JPH04222029A - エラー訂正方法 - Google Patents

エラー訂正方法

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JPH04222029A
JPH04222029A JP2413508A JP41350890A JPH04222029A JP H04222029 A JPH04222029 A JP H04222029A JP 2413508 A JP2413508 A JP 2413508A JP 41350890 A JP41350890 A JP 41350890A JP H04222029 A JPH04222029 A JP H04222029A
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error
word
pointer
words
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Application number
JP2413508A
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English (en)
Inventor
Takashi Okada
隆 岡田
Kazuhiro Yasuda
安田 一博
Kazutoshi Shimizume
和年 清水目
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH04222029A publication Critical patent/JPH04222029A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes
    • H03M13/151Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes using error location or error correction polynomials

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば所謂CD−RO
MにおけるQ系列又はP系列のエラー訂正に適用して好
適なエラー訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂コンパクトディスク(CD)再生装
置用のディスクにディジタルデータを記録するCD−R
OMにおいては他のコンピュータ機器と同様にビット誤
り率が10−12 以下という高信頼性が要求されてい
る。 一般にCD自体のビット誤り率は10−9程度であるた
め、CD−ROMではCD自体の誤り訂正機能の他に更
にCDの98個分のフレームよりなるブロック単位で完
結する別の誤り訂正符号を備えている。この別の誤り訂
正符号とはP系列及びQ系列よりなる積符号である。
【0003】図3はCD−ROMの1ブロック分のデー
タのフォーマットを示し、この図3において、1ブロッ
クは2352バイト(図面上では「バイト」を「B」で
表す。)のデータより構成され、このデータの内訳は先
頭より順に12バイトの同期パターン,4バイトの絶対
時間とモードとを表すヘッダ,2048バイトの通常の
データ,4バイトの誤り検出用のCRC符号,8バイト
の“0”のパターン,172バイトのP系列のパリティ
(Pパリティ)及び104バイトのQ系列のパリティ(
Qパリティ)となっている。その4バイトのCRC符号
は、データの再生時にそれらP系列及びQ系列の誤り訂
正を行った後に、データ部の誤りの有無を最終的に検査
するために使用される符号であり、そのCRC符号の及
ぶ範囲は同期パターン,ヘッダ及び通常のデータよりな
る2064バイトのデータである。なお、図3のフォー
マットはモード1の場合のフォーマットであり、モード
2の場合には8バイトの“0”のパターンが省かれその
代わりにヘッダと通常のデータとの間に8バイトのサブ
ヘッダが挿入される。
【0004】図3のフォーマットのデータの内から12
バイトの同期パターンを除いた2340バイトのデータ
を2分割して、この2分割後の夫々1170バイトのデ
ータよりなるデータグループの一方のインターリーブの
状態を図4に示す。この図4において、このデータグル
ープの各1バイトのデータを先頭から順にD0,D1,
‥‥,D1169とすると、先ず通常のデータD0〜D
1031を24行×43列に配列し、Pパリティのデー
タD1032〜D1117をそれに続く2行×43列に
配列し、QパリティのデータD1118〜D1169を
最後の2行×26列に配列する。この場合、P系列はそ
れら43列の各列であり、Q系列はその26行×43列
の配列を斜めに横切る系列である。即ち、それら43列
の各列の24バイトの通常のデータに夫々2バイトのP
パリティが付加され、斜め方向の43バイトのデータ(
2バイトのPパリティを含む。)に夫々2バイトのQパ
リティが付加されている。
【0005】具体的に、1ワードがmビット、全体のデ
ータがnワード、パリティ部を除く通常のデータがkワ
ード、エラーのない状態での最小間隔がdであるガロワ
体GF(2m)上で定義されるリード−ソロモン(Re
ed−Solomon)符号を(m,n,k,d)符号
とする。このときCD−ROMでは1ワードが1バイト
であり、P系列は2ワードのパリティを有する(8,2
6,24,3)符号であり、Q系列は同じく2ワードの
パリティを有する(8,45,43,3)符号である。 即ち、CD−ROMのエラー訂正符号は夫々ガロワ体G
F(28)上で定義されるリード−ソロモン符号の積符
号である。2ワードのパリティを有する場合には、1ワ
ードのエラーは正確に訂正することができると共に、2
ワードのエラーでも予めポインターによりそのエラーの
