JP2016217582A - 室内機ユニット、空気調和装置および室内機ユニットの制御方法 - Google Patents

室内機ユニット、空気調和装置および室内機ユニットの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HFO冷媒が室内機ユニットの内部空間へ漏洩した場合に、漏洩したHFO冷媒を内部空間で不燃化させる。
【解決手段】HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器11と、熱交換器11が配置される内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩を検知するガスセンサと、熱交換器11により熱交換された空気を送風口10aから室内空間S1へ送風する室内ファン14と、内部空間S3で紫外線を照射する紫外線照射装置16と、ガスセンサがHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、紫外線照射装置16による紫外線の照射を開始させるよう制御する制御部と、を備える室内機ユニット10を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器を備える室内機ユニット、それを備えた空気調和装置および室内機ユニットの制御方法に関するものである。
室内の冷暖房を行う空気調和装置の冷媒として、R410A冷媒が広く用いられているが、地球温暖化係数(GWP:Global−Warming Potential)が高いことが問題視されている。
そこで、近年では、地球温暖化係数がR410A冷媒(GWP=2090)よりも低いHFO冷媒(ハイドロフルオロオレフィン冷媒;例えば、HFO−1234yf冷媒(GWP=4))等の使用が開始されている。
HFO冷媒は、地球温暖化係数がR410A冷媒よりも十分に低い点で有利であるが、これら冷媒のガスは可燃性(微燃性)を有しており、取扱いに十分な注意が必要である。
特許文献1には、冷凍サイクル装置から導入した冷媒を処理する冷媒処理装置において、HFO冷媒の一種であるテトラフルオロプロペン(HFO−1234)に紫外線照射を行い、炭素分子の二重結合を切断して不燃化させることが開示されている。
特開2009−297341号公報
冷凍サイクル装置の一例として室内機ユニットと室外機ユニットで冷媒回路を形成する空気調和装置が知られている。室内機ユニットの熱交換器においてHFO冷媒が漏洩すると、その冷媒が室内に漏洩する可能性がある。
しかしながら、特許文献1は、冷凍サイクル装置から導入した冷媒処理装置においてHFO冷媒を不燃化することを開示するに過ぎず、可燃性を有する冷媒が室内機ユニットの熱交換器から漏洩する場合の不具合を解決することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、HFO冷媒が室内機ユニットの内部空間へ漏洩した場合に、漏洩したHFO冷媒を内部空間で不燃化させることが可能な室内機ユニット、空気調和装置および室内機ユニットの制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の室内機ユニットは、以下の手段を採用する。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットは、HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器と、前記熱交換器が配置される内部空間への前記HFO冷媒の漏洩を検知する検知部と、前記熱交換器により熱交換された空気を送風口から室内空間へ送風する送風部と、前記内部空間で紫外線を照射する紫外線照射部と、前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する制御部と、を備える。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットによれば、HFO冷媒が熱交換器から内部空間へ漏洩した場合、検知部がHFO冷媒の漏洩を検知し、制御部が紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する。HFO冷媒の漏洩に応じて内部空間で紫外線の照射を開始することにより、内部空間に漏洩したHFO冷媒を迅速に不燃化させることができる。
また、HFO冷媒の漏洩が検知されない場合には紫外線が照射されないため、紫外線を常時照射する場合に比べて消費電力を低減することができる。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットにおいて、前記制御部は、前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記送風部の送風量を減少させるよう制御してもよい。
このようにすることで、HFO冷媒の内部空間での滞留時間を長くし、室内空間へ送風されるHFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットにおいて、前記紫外線照射部は、前記送風口に配置され、前記送風口から前記室内空間へ送風される前記HFO冷媒を照射するものであってもよい。
