JP2000088099A - 固定スリ―ブおよび固定スリ―ブを配置したコントロ―ルシャフト - Google Patents
固定スリ―ブおよび固定スリ―ブを配置したコントロ―ルシャフトInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】固定スリーブの製造およびコントロールシャフ
トに対する組立を簡単化することにある。 【解決手段】ギアコントロールシャフト（２）の切り換
え動作を制限するための固定スリーブ（１）であって、
この固定スリーブは切り換え動作を制限するための連結
リンク（５）を形成しうる頂部（３）と、この頂部
（３）に連結されて頂部（３）をコントロールシャフト
（２）に固定するためのチューブ状のシャフトセクショ
ン（４）とを備え、頂部（３）およびシャフトセクショ
ン（４）はハーフシェル（１ａ、１ｂ）から形成され、
これらは分離平面（Ｔ）において互いに溶接される。
トに対する組立を簡単化することにある。 【解決手段】ギアコントロールシャフト（２）の切り換
え動作を制限するための固定スリーブ（１）であって、
この固定スリーブは切り換え動作を制限するための連結
リンク（５）を形成しうる頂部（３）と、この頂部
（３）に連結されて頂部（３）をコントロールシャフト
（２）に固定するためのチューブ状のシャフトセクショ
ン（４）とを備え、頂部（３）およびシャフトセクショ
ン（４）はハーフシェル（１ａ、１ｂ）から形成され、
これらは分離平面（Ｔ）において互いに溶接される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にコントロール
シャフトギアの切り換え動作を制限する固定スリーブ
（Rastierungshuelse ）およびこの固定スリーブを配置
したコントロールシャフトに関するものである。
シャフトギアの切り換え動作を制限する固定スリーブ
（Rastierungshuelse ）およびこの固定スリーブを配置
したコントロールシャフトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のシフトギアにおいては、シフト
レバーの切り換え動作はギアチェンジによってコントロ
ールシャフトに伝達され、次いで、これはシフトフォー
クを作動させる。コントロールシャフトには、切り換え
運動の際に、固定スリーブが位置してコントロールシャ
フトの切り換え動作を制限する。この場合、固定スリー
ブは、例えば、リベットまたは収縮適合によりコントロ
ールシャフトに固定され、従来は深絞りにより形成され
ていた。構造的理由から現在では極めて小さい半径を使
用しなければならないため、深絞りによる切屑のない製
造が益々重要となっている。
レバーの切り換え動作はギアチェンジによってコントロ
ールシャフトに伝達され、次いで、これはシフトフォー
クを作動させる。コントロールシャフトには、切り換え
運動の際に、固定スリーブが位置してコントロールシャ
フトの切り換え動作を制限する。この場合、固定スリー
ブは、例えば、リベットまたは収縮適合によりコントロ
ールシャフトに固定され、従来は深絞りにより形成され
ていた。構造的理由から現在では極めて小さい半径を使
用しなければならないため、深絞りによる切屑のない製
造が益々重要となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、固定スリーブの製造およびコントロールシャフトに
対する組立を簡単化することにある。
は、固定スリーブの製造およびコントロールシャフトに
対する組立を簡単化することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、頂部とこの頂部に連結されて該頂部をコントロー
ルシャフトに固定するためのチューブ状のシャフトセク
ションとを備え、頂部とシャフトセクションとをハーフ
シェルから形成してこれらを分離平面において互いに接
