドローム計算、C2誤り訂正を順に行い、1フ
レームに対する処理を完了する。
上述のように、C1シンドローム計算、C1誤り訂正、
C2シンドローム計算、C2誤り訂正を順に行い、1フ
レームに対する処理を完了する。
【0010】そして、この処理におけるメモリのアクセ
ス回数は、 C1シンドローム計算+C1訂正(2重) :32+4=36回 C2シンドローム計算+C2訂正(4重) :28+8=36回 訂正後のデータ読み出し :24回 となる。
ス回数は、 C1シンドローム計算+C1訂正(2重) :32+4=36回 C2シンドローム計算+C2訂正(4重) :28+8=36回 訂正後のデータ読み出し :24回 となる。
【0011】まず、C1シンドローム計算においては、
32シンボルを対象とするため、32回の読み出しが必
要である。また、このC1誤り訂正においては2つの誤
りの訂正が可能であり、この2重の訂正の読み書きに最
大4回のアクセスが見込まれる。C2シンドローム計算
は28シンボルを対象とするため、28回の読み出しが
必要である。また、このC2訂正においては、4重の訂
正が可能であり、最大8回のアクセスが見込まれる。な
お、訂正後のデータ読み出しは、訂正終了後のデータに
ついて、デインターリーブしながら出力するための読み
出しである。
32シンボルを対象とするため、32回の読み出しが必
要である。また、このC1誤り訂正においては2つの誤
りの訂正が可能であり、この2重の訂正の読み書きに最
大4回のアクセスが見込まれる。C2シンドローム計算
は28シンボルを対象とするため、28回の読み出しが
必要である。また、このC2訂正においては、4重の訂
正が可能であり、最大8回のアクセスが見込まれる。な
お、訂正後のデータ読み出しは、訂正終了後のデータに
ついて、デインターリーブしながら出力するための読み
出しである。
【0012】このように、1フレームについての処理に
おいて、最大128回のメモリのアクセスが必要にな
る。しかし、これらの処理を行う図5におけるS3〜S
6の各ステップにおけるアクセス回数は、大きく異なっ
ている。すなわち、1フレームについての処理を行う際
にその時間によって、メモリアクセスの頻度が大きく異
なる。装置の設計に当たっては、最も頻度の大きな時間
帯を基準にしなければならず、非常に高速なアクセスを
可能としなければ、処理の高速化が達成できなかった。
言い換えれば、メモリへのアクセスが、処理の高速化を
妨げる大きな要因となっていた。
おいて、最大128回のメモリのアクセスが必要にな
る。しかし、これらの処理を行う図5におけるS3〜S
6の各ステップにおけるアクセス回数は、大きく異なっ
ている。すなわち、1フレームについての処理を行う際
にその時間によって、メモリアクセスの頻度が大きく異
なる。装置の設計に当たっては、最も頻度の大きな時間
帯を基準にしなければならず、非常に高速なアクセスを
可能としなければ、処理の高速化が達成できなかった。
言い換えれば、メモリへのアクセスが、処理の高速化を
妨げる大きな要因となっていた。
【0013】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、メモリのアクセス回数の
平準化を図り、処理の高速化を達成できる誤り訂正処理
回路を提供することを目的とする。
題としてなされたものであり、メモリのアクセス回数の
平準化を図り、処理の高速化を達成できる誤り訂正処理
回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象フレ
ーム内のデータからC1シンドロームを計算するととも
に、処理対象フレームを含むそれ以前の複数フレームに
渡るデータからC2シンドローム計算を行うシンドロー
ム計算手段と、C1シンドローム計算で得られたC1シ
ンドロームに基づいて誤り検出訂正処理を行うととも
に、C2シンドローム計算で得られたC2シンドローム
に基づいて誤り検出訂正処理を行う誤り訂正手段と、を
含み、処理対象フレームについて、C1シンドローム計
算及びC1誤り検出訂正を順次行うと共に、処理対象フ
レームについてのC1シンドローム計算中に、すでにC
2シンドローム計算が完了しているフレームにおけるC
2誤り検出訂正を行い、処理対象フレームについてのC
1誤り訂正処理を行っている間にすでにC1誤り訂正処
理が完了しているフレームにおけるC2シンドローム計
