JP2015175531A - 冷凍装置ユニット - Google Patents

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弘毅 安藤
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Abstract

【課題】冷凍装置ユニットにおいて、コストの上昇を抑えながら漏洩冷媒の検知精度を向上させる。
【解決手段】配管継ぎ部51,52は、室外熱交換器33の伝熱管33aと連絡U字管33c又は伝熱管33aと連絡配管12dとに接続され、これらを結合する。樹脂製カバー80は、配管継ぎ部51,52を内包する隔離空間S3を形成するために隔離空間S3と当該隔離空間S3の周囲の機械室S2の他の空間との間に実質的に境をつくる。冷媒センサ48は、配管継ぎ部51,52から隔離空間S3に流れ出した冷媒を検知する。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷凍装置ユニット、特に、冷媒の熱交換を行なう熱交換器を備える冷凍装置ユニットに関する。
近年、オゾン層保護からHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒などの代替フロンへの転換が進められているが、さらに地球温暖化現象に対応するためにGWP(地球温暖化係数)値の低い代替フロンへの転換の必要性が認識されている。しかし、代替フロンとして冷凍装置に使用される低GWP値の冷媒の中には、可燃性(微燃性を含む)のものがある。このような冷媒の多くは空気よりも比重が大きいので、特許文献1(特開2002−98346号公報)に記載されているように、冷凍装置ユニット内の冷媒の漏洩を検知するために機械室の下部にセンサを設ける技術がある。
可燃性冷媒の場合には、冷媒漏洩の検知精度が安全性の向上につながるため、センサによる検知精度は高ければ高いほど好ましい。しかし、高い検知精度を持つセンサが高価であることからセンサ自身の精度の向上によって漏洩冷媒の検知精度を高めようとすると、冷凍装置ユニットが高価なものになる。
本発明の課題は、冷凍装置ユニットにおいて、コストの上昇を抑えながら漏洩冷媒の検知精度を向上させることである。
本発明の第1観点に係る冷凍装置ユニットは、伝熱管を有し、伝熱管の中を流れる冷媒と熱交換を行なう熱交換器と、熱交換器の伝熱管に接続される配管継ぎ部と、配管継ぎ部を内包する隔離空間を形成するために隔離空間と当該隔離空間の周囲の空間との間に境をつくる隔離部材と、配管継ぎ部から隔離空間に流れ出した冷媒を検知するセンサとを備える。
第1観点の冷凍装置ユニットによれば、配管継ぎ部を内部に含む隔離空間が周囲の空間から隔離部材によって仕切られて、周囲の空間と隔離空間との間の気流の通過が抑制されているので、漏れ出した冷媒が周囲空間に拡散して漏洩冷媒の濃度が低下するのを抑制することができ、隔離空間に漏れ出した冷媒の濃度を高められる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置ユニットは、第1観点の冷凍装置ユニットにおいて、隔離部材は、隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために隔離空間の前後左右の4面のうちの少なくとも1つ以上の面を実質的に囲う板状部材を含む、ものである。
第2観点の冷凍装置ユニットによれば、隔離空間の前後左右のうちの1面以上を板状部材で囲うことによって隔離空間の前後左右に周囲の空間との境がつくれるので、上下に長い熱交換器に沿って存在する隔離空間の1面以上が板状部材で覆われることになり、隔離空間の前後左右への気流の通過を板状部材を使って抑制でき、簡単な構造の隔離部材でセンサによる冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置ユニットは、第2観点の冷凍装置ユニットにおいて、熱交換器に接続されている外側板を有する筐体をさらに備え、板状部材は、隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために外側板に連接され、隔離空間の前後左右の4面のうちの少なくとも2つの面を外側板と連携して実質的に囲う、ものである。
第3観点の冷凍装置ユニットによれば、隔離空間の形成にあたって筐体の外側板が隔離部材として兼用されるため、板状部材が囲う面積を減らして板状部材を小さくすることができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置ユニットは、第2観点又は第3観点の冷凍装置ユニットにおいて、隔離部材は、隔離空間の前後左右と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために熱交換器の側部に嵌め込まれ、少なくとも隔離空間の前後左右の4面のうちの2つ以上の面を実質的に囲う樹脂製カバーを含む、ものである。
