JP2000085879A - 半導体装置用のキャリアテープ - Google Patents

半導体装置用のキャリアテープ

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JP2000085879A
JP2000085879A JP10252242A JP25224298A JP2000085879A JP 2000085879 A JP2000085879 A JP 2000085879A JP 10252242 A JP10252242 A JP 10252242A JP 25224298 A JP25224298 A JP 25224298A JP 2000085879 A JP2000085879 A JP 2000085879A
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Japan
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tape
carrier tape
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ics
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JP10252242A
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Masato Inudou
正人 犬童
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ本体の幅および長さをほとんど変化さ
せずに一本のキャリアテープに異なる品種のICを梱包
でき、これによって一本のキャリアテープにおけるIC
の総合的な収納数の増加を図る。 【解決手段】 テープ本体2の長手方向に沿ってIC
(半導体装置)を収納するための第1収納部3が所定の
ピッチで設けられ、この各第1収納部3が同じ寸法形状
をなすキャリアテープ1において、第1収納部3,3間
に、第1収納部3とは異なる寸法形状に形成されて第1
収納部3に収納されるICとは異なる品種のICを収納
するための第2収納部4が第1収納部3,3間毎に設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ本体の長手
方向に沿って半導体装置を収納するための収納部が設け
られた半導体装置用のキャリアテープに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように従来の半導体装置用の
キャリアテープ30は、テープ本体31の長手方向に沿
って所定のピッチで一列に設けられた平面視略四角形を
なす凹状の収納部32と、テープ本体31の幅方向の一
端側に一定の間隔で穿設された搬送巻回用の送り孔33
とを備えて構成されている。収納部32は、製品化され
た半導体装置であるICを収納するためのもので、エン
ボスとも呼ばれ、いずれも同じ寸法形状に形成されてい
る。また収納部33の底面には丸孔34が穿設されてい
る。
【0003】このようなキャリアテープ30では、収納
部32にICが収納された状態で、テープ本体31の幅
方向の一端側を避けて収納部32を覆うようにテープ本
体31の上面にその長手方向に沿って図示しないカバー
テープが被着されることによりICが梱包される。また
ICを梱包したキャリアテープは、巻き取り装置により
リールに巻き取られ、リールに巻き取られた状態で実装
側(顧客)に供給(納品)されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャリアテープは、前述したように同じ寸法形状の収納
部がテープ本体の長手方向に沿って所定のピッチで一列
に形成されており、一品種のICに対応するだけのもの
となっている。このため、以下のような課題が生じてい
る。
【0005】すなわち、従来のキャリアテープでは、I
Cを梱包したキャリアテープからICを取り出して配線
基板に実装する実装工程にて、配線基板に複数の異なる
品種のICを実装する場合に、品種の数分の実装機が必
要となり、あるいは異なる品種のICを実装する度に実
装機に装着するリールを交換することが必要となる。結
果として、品種の数分の実装機が必要である場合には、
実装工程を行うエリアの面積の増大を招き、リールを交
換する必要がある場合には、交換作業によって実装工程
におけるタクトタイムが長くなる。
【0006】またICの品種毎にキャリアテープやカバ
ーテープ等のテープ材料およびリールを用意することが
必要になり、テープ材料コスト、梱包コスト、さらには
実装側への運搬コストの上昇を招いている。
【0007】なお、実装するICの品種の数分の実装機
を不要とし、あるいは異なる品種のICを実装する度に
リールを交換する作業を不要とする策としては、例えば
一品種のIC用の収納部を一列に形成した一本のキャリ
アテープにこの収納部に連続して他の品種のIC用の収
納部をテープ本体の長手方向に沿って一列に形成し、一
品種のICの梱包に連続して他の品種のICを梱包する
ことが考えられる。また一本のキャリアテープの幅方向
に、異なる品種のIC用の収納部を並べてテープ本体の
長手方向に沿う複数列の収納部を形成し、複数の品種の
ICを梱包することも考えられる。
【0008】ところが、異なる品種のIC用の収納部を
一列に形成する前者の場合には、当然のことながら、収
納部のピッチとICの収納数(梱包数)との積算により
決まるキャリアテープの長さが長くなる。キャリアテー
プを巻き取るリールは、その直径が180mm,245
mm,330mm,380mmと規格化されているた
め、キャリアテープの長さを長くすること、つまりキャ
リアテープにおける総合的なICの収納数の増加に限り
があり、一本のキャリアテープに異なる品種のICを必
要数分梱包できない場合が生じる。
【0009】また使用するリールの数を削減できるもの
の、キャリアテープやカバーテープ等のテープ材料は、
ICの品種毎にICを梱包する場合と同様に必要であ
り、テープ材料のコストを低減することができない。
【0010】一方、テープ本体の長手方向に沿う複数列
の収納部を形成する後者の場合には、より幅の広いキャ