このようにすることで、送風口から室内空間へ送風されるHFO冷媒に紫外線を確実に照射し、HFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットにおいては、前記送風口から送風される前記空気の向きを調節する風向調節部材を備え、前記制御部は、前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記送風口を閉鎖するように該風向調節部材の向きを制御するものであってもよい。
このようにすることで、可燃性を有するHFO冷媒が室内機ユニットの内部空間へ漏洩した場合に、送風口を介して内部空間から室内空間へHFO冷媒が漏洩することを防止することができる。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットにおいて、前記熱交換器は、前記室内空間から吸入された空気が流入する第1面と、前記HFO冷媒と熱交換した空気が流出する第2面とを有し、前記紫外線照射部は、前記熱交換器の前記第2面に配置され、前記第2面から流出する前記HFO冷媒を照射するものであってもよい。
このようにすることで、熱交換器で熱交換された空気に混合したHFO冷媒に紫外線を確実に照射し、HFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
本発明の一態様にかかる空気調和装置は、上記のいずれかに記載の室内機ユニットと、前記室内機ユニットとともに前記HFO冷媒が循環する冷媒回路を形成する室外機ユニットと、を備える。
このようにすることで、HFO冷媒が室内機ユニットの内部空間へ漏洩した場合に、漏洩したHFO冷媒を内部空間で不燃化させることが可能な空気調和装置を提供することができる。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットの制御方法は、HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器が配置される内部空間で紫外線を照射する紫外線照射部とを備える室内機ユニットの制御方法であって、前記内部空間への前記HFO冷媒の漏洩を検知する検知工程と、前記検知工程が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する制御工程と、を有する。
本発明の一態様にかかる室内機ユニットの制御方法によれば、HFO冷媒が熱交換器から内部空間へ漏洩した場合、HFO冷媒の漏洩が検知工程で検知され、制御工程が紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する。HFO冷媒の漏洩に応じて内部空間で紫外線の照射を開始することにより、内部空間に漏洩したHFO冷媒を迅速に不燃化させることができる。
また、HFO冷媒の漏洩が検知されない場合には紫外線が照射されないため、紫外線を常時照射する場合に比べて消費電力を低減することができる。
本発明によれば、HFO冷媒が室内機ユニットの内部空間へ漏洩した場合に、漏洩したHFO冷媒を内部空間で不燃化させることが可能な室内機ユニット、空気調和装置および室内機ユニットの制御方法を提供することができる。
第1実施形態の空気調和装置を示す正面図である。 図1に示す室内機ユニットの正面図である。 図2に示す室内機ユニットのA−A矢視縦断面図である。 第1実施形態の空気調和装置を示す構成図である。 第1実施形態の室内機ユニットの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の室内機ユニットを示す縦断面図である。 室内機ユニットの変形例を示す縦断面図である。 第2実施形態の室内機ユニットの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置100について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置100は、室内空間S1の冷房または暖房を行う室内機ユニット10と、室外空間S2に配置される室外機ユニット20と、室内機ユニット10と室外機ユニット20とを接続して冷媒が循環する冷媒回路を形成する一対の冷媒配管30とを備える。
図1に示すように、室内空間S1は、壁面Wにより室外空間S2から隔離された空間となっている。
室内機ユニット10は、図1に示すように、熱交換器11と、ガスセンサ12(検知部)と、制御部13と、フラップ15(風向調節部材)と、紫外線照射装置16(紫外線照射部)とを備える。熱交換器11と、ガスセンサ12(検知部)と、制御部13と、紫外線照射装置16は、室内機ユニット10の筐体10bにより形成される内部空間S3に収容されている。
熱交換器11は、室内空間S1から室内機ユニット10の内部空間S3へ導かれた空気と冷媒との熱交換を行う装置である。本実施形態の熱交換器11は、R410A冷媒よりも地球温暖化係数が十分に低いHFO冷媒(ハイドロフルオロオレフィン冷媒)を用いて熱交換を行うものである。
