JP2000088984A - センサ用ホルダ - Google Patents

センサ用ホルダ

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JP2000088984A
JP2000088984A JP10259915A JP25991598A JP2000088984A JP 2000088984 A JP2000088984 A JP 2000088984A JP 10259915 A JP10259915 A JP 10259915A JP 25991598 A JP25991598 A JP 25991598A JP 2000088984 A JP2000088984 A JP 2000088984A
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Japan
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sensor
cap
body portion
positioning
resin
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Application number
JP10259915A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Shinohara
達哉 篠原
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサに対する正確な位置決めを保証し、かつ
二次成形時の樹脂圧からセンサを十分に保護するととも
に、センサの組付作業を容易にする。 【解決手段】センサSを載せた際にセンサSをX方向及
びY方向に位置決めするセンサ載置部2sを有するボデ
ィ部2(キャップ部3)と、このボディ部2(キャップ
部3)に対してヒンジ部3a,3bを介して連続し、ボ
ディ部2(キャップ部)に重ねた際にセンサSをZ方向
に規制するキャップ部3(ボディ部2)と、キャップ部
3とボディ部2を重ねた際にキャップ部3とボディ部2
を固定する固定部4a,4bとを有し、樹脂Nhにより
一体成形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二次成形時にセンサ
を位置決めして保持するためのセンサ用ホルダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、二次成形(オーバモールド)す
るセンサは、二次成形時に正確に位置決めする必要があ
るため、通常、センサと金型の双方に対して同時に位置
決めするセンサ用ホルダにより保持し、センサを正確に
位置決めした状態で二次成形する。
【0003】従来、この種のセンサ用ホルダとしては、
図9及び図10に示すセンサ用ホルダ50が知られてい
る。なお、Srはセンサ用ホルダ50に保持される回転
センサを示す。回転センサSrは、樹脂によりモールド
された磁気抵抗素子部Eを備え、この磁気抵抗素子部E
の両側に位置決めされる突起部Ei,Ejを有する。ま
た、樹脂によりモールドされた回路部Cを備え、この回
路部Cと磁気抵抗素子部Eは四本の接続リードLa…に
より接続されるとともに、回路部Cからは二本の端子リ
ードLb…が突出する。
【0004】一方、センサ用ホルダ50は、全体が樹脂
で一体成形され、図10に示すように平面視が略長方形
となる偏平なボディ部51を備える。このボディ部51
の上面には、両側に規制壁部52i,52jが形成され
たチャンネル状のセンサ収容部53を有するとともに、
この規制壁部52i,52jの前面から規制壁部52
i,52jの内面には、回転センサSrの突起部Ei,
Ejを挿入する位置決めスリット部54i,54jを有
する。また、ボディ部51の下面には二次成形時に金型
に対して位置決めする金型位置決め部55を有するとと
もに、ボディ部51の後面には回転センサSrの端子リ
ードLb…を把持固定する把持部56…がインサート成
形により突出する。
【0005】これにより、回転センサSrの突起部E
i,Ejを、各位置決めスリット部54i,54jの端
部まで挿入し、当該回転センサSrをセンサ収容部53
に収容するとともに、把持部56…をカシめることによ
り端子リードLb…と不図示の接続ケーブルを固定すれ
ば、回転センサSrは、突起部Ei,Ejとスリット部
54i,54jにより、Y方向及びZ方向、さらに、X
方向一方に位置決めされるとともに、端子リードLb…
が把持部56…に固定されることにより、X方向他方も
