JP2000089837A - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JP2000089837A JP10255741A JP25574198A JP2000089837A JP 2000089837 A JP2000089837 A JP 2000089837A JP 10255741 A JP10255741 A JP 10255741A JP 25574198 A JP25574198 A JP 25574198A JP 2000089837 A JP2000089837 A JP 2000089837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧Vccおよび周囲温度の依存度が低
い、高精度の安定した出力電圧を得ると共に、待機状態
から動作状態に移行開始の際には高速立ち上げを実現
し、安定してからの動作状態における低消費電流を実現
すること。 【解決手段】 定電圧を外部に出力する低消費定電圧回
路21のプリチャージ回路に、同一回路形式の高速定電
圧回路22を使用し、二つの定電圧回路21、22の出
力ノードN24、N23両者を、スイッチ回路23が、
電源電圧は供給されているが不揮発性半導体記憶装置と
して動作していない待機状態から動作状態に移行する際
のみ接続し、これ以外の状態では切り離し、高速定電圧
回路22も非動作状態である。特に、定電圧回路21、
22で、閾値電圧Vtの差を利用したVt差分回路方式
の使用は出力を安定化し、また同一回路形式の使用は高
速定電圧回路22のプリチャージで出力に対するオーバ
シュートを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体装
置、例えばフラッシュメモリ、EPROM、EEPRO
M、マスクROMなど、に搭載される基準電圧発生回路
に関し、特に、待機状態から動作状態に移行する際に、
高速で所定の定電圧に立ち上げることができ、更に待機
状態および安定した動作状態で低消費電流を実現すると
共に電源電圧または周囲温度の変化に対して強い安定し
た高精度の定電圧を得ることができる基準電圧発生回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置には、構成する
回路および部品などの要素と同様に装置としても高性能
が求められている。高性能であるためには、電源電圧が
供給されていても装置としての動作をしない待機状態で
は電流消費がないこと、動作速度が速いこと、更に安定
した高精度の出力を得られること、などが必要条件であ
る。この構成要素として、定電圧を出力して装置内に供
給する基準電圧発生回路がある。
【0003】フラッシュメモリなどに代表される不揮発
性半導体記憶装置では、一般に市場から、待機状態では
電流を消費しないことが要求される。従って、不揮発性
半導体記憶装置は、電源電圧を印加されているが非動作
状態である待機状態にある場合、内部の各回路には電流
消費がない状態を実現する。
【0004】他方、DRAMまたはSRAMなどの揮発
性半導体装置は、例えば、CPUなどの上位システムと
同時に電源電圧が印加され、常に上位システムと同時に
動作状態になっている。従って、内部の各ノードでは、
電位が安定した状態でデータの読み出しなど、ユーザの
操作を待つ状態である。この状態は高速動作を期待され
たものであり、不揮発性半導体記憶装置の待機状態とは
異なる。
【0005】このような、電源投入時に上位システムが
安定化した状態に達するまでに要する時間は、半導体記
憶装置が安定化に要する時間よりはるかに長い。例え
ば、半導体記憶装置が安定化に要する時間は、100μ
秒程度である。従って、揮発性半導体記憶装置内で使用
する基準電圧発生回路は、微小な動作電流により非常に
長い時間をかけて安定な定電圧を出力すればよいように
設計される。また、このような基準電圧発生回路は、電
源電圧が供給されている間は、装置の動作状態に無関係
に常に一定電圧値を出力できればよい。このような揮発
性半導体記憶装置内で使用する基準電圧発生回路におい
て、動作状態毎に変化する出力負荷に拘わらず回路の出
力電圧を一定に保持する技術は公知である。
【0006】翻って、本発明による不揮発性半導体記憶
装置で用いる基準電圧発生回路は、動作待ちの状態であ
る待機状態の場合、電源電圧が印加されているにも拘わ
らず消費電流を生じないように機能要求されている。従
って、出力を、例えば、グラウンドレベルに固定して回
路動作を停止している待機状態から動作状態に移行する
場合、基準電圧発生回路の出力は、グラウンドレベルか
ら高速に遷移して安定した所定値になることが必要であ
る。
【0007】従来、この種の基準電圧発生回路では、低
消費電流と高速の立ち上げ動作との相反する条件を両立
させることが必要であった。その理由は、動作状態での
消費電流を小さく抑えるために、構成する回路定数で電
流値を小さくするように設定する場合、動作状態への移
行の際には寄生負荷容量のために充電時間がかかり、基
準電圧を出力するまでの時間が遅くなるからである。す
なわち、出力される基準電圧が安定した動作状態での消
費電流を小さな値の規格を満たすように設計した場合、
動作電流は非常に小さい値となるので、比較的大きな寄
生負荷容量を充電する時間が増大し、動作開始初期状態
の立ち上がり速度を速くすることができないという問題
点が生じる。
【0008】このような問題点を解決するため、例え
ば、特開平9−17181号公報に記載されている半導
体メモリ装置の定電圧発生装置がある。
【0009】この定電圧発生装置では、図9に示される
ように、定電圧発生部101が、電源電圧Vccを印加
された際、電圧バイアス部によるバイアス電圧に従うプ
ッシュプル動作で電源電圧Vccを分圧した定電圧Vc
c/2を出力する。一方、プルアップ部102は、電源
電圧Vccを印加された際、トランジスタを介してこの
電源電圧Vccを定電圧出力に供給する。プルアップ部
102が電源電圧Vccを供給することにより、定電圧