第4観点の冷凍装置ユニットによれば、熱交換器の側部に樹脂製カバーを嵌め込むことで、隔離空間の前後左右の4面のうちの2面以上が囲われた隔離空間を簡単に形成でき、例えば冷凍装置ユニットの構造が従来のままでも簡単にセンサによる冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置ユニットは、第1観点から第4観点のいずれかの冷凍装置ユニットにおいて、熱交換器は、伝熱管を支持する管板をさらに有し、隔離部材は、隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために管板に連接され、管板に囲われている面を除く隔離空間の前後左右の4面のうちの1つ以上の面を実質的に囲う、ものである。
第5観点の冷凍装置ユニットによれば、隔離空間の前後左右の4面のうちの一つの面を管板で囲えて隔離部材の囲う面積を減らすことができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置ユニットは、第1観点から第5観点のいずれかの冷凍装置ユニットにおいて、隔離部材は、熱交換器と実質的に同じ高さで隔離空間の上面を囲う、ものである。
第6観点の冷凍装置ユニットによれば、隔離部材が隔離空間の上面も囲うことで上下方向に流れる気流を抑制できるので、隔離空間において漏れ出した冷媒の濃度をさらに高められる。
本発明の第7観点に係る冷凍装置ユニットは、第1観点から第6観点のいずれかの冷凍装置ユニットにおいて、熱交換器は、伝熱管によって空気よりも比重の大きな冷媒の熱交換を行ない、隔離部材は、下部にセンサ用開口が形成され、センサは、隔離部材のセンサ用開口の近傍に配置されている、ものである。
第7観点の冷凍装置ユニットによれば、冷媒の比重が空気よりも重いことから隔離部材で囲われた隔離空間の下部から濃度が濃くなるので、冷媒漏洩を検知するまでの時間を短くすることができる。
本発明の第1観点に係る冷凍装置ユニットでは、隔離空間における漏洩冷媒の濃度が高くなることによってセンサ自身の感度を上げなくても漏洩冷媒の検知精度が高くなり、センサ自身の感度を上げないことによりコストの上昇を抑えられる。
本発明の第2観点に係る冷凍装置ユニットでは、簡単な構造の板状部材を使って隔離部材を形成するコストを抑制することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置ユニットでは、隔離部材に要するコストを削減することによりさらに安価に冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
本発明の第4観点に係る冷凍装置ユニットでは、樹脂製カバーを嵌め込めればよいことから冷凍装置ユニットの構造を特別なものとしなくてもよく、隔離部材に対応させるための冷凍装置ユニット構造の変更を少なくすることで冷媒漏洩の検知精度を向上させるためのコストを抑えることができる。
本発明の第5観点に係る冷凍装置ユニットでは、隔離部材に要するコストを削減することにより安価に冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
本発明の第6観点に係る冷凍装置ユニットでは、漏洩冷媒の濃度を高め易くなり、センサによる冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
本発明の第7観点に係る冷凍装置ユニットでは、冷媒の漏洩を素早く検知することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成を説明するための斜視図。 空気調和装置の構成を説明するための回路図。 空気調和装置の制御系統を説明するためのブロック図。 室外熱交換器の右側端部の周辺部分を模式的に示している部分拡大図。 第1実施形態に係る室外機の右側端部の周辺部分を示す部分拡大斜視図。 図5の室外機の右側端部の周辺部分を示す部分拡大正面図 第2実施形態に係る室外機の右側端部の周辺部分を示す部分拡大斜視図。 変形例に係る室外機の右側端部の周辺部分を示す部分拡大斜視図。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る冷凍装置ユニットを用いた空気調和装置について図を用いて説明する。図1乃至図3に示されている空気調和装置10の室外機30が第1実施形態に係る冷凍装置ユニットである。図1に示されているように、本発明の第1実施形態に係る空気調和装置10は、室内の天井などに取り付けられる室内機20と、室外に設置される室外機30とを備えている。図1に示されているように室外機30は略直方体状のケーシング70を有しており、この明細書における説明では、室外機30についての上下方向、前後方向及び左右方向が図1中に矢印で示されている方向であるものとする。例えば、室外機30の左及び右は、送風機室側前板75側から室外機30を見た場合を基準とする。
