JP2000088453A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JP2000088453A
JP2000088453A JP10262173A JP26217398A JP2000088453A JP 2000088453 A JP2000088453 A JP 2000088453A JP 10262173 A JP10262173 A JP 10262173A JP 26217398 A JP26217398 A JP 26217398A JP 2000088453 A JP2000088453 A JP 2000088453A
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JP
Japan
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cooler
hydrocarbon
ventilation duct
ultraviolet lamp
cooling storage
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JP10262173A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hoshino
仁 星野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 庫内の炭化水素の濃度を極力低下させる
ことができる冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫の冷却器(18)には、炭化
水素系冷媒が流れている。そして、この冷却貯蔵庫の庫
内には、酸化チタン触媒(44)がコーティングされた
紫外線ランプ(42)が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器に炭化水素
系冷媒が流れる冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍冷蔵庫などの冷却貯蔵庫は、
冷媒としてフロン系冷媒を採用している。しかしなが
ら、オゾン層の破壊や地球温暖化などを防止するため
に、フロン系冷媒ではなく、イソブタン、ペンタンやプ
ロパンなどの炭化水素系冷媒すなわちHC冷媒の採用が
検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、炭化水素系
冷媒は可燃性である。したがって、炭化水素系冷媒が、
冷却器などから漏れ、密閉空間である庫内に流入する
と、庫内における炭化水素の濃度が上昇し、発火する恐
れがある。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、庫内の炭化水素の濃度を極力低下させるこ
とができる冷却貯蔵庫を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫の冷
却器(18)には、炭化水素系冷媒が流れている。そし
て、この冷却貯蔵庫の庫内には、酸化チタン触媒(4
4)がコーティングされた紫外線ランプ(42)が配設
されている。
【0006】また、紫外線ランプが通風ダクト(16,
21,22,23,24,27)内に配設されている場
合がある。
【0007】さらに、紫外線ランプが、冷却器の下方に
配設されている場合がある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却貯蔵庫
の実施の一形態を図1ないし図3を用いて説明する。図
1は本発明にかかる冷凍冷蔵庫の断面図である。図2は
図1の要部拡大図である。図3は紫外線ランプの説明図
で、(a)が斜視図、(b)が横断面図である。
【0009】冷却貯蔵庫である冷凍冷蔵庫の本体は、前
面が開口している断熱箱体1で構成されている。断熱箱
体1の内部空間すなわち庫内2は、略水平な2個の断熱
仕切り壁3,4で、3個の空間に仕切られ、上部空間が
冷蔵室6、中央部の空間が冷凍室7、また、下部空間が
野菜室8となっている。そして、冷蔵室6、冷凍室7お
よび野菜室8の前面開口は、断熱扉11で開閉自在に閉
塞されている。
【0010】冷蔵室6には、冷蔵室6内に冷気を供給す
る冷蔵室用通風ダクト16が設けられている。冷凍室7
には、冷却器18が配置されている冷却器用通風ダクト
21および、冷凍室用通風ダクト22が設けられ、冷凍
室用通風ダクト22は冷凍室7内に冷気を供給してい
る。また、冷却器用通風ダクト21の下端部は、冷凍室
用戻り通風ダクト23を介して冷凍室7の収納部7aの
下部と連通している。冷却器用通風ダクト21および冷
凍室用通風ダクト22の上方に送風機室24が形成され
ている。この送風機室24は通風ダクトとしての機能を
有するとともに、冷却器用送風機26が配置されてい
る。また、送風機室24は図示しない通風ダクトを介し
て冷蔵室用通風ダクト16の下端部に連通している。さ
らに、下側の断熱仕切り壁4には、野菜室用戻り通風ダ
