JPH10292512A - ダクトフランジ部の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材 - Google Patents

ダクトフランジ部の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材

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JPH10292512A
JPH10292512A JP11755697A JP11755697A JPH10292512A JP H10292512 A JPH10292512 A JP H10292512A JP 11755697 A JP11755697 A JP 11755697A JP 11755697 A JP11755697 A JP 11755697A JP H10292512 A JPH10292512 A JP H10292512A
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JP
Japan
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duct
heat insulating
heat
heat insulation
slit
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Pending
Application number
JP11755697A
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English (en)
Inventor
Takuya Jinnai
琢也 陣内
Hisanobu Hori
寿信 堀
Takeshi Ogiwara
猛 荻原
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Nippon Muki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Muki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱施工後のダクトの外表面が平滑でないた
め外観が悪く、また、断熱材同士の継ぎ目を別の帯状材
料で重ね巻きする必要があり、作業時間がかかるばかり
でなく材料費のコストもかかり、作業時に裁断層の発生
量が多くしかも、その重ね巻きが不十分であるとその部
分から熱が逃げて断熱性能を低下させる原因となる危険
があった。 【解決手段】 無機質繊維板の片面に表被材を設けた断
熱材の他方の面に少なくともダクトフランジ部を収納で
きるようスリット1本かあるいは複数本のスリットで形
成されるスリット部を設け、該スリット部にダクトフラ
ンジ部と必要な場合には形鋼を押し込みながら該断熱材
をダクトに巻き付けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクトフランジ部
の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダクトフランジ部の断熱
施工方法としては、図3に示す通り、通常使用される保
温板aと帯状保温板bを用いて、先ず、ダクトcのフラ
ンジ部dに突き合うように保温板a、aをダクトcに巻
き付け、次に、フランジ部dの外周上に沿わせて帯状保
温板bを重ね巻きして断熱施工している。また、形鋼補
強ダクトのダクトフランジ部の断熱施工方法の場合は、
図4に示す通り、先ず、形鋼の存在しないダクトc、c
のフランジ部d、dに突き合うように保温板a、aをダ
クトc、cに巻き付け、次に、フランジ部dと横方向の
形鋼d2と縦方向の形鋼d3に突き合うように小巾保温
板eを巻き付け、最後に、フランジ部d、dと縦方向の
形鋼d3の外周上に沿わせて帯状保温板bを重ね巻きし
て断熱施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、断熱施工後のダクトの外表面が平滑でない
ため外観が悪いという問題があった。また、断熱材同士
の継ぎ目を別の帯状材料で重ね巻きする必要があり、作
業時間がかかるばかりでなく材料費のコストもかかり、
作業時に裁断層の発生量が多くしかも、その重ね巻きが
不十分であるとその部分から熱が逃げて断熱性能を低下
させる原因となる危険があった。特に、形鋼補強ダクト
では作業効率が悪く断熱施工が面倒であった。そこで本
発明は、ダクトフランジ部の断熱施工として上記課題を
改善することを目的とする。また本発明は、上記課題を
改善するダクトフランジ部用断熱材を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のダクトフランジ
部の断熱施工方法は、前記目的を達成するべく、請求項
1に記載の通り、無機質繊維板の片面に表被材を設けた
断熱材の他方の面に少なくともダクトフランジ部を収納
できるようスリット1本かあるいは複数本のスリットで
形成されるスリット部を設け、該スリット部にダクトフ
ランジ部と必要な場合には形鋼を押し込みながら該断熱
材をダクトに巻き付けることを特徴とする。また、請求
項2のダストフランジ部の断熱施工方法は、前記無機質
繊維板が波形保温板であることを特徴とする。また、請
求項3のダクトフランジ部用断熱材は、無機質繊維板の
片面に表被材を設けた断熱材の他方の面に少なくともダ
クトフランジ部を収納できるようスリット1本かあるい
は複数本のスリットで形成されるスリット部を設けたこ
とを特徴とする。また、請求項4のダストフランジ部用
断熱材は、前記無機質繊維板が波形保温板であることを
特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用する無機質繊維板と
しては、ガラス繊維、セラミック繊維、岩綿繊維等の無
機質繊維をフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂バインダー
で繊維同士を結合した基材に表被材を設けたものが使用
される。このように構成される無機質繊維板の厚さは2
5〜100mm、密度は10〜96kg/m3 で、表被
材としてはアルミ箔、ガラスクロス、アルミ蒸着ガラス
クロス等が使用される。
【0006】前記無機質繊維板に設けられるスリット部
としてはスリット2〜3mm1本あるいは2本以上の複
数本で形成される巾50mm以下で、深さ20〜90m
m程度とするのが好ましい。そのスリット部の形成は、
無機質繊維板の裏面に定規等の直線的なものを当てて、