続し、特に、溶接してなる固定スリーブにより解決され
る。固定スリーブの２つの部材の製造はスタンピングに
よりハーフシェルを製造することを可能にし、これは製
造を簡単にする。さらにハーフシェル製造によりアンダ
ーカット部などを軸方向に設けることが可能になるた
め、構造上の自由度も著しく向上する。
れば、頂部とこの頂部に連結されて該頂部をコントロー
ルシャフトに固定するためのチューブ状のシャフトセク
ションとを備え、頂部とシャフトセクションとをハーフ
シェルから形成してこれらを分離平面において互いに接
続し、特に、溶接してなる固定スリーブにより解決され
る。固定スリーブの２つの部材の製造はスタンピングに
よりハーフシェルを製造することを可能にし、これは製
造を簡単にする。さらにハーフシェル製造によりアンダ
ーカット部などを軸方向に設けることが可能になるた
め、構造上の自由度も著しく向上する。
【０００５】さらに、この課題は、本発明によれば、実
質的に外套面および底面を有する頂部でのみ構成される
と共に、分離平面において互いに接続された（特に溶接
された）２個のハーフシェルにより形成される固定スリ
ーブによっても解決される。しかしながら第１の実施の
形態によって設けられるシャフトセクションは省略可能
である。これにより、製造が一層簡単化される。コント
ロールシャフトに対する固定スリーブの固定は底面を介
して行われ、ここで、該底面は少なくともその外周の一
部にわたりコントロールシャフトに設けられた結合部、
ショルダー部などに溶接される。
質的に外套面および底面を有する頂部でのみ構成される
と共に、分離平面において互いに接続された（特に溶接
された）２個のハーフシェルにより形成される固定スリ
ーブによっても解決される。しかしながら第１の実施の
形態によって設けられるシャフトセクションは省略可能
である。これにより、製造が一層簡単化される。コント
ロールシャフトに対する固定スリーブの固定は底面を介
して行われ、ここで、該底面は少なくともその外周の一
部にわたりコントロールシャフトに設けられた結合部、
ショルダー部などに溶接される。
【０００６】本発明の好適な実施の形態によれば、頂部
には切り換え動作を制限するための連結リンクが形成さ
れる。この場合、分離平面は好ましくは連結リンクを貫
通する。ハーフシェルの並列設置すべき境界面は、さら
に、例えば、レーザー切断により事後加工しなければな
らないので、切断装置の対応する制御によりさらに連結
リンクをハーフシェルに切り込むことができる。この場
合、連結リンクの制限面を、これらが内方向に傾斜して
互いに延びるように円錐状に構成することができる。こ
れは切り換え操作における技術上の利点を有する。
には切り換え動作を制限するための連結リンクが形成さ
れる。この場合、分離平面は好ましくは連結リンクを貫
通する。ハーフシェルの並列設置すべき境界面は、さら
に、例えば、レーザー切断により事後加工しなければな
らないので、切断装置の対応する制御によりさらに連結
リンクをハーフシェルに切り込むことができる。この場
合、連結リンクの制限面を、これらが内方向に傾斜して
互いに延びるように円錐状に構成することができる。こ
れは切り換え操作における技術上の利点を有する。
【０００７】本発明の他の実施の形態において、頂部は
外周セクションに軸方向に延びるシャフトセクションを
有し、これを介して切り換え平面を固定することができ
る。
外周セクションに軸方向に延びるシャフトセクションを
有し、これを介して切り換え平面を固定することができ
る。
【０００８】本発明によれば、他方の外周セクションに
おいて、頂部はアンダーカット部を備え、これを介して
選択平面を固定することができる。この種のアンダーカ
ット部は、従来使用されていた深絞りによっては製造す
ることができず、全ゆる場合に追加スタンピング工程に
よってのみ可能であった。
おいて、頂部はアンダーカット部を備え、これを介して