位置が分かっているときにはそれらエラーを正確に訂正
することができる。
【0006】図3に示すCD−ROMの1ブロック分の
データは、CDでは夫々24バイトのデータからなる9
8フレーム分のデータに対応し、ディスクに記録する場
合には更にC1系列のリード−ソロモン符号とC2系列
のリード−ソロモン符号とをインターリーブで結合した
CIRCが付加される。図5はそのようなCD自体の誤
り訂正符号としてのCIRCのエンコードの状態を示し
、この図5に示すように、先ず夫々24ワード(=24
バイト)のデータグループ1を単位としてデータのスク
ランブリングが施され、この後に各24ワードのデータ
に対して夫々4ワードのC2系列のパリティが付加され
てデータグループ2が形成される。続いてインターリー
ブが施された後に、各28ワードのデータに対して夫々
4ワードのC1系列のパリティが付加されてデータグル
ープ3が形成される。CD自体の積符号については、例
えば特開昭57−4629号公報及び特開昭57−64
17号公報等に開示されているので詳細な説明は省略す
る。
【0007】即ち、C2系列は(m=8,n=28,k
=24,d=5)のリード−ソロモン符号であり、C1
系列は(8,32,28,5)のリード−ソロモン符号
である。そして、ポインターを使用しない場合でも、C
1系列のパリティ符号により各32ワードのデータに対
して2ワードのランダムエラーを訂正することができ、
C2系列のパリティ符号により各28ワードのデータに
対して2ワードのバーストエラーを訂正することができ
る。しかしながら、C1系列及びC2系列のエラー訂正
符号を用いても最終的に訂正できないデータが残った場
合には、そのデータにはそのデータが正しくないと推定
されることを示すポインターがセットされる。
【0008】図6を参照してCD−ROMのエラー訂正
の全体の流れを説明する。この場合、図3の各ブロック
のデータに更にCD自体のC1系列及びC2系列よりな
る積符号が付加され、この結果に更にEFM変調等を施
した信号がディスクに記録されている。先ずCD−RO
Mの再生装置では図6のステップ100において、CD
の1フレーム分に相当するデータをディスクから順次読
み取ってEFM復調等を施す。そして、データの所定の
並び替えを行ってからステップ101において、夫々3
2ワードからなる各フレームについてCDのC1系列の
エラー訂正を行うことにより28ワードのデータを得る
【0009】しかしながら、例えばその32ワードの中
に3ワード以上のエラーが含まれているような場合には
エラー訂正を完全に行うことができない。そこで、エラ
ー訂正が完全でないときには、ステップ102において
、その28ワードの全データについて夫々のデータが正
確ではないと推定されることを示すC1ポインターをセ
ットする。即ち、その28ワードのデータの夫々につい
てC1ポインターをハイレベル“1”に設定する。実際
には、C1系列で2ワードのエラー訂正を行ったときに
は、安全のために全データについてC1ポインターをセ
ットするような方法も提案されている。ただし、そのC
1ポインターがセットされているデータの中には正確な
データも含まれているので、そのC1ポインターはエラ
ーが存在する可能性のあるデータの目安と考えてよい。
【0010】その後、ステップ103において、それま
でにC1系列のデコードを行った108フレーム分のデ
ータから4フレームおきに1ワードのデータを抽出する
ことにより集めた28ワードのデータを対象にC2系列
のエラー訂正を行う。このC2系列では、その28ワー
ドの内の4ワードがパリティワードであると共に、その
28ワードの夫々についてデータが誤っている可能性が
あるかどうかを示すC1ポインターが付加されているの
で、理論上は4ワードのエラー訂正を行うことができる
。しかしながら、このC2系列の誤り訂正を行ってもパ
リティワードを除く24ワードのエラー訂正を完全には
行うことができないことがある。そのような場合には、
その24ワードの全データについて夫々のデータが正確
ではないと推定されることを示すC2ポインターをセッ
トする。即ち、その24ワードのデータの夫々について
C2ポインターをハイレベル“1”に設定する。ただし
、そのC2ポインターとしては、前段より供給されるC
1ポインターをそのまま複製するような場合もある。
【0011】そのCD自体のエラー訂正を実行したデコ
ーダは、続くステップ105において、図3に示すCD
の98フレーム分に相当するCD−ROMの1ブロック
分のエラー訂正後の2352(=24×98)ワードの
データとその各ワードが誤っているかどうかの目安とな
る2352ビットのC2ポインターとをCD−ROMの
デコーダに供給する。これに対応してこのCD−ROM
のデコーダは、先ず図4に示すQ系列の夫々45ワード
のデータ(この内の2ワードがパリティワード)に対し
てQ系列のエラー訂正を行い(ステップ106)、エラ
ー訂正が完全にはできなかったと推定されるワードに対
してはポインターをハイレベル“1”にセットする(ス
テップ107)。
【0012】その後、CD−ROMのデコーダは、図4
のP系列の夫々26ワードのデータ(この内の2ワード
がパリティワード)に対してP系列のエラー訂正を行い
(ステップ109)、それでもエラー訂正が完全にはで
きなかったと推定されるワードに対してはポインターを
“1”にセットする(ステップ109)。そして、ステ
ップ110において、図3のCRC符号を用いて同期パ
ターン,ヘッダ及び通常のデータの誤り検出を行った後
に、そのCD−ROMのデコーダはエラー訂正後のデー
タ,各データに夫々付加されているポインター及びその
CRC符号による誤り検出結果をホストコンピュータに
供給する(ステップ111)。その後、ステップ112
では次のデータの取り込み等が実行される。
【0013】このようにCD−ROMでは、通常のCD