発生部101の出力電圧の上昇が加速される。制御部1
03は、電源電圧Vccの印加でプルアップ部102を
動作させた後、定電圧発生部101の出力を監視し、プ
ルアップ制御電圧のレベルに到達した際にプルアップ部
102の動作を抑止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基準電
圧発生回路のうち、上記公開公報に記載された定電圧発
生装置では、所定の定出力電圧を高速で得ることはでき
るが、定電圧発生回路をプリチャージする際、制御タイ
ミングによっては、オーバーシュートを引き起こしかね
ず、更に、電源電圧または周囲温度の依存度も大きいと
いう実用上の面で問題点がある。
【0011】その理由は、定電圧出力をプルアップする
回路が、定電圧発生回路の出力に、プルアップのための
電源電圧Vccを供給するので、定電圧出力に対してト
ランジスタ負荷を介し所定の定電圧より高い電源電圧を
直接供給することになるからである。オーバーシュート
の防止には反応速度の早い制御回路を備えることになる
が、一般的に高速の半導体装置は、動作の際の消費電流
が大きく、装置全体の低消費電流を実現するための障害
となる。
【0012】また、オーバーシュートの防止のためにプ
リチャージの回路に用いるトランジスタの能力を小さく
する場合には定電流出力の立ち上がり速度を低下させる
という問題を生じる。
【0013】本発明の課題は、上記問題点を解決して、
待機状態から動作状態に移行する際には高速で所定の定
電圧に立ち上げ、かつ、待機状態および安定した動作状
態では低消費電流を実現すると共に、電源電圧または周
囲温度の変化に対して強い安定した高精度の定電圧を得
ることができる基準電圧発生回路を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による不揮発性半
導体装置に搭載される基準電圧発生回路は、同一回路形
式を有する第一の定電圧回路および第二の定電圧回路、
これら両者の出力を接続する接続路を形成し、この接続
路を開閉するスイッチ回路ならびにこれらを制御する制
御手段を備え、第一の定電圧回路は安定した動作状態に
あって消費電力を小さく抑えつつ所定の定電圧を外部へ
出力する回路定数を有し、第二の定電圧回路は待機状態
から動作状態に移行する際に出力に所定の定電圧を高速
で得られる回路定数を有し、かつ制御手段は、待機状態
から動作状態に移行開始する際、第一の定電圧回路およ
び第二の定電圧回路を起動すると共にスイッチ回路を接
続状態に制御し、外部出力がほぼ所定の定電圧に達した
際には、第二の定電圧回路を非動作状態にすると共にス
イッチ回路を開放状態にしている。
【0015】このように、動作状態において定電圧を出
力する低消費電流の第一の定電圧回路と高速で立ち上げ
動作する第二の定電圧回路とが同一回路形式であること
により、待機状態から動作状態に移行開始の際には第二
の定電圧回路が大電流による高速立ち上げを実現し、安
定してからの動作状態における低消費電流を第一の定電
圧回路が実現している。また、待機状態から動作状態に
移行する際には、同一回路形式の第一の定電圧回路と第
二の定電圧回路との出力がスイッチ回路により接続され
ているので、定電圧出力に対するオーバシュートが回避
されると共に電源電圧または周囲温度の依存度を小さく
することができる。
【0016】また、基本的な定電圧回路として、閾値電
圧の差分を利用した回路方式を採用して安定した定電圧
出力を得ている。
【0017】すなわち、具体的な各定電圧回路は、ゲー
トを制御端子、およびソースを電源電圧、それぞれに接
続する第1のpMOSトランジスタと、ソースをウェル
に短絡し第1の定電流手段を介して第1のpMOSトラ
ンジスタのドレイン、およびゲートをドレインに短絡し
てグラウンド、それぞれに接続すると共に他のpMOS
トランジスに有する通常の閾値電圧より高い閾値電圧を
有する第2のpMOSトランジスタと、ソースをウェル
に短絡して第2のpMOSトランジスタのソース、およ
びゲートをドレインに短絡して第2の定電流手段を介し
てグラウンド、それぞれに接続する第3のpMOSトラ
ンジスタと、ゲートを制御端子、ドレインを第3のpM
OSトランジスタのゲートおよび出力端子、ならびにソ
ースをグラウンド、それぞれに接続するnMOSトラン
ジスタとを備えている。
【0018】また、スイッチ回路は、二つの定電圧回路
の出力ノードを接続する接続路以外に、電源電圧と出力
定電圧との中間電圧を得るそれぞれの中間ノードを接続
する接続路を設け、これらの接続路を同時に開閉するこ
とにより、更に安定した高精度の性能を得ることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図である。図1に示された基準電圧発生回路で
は、第一の定電圧回路として低消費定電圧回路1、第二
の定電圧回路として高速定電圧回路2、およびスイッチ
回路3が備えられるものとし、動作制御のための制御端
子T1、T2およびT3、ならびに出力端子T4が設け
られるものとする。
【0021】低消費定電圧回路1は、動作状態にあって
小さい消費電流、また立ち上げの際には比較的遅い動作
を有するものとする。低消費定電圧回路1は、制御端子
T1により制御され基準電圧発生回路の出力端子T4に
出力する。この出力端子T4はスイッチ回路3の一方の
端子にも接続されている。
【0022】高速定電圧回路2は、電源電圧Vccおよ
び周囲温度それぞれの依存傾向を揃えるため、低消費定
電圧回路1と同一の回路形式を有するものとする。高速
定電圧回路2は、動作状態にあって大きな消費電流、ま
た立ち上げの際には比較的速い動作を有するものとす
る。高速定電圧回路2は、制御端子T2により制御さ
れ、その出力端子はスイッチ回路3の他方の端子に接続
されている。
【0023】スイッチ回路3は、制御端子T3から受け
る制御信号によって、二つの端子それぞれに接続する低
消費定電圧回路1の出力と高速定電圧回路2の出力とを
接続する接続路を形成し、この接続路の接続および切り
離しを行なうものとする。
【0024】次に、図1を参照して図1に示される機能