(1)全体構成
図2は、空気調和装置の構成の概要を示す回路図である。図2において、各装置を繋ぐ実線は冷媒配管を表しており、各装置を繋ぐ破線は信号伝送線路を表している。室外機30は、室内に設置される室内機20に冷媒配管によって接続されて、室内機20とともに空気調和装置10の冷媒回路を構成する。そのために、冷媒配管、通信線及び伝送線路などが通る連絡配管12によって室内機20と室外機30とが連絡されている。図2に示されている環状の冷媒回路には、室内機20の室内熱交換器21、並びに室外機30の圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器33、電動弁34及びアキュムレータ35などが直列に接続されている。室外機30は、送風機室S1と機械室S2に分割されており、室外熱交換器33とプロペラファン37が送風機室S1に配置され、圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器33、電動弁34及びアキュムレータ35などが機械室S2に配置されている。冷房運転時と暖房運転時とで冷媒回路内を流れる冷媒の流れの向きを切り換えるために、圧縮機31の吐出側には四路切換弁32が接続されている。四路切換弁32は、冷房時には実線で示されている経路に切り換えられ、一方暖房時に四路切換弁32は、破線で示されている経路に切り換えられる。
冷房時には、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒が四路切換弁32を介して室外熱交換器33に送られる。冷房時に、室外熱交換器33は凝縮器として機能し、冷媒の凝縮により外気との熱交換が行われて熱を奪われた冷媒は、室外熱交換器33から電動弁34に送られる。電動弁34は膨張弁として機能し、高圧液状の冷媒が低圧の湿り蒸気の状態に変化する。このように電動弁34で膨張した冷媒は、冷媒連絡配管12aを通って室内熱交換器21に入る。冷房時には室内熱交換器21は蒸発器として機能し、冷媒の蒸発により室内空気と冷媒との間で熱交換が行われ、熱を奪って温度が上昇した冷媒は、冷媒連絡配管12bと四路切換弁32を通って、圧縮機31の吸入側に接続されているアキュムレータ35に送られる。
暖房時には、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒が四路切換弁32から冷媒連絡配管12bを経由して凝縮器として機能する室内熱交換器21に送られる。そして、冷房時とは逆の経路をたどって、蒸発器として機能する室外熱交換器33を出た冷媒はアキュムレータ35を経由して圧縮機31に送られる。つまり、暖房時には、圧縮機31から、四路切換弁32、冷媒連絡配管12b、室内熱交換器21、冷媒連絡配管12a、電動弁34、室外熱交換器33、四路切換弁32及びアキュムレータ35を順に経て圧縮機31に戻る経路を冷媒が循環する。
室内機20及び室外機30には、それぞれ、室内熱交換器21及び室外熱交換器33における熱交換を促すために、室内熱交換器21に室内空気を送る室内ファン22及び、室外熱交換器33に外気を送るプロペラファン37が設けられている。これら室内ファン22及びプロペラファン37は、羽根車やプロペラなどを回転させる室外ファンモータ37mを有している。
(2)制御系統
図3は、制御系統の構成の概略を示すブロック図である。空気調和装置10における空気調和の動作を正しく効率よく行わせるために、空気調和装置10は、図3に示されている制御装置60によって制御される。制御装置60は、室内制御装置61及び室外制御装置62を含み、室内制御装置61が室内機20の中に組み込まれ、室外制御装置62が室外機30の中に組み込まれている。室内制御装置61と室外制御装置62とは、通信線12cを介して互いに接続されて互いにデータの送受信を行っている。室内制御装置61及び室外制御装置62は、CPU(中央演算処理装置)やメモリや周辺回路などを含んで構成されている。室内機20には、室内熱交換器21及び室内空気の温度を測定するための各種の温度センサ24〜26が設けられている。