JPS6337366Y2 - - Google Patents

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JPS6337366Y2
JPS6337366Y2 JP1983120601U JP12060183U JPS6337366Y2 JP S6337366 Y2 JPS6337366 Y2 JP S6337366Y2 JP 1983120601 U JP1983120601 U JP 1983120601U JP 12060183 U JP12060183 U JP 12060183U JP S6337366 Y2 JPS6337366 Y2 JP S6337366Y2
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JP
Japan
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glass fiber
shape
fiber felt
heat
sound
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JP1983120601U
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JPS6028110U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガラス繊維製断熱吸音板、特に屋内の
壁又は天井などの内装用ガラス繊維製断熱吸音板
に関する。
従来、繊維製吸音板として、たとえばフエノー
ル樹脂や尿素樹脂を接着剤として少量使用し、ガ
ラス繊維を相互にその交差点で接着したガラス繊
維フエルトが知られている。このガラス繊維フエ
ルトは、断熱吸音特性を持たせるために、通常綿
状体に形成されており、そのためそのままの状態
で屋内内装用に使用される事はなく、通常は第1
図にみられる様にガラス繊維フエルト6の表面を
ガラス繊維織布等の表面織布7で包んだ形で使用
されている。
これは、美観上あるいはガラス繊維フエルトの
表面が内壁に露出していると、人体がそのフエル
トに接触した際に人体がガラス繊維によりきずつ
けられる危険がある等の理由による。しかしこう
してガラス繊維織布等の織布で包んだガラス繊維
フエルトは、ガラス繊維フエルト表面織布の寸法
誤差、ガラス繊維フエルトの密度分布によつて生
じる弾力特性のばらつきあるいは、表面織布を側
面にまわすときの張力の不均一等により、断熱吸
音板周辺部の形状、特に外形寸法のふぞろいが生
じていた。これら周辺形状のふぞろいは断熱吸音
板取りつけの際の断熱吸音板と同取付部材との取
付不良、および断熱吸音板を一定の方向に多数並
べて取りつける際に、となりあつた2枚の断熱吸
音板間に不規側な空間が生じるという断熱吸音板
壁体の外観不良の原因となつた。
本考案は前記従来の欠点を除去し、寸法形状の
そろつたガラス繊維製断熱吸音板を提供すること
を目的としている。
本考案は、ガラス繊維を織らずにフエルト状に
形成した実質的に平担な2つの表面をもつ板状の
ガラス繊維フエルト1の少くとも1辺に、ガラス
繊維フエルト1の厚み部分とほぼ同等幅でガラス
繊維フエルト1の側縁にあてつける、厚み1ない
し5mmの紙部材、厚み0.05mmないし1mmの金属
箔、厚み0.5mmないし2mmのプラスチツク部材の
いずれかからなる形状保持片2を固定し、該形状
保持片つきガラス繊維フエルト体3の少くとも片
側表面および該形状保持片を織布4でおおうこと
よりなる。
本考案の実施例を図面によつて説明する。第2
図において、ガラス繊維フエルト1は立方メータ
ーあたり80〜200Kgの密度を持つた厚み5〜25mm
の物(1例として96Kg/m3厚さ12mmのガラス繊維
フエルト)である。ここでフエルト1を構成する
多数のガラス繊維は相互にその交差する点におい
て樹脂により固定されており、断熱吸音特性を有
する。こガラス繊維フエルト1は、任意の大きさ
(例えば幅415mm、長さ2430mm)に切断されてい
る。ここで、ガラス繊維製断熱吸音板周辺部形状
を保護するために、形状保持片2(例えば1.2mm
厚ダンボール、0.1mm厚のアルミ箔、2mm厚のプ
ラスチツクのいずれかよりなり、例えば長さ2430
mm、高さ12mmを有する部材)2本を相対するガラ
ス繊維フエルト1の2辺に弾性接着剤(例えばス
チレンブタジエンラバー)を用いてほぼ全巾にわ
たりあてつけて接着固定する。
ここで該形状保持片2の厚み形状は、その材質
に応じて強度的な条件、およびはさみまたはカツ
ターなどの簡単な切断手段で切断容易な厚さによ
り決められ、紙部材の場合1〜5mm、金属箔0.05
〜1mm、プラスチツク0.5〜3mmである。
そしてその後ガラスクロスまたは、有機繊維等
からなる織布4(例えば巾480mm、長さ2430mmの
ガラスクロス)の片表面及び前記形状保持片つき
ガラス繊維フエルト体3の表面に弾性接着剤(例
えばスチレンブタジエンラバー)を吹付け該織布
4が該フエルトの表面をおおう様に又、両塗布面
があわさる様に両者を組合せた後、加圧ローラー
を用いて接着固化させる。ここで表面織布4はガ
ラス繊維断熱吸音板8の裏面においてガラス繊維
フエルト1の裏面に接着させられている。
この様に製作されたガラス繊維断熱吸音板は、
ガラス繊維フエルトの持つ弾性よりも硬い弾性を
持つた形状保持片2があるために織布をかぶせた
状態のガラス繊維製断熱吸音板の周辺形状がガラ
ス繊維フエルトの密度分布などの影響を受けずに
規定する形状にすることが出来る。そのため断熱
吸音板及び同取付部材との取付精度を向上出来、
又断熱吸音板を2枚並べた時に不規則にすきまが
あく等の外観上の欠点が改善出来る。
又、本考案にかかわる形状保持部材は、はさみ
またはカツターなどの簡単な切断手段で切断容易
な材料で部材を形成している特徴を持つている。
そのため本考案のガラス繊維製断熱吸音板は切断
容易であり、しかも重量的にみて重量増加の少な