選択平面を固定することができる。この種のアンダーカ
ット部は、従来使用されていた深絞りによっては製造す
ることができず、全ゆる場合に追加スタンピング工程に
よってのみ可能であった。
【０００９】コントロールシャフトに対する固定スリー
ブの正確な固定を可能にするため、シャフトセクション
には機械作動式嵌合部が形成される。従って、固定スリ
ーブはコントロールシャフトに焼き嵌めすることができ
る。結局、従来用いられていたリベットは省略すること
ができる。
ブの正確な固定を可能にするため、シャフトセクション
には機械作動式嵌合部が形成される。従って、固定スリ
ーブはコントロールシャフトに焼き嵌めすることができ
る。結局、従来用いられていたリベットは省略すること
ができる。
【００１０】固定スリーブにさらに安定性を付与するに
は、本発明の他の構成においてハーフシェルを少なくと
も頂部の上側頂部領域において互いに溶接する。これに
より、切り換え操作の際に頂部セクションが相互に屈曲
・離間することが防止される。
は、本発明の他の構成においてハーフシェルを少なくと
も頂部の上側頂部領域において互いに溶接する。これに
より、切り換え操作の際に頂部セクションが相互に屈曲
・離間することが防止される。
【００１１】本発明は固定スリーブが配置されたコント
ロールシャフトにも拡大され、ここで固定スリーブは、
実施の形態に応じ、そのシャフトセクションにおいてコ
ントロールシャフトに焼き嵌めされ、或いはその底面を
介してコントロールシャフトに形成された結合部などと
溶接される。
ロールシャフトにも拡大され、ここで固定スリーブは、
実施の形態に応じ、そのシャフトセクションにおいてコ
ントロールシャフトに焼き嵌めされ、或いはその底面を
介してコントロールシャフトに形成された結合部などと
溶接される。
【００１２】本発明の他の構成、利点および応用可能性
は、以下に示す実施の形態および図面の説明からも諒解
されよう。その際、説明されかつ／または図示された全
ての特徴は、それ自身で、或いは本発明の主題を任意に
組み合わせて実施することも可能である。
は、以下に示す実施の形態および図面の説明からも諒解
されよう。その際、説明されかつ／または図示された全
ての特徴は、それ自身で、或いは本発明の主題を任意に
組み合わせて実施することも可能である。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１〜図３に示す固定スリーブ１
は、この固定スリーブ１を固定配置するコントロールシ
ャフト２の切り換え動作を制限するように作用する。固
定スリーブ１は、通常通り、自動車のギアの切り換え操
作（ここには図示せず）の際に用いられる。
は、この固定スリーブ１を固定配置するコントロールシ
ャフト２の切り換え動作を制限するように作用する。固
定スリーブ１は、通常通り、自動車のギアの切り換え操
作（ここには図示せず）の際に用いられる。
【００１４】固定スリーブ１はそれぞれスタンピングに
より作成された２個のハーフシェル１ａ、１ｂで構成さ
れると共に、頂部３とこれに連接されたチューブ状のシ
ャフトセクション４とを備える。
より作成された２個のハーフシェル１ａ、１ｂで構成さ
れると共に、頂部３とこれに連接されたチューブ状のシ
ャフトセクション４とを備える。
【００１５】頂部３には連結リンク５を形成し、これを
介してコントロールシャフト２の切り換え動作が制限さ
れる。連結リンク５はギアチェンジの個々の動作を固定
するための切欠部６を備える。連結リンク５に対し約９
０°変位した頂部３の外周セクションには軸方向に延び
るシャフトセクション７を形成し、その上方に切り換え
平面を固定する。同様に連結リンク５に対し約９０°変
位した固定スリーブ１の他の外周セクションには、選択
平面（逆方向の動作）を固定するためのアンダーカット
部８を形成する。このためアンダーカット部８をハウジ