これらの温度センサ24〜26で測定された温度値は、室内制御装置61に送信される。室内制御装置61室外制御装置62は、温度センサ24〜26で検知される温度値などに基づいて、室内ファンモータ22m及び風向調節機構27などを制御することにより、空気調和装置10の室内機20内の冷媒回路の操作を行なっている。また、室外機30にも、室外機30の各部の温度を測定するため、温度センサ41〜45などが設けられている。また、室外機30には、冷媒の圧力を測定するために圧力センサ46、47などが設けられている。さらに、室外機30には、室外熱交換器33の伝熱管33a(図4参照)から漏洩する冷媒を検知するための冷媒センサ48が設けられている。これらの各センサ41〜48で測定された温度値、圧力値及び冷媒の漏洩の有無に関する情報は、室外制御装置62に送信される。室外制御装置62は、各センサ41〜48で検知された温度値、圧力値及び冷媒の漏洩の有無に基づいて、圧縮機31の圧縮機モータ部38、四路切換弁32、電動弁34及び室外ファンモータ37mを制御することにより、空気調和装置10の室外機30内の冷媒回路の操作を行なっている。
(3)詳細構成
(3−1)室外機
次に、空気調和装置10を構成する室外機30の構造、特に室外熱交換器33の周辺の構造について説明する。図1に示されているようにユニットケーシング70は略直方体形状の筐体であるが、ユニットケーシング70は、図1に示されている天板71と機械室側側板74と送風機室側前板75と機械室側前板76と、図5に示されている底板72と、図示されていない送風機室側の側板とを備えている。機械室側側板74は、ユニットケーシング70の右側面部分のうち機械室側前板76と一部重なる部分を持ち、また室外機30の右側面部分から後面の一部にまで延びている。
図4は、室外熱交換器33の右側端部の周辺部分を模式的に示している部分拡大図である。図4においては、室外熱交換器33の構造を説明し易くするために樹脂製カバー80(図5参照)の記載を省いている。室外熱交換器33は、複数の伝熱管33aと、複数の放熱フィン33bと、複数の連絡U字管33cと管板33dなどを備えている。複数の伝熱管33aは、室外熱交換器33の外形に沿って互いに平行に並べて配置されている。複数の放熱フィン33bは、互いに所定の間隔をあけて配置されており、複数の放熱フィン33bを貫いて複数の伝熱管33aが通っている。伝熱管33aは、室外機30のケーシング70の送風機室側の側板の近傍からケーシング70の後側に沿って機械室側側板74の近傍まで延びている。そして、機械室側側板74は、室外機30の後側で室外熱交換器33の管板33dに接続される。室外熱交換器33の右端で冷媒の流れる向きを変えるために、2本の伝熱管33aが連絡U字管33cで接続されている。これら伝熱管33aと連絡U字管33cとの接続箇所に配管継ぎ部51がある。伝熱管33aは上下方向に多数配置されているので、連絡U字管33cも上下方向に複数並べて室外熱交換器33の右端に配置されている。また、冷媒回路の連絡配管12dに接続されている伝熱管33aもあり、この伝熱管33aと連絡配管12dとの接続箇所が配管継ぎ部52である。
図5は、室外機30の右側端部の周辺部分を示す部分拡大斜視図である。図6は、図5に示されている室外機30を正面から見た部分拡大正面図である。図5及び図6では、室外機30の機械室側側板74の記載が省かれ、また圧縮機31、四路切換弁32、アキュムレータ35及び電装品箱(図示せず)などの記載が省かれている。図5において、仕切板78で仕切られた手前側が機械室S2である。機械室S2と送風機室S1とを仕切るために、仕切板78の前端側が機械室側前板76に接続され、仕切板78の後端側が室外熱交換器33の管板33dに接続される。
(3−2)樹脂製カバー
樹脂製カバー80は、前側面81、右側面82、後側面83及び上面84を有している。この樹脂製カバー80と管板33dと底板73とで前後左右上下を囲まれた空間が隔離空間S3である。この樹脂製カバー80を管板33dの右側から管板33dに嵌め込むことにより、配管継ぎ部51,52を内部に含む隔離空間S3が形成される。
樹脂製カバー80には、切欠き部85,86が形成されており、切欠き部85,86は伝熱管33aの内部を流れる冷媒を室外熱交換器33が接続されている冷媒回路に流すために外部への流路などを配置するための出入口の役割を果たす。このような切欠き部85,86があることから隔離空間S3はその周囲の空間から完全に隔離されている訳ではないが、漏洩冷媒の拡散を抑制するという意味において実質的に隔離空間S3が周囲の空間から囲われて隔離空間S3とその周囲の空間との間に実質的な境ができている。例えば切欠き部85の近傍の隔離空間S3の外側には電動弁34が配置され、切欠き部86の近傍の隔離空間S3の外側には分留器33hが配置される。