の誤り訂正符号に加えてP系列とQ系列とよりなる積符
号が付加されているので、ビット誤り率で10−12 
以下という高信頼性が確保されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時は
CD−ROMの信頼性をより高めることが要求されてい
る。信頼性を高めることは、誤訂正確率及び訂正不能確
率を小さくすることを意味する。また、信頼性を高める
と共に、誤り訂正を高速に実行できるようにして、リア
ルタイムでCD−ROMのデータの再生ができるように
することが求められている。
【0015】これに関して、従来のCD−ROMのP系
列及びQ系列の誤り訂正は、ソフトウェアで複雑な計算
を実行することにより行われており、特に比較的小さな
装置でエラー訂正速度を高速化するのには不向きであっ
た。本発明は斯かる点に鑑み、2ワードのパリティ符号
とエラーが生じていると推定されるワードに対して夫々
セットされている入力ポインターとを用いて、より高い
信頼性で且つ高速に誤り訂正が実行できるエラー訂正方
法を提供することを目的とする。
【0016】[課題を解決するための手段及び作用]本
発明による第1のエラー訂正方法は、例えば図1に示す
如く、(N−2)(Nは3以上の整数)ワードのデータ
に付加されている2ワードのパリティ符号とエラーが生
じていると推定されるワードに対して夫々セットされて
いる入力ポインターとを用いて、次の(イ)〜(ニ)の
ステップにより、その(N−2)ワードのデータのエラ
ー訂正を行うと共にエラー訂正が完全には行われなかっ
たと推定されるデータワードに対して夫々セットされる
出力ポインターを生成するものである。 (イ)それら(N−2)ワードのデータ及び2ワードの
パリティ符号より2ワードのシンドロームを求めると共
に(ステップ114)、この2ワードのシンドロームよ
り誤り位置iを計算する(ステップ118)。 (ロ)その誤り位置iが(N−1)以下であり且つこの
誤り位置iでその入力ポインターがセットされている場
合に(ステップ119,120,121)、その入力ポ
インターが更に他の2ワード以上の位置でセットされて
いるときにはその入力ポインターをそのままその出力ポ
インターとして複製する(ステップ122)。これは誤
っているデータワードの個数が多すぎてエラー訂正がで
きないと判断すると共に、その入力ポインターが正確で
あると判断することを意味する。また、その入力ポイン
ターが他の1ワード以下の位置でセットされているとき
には、その入力ポインターを無視してその誤り位置iの
1ワードを訂正する(ステップ123)。
【0017】(ハ)その誤り位置iが(N−1)以下で
あり且つこの誤り位置iでその入力ポインターがセット
されていない場合に(ステップ119,120,124
)、その入力ポインターが更に他の2ワード以上の位置
でセットされているときには、その他の位置で2ワード
以上の誤りが生じているためにその誤り位置iの計算を
間違えたものとみなして、その入力ポインターをそのま
まその出力ポインターとして複製し(ステップ122)
、その入力ポインターが他の1ワードの位置でセットさ
れているときには全てのデータに対してその出力ポイン
ターをセットする(ステップ125)。これは誤り位置
iの計算結果と入力ポインターの指示値とが矛盾してお
りどのデータが誤りなのかが不明であるため、全てのデ
ータが誤っている可能性があると推定することを意味す
る。また、その入力ポインターが他のワードではセット
されていないときには、その誤り位置iの計算結果が正
確であるとみなしてその誤り位置iの1ワードを訂正す
る(ステップ123)。 (ニ)その誤り位置iがN以上である場合に(ステップ
119,126)、その入力ポインターが2ワード以上
の位置でセットされているときには、その入力ポインタ
ーが正確であるとみなしてその入力ポインターをそのま
まその出力ポインターとして複製し(ステップ121)
、その入力ポインターが1ワード以下の位置でセットさ
れているときには、どのデータが誤りなのかが不明であ
るため、全てのデータに対してその出力ポインターをセ
ットする(ステップ125)。
【0018】また、本発明による第2のエラー訂正方法
は、例えば図2に示す如く、(M−2)(Mは3以上の
整数)ワードのデータに付加されている2ワードのパリ
ティ符号とエラーが生じていると推定されるワードに対
して夫々セットされている入力ポインターとを用いて、
次の(イ)〜(ニ)のステップにより、その(M−2)
ワードのデータのエラー訂正を行うと共にエラー訂正が
完全には行われなかったと推定されるデータワードに対
して夫々セットされる出力ポインターを生成するもので
ある。 (イ)それら(M−2)ワードのデータ及び2ワードの
パリティ符号より2ワードのシンドロームを求めると共
に(ステップ128)、これら2ワードのシンドローム
より誤り位置jを計算する(ステップ132)。 (ロ)その誤り位置jが(M−1)以下であり且つこの
誤り位置jでその入力ポインターがセットされている場
合に(ステップ133,134,135)、その入力ポ
インターが更に他の3ワード以上の位置でセットされて
いるときには、その入力ポインターが正確であるとみな
してその入力ポインターをそのままその出力ポインター
として複製する(ステップ138)。また、その入力ポ
インターが他の2ワードの位置でセットされているとき
には、他の2ワードでの誤りによりその誤り位置iの計
算結果が間違ったとみなしてその入力ポインターがセッ
トされている2ワードを訂正し(ステップ137)、そ
の入力ポインターが他の1ワード以下の位置でセットさ
れているときには、その入力ポインターを無視してその
誤り位置jの1ワードを訂正する(ステップ136)。
【0019】(ハ)その誤り位置jが(N−1)以下で
あり且つこの誤り位置jでその入力ポインターがセット
