JP2000086148A - 搬送用ガイドレール吊下装置 - Google Patents
搬送用ガイドレール吊下装置Info
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Abstract
面上高さを高くし得るガイドレール吊下装置を提供する
こと。 【解決手段】 ガイドレール2を片持ち状に吊り下げる
コ字形ヨーク6は、梁材1の上下一対の水平張出部1
b,1c間に遊嵌してその下側水平張出部1c上に載置
される上端部9を備え、取付手段10は、梁材1の下側
に当接される当て材18と、この当て材18の一端部を
前記ヨーク9に結合する第一結合部材19と、前記当て
材18の他端部を、前記梁材1の反対側の下側水平張出
部1aに結合する第二結合部材20とから成り、この第
二結合部材20は、前記梁材1の下側水平張出部1a上
に載置される挟持板21と、この挟持板21を、前記当
て材18に対する当接部21aと梁材1の下側水平張出
部1aとの間で前記当て材18に結合する結合具22と
から構成されている。
Description
するガイドレールを、天井側の所定高さに架設するため
に、H形鋼利用の断面エ字形梁材から吊り下げる吊下装
置に関するものである。
としては、実開平5−22246号公報に記載されるよ
うに、下端部がガイドレールに結合された吊下用コ字形
ヨークの上端部を前記梁材の下側に当接させた状態で、
当該吊下用コ字形ヨークを前記梁材の下側水平張出部両
端に結合部材で結合する、吊下用コ字形ヨークを梁材下
側に結合するタイプのものが一般的である。また、実公
平5−40081号公報に記載されるように、前記吊下
用コ字形ヨークの上端を前記梁材の片側に突出する上下
一対の水平張出部間で垂直板部に結合部材で結合する、
吊下用コ字形ヨークを梁材側面に結合するタイプのもの
も知られている。
状に吊り下げる吊下用コ字形ヨークは、強大な曲げ強度
を必要とするものであるため、その梁材に結合される上
端部も、十分な高さが必要なものである。しかして、前
者の吊下用コ字形ヨークを梁材下側に結合するタイプの
吊下装置では、高さの大きな吊下用コ字形ヨークの上端
部が梁材の下側に配置されるため、この吊下用コ字形ヨ
ークの下端部に結合されるガイドレールと当該吊下用コ
字形ヨークの上端部との間に搬送用電車のトロリー走行
空間を確保しようとすると、ガイドレールの床面上高さ
が低くなり、天井側空間の有効活用を図ることができな
い。また、後者の吊下用コ字形ヨークを梁材側面に結合
するタイプの吊下装置では、梁材の垂直板部に対する結
合孔加工が必須になり、梁材の長さ方向に吊下用コ字形
ヨークの取り付け位置を自由に調整することができな
い。また、吊下用コ字形ヨークに働く全負荷を、当該吊
下用コ字形ヨークと梁材の垂直板部とを結合するボルト
で受けることになるので、大型のボルトを数多く使用し
なければならず、取り付け作業にかかる負担が大きくな
る。
来の問題点を解消し得る搬送用ガイドレールの吊下装置
を提供することを目的とするものであって、その手段を
後述する実施形態の参照符号を付して示すと、搬送用電
車を案内するガイドレール2をH形鋼利用の断面エ字形
梁材1から吊り下げる吊下装置であって、吊下用コ字形
ヨーク6と取付手段10とから成り、前記吊下用コ字形
ヨーク6は、その下端部7が前記ガイドレール2に結合
されて当該ガイドレール2を片持ち状に支持するもの
で、前記梁材1の片側に突出する上下一対の水平張出部
1b,1c間に遊嵌してその下側水平張出部1c上に載
置される上端部9を備え、前記取付手段10は、前記梁
材1の下側に当接される当て材18と、この当て材18
の一端部を前記吊下用コ字形ヨーク9に結合する第一結
合部材19と、前記当て材18の他端部を、前記梁材1
の吊下用コ字形ヨーク6のある側とは反対側に突出する
下側水平張出部1aに結合する第二結合部材20とから
成り、この第二結合部材20は、前記梁材1の下側水平
張出部1a上に載置されるとともに外端下側に前記当て
材18上に当接する当接部21aを備えた挟持板21
と、この挟持板21を前記当接部21aと梁材1の下側
水平張出部1aとの間で前記当て材18に結合する結合
具22とから構成されている。
際して、前記当て材18は、一対の並列アングル材2
3,24から構成し、前記第一結合部材19は、前記吊
下用コ字形ヨーク6の左右両側に垂直板部25a,26
aが固着された一対のL形材25,26と、各L形材2
5,26の水平板部25b,26bと前記並列アングル
材23,24の水平板部23b,24bとを重ねて互い