位置決めされる。したがって、回転センサSrは、ホル
ダ50に位置決めされるとともに、ホルダ50は金型位
置決め部55により金型に位置決めされるため、回転セ
ンサSrは正確に位置決めされた状態で二次成形され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のセンサ用ホルダ50は、次のような改善すべき点も存
在した。
【0007】第一に、ボディ部51自身によっては回転
センサSrをX方向他方に位置規制できないため、例え
ば、把持部56…の僅かな曲がりや二次成形時の樹脂圧
等が磁気抵抗素子部Eの位置精度に直接影響する。
【0008】第二に、回転センサSrにおける上面側の
ほとんどがホルダ50から露出するため、二次成形時の
樹脂圧から回転センサSrを十分に保護できない。
【0009】第三に、回転センサSrは磁気抵抗素子部
Eよりも形状的に大きい回路部Cを備えるため、ホルダ
50に対してそのままX方向へスライドさせて組付ける
ことができず、組付作業を容易に行うことができない。
【0010】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、センサに対する正確な位置
決めを保証し、かつ二次成形時の樹脂圧からセンサを十
分に保護できるとともに、センサの組付作業を容易に行
うことができるセンサ用ホルダの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、二次成形時にセンサSを位置決めして保持するセン
サ用ホルダ1を構成するに際して、センサSを載せた際
にセンサSをX方向及びY方向に位置決めするセンサ載
置部2sを有するボディ部2(キャップ部3)と、この
ボディ部2(キャップ部3)に対してヒンジ部3a…を
介して連続し、ボディ部2(キャップ部3)に重ねた際
にセンサSをZ方向に規制するキャップ部3(ボディ部
2)と、キャップ部3とボディ部2を重ねた際にキャッ
プ部3とボディ部2を固定する固定部4a,4bとを有
し、樹脂Nhにより一体成形してなることを特徴とす
る。
【0012】この場合、好適な実施の形態により、ボデ
ィ部2とキャップ部3間にセンサSのセンサ面Sfが露
出する開口部5を設けるとともに、この開口部6の両側
に一対のヒンジ部3a,3bを設けて構成する。また、
ボディ部2には、センサSの端子リードLb…を把持固
定する把持部6…を一体に設ける。さらにまた、固定部
4a,4bは、ボディ部2又はキャップ部3の一方に設
けた係止ピン部4ap,4bpと、他方に設けることに
より係止ピン部4ap,4bpに係止する係止孔部4a
h,4bhにより構成できる。また、センサ載置部2s
は、センサSに設けた位置決め用の突起部Ei…を収容
してX方向及びY方向に位置決めする凹部により形成し
た突起部収容部2i…を有するとともに、当該突起部収
容部2i…の壁部2w…に、突起部Ei…に対してX方
向一方側に圧接するリブ部2r…を設けて構成できる。
一方、使用する樹脂Nhは、二次成形する樹脂Noに対
して融点の異なる樹脂を用いてもよい。なお、センサS
は、磁気抵抗素子部Eを有する回転センサSrを用いて
好適である。
【0013】これにより、センサSを、キャップ部3が
開いた状態のボディ部2のセンサ載置部2sに載置し、
さらに、キャップ部3をヒンジ部3a,3bを支点に折
り返すことにより、ボディ部2の上に重ねれば、固定部
4a,4bによりキャップ部3がボディ部2に固定され
るため、センサSは、ボディ部2によってX方向及びY
方向に位置決めされるとともに、キャップ部3によって
Z方向に規制される。また、センサSはキャップ部3に
より覆われて保護される。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本実施例に係るセンサ用ホルダ1に
保持される回転センサSr(センサS)について、図5
及び図9を参照して説明する。
【0016】回転センサSrは、樹脂によりモールドさ
れ、かつ平面視が矩形となる偏平な磁気抵抗素子部Eを
備え、この磁気抵抗素子部Eの両側には矩形の金属片を
突出させた位置決め用の突起部Ei,Ejを有するとと
もに、磁気抵抗素子部Eの下面先端には直方体形のマグ
ネットMを固着してなる。また、樹脂によりモールドさ
れ、かつ平面視が磁気抵抗素子部Eよりも大きい矩形を
なす偏平な回路部Cを備え、この回路部Cと磁気抵抗素
子部Eは四本の接続リードLa…により接続されるとと
もに、さらに、回路部Cからは二本の端子リードLb…
が突出する。
【0017】このような回転センサSrは、回転方向に