ブロック構成による動作について説明する。
【0025】待機状態において、基準電圧発生回路の消
費電流が「なし」であるような回路設計であるならば、
出力端子T4のレベルは、電源電圧Vccおよびグラウ
ンドGndのいずれであってもよい。また、この待機状
態では、スイッチ回路3の状態も同様に、接続および切
り離しのいずれであってもよい。これらの条件は、動作
状態になった際の回路性能、特に出力端子T4における
定電圧出力の高速化を考慮して決められる。
【0026】基準電圧発生回路が動作状態を開始する場
合、制御端子T1、T2の動作開始信号によって低消費
定電圧回路1および高速定電圧回路2は動作状態に入
る。制御端子T3の動作開始信号によってスイッチ回路
3は、出力端子T4に接続する低消費定電圧回路1の出
力を高速定電圧回路2の出力と接続状態に形成する。従
って、動作状態の開始初期には、主に高速定電圧回路2
の性能によって、出力端子T4の電圧レベルは、それま
での電源電圧VccまたはグラウンドGndのレベルか
ら定電圧レベルに高速に遷移する。
【0027】出力端子T4で安定した定電圧出力になっ
た状態では、制御端子T2の起動終了信号により高速定
電圧回路2は非動作状態になり、また、制御端子T3の
開放信号によりスイッチ回路3は切り離し状態を形成す
る。従って、出力端子T4の定電圧レベルは低消費定電
圧回路1の性能によって安定し、かつ装置全体の消費電
流も低く抑えることができる。
【0028】次に、図2を参照して、図1に示された同
一回路形成を有する低消費定電圧回路または高速定電圧
回路における実施の一形態について説明する。
【0029】図2は、二種類のMOSFET(金属酸化
物半導体電界効果トランジスタ、以後、トランジスタと
略称する)を用い、これらトランジスタの閾値電圧Vt
の差を利用した方式(以後、Vt差分方式と略称する)
を使用した一形態を示す定電圧発生回路である。
【0030】この回路では、pチャネルMOSトランジ
スタ11、12および13、nチャネルMOSトランジ
スタ14、ならびに定電流手段15、16が用いられ、
制御端子T11、T12から入力する制御信号の制御を
受けて出力端子T13へ定電圧を出力する。
【0031】トランジスタ11では、ゲートは制御端子
T11、ソースは電源電圧Vcc、ドレインは定電流手
段15を介してトランジスタ12のソース、それぞれに
接続されている。トランジスタ12のゲートとドレイン
とは短絡されてグラウンドGndに接続されている。ト
ランジスタ12のソースはトランジスタ13のソースに
接続されている。トランジスタ13のゲートとドレイン
は短絡されて定電流手段16を介してグラウンドGnd
に接続されている。また、トランジスタ14では、ゲー
トは制御端子T12、ドレインは出力端子T13、また
ソースはグラウンドGnd、それぞれに接続されてい
る。
【0032】定電流手段15の電流値I12は、一般的
に、定電流手段16の電流値I16の2倍、換言すれ
ば、電流値I16は電流値I15の「1/2」倍であ
る。
【0033】また、図中でシンボルが円形内にあるトラ
ンジスタ12は、閾値電圧Vtp0が通常のトランジス
タよりも高く「−1.8」Vであり、他のpチャネルM
OSトランジスタ11、14の閾値電圧Vtpは「−
0.7」Vであり、また、nチャネルMOSトランジス
タ16の閾値電圧Vtnは「0.7」Vであるものとす
る。
【0034】一般に、任意のドレイン電流値は1μAで
あり、閾値電圧Vtはこのドレイン電流値を得ることが
できるゲート電圧と定義されている。
【0035】次に、図2に示される定電圧発生回路の動
作について説明する。
【0036】待機状態では、トランジスタ11、14そ
れぞれのゲートに接続される各制御端子T11、T12
にH(ハイ)レベルが印加されるので、出力端子T13
にはグラウンドGndが固定して出力される。従って、
回路内の消費電流はない。
【0037】動作状態に遷移を開始した場合、各制御端
子T11、T12にはL(ロー)レベルが印加されるの
で、トランジスタ11は導通状態、また、他方のトラン
ジスタ14は非導通状態になり、定電圧回路が動作を開
始する。
【0038】まず、定電流手段15とダイオード接続さ
れたトランジスタ12により、ノードN11はグラウン
ドGndと閾値電圧Vtp0の絶対値との和プラスα分
だけ電位が上昇する。上述した数値を適用すれば、上昇
する電位は「1.8V+α」となる。
【0039】次いで、ダイオード接続されたトランジス
タ13と定電流手段16とにより、出力端子T13の電
位は、トランジスタ13のソース電位と閾値電圧Vtp
の絶対値との差マイナスα分となる。従って、上述した
数値を適用すれば、下降する電位は「0.7V+α」と
なる。
【0040】トランジスタ13のソースは上述のノード
N11でもあり、出力端子T13の電位は、ノードN1
1の電位Vn11からトランジスタ13の閾値電圧Vt
p分を差し引いた値マイナスαとなる。従って、上述の
数値を適用すれば、出力端子T13の電位は「1.1」
Vとなり、すなわち、pチャネルMOSトランジスタの
閾値電圧の差分電圧が出力される。この出力電圧は、閾
値電圧Vtpのみに依存し、電源電圧Vccには殆ど依
存しない。また、出力電圧の温度依存も閾値電圧Vtp
の温度依存として補償しあうため無視できる。厳密に
は、理想の、すなわち電源電圧Vccに依存しない、定
電流発生手段は実現困難なので、多少の電源電圧依存は
存在する。
【0041】また、この定電圧発生回路の動作立ち上げ
性能は、設計の際に定電流手段15に流れる電流の多寡
を調整することにより得ることができる。すなわち、定
電流手段に流れる電流が多いほど、回路出力の立ち上が
り速度は速く、逆に、定電流手段に流れる電流が少ない
ほど、回路出力の立ち上がり速度は遅い。しかし、一般
的に、定電流手段に流れる電流が多いほど、定電流値の
電源電圧依存度が大きいという傾向がある。従って、高
精度を要求される場合には、定電流値が小さくなるよう
に設計する必要がある。
【0042】上述した構成により、電源電圧Vccおよ