本実施形態の熱交換器11は、プレートフィンチューブ型の熱交換器である。図2に示すように、熱交換器11は、金属製のプレート11aを互いに平行となるように複数枚配置し、各プレート11aに形成された貫通孔に冷媒配管11bがプレート11aに接触した状態で挿入したものである。
冷媒配管11bは、一端が一対の冷媒配管30の一方に接続され、他端が一対の冷媒配管30の他端に接続され、冷媒回路を形成するようになっている。
図2は、図1に示す室内機ユニット10の正面図であり、室内機ユニット10の正面側の筐体10bの一部を省略して内部を視認可能にした状態を示している。
図2に示すように、冷媒配管11bは、冷媒の流通方向を180°切り替えるためのベンド部11cが複数箇所に形成されている。ベンド部11cは、例えば、U字型に形成される冷媒配管の両端部を直線状に形成される一対の冷媒配管の端部に接続して形成される。そのため、ベンド部11cにおいては、他の箇所よりも冷媒配管11bからの冷媒の漏洩が発生し易い。
本実施形態においては、地球温暖化係数がR410A冷媒(GWP=2090)よりも低いHFO冷媒(ハイドロフルオロオレフィン冷媒;例えば、HFO−1234yf冷媒(GWP=4))を用いるものである。HFO冷媒は、可燃性(微燃性)を有する冷媒であるため、取り扱いに十分な注意が必要である。
ガスセンサ12は、熱交換器11の冷媒配管11bから内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩を検知するセンサである。ガスセンサ12は、冷媒配管11bを流通するHFO冷媒の主成分を検出可能となっている。ガスセンサ12は、冷媒配管11bから内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、その旨を示す検知信号を、信号線を介して制御部13に伝達する。
図2に示すように、ガスセンサ12は、冷媒配管11bのベンド部11cの近傍に取り付けられている。これは、他の箇所よりも冷媒配管11bからのHFO冷媒の漏洩が発生し易いベンド部11cからのHFO冷媒の漏洩を早期に検知できるようにするためである。
制御部13は、室内機ユニット10の内部空間S3に配置されており、室内機ユニット10の各部を制御する装置である。
図4の構成図に示すように、制御部13は、信号線40を介して室外機ユニット20が有する制御部21と接続されている。
フラップ15は、室内機ユニット10の送風口10aから吹き出される空気の上下方向の向きを調節する板状部材である。フラップ15は、制御部13により制御される駆動モータ17(図4参照)によって駆動されることにより、上下方向の傾きが調節される。
紫外線照射装置16は、内部空間S3で紫外線を照射する装置である。図1に示すように、紫外線照射装置16は、水平方向に延びる形状となっており室内機ユニット10の内部空間S3に配置されている。
紫外線照射装置16は、例えば、紫外線を照射するLED等の複数の発光素子を水平方向に間隔を置いて配置した装置とすることができる。また、紫外線照射装置16は、水平方向に延びる全体において面照射を行う装置とすることができる。
図3(図2に示す室内機ユニット10のA−A矢視断面図)に示すように、室内機ユニット10の筐体10bは、送風口10aへ漏洩したHFO冷媒を導く送風流路10cを形成している。
また、内部空間S3の上方に配置される熱交換器11は、それぞれ支持部材10dに取り付けられている。
図3に示すように、紫外線照射装置16は、送風口10aに配置され、送風口10aから室内空間S1へ送風されるHFO冷媒を照射するようになっている。紫外線照射装置16は、送風流路10cの上方側に配置される筐体10bと、送風流路10cの下方側に配置される筐体10bとのそれぞれに取り付けられている。
送風流路10cの上方側に配置される紫外線照射装置16は、図3中に矢印で示すように斜め下方に向けて紫外線を照射し、送風流路10cを通過するHFO冷媒を不燃化させる。
また、送風流路10cの下方側に配置される紫外線照射装置16は、図3中に矢印で示すように斜め上方に向けて紫外線を照射し、送風流路10cを通過するHFO冷媒を不燃化させる。
なお、図3においては、紫外線照射装置16を、送風流路10cの上方側に配置される筐体10bと、送風流路10cの下方側に配置される筐体10bとのそれぞれに取り付けるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、送風流路10cの上方側に配置される筐体10bまたは送風流路10cの下方側に配置される筐体10bのいずれか一方にのみ取り付けるようにしてもよい。
図3に示すように、室内機ユニット10は、熱交換器11により熱交換された空気を送風口10aから室内空間S1へ送風する室内ファン14(送風部)を有する。
室内ファン14は、制御部13から伝達される制御信号により制御されることにより、図3中に矢印で示す方向に回転して内部空間S3の空気を送風口10aへ向けて送風する。
次に、室内機ユニット10の制御部13が実行する処理について、図4および図5を用いて説明する。
図4の構成図に示すように、室内機ユニット10の制御部13は、ガスセンサ12、室内ファン14、紫外線照射装置16、およびフラップ15を駆動する駆動モータ17と、内部の信号線を介して接続されている。また、制御部13は、信号線40を介して室外機ユニット20の制御部21と接続されている。
