JP2000089073A - イメージガイド構造体 - Google Patents

イメージガイド構造体

Info

Publication number
JP2000089073A
JP2000089073A JP10257758A JP25775898A JP2000089073A JP 2000089073 A JP2000089073 A JP 2000089073A JP 10257758 A JP10257758 A JP 10257758A JP 25775898 A JP25775898 A JP 25775898A JP 2000089073 A JP2000089073 A JP 2000089073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image guide
protective tube
resin layer
guide structure
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10257758A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okawa
光司 大川
Yasunori Makishi
康典 真喜志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP10257758A priority Critical patent/JP2000089073A/ja
Publication of JP2000089073A publication Critical patent/JP2000089073A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージガイド構造体に於て、内視鏡の首振
部の首振動作に対する耐久性を著しく高くする。 【解決手段】 コンジット型イメージガイド9に外嵌さ
れる保護チューブ10を備える。保護チューブ10は、金属
平角線13を編組状に、耐熱性樹脂層14に埋設して、形成
されている。保護チューブ10の内径IDが0.04〜1.0mm
に設定され、かつ、保護チューブ10の周壁の厚み寸法T
が25〜150 μm に設定される。耐熱性樹脂層14が、ポリ
イミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂から成る。耐熱性
樹脂層14の内周面に、ふっ素樹脂層15が積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージガイド構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡は、その先端部が首振用
ワイヤの引張り操作により弯曲する首振部とされる。例
えば、図5と図6に示すように、首振部Aは、複数の金
属製短筒体2…と、その短筒体2…の各軸心方向貫通孔
3,3にスライド自在として挿通される一対の首振用ワ
イヤ4,4と、を備え、短筒体2…内に、イメージガイ
ドに保護チューブを外嵌して成るイメージガイド構造体
a及び図示省略のライトガイド、ワークチャンネル等が
挿通される。そして、図7に示すように、一方のワイヤ
4を矢印Cにて示すように基端側へ引くと矢印D方向へ
首を振る。また、他方のワイヤ4を基端側へ引けば反対
方向へ首を振る。
【0003】従来、上記のような首振部Aに挿通される
イメージガイド構造体aとして、図8に示すように、一
体化されたガラス体より成るイメージガイド本体bと、
その外周面に積層されるプリコート層cと、から成るコ
ンジット型イメージガイドdに、ポリイミド製の保護チ
ューブeを外嵌したものが公知であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来のイメージガイド構造体aでは、首振りが何回も行
われるに連れて、金属製短筒体2…の内周面に保護チュ
ーブeが擦れて摩耗して孔が開き、さらに、プリコート
層cが摩耗して孔が開き、その後、イメージガイド本体
bに傷が付いて折損に至ってしまうという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、耐摩耗性に著しく優れて、イメージガイドの折損を
確実に防止できるイメージガイド構造体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るイメージガイド構造体は、コンジッ
ト型イメージガイドに外嵌される保護チューブを備え、
該保護チューブは、金属平角線をコイル状又は編組状
に、耐熱性樹脂層に埋設して、形成されている。
【0007】さらに、保護チューブの内径が0.04〜1.0m
m に設定され、かつ、該保護チューブの周壁の厚み寸法
が25〜150 μm に設定されている。また、保護チューブ
の耐熱性樹脂層が、ポリイミド樹脂又はポリアミドイミ
ド樹脂から成る。また、保護チューブの耐熱性樹脂層の
内周面に、ふっ素樹脂層が積層されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき本発明を詳説する。
【0009】先ず、体内や細管内等を観察するための内
視鏡の首振部について説明すると、図5と図6と図7に
示すように、首振部Aは、複数の金属製短筒体2…と、
その短筒体2…の各軸心方向貫通孔3,3にスライド自
在として挿通される一対の首振用ワイヤ4,4と、を備
える。短筒体2は、短円筒形の周壁5と、その周壁5の
一端面に突設される半円形の一対の突出部6,6と、を
備えると共に、その周壁5の他端面は、一対の凹部7,
7が凹設されている。突出部6,6は周壁5の中心に関
して対称位置(180 °反対位置)にあり、凹部7,7は
突出部6,6と円周方向同一位置に設けられる。
【0010】軸心方向貫通孔3,3は、突出部に対して
周方向に90°ずれた位置に設けられる。また、突出部
6,6から凹部7,7へ貫通する貫通孔8,8が貫設さ
れ、その貫通孔8,8にワイヤ20, 20を挿通して、各短
筒体2…が連結される。これにより、図7に示すよう
に、一方のワイヤ4を矢印Cにて示すように基端側へ引
くと矢印D方向へ首を振る。また、他方のワイヤ4を基
端側へ引けば反対方向へ首を振る。
【0011】このように構成される首振部Aに、イメー
ジガイド構造体1、及び、図示省略のライトガイド、ワ
ークチャンネル等が、挿通され、それらは首振部Aの首
振作動に伴って弯曲する。
【0012】しかして、本発明に係るイメージガイド構
造体1は、図1と図2に示すように、コンジット型イメ
ージガイド9と、そのイメージガイド9に外嵌される保
護チューブ10と、を備える。イメージガイド9は、一体
化したガラス体より成るイメージガイド本体11と、その
イメージガイド本体11の外周面に積層されるプリコート
層12と、から成る。つまり、本発明に於て、コンジット
型イメージガイド9とは、一体化したガラス体より成る
イメージガイド本体11の外周面にプリコート層12を積層
したもののことを言うと定義する。
【0013】また、保護チューブ10は、複数本の金属平
角線13…を編組状に、耐熱性樹脂層14に埋設して、形成
されている。つまり、保護チューブ10は、可撓性を有す
る管状の耐熱性樹脂層14と、軸心Lを中心とする円筒状
に編まれると共に耐熱性樹脂層14に埋設される金属平角
線13…と、から成る。そして、保護チューブ10の先端部
のみをイメージガイド9に固着し、他の部分は、保護チ
ューブ10とイメージガイド9とを相対的に摺動可能とす
る。
【0014】耐熱性樹脂層14は、ポリイミド樹脂から成
る。なお、ポリイミド樹脂以外の樹脂も使用可能であ
り、例えば、ポリアミドイミド樹脂やその他のガラス転
移温度の高い樹脂を使用するのが好ましい。そのように
すれば、首振時に摩擦熱が発生しても耐熱性樹脂層14が
軟化せず、強度が大きくなる。また、金属平角線13の材
質は、ステンレス合金とされる。なお、ステンレス合金
以外の金属を使用してもよい。その場合、耐食性及び耐
摩耗性に優れた金属を使用するのが好ましい。
【0015】また、保護チューブ10の内径IDを0.04〜
1.0mm に設定する。かつ、保護チューブ10の周壁の厚み
寸法Tを25〜150 μm に設定する。これは、内径IDが