クト27が設けられ、この野菜室用戻り通風ダクト27
が、野菜室8の上部と冷却器用通風ダクト21の下部と
を連通させている。そして、冷蔵室6と野菜室8とは図
示しない通風ダクトを介して連通している。
【0011】断熱箱体1の後部下側には、機械室31が
形成され、この機械室31には、圧縮機32などが配置
されている。この圧縮機32は、前述の冷却器18およ
び図示しない凝縮器やキャピラリーチューブなどと共に
冷凍サイクルを構成している。そして、圧縮機32が稼
働すると、炭化水素系冷媒が冷凍サイクル内を循環し
て、冷却器18の温度が低下する。この冷却器18が周
囲の空気を冷却して冷気を生成し、この冷気が冷却器用
送風機26により、図1で矢印に図示するように庫内2
に供給されて循環し、庫内2を冷却している。すなわ
ち、冷却器用送風機26の稼働により、冷却器用通風ダ
クト21内の空気は冷却器18により冷却されながら上
昇し、送風機室24内に流入する。送風機室24内の冷
気の大部分(たとえば約80%)は、冷却器用送風機2
6により冷凍室用通風ダクト22に送り込まれ、冷凍室
7の収納部7aに流入し、この収納部7aを冷却した後
に冷凍室用戻り通風ダクト23を介して冷却器用通風ダ
クト21の下部に戻ってくる。また、送風機室24内の
冷気の一部(たとえば約20%)は、図示しない通風ダ
クトを介して冷蔵室用通風ダクト16に流入し、冷蔵室
6の収納部6aに流入し、この収納部6aを冷却した後
に、図示しない通風ダクトを介して野菜室8に流入し、
野菜室8を冷却した後に、野菜室用戻り通風ダクト27
を介して冷却器用通風ダクト21の下部に戻ってくる。
【0012】冷蔵室6の収納部6aには、蛍光灯などの
庫内灯36が設けられ、断熱扉11が開けられた際に、
点灯し冷蔵室6の収納部6aを照明している。また、冷
却器用通風ダクト21の下部すなわち冷却器18の下方
には、霜取ヒーター41および紫外線ランプ42が配置
されている。紫外線ランプ42のガラス管43の外面
は、酸化チタン(TiO2)触媒44が塗布によりコーティ
ングされており、紫外線ランプ42は半透明となってい
る。この紫外線ランプ42は、略常時点灯している。ま
た、霜取ヒーター41は、ガラス管ヒーターであり、従
来は、脱臭や滅菌のためにプラチナ(Pt)触媒などがコー
ティングされていたが、本実施の形態では、触媒はコー
ティングされておらず、ガラス管の表面が露出してい
る。この霜取ヒーター41は、霜取運転時に通電され発
熱する。
【0013】この様に構成されている冷凍冷蔵庫におい
て、たとえば、冷却器18に孔が開いて、庫内2に炭化
水素系冷媒が漏れることがある。ところで、酸化チタン
触媒44は紫外線が照射されると酸化力が発生するの
で、庫内2内の炭化水素が、点灯している紫外線ランプ
42の酸化チタン触媒44に接触すると、二酸化炭素
(C02)や水(H2O) に分解される。したがって、庫内2に
おける炭化水素の濃度を低下させることができる。
【0014】また、紫外線ランプ42の酸化チタン触媒
44により臭気、カビや細菌なども分解され、滅菌や脱
臭効果もある。したがって、従来行われていた霜取ヒー
ター41の触媒のコーティングを省略したり、コーティ
ング量を減少させたりすることができる。その結果、霜
取ヒーター41の製造コストを低下させることができ
る。
【0015】そして、冷却器用送風機26の停止時に
は、空気よりも比重の大きい炭化水素は自重により下降
する傾向がある。したがって、冷却器18から漏れた炭
化水素系冷媒は、冷却器18の下方、すなわち冷却器用
通風ダクト21の下部に溜まり易いが、この冷却器用通
風ダクト21の下部に、紫外線ランプ42が配置されて
いるので、炭化水素を効率よく分解することができる。
【0016】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、冷却貯蔵庫は、冷凍冷蔵
庫であるが、他の形式の冷却貯蔵庫でも可能である。た
とえば、冷凍庫や冷蔵庫などでも可能である。また、実
施の形態においては、冷却器が庫内に設置されている
が、冷却器が断熱壁に埋設されている直冷式でも可能で
ある。なお、この直冷式の冷却貯蔵庫の場合にも、冷却
器から漏れた炭化水素系冷媒は、断熱壁を通過して庫内
に侵入することがある。さらに、実施の形態において
は、冷却器用送風機が設けられ、冷気が強制循環してい
るが、冷却器用送風機が設けられていない自然対流式で
も可能である。
【0017】(2)実施の形態においては、霜取ヒータ
ー41は、ガラス管ヒーターであるが、冷却器18の霜
取りができるならば、その形式は適宜変更可能である。
たとえば、ペルチェ素子からなるヒーターでも可能であ
る。なお、ペルチェ素子の場合には、ペルチェ素子の加
熱側を冷却器18側に向けて配置する。このペルチェ素
子からなる霜取ヒーター41は、加熱温度が低いので、
発火の可能性が低く、可燃性を有している炭化水素系冷
媒を採用している冷却貯蔵庫に適している。 (3)実施の形態においては、紫外線ランプ42は冷却
器用通風ダクト21の下部に配置されているが、庫内2