されていない場合に(ステップ133,134,139
)、その入力ポインターが他の3ワード以上の位置でセ
ットされているときには、その入力ポインターが正確で
あるとみなしてその入力ポインターをそのままその出力
ポインターとして複製する(ステップ138)。また、
その入力ポインターが他の2ワードでセットされている
ときには、その2ワードの誤りによりその誤り位置jの
計算結果を間違えたとみなしてその入力ポインターがセ
ットされている2ワードを訂正する(ステップ137)
。これは、パリティワードを2ワード有し2箇所の誤り
位置が予め正確に分かっているときには、その2箇所の
誤りを正確に訂正することができるという特性を利用し
たものである。その入力ポインターが他の1ワードの位
置でセットされているときには、誤っているデータが特
定できないので全てのデータに対してその出力ポインタ
ーをセットし(ステップ140)、その入力ポインター
が他のワードではセットされていないときにはその誤り
位置jの1ワードを訂正する(ステップ136)。 (ニ)その誤り位置jがN以上である場合に(ステップ
133,141)、その入力ポインターが3ワード以上
の位置でセットされているときには、その入力ポインタ
ーが正確であるとみなしてその入力ポインターをそのま
まその出力ポインターとして複製し(ステップ138)
、その入力ポインターが2ワードでセットされていると
きには、その2ワードの誤りによりその誤り位置jの値
がN以上になってしまったのでありその2ワードの誤り
は正しいものとみなして、その入力ポインターがセット
されている2ワードを訂正する(ステップ137)。ま
た、その入力ポインターが1ワード以下の位置でセット
されているときには、誤りの位置が特定できないので、
全てのデータに対してその出力ポインターをセットする
(ステップ140)。
【0020】
【実施例】以下、本発明によるエラー訂正方法の一実施
例につき図1、図2及び図7を参照して説明しよう。本
例はCD−ROMのエラー訂正方法に本発明を適用した
ものである。実施例の訂正方法の説明の前にその訂正方
法を使用するCD−ROM再生装置につき説明する。
【0021】図7はそのCD−ROM再生装置の一例を
示し、この図7において、4は全体として周知のCD再
生装置、5は全体としてCD−ROM用に付加されたデ
コード装置を示す。そのCD再生装置4において、6は
ディスク、7はスピンドルモータ、8は光学式ヘッド、
9はそれらスピンドルモータ7及び光学式ヘッド8の動
きを制御するサーボ回路を示し、その光学式ヘッド8か
ら出力される再生信号RFをRF増幅器10を介して夫
々サーボ回路9及びCD用デコーダ12に供給する。こ
のCD用デコーダ12は、その再生信号にEFM復調等
を施した後に図5に示すC1符号とC2符号とよりなる
CIRCを用いてCD自体のエラー訂正を行い、エラー
が訂正されていないと推定されるデータに対応するC2
ポインターを“1”にセットする。11はサーボ回路9
とCD用デコーダ12の動作の同期をとるためのコント
ローラ、13はそのCIRC用のRAMである。
【0022】そのデコード装置5において、14はCD
−ROM用のデコーダを示し、このCD−ROM用のデ
コーダ14にCD用のデコーダ12よりエラー訂正後の
データとC2ポインターとよりなる中間データDAを供
給する。このCD−ROM用のデコーダ14は、その中
間データDA中のデータに対してそのC2ポインター並
びに図3に示すP系列のパリティ及びQ系列のパリティ
を用いてエラー訂正を行うと共に、エラー訂正ができな
かったと推定されるデータについてはポインターを“1
”にセットし、最後にCRC符号を用いてエラー検出を
行う。このエラー訂正後のデータ、ポインター情報及び
CRC符号によるエラー検出結果はインターフェース回
路19を介して外部のホストコンピュータに供給される
。15はそのデコーダ14用のバッファメモリ、16は
CD再生装置4のコントローラ11の動作とそのデコー
ダ14の動作とを同期させる制御用CPU、17はRO
M、18はRAMである。
【0023】また、20は補間回路、21はデジタル/
アナログ(D/A)変換器を示し、そのCD用デコーダ
12から出力される中間データをそれら補間回路20及
びD/A変換器21を介して図示省略したオーディオ出
力端子に供給する。そのディスク6に記録されているデ
ータがオーディオ信号である場合には、その補間回路2
0はC2ポインターがセットされているデータに対して
は前後の正常なデータを用いて補間を行い、これにより
オーディオ出力端子からはノイズの少ない音声信号が出
力される。
【0024】本例のCD−ROM再生装置の再生動作に
つき詳細に説明するに、その動作は図6のステップ10
6〜109を除いた部分は従来と同様であり、ステップ
106〜109に対応するCD−ROM用デコーダ14
によって実行される部分のみが異なっているので、異な
っている部分の動作のみを説明する。この場合、そのC
D−ROM用デコーダ14は、そのCD用デコーダ12
から供給される中間データDAを図3に示す1ブロック
(CDの98フレーム)単位で処理して順次Q系列及び
P系列のエラー訂正を行う。この場合、Q系列は(m=
8,n=45,k=43,d=3)のリード−ソロモン
符号、P系列は(8,26,24,3)のリード−ソロ
モン符号であり、エラー訂正のためには夫々2ワードの
シンドロームが必要であると共に、そのシンドロームを
計算するためには次のような検査行列Hを使用する必要
がある。
【数1】 この数1において、P系列に対してN=25、Q系列に
対してN=44であり、αはガロワ体GF(28)を生
成するための次式で表すことができる多項式G(x)の
原始元である。 G(x)=X8 +X4 +X3 +X2 +1
【00
25】このときに供給される全データの個数は(N+1