カッタ等の刃物により所定の深さになるようにスリット
を入れることで簡単に行なえる。また、同じように所定
の巾を持つように同様な方法でスリットを入れ、スリッ
ト1本かあるいは複数本のスリットで形成される所定巾
のスリット部を簡単に形成することができる。このスリ
ット部はダクトフランジ部の巾と高さに対応していれば
特に限定されるものではないが、スリット部の深さは少
なくともダクトフランジ部の高さと同じである必要か
ら、ダクトフランジ部に使用する断熱材の総厚さはダク
トフランジ部の高さ以上である必要がある。
【0007】特に、無機質繊維板として波形保温板を用
いる場合、一般にこのような波形保温板は厚さ25〜7
5mm、密度20〜64kg/m3 、製品厚さ(波高
さ)25〜75mm、そして波間隔が20〜75mmで
あるため、形鋼補強ダクトの施工の場合にも、縦方向の
形鋼が折込部分である波と波の間に収納できるため別途
スリット部を設ける必要がない。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明断熱施工方法の一実施例を示すための
分解斜視説明図である。図中1は縦200×横300m
mの口径を備えるダクト、2はフランジ高さ20mmの
ダクトフランジ部、3aは鋲、3bは座金、5は製品厚
さ50mmの断熱材部分4を備える厚さ50mm、密度
40kg/m3 、波間隔の50mmのグラスウール波形
保温板、6は表被材アルミガラスクロス、5aは2本の
スリットで形成された巾20mm×深さ30mmのスリ
ット部である。前記波形保温板5を用い、先ず、ダクト
1のダクトフランジ部2を波形保温板5の断熱材部分4
のスリット部5aに押し込みながらダクト1に波形保温
板5を巻き付け、ダクト1の鋲3aで波形保温板5をダ
クト1の外周に固定する。次に、波形保温板5、5の継
ぎ目をアルミガラスクロス粘着テープ7で被覆すると共
に鋲3を座金3bで固定して断熱施工を完成させる。
【0009】図2は本発明の他実施例による断熱施工方
法を示す分解斜視説明図である。本実施例では前記実施
例と同様の構成で、ただし2本のスリットで形成された
スリット部5aを複数設け、そのスリット部5a間の巾
を異ならせた波形保温板5を用い、ダクト1のダクトフ
ランジ部2a、2aと縦方向の形鋼2b、2bを波形保
温板5の断熱材部分4に設けたそれぞれのスリット部5
aに押し込み、かつ、ダクト1の横方向の形鋼2cを波
形保温板5の折込部分である波と波の間に押し込みなが
らダクト1の鋲3aで波形保温板5を固定しつつ波形保
温板5をダクト1に巻き付ける。そして最後に、波形保
温板5、5の継ぎ目をアルミガラスクロス粘着テープ7
で被覆するとともに鋲3aを座金で固定して断熱施工を
完了させる。なお、上記実施例では、いずれもスリット
部を2本のスリットにより形成するもので説明したが、
2本のスリット間の断熱材部分を除去して溝状に形成し
たものや、1本のスリットで形成したものであっても良
い。
【0010】
【発明の効果】このように、本発明によれば、断熱施工
の施工外面が平滑となるので外観がきれいに仕上がる。
また、帯状保温板が不要となり作業が簡便でコストが安
く、フランジ部からの熱の逃げを阻止でき断熱性能も優
れる。更に、波形保温板を用いた場合は横方向に配され
るフランジ部と形鋼は溝内に収納でき、縦方向(巾方
向)の形鋼は折込の間で収納できるので別途溝加工がい
らない。また、溝の部分はフランジにより押し込まれる
ため、その断熱材部分の密度が高くなり、断熱性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による断熱施工方法の分解斜
視説明図
【図2】本発明の他実施例による断熱施工方法の分解斜
視説明図
【図3】従来例による断熱施工方法の分解斜視説明図
【図4】従来例による断熱施工方法の分解斜視説明図
【符号の説明】
1 ダクト 2 ダクトフランジ部 2a ダクトフランジ部 2b 縦方向の形鋼 2c 横方向の形鋼 3a 鋲 3b 座金 4 断熱材部分 5 波形保温板 5a スリット部 6 表被材 7 粘着テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維板の片面に表被材を設けた断
    熱材の他方の面に少なくともダクトフランジ部を収納で
    きるようスリット1本かあるいは複数本のスリットで形
    成されるスリット部を設け、該スリット部にダクトフラ
    ンジ部と必要な場合には形鋼を押し込みながら該断熱材
    をダクトに巻き付けることを特徴とするダクトフランジ
    部の断熱施工方法。
  2. 【請求項2】 前記無機質繊維板が波形保温板であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のダクトフランジ部の断熱
    施工方法。
  3. 【請求項3】 無機質繊維板の片面に表被材を設けた断
    熱材の他方の面に少なくともダクトフランジ部を収納で
    きるようスリット1本かあるいは複数本のスリットで形
    成されるスリット部を設けたことを特徴とするダクトフ
    ランジ部用断熱材。
  4. 【請求項4】 前記無機質繊維板が波形保温板であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のダクトフランジ部用断熱
    材。
JP11755697A 1997-04-21 1997-04-21 ダクトフランジ部の断熱施工方法及びダクトフランジ部用断熱材 Pending JPH10292512A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2451273A (en) * 2007-07-26 2009-01-28 Gordon James Harris Insulation system for ducts
JP2012158964A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Sekisui Chem Co Ltd 耐火ダクトの接合構造およびその施工方法
CN103711208A (zh) * 2013-12-30 2014-04-09 北京京能恒基新材料有限公司 一种外墙用热反射保温隔热节能体系及其制备方法
CN114645995A (zh) * 2022-04-11 2022-06-21 北京德利恒科技发展有限公司 一种对热力管道进行快速保温施工的方法

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