N極とS極が交互に着磁された回転体(被検出対象)の
周面に近接させて取付ければ、当該回転体の回転により
N極とS極が交互に回転センサSrのセンサ面Sfの近
傍を通過し、この磁気的変化が磁気抵抗素子部Eにより
電気的変化(抵抗値変化)に変換されることにより、回
転体の回転(回転数,回転速度)が検出される。
【0018】次に、本実施例に係るセンサ用ホルダ1の
構成について、図1〜図6を参照して説明する。
【0019】まず、ホルダ1は、図1及び図2に示すよ
うに、平面視が略矩形となる偏平なボディ部2を備え、
このボディ部2の上面に回転センサSrを載置するセン
サ載置部2sを設ける。このセンサ載置部2sはボディ
部2の上面に凹部を設けて形成し、磁気抵抗素子部Eを
収容する素子部収容部2e、突起部Ei,Ejを収容す
る突起部収容部2i,2j、マグネットMを収容するマ
グネット収容部2m、接続リードLa…を収容するリー
ド収容部2a、回路部Cを収容する回路部収容部2cを
有する。この場合、特に、突起部収容部2i,2jは、
突起部Ei,Ejに対してガタなく嵌合するように形状
的な精度を確保し、回転センサSrがボディ部2のX方
向及びY方向に対して正確に位置決めされるように形成
する。
【0020】また、ボディ部2の下面には二次成形時に
金型に対して位置決めする金型位置決め部11を設け
る。金型位置決め部11は円筒形に形成し、ボディ部2
の下面から下方に直角に突出する。さらに、ボディ部2
の下面には、この金型位置決め部11の周りを囲むよう
に先端を尖形に形成したリング形のシール部12を設け
る。一方、ボディ部2の後面には回転センサSrの端子
リードLb…を把持固定する金属製の把持部6…をイン
サート成形により後方へ突出させて設ける。
【0021】他方、このボディ部2の前端両側からは一
対の離間したヒンジ部3a,3bを延出し、このヒンジ
部3a,3bの先端にキャップ部3を連続して設ける。
各ヒンジ部3a,3bは狭幅かつ薄肉形成することによ
り湾曲自在にする。また、これにより、ボディ部2,一
対のヒンジ部3a,3b及びキャップ部3により囲まれ
る空間に開口部5が形成される。キャップ部3は、ボデ
ィ部2に対して180゜開いた状態にあるが、ヒンジ部
3a,3bを支点に折り返すことによりボディ部2の上
に重ねることができる。そして、重ねた際にはボディ部
2のセンサ載置部2sに載置した回転センサSrをZ方
向に規制するとともに、ヒンジ部3aと3b間の開口部
5からはセンサ面Sfが露出する。
【0022】さらに、ボディ部2とキャップ部3間に
は、キャップ部3をボディ部2に重ねた際に、キャップ
部3とボディ部2を固定する固定部4a,4bを設け
る。固定部4a,4bは、ボディ部2の上面に設けた係
止ピン部4ap,4bpと、キャップ部3に設けること
により係止ピン部4ap,4bpに係止する係止孔部4
ah,4bhにより構成する。係止ピン部4ap,4b
pは先端にストッパ部を有する側面視傘形に形成し、係
止ピン部4ap…を係止孔部4ah…に完全に進入させ
れば当該ストッパ部により抜け止めされる。
【0023】そして、このようなボディ部2,ヒンジ部
3a及び3bを有するキャップ部3,固定部4a,4b
は、把持部6…をインサートすることにより、ポリアミ
ド系の樹脂Nhにより一体成形する。
【0024】次に、センサ用ホルダ1の使用方法及び機
能について、各図を参照して説明する。
【0025】まず、センサ用ホルダ1に回転センサSr
を組付ける際には、図1及び図2に示すように、キャッ
プ部3が開かれた状態のセンサ用ホルダ1を用意し、ボ
ディ部2のセンサ載置部2sに回転センサSr(仮想
線)を載置する。そして、同ホルダ1に対する回転セン
サSrのX方向及びY方向の位置を確認後、把持部6…
に載った端子リードLb…の上に接続ケーブル20(図
6参照)を載せ、把持部6…をカシめることにより、端
子リードLb…と接続ケーブル20を相接続するととも
に、把持部6…に対して双方を固定する。次いで、ヒン
ジ部3a,3bを支点にキャップ部3を折り返し、図3
及び図4に示すように、ボディ部2の上に重ね合わせ
る。これにより、係止ピン部4ap…は係止孔部4ah
…に進入し、固定部4a…によりキャップ部3とボディ
部2が固定される。
【0026】この結果、回転センサSrは、ボディ部2
によってX方向及びY方向に位置決めされ、かつキャッ
プ部3によってZ方向に規制される。即ち、回転センサ
Srはセンサ用ホルダ1により正確に位置決めされた状
態で保持される。また、回転センサSrはキャップ部3