び周囲温度の依存度が低い、高精度の安定した出力電圧
を得ることができ、かつ、待機状態から動作状態に移行
開始の際には高速立ち上げを実現すると共に、安定して
からの動作状態における低消費電流を実現している。ま
た、待機状態から動作状態に移行する際には、低消費電
流の定電圧回路と同一回路形式で高速動作の定電圧回路
をプリチャージ、すなわち低消費電流の定電圧回路をプ
ルアップしているので、定電圧出力に対するオーバシュ
ートが回避される。
【0043】
【実施例】次に、図3を参照して、Vt差分方式を使用
した本発明の第一の実施例による基準電圧発生回路につ
いて説明する。
【0044】図3に示される基準電圧発生回路は、定電
流発生回路20、低消費定電圧回路21、高速定電圧回
路22、およびスイッチ回路23により構成されてい
る。また、動作制御は、定電流発生回路20および低消
費定電圧回路21の制御端子T21、高速定電圧回路2
2の制御端子T22、およびスイッチ回路23の制御端
子T23からの入力信号により行なわれるものとし、か
つ、出力端子T24が設けられている。
【0045】定電流発生回路20は図2を参照して説明
したVt差分方式による回路における定電流手段を形成
するものである。図示されている定電流発生回路20で
は、pMOSトランジスタ31が、ゲートを制御端子T
21、ソースおよびウェルを電源電圧Vcc、ドレイン
をpMOSトランジスタ32のソース、それぞれに接続
している。pMOSトランジスタ32は、ウェルを電源
電圧Vccに接続し、また、ゲートおよびドレインを短
絡して抵抗Rの一端に接続し、ノードN21を形成して
いる。抵抗Rの他端はグラウンドGndに接続されてい
る。ノードN21は、図2に示される定電圧発生回路の
定電流手段15をpMOSトランジスタに置き換えてこ
のゲートに接続し、定電流の供給源となっている。
【0046】更に、定電流発生回路20では、pMOS
トランジスタ33が、ゲートを制御端子T21、ソース
およびウェルを電源電圧Vcc、ドレインをpMOSト
ランジスタ34のソース、それぞれに接続している。p
MOSトランジスタ34は、ウェルを電源電圧Vcc、
ゲートをノードN21、およびドレインをnMOSトラ
ンジスタ35の短絡されたゲートおよびソースに接続
し、ノードN22を形成している。nMOSトランジス
タ35は、ドレインをグウンドGndに接続している。
ノードN22は、図2に示される定電圧発生回路の定電
流手段16をnMOSトランジスタに置き換えてこのゲ
ートに接続され、定電流の供給源となっている。
【0047】Vt差分方式による低消費定電圧回路21
は、図2の回路においてpMOSトランジスタ11のウ
ェルが電源電圧Vccに接続されており定電流手段13
は上記ノードN21をゲートに接続されたpMOSトラ
ンジスタである。また、定電流手段16は上記ノードN
22をゲートに接続されたnMOSトランジスタであ
る。低消費定電圧回路21は、動作状態で消費電流が小
さく、動作速度が比較的遅い回路として設計されてい
る。この低消費定電圧回路21の出力は、ノードN24
により基準電圧発生回路の出力として出力端子T24に
接続されると共にスイッチ回路23の一方の端子に接続
されている。
【0048】Vt差分方式による高速定電圧回路22
は、電源電圧Vcc依存および温度依存それぞれの傾向
を揃えるため、低消費定電圧回路21と同一の回路形式
により形成されている。高速定電圧回路22は、上記同
様、図2の回路においてpMOSトランジスタ11のウ
ェルが電源電圧Vccに接続されており定電流手段15
は上記ノードN21をゲートに接続されたpMOSトラ
ンジスタである。また、定電流手段16は上記ノードN
22をゲートに接続されたnMOSトランジスタであ
る。高速定電圧回路22は、動作状態で消費電流が大き
く、動作速度が比較的速い回路として設計されている。
この高速定電圧回路22の出力はノードN23によりス
イッチ回路23の他方の端子に接続されている。
【0049】スイッチ回路23は、制御端子T23の入
力信号によって、低消費定電圧回路21の出力と高速定
電圧回路22の出力とを接続する接続路を形成し、この
接続路の接続または切り離しを行なう回路であり、一般
的なトランスミッションゲートでよい。この回路を構成
するトランジスタのサイズは、低消費定電圧回路21に
とって接合容量などの寄生容量が負荷にならない程度の
小さなサイズに設計される。
【0050】図示される具体的なスイッチ回路23で
は、制御端子T23がnMOSトランジスタ36のゲー
トと反転増幅器37の入力端子とに接続され、反転増幅
器37の出力端子がpMOSトランジスタ38のゲート
に接続されている。また、nMOSトランジスタ36お
よびpMOSトランジスタ38それぞれのソースは短絡
されて低消費定電圧回路21の出力のノードN24、す
なわち、基準電圧発生回路の出力端子T24に接続され
ている。また、nMOSトランジスタ36およびpMO
Sトランジスタ38それぞれのドレインは短絡されて高
速定電圧回路22の出力であるノードN23に接続され
ている。
【0051】次に、図3および図4を併せ参照して、図
3における回路動作について説明する。
【0052】まず、待機状態では、基準電圧発生回路の
消費電流が「ゼロ」となるように設計されている。図示
される状態では、制御端子T21、T22それぞれは
“H"レベルであり、出力端子T24はグラウンドGn
dに固定される。また、制御端子T23は“L"レベル
であり、スイッチ回路23は、ノードN23をノードN
24から切り離す状態にある。
【0053】基準電圧発生回路が動作状態に移行した場
合、制御端子T21、T22それぞれは“L"レベルに
変化するので、低消費定電圧回路21および高速定電圧
回路22は共に動作状態に移行する。この際、制御端子
T23が“H"レベルに変化するので、スイッチ回路2
3は、ノードN23およびノードN24を接続状態にす
る。この接続開始時期では、主に、高速定電圧回路22
の性能により、出力端子N24の電位はグラウンドGn
dから、予め設計されている定電位、例えば、電源電圧