ング固定して支持したボールノッチ（図示せず）と連携
させることができる。頂部３における連結リンク５に対
向する位置には孔部９を形成し、ここにコントロールシ
ャフト２を固定するためにボルト（図示せず）を嵌合さ
せて、例えば、ギアにおける種々異なる調整過程を行う
ことができる。さらに頂部３には連結リンク５の近傍に
固定孔部１０、１１を形成し、ここに安全板などを当接
させて高速前進動作から後退動作への予想しうる切り換
えを防止することができる。
介してコントロールシャフト２の切り換え動作が制限さ
れる。連結リンク５はギアチェンジの個々の動作を固定
するための切欠部６を備える。連結リンク５に対し約９
０°変位した頂部３の外周セクションには軸方向に延び
るシャフトセクション７を形成し、その上方に切り換え
平面を固定する。同様に連結リンク５に対し約９０°変
位した固定スリーブ１の他の外周セクションには、選択
平面（逆方向の動作）を固定するためのアンダーカット
部８を形成する。このためアンダーカット部８をハウジ
ング固定して支持したボールノッチ（図示せず）と連携
させることができる。頂部３における連結リンク５に対
向する位置には孔部９を形成し、ここにコントロールシ
ャフト２を固定するためにボルト（図示せず）を嵌合さ
せて、例えば、ギアにおける種々異なる調整過程を行う
ことができる。さらに頂部３には連結リンク５の近傍に
固定孔部１０、１１を形成し、ここに安全板などを当接
させて高速前進動作から後退動作への予想しうる切り換
えを防止することができる。
【００１６】固定スリーブ１の分離平面Ｔ（図３参照）
は連結リンク５および孔部９を貫通する。ハーフシェル
１ａ、１ｂのエッジ１２ａ、１２ｂは、例えば、溶接接
続部１３に関しレーザー切断により予備加工しなければ
ならないので、切断工具の相応の案内によりエッジ加工
と同時に連結リンク５、または、孔部９をエッジ１２
ａ、１２ｂに切り込むことができる。特に、エッジ１２
ａ、１２ｂは連結リンク５の領域に、これらが内方向に
互いに僅かに向き合うように円錐状に形成され、これは
切り換え操作技術上の利点を与える。
は連結リンク５および孔部９を貫通する。ハーフシェル
１ａ、１ｂのエッジ１２ａ、１２ｂは、例えば、溶接接
続部１３に関しレーザー切断により予備加工しなければ
ならないので、切断工具の相応の案内によりエッジ加工
と同時に連結リンク５、または、孔部９をエッジ１２
ａ、１２ｂに切り込むことができる。特に、エッジ１２
ａ、１２ｂは連結リンク５の領域に、これらが内方向に
互いに僅かに向き合うように円錐状に形成され、これは
切り換え操作技術上の利点を与える。
【００１７】ハーフシェル１ａ、１ｂはスタンピングお
よびエッジ１２ａ、１２ｂの加工の後に溶接（特にレー
ザー溶接）または電子線溶接により少なくともシャフト
セクション４の領域において互いに接続することができ
る。さらに、頂部３の上側頂部領域１４には溶接接続点
もしくは領域１５を設けて、切り換え操作の際に固定ス
リーブ１が屈曲・離間することを防止する。シャフトセ
クション４の内側には機械加工工程（例えば、穿設加工
もしくは旋盤加工）により嵌合部を作成する。次いで固
定スリーブ１をコントロールシャフト２に焼き嵌めする
ことができる。
よびエッジ１２ａ、１２ｂの加工の後に溶接（特にレー
ザー溶接）または電子線溶接により少なくともシャフト
セクション４の領域において互いに接続することができ
る。さらに、頂部３の上側頂部領域１４には溶接接続点
もしくは領域１５を設けて、切り換え操作の際に固定ス
リーブ１が屈曲・離間することを防止する。シャフトセ
クション４の内側には機械加工工程（例えば、穿設加工
もしくは旋盤加工）により嵌合部を作成する。次いで固
定スリーブ１をコントロールシャフト２に焼き嵌めする
ことができる。
【００１８】図４〜図７に本発明の他の実施の形態を示
す。説明を簡単にするため、この他の実施の形態におい
ては第１の実施の形態に対応する部材と同一の構成要素