以下の図5に示す各処理は、室内機ユニット10の制御部13が有するCPUがROM等の記憶部に記憶された制御プログラムを読み出して実行する処理である。
以下、図5に示す各処理について説明する。
ステップS501において、制御部13は、ガスセンサ12から出力される信号を監視し、ガスセンサ12が内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩を検知したかどうかを判断する。
制御部13は、ステップS501でYESと判断した場合はステップS502に処理を進め、NOと判断した場合は再びステップS501の処理を実行する。
ステップS502において、制御部13は、内部空間S3へ漏洩したHFO冷媒を不燃化させるために、紫外線照射装置16へ制御信号を送信して紫外線照射装置16による紫外線の照射を開始させる。
ステップS503において、制御部13は、室内ファン14に制御信号を送信して室内ファン14による送風量を減少させる。送風量の減少により、HFO冷媒の内部空間S3での滞留時間が長くなる。そのため、送風量を減少させない場合に比べて、HFO冷媒に対する紫外線の照射時間が長くなり、HFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
なお、図5に示すフローチャーの各処理において、制御部13は、フラップ15が図3に実線で示す位置となるように駆動モータ17を制御する。具体的に、制御部13は、フラップ15が送風口10aを閉鎖しない角度となるように駆動モータ17を制御する。
そのため、内部空間S3に漏洩したHFO冷媒は、内部空間S3から送風流路10cを通過し、送風口10aから室内空間S1へ導かれる。HFO冷媒は、室内空間S1へ流入することとなるが、送風口10aに配置された紫外線照射装置16による紫外線の照射により不燃化される。
ステップS504において、制御部13は、ガスセンサ12から出力される信号を監視し、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知したかどうかを判断する。
制御部13は、ステップS504でNOと判断した場合はステップS505に処理を進め、YESと判断した場合は再びステップS504の処理を実行する。
ステップS505において、制御部13は、内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩がガスセンサ12により検知されなくなったことから、紫外線照射装置16へ制御信号を送信して紫外線照射装置16による紫外線の照射を停止させる。
このように、紫外線照射装置16による紫外線の照射は、ガスセンサ12がHFO冷媒の内部空間S3への漏洩を検知している場合にのみ行われる。そのため、紫外線を常時照射する場合に比べ、紫外線の照射に要する消費電力を低減することができる。
ステップS506において、制御部13は、内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩がガスセンサ12により検知されなくなったことから、室内ファン14に制御信号を送信して室内ファン14による送風量を増加させる。
以上のように室内機ユニット10の制御部13は、ガスセンサ12がHFO冷媒の内部空間S3への漏洩を検知した場合に、HFO冷媒に紫外線を照射して不燃化させることができる。
以上説明した本実施形態の空気調和装置100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の空気調和装置100の室内機ユニット10によれば、HFO冷媒が熱交換器11から内部空間S3へ漏洩した場合、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知し、制御部13が紫外線照射装置16による紫外線の照射を開始させるよう制御する。HFO冷媒の漏洩に応じて内部空間S3で紫外線の照射を開始することにより、内部空間S3に漏洩したHFO冷媒を迅速に不燃化させることができる。
また、HFO冷媒の漏洩が検知されない場合には紫外線が照射されないため、紫外線を常時照射する場合に比べて消費電力を低減することができる。
本実施形態の室内機ユニット10において、制御部13は、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、室内ファン14の送風量を減少させるよう制御する。
このようにすることで、HFO冷媒の内部空間S3での滞留時間を長くし、室内空間S1へ送風されるHFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
本実施形態の室内機ユニット10において、紫外線照射装置16は、送風口10aに配置され、送風口10aから室内空間S1へ送風されるHFO冷媒を照射するものである。
このようにすることで、送風口10aから室内空間S1へ送風されるHFO冷媒に紫外線を確実に照射し、HFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとする。
