JP6906168B2 - 室内ユニット - Google Patents
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Description
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、配管のレイアウトを制約する密閉空間や、多数のセンサを用いることなく、室内ユニットから漏出した冷媒を検知できるようにすることを目的とするものである。
これによれば、冷媒が漏出する可能性の高い箇所を含む室内ユニットの各部からの冷媒の漏出を、冷媒センサによって感度よく検知できる。冷媒センサは、送風空間と区画された領域に配置されていればよいので、室外ユニットの配管のレイアウトに合わせて容易に配置できる。従って、配管のレイアウトに制約を設けることなく、冷媒センサを配置し、冷媒の漏出を検知できる。
これによれば、冷媒が漏出する可能性の高い箇所を含む室内ユニットの各部からの冷媒の漏出を、冷媒センサによって感度よく検知できる。冷媒センサは、送風空間と区画された領域に配置されていればよいので、室外ユニットの配管のレイアウトに合わせて容易に配置できる。従って、配管のレイアウトに制約を設けることなく、冷媒センサを配置し、冷媒の漏出を検知できる。
これによれば、冷媒センサにより、前記配管接続部から漏洩する冷媒、および、前記配管引出部から漏洩する冷媒を感度良く検知できる。
これによれば、仕切壁により、送風気流により拡散されにくい状態で感度良く検知できる。
これによれば、冷媒センサにより、前記配管接続部から漏洩する冷媒、および、前記配管引出部から第1開口を介して漏洩する冷媒を感度良く検知できる。
これによれば、配管接続部から冷媒受けに滞留した冷媒、および、第1開口から漏洩する冷媒を、冷媒センサにより感度よく検知できる。特に、空気より比重の大きい冷媒を、冷媒センサによって速やかに検知できる。
これによれば、配管接続部から冷媒受けに滞留し第2開口から送られる漏洩冷媒、および、第1開口を通る連通管から送られる漏洩冷媒を、冷媒センサにより感度よく検知できる。
図1は、第1実施形態に係る室内ユニット1の平面図である。図2は、室内ユニット1の要部拡大図であり、図1と同様の面を示す平面図である。また、図3は、図2のA−A線における断面図である。
図1および図2の紙面は室内ユニット1の設置状態における水平面とほぼ平行であり、鉛直方向に対しほぼ垂直である。図1、図2、および図3の各図と、以下の第1実施形態の説明では、室内ユニット1の前方を符号FRで示し、後方を符号REで示し、右を符号Rで、左を符号Lで示す。また、図3においては上方を符号UPで示し、下方を符号DNで示す。これらの各方向は室内ユニット1の設置状態を基準とする。
第1実施形態において、左側壁114は、本発明の壁の一例に対応する。
送風ファン135が動作すると、吸気空間122から送風ファン135が吸気を行うことで、吸気フィルタ137を通じて吸気空間122に外気が流入する。この外気が送風ファン135により、仕切壁121に形成された開口を通じて送風空間123に送られる。すなわち、吸気空間122は送風ファン135の一次側の空間であり、送風空間123は二次側の空間である。
図2に示すように、平面視において配管接続部144、145に重なる位置に、冷媒受け152が配置される。冷媒受け152は、上方が開口した略箱形の容器であり、図には矩形断面を有する構造として示すが、円盤状であってもよい。
本実施の形態では、冷媒センサ154は、配管領域124内の連通管156付近に設けられていてもよい。この場合、配管接続部144、145から漏出した冷媒は、冷媒受け152から連通管156を通じて配管領域124内に侵入するので、配管領域124内で漏洩した冷媒も、筐体外の配管接続部144、145から漏出した冷媒も、冷媒センサ154によって検知することができる。
これによれば、空気より比重の大きい冷媒が筐体110の内部で漏出した場合に、この冷媒が連通管156の開口を通じて、冷媒受け152に滞留する。このため、冷媒センサ154によって速やかに漏出冷媒を検知できる。
これによれば、冷媒が漏出しやすい配管接続部144、145における漏出冷媒を、速やかに、感度よく検知できる。特に、配管接続部144、145から、空気より比重が大きい冷媒が漏出した場合には、冷媒が冷媒受け152に滞留する。冷媒受け152に滞留した冷媒を、冷媒センサ154で検出することで、速やかに、高感度で漏出冷媒を検知できる。
図4および図5の紙面は室内ユニット2の設置状態における水平面とほぼ平行であり、鉛直方向に対しほぼ垂直である。図4、図5、図6および図7の各図と、以下の第2実施形態の説明では、室内ユニット2の前方を符号FRで示し、後方を符号REで示し、右を符号Rで、左を符号Lで示す。また、図6および図7においては上方を符号UPで示し、下方を符号DNで示す。これらの各方向は室内ユニット2の設置状態を基準とする。
第2実施形態において、仕切壁221は、本発明の壁の一例に対応する。
ケース253において、開口253aは上部に位置する。このため、空気より比重が大きい冷媒が冷媒受け252に滞留した場合、この冷媒は冷媒受け252から速やかにケース253に流入する。冷媒センサ254は、ケース253の底部に配置される。図7に示す例では、冷媒センサ254は、ケース253の底面に固定される回路基板254aと、回路基板254aに実装されるセンサ本体254bとで構成される。この構成では、センサ本体254bの周囲において冷媒が高濃度となるため、配管接続部244、245から漏出した冷媒を冷媒センサ254によって速やかに検知できる。
連通管256の管径、および連通管256の両端の開口は、冷媒を流通可能であればよく、微細であってもよい。例えば、連通管256の管径および開口の最大径は、冷媒受け252の深さに比べて1/2以下であることが好ましく、1/5以下としてもよい。