0.04mm未満であると、保護チューブ10の製造が困難とな
ってしまうからであり、1.0mm を越えるとイメージガイ
ド構造体1の外径が大きくなり過ぎて無駄なスペースを
使用してしまうからである。
【0016】また、厚み寸法Tが25μm 未満であると、
耐熱性樹脂層14への金属平角線13の埋設が困難となり、
厚み寸法Tが150 μm を越えると保護チューブ10の可撓
性が悪くなって首振作動に支障がある。
【0017】しかして、このイメージガイド構造体1が
挿通された首振部Aの首振作動を図1と図2と図7を参
照しつつ説明する。先ず、一方のワイヤ4を矢印C方向
へ引いて矢印D方向へ首を振ると、イメージガイド構造
体1は、金属製短筒体2…の内周面に摺接する。即ち、
首振部Aがある程度弯曲すると保護チューブ10が金属製
短筒体2…の内周面に当接し、その後、さらに大きく弯
曲すると保護チューブ10が金属製短筒体2…に強く押付
けられると共に長手方向へ相対的に摺動する。
【0018】これにより、保護チューブ10は、短筒体2
の軸心方向両端の角部に擦れるため、耐熱性樹脂層14の
表面が僅かに摩耗することはあるが、耐熱性樹脂層14内
の金属平角線13…により、それ以上摩耗せず、保護チュ
ーブ10の周壁に孔が開くことは無い。つまり、保護チュ
ーブ10は耐摩耗性に著しく優れる。
【0019】従って、このイメージガイド構造体1によ
れば、首振作動を多数回行っても、保護チューブ10の周
壁に孔が開かず、その内側のイメージガイド9に傷がつ
かない。つまり、プリコート層12に孔が開く虞れは無
く、その内側のイメージガイド本体11に傷が付かないの
で、イメージガイド本体11の折損を確実に防止できる。
【0020】次に、図3と図4は、イメージガイド構造
体1の他の実施の形態を示し、この場合、保護チューブ
10の耐熱性樹脂層14の内周面に、ふっ素樹脂層15が積層
されている。即ち、ふっ素樹脂層15の内周面が、イメー
ジガイド9の外周面に摺動自在に当接する。このふっ素
樹脂層15の材質としては、FEP、PTFE等が挙げら
れるが、それ以外のふっ素樹脂を使用してもよい。ま
た、保護チューブ10の耐熱性樹脂層14に、コイル状の金
属平角線13が埋設される。他の構成は、図1と図2のも
のと同様である。
【0021】このように構成すれば、イメージガイド9
と保護チューブ10との間の摩擦係数が小さくなり、相対
的に摺動し易くなる。従って、首振の際に、イメージガ
イド9のプリコート層12の摩耗を防止でき、その内側の
イメージガイド本体11の折損を一層確実に防止できる。
【0022】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、図1と図2に示したイメージガイド構
造体1の内周面にふっ素樹脂層を形成してもよく、ま
た、図3と図4に示したイメージガイド構造体1のふっ
素樹脂層15を省略してもよい。また、図示省略したが、
保護チューブ10の耐熱性樹脂層14の外周面に、ふっ素樹
脂層を積層するのも好ましい。そのようにすれば、保護
チューブ10と首振部の金属製短筒体の内周面との間の摩
擦係数が小さくなり、保護チューブ10の摩耗を一層確実
に防止できる。また、図3と図4では、耐熱性樹脂層14
に、コイル状の金属平角線13が1本のみ埋設されている
が、複数本埋設するのも好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0024】請求項1記載のイメージガイド構造体によ
れば、保護チューブ10の耐摩耗性が著しく高くなる。従
って、本発明のイメージガイド構造体を内視鏡の首振部
に挿通させた場合に、首振作動による保護チューブ10の
摩耗、孔開きを防止でき、その内側のコンジット型のイ
メージガイド9に傷が付くことは無い。従って、イメー
ジガイド9(イメージガイド本体11)の折損を確実に防
止できる。
【0025】請求項2記載のイメージガイド構造体によ
れば、イメージガイド9を確実に保護することができる
と共に全体の外径が大き過ぎることが無い。しかも、可
撓性が良好となる。
【0026】請求項3記載のイメージガイド構造体によ
れば、内視鏡の首振の際に摩擦熱が発生しても、保護チ
ューブ10の耐熱性樹脂層14が軟化することが無く、耐久
性が一層向上する。従って、イメージガイド9の折損を
一層確実に防止できる。
【0027】請求項4記載のイメージガイド構造体によ
れば、イメージガイド9と保護チューブ10との間の摩擦
係数が小さくなり、相対的に摺動し易くなる。従って、
首振の際に、イメージガイド9のプリコート層12の摩耗
を防止でき、その内側のイメージガイド本体11の折損を
さらに確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す拡大断面図であ
る。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】他の実施の形態の拡大断面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】内視鏡の首振部の要部拡大断面図である。
【図6】内視鏡の首振部の拡大断面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】要部拡大断面図である。
【符号の説明】
9 イメージガイド 10 保護チューブ 13 金属平角線 14 耐熱性樹脂層 15 ふっ素樹脂層 ID 内径 T 厚み寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンジット型イメージガイドに外嵌され
    る保護チューブを備え、該保護チューブは、金属平角線
    をコイル状又は編組状に、耐熱性樹脂層に埋設して、形
    成されていることを特徴とするイメージガイド構造体。
  2. 【請求項2】 保護チューブの内径が0.04〜1.0mm に設
    定され、かつ、該保護チューブの周壁の厚み寸法が25〜
    150 μm に設定されている請求項1記載のイメージガイ
    ド構造体。
  3. 【請求項3】 耐熱性樹脂層が、ポリイミド樹脂又はポ
    リアミドイミド樹脂から成る請求項1又は2記載のイメ
    ージガイド構造体。
  4. 【請求項4】 耐熱性樹脂層の内周面に、ふっ素樹脂層
    が積層されている請求項1、2又は3記載のイメージガ
    イド構造体。
JP10257758A 1998-09-11 1998-09-11 イメージガイド構造体 Pending JP2000089073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10257758A JP2000089073A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 イメージガイド構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10257758A JP2000089073A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 イメージガイド構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000089073A true JP2000089073A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17310697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10257758A Pending JP2000089073A (ja) 1998-09-11 1998-09-11 イメージガイド構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000089073A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008006008B4 (de) 2008-01-25 2018-07-12 Witzenmann Gmbh Schutzschlauch und Verwendung desselben