算を行うことを特徴とする。
ーム内のデータからC1シンドロームを計算するととも
に、処理対象フレームを含むそれ以前の複数フレームに
渡るデータからC2シンドローム計算を行うシンドロー
ム計算手段と、C1シンドローム計算で得られたC1シ
ンドロームに基づいて誤り検出訂正処理を行うととも
に、C2シンドローム計算で得られたC2シンドローム
に基づいて誤り検出訂正処理を行う誤り訂正手段と、を
含み、処理対象フレームについて、C1シンドローム計
算及びC1誤り検出訂正を順次行うと共に、処理対象フ
レームについてのC1シンドローム計算中に、すでにC
2シンドローム計算が完了しているフレームにおけるC
2誤り検出訂正を行い、処理対象フレームについてのC
1誤り訂正処理を行っている間にすでにC1誤り訂正処
理が完了しているフレームにおけるC2シンドローム計
算を行うことを特徴とする。
【0015】このように、シンドローム計算と、誤り検
出訂正処理とを常に並列して行う。従って、これら処理
の際に必要なメモリに対するアクセス回数を平準化する
ことができる。すなわち、シンドローム計算処理におい
ては、対象となる全てのデータを読み出さなければなら
ず、メモリに対するアクセス回数が多い。一方、誤り検
出訂正処理においては、求められたシンドロームから誤
りを検出し、訂正するため、該当するデータの読み書き
だけが行われ、メモリに対するアクセス回数が少ない。
そこで、シンドローム計算と誤り検出訂正処理を並列処
理することで、メモリに対するアクセス回数を平準化で
きる。処理を高速する場合には、メモリアクセス回数の
最も多い時間を基準としなければならないが、アクセス
回数を平準化することで、アクセスを行わずに計算を行
っている時間を最小限に抑制し、全体として高速化を図
ることができる。
出訂正処理とを常に並列して行う。従って、これら処理
の際に必要なメモリに対するアクセス回数を平準化する
ことができる。すなわち、シンドローム計算処理におい
ては、対象となる全てのデータを読み出さなければなら
ず、メモリに対するアクセス回数が多い。一方、誤り検
出訂正処理においては、求められたシンドロームから誤
りを検出し、訂正するため、該当するデータの読み書き
だけが行われ、メモリに対するアクセス回数が少ない。
そこで、シンドローム計算と誤り検出訂正処理を並列処
理することで、メモリに対するアクセス回数を平準化で
きる。処理を高速する場合には、メモリアクセス回数の
最も多い時間を基準としなければならないが、アクセス
回数を平準化することで、アクセスを行わずに計算を行
っている時間を最小限に抑制し、全体として高速化を図
ることができる。
【0016】また、本発明は、上記処理対象フレームが
n(nは任意の自然数)番目のフレームであった場合
に、上記C2誤り検出処理はn−2番目のフレームを含
むそれ以前のデータについて行い、上記C2シンドロー
ム計算はn−1番目のフレームを含むそれ以前のデータ
について行うことを特徴とする。
n(nは任意の自然数)番目のフレームであった場合
に、上記C2誤り検出処理はn−2番目のフレームを含
むそれ以前のデータについて行い、上記C2シンドロー
ム計算はn−1番目のフレームを含むそれ以前のデータ
について行うことを特徴とする。
【0017】このように、n−2番目のフレームまでを
処理対象とすることで、従来n番目のフレームを対象と
していた場合に比べ、2フレーム分のメモリの増設で、
本発明の並列処理を行うことができる。
処理対象とすることで、従来n番目のフレームを対象と
していた場合に比べ、2フレーム分のメモリの増設で、
本発明の並列処理を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、実施形態の全体構成を示すブロック図
であり、光ディスク(CD)から読み出され、EFM
(エイティーン・フォーティーン・変調)復調されたデ
ータは、記憶装置(RAM)10に記憶される。この記
憶は時系列に行われる。そして、誤り訂正処理回路20
が記憶装置10に記憶されているデータを読み出し、そ
の誤りを訂正して、記憶装置10内のデータを書き直
す。そして、誤りの訂正されたデータが、デインターリ
ーブされながら記憶装置10から読み出され、再生信号
として出力される。なお、リード/ライト制御回路30
が、記憶装置10へのデータの書込み及びここからのデ