(3−3)冷媒センサによる検知
冷媒センサ48は、図2及び図3に示されているように、制御装置60に接続されている。空気中に漂う気化した冷媒は、冷媒センサ48で検知され、冷媒センサ48での検知結果が制御装置60に送信される。制御装置60は、冷媒センサ48から冷媒検知の情報を受信すると、冷媒漏洩に対して対応するための制御を行なう。例えば、制御装置60は、空気調和装置10の圧縮機31の運転を停止させたり、室内機20の表示装置(図示せず)を用いて冷媒漏洩を報知したりする。
ここでは、空気調和装置10が使用している冷媒が可燃性冷媒である場合について説明する。可燃性冷媒としては、R32、R152a、R161等のHFC系冷媒や、HFO−1234yf、HFO−1234ze、HFO−1243zf等の炭素の二重結合を持つフッ化炭素系冷媒、及び、これら冷媒の混合物が挙げられる。空気調和装置10が使用している冷媒が可燃性冷媒であれば、安全性を向上するために冷媒センサ48での漏洩冷媒の検知精度の向上や検知時間の短縮は重要である。なお、ここで説明する可燃性冷媒の概念には「微燃性冷媒」と呼ばれるものも含まれるものとする。空気調和装置10で使用される可燃性冷媒は、例えばR32冷媒のように、空気よりも重い冷媒が一般的である。以下説明を理解し易くするために、空気調和装置10が使用している可燃性冷媒がR32冷媒であるものとして説明を行なう。
上述のように、送風機室S1にはプロペラファン37が設けられていて強い気流が発生しているのに対して、機械室S2は送風機室S1から仕切板78などによって隔てられているために生じるとしても弱い気流の流れである。しかし、圧縮機31などが機械室S2に配置されるために、機械室S2が比較的大きな容積を有している。機械室S2の容積が比較的大きいことから、配管継ぎ部51,52などから漏洩したR32冷媒が機械室S2内で拡散すると、冷媒センサ48でのR32冷媒の検知が難しくなる。そこで、上述のように、R32冷媒が漏洩し易い配管継ぎ部51,52の周囲に、機械室S2内の他の空間から隔離された隔離空間S3を樹脂製カバー80によって形成している。そのため、漏洩したR32冷媒が、樹脂製カバー80により隔離空間S3の外側に拡散されるのが抑制されている。
樹脂製カバー80によって隔離空間S3の外側に拡散され難くなったR32冷媒は、冷媒の漏洩が生じている配管継ぎ部51,52などから、主に下方に向かって移動する。その結果、配管継ぎ部51,52などより漏洩が生じてから時間が経過すると、空気中のR32冷媒の濃度は、R32冷媒の比重が空気の比重よりも大きいため、隔離空間S3の下部の方が上部よりも早く上昇する。そこで、冷媒センサ48は、図5及び図6に示されているように、隔離空間S3の下部に取り付けられている。さらに冷媒センサ48の配置位置を詳しく説明すると、冷媒センサ48は樹脂製カバー80の切欠き部86の近傍に取り付けられているということになる。
<第2実施形態>
(4)全体構成
上記第1実施形態では、樹脂製カバー80によって隔離空間S3を形成する場合について説明した。しかし、樹脂製カバー80のように、隔離空間S3の前側面81、右側面82及び後側面83の3面を囲まなくても隔離空間を形成することができる。第2実施形態においては、図7に示されているように、樹脂製カバー80に代えて板状部材90を用いて隔離空間S4を形成している。樹脂製カバー80に代えて板状部材90を用いている点を除いて第2実施形態の室外機30Aは第1実施形態の室外機30と同様の構成を有している。従って、室外機30Aと室内機20とを備えて構成される第2実施形態の空気調和装置10は、図2に示されている第1実施形態の空気調和装置10と同様の構成を有している。また、隔離空間S4において空気中に漂う気化したR32冷媒の拡散が抑制され、冷媒センサ48で検知され、冷媒センサ48での検知結果が制御装置60に送信される点は、第2実施形態の空気調和装置10も第1実施形態の空気調和装置10と同様である。
(5)詳細構成
既に説明したように、第2実施形態の室外機30Aは、樹脂製カバー80に代えて板状部材90を用いている点を除いて第1実施形態の室外機30と同様の構成を有している。従って、説明を分かり易くするために、以下第2実施形態の室外機30Aについて板状部材90を用いて形成される隔離空間S4の形成を中心に説明する。