Vccのほぼ「1/2」の定電圧に高速に遷移する。
【0054】出力端子N24の電位がほぼ定電位になっ
た際、制御端子T23が“L"レベルに戻ってスイッチ
回路23が高速定電圧回路22のノードN23を出力端
子T24から切り離す。また、制御端子22が“H"レ
ベルに戻り、高速定電圧回路22を非動作状態にして消
費電流を「ゼロ」にする。このような、動作状態の最中
では、基準電圧発生回路は、動作状態を続ける低消費定
電圧回路21の性能によって、少ない消費電流であるう
え、安定した電圧を出力端子T24から出力することが
できる。
【0055】次に、図5を参照して発明の第二の実施例
について説明する。
【0056】図5が、図3に図示された第一の実施例と
相違する点は、低消費定電圧回路41および高速定電圧
回路42にある。すなわち、図2に示されたVt差分方
式による定電圧発生回路でゲートとドレインを短絡して
出力端子T13に接続するpMOSトランジスタ13は
図5ではpMOSトランジスタ44、45に置換されて
おり、pMOSトランジスタ44、45それぞれが、ウ
ェルを電源電圧Vccに接続していることである。図3
と同一の回路要素に対しては同一番号符号を付与しその
説明は省略する。
【0057】この回路では、バックゲート電圧を加味し
た閾値電圧を考慮する必要があるため、設計の困難さは
増加するが、ブロック設計、すなわちマスク設計で、い
わゆるNウェルパターンの分離を考慮する必要がないた
め、回路面積、すなわちブロック面積が小さくなるとい
う利点がある。
【0058】次に、図6を参照して発明の第三の実施例
について説明する。
【0059】図6が、図3に図示された第一の実施例と
相違する点は、低消費定電圧回路51および高速定電圧
回路52にある。すなわち、一つは、図2に示されたV
t差分方式による定電圧発生回路で、通常より高い閾値
電圧Vtp0を有するpMOSトランジスタ12が、図
6では、通常の閾値電圧Vtpを有するpMOSトラン
ジスタ53、54それぞれに置換されていることであ
る。また他の一つは、出力端子にゲートおよびドレイン
を接続し通常の閾値電圧Vtpを有するpMOSトラン
ジスタ13が、図6の中でシンボルが円形内にあり通常
より低い閾値電圧Vtn0を有するnMOSトランジス
タ54、56それぞれに置換されていることである。図
3と同一の回路要素に対しては同一番号符号を付与しそ
の説明は省略する。
【0060】この回路では、閾値電圧Vtn0を0.2
Vとした場合に、0.5Vの回路出力を得ることができ
る。
【0061】次に、図7を参照して発明の第四の実施例
について説明する。
【0062】図7が、図3に図示された第一の実施例と
相違する点は、スイッチ回路61にある。すなわち、図
3との相違点は、低消費定電圧回路21および高速定電
圧回路22それぞれの中間ノード(図2におけるノード
N11)を接続路で接続し、この接続路を制御端子T2
3の制御により接続または切り離すスイッチ回路を追加
して設けていることである。この追加のスイッチ回路
は、図3におけるnMOSトランジスタ36、反転増幅
器37、およびpMOSトランジスタ38と同一の回路
をnMOSトランジスタ62、反転増幅器63、および
pMOSトランジスタ64により構成されている。図3
と同一の回路要素に対しては同一番号符号を付与しその
説明は省略する。
【0063】この結果、低消費定電圧回路21および高
速定電圧回路22の両者の相関関係が密になり、電源電
圧Vccおよび周囲温度の依存度がより低く、定電圧出
力に対するオーバシュートがより確実に回避される。
【0064】次に、図8を参照して発明の第五の実施例
について説明する。
【0065】図8が、図3に図示される第一の実施例と
相違する点は、スイッチ回路71にある。すなわち、図
3のスイッチ回路23において、nMOSトランジスタ
36を残し、反転増幅器37およびpMOSトランジス
タ38を削除したものが、スイッチ回路71である。図
3と同一の回路要素に対しては同一番号符号を付与しそ
の説明は省略する。
【0066】この回路構成により、伝達できる電圧に上
限を生じるが、構成部品が削除されるので、接合容量な
どの寄生容量が軽減できる。この上限電圧は、ゲート電
圧に電源電圧Vccが印加される場合、このトランジス
タのバックゲート特性を考慮した閾値電圧Vtnと電源
電圧Vccとの電圧差までとなる。また、nMOSトラ
ンジスタのみでスイッチ回路を構成する場合、スイッチ
ングの際に、ゲートとソース、ドレイン間の寄生容量に
より出力ノードに電位揺れを引き起こす可能性があるの
で、採用および設計に注意をする必要がある。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源電圧Vccおよび周囲温度の依存度が低い、高精度の
安定した出力電圧を得ることができると共に、待機状態
から動作状態に移行開始の際には高速立ち上げを実現
し、安定してからの動作状態における低消費電流を実現
する効果を得ることができる。
【0068】その理由は、低消費電流の定電圧発生回路
のプリチャージ回路に、同一回路形式を有し高速動作す
る定電圧発生回路を使用し、特に、定電圧発生回路に閾
値電圧差を利用したVt差分回路方式を採用できるから
である。
【0069】また、待機状態から動作状態に移行する際
に定電圧出力に対するオーバシュートを回避できるとい
う効果がある。
【0070】その理由は、上記同様、低消費電流の定電
圧発生回路と同一回路形式の高速動作の定電圧発生回路
をプリチャージ回路に使用しているからである。
【0071】また、回路面積、すなわちブロック面積が
小さくなるという効果もある。
【0072】その理由は、Vt差分方式による定電圧発
生回路でゲートとドレインを短絡して出力端子に接続す
るpMOSトランジスタそれぞれのウェルを電源電圧V
ccに接続した場合、ブロック設計、すなわちマスク設
計で、いわゆるNウェルパターンの分離を考慮する必要
がないためであり、または、二つの同一回路形式による
定電圧発生回路間を接続する接続路の接続を切り替える
