JP2000088330A - ダクトフランジ部の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材 - Google Patents

ダクトフランジ部の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材

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JP2000088330A
JP2000088330A JP10283365A JP28336598A JP2000088330A JP 2000088330 A JP2000088330 A JP 2000088330A JP 10283365 A JP10283365 A JP 10283365A JP 28336598 A JP28336598 A JP 28336598A JP 2000088330 A JP2000088330 A JP 2000088330A
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JP
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heat insulating
insulating material
duct
flange
duct flange
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JP10283365A
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English (en)
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Takuya Jinnai
琢也 陣内
Hisanobu Hori
寿信 堀
Kenji Kawabe
賢二 川辺
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さの高いフランジや形鋼を備えるダクトで
あっても、或いは、厚みの薄い広巾断熱材を用いる場合
であっても、隙間による断熱性の低下もなく、また、水
分の進入を防止でき結露の心配もないダクトフランジ部
の断熱施工方法の提供。 【解決手段】 無機質繊維板の片面に表被材を設けた広
巾断熱材をダクトフランジに当接させ、また、必要な場
合には形鋼にも当接させてダクトに被覆するとともに、
無機質繊維板の片面に表被材を設けると共に他方の面に
ダクトフランジを収納できるように、また、必要な場合
には形鋼を収納できるようにスリット部を設けた小巾断
熱材を該スリット部にダクトフランジを押し込みなが
ら、また、必要な場合には該スリット部に形鋼を押し込
みながらダクトに被覆するダクトフランジ部の断熱施工
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクトフランジ部
の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダクトフランジ部の断熱
施工方法としては、図3に示す通り、通常使用される保
温板aと帯状保温板bを用いて、先ず、ダクトcのフラ
ンジdに突き合うように保温板a、aをダクトcに巻き
付け、次に、フランジdの外周上に沿わせて帯状保温板
bを重ね巻きして断熱施工している。また、形鋼補強ダ
クトのダクトフランジ部の断熱施工方法の場合は、図4
に示す通り、先ず、形鋼の存在しないダクトc、cのフ
ランジd、dに突き合うように保温板a、aをダクト
c、cに巻き付け、次に、フランジdと横方向の形鋼d
2と縦方向の形鋼d3に突き合うように小巾保温板eを
巻き付け、最後に、フランジd、dと縦方向の形鋼d3
の外周上に沿わせて帯状保温板bを重ね巻きして断熱施
工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、フランジや形鋼の高さが高い場合や保温板
の厚みが薄い場合には小巾保温板eでその上面を被覆し
ようとしても、図5に示すように、フランジdや形鋼d
3による出っ張りによって、小巾保温板eを旨く被覆で
きず、隙間が生じて断熱性能を低下させたり、或いは、
水分が進入して結露が生じたりするという不都合があっ
た。そこで本発明は、ダクトフランジ部の断熱施工とし
て上記課題を改善することを目的とする。また本発明
は、上記課題を改善するダクトフランジ部用断熱材を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のダクトフランジ
部の断熱施工方法は、前記目的を達成するべく、請求項
1に記載の通り、無機質繊維板の片面に表被材を設けた
広巾断熱材をダクトフランジに当接させ、また、必要な
場合には形鋼にも当接させてダクトに被覆するととも
に、無機質繊維板の片面に表被材を設けると共に他方の
面にダクトフランジを収納できるように、また必要な場
合には形鋼を収納できるようにスリット部を設けた小巾
断熱材を該スリット部にダクトフランジを押し込みなが
ら、また、必要な場合には該スリット部に形鋼を押し込
みながらダクトに被覆することを特徴とする。また、請
求項2記載のダクトフランジ部の断熱施工方法は、前記
無機質繊維板が波形保温板であることを特徴とする。ま
た、本発明のダクトフランジ部用断熱材は、請求項3記
載の通り、無機質繊維板の片面に表被材を設けると共に
他方の面にダクトフランジ、或いは、形鋼を収納できる
ようにスリット部を設けたことを特徴とする。また、請
求項4記載のダクトフランジ部用断熱材は、前記無機質
繊維板が波形保温板であることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用する無機質繊維板と
しては、ガラス繊維、セラミック繊維、岩綿繊維等の無
機質繊維をフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂バインダー
で繊維同士を結合した基材に表被材を設けたものが使用
される。このように構成される無機質繊維板の厚さは2
5〜100mm、密度は10〜96kg/m3 で、表被
材としてはアルミ箔、ガラスクロス、アルミ箔貼着ガラ
スクロス等が使用される。
【0006】前記小巾断熱材に設けられるスリット部
は、スリット巾2〜3mmのスリット1本で構成する
か、或いは、同じスリットを複数本形成して巾50mm
以下、深さ20〜90mm程度に構成するのが好まし
い。そのスリット部の形成は、無機質繊維板の裏面に定
規等の直線的なものを当てて、カッタ等の刃物により所
定の深さになるようにスリットを入れることで簡単に行
なえる。
【0007】尚、無機質繊維板として波形保温板を用い
る場合、一般にこのような波形保温板は厚さ25〜75
mm、密度20〜64kg/m3 、製品厚さ(波高さ)