板状部材90は、前側面91及び上面92を有している。この板状部材90は、板金又は樹脂板を用いて成形される。この板状部材90と管板33dと底板73と機械室側側板74とで前後左右上下を囲まれた空間が隔離空間S4である。第2実施形態の隔離空間S4は、右側面と後側面を機械室側側板74が囲っている点が第1実施形態の隔離空間S3と異なる。この板状部材90を管板33dと機械室側側板74との間に嵌め込むことにより、配管継ぎ部51,52を内部に含む隔離空間S4が形成される。つまり、板状部材90は管板33dにも機械室側側板74にも連接される。板状部材90にも、伝熱管33aの内部を流れる冷媒を室外熱交換器33が接続されている冷媒回路に流すために外部への流路などを配置するための出入口の役割を果たす切欠き部95,96が形成されている。
(6)特徴
(6−1)
以上説明したように、第1実施形態の空気調和装置10(冷凍装置ユニットの例)では、室外熱交換器33(伝熱管33aを有する熱交換器の例)が、伝熱管33aの中を流れるR32冷媒と室外空気との熱交換を行なう。配管継ぎ部51,52は、室外熱交換器33の伝熱管33aと連絡U字管33c又は伝熱管33aと連絡配管12dとに接続され、これらを結合する。樹脂製カバー80(隔離部材の例)は、配管継ぎ部51,52を内包する隔離空間S3を形成するために隔離空間S3と当該隔離空間S3の周囲の機械室S2の他の空間との間に実質的に境をつくる。また、板状部材90(隔離部材の例)は、配管継ぎ部51,52を内包する隔離空間S4を形成するために隔離空間S4と当該隔離空間S4の周囲の機械室S2の他の空間との間に実質的に境をつくる。冷媒センサ48(冷媒を検知するセンサの例)は、配管継ぎ部51,52から隔離空間S3,S4に流れ出した冷媒を検知する。空気調和装置10がこのような構成を有しているため、配管継ぎ部51,52を含む隔離空間S3,S4が周囲の空間から樹脂製カバー80又は板状部材90によって囲まれて、周囲の空間と隔離空間S3,S4との間の気流の通過が抑制されている。従って、もし、配管継ぎ部51,52からR32冷媒が漏れ出しても、R32冷媒が周囲空間、ここでは機械室S2全体に拡散して漏洩したR32冷媒の濃度が低下するのを抑制されて漏れ出したR32冷媒が主に隔離空間S3,S4に留まることで、樹脂製カバー80又は板状部材90を設けていなかった従来に比べて漏洩したR32冷媒の濃度が高く保たれる。その結果、冷媒センサ48自身の感度を上げなくても隔離空間S3,S4に漏洩した比較的濃度の高いR32冷媒を検知することによって漏洩冷媒の検知精度が高くなり、その一方で冷媒センサ48に感度の高いセンサを用いる場合に比べてコストの上昇が抑えられる。
なお、樹脂製カバー80が上面84を有するものについて説明したが、樹脂製カバー80が上面84を有していない場合には、樹脂製カバーの上端を例えばケーシング70の天板71の近傍に配置することで隔離空間の上面を囲うこともできる。また、板状部材90が上面92を有するものについて説明したが、板状部材90が上面92を有していない場合には、板状部材の上端を例えばケーシング70の天板71の近傍に配置することで隔離空間の上面を囲うこともできる。
(6−2)
隔離空間S4の前後左右のうちの1面以上を板状部材90で囲うことによって隔離空間S4の前後左右に周囲の空間との境がつくれるので、上下に長い室外熱交換器33に沿って存在する隔離空間S4の1面以上が板状部材90で覆われることになり、隔離空間S4の前後左右への気流の通過を板状部材90と室外熱交換器33とによって抑制でき、簡単な構造の隔離部材で冷媒センサ48による冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。このような形状の板状部材90は一般に入手が容易であることから、簡単な構造の板状部材90を使うことで隔離部材を形成するコストを抑制することができる。
(6−3)
ケーシング70(筐体の例)では、機械室側側板74(外側板の例)が室外熱交換器33に接続されている。板状部材90は、隔離空間S4と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために機械室側側板74に連接され、隔離空間S4の前後左右の4面のうち前後と右の3つの側面を機械室側側板74と連携して実質的に囲っている。隔離空間S4の形成にあたってケーシング70の機械室側側板74が隔離部材として兼用されるため、板状部材90が囲う面積を減らして板状部材90を小さくすることができ、隔離部材に要するコストを削減することによりさらに安価に冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
なお、第2実施形態では、板状部材90と機械室側側板74とで前後と右の3つの側面を囲む場合について説明したが、例えば、仕切板で隔離空間の前側面を囲い、板状部材で右側面を囲い、そして機械室側側板で後側面を囲うように構成することもでき、この場合には板状部材と機械室側側板とで前後左右の4面のうち右と後の2つの側面が囲まれる。