スイッチ回路を一つのトランジスタで構成するように簡
素化することもできるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1の定電圧回路に使用する閾値電圧の差分を
利用した実施の一形態を示す回路図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示す回路図である。
【図4】図3の端子における制御および出力の一例を示
すタイムチャートである。
【図5】本発明の第二の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明の第四の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の第五の実施例を示す回路図である。
【図9】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1、21、41、51 低消費定電圧回路 2、22、42、52 高速定電圧回路 3、23、61、71 スイッチ回路 20 定電流発生回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月11日(1999.8.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 不揮発性半導体装置に搭載の基準電圧発
生回路において、同一回路形式を有する第一の定電圧回
路および第二の定電圧回路、これら両者の出力を接続す
る接続路を形成すると共にこの接続路を開閉するスイッ
チ回路、ならびにこれらを制御する制御手段を備え、前
記第一の定電圧回路は安定した動作状態にあって消費電
力を小さく抑えつつ所定の定電圧を外部へ出力する回路
定数を有し、前記第二の定電圧回路は待機状態から動作
状態に移行する際に出力に所定の定電圧を高速で得られ
る回路定数を有し、かつ前記制御手段は、待機状態から
動作状態に移行開始する際、前記第一の定電圧回路およ
び前記第二の定電圧回路を起動すると共に前記スイッチ
回路を接続状態に制御し、外部への出力がほぼ所定の電
圧に達した際には、前記第二の定電圧回路を非動作状態
にすると共に前記スイッチ回路を開放状態にすることを
特徴とする基準電圧発生回路。
【請求項】 請求項において、二つの定電圧回路そ
れぞれは、ゲートを制御端子、およびソースを電源電
圧、それぞれに接続する第1のpMOSトランジスタ
と、ソースをウェルに短絡し第1の定電流手段を介して
前記第1のpMOSトランジスタのドレイン、およびゲ
ートをドレインに短絡してグラウンド、それぞれに接続
すると共に他のpMOSトランジスに有する通常の閾値
電圧より高い閾値電圧を有する第2のpMOSトランジ
スタと、ソースをウェルに短絡して前記第2のpMOS
トランジスタのソース、およびゲートをドレインに短絡
して第2の定電流手段を介してグラウンド、それぞれに
接続する第3のpMOSトランジスタと、ゲートを制御
端子、ドレインを前記第3のpMOSトランジスタのゲ
ートおよび出力端子、ならびにソースをグラウンド、そ
れぞれに接続するnMOSトランジスタとを備えること
を特徴とする基準電圧発生回路。
【請求項】 請求項に記載された定電圧回路におけ
る第3のpMOSトランジスタは、ソースをウェルに短
絡することなく前記第2のpMOSトランジスタのソー
ス、ウェルを電源電圧、およびゲートをドレインと短絡
し第2の定電流手段を介してグラウンド、それぞれに接
続することを特徴とする基準電圧発生回路。
【請求項】 請求項に記載された定電圧回路に備え
る第2のpMOSトランジスタおよび第3のpMOSト
ランジスタにおいて、第2のpMOSトランジスタは他
のpMOSトランジスタと同様、通常の閾値電圧を有す
る第4のpMOSトランジスタ、および第3のpMOS
トランジスタは他のnMOSトランジスタに有する通常
の閾値電圧より低い閾値電圧を有する第2のnMOSト
ランジスタ、それぞれに取り替え備えられることを特徴
とする基準電圧発生回路。
【請求項】 請求項に記載の基準電圧発生回路おい
て、二つの前記定電圧回路における前記第2のpMOS
トランジスタのソースそれぞれを接続する接続路を形成
すると共にこの接続路を開閉する第2のスイッチ回路を
追加して備えることを特徴とする基準電圧発生回路。
【請求項】 請求項1、3または請求項において、
二つのスイッチ回路の少なくとも一方が、一つのnMO
Sトランジスタで構成され、このnMOSトランジスタ
は、ゲートを制御端子、ソースを前記第一の定電圧回路
の出力、およびドレインを前記第二の定電圧回路の出
力、それぞれに接続することを特徴とする基準電圧発生
回路。
【請求項10】 請求項1、3または請求項におい
て、二つのスイッチ回路の少なくとも一方が、ゲートを
制御端子、ソースを前記第一の定電圧回路の出力、およ
びドレインを前記第二の定電圧回路の出力、それぞれに
接続するnMOSトランジスタと、ソースを前記nMO
Sトランジスタのソースおよびドレインを前記nMOS
トランジスタのドレイン、それぞれに接続するpMOS
トランジスタと、入力に前記制御端子および出力に前記
pMOSトランジスタのゲート、それぞれを接続する反
転増幅器とを備えることを特徴とする基準電圧発生回
路。
【請求項11】 請求項において、それぞれの定電圧
回路が備える第1の定電流手段にはウェルを電源電圧、
ソースを前記第1のpMOSトランジスタのドレイン、
およびドレインを前記第2のpMOSトランジスタのソ
ース、それぞれに接続する第4のpMOSトランジスタ
と、第2の定電流手段にはソースを前記nMOSトラン
ジスタのソースおよびドレインをグラウンド、それぞれ
に接続する第3のnMOSトランジスタとを設け、更
に、ゲートを制御端子、およびソースおよびウェルを電
源電圧、それぞれに接続する第5のpMOSトランジス
タと、ソースを前記第5のpMOSトランジスタのドレ
イン、ウェルを電源電圧、ならびにゲートおよびドレイ
ンを短絡し抵抗を介してグラウンド、それぞれに接続す
る第6のpMOSトランジスタと、ゲートを制御端子、