ータの読み出しを制御する。すなわち、リード/ライト
制御回路30がアドレスバスを通じてアクセスアドレス
を出力し、指定されたアドレスにデータバスを通じて供
給されるデータが書き込まれ、またデータバスに記憶さ
れているデータが読み出される。
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、実施形態の全体構成を示すブロック図
であり、光ディスク(CD)から読み出され、EFM
(エイティーン・フォーティーン・変調)復調されたデ
ータは、記憶装置(RAM)10に記憶される。この記
憶は時系列に行われる。そして、誤り訂正処理回路20
が記憶装置10に記憶されているデータを読み出し、そ
の誤りを訂正して、記憶装置10内のデータを書き直
す。そして、誤りの訂正されたデータが、デインターリ
ーブされながら記憶装置10から読み出され、再生信号
として出力される。なお、リード/ライト制御回路30
が、記憶装置10へのデータの書込み及びここからのデ
ータの読み出しを制御する。すなわち、リード/ライト
制御回路30がアドレスバスを通じてアクセスアドレス
を出力し、指定されたアドレスにデータバスを通じて供
給されるデータが書き込まれ、またデータバスに記憶さ
れているデータが読み出される。
【0019】そして、誤り訂正処理回路20は、シンド
ローム計算器22、誤り検出訂正演算器24、及び誤り
検出訂正シーケンサからなっている。CDに記憶される
データには、CIRCの誤り訂正符合が付加されてい
る。このため、対象となるデータから2種類のシンドロ
ーム(C1シンドローム及びC2シンドローム)を計算
し、得られたシンドロームに基づいて、誤り検出訂正が
行われる。
ローム計算器22、誤り検出訂正演算器24、及び誤り
検出訂正シーケンサからなっている。CDに記憶される
データには、CIRCの誤り訂正符合が付加されてい
る。このため、対象となるデータから2種類のシンドロ
ーム(C1シンドローム及びC2シンドローム)を計算
し、得られたシンドロームに基づいて、誤り検出訂正が
行われる。
【0020】シンドローム計算器22は、処理対象フレ
ームのデータに基づいて、C1シンドロームを計算する
と共に、処理対象フレームから過去に遡った複数フレー
ムのデータからC2シンドロームを計算する。
ームのデータに基づいて、C1シンドロームを計算する
と共に、処理対象フレームから過去に遡った複数フレー
ムのデータからC2シンドロームを計算する。
【0021】この例では、1フレームは、ヘッダ部分を
除き32シンボルから構成されており、24シンボルが
通常のデータ、残りの8シンボルが誤り検出訂正用デー
タである。そこで、これらデータを用いて、C1シンド
ロームが算出される。一方、C2シンドロームは、過去
の複数フレームのデータと処理対象のフレームのデータ
に基づいて算出される。
除き32シンボルから構成されており、24シンボルが
通常のデータ、残りの8シンボルが誤り検出訂正用デー
タである。そこで、これらデータを用いて、C1シンド
ロームが算出される。一方、C2シンドロームは、過去
の複数フレームのデータと処理対象のフレームのデータ
に基づいて算出される。
【0022】また、誤り検出訂正演算器24は、ガロア
型の演算器であり、シンドローム計算器22によって得
られたC1、C2シンドロームに基づいて、誤り検出訂
正を行う。
型の演算器であり、シンドローム計算器22によって得
られたC1、C2シンドロームに基づいて、誤り検出訂
正を行う。
【0023】そして、これらシンドローム計算器22、
誤り検出訂正演算器24における計算には、記憶装置1
0からのデータの読み出し、及びここへの訂正データの
書込みの作業が必要となる。この書込み、読み出しのタ
イミングを誤り検出訂正シーケンサ26が制御する。な
お、これらの動作は、CD再生信号に同期する制御クロ
ックに基づいて行われる。
誤り検出訂正演算器24における計算には、記憶装置1
0からのデータの読み出し、及びここへの訂正データの
書込みの作業が必要となる。この書込み、読み出しのタ
イミングを誤り検出訂正シーケンサ26が制御する。な
お、これらの動作は、CD再生信号に同期する制御クロ
ックに基づいて行われる。
【0024】この動作について、図2のフローチャート
に基づいて説明する。まず、フレームスタートか否かを
判定し(S11)、フレームスタートでなかった場合に