(6−4)
樹脂製カバー80(樹脂製カバーの例)は、隔離空間S3の前後左右と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために室外熱交換器33の側部に嵌め込まれている。樹脂製カバー80は、隔離空間S3の前後左右の4面のうちの前後及び右側の3つの側面を囲っている。このように、室外熱交換器33の側部に樹脂製カバー80を嵌め込むことで、隔離空間S3の前後及び右の4つの面を囲い、隔離空間S3を簡単に形成できる。そのため、もし樹脂製カバー80以外の空気調和装置10の構造が従来のままであったとしても、従来構造の空気調和装置10に樹脂製カバー80を取り付けるだけで簡単に冷媒センサ48による冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。このように樹脂製カバー80を嵌め込めればよいことから空気調和装置10の樹脂製カバー80以外の構造を特別なものとしなくても隔離空間を形成でき、空気調和装置10の構造変更を少なくすることで冷媒漏洩の検知精度を向上させるためのコストを抑えることができる。
なお、第1実施形態では、隔離空間S3の前後左右の4面のうちの前後及び右側の3つの側面を囲う樹脂製カバー80について説明したが、例えば、前側面と上面と後側面をつなぐ断面逆U字形の樹脂製カバーを用いることもできる。このような断面逆U字形の樹脂製カバーを用いる場合には、例えば機械室側側板によって右側面を囲うことができる。
(6−5)
第1実施形態及び第2実施形態では、室外熱交換器33の管板33dが、隔離空間S3,S4と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために板状部材90及び樹脂製カバー80に連接されている。このように、隔離空間S3,S4の前後左右の4面のうちの一つの面を管板33dで囲えることで隔離部材の囲う面積を減らすことができ、安価に冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
(6−6)
樹脂製カバー80又は板状部材90は、室外熱交換器33と実質的に同じ高さで隔離空間S3,S4の上面を囲う上面84,92を有している。樹脂製カバー80又は板状部材90が隔離空間S3,S4の上面も囲うことで上下方向に流れる気流を抑制できるので、隔離空間S3,S4において漏れ出した冷媒の濃度を、上面を囲わない場合に比べてさらに高め易くなり、冷媒センサ48による冷媒漏洩の検知精度を向上させることができる。
(6−7)
室外熱交換器33は、伝熱管33aによって空気よりも比重の大きなR34冷媒の熱交換を行なう。樹脂製カバー80又は板状部材90は、下部に切欠き部86,96(センサ用開口の例)が形成されている。冷媒センサ48は、切欠き部86,96の近傍に配置されている。その結果、R32冷媒の比重が空気よりも重いことから隔離空間S3,S4の下部から濃度が濃くなるので、R32冷媒を漏洩を検知するまでの時間を短くすることができ、R32冷媒の漏洩を素早く検知することができる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記第1実施形態及び第2実施形態では、冷媒センサ48を隔離空間S3,S4の中の切欠き部86,96の近傍に設ける場合について説明したが、冷媒センサ48は隔離空間S3.S4の外の切欠き部86,96の近傍に設けることもできる。例えば、図8に示されているように、切欠き部86,96の近傍の仕切板78に取り付けることもできる。冷媒センサ48は隔離空間S3.S4の外の切欠き部86,96の近傍に設ける場合、冷媒センサ48の近傍の仕切板78に開口部78aを設けてもよい。送風機室S1が機械室S2に対して負圧になるので、開口部78aを設けることによって機械室S2から送風機室S1に流れる気流を形成することができる。そのため、この開口部78aを設ける箇所は、切欠き部86,96から冷媒センサ48を経由して開口部78aに気流の流れが形成される場所が好ましい。このような場合、さらに、切欠き部86,96から冷媒センサ48を経由して開口部78aにいたる流路を他の樹脂製の部材などで囲うことが好ましい。
(7−2)変形例B
上記各実施形態では、隔離空間S3,S4の中は仕切られていなかったが、例えば室外熱交換器が前後に複数列配置される場合には各列の間に仕切を設けてもよい。このように列ごとに仕切る場合に、最下部の切欠き部を仕切にも設けることで1個の冷媒センサを各列の漏洩冷媒の検出に同時に用いることができる。