に結合するボルトナット28,29とから構成し、前記
第二結合部材20は、前記梁材1の下側水平張出部1a
上に載置されるとともに外端下側に前記並列アングル材
23,24の水平板部23b,24b上に当接する当接
部21aを備えた一つの挟持板21と、この挟持板21
の左右2か所を前記当接部21aより内側で前記並列ア
ングル材23,24の水平板部23b,24bに結合す
る2本のボルトナット30,31とから構成することが
できる。
3,24は、その垂直板部23a,24aで前記コ字形
ヨーク6を挟むことができる長さを有するものとし、当
該各並列アングル材23,24の垂直板部23a,24
aと、この両垂直板部23a,24a間に挟まれた前記
吊下用コ字形ヨーク6とを、ボルトナット32で結合す
ることができる。
付図に基づいて説明すると、1は天井側に水平に架設さ
れた梁材であって、H形鋼を断面エ字形になる向きに使
用している。2は吊り下げられるガイドレールであっ
て、図示例では、上下一対の水平レール部3,4を垂直
壁部5で連結した断面形状のものである。6は1枚の厚
い鉄板から成る吊下用コ字形ヨークであり、その下端部
7がガイドレールへの取付手段8によってガイドレール
2に結合されるとともに、上端部9が梁材への取付手段
10によって梁材1に結合され、ガイドレール2を梁材
1の真下位置に片持ち状に吊り下げている。
2、及び図4に示すように、吊下用コ字形ヨーク下端部
7の左右両側にリベット11により固着した左右一対の
L形取付板12,13と、2枚の挟持板14,15とか
ら成るものである。各L形取付板12,13は、それぞ
れ外向きに張り出す取付板部12a,13aを備えてい
る。これら各取付板部12a,13aは、ガイドレール
2の垂直壁部5の片側で上下各水平レール部3,4から
互いに対向する向きに突設された突条部3a,4aと前
記垂直壁部5との間に上下両端が係合するものである。
2枚の挟持板14,15は、その上下両端がガイドレー
ル2側の前記突条部3a,4aの外側に当接するように
各L形取付板12,13の取付板部12a,13aの外
側に当て付けられた状態で、それぞれ上下2本のボルト
16,17により前記取付板部12a,13aに結合さ
れ、各取付板部12a,13aの上端と挟持板14,1
5の上端とでガイドレール2を支持している。
すように、前記梁材1の下側に当接される当て材18
と、この当て材18の一端部を当該当て材18の上側で
前記吊下用コ字形ヨーク6に結合する第一結合部材19
と、前記当て材18の他端部を、前記梁材1の吊下用コ
字形ヨーク6のある側とは反対側に突出する下側水平張
出部1aに結合する第二結合部材20とから構成され、
この第二結合部材20は、前記梁材1の下側水平張出部
1a上に載置されるとともに外端下側に前記当て材18
上に当接する当接部21aを備えた挟持板21と、この
挟持板21を前記当接部21aと梁材1の下側水平張出
部1aとの間で前記当て材18に結合する結合具22と
から構成されている。
1の片側に突出する上下一対の水平張出部1b,1c間
に遊嵌するもので、下側水平張出部1c上に載置される
下辺部9aを備えている。しかして前記当て材18は、
垂直板部23a,24aの端部で前記吊下用コ字形ヨー
ク6を左右両側から挟む一対の並列アングル材23,2
4から成り、梁材への取付手段10の第一結合部材19
は、前記吊下用コ字形ヨーク6の左右両側に垂直板部2
5a,26aがリベット27により固着された一対のL
形材25,26と、各L形材25,26の水平板部25
b,26bと前記並列アングル材23,24の水平板部
23b,24bとを重ねて互いに結合するボルトナット
28,29とから構成されている。
の挟持板21は、当て材18を構成する前記並列アング
ル材23,24の両者間に跨がって被さる横巾を有する
もので、各アングル材23,24に各別に当接する当接
部21aを備え、当該挟持板21と当て材18とを結合
する前記結合具22は、挟持板21の左右2か所を前記
並列アングル材23,24の水平板部23b,24bに
各別に結合する2本のボルトナット30,31から構成
されている。
ル2を梁材1に吊り下げる作業方法の一例を説明する
と、図1に示すように、梁材への取付手段10における
第一結合部材19の左右一対のL形材25,26(水平
板部25a,26a)が梁材1の片側に突出する下側水
平張出部1cの側縁に当接するように、吊下用コ字形ヨ
ーク6の上端部9を梁材1の片側に突出する上下一対の
水平張出部1b,1c間に遊嵌させるとともに、その下
辺部9aを下側水平張出部1c上に載置し、当て材18