により覆われ、外的に保護されるとともに、センサ面S
fはキャップ部3をボディ部2に重ねた際にヒンジ部3
aと3b間の開口部5から露出する。
【0027】一方、回転センサSrが保持されたホルダ
1は、不図示の金型にセットする。この場合、ホルダ1
は金型位置決め部11により金型に対して正確に位置決
めされる。そして、ホルダ1に対して二次成形(オーバ
モールド)する。図6は二次成形によって得られる最終
的な回転検出ユニットUを示す。この回転検出ユニット
Uは、所定の取付位置へ取付けるための取付部21を有
し、この取付部21にはインサート成形により埋込んだ
金属リング22を備える。なお、二次成形時には、シー
ル部12の先端が熱により解けるため、ホルダ1側と二
次成形されたモールド部23側が溶着し、両者間の完全
な気密性が確保される。また、成形後、金型位置決め部
11における仮想線の不要部分11sは切断除去され
る。
【0028】ところで、センサ用ホルダ1の樹脂Nh
は、二次成形されたモールド部23の樹脂Noに対して
異ならせてもよいし同一であってもよい。樹脂を異なら
せる場合は、特に融点の相違に留意する。樹脂Nhと樹
脂Noの双方に、同一融点のポリアミド系の樹脂を使用
すれば、回転検出ユニットUの熱的機械強度は若干低下
するものの気密性及び耐薬品性を高めることができる。
一方、樹脂Noに樹脂Nhよりも35℃以上高い融点の
ポリアミド系の樹脂を使用すれば、回転検出ユニットU
の耐薬品性は若干低下するものの気密性及び熱的機械強
度を高めることができる。
【0029】他方、図7及び図8には変更実施例を示
す。図1〜図4に示した実施例は、回転センサSrを載
置するセンサ載置部2sをボディ部2に設けたが、図7
に示す変更実施例はキャップ部3に設けたものである。
この場合、ボディ部2に設けたセンサ載置部2sは、回
転センサSrの下面側に嵌合する形状に形成したが、キ
ャップ部3に設ける場合には、回転センサSrの上面側
に嵌合する形状に形成する。また、キャップ部3に設け
るセンサ載置部2sの形状は、キャップ部3自身の形状
を除いて、基本的に、ボディ部2に設けたセンサ載置部
2sと同様に構成できる。
【0030】さらに、センサ載置部2sには、図8に示
すように、回転センサSrに設けた位置決め用の突起部
Ei…を収容してX方向及びY方向に位置決めする凹部
により形成した突起部収容部2i…を有するも、この突
起部収容部2i…の壁部2w…に、突起部Ei…に対し
てX方向一方側に圧接するリブ部2r…を設ける。これ
により、突起部Ei…を突起部収容部2i…に収容した
際のガタつきが無くなり、X方向の位置決め精度及び均
質性を高めることができるとともに、Z方向に対する仮
固定を行うことができるため、製造時における回転セン
サSrの落下を防止できる。勿論、このようなリブ部2
r…は、図1〜図4の実施例にも同様に適用できるし、
必要に応じてセンサ載置部2sの他の部位やY方向に設
けてもよい。なお、図7及び図8において、図1〜図4
と同一部分には同一符号を付すことにより構成を明確化
し、その詳細な説明は省略する。
【0031】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,数量,素材等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除できる。
例えば、センサSは磁気抵抗素子部Eを有する回転セン
サSrを挙げて説明したが、他の任意のセンサSに適用
できる。また、固定部4a,4bは他の任意の固定手段
により構成できる。
【0032】
【発明の効果】このように、本発明に係るセンサ用ホル
ダは、センサを載せた際に当該センサをX方向及びY方
向に位置決めするセンサ載置部を有するボディ部(キャ
ップ部)と、このボディ部(キャップ部)に対してヒン
ジ部を介して連続し、ボディ部(キャップ部)に重ねた
際にセンサをZ方向に規制するキャップ部(ボディ部)
と、キャップ部とボディ部を重ねた際に当該キャップ部
とボディ部を固定する固定部とを有し、樹脂により一体
成形してなるため、次のような顕著な効果を奏する。
【0033】 センサはボディ部(キャップ部)によ
ってX方向及びY方向に位置決めされ、かつキャップ部
によりZ方向に規制されるため、センサに対する正確な
位置決めを他の補助的な部品なしで保証できる。
【0034】 センサはキャップ部により覆われるた
め、二次成形時の樹脂圧からセンサを十分に保護でき、
例えば、接続リード部の断線や接触等を確実に防止する
ことができる。
【0035】 センサをボディ部(キャップ部)に組