第1実施形態の室内機ユニット10は、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、送風口10aを閉鎖しない状態とし、送風口10aに配置される紫外線照射装置16により送風口10aから室内空間S1へ送風されるHFO冷媒を不燃化させるものであった。
それに対して本実施形態の室内機ユニット10’は、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、送風口10aを閉鎖した状態とし、内部空間S3でHFO冷媒を不燃化させるものである。
図6は、図2でA−A矢印で示す位置における室内機ユニット10’の縦断面図である。
第1実施形態においては、送風流路10cの上方側と下方側のそれぞれに紫外線照射装置16を配置するものであった。それに対して本実施形態の紫外線照射装置16は、熱交換器11に取り付けられている。
図6に示す複数の紫外線照射装置16のそれぞれは、第1実施形態の図1に示す紫外線照射装置16と同様に、水平方向に延びる形状となっており室内機ユニット10’の内部空間S3に配置されている。
図6に示すように、熱交換器11は、室内空間S1から吸入された空気が流入する第1面11dと、HFO冷媒と熱交換した空気が流出する第2面11eとを有する。
各熱交換器11の第2面11eには、それぞれ4つの紫外線照射装置16が取り付けられ、図6中に矢印で示す方向に紫外線を照射するようになっている。
図6中に矢印で示す方向は、熱交換器11の第2面11eから流出するHFO冷媒を照射する方向となっている。
なお、図6は、各熱交換器11の第2面11eに、それぞれ4つの紫外線照射装置16を取り付けるものであるが、他の態様であってもよい。
例えば、図6に示す3つの熱交換器11のいずれか1つにのみ4つの紫外線照射装置16を取り付けるようにしてもよい。また例えば、3つの熱交換器11のいずれか2つにそれぞれ4つの紫外線照射装置16を取り付けるようにしてもよい。また、例えば、各熱交換器11の第2面11eに取り付ける紫外線照射装置16の個数を1以上の任意の数にしてもよい。
なお、熱交換器11の第2面11eに紫外線照射装置16を取り付けると、紫外線照射装置16が熱交換器11における空気の流通を妨げる障害物となり得る。そのため、紫外線照射装置16を取り付ける位置や個数は、熱交換器11の熱交換性能を考慮した適切な位置および個数とするのが望ましい。
図6においては、熱交換器11の第2面11eにおいて、冷媒配管11bが配置される位置と対応する位置(空気の流通方向の下流側の位置)としている。このようにすることで、冷媒配管11bが配置される位置と対応しない位置に紫外線照射装置16を取り付ける場合に比べ、熱交換器11により熱交換された空気の流通性を高めることができる。
また、図6においては、熱交換器11の第2面11eに紫外線照射装置16を取り付けるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、図7の変形例の室内機ユニット10”のように、内部空間S3の上方に配置される熱交換器11が取り付けられる支持部材10dの下面に紫外線照射装置16を取り付けるようにしてもよい。
次に、本実施形態の室内機ユニット10’の制御部13が実行する処理について、図8を用いて説明する。
ステップS801において、制御部13は、ガスセンサ12から出力される信号を監視し、ガスセンサ12が内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩を検知したかどうかを判断する。
制御部13は、ステップS801でYESと判断した場合はステップS802に処理を進め、NOと判断した場合は再びステップS801の処理を実行する。
ステップS802において、制御部13は、内部空間S3へ漏洩したHFO冷媒を不燃化させるために、紫外線照射装置16へ制御信号を送信して紫外線照射装置16による紫外線の照射を開始させる。
ステップS803において、制御部13は、駆動モータ17に制御信号を送信し、送風口10aを閉鎖する位置(図6,図7に実線で示す位置)となるようにフラップ15の向きを駆動モータ17で制御する。
送風口10aが閉鎖されることにより、室内ファン14によりHFO冷媒が送風されて送風口10aから室内空間S1へ導かれることが抑制される。そのため、可燃性を有するHFO冷媒が不燃化されないまま室内空間S1へ導かれることが抑制される。
送風口10aが閉鎖された状態で室内ファン14によりHFO冷媒を送風することにより、HFO冷媒は内部空間S3で循環する。そして、図6,図7に示すように、熱交換器11の第2面11eから室内ファン14に向けて紫外線を照射することにより、内部空間S3で循環するHFO冷媒が不燃化される。
ステップS804において、制御部13は、ガスセンサ12から出力される信号を監視し、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知したかどうかを判断する。
制御部13は、ステップS804でNOと判断した場合はステップS805に処理を進め、YESと判断した場合は再びステップS804の処理を実行する。