)であるため、それらデータをwi (i=0,1,‥
‥,N)とすると、2ワードのシンドロームS0 及び
S1 は次の数2により計算することができる。
【数2】
【0026】それら2ワードのシンドロームの値はエラ
ーワードの個数によって次のように場合分けすることが
できる。 (1)エラーのない場合 S0 =S1 =0  となる。 (2)エラーが1ワード発生した場合 例えばi番目のワードwi にエラーEi が発生した
とすると、次の数3が成立する。
【数3】S0=Ei S1=αiEi この関係式よりそのiは次の数4で求めることができる
【数4】i=log(S1 /S0 )この数4の計算
は例えば変換テーブルとしてのROM等を用いることに
より容易に実行することができる。即ち、エラーが1ワ
ードのみであるときには、2ワードのシンドロームより
エラーの位置iとそのエラーの値Ei とを知ることが
でき、エラーの検出及び訂正を行うことができる。
【0027】(3)エラーが2ワード発生した場合例え
ば2ワードのデータwm 及びwn に夫々エラーEm
 及びEn が発生したとすると(m≠n)、次の数5
が成立する。
【数5】S0 =Em +En  S1 =αmEm+αnEn この数5をEm 及びEn について解くと次のように
なる。
【数6】 これは予めエラーの位置m及びnが分かっていれば、エ
ラーの値Em 及びEn を計算により求めることがで
きることを意味する。従って、例えばQ系列のエラー訂
正の場合には、CD自体のエラー訂正によって求められ
るC2ポインターにより2ワードのエラーの位置が分か
れば、そのQ系列のエラー訂正によりその2ワードのエ
ラーを完全に訂正することができる。逆に、エラーが2
ワード以上でありそのエラーの位置が特定できない場合
には、そのエラーを訂正することができず消失訂正が発
生するので、そのパリティワードを除く(N−1)個の
データについては全てエラーが存在するものと推定して
ポインターを“1”にセットする必要がある。
【0028】図1を参照して本例のCD−ROM用デコ
ーダ14によるQ系列のエラー訂正方法(図6のステッ
プ106,107に対応する部分である。)につきステ
ップ順に説明する。このQ系列のエラー訂正においては
、入力される45ワードのデータ及び45ビットのC2
ポインターを処理することにより、出力用の43ワード
のデータ及びこれら各データの正誤を示す43ビットの
出力用のポインターが生成される。そのC2ポインター
及び出力用のポインターの個々のビットは夫々対応する
データワードが正確であると推定されるときにローレベ
ル“0”となり、誤っていると推定されるときにハイレ
ベル“1”となる。
【0029】〈ステップ113〉Q系列の訂正単位であ
る図4に示す45ワードのデータを取り込む。これと並
行して45ビットのC2ポインターも取り込まれる。 〈ステップ114〉数2(N=44)を用いて2ワード
のシンドロームS0 及びS1 を計算する。 〈ステップ115〉それら2ワードのシンドロームが共
に0であるかどうかを調べる。共に0であるときにはC
D−ROMデコーダ14の動作はステップ116に移行
し、それ以外のときにはCD−ROMデコーダ14の動
作はステップ118に移行する。
【0030】〈ステップ116〉2ワードのシンドロー
ムが共に0である場合には、全てのデータは正確である
と推定されるので、各データの正誤を示す43ビット(
パリティワード用の2ビットは必要がない)の出力ポイ
ンターを全てローレベル“0”に設定してステップ11
7へ進む。 〈ステップ117〉パリティワードを除く43ワードの
データ及び対応する43ビットの出力用のポインターを
P系列のエラー訂正用のメモリに書き込み、次の45ワ
ードのデータ等を取り込む。
【0031】〈ステップ118〉2ワードのシンドロー
ムを用いて数4の関係から誤り位置iを計算する。45
ワードの内で誤っているのが正確に1個であれば、その
誤り位置iは0≦i≦44を充す整数である。一方、そ
の誤っているワードの個数が2個以上であるときには、
その位置iは45以上の値になるか、又はその実際の誤
りの位置とは異なる44以下の値になる。ただし、その
位置iがその2個以上の誤りの位置の何れか1個の位置
に一致する場合も有り得る。 〈ステップ119〉その誤りの位置iが44以下である
かどうかを調べ、位置iが44以下であるときにはステ
ップ120に進み、位置iが45以上であるときにはス
テップ126に進む。
【0032】〈ステップ120〉その計算で求められた
誤り位置iのワードにC2ポインターC2Pがセットさ
れているかどうか、即ちその位置iのワードに対応する
C2ポインターが“1”であるかどうかを調べる。その
C2ポインターがセットされているときにはステップ1
21に進み、セットされていないときにはステップ12
4に進む。 〈ステップ121〉その誤り位置i以外の位置でもその
C2ポインターC2Pが2個以上セットされているかど
うかを調べる。 〈ステップ122〉そのC2ポインターが位置i以外で
も2個以上セットされているときには、そのC2ポイン
ターは正しいと考えられる。また、その位置iを含める
と3ワード以上のエラーが存在してQ系列ではエラー訂
正を行うことができないため、エラー訂正を行うことな
くそのC2ポインターをそのまま出力用のポインターと
して複製した後にステップ117に移行する。
【0033】〈ステップ123〉そのC2ポインターが
位置i以外では1個以下しかセットされていないときに
は、エラーは位置iにのみ存在するものとみなす。即ち
、そのC2ポインターが位置i以外ではセットされてい
ないときには、明らかにエラーは位置iのワードにのみ
存在する。また、そのC2ポインターが位置i以外で1
個だけセットされているときには、数4より位置iが求
められているので、その位置i以外でのセットは間違い