に設置されていれば、その配置は適宜変更可能である。
ただし、庫内2の空気が流れている通風ダクト内に配置
することが好ましい。なぜならば、通風ダクト内に配置
すると、人目につかず、安全性や見栄えが良好となると
ともに、庫内2の収納スペースが狭くなることを回避す
ることができる。また、通風ダクト内は空気の流れが早
く、酸化チタン触媒44の分解効率が上昇する。
【0018】(4)実施の形態においては、酸化チタン
触媒44のコーティングは、塗布により行われている
が、コーティング方法は適宜選択可能である。また、紫
外線ランプ42のガラス管43は、透明管であれば、そ
の材質は適宜選択可能である。 (5)実施の形態においては、紫外線ランプ42を常時
点灯させておけば、庫内の脱臭や滅菌を常に行うことが
でき、炭化水素系冷媒が漏れた時もすぐに分解すること
ができる。また、必要に応じて点灯させるようにしてお
けば、消費電力の増大を防ぐことができる。例えば、脱
臭や滅菌を行いたい時に使用者がスイッチなどで点灯さ
せるようにしたり、庫内にセンサーを設け、炭化水素系
冷媒の漏れを検知した場合に、自動的に紫外線ランプ4
2を点灯させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、冷却貯蔵庫の冷却器に
は炭化水素系冷媒が流れ、この冷却貯蔵庫の庫内に、酸
化チタン触媒がコーティングされた紫外線ランプが配設
されている。したがって、冷却貯蔵庫の冷却器などから
庫内に、炭化水素系冷媒が漏れることがあるが、点灯さ
れている紫外線ランプの酸化チタン触媒が酸化力を有し
ているので、庫内の炭化水素を分解して、二酸化炭素や
水などに分解する。したがって、庫内の炭化水素の濃度
を低下させることができる。また、脱臭効果や滅菌効果
も有している。
【0020】また、紫外線ランプが通風ダクト内に配設
されている場合には、通風ダクト内は空気の流れが比較
的早いので、酸化チタン触媒に触れる空気量を比較的多
くすることができる。その結果、炭化水素の分解効率を
向上させることができる。しかも、冷蔵品や冷凍品など
の冷却品が収納されている庫内の収納部に、紫外線ラン
プを配設すると、収納スペースが減少するが、通風ダク
ト内に設置されているので、収納スペースの減少を極力
防止することができる。
【0021】さらに、紫外線ランプが、冷却器の下方に
配設されている場合がある。この様な場合には、空気よ
りも比重が大きく降下する傾向がある炭化水素が、冷却
器から漏れた際に、この炭化水素を、冷却器の下方に配
設されている紫外線ランプの酸化チタン触媒で速やかに
分解することができる。その結果、庫内の炭化水素の濃
度を極力低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる冷凍冷蔵庫の断面図であ
る。
【図2】図2は図1の要部拡大図である。
【図3】図3は紫外線ランプの説明図で、(a)が斜視
図、(b)が横断面図である。
【符号の説明】
16,21,22,23,24,27 通風ダクト 18 冷却器 42 紫外線ランプ 44 酸化チタン触媒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器に炭化水素系冷媒が流れる冷却貯
    蔵庫において、 酸化チタン触媒がコーティングされた紫外線ランプが、
    庫内に配設されていることを特徴としている冷却貯蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 前記紫外線ランプが通風ダクト内に配設
    されていることを特徴としている請求項1記載の冷却貯
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記紫外線ランプが、冷却器の下方に配
    設されていることを特徴としている請求項1または2記
    載の冷却貯蔵庫。
JP10262173A 1998-09-17 1998-09-17 冷却貯蔵庫 Pending JP2000088453A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026945A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 Empire Technology Development Llc Hydrofluorocarbon elimination device
JP2016217582A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 三菱重工業株式会社 室内機ユニット、空気調和装置および室内機ユニットの制御方法
JP2019070518A (ja) * 2019-01-08 2019-05-09 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 室内機ユニットおよび空気調和装置

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