およびソースおよびウェルを電源電圧、それぞれに接続
する第7のpMOSトランジスタと、ソースを前記第7
のpMOSトランジスタのドレイン、およびウェルを電
源電圧、それぞれに接続する第8のpMOSトランジス
タと、ゲートおよびソースを短絡し前記第8のトランジ
スタのドレイン、ならびにドレインをグラウンド、それ
ぞれに接続する第4のnMOSトランジスタとを備え、
かつ、二つの前記定電圧回路が備える前記第4のpMO
Sトランジスタのゲートを前記第5にpMOSトランジ
スタのドレインに接続すると共に、前記第3のnMOS
トランジスタのゲートを前記第8のpMOSトランジス
タのドレインに接続することを特徴とする基準電圧発生
回路。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による不揮発性半
導体装置に搭載される基準電圧発生回路は、基準電圧発
生回路において、小消費電流、低速動作立ち上げという
特徴を有する第一の定電圧回路、および高速動作立ち上
げと前記第一の定電圧回路に比較して大消費電流という
特徴を有する第二の定電圧回路、並びに前記第一及び第
二の定電圧回路それぞれの出力を接続する接続路を開閉
するスイッチ回路を備え、前記スイッチ回路を閉じて前
記第一及び第二の定電圧回路の両者を起動した後、これ
ら第一及び第二の定電圧回路それぞれの外部出力がほぼ
所定の電圧値に達した際に前記第二の定電圧回路を非動
作状態にすると共に前記スイッチ回路を開放状態に制御
を受けている。なお、上記第一の定電圧回路および第二
の定電圧回路それぞれは、少なくとも定電流素子とドレ
インおよびゲートとを接続しダイオード接続状態したト
ランジスタを有し、トランジスタの閾値電圧の差を利用
した方式を使用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【001また、本発明による不揮発性半導体装置に
搭載される基準電圧発生回路は、同一回路形式を有する
第一の定電圧回路および第二の定電圧回路、これら両者
の出力を接続する接続路を形成し、この接続路を開閉す
るスイッチ回路ならびにこれらを制御する制御手段を備
え、第一の定電圧回路は安定した動作状態にあって消費
電力を小さく抑えつつ所定の定電圧を外部へ出力する回
路定数を有し、第二の定電圧回路は待機状態から動作状
態に移行する際に出力に所定の定電圧を高速で得られる
回路定数を有し、かつ制御手段は、待機状態から動作状
態に移行開始する際、第一の定電圧回路および第二の定
電圧回路を起動すると共にスイッチ回路を接続状態に制
御し、外部出力がほぼ所定の定電圧に達した際には、第
二の定電圧回路を非動作状態にすると共にスイッチ回路
を開放状態にしている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【001】このように、動作状態において定電圧を出
力する低消費電流の第一の定電圧回路と高速で立ち上げ
動作する第二の定電圧回路とが同一回路形式であること
により、待機状態から動作状態に移行開始の際には第二
の定電圧回路が大電流による高速立ち上げを実現し、安
定してからの動作状態における低消費電流を第一の定電
圧回路が実現している。また、待機状態から動作状態に
移行する際には、同一回路形式の第一の定電圧回路と第
二の定電圧回路との出力がスイッチ回路により接続され
ているので、定電圧出力に対するオーバシュートが回避
されると共に電源電圧または周囲温度の依存度を小さく
することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、基本的な定電圧回路として、閾値電
圧の差分を利用した回路方式を採用して安定した定電圧
出力を得ている。すなわち、具体的な各定電圧回路は、
ゲートを制御端子、およびソースを電源電圧、それぞれ
に接続する第1のpMOSトランジスタと、ソースをウ
ェルに短絡し第1の定電流手段を介して第1のpMOS
トランジスタのドレイン、およびゲートをドレインに短
絡してグラウンド、それぞれに接続すると共に他のpM
OSトランジスに有する通常の閾値電圧より高い閾値電
圧を有する第2のpMOSトランジスタと、ソースをウ
ェルに短絡して第2のpMOSトランジスタのソース、
およびゲートをドレインに短絡して第2の定電流手段を
介してグラウンド、それぞれに接続する第3のpMOS
トランジスタと、ゲートを制御端子、ドレインを第3の
pMOSトランジスタのゲートおよび出力端子、ならび
にソースをグラウンド、それぞれに接続するnMOSト
ランジスタとを備えている。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AD09 AE05 AE06 5H420 BB02 BB03 BB12 CC02 DD02 EA14 EA24 EA39 EA40 EA42 EA43 EA47 EA48 EA49 EB01 EB15 EB37 FF03 FF25 GG01 KK01 LL07 NA16 NA17 NA28 NA36 NA38 NB02 NB14 NB18 NE23 NE26 NE27 5H430 BB03 BB05 BB09 BB11 EE06 EE09 EE12 EE13 EE17 EE18 FF01 FF13 FF17 HH03 KK16 LA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体装置に搭載の基準電圧発
    生回路において、同一回路形式を有する第一の定電圧回
    路および第二の定電圧回路、これら両者の出力を接続す
    る接続路を形成すると共にこの接続路を開閉するスイッ
    チ回路、ならびにこれらを制御する制御手段を備え、前
    記第一の定電圧回路は安定した動作状態にあって消費電
    力を小さく抑えつつ所定の定電圧を外部へ出力する回路
    定数を有し、前記第二の定電圧回路は待機状態から動作
    状態に移行する際に出力に所定の定電圧を高速で得られ
    る回路定数を有し、かつ前記制御手段は、待機状態から
    動作状態に移行開始する際、前記第一の定電圧回路およ