であるとみなすのが妥当である。そこで、数3よりその
位置iの1ワードのエラーの値Ei を求め、このエラ
ーの値を用いてその位置iのエラー訂正を行って、出力
用のポインターを全て“0”に設定した後に、ステップ
117に移行する。 〈ステップ124〉ステップ120で位置iにC2ポイ
ンターがセットされていないときには、このステップ1
24で他の位置にセットされているC2ポインターの数
を求める。そして、他の位置でC2ポインターがセット
されていないときには、ステップ123に移行してその
位置iの1ワードのエラー訂正を行う。また、他の位置
でC2ポインターが2個以上セットされているときには
、2個以上のエラーの存在により数4に基づく位置iの
計算結果が間違ったとみなすのが妥当である。そこで、
そのC2ポインターが正しいとみなしてステップ122
に移行して、エラー訂正を行うことなくそのC2ポイン
ターをそのまま出力用のポインターとして複製する。こ
れに関して、他の位置でC2ポインターが2個だけセッ
トされているときには、数6を用いれば理論的にはその
2ワード分のエラーを求めることができる。しかしなが
ら、このQ系列のエラー訂正の後にはP系列のエラー訂
正を行うようになっているので、このQ系列のエラー訂
正では誤り検出能力を高めるために敢えてその2ワード
のエラー訂正は行わないようにしている。
【0034】〈ステップ125〉ステップ124で位置
i以外でセットされているC2ポインターの個数が1個
であるときには、そのC2ポインターのエラーの指示値
と数4に基づくエラーの位置iとは矛盾する。従って、
正確なエラー位置を特定することができず、43個のワ
ード全部が誤っている可能性があると推定して、このス
テップ125ではそれら43個のワードに対応する出力
用のポインターの全部を“1”に設定する。この後でC
D−ROM用のデコーダ14の動作はステップ117に
移行する。 〈ステップ126〉ステップ119で求められた位置i
が45以上である場合には、このステップ126におい
て、“1”に設定されているC2ポインターの個数を調
べる。その位置iが45以上であるのは、エラーワード
の個数が2個以上であるからと考えられるので、“1”
に設定されているC2ポインターの個数が2個以上であ
るときには、そのC2ポインターは正しいとみなすこと
ができる。そこでこの場合は、ステップ122に移行し
てC2ポインターをそのまま出力用のポインターとして
複製する。一方、そのC2ポインターがセットされてい
るワードの個数が1個以下であるときには、そのC2ポ
インターと位置iの計算結果とが矛盾するので、ステッ
プ125に移行して全てのポインターをセットする。以
上のステップによりQ系列のエラー訂正が行われる。
【0035】次に、図2を参照して本例のCD−ROM
用デコーダ14によるP系列のエラー訂正方法(図6の
ステップ108,109に対応する部分である。)につ
きステップ順に説明する。このP系列のエラー訂正にお
いては、入力される26ワードのデータ及びQ系列のエ
ラー訂正で付加された26ビットのポインターを処理す
ることにより、出力用の24ワードのデータ及びこれら
各データの正誤を示す24ビットの出力用のポインター
が生成される。その供給されたポインター及び出力用の
ポインターの個々のビットは夫々対応するデータワード
が正確であると推定されるときにローレベル“0”とな
り、誤っていると推定されるときにハイレベル“1”と
なる。
【0036】〈ステップ127〉P系列の訂正単位であ
る図4に示す26ワードのデータを取り込む。これと並
行して26ビットのQ系列のポインターも取り込まれる
。 〈ステップ128〉数2(N=25)を用いて2ワード
のシンドロームS0 及びS1 を計算する。 〈ステップ129〉それら2ワードのシンドロームが共
に0であるかどうかを調べる。共に0であるときにはC
D−ROMデコーダ14の動作はステップ130に移行
し、それ以外のときにはCD−ROMデコーダ14の動
作はステップ132に移行する。
【0037】〈ステップ130〉2ワードのシンドロー
ムが共に0である場合には、全てのデータは正確である
と推定されるので、各データの正誤を示す24ビット(
パリティワード用の2ビットは必要がない)の出力ポイ
ンターを全てローレベル“0”に設定してステップ13
1へ進む。 〈ステップ131〉パリティワードを除く24ワードの
データ及び対応する24ビットの出力用のポインターを
Q系列のエラー訂正用のメモリに書き込み、次の26ワ
ードのデータ等を取り込む。
【0038】〈ステップ132〉2ワードのシンドロー
ムを用いて数4の関係から誤り位置jを計算する。26
ワードの内で誤っているのが正確に1個であれば、その
誤り位置jは0≦j≦25を充す整数である。一方、そ
の誤っているワードの個数が2個以上であるときには、
その位置jは26以上の値になるか、又はその実際の誤
りの位置とは異なる25以下の値になる。ただし、その
位置jがその2個以上の誤りの位置の何れか1個の位置
に一致する場合も有り得る。 〈ステップ133〉その誤りの位置jが25以下である
かどうかを調べ、位置jが25以下であるときにはステ
ップ134に進み、位置jが26以上であるときにはス
テップ141に進む。
【0039】〈ステップ134〉その計算で求められた
誤り位置jのワードにQ系列のポインターがセットされ
ているかどうか、即ちその位置jのワードに対応するそ
のポインターが“1”であるかどうかを調べる。そのポ
インターがセットされているときにはステップ135に
進み、セットされていないときにはステップ139に進
む。 〈ステップ135〉その誤り位置j以外の位置でそのQ
系列のポインターがセットされているワードの個数を調
べる。この場合には、そのQ系列のポインターが位置j
以外でセッットされている個数を1個以下、2個及び3
