JP2000087457A - 建物とその施工方法 - Google Patents

建物とその施工方法

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JP2000087457A
JP2000087457A JP10258505A JP25850598A JP2000087457A JP 2000087457 A JP2000087457 A JP 2000087457A JP 10258505 A JP10258505 A JP 10258505A JP 25850598 A JP25850598 A JP 25850598A JP 2000087457 A JP2000087457 A JP 2000087457A
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JP
Japan
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floor
building
height
stairs
unit
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Application number
JP10258505A
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English (en)
Inventor
Shigeki Funakoshi
重樹 船越
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3階建て以上の建物で、下階と上階の階高さ
の異なる階段付き建物において、階段の階高さ調節が容
易な建物と、その工場生産性を高めることができるユニ
ット建物の施工方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、3以上の階数になされ、下階
床面F1とその直上の上階床面F2の高低差である下階
・階高値(A)と、前記上階床面F2とさらにその直上
の上階床面F3の高低差である上階・階高値(B)とが
異なる階段付き建物Tであって、〔下階・階高値(A)
−上階・階高値(B)〕の絶対値が、階段の蹴上げ高さ
Lの整数倍になされていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、3階建て以上のユ
ニット建物等の建物で、下階と上階の階高さの異なる階
段付き建物と、その建物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、3階建て住宅等の建物が増えてい
る。このような3階建ての建物は、各階の部屋の用途を
考えて、1階の階高さと2階の階高さが異なっているも
のがある。このような建物においては、階高さの違いを
2階または3階の床面高さで調節するか、あるいは階段
の蹴上げ高さで調節している。また、建物がユニット建
物の場合、特開昭63−297660号公報に記載され
ているように、ユニット建物を構成する建物ユニット内
に予め階段を配置した階段付き建物ユニットが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の3階建て等
の建物で、1階の階高さと2階の階高さが異なる建物に
おいて、1階から2階に通じる階段と、2階から3階に
通じる階段の蹴上げ高さを同じに統一すると、2階の床
面または3階の床面の高さに半端な寸法が残り、これら
床面の高さ調節が困難になるという問題がある。また、
蹴上げ高さを統一せずに異なる寸法にすると、それぞれ
の階段の歩行感が異なり危険であるという問題と、階段
の部品の種類が倍増するという問題がある。特に、上記
公報記載の階段付き建物ユニットにおいては、上記の問
題によって工場生産性が低下するという問題がある。
【0004】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、3階建て以上の建物で、下階と上階の階高
さの異なる階段付き建物において、階段の階高さ調節が
容易な建物と、その工場生産性を高めることができるユ
ニット建物の施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
3以上の階数になされ、下階床面とその直上の上階床面
の高低差である下階・階高値(A)と、前記上階床面と
さらにその直上の上階床面の高低差である上階・階高値
(B)とが異なる階段付き建物であって、〔下階・階高
値(A)−上階・階高値(B)〕の絶対値が、階段の蹴
上げ高さLの整数倍になされているものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
物が、複数の建物ユニットを水平方向と垂直方向に隣接
配置して構築されるユニット建物である。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の建
物の施工方法において、下階建物ユニットと上階建物ユ
ニットのそれぞれの上階に通じる階段を、互いに共通す
る段数までの共通階段と、残りの段数になされた残り階
段とに分割し、共通階段を予め工場で建物ユニットの内
部に取り付け、残り階段を建築現場で現地付けすること
を特徴としている。
【0008】(作用)請求項1と2記載の建物は、〔下
階・階高値(A)−上階・階高値(B)〕の絶対値が、
階段の蹴上げ高さLの整数倍になされているので、階段
の段数によって階高さを調節すれば、上階床面の高さに
半端な寸法が残らない。
【0009】請求項3記載の建物の施工方法は、建物が
ユニット建物であって、階段を、互いに共通する段数ま
での共通階段と、残りの段数になされた残り階段とに分
割し、共通階段を予め工場で建物ユニットの内部に取り
付けるので、部品の共通化を図ることができ、建物ユニ
ットの工場生産性を高めることができる。また、建築現
場では残り階段を付けるだけなので、現場工期の短縮も
図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1と図2は、本発明の一実施例であっ
て、図1はユニット建物の一部分の断面図である。図2
は図1のユニット建物の全体を示す斜視図である。図1
と図2において、Tはユニット建物、U1〜U3は1階
〜3階の建物ユニット、Yは屋根ユニットである。
【0011】本実施例の建物は3階建てのユニット建物
Tであって、このユニット建物Tは、図2に示すよう
に、1階部分を構成する複数の建物ユニットU1と、2
階部分を構成する複数の建物ユニットU2と、3階部分
を構成する複数の建物ユニットU3を、水平方向と垂直
方向に隣接配置し、その上に屋根ユニットYを配置して
構築されたものである。
【0012】図1に示すように、上記1階〜3階部分の
建物ユニットU1、U2、U3は、いずれも、床パネル
の周縁に壁パネルを立設して箱型に組み立てられたパネ
ル式の構造体であって、F1は1階の床面、F2は2階
の床面、F3は3階の床面である。上記ユニット建物T
は、1階床面F1と2階床面F2の高低差である1階の