リアテープが必要になることが多く、これに伴って幅の
広いカバーテープも必要になることから、実質的にはテ
ープ材料のコストを上昇させてしまうことになる。
【0011】以上のことから、テープ本体の幅および長
さをほとんど変化させずに一本のキャリアテープに異な
る品種のICを梱包でき、これによって一本のキャリア
テープにおけるICの総合的な収納数を増加させること
が可能なキャリアテープの開発が切望されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために本発明は、テープ本体の長手方向に沿って半導
体装置を収納するための第1収納部が所定のピッチで設
けられ、この各第1収納部が同じ寸法形状をなす半導体
装置用のキャリアテープにおいて、上記第1収納部間
に、第1収納部とは異なる寸法形状に形成されて上記半
導体装置とは異なる品種の半導体装置を収納するための
第2収納部が第1収納部間毎に設けられた構成となって
いる。
【0013】本発明では、第1収納部間に、第1収納部
に収納される半導体装置とは異なる品種の半導体装置を
収納するための第2収納部が第1収納部間毎に設けられ
ているため、テープ本体の幅および長さを変化させるこ
となく一本のキャリアテープに異なる品種の半導体装置
を必要数分梱包することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る半導体装置用の
キャリアテープの一実施形態を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は(a)におけるA−A線矢視断面図、
(c)は(a)におけるB−B線矢視断面図である。
【0015】図1に示すようにこのキャリアテープ1
は、第1収納部3と第2収納部4と送り孔5とを備えて
構成されている。第1収納部3は、製品化された半導体
装置であるICを収納するためのもので、テープ本体2
に平面視略四角形をなす状態でかつ凹状に形成されてい
る。そして、同じ寸法形状の第1収納部3がテープ本体
2の長手方向に沿って所定のピッチで一列に設けられて
いる。また各第1収納部3の底面には丸孔6が形成され
ている。
【0016】第2収納部4は、第1収納部3に収納され
るICとは異なる品種のICを収納するためのもので、
隣合う第1収納部3,3間にて第1収納部3とは異なる
寸法形状に形成されている。そして、同じ寸法形状の第
2収納部4が第1収納部3,3間毎に設けられている。
つまり、テープ本体2に第1収納部3と第2収納部4と
が交互に配置されているとともに一列に並んで設けられ
た状態となっている。
【0017】本実施形態では、例えば第1収納部3が平
面視略正方形に形成されており、第2収納部4は第1収
納部3よりもテープ本体2の長手方向における寸法が小
さい平面視略長方形状に形成されている。また第1収納
部3と同様に第2収納部4の底面にも丸孔7が穿設され
ている。
【0018】第1収納部3および第2収納部4は、例え
ば可撓性を有する薄板もしくはフィルム状の樹脂素材を
金型によりプレス成形し、または熱真空成形等により形
成される。また送り孔5は、従来と同様に、搬送巻回用
のもので、テープ本体2の幅方向の一端側に一定の間隔
で穿設されている。
【0019】上記のごとく構成されたキャリアテープ1
では、第1収納部3、第2収納部4にそれぞれ異なる二
品種のICが収納される。そしてこの状態で、テープ本
体2の幅方向の一端側を避けて収納部32を覆うように
テープ本体31の上面にその長手方向に沿って図示しな
いカバーテープが被着されて二品種のICを梱包するよ
うになっている。
【0020】このように本実施形態のキャリアテープ1
では、第1収納部3,3間に第2収納部4が設けられて
いるので、テープ本体2の幅を広げるあるいはテープ本
体2の長さを長くするというようにテープ本体2の幅お
よび長さを変化させることなく、二品種のICを必要数
分梱包することができる。その結果、一本のキャリアテ
ープ1におけるICの総合的な収納数を増加させること
ができる。
【0021】よって、キャリアテープ1を用いれば、従
来、実装工程にて配線基板に複数の異なる品種のICを
実装する際に品種の数分の実装機が必要であった場合、
実装機の台数を削減できるため、実装工程を行うエリア
の面積の縮小化が図れる。あるいは、異なる品種のIC
を実装する度に実装機にリールを交換して装着していた
場合には、リールの交換作業を削減できるため、実装工
程におけるタクトタイムの短縮を図ることができる。
【0022】さらにICの品種毎にキャリアテープ1や
カバーテープ等のテープ材料およびリールを用意する必
要がなくなり、実装側(顧客)に対して異なる品種のI
Cを一本のキャリアテープ1で一括して供給(納品)で
きるとともに、テープ本体2の幅および長さを変化させ
ることもないため、テープ材料コスト、梱包コストおよ
び実装側への運搬コストを低減できる。
【0023】図2は上記実施形態の変形例を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A線
矢視断面図、(c)は(a)におけるB−B線矢視断面
図である。なお、図において上記実施形態と同一の構成
要素には同一の符号を付してある。
【0024】図2に示すように、このキャリアテープ1
1では、テープ本体2の幅方向に第1収納部3および第
2収納部4とは異なる寸法形状の二つの第3収納部12
が例えば第1収納部3の両側に第1収納部3とともに並
べた状態に設けられている。よって、キャリアテープ1
1は、テープ本体2の長手方向に沿う第1収納部3およ
び第2収納部4からなる一列と第3収納部12の二列と
が形成されたものとなっている。
【0025】この第3収納部12は、テープ本体2の幅
が広がるのを抑えられる寸法に形成されたものである。
この例では、第2収納部4よりも小さな寸法形状の平面
視長方形に形成されている。また第3収納部12の底面
にも丸孔13が穿設されている。
【0026】このようにテープ本体2の幅が広がるのを
抑えることができれば、テープ本体2の幅方向も有効に
活用して第1収納部3とは異なる寸法形状の第3収納部
12を第1収納部3の両側、あるいは図示しないが第1
収納部3の片側に形成することも可能である。したがっ
て、図示しないが、テープ本体2の幅方向に第