の並列アングル材23,24(水平板部23b,24
b)の一端部を、前記L形材25,26の水平板部25
a,26aの下側にそれぞれボルトナット28,29で
締結することにより、梁材1の下側水平張出部1cを吊
下用コ字形ヨーク上端部9の下辺部9aと並列アングル
材23,24(水平板部23b,24b)の一端部との
間に挟み付けて固定する。そして、並列アングル材2
3,24(水平板部23b,24b)の他端部上に当接
部21aを当接させるように挟持板21を梁材1の他方
の下側水平張出部1a上に載置し、梁材1の下側水平張
出部1aの側縁に隣接する2本のボルトナット30,3
1により各アングル材23,24(水平板部23b,2
4b)と挟持板21とを締結することにより、梁材1の
下側水平張出部1aを挟持板21と並列アングル材2
3,24(水平板部23b,24b)の他端部との間に
挟み付けて固定する。
一端部を予めボルトナット28,29により吊下用コ字
形ヨーク6側の左右一対のL形材25,26にゆるく取
り付けておくかまたは、挟持板21とボルトナット3
0,31により梁材1の所定位置に予め仮止めしておく
こともできる。
吊下用コ字形ヨーク6は、L形材25,26とボルトナ
ット30,31とで梁材1を挟んでいる状態であるか
ら、ボルトナット28〜31が仮に多少弛緩しても、梁
材1の巾方向に移動することはなく、また、吊下用コ字
形ヨーク上端部9の下辺部9aが梁材1のかそん水平張
出部1c上に載置されているので、ボルトナット28〜
31が仮に多少弛緩しても、吊下用コ字形ヨーク6が傾
く恐れは殆どない。
アングル材23,24は、その垂直板部23a,23b
の端部で前記コ字形ヨーク6の巾の中央付近を挟むこと
のできる長さを有するものとし、この各並列アングル材
23,24の垂直板部23a,24aと、この両垂直板
部23a,24a間に挟まれた前記吊下用コ字形ヨーク
6とを、ボルトナット32で結合することができる。こ
の場合、図示のように左右一対のL形材25,26の長
さも長くして、当該L形材25,26の水平板部25
a,26aと前記一対の並列アングル材23,24の水
平板部23b,24bとの結合面積を増大させることが
望ましい。
ガイドレールの吊下装置によれば、強度面から十分な高
さが必要な吊下用コ字形ヨークの上端部を梁材の下側に
配置するのではなく、当該梁材の下側には、梁材との間
の摩擦力で吊下用コ字形ヨークを固定するだけで比較的
細い(高さの小なる)鋼材などから構成できる当て材を
配置するだけであるから、従来の吊下用コ字形ヨークを
梁材下側に結合するタイプの吊下装置と比較して、ガイ
ドレールと梁材との間に搬送用電車のトロリーの走行空
間を確保しながら当該ガイドレールを梁材に接近配置す
ることができる。従って、ガイドレールの床面上高さを
高くして、天井側空間の有効活用を図ることができる。
を、当該吊下用コ字形ヨークの上端部から直接梁材の下
側水平張出部上にかけることができ、前記当て材の一端
部を吊下用コ字形ヨークに結合する第一結合部材や前記
当て材の他端部を梁材の下側水平張出部に結合する第二
結合部材などに大きな負荷をかけることがない。従っ
て、従来の吊下用コ字形ヨークを梁材側面に結合するタ
イプの吊下装置と比較して、大型のボルトを数多く使用
する必要がなくなり、取り付け作業にかかる負担を軽減
し得る。
形ヨークに結合する第一結合部材や前記当て材の他端部
を梁材の下側水平張出部に結合する第二結合部材などに
使用されるボルトナットなどの締結具が仮に多少弛緩し
ても、吊下用コ字形ヨークの上端部が梁材の下側水平張
出部上に載置されているので、当該吊下用コ字形ヨーク
が傾く恐れは少なく、安全性も高い。
下用コ字形ヨークを1枚の厚板から構成しても、当該吊
下用コ字形ヨークを梁材の長さ方向に対し垂直に垂下す
る姿勢で安定良く吊り下げることができる。そしてこの
場合、請求項3に記載の構成によれば、高荷重が掛かる
状況においても一対の並列アングル材の広がりを防止す
ることができる。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】搬送用電車を案内するガイドレールをH形
鋼利用の断面エ字形梁材から吊り下げる吊下装置であっ
て、吊下用コ字形ヨークと取付手段とから成り、前記吊
下用コ字形ヨークは、その下端部が前記ガイドレールに
結合されて当該ガイドレールを片持ち状に支持するもの
で、前記梁材の片側に突出する上下一対の水平張出部間
に遊嵌してその下側水平張出部上に載置される上端部を
備え、前記取付手段は、前記梁材の下側に当接される当