には同一の参照符号を付して、新たにその詳細な説明を
することを省略する。
す。説明を簡単にするため、この他の実施の形態におい
ては第１の実施の形態に対応する部材と同一の構成要素
には同一の参照符号を付して、新たにその詳細な説明を
することを省略する。
【００１９】固定スリーブ２０は第１の実施の形態によ
る固定スリーブ１と同様に構成され、２個のハーフシェ
ル２０ａ、２０ｂからなっている。第１の実施の形態に
よる固定スリーブ１とは異なり、この固定スリーブ２０
はシャフトセクションを持たず、外套面２４と底面２５
とを備える頂部２３のみで構成される。底面２５にはコ
ントロールシャフト２２を受け入れる切欠部２６が形成
される。
る固定スリーブ１と同様に構成され、２個のハーフシェ
ル２０ａ、２０ｂからなっている。第１の実施の形態に
よる固定スリーブ１とは異なり、この固定スリーブ２０
はシャフトセクションを持たず、外套面２４と底面２５
とを備える頂部２３のみで構成される。底面２５にはコ
ントロールシャフト２２を受け入れる切欠部２６が形成
される。
【００２０】図６および図７から諒解されるように、コ
ントロールシャフト２２には結合部２７、ショルダー部
などを配置し、これに固定スリーブ２０の底面２５を当
接させる。これによりコントロールシャフト２２に対す
る固定スリーブ２０の正確な位置決めが簡単化される。
固定スリーブ２０とコントロールシャフト２２との間の
確実な接続が、好ましくは、包囲する溶接継目２８によ
り達成され、これにより固定スリーブ２０がコントロー
ルシャフト２２の結合部２７に溶接される。両ハーフシ
ェル２０ａ、２０ｂの一層確実な接続を達成すると共
に、切り換え操作の際に固定スリーブ２０が屈曲・離間
することを防止するために、ハーフシェル２０ａ、２０
ｂを分離平面Ｔに沿って特に上側頂部領域１４に溶接す
ることができる。接続は、好ましくは、レーザー溶接ま
たは電子線溶接により行われる。その他の点において、
固定スリーブ２０は固定スリーブ１に対応する。シャフ
トセクション４を省略することにより固定スリーブ２０
の製造は一層簡単化され、ここでコントロールシャフト
２２の結合部２７に固定スリーブ２０を取り付けること
により、コントロールシャフト２２と固定スリーブ２０
との間の確実な接続が達成される。嵌合部を作成するた
めのシャフトセクション４における内面の機械的事後加
工を省略することができる。何故なら、コントロールシ
ャフト２２に対するシャフトセクション４の焼き嵌め加
工が省略されるからである。
ントロールシャフト２２には結合部２７、ショルダー部
などを配置し、これに固定スリーブ２０の底面２５を当
接させる。これによりコントロールシャフト２２に対す
る固定スリーブ２０の正確な位置決めが簡単化される。
固定スリーブ２０とコントロールシャフト２２との間の
確実な接続が、好ましくは、包囲する溶接継目２８によ
り達成され、これにより固定スリーブ２０がコントロー
ルシャフト２２の結合部２７に溶接される。両ハーフシ
ェル２０ａ、２０ｂの一層確実な接続を達成すると共
に、切り換え操作の際に固定スリーブ２０が屈曲・離間
することを防止するために、ハーフシェル２０ａ、２０
ｂを分離平面Ｔに沿って特に上側頂部領域１４に溶接す
ることができる。接続は、好ましくは、レーザー溶接ま
たは電子線溶接により行われる。その他の点において、
固定スリーブ２０は固定スリーブ１に対応する。シャフ
トセクション４を省略することにより固定スリーブ２０
の製造は一層簡単化され、ここでコントロールシャフト
２２の結合部２７に固定スリーブ２０を取り付けること
により、コントロールシャフト２２と固定スリーブ２０
との間の確実な接続が達成される。嵌合部を作成するた
めのシャフトセクション４における内面の機械的事後加
工を省略することができる。何故なら、コントロールシ
ャフト２２に対するシャフトセクション４の焼き嵌め加