これによれば、漏出した冷媒を冷媒受け252に滞留させることにより、冷媒センサ254によって感度良く漏出冷媒を検知できる。
これによれば、冷媒受け252に滞留した冷媒を、冷媒センサ254により感度よく検知できる。特に、空気より比重の大きい冷媒を、冷媒センサ254によって速やかに検知できる。
これによれば、熱交換器241から冷媒配管242、243が引き出される配管引出部241aにおける漏出冷媒が、仕切壁221を貫通する連通管256の開口を通じて、冷媒センサ254の位置に流入しやすい。このため、冷媒センサ254によって配管引出部241aで漏出した冷媒を、感度良く検知できる。
これによれば、配管接続部244、245で漏出した冷媒、および、仕切壁221の開口を通じて吸気空間に流入する冷媒を、送風ファン235、235の気流により速やかに拡散させることができる。
例えば、上記実施形態で説明した室内ユニット1はダクト式空気調和装置の室内ユニットであり、室内ユニット2は天井吊り下げ式空気調和装置の室内ユニットであるが、本発明はこれに限定されない。本発明は、天井埋込型カセット式の空気調和装置の室内ユニット等の各種の室内ユニットに適用可能である。また、例えば、冷媒センサ154、254の具体的構成は任意であり、検知対象の冷媒の種類に応じて適宜に選択されればよい。また、室内ユニット1、2が有する熱交換器141、241の形状や数を含む細部構成も適宜に変更可能である。
110 筐体
111 前面壁
111a 送風口
112 背面壁
113 右側壁
114 左側壁
115 底面パネル
115a 吸気口
121 仕切壁
122 吸気空間
123 送風空間
124 配管領域
125、126 仕切壁
131 ファンモータ
133 駆動軸
135 送風ファン
137 吸気フィルタ
141 熱交換器
141a 配管引出部
142、143 冷媒配管
144、145 配管接続部
147 配管取出部
151 検知領域
152 冷媒受け
153 ケース
153a 第2開口
153b 第1開口
154 冷媒センサ
156 連通管
210 筐体
211 前面壁
212 背面壁
213 右側壁
214 左側壁
215 底面パネル
215a 吸気口
216 排気口
221 仕切壁
222 吸気空間
223 送風空間
224 配管領域
231 ファンモータ
233 駆動軸
235 送風ファン
237 吸気フィルタ
241 熱交換器
241a 配管引出部
242、243 冷媒配管
244、245 配管接続部
247 配管取出部
251 検知領域
253 ケース
253a 開口
254 冷媒センサ
254a 回路基板
254b センサ本体
256 連通管
301、302、305、306 ユニット間配管
Claims (4)
- 少なくとも熱交換器と送風ファンとを内部に収容する筐体と、
この筐体の内部に設けられ前記熱交換器から引き出された冷媒管と冷媒配管とを接続する配管引出部と、
前記筐体の外部に引き出された前記冷媒配管と室外ユニットに繋がるユニット間配管とを接続する配管接続部と、を備える室内ユニットにおいて、
前記筐体に前記配管接続部よりも下方に連通する第1開口を有し、
前記第1開口の近傍位置に冷媒センサを備え、
前記冷媒センサは、前記配管接続部から漏洩する冷媒、および、前記配管引出部から漏洩する冷媒を検知し、
前記筐体の内部に、前記送風ファンの一次側の空間である吸気空間および前記送風ファンの二次側の空間である送風空間を流れる気流から前記配管引出部を配する配管領域を分離する仕切壁を設ける、
ことを特徴とする室内ユニット。 - 前記第1開口は、前記配管領域を形成する前記筐体に設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の室内ユニット。 - 平面視において前記配管接続部と重なる位置に前記冷媒センサを載置する冷媒受けを設け、
前記第1開口を、上下方向において前記配管接続部と前記冷媒受けの間に有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の室内ユニット。 - 前記冷媒受けに前記冷媒センサを収容するケースを設け、
前記ケースは、前記第1開口を通り前記配管引出部に開口する連通管と、
前記冷媒受けの底部と前記ケースの内部を連通する第2開口とを有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の室内ユニット。
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JP2021096311A JP2021127987A (ja) | 2020-01-07 | 2021-06-09 | 室内ユニット |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019028859A JP6653455B1 (ja) | 2019-02-20 | 2019-02-20 | 室内ユニット |
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Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019028859A Division JP6653455B1 (ja) | 2019-02-20 | 2019-02-20 | 室内ユニット |
Related Child Applications (1)
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JP2021096311A Division JP2021127987A (ja) | 2020-01-07 | 2021-06-09 | 室内ユニット |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2020
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