は所定時間待ち(S12)、S11に戻る。S11でフ
レームスタートであった場合には、直前のシンドローム
計算器22において、直前に計算が終了したC2シンド
ローム計算値を読み出す(S13)。ここで、この例で
は処理対象フレームがn+1番目のフレームであり、直
前に行われたシンドローム計算は、n−1番目のフレー
ムについてのC2シンドローム計算であり、このn−1
番目のフレームのC2シンドロームが読み出される。
に基づいて説明する。まず、フレームスタートか否かを
判定し(S11)、フレームスタートでなかった場合に
は所定時間待ち(S12)、S11に戻る。S11でフ
レームスタートであった場合には、直前のシンドローム
計算器22において、直前に計算が終了したC2シンド
ローム計算値を読み出す(S13)。ここで、この例で
は処理対象フレームがn+1番目のフレームであり、直
前に行われたシンドローム計算は、n−1番目のフレー
ムについてのC2シンドローム計算であり、このn−1
番目のフレームのC2シンドロームが読み出される。
【0025】そして、シンドローム計算器22において
n+1番目のフレームのデータを読み出しこれについて
のC1シンドローム計算(S14)と、誤り検出訂正演
算器24におけるn−1番目のフレームのC2誤り検出
訂正(S15)と、を並列処理する。
n+1番目のフレームのデータを読み出しこれについて
のC1シンドローム計算(S14)と、誤り検出訂正演
算器24におけるn−1番目のフレームのC2誤り検出
訂正(S15)と、を並列処理する。
【0026】次に、これらS14とS15の処理が終了
したかを判定し(S16)、終了していなかった場合に
は所定時間待ち(S17)、S16に戻る。S17にお
いて、処理が終了していた場合には、直前で計算して得
たn+1番目のフレームにおけるC1シンドロームを読
み出す(S18)。次に、n番目のフレーム以前の複数
フレームのデータを読み出し、この値に基づいてC2シ
ンドローム計算を行う(S19)と共に、S14で計算
したn+1番目のフレームのC1シンドロームに基づい
てC1誤り検出訂正処理を行う(S20)。
したかを判定し(S16)、終了していなかった場合に
は所定時間待ち(S17)、S16に戻る。S17にお
いて、処理が終了していた場合には、直前で計算して得
たn+1番目のフレームにおけるC1シンドロームを読
み出す(S18)。次に、n番目のフレーム以前の複数
フレームのデータを読み出し、この値に基づいてC2シ
ンドローム計算を行う(S19)と共に、S14で計算
したn+1番目のフレームのC1シンドロームに基づい
てC1誤り検出訂正処理を行う(S20)。
【0027】そして、S19及びS20の処理が終了し
たかを判定し(S21)、終了していなかった場合に
は、所定時間待ち(S22)、S21に戻り、S22に
おいて処理が終了していた場合には、nを更新して(S
23)、S11に戻る。このような処理によって、図3
に示すように、第1段階の処理としては、n+1番目の
フレームのC1シンドローム計算と、n−1番目のフレ
ームについて、C2誤り検出訂正処理が行われる。これ
ら処理において行われる記憶装置10に対する最大アク
セス回数は、32(32シンボルのデータ読み出し)+
8(4重の訂正における8回の読み書き)の40回であ
る。また、第2段階の処理においては、n番目のフレー
ムについてのC2シンドローム計算と、n+1番目のフ
レームのC1誤り検出訂正処理が行われる。従って、こ
の場合の記憶装置10に対するアクセス回数は、28
(28個シンボルの読み出し)+4(2重の訂正におけ
る4回)の32回になる。
たかを判定し(S21)、終了していなかった場合に
は、所定時間待ち(S22)、S21に戻り、S22に
おいて処理が終了していた場合には、nを更新して(S
23)、S11に戻る。このような処理によって、図3
に示すように、第1段階の処理としては、n+1番目の
フレームのC1シンドローム計算と、n−1番目のフレ
ームについて、C2誤り検出訂正処理が行われる。これ
ら処理において行われる記憶装置10に対する最大アク
セス回数は、32(32シンボルのデータ読み出し)+
8(4重の訂正における8回の読み書き)の40回であ
る。また、第2段階の処理においては、n番目のフレー
ムについてのC2シンドローム計算と、n+1番目のフ
レームのC1誤り検出訂正処理が行われる。従って、こ