ステップS805において、制御部13は、内部空間S3へのHFO冷媒の漏洩がガスセンサ12により検知されなくなったことから、紫外線照射装置16へ制御信号を送信して紫外線照射装置16による紫外線の照射を停止させる。
このように、紫外線照射装置16による紫外線の照射は、ガスセンサ12がHFO冷媒の内部空間S3への漏洩を検知している場合にのみ行われる。そのため、紫外線を常時照射する場合に比べ、紫外線の照射に要する消費電力を低減することができる。
また、ステップS806において、制御部13は、駆動モータ17に制御信号を送信し、送風口10aを開口する位置(図6,図7に破線で示す位置)となるようにフラップ15の向きを駆動モータ17で制御する。
以上のように室内機ユニット10の制御部13は、ガスセンサ12がHFO冷媒の内部空間S3への漏洩を検知した場合に、HFO冷媒に紫外線を照射して不燃化させることができる。
以上説明したように、本実施形態の室内機ユニット10は、送風口10aから送風される空気の向きを調節するフラップ15を備え、制御部13は、ガスセンサ12がHFO冷媒の漏洩を検知した場合に、送風口10aを閉鎖するようにフラップ15の向きを制御する。
このようにすることで、可燃性を有するHFO冷媒が室内機ユニット10の内部空間S3へ漏洩した場合に、送風口10aを介して内部空間S3から室内空間S1へHFO冷媒が漏洩することを防止することができる。
また、図6に示すように、本実施形態の熱交換器11は、室内空間S1から吸入された空気が流入する第1面11dと、HFO冷媒と熱交換した空気が流出する第2面11eとを有し、紫外線照射装置16は、熱交換器11の第2面11eに配置され、第2面11eから流出するHFO冷媒を照射する。
このようにすることで、熱交換器11で熱交換された空気に混合したHFO冷媒に紫外線を確実に照射し、HFO冷媒をより確実に不燃化させることができる。
〔他の実施形態〕
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
例えば、以上説明した室内機ユニットは、壁面に設置されるものであったが、天井埋込型や天井吊り下げ型を採用してもよい。
10,10’,10” 室内機ユニット
10a 送風口
10b 筐体
10c 送風流路
11 熱交換器
11a プレート
11b 冷媒配管
11c ベンド部
11d 第1面
11e 第2面
12 ガスセンサ(検知部)
13 制御部
14 室内ファン(送風部)
15 フラップ(風向調節部材)
16 紫外線照射装置(紫外線照射部)
17 駆動モータ
20 室外機ユニット
21 制御部
30 冷媒配管
40 信号線
100 空気調和装置
S1 室内空間
S2 室外空間
S3 内部空間
W 壁面

Claims (7)

  1. HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器と、
    前記熱交換器が配置される内部空間への前記HFO冷媒の漏洩を検知する検知部と、
    前記熱交換器により熱交換された空気を送風口から室内空間へ送風する送風部と、
    前記内部空間で紫外線を照射する紫外線照射部と、
    前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する制御部と、を備える室内機ユニット。
  2. 前記制御部は、前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記送風部の送風量を減少させるよう制御する請求項1に記載の室内機ユニット。
  3. 前記紫外線照射部は、前記送風口に配置され、前記送風口から前記室内空間へ送風される前記HFO冷媒を照射する請求項1または請求項2に記載の室内機ユニット。
  4. 前記送風口から送風される前記空気の向きを調節する風向調節部材を備え、
    前記制御部は、前記検知部が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記送風口を閉鎖するように該風向調節部材の向きを制御する請求項1に記載の室内機ユニット。
  5. 前記熱交換器は、前記室内空間から吸入された空気が流入する第1面と、前記HFO冷媒と熱交換した空気が流出する第2面とを有し、
    前記紫外線照射部は、前記熱交換器の前記第2面に配置され、前記第2面から流出する前記HFO冷媒を照射する請求項1または請求項4に記載の室内機ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の室内機ユニットと、
    前記室内機ユニットとともに前記HFO冷媒が循環する冷媒回路を形成する室外機ユニットと、を備える空気調和装置。
  7. HFO冷媒により熱交換を行う熱交換器と、該熱交換器が配置される内部空間で紫外線を照射する紫外線照射部とを備える室内機ユニットの制御方法であって、
    前記内部空間への前記HFO冷媒の漏洩を検知する検知工程と、
    前記検知工程が前記HFO冷媒の漏洩を検知した場合に、前記紫外線照射部による紫外線の照射を開始させるよう制御する制御工程と、を有する室内機ユニットの制御方法。
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