いガラス繊維製断熱吸音板を提供する。ここで切
断容易なる事は作業現場において該断熱吸音板の
取付位置の形状に合わせて、断熱吸音板の形状を
容易に変化させることが出来る利点を示す。又、
従来のガラス繊維製断熱吸音板と比較してほとん
ど重量的に増加していない事は、従来の断熱吸音
板取付具を強度的な補強をせずにそのまま使用出
来るという利点を有する。
ここで前記実施例は、ガラス繊維フエルト1に
表面織布4を直接はりつけた物であつたが、ガラ
ス繊維フエルト1と表面織布4の中間部に下地部
材5(グラスペーパー、厚み01mm〜2mm)を前記
実施例と同様な方法ではりつけたもの(例えば第
4図)であつてもかまわない。ここで下地部材5
をはりつける事は、ガラス繊維吸音板の表面をよ
り平坦化出来る利点を持ち、又フエルト中のガラ
ス繊維が、表面織布をつらぬいて外部へ露出する
事を防止出来る利点も持つている。又前記実施例
はガラス繊維フエルト1の相対する2つの長辺に
形状保持片2を取りつけたもの(第3図及び第4
図に図示)であつたが、ガラス繊維フエルト1の
4つの辺にそれぞれ形状保持部材を取りつけたも
のであつても、又ガラス繊維フエルト1の1つ辺
に形状保持部材を取りつけたものであつてもかま
わない。1つの辺に取りつけた場合であつてもガ
ラス繊維製断熱吸音板の形状保持部材のついた辺
同士を相接する様に取りつける事により、前記効
果と同様の効果が得られる。(例えば第5図)こ
こで又、形状保持片2の形状は板状のものに限ら
ず、ある曲率を持つた樋状のものであつてもかま
わない。
断面に曲率を持つた形状保持片2を取りつけた
場合、通常実現不可能であつた一定曲率のまるみ
をおびた形状端部を持つたガラス繊維断熱板を得
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方法の1例を示す断面図。第2
図は本考案の実施例の組立過程の途中の状態を示
す断面図。第3図は本考案の実施例を示す断面
図。第4図は本考案の他の実施例を示す断面図。
第5図は、本考案の1実施例の施工例を示す1部
断面を示す斜視図。第6図は、曲率を有する形状
保持片を示す1部断面を示す斜視図である。 1……ガラス繊維フエルト、2……形状保持
片、4……表面織布。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ガラス繊維を織らずにフエルト状に形成した
    実質的に平担な2つの表面をもつ板状のガラス
    繊維フエルト1の少なくとも1辺に、ガラス繊
    維フエルト1の厚み部分とほぼ同等幅でガラス
    繊維フエルト1の側縁にあてつける、厚み1な
    いし5mmの紙部材、厚み0.05mmないし1mmの金
    属箔、厚み0.5mmないし2mmのプラスチツク部
    材のいずれかからなる形状保持片2を固定し、
    該形状保持片つきガラス繊維フエルト体3の少
    くとも片側表面および該形状保持片を織布4で
    おおうことを特徴とするガラス繊維製断熱吸音
    板。 (2) 該ガラス繊維フエルト体が下地部材5を表面
    に有するものである実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のガラス繊維製断熱吸音板。
JP12060183U 1983-08-02 1983-08-02 ガラス繊維製断熱吸音板 Granted JPS6028110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12060183U JPS6028110U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ガラス繊維製断熱吸音板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12060183U JPS6028110U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ガラス繊維製断熱吸音板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028110U JPS6028110U (ja) 1985-02-26
JPS6337366Y2 true JPS6337366Y2 (ja) 1988-10-04

Family

ID=30276346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12060183U Granted JPS6028110U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 ガラス繊維製断熱吸音板

Country Status (1)

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JP (1) JPS6028110U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774455A (en) * 1980-10-28 1982-05-10 Sony Corp Sound absorbing structure

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4980516U (ja) * 1972-10-25 1974-07-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774455A (en) * 1980-10-28 1982-05-10 Sony Corp Sound absorbing structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6028110U (ja) 1985-02-26

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