25〜75mm、そして波間隔が20〜75mmである
ため、形鋼補強ダクトの施工の場合に、フランジに直交
する形鋼の高さが低い場合には折込部分である波と波の
間に形鋼を収納できるため別途スリット部を設ける必要
がない。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は本発明ダクトフランジ部の断熱施工
方法の一実施例を示すための分解斜視説明図及び要部断
面図である。図中10は縦200×横300mmの口径
を備えるダクト、11はフランジ高さ20mmのダクト
フランジを示すもので、本実施例ではこのように構成さ
れたダクトのフランジ部を断熱施工するものである。本
実施例では、先ず、前記ダクト10に製品厚さ25mm
の断熱材部分1aを備える厚さ25mm、密度40kg
/m3 、波間隔の50mmのアルミ箔貼着ガラスクロス
表被材を備えたグラスウール波形保温板からなる広巾断
熱材1をフランジ11に当接させながら予め巻き付けて
ダクト10に被覆し、ダクト10の鋲12aで広巾断熱
材1を固定し、広巾断熱材1の継ぎ目をアルミ箔貼着ガ
ラスクロス粘着テープ13で被覆するとともに前記鋲1
2aを座金12bで固定する。
【0009】次に、製品厚さ25mmの断熱材部分2a
を備え、スリット巾2mmの2本のスリット2b,2b
で形成された巾20mm×深さ30mmのスリット部2
cを有する厚さ25mm、巾40mm、密度40kg/
3 、波間隔の50mmのアルミ箔貼着ガラスクロス表
被材を備えたグラスウール波形保温板からなる小巾断熱
材2の断熱材部分2aでスリット部2cに予め被覆され
た広巾断熱材1の外周面から突出しているフランジ11
を押し込みながら重ね巻きし、小巾断熱材2の継ぎ目を
アルミ箔貼着ガラスクロス粘着テープ13で被覆して固
定し、断熱施工を完了させる。
【0010】上記実施例では、スリット部を2本のスリ
ットにより形成するもので説明したが、2本のスリット
間の断熱材部分を除去して溝状に形成したものや、1本
のスリットで形成したものであってもよい。
【0011】また、形鋼補強ダクトのダクトフランジ部
の断熱施工方法の場合は、特に図示しないが、前記実施
例と同様に、予め、広巾断熱材をダクトフランジと形鋼
に当接させてダクトに被覆しておき、次に、ダクトフラ
ンジ、或いは、形鋼を収納できるようにスリット部を設
けた小巾断熱材を該スリット部にダクトフランジ、或い
は、形鋼を押し込みながらダクトに被覆することで、前
記と同様に断熱施工できる。また、小巾断熱材2は、予
め小巾に裁断された複数本のグラスウールを、アルミ箔
貼着ガラスクロス表被材で被覆してつなぎ合わせた広巾
断熱材としておき、使用時に表被材のみ裁断することで
小巾断熱材2として使用する。尚、表被材に予めミシン
目を施しておけば、切り離しが特にカッターがなくても
容易である。
【0012】
【発明の効果】このように、本発明によれば、高さの高
いフランジや形鋼を備えるダクトであっても、或いは、
厚みの薄い広巾断熱材を用いる場合であっても、隙間に
よる断熱性の低下もなく、また、水分の進入を防止でき
結露の心配もないダクトフランジ部の断熱施工を行え
る。更に、波形保温板を用いた場合は、フランジに直交
する高さの低い形鋼を折込の間で収納できるので別途ス
リット形成による溝加工がいらない。また、溝の部分は
フランジにより押し込まれるため、その断熱材部分の密
度が高くなり、断熱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による断熱施工方法の分解斜
視説明図
【図2】本発明の一実施例による断熱施工方法の要部断
面図
【図3】従来例による断熱施工方法の分解斜視説明図
【図4】従来例による断熱施工方法の分解斜視説明図
【図5】従来例による断熱施工方法の断面図
【符号の説明】
1 広巾断熱材 1a 断熱材部分 2 小巾断熱材 2a 断熱材部分 2b スリット 2c スリット部分 10 ダクト 11 ダクトフランジ 12a 鋲 12b 座金 13 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川辺 賢二 茨城県結城市作の谷415番地 日本無機株 式会社結城工場内 Fターム(参考) 3L080 AB04 AD01 AD04 AE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維板の片面に表被材を設けた広
    巾断熱材をダクトフランジに当接させ、また、必要な場
    合には形鋼にも当接させてダクトに被覆するとともに、
    無機質繊維板の片面に表被材を設けると共に他方の面に
    ダクトフランジを収納できるように、また、必要な場合
    には形鋼を収納できるようにスリット部を設けた小巾断
    熱材を該スリット部にダクトフランジを押し込みなが
    ら、また、必要な場合には該スリット部に形鋼を押し込
    みながらダクトに被覆することを特徴とするダクトフラ
    ンジ部の断熱施工方法。
  2. 【請求項2】 前記無機質繊維板が波形保温板であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のダクトフランジ部の断熱
    施工方法。
  3. 【請求項3】 無機質繊維板の片面に表被材を設けると
    共に他方の面にダクトフランジ、或いは、形鋼を収容で
    きるようにスリット部を設けたことを特徴とするダクト
    フランジ部用断熱材。
  4. 【請求項4】 前記無機質繊維板が波形保温板であるこ
    とを特徴とする請求項4記載のダクトフランジ部用断熱
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213639A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Naganuma Kogyo:Kk 準気密ダクト
KR20130007166U (ko) * 2012-06-05 2013-12-13 대우조선해양 주식회사 덕트의 인슐레이션 보강판 구조

Cited By (3)

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JP2013213639A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Naganuma Kogyo:Kk 準気密ダクト
KR20130007166U (ko) * 2012-06-05 2013-12-13 대우조선해양 주식회사 덕트의 인슐레이션 보강판 구조
KR200482842Y1 (ko) 2012-06-05 2017-03-08 대우조선해양 주식회사 덕트의 인슐레이션 보강판 구조

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