付けるに際しては、ボディ部(キャップ部)上に載置
し、キャップ部を折り返せばよく、センサの組付作業を
容易に行うことができる。
【0036】 好適な実施の形態により、センサ載置
部に、センサに設けた位置決め用の突起部を収容してX
方向及びY方向に位置決めする凹部により形成した突起
部収容部を設けるとともに、当該突起部収容部の壁部
に、突起部に対してX方向一方側に圧接するリブ部を設
ければ、突起部を突起部収容部に収容した際のガタつき
が無くなり、X方向の位置決め精度及び均質性を高める
ことができるとともに、Z方向に対する仮固定を行うこ
とができるため、製造時における回転センサの落下を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るセンサ用ホルダの
側面図、
【図2】同センサ用ホルダの平面図、
【図3】同センサ用ホルダに回転センサを保持した状態
を示す断面側面図、
【図4】同センサ用ホルダに回転センサを保持した状態
を示す平面図、
【図5】同回転センサの平面図、
【図6】同センサ用ホルダを二次成形して得られる回転
検出ユニットの断面側面図、
【図7】本発明の変更実施例に係るセンサ用ホルダの平
面図、
【図8】同センサ用ホルダにおける突起部収容部の斜視
図、
【図9】従来の技術に係るセンサ用ホルダの断面側面
図、
【図10】同センサ用ホルダの一部断面平面図、
【符号の説明】
1 センサ用ホルダ 2 ボディ部 2s センサ載置部 2i… 突起部収容部 2w 壁部 2r リブ部 3 キャップ部 3a… ヒンジ部 4a… 固定部 4ap… 係止ピン部 4ah… 係止孔部 5 開口部 6… 把持部 S センサ Sr 回転センサ Sf センサ面 E 磁気抵抗素子部 Ei… 突起部 Lb… 端子リード Nh 樹脂 No 樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次成形時にセンサを位置決めして保持
    するセンサ用ホルダにおいて、センサを載せた際に当該
    センサをX方向及びY方向に位置決めするセンサ載置部
    を有するボディ部(キャップ部)と、このボディ部(キ
    ャップ部)に対してヒンジ部を介して連続し、前記ボデ
    ィ部(キャップ部)に重ねた際に前記センサをZ方向に
    規制するキャップ部(ボディ部)と、前記キャップ部と
    前記ボディ部を重ねた際にキャップ部とボディ部を固定
    する固定部とを有し、樹脂により一体成形してなること
    を特徴とするセンサ用ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記ボディ部と前記キャップ部間に前記
    センサのセンサ面が露出する開口部を設けるとともに、
    この開口部の両側に一対のヒンジ部を設けてなることを
    特徴とする請求項1記載のセンサ用ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記ボディ部には、前記センサの端子リ
    ードを把持固定する把持部を一体に備えることを特徴と
    する請求項1記載のセンサ用ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記固定部は、前記ボディ部又は前記キ
    ャップ部の一方に設けた係止ピン部と、他方に設けるこ
    とにより前記係止ピン部に係止する係止孔部からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のセンサ用ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記センサ載置部は、前記センサに設け
    た位置決め用の突起部を収容してX方向及びY方向に位
    置決めする凹部により形成した突起部収容部を有すると
    ともに、当該突起部収容部の壁部に、前記突起部に対し
    てX方向一方側に圧接するリブ部を設けてなることを特
    徴とする請求項1記載のセンサ用ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記樹脂は、二次成形する樹脂に対して
    融点の異なる樹脂を用いることを特徴とする請求項1記
    載のセンサ用ホルダ。
  7. 【請求項7】 前記センサは、磁気抵抗素子部を有する
    回転センサであることを特徴とする請求項1記載のセン
    サ用ホルダ。
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