の場合の記憶装置10に対するアクセス回数は、28
(28個シンボルの読み出し)+4(2重の訂正におけ
る4回)の32回になる。
【0028】このように、並列処理を行うことで、各時
間における記憶装置に対するアクセス回数の平準化が図
られる。従って、処理の高速化を図る際にアクセス回数
が不均一であることに起因する処理の遅れを減少させる
ことができる。なお、計算後のC1、C2シンドローム
は、誤り訂正処理回路20の内部のレジスタ等に記憶す
ればよく、記憶装置10を使用しなくてもよいため、こ
の書込み読み出しはアクセス回数に含めていない。
間における記憶装置に対するアクセス回数の平準化が図
られる。従って、処理の高速化を図る際にアクセス回数
が不均一であることに起因する処理の遅れを減少させる
ことができる。なお、計算後のC1、C2シンドローム
は、誤り訂正処理回路20の内部のレジスタ等に記憶す
ればよく、記憶装置10を使用しなくてもよいため、こ
の書込み読み出しはアクセス回数に含めていない。
【0029】図4に、本発明における記憶装置10に対
するアクセスの内容を模式的に示す。このように、n+
1番目のフレームが処理対象フレームである場合に、n
−1番目のフレームのC2誤り検出訂正、n番目のフレ
ームのC2誤り検出訂正の対象データが、アクセスの対
象になる。従って、記憶装置10において、少なくとも
これらの対象となるデータが記憶されている必要があ
る。これは、従来例のn+1番目のフレームのC2誤り
検出訂正を行う場合に比べ、2フレーム分多いことにな
る。従って、記憶装置10の記憶容量を従来例に比べ2
フレーム分大きくする必要がある。
するアクセスの内容を模式的に示す。このように、n+
1番目のフレームが処理対象フレームである場合に、n
−1番目のフレームのC2誤り検出訂正、n番目のフレ
ームのC2誤り検出訂正の対象データが、アクセスの対
象になる。従って、記憶装置10において、少なくとも
これらの対象となるデータが記憶されている必要があ
る。これは、従来例のn+1番目のフレームのC2誤り
検出訂正を行う場合に比べ、2フレーム分多いことにな
る。従って、記憶装置10の記憶容量を従来例に比べ2
フレーム分大きくする必要がある。
【0030】さらに、誤り訂正処理回路20において、
シンドローム計算器22、誤り検出訂正演算器24を2
以上ずつ設ければ、上述の処理をさらに並列して行うこ
ともできる。例えば、配列して設けられたシンドローム
計算器22及び誤り検出訂正演算器24において、1つ
ずつ異なるフレームのデータを処理し、それぞれ1つ置
きに記憶装置10のフレームにアクセスすることで、2
フレームずつの処理が達成される。
シンドローム計算器22、誤り検出訂正演算器24を2
以上ずつ設ければ、上述の処理をさらに並列して行うこ
ともできる。例えば、配列して設けられたシンドローム
計算器22及び誤り検出訂正演算器24において、1つ
ずつ異なるフレームのデータを処理し、それぞれ1つ置
きに記憶装置10のフレームにアクセスすることで、2
フレームずつの処理が達成される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定のフレームについてのシンドローム計算と、誤り検
出訂正処理を並列して行うようにしたため、メモリに対
するアクセスの頻度が平準化され、高速の処理を達成で
きる。
所定のフレームについてのシンドローム計算と、誤り検
出訂正処理を並列して行うようにしたため、メモリに対
するアクセスの頻度が平準化され、高速の処理を達成で
きる。
【図1】 実施形態の誤り訂正処理回路の全体構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】 動作を示すフローチャートである。
【図3】 動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 メモリのアクセス対象を示す図である。
【図5】 従来例の動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
る。
【図7】 従来例のメモリのアクセス対象を示す図であ
る。
る。
10 記憶装置、20 誤り訂正処理回路、22 シン
ドローム計算器、24誤り検出訂正演算器、26 誤り
検出訂正シーケンサ、30 リード/ライト制御回路。