階高値Aと、2階床面F2と3階床面F3の高低差であ
る2階の階高値Bとが異なるものであって、1階から2
階に通じる階段と、2階から3階に通じる階段が建物ユ
ニットU1、U2の内部に備えられている。
【0013】そして、1階の階高値Aと2階の階高値B
の差の絶対値が、階段の蹴上げ高さLの整数倍になされ
ている。なお、1階〜2階の階段と、2階〜3階の階段
とは、同じ蹴上げ高さLになされている。
【0014】具体的には、1階の階高値Aは3000m
mに、2階の階高値Bは2800mmになされている。
従って、1階の階高値Aと2階の階高値Bの差は200
mmである。そして、階段の蹴上げ高さLは200mm
になされているので、1階の階高値Aと2階の階高値B
の差が、階段の蹴上げ高さLの1倍になされている。従
って、1階〜2階の階段の段数は、3000÷200=
15であるから、S1〜S15で示す15段になされ、
2階〜3階の階段の段数は、2800÷200=14で
あるから、S1〜S14で示す14段になされている。
【0015】上記ユニット建物Tの施工方法において
は、1階〜2階の階段と、2階〜3階の階段を、互いに
共通する段数までの共通階段1と、残りの段数になされ
た残り階段2、3とに分割している。具体的には、共通
階段1の段数は、S1〜S12で示す12段に、1階〜
2階の残り階段2は、S13〜S15で示す13段から
15段の3段に、2階〜3階の残り階段3は、S13と
S14で示す13段と14段の2段になされている。そ
して、共通階段1、1を予め工場で建物ユニットU1、
U2の床面F1、F2に取り付け、残り階段2、3を建
築現場で現地付けしている。
【0016】(実施例の作用)本実施例のユニット建物
Tは、1階の階高値Aと2階の階高値Bの差が、階段の
蹴上げ高さLの整数倍(1倍)になされているので、階
段の段数によって階高さ調節すれば、2階の床面F2ま
たは3階の床面F3の高さに半端な寸法が残らない。
【0017】また、本実施例のユニット建物Tの施工方
法は、階段を、互いに共通する11段までの共通階段
1、1と、残りの段数になされた残り階段2、3とに分
割し、共通階段1、1を予め工場で建物ユニットU1、
U2の内部に取り付けるので、部品の共通化を図ること
ができ、建物ユニットU1、U2の工場生産性を高める
ことができる。また、建築現場では残り階段2、3を付
けるだけなので、現場工期の短縮も図れる。
【0018】以上本発明の実施例を図面により詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものでな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。例えば、実施例では、ユニット
建物を構成する建物ユニットはパネル式であったが、柱
と梁で組み立てられる軸組式のものでもよい。また、実
施例では、3階建てのユニット建物Tであったが、図3
に示すように、1階部分の建物ユニットU11と、2階
部分の建物ユニットU21と、3階部分が屋根裏を利用
した半階の建物ユニットU31とからなる2.5階建て
のユニット建物T1であってもよい。さらにまた、実施
例では直階段であったが、直階段以外の曲がり階段、回
り階段等であってもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1と2記載の建物は、〔下階・階
高値(A)−上階・階高値(B)〕の絶対値が、階段の
蹴上げ高さLの整数倍になされているので、階段の段数
によって階高さ調節すれば、上階床面の高さに半端な寸
法が残らない。従って、建物の設計・施工が容易とな
る。また、歩行感が同じで安全である。さらに、二つの
階段で段板、蹴込み板などの部品を共通化できる。
【0020】請求項3記載の建物の施工方法は、建物が
ユニット建物であって、階段を、互いに共通する段数ま
での共通階段と、残りの段数になされた残り階段とに分
割し、共通階段を予め工場で建物ユニットの内部に取り
付けるので、部品の共通化を図ることができ、建物ユニ
ットの工場生産性を高めることができる。また、建築現
場では残り階段を付けるだけなので、現場工期の短縮も
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、ユニット建物の一
部分の断面図である。
【図2】図1のユニット建物の全体を示す斜視図であ
る。
【図3】別なユニット建物の正面図である。
【符号の説明】
T、T1 ユニット建物 U1、U2、U3 建物ユニット A 1階の階高さ B 2階の階高さ F1、F2、F3 床面 L 蹴上げ高さ 1 共通階段 2、3 残り階段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3以上の階数になされ、下階床面とその
    直上の上階床面の高低差である下階・階高値(A)と、
    前記上階床面とさらにその直上の上階床面の高低差であ
    る上階・階高値(B)とが異なる階段付き建物であっ
    て、〔下階・階高値(A)−上階・階高値(B)〕の絶
    対値が、階段の蹴上げ高さLの整数倍になされているこ
    とを特徴とする建物。
  2. 【請求項2】 前記建物が、複数の建物ユニットを水平
    方向と垂直方向に隣接配置して構築されるユニット建物
    であることを特徴とする請求項1記載の建物。
  3. 【請求項3】 下階建物ユニットと上階建物ユニットの
    それぞれの上階に通じる階段を、互いに共通する段数ま
    での共通階段と、残りの段数になされた残り階段とに分
    割し、共通階段を予め工場で建物ユニットの内部に取り
    付け、残り階段を建築現場で現地付けすることを特徴と
    する請求項2記載の建物の施工方法。
JP10258505A 1998-09-11 1998-09-11 建物とその施工方法 Pending JP2000087457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020100984A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 トヨタホーム株式会社 階段構造
JP7064838B2 (ja) 2017-09-22 2022-05-11 大和ハウス工業株式会社 階高さの異なる複数の家屋の階段構造および複数の家屋の階段の施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7064838B2 (ja) 2017-09-22 2022-05-11 大和ハウス工業株式会社 階高さの異なる複数の家屋の階段構造および複数の家屋の階段の施工方法
JP2020100984A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 トヨタホーム株式会社 階段構造
JP7202173B2 (ja) 2018-12-20 2023-01-11 トヨタホーム株式会社 階段構造

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Effective date: 20040421