個以上に場合分けする。 〈ステップ136〉そのポインターが位置j以外では1
個以下しかセットされていないときには、エラーは位置
jにのみ存在するものとみなす。即ち、そのポインター
が位置j以外ではセットされていないときには、明らか
にエラーは位置jのワードにのみ存在する。また、その
ポインターが位置j以外で1個だけセットされていると
きには、数4より位置jが求められているので、その位
置j以外でのセットは間違いであるとみなすのが妥当で
ある。そこで、数3よりその位置jの1ワードのエラー
の値Ej を求め、このエラーの値を用いてその位置j
のエラー訂正を行って、出力用のポインターを全て“0
”に設定した後に、ステップ131に移行する。
【0040】〈ステップ137〉ステップ135でその
ポインターが位置j以外の2ワードでセットされている
ときには、その位置j以外の2ワードでエラーが発生し
ているものとみなす。これはその位置j以外の2ワード
のエラーによって、数4に基づいて誤った位置jが計算
されたものとみなすものである。また、予め2ワードの
エラーの位置が正確に分かっている場合には、数6に基
づいてその2ワードのエラーの値を正確に計算して、こ
の値を用いてそれら2ワードのエラーを正確に訂正する
ことができる。そこで、その位置j以外でポインターが
セットされている2個のワードのエラー訂正を行って出
力用のポインターを全て“0”に設定した後に、ステッ
プ131に移行する。 〈ステップ138〉そのQ系列のポインターが位置j以
外でも3個以上セットされているときには、そのQ系列
のポインターは正しいと考えられる。また、その位置j
を含めると3ワード以上のエラーが存在してP系列でも
エラー訂正を行うことができないため、エラー訂正を行
うことなくそのQ系列からの入力ポインターをそのまま
出力用のポインターとして複製した後にステップ131
に移行する。
【0041】〈ステップ139〉ステップ134で位置
jにQ系列のポインターがセットされていないときには
、このステップ139で他の位置にセットされているポ
インターの数を求める。そして、他の位置でそのポイン
ターがセットされていないときには、ステップ136に
移行してその位置jの1ワードのエラー訂正を行う。 また、他の位置でそのポインターが2個セットされてい
るときには、それら2個のエラーの存在により数4に基
づく位置jの計算結果が間違ったとみなすのが妥当であ
る。そこで、そのQ系列のポインターが正しいとみなし
てステップ137に移行して、そのQ系列のポインター
によって指示される2ワードのエラー訂正を行う。また
、他の位置でそのポインターが3個以上セットされてい
るときには、ステップ138に移行してそのポインター
を出力用のポインターとしてそのまま複製する。これに
関して、Q系列では2ワードのエラー訂正を行わないに
も拘らず、このP系列では2ワードのエラー訂正を行う
のは、Q系列ではエラー検出能力よりもエラー訂正能力
を重視しているからである。
【0042】〈ステップ140〉ステップ139で位置
j以外でセットされているQ系列のポインターの個数が
1個であるときには、そのポインターのエラーの指示値
と数4に基づくエラーの位置jとは矛盾する。従って、
正確なエラー位置を特定することができず、24個のワ
ード全部が誤っている可能性があると推定して、このス
テップ140ではそれら24個のワードに対応する出力
用のポインターの全部を“1”に設定する。この後でC
D−ROM用のデコーダ14の動作はステップ131に
移行する。 〈ステップ141〉ステップ133で求められた位置j
が26以上である場合には、このステップ141におい
て、“1”に設定されているQ系列のポインターの個数
を調べる。その位置jが26以上であるのは、エラーワ
ードの個数が2個以上であるからと考えられる。そして
、“1”に設定されているそのポインターの個数が2個
であるときにはそのポインターは正しいとみなすことが
できるので、ステップ137に移行してそのポインター
が指示する2ワードのエラー訂正を行う。また、そのセ
ットされているポインターの個数が3個以上である場合
には、エラー訂正を行うことができないのでステップ1
38に移行してそのポインターをそのまま出力用のポイ
ンターとして複製する。一方、そのポインターがセット
されているワードの個数が1個以下であるときには、そ
のポインターと位置jの計算結果とが矛盾するので、ス
テップ140に移行して全てのポインターをセットする
。以上のステップによりP系列のエラー訂正が行われる
【0043】上述のように本例によれば、Q系列ではエ
ラー検出能力を高くするようにして、P系列ではエラー
訂正能力を高くするようにしているので、全体として誤
訂正確率及び訂正不能確率をより低減することができる
。また、Q系列及びP系列の双方で複雑な計算は数4の
計算程度である(これもROMテーブル等により容易に
実行される)ので、エラー訂正をきわめて高速にリアル
タイムで実行することができる。なお、本発明は上述実
施例に限定されず、例えば磁気テープを記録媒体とする
ディジタル方式の記録再生方法に適用するなど、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは
勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、比較的容易な1個の誤
り位置i又はjを求める計算を行うと共に、その誤り位
置i又はjを入力ポインターがセットされている位置と
比較するだけで高速に誤り訂正を実行することができる
利益がある。また、入力ポインターがセットされている
ワード数に応じて場合分けしているので、誤訂正確率及
び訂正不能確率を低くすることができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のCD−ROM再生装置によ