工が省略されるからである。
【００２１】図５に第２の実施の形態から僅かに異なっ
た固定スリーブ３０の実施の形態を示す。これは固定ス
リーブ２０とは異なり、連結リンク５および安全板のた
めの固定孔部１０、１１を備えない。その他の点におい
て、相互のハーフシェル３０ａ、３０ｂの接続およびコ
ントロールシャフトとの接続は、第２の実施の形態によ
る固定スリーブ２０の場合と同様である。連結リンク５
および固定孔部１０、１１を、第１の実施の形態による
固定スリーブ１の場合にも省略しうることは勿論であ
る。
た固定スリーブ３０の実施の形態を示す。これは固定ス
リーブ２０とは異なり、連結リンク５および安全板のた
めの固定孔部１０、１１を備えない。その他の点におい
て、相互のハーフシェル３０ａ、３０ｂの接続およびコ
ントロールシャフトとの接続は、第２の実施の形態によ
る固定スリーブ２０の場合と同様である。連結リンク５
および固定孔部１０、１１を、第１の実施の形態による
固定スリーブ１の場合にも省略しうることは勿論であ
る。
【００２２】上述したように、本発明による固定スリー
ブ１、２０、３０は簡単に製造することができ、コント
ロールシャフト２、２２と確実に接続することができ
る。ハーフシェル１ａ、１ｂ、２０ａ、２０ｂ、３０
ａ、３０ｂとしての２つの部材の構成はさらに構造上の
形態の変形可能性を与えうる。
ブ１、２０、３０は簡単に製造することができ、コント
ロールシャフト２、２２と確実に接続することができ
る。ハーフシェル１ａ、１ｂ、２０ａ、２０ｂ、３０
ａ、３０ｂとしての２つの部材の構成はさらに構造上の
形態の変形可能性を与えうる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る固定スリーブ
の相互に付設されたハーフシェルの斜視図である。
の相互に付設されたハーフシェルの斜視図である。
【図２】図１によるコントロールシャフト上に組み立て
られた固定スリーブの斜視図である。
られた固定スリーブの斜視図である。
【図３】図２におけるＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態に係る固定スリーブ
の相互に付設されたハーフシェルの斜視図である。
の相互に付設されたハーフシェルの斜視図である。
【図５】固定スリーブの僅かに変更された実施の形態の
図４に対応する斜視図である。
図４に対応する斜視図である。
【図６】図４によるコントロールシャフト上に組み立て
られた固定スリーブの斜視図である。
られた固定スリーブの斜視図である。
【図７】図６の長手方向の一部省略縦断面図である。
１…固定スリーブ １ａ、１ｂ…ハーフ
シェル ２…コントロールシャフト ３…頂部 ４…シャフトセクション ５…連結リンク ６…切欠部 ７…シャフトセクシ
ョン ８…アンダーカット部 ９…孔部 １０、１１…固定孔部 １２ａ、１２ｂ…ハーフシェルエッジ １３…接合部 １４…上側頂部領域 １５…溶接接続部もしくは領域 ２０…固定スリーブ ２０ａ、２０ｂ…ハーフシェル ２２…コントロール
シャフト ２３…頂部 ２４…外套面 ２５…底面 ２６…切欠部 ２７…結合部 ２８…溶接継目 ３０…固定スリーブ ３０ａ、３０ｂ…ハ
ーフシェル Ｔ…分離平面
シェル ２…コントロールシャフト ３…頂部 ４…シャフトセクション ５…連結リンク ６…切欠部 ７…シャフトセクシ
ョン ８…アンダーカット部 ９…孔部 １０、１１…固定孔部 １２ａ、１２ｂ…ハーフシェルエッジ １３…接合部 １４…上側頂部領域 １５…溶接接続部もしくは領域 ２０…固定スリーブ ２０ａ、２０ｂ…ハーフシェル ２２…コントロール
シャフト ２３…頂部 ２４…外套面 ２５…底面 ２６…切欠部 ２７…結合部 ２８…溶接継目 ３０…固定スリーブ ３０ａ、３０ｂ…ハ
ーフシェル Ｔ…分離平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト ブラント ドイツ連邦共和国、64331 ヴァイテルシ ュタット アルベルト−シュヴァイツァ− シュトラーセ ３