    び前記第二の定電圧回路を起動すると共に前記スイッチ
    回路を接続状態に制御し、外部への出力がほぼ所定の電
    圧に達した際には、前記第二の定電圧回路を非動作状態
    にすると共に前記スイッチ回路を開放状態にすることを
    特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、二つの定電圧回路そ
    れぞれは、ゲートを制御端子、およびソースを電源電
    圧、それぞれに接続する第1のpMOSトランジスタ
    と、ソースをウェルに短絡し第1の定電流手段を介して
    前記第1のpMOSトランジスタのドレイン、およびゲ
    ートをドレインに短絡してグラウンド、それぞれに接続
    すると共に他のpMOSトランジスに有する通常の閾値
    電圧より高い閾値電圧を有する第2のpMOSトランジ
    スタと、ソースをウェルに短絡して前記第2のpMOS
    トランジスタのソース、およびゲートをドレインに短絡
    して第2の定電流手段を介してグラウンド、それぞれに
    接続する第3のpMOSトランジスタと、ゲートを制御
    端子、ドレインを前記第3のpMOSトランジスタのゲ
    ートおよび出力端子、ならびにソースをグラウンド、そ
    れぞれに接続するnMOSトランジスタとを備えること
    を特徴とする基準電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された定電圧回路におけ
    る第3のpMOSトランジスタは、ソースをウェルに短
    絡することなく前記第2のpMOSトランジスタのソー
    ス、ウェルを電源電圧、およびゲートをドレインと短絡
    し第2の定電流手段を介してグラウンド、それぞれに接
    続することを特徴とする基準電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載された定電圧回路に備え
    る第2のpMOSトランジスタおよび第3のpMOSト
    ランジスタにおいて、第2のpMOSトランジスタは他
    のpMOSトランジスタと同様、通常の閾値電圧を有す
    る第4のpMOSトランジスタ、および第3のpMOS
    トランジスタは他のnMOSトランジスタに有する通常
    の閾値電圧より低い閾値電圧を有する第2のnMOSト
    ランジスタ、それぞれに取り替え備えられることを特徴
    とする基準電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の基準電圧発生回路おい
    て、二つの前記定電圧回路における前記第2のpMOS
    トランジスタのソースそれぞれを接続する接続路を形成
    すると共にこの接続路を開閉する第2のスイッチ回路を
    追加して備えることを特徴とする基準電圧発生回路。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項5において、二つ
    のスイッチ回路の少なくとも一方が、一つのnMOSト
    ランジスタで構成され、このnMOSトランジスタは、
    ゲートを制御端子、ソースを前記第一の定電圧回路の出
    力、およびドレインを前記第二の定電圧回路の出力、そ
    れぞれに接続することを特徴とする基準電圧発生回路。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項5において、二つ
    のスイッチ回路の少なくとも一方が、ゲートを制御端
    子、ソースを前記第一の定電圧回路の出力、およびドレ
    インを前記第二の定電圧回路の出力、それぞれに接続す
    るnMOSトランジスタと、ソースを前記nMOSトラ
    ンジスタのソースおよびドレインを前記nMOSトラン
    ジスタのドレイン、それぞれに接続するpMOSトラン
    ジスタと、入力に前記制御端子および出力に前記pMO
    Sトランジスタのゲート、それぞれを接続する反転増幅
    器とを備えることを特徴とする基準電圧発生回路。
  8. 【請求項8】 請求項2において、それぞれの定電圧回
    路が備える第1の定電流手段にはウェルを電源電圧、ソ
    ースを前記第1のpMOSトランジスタのドレイン、お
    よびドレインを前記第2のpMOSトランジスタのソー
    ス、それぞれに接続する第4のpMOSトランジスタ
    と、第2の定電流手段にはソースを前記nMOSトラン
    ジスタのソースおよびドレインをグラウンド、それぞれ
    に接続する第3のnMOSトランジスタとを設け、更
    に、ゲートを制御端子、およびソースおよびウェルを電
    源電圧、それぞれに接続する第5のpMOSトランジス
    タと、ソースを前記第5のpMOSトランジスタのドレ
    イン、ウェルを電源電圧、ならびにゲートおよびドレイ
    ンを短絡し抵抗を介してグラウンド、それぞれに接続す
    る第6のpMOSトランジスタと、ゲートを制御端子、
    およびソースおよびウェルを電源電圧、それぞれに接続
    する第7のpMOSトランジスタと、ソースを前記第7
    のpMOSトランジスタのドレイン、およびウェルを電
    源電圧、それぞれに接続する第8のpMOSトランジス
    タと、ゲートおよびソースを短絡し前記第8のトランジ
    スタのドレイン、ならびにドレインをグラウンド、それ
    ぞれに接続する第4のnMOSトランジスタとを備え、
    かつ、二つの前記定電圧回路が備える前記第4のpMO
    Sトランジスタのゲートを前記第5にpMOSトランジ
    スタのドレインに接続すると共に、前記第3のnMOS
    トランジスタのゲートを前記第8のpMOSトランジス
    タのドレインに接続することを特徴とする基準電圧発生
    回路。
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