ドローム計算器、24誤り検出訂正演算器、26 誤り
検出訂正シーケンサ、30 リード/ライト制御回路。
Claims (2)
- 【請求項1】 処理対象フレーム内のデータからC1シ
ンドロームを計算するとともに、処理対象フレームを含
むそれ以前の複数フレームに渡るデータからC2シンド
ローム計算を行うシンドローム計算手段と、 C1シンドローム計算で得られたC1シンドロームに基
づいて誤り検出訂正処理を行うとともに、C2シンドロ
ーム計算で得られたC2シンドロームに基づいて誤り検
出訂正処理を行う誤り訂正手段と、 を含み、 処理対象フレームについて、C1シンドローム計算及び
C1誤り検出訂正を順次行うと共に、 処理対象フレームについてのC1シンドローム計算中
に、すでにC2シンドローム計算が完了しているフレー
ムにおけるC2誤り検出訂正を行い、処理対象フレーム
についてのC1誤り訂正処理を行っている間にすでにC
1誤り訂正処理が完了しているフレームにおけるC2シ
ンドローム計算を行うことを特徴とする誤り訂正処理回
路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 上記処理対象フレームがn(nは任意の自然数)番目の
フレームであった場合に、上記C2誤り検出処理はn−
2番目のフレームを含むそれ以前のデータについて行
い、上記C2シンドローム計算はn−1番目のフレーム
を含むそれ以前のデータについて行うことを特徴とする
誤り訂正処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25839196A JPH10107648A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 誤り訂正処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25839196A JPH10107648A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 誤り訂正処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10107648A true JPH10107648A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17319594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25839196A Pending JPH10107648A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 誤り訂正処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10107648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6738947B1 (en) | 1999-10-25 | 2004-05-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for error correction |
KR100509137B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2005-08-23 | 산요덴키가부시키가이샤 | 에러 정정 장치 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25839196A patent/JPH10107648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6738947B1 (en) | 1999-10-25 | 2004-05-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for error correction |
KR100509137B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2005-08-23 | 산요덴키가부시키가이샤 | 에러 정정 장치 |
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