るQ系列のエラー訂正手順を示すフローチャート図であ
る。
【図2】その実施例のCD−ROM再生装置によるP系
列のエラー訂正手順を示すフローチャート図である。
【図3】CD−ROMの1ブロック分のデータのフォー
マットを示す線図である。
【図4】CD−ROMの積符号の説明に供する線図であ
る。
【図5】CD自体の積符号の説明に供する線図である。
【図6】CD−ROMのエラー訂正の全体の流れを示す
フローチャート図である。
【図7】CD−ROM再生装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
4  CD再生装置 5  CD−ROM用のデコード装置 6  ディスク 12  CD用デコーダ 14  CD−ROM用のデコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (N−2)(Nは3以上の整数)ワー
    ドのデータに付加されている2ワードのパリティ符号と
    エラーが生じていると推定されるワードに対して夫々セ
    ットされている入力ポインターとを用いて、次の(イ)
    〜(ニ)のステップにより、上記(N−2)ワードのデ
    ータのエラー訂正を行うと共にエラー訂正が完全には行
    われなかったと推定されるデータワードに対して夫々セ
    ットされる出力ポインターを生成するエラー訂正方法。 (イ)上記(N−2)ワードのデータ及び2ワードのパ
    リティ符号より2ワードのシンドロームを求めると共に
    、該2ワードのシンドロームより誤り位置iを計算する
    。 (ロ)上記誤り位置iが(N−1)以下であり且つ該誤
    り位置iで上記入力ポインターがセットされている場合
    に、上記入力ポインターが更に他の2ワード以上の位置
    でセットされているときには上記入力ポインターをその
    まま上記出力ポインターとして複製し、上記入力ポイン
    ターが他の1ワード以下の位置でセットされているとき
    には上記誤り位置iの1ワードを訂正する。 (ハ)上記誤り位置iが(N−1)以下であり且つ該誤
    り位置iで上記入力ポインターがセットされていない場
    合に、上記入力ポインターが更に他の2ワード以上の位
    置でセットされているときには上記入力ポインターをそ
    のまま上記出力ポインターとして複製し、上記入力ポイ
    ンターが他の1ワードの位置でセットされているときに
    は全てのデータに対して上記出力ポインターをセットし
    、上記入力ポインターが他のワードではセットされてい
    ないときには上記誤り位置iの1ワードを訂正する。 (ニ)上記誤り位置iがN以上である場合に、上記入力
    ポインターが2ワード以上の位置でセットされていると
    きには上記入力ポインターをそのまま上記出力ポインタ
    ーとして複製し、上記入力ポインターが1ワード以下の
    位置でセットされているときには全てのデータに対して
    上記出力ポインターをセットする。
  2. 【請求項2】  (M−2)(Mは3以上の整数)ワー
    ドのデータに付加されている2ワードのパリティ符号と
    エラーが生じていると推定されるワードに対して夫々セ
    ットされている入力ポインターとを用いて、次の(イ)
    〜(ニ)のステップにより、上記(M−2)ワードのデ
    ータのエラー訂正を行うと共にエラー訂正が完全には行
    われなかったと推定されるデータワードに対して夫々セ
    ットされる出力ポインターを生成するエラー訂正方法。 (イ)上記(M−2)ワードのデータ及び2ワードのパ
    リティ符号より2ワードのシンドロームを求めると共に
    、該2ワードのシンドロームより誤り位置jを計算する
    。 (ロ)上記誤り位置jが(M−1)以下であり且つ該誤
    り位置jで上記入力ポインターがセットされている場合
    に、上記入力ポインターが更に他の3ワード以上の位置
    でセットされているときには上記入力ポインターをその
    まま上記出力ポインターとして複製し、上記入力ポイン
    ターが他の2ワードの位置でセットされているときには
    上記入力ポインターがセットされている2ワードを訂正
    し、上記入力ポインターが他の1ワード以下の位置でセ
    ットされているときには上記誤り位置jの1ワードを訂
    正する。 (ハ)上記誤り位置jが(N−1)以下であり且つ該誤
    り位置jで上記入力ポインターがセットされていない場
    合に、上記入力ポインターが他の3ワード以上の位置で
    セットされているときには上記入力ポインターをそのま
    ま上記出力ポインターとして複製し、上記入力ポインタ
    ーが他の2ワードでセットされているときには上記入力
    ポインターがセットされている2ワードを訂正し、上記
    入力ポインターが他の1ワードの位置でセットされてい
    るときには全てのデータに対して上記出力ポインターを
    セットし、上記入力ポインターが他のワードではセット
    されていないときには上記誤り位置jの1ワードを訂正
    する。 (ニ)上記誤り位置jがN以上である場合に、上記入力
    ポインターが3ワード以上の位置でセットされていると
    きには上記入力ポインターをそのまま上記出力ポインタ
    ーとして複製し、上記入力ポインターが2ワードでセッ
    トされているときには上記入力ポインターがセットされ
    ている2ワードを訂正し、上記入力ポインターが1ワー
    ド以下の位置でセットされているときには全てのデータ
    に対して上記出力ポインターをセットする。
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