て材と、この当て材の一端部を前記吊下用コ字形ヨーク
に結合する第一結合部材と、前記当て材の他端部を、前
記梁材の吊下用コ字形ヨークのある側とは反対側に突出
する下側水平張出部に結合する第二結合部材とから成
り、この第二結合部材は、前記梁材の下側水平張出部上
に載置されるとともに外端下側に前記当て材上に当接す
る当接部を備えた挟持板と、この挟持板を前記当接部と
梁材の下側水平張出部との間で前記当て材に結合する結
合具とから成る、搬送用ガイドレール吊下装置。 - 【請求項2】前記当て材は、一対の並列アングル材から
成り、前記第一結合部材は、前記吊下用コ字形ヨークの
左右両側に垂直板部が固着された一対のL形材と、各L
形材の水平板部と前記並列アングル材の水平板部とを重
ねて互いに結合するボルトナットとから成り、前記第二
結合部材は、前記梁材の下側水平張出部上に載置される
とともに外端下側に前記並列アングル材の水平板部上に
当接する当接部を備えた一つの挟持板と、この挟持板の
左右2か所を前記当接部より内側で前記並列アングル材
の水平板部に結合する2本のボルトナットとから成る、
請求項1に記載の搬送用ガイドレール吊下装置。 - 【請求項3】前記各並列アングル材は、その垂直板部で
前記コ字形ヨークを挟むことのできる長さを有し、この
各並列アングル材の垂直板部と、この両垂直板部間に挟
まれた前記吊下用コ字形ヨークとを、ボルトナットで結
合して成る、請求項2に記載の搬送用ガイドレール吊下
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25250498A JP3552022B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 搬送用ガイドレール吊下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25250498A JP3552022B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 搬送用ガイドレール吊下装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086148A true JP2000086148A (ja) | 2000-03-28 |
JP3552022B2 JP3552022B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=17238304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25250498A Expired - Fee Related JP3552022B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 搬送用ガイドレール吊下装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3552022B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014218346A (ja) * | 2013-05-09 | 2014-11-20 | 鹿島建設株式会社 | 資材移動装置 |
CN108657986A (zh) * | 2017-03-31 | 2018-10-16 | 中铁华铁工程设计集团有限公司 | 悬挂式单轨车辆检修用移动平台 |
KR102128573B1 (ko) * | 2019-03-27 | 2020-06-30 | 임세춘 | 앵글 고정 장치 |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP25250498A patent/JP3552022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN108657986A (zh) * | 2017-03-31 | 2018-10-16 | 中铁华铁工程设计集团有限公司 | 悬挂式单轨车辆检修用移动平台 |
CN108657986B (zh) * | 2017-03-31 | 2024-01-23 | 中铁华铁工程设计集团有限公司 | 悬挂式单轨车辆检修用移动平台 |
KR102128573B1 (ko) * | 2019-03-27 | 2020-06-30 | 임세춘 | 앵글 고정 장치 |
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