また、上記各実施形態では冷媒センサ48が1個の場合について説明したが、冷媒センサを複数用いても良い。例えば、仕切を使って隔離空間を仕切るときに、仕切られた各区画に冷媒センサを配置することもできる。
(7−3)変形例C
上記各実施形態では、漏洩冷媒を検知するために冷媒センサ48を下部に配置する場合について説明したが、冷媒が空気よりも比重の軽い、例えばアンモニアのような冷媒の場合には冷媒センサ48を隔離空間S3,S4の上部に設けてもよい。
10 空気調和装置
20 室内機
30,30A 室外機
33 室外熱交換器(熱交換器)
33a 伝熱管
33d 管板
48 冷媒センサ(センサ)
51,52 配管継ぎ部
70 ケーシング(筐体)
74 機械室側側板(外側板)
80 樹脂製カバー
90 板状部材
86,96 切欠き部(センサ用開口)
特開2002−98346号公報

Claims (7)

  1. 伝熱管(33a)を有し、前記伝熱管の中を流れる冷媒と熱交換を行なう熱交換器(33)と、
    前記熱交換器の前記伝熱管に接続される配管継ぎ部(51、52)と、
    前記配管継ぎ部を内包する隔離空間を形成するために前記隔離空間と当該隔離空間の周囲の空間との間に境をつくる隔離部材(80,90)と、
    前記配管継ぎ部から前記隔離空間に流れ出した冷媒を検知するセンサ(48)と
    を備える、冷凍装置ユニット。
  2. 前記隔離部材は、前記隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために前記隔離空間の前後左右の4面のうちの少なくとも1つ以上の面を実質的に囲う板状部材(90)を含む、
    請求項1に記載の冷凍装置ユニット。
  3. 前記熱交換器に接続されている外側板(74)を有する筐体(70)をさらに備え、
    前記板状部材は、前記隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために前記外側板に連接され、前記隔離空間の前後左右の4面のうちの少なくとも2つの面を前記外側板と連携して実質的に囲う、
    請求項2に記載の冷凍装置ユニット。
  4. 前記隔離部材は、前記隔離空間の前後左右と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために前記熱交換器の側部に嵌め込まれ、少なくとも前記隔離空間の前後左右の4面のうちの2つ以上の面を実質的に囲う樹脂製カバー(80)を含む、
    請求項2又は請求項3に記載の冷凍装置ユニット。
  5. 前記熱交換器は、前記伝熱管を支持する管板(33d)をさらに有し、
    前記隔離部材は、前記隔離空間と周囲の空間との間に実質的な境をつくるために前記管板に連接され、前記管板に囲われている面を除く前記隔離空間の前後左右の4面のうちの1つ以上の面を実質的に囲う、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の冷凍装置ユニット。
  6. 前記隔離部材は、前記熱交換器と実質的に同じ高さで前記隔離空間の上面を囲う、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍装置ユニット。
  7. 前記熱交換器は、前記伝熱管によって空気よりも比重の大きな冷媒の熱交換を行ない、
    前記隔離部材は、下部にセンサ用開口(86,96)が形成され、
    前記センサは、前記隔離部材の前記センサ用開口の近傍に配置されている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の冷凍装置ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020067010A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ダイキン工業株式会社 熱交換ユニット
JPWO2019138529A1 (ja) * 2018-01-12 2020-07-16 三菱電機株式会社 空気調和機
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US11953239B2 (en) 2018-08-29 2024-04-09 Waterfurnace International, Inc. Integrated demand water heating using a capacity modulated heat pump with desuperheater

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