Claims (12)
- 【請求項１】頂部（３）と、この頂部（３）に連結され
て頂部（３）をコントロールシャフト（２）に固定する
ためのチューブ状のシャフトセクション（４）とを備
え、頂部（３）とシャフトセクション（４）とをハーフ
シェル（１ａ、１ｂ）から形成し、これらを分離平面
（Ｔ）において互いに接続し、特に溶接してなることを
特徴とするギアコントロールシャフト（２）の切り換え
動作を制限するための固定スリーブ（１）。 - 【請求項２】外套面（２４）を有する頂部（２３）とコ
ントロールシャフト（２２）に接続するための底面（２
５）とからなり、頂部（２３）をハーフシェル（２０
ａ、２０ｂ、３０ａ、３０ｂ）から形成して、これらを
分離平面（Ｔ）において互いに接続し、特に溶接してな
ることを特徴とするギアコントロールシャフト（２２）
の切り換え動作を制限するための固定スリーブ（２０、
３０）。 - 【請求項３】頂部（３）には切り換え動作を制限するた
めの連結リンク（５）を形成すると共に、分離平面
（Ｔ）が連結リンク（５）を貫通することを特徴とする
請求項１または２記載の固定スリーブ。 - 【請求項４】連結リンク（５）を、特に頂部（３、２
３）のハーフシェル（１ａ、１ｂ、２０ａ、２０ｂ）中
へレーザー切断により切り込んだことを特徴とする請求
項１〜３のいずれか１項に記載の固定スリーブ。 - 【請求項５】ハーフシェル（１ａ、１ｂ、２０ａ、２０
ｂ）の制限エッジ（１２ａ、１２ｂ）が、少なくとも、
連結リンク（５）の領域に僅かな円錐状によって形成さ
れたことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記
載の固定スリーブ。 - 【請求項６】ハーフシェル（１ａ、１ｂ、２０ａ、２０
ｂ、３０ａ、３０ｂ）をスタンピングにより作成したこ
とを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の固
定スリーブ。 - 【請求項７】頂部（３、２３）が、外周セクションに軸
方向に延びるシャフトセクション（７）を有することを
特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の固定ス
リーブ。 - 【請求項８】頂部（３、２３）が、外周セクションにア
ンダーカット部（８）を有することを特徴とする請求項
１〜７のいずれか１項に記載の固定スリーブ。 - 【請求項９】シャフトセクション（４）に、コントロー
ルシャフト（２）上に組み立てるための嵌合部が形成さ
れたことを特徴とする請求項１または３〜８のいずれか
１項に記載の固定スリーブ。 - 【請求項１０】ハーフシェル（１ａ、１ｂ、２０ａ、２
０ｂ、３０ａ、３０ｂ）が、頂部（３、２３）の上側頂
部領域（１４）において互いに溶接されたことを特徴と
する請求項１〜９のいずれか１項に記載の固定スリー
ブ。 - 【請求項１１】シャフトセクション（４）が、コントロ
ールシャフト（２）などに焼き嵌めされたことを特徴と
する請求項１または３〜１０のいずれか１項に記載の固
定スリーブ（１）を配置してなるコントロールシャフト
（２）。 - 【請求項１２】コントロールシャフト（２２）には、少
なくとも、結合部、ショルダー部が形成され、さらに固
定スリーブ（２０、３０）における頂部（２３）の底面
（２５）が、少なくとも、その外周の一部にわたり結合
部（２７）に溶接されたことを特徴とする請求項２〜１
０のいずれか１項に記載の固定スリーブ（２０、３０）
が上部に配置されたコントロールシャフト（２２）。
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-
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