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008006008B4 (de) 2008-01-25 2018-07-12 Witzenmann Gmbh Schutzschlauch und Verwendung desselben

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3574590B2 (ja) 内視鏡の可撓管
US6520214B1 (en) Flexible tube for endoscope
JP2008307367A (ja) ガイドワイヤ
JP2001212076A (ja) 内視鏡の操作ワイヤガイド装置
JP5160798B2 (ja) 内視鏡及びその湾曲操作用条体並びに内視鏡の製造方法
WO2021136289A1 (zh) 一体式复合管
JP2000089073A (ja) イメージガイド構造体
JPH05220102A (ja) 内視鏡の可撓管
JP2001124250A (ja) 可撓管およびその製造方法
JP2009254761A (ja) 内視鏡用処置具及びその製造方法
JPH0125927Y2 (ja)
JP3650530B2 (ja) トルク伝達性チューブ及び内視鏡
JP3515704B2 (ja) 内視鏡の可撓管及びその製造方法
JPS61175608A (ja) 内視鏡
JP5526218B2 (ja) ガイドワイヤ
JPH0783740B2 (ja) 内視鏡の可撓管
JP2000037346A (ja) 内視鏡用可撓管とその製法
JP2001137178A (ja) 内視鏡
JP4034078B2 (ja) 内視鏡用可撓管および内視鏡用可撓管の製造方法
JPH11280957A (ja) 給水・給湯用ホ−ス
JPS6066219A (ja) 工業用内視鏡
JP3515709B2 (ja) 内視鏡の可撓管
JP2010000311A (ja) 内視鏡湾曲部
JP5179315B2 (ja) 内視鏡の回転伝達機構
JP2010142483A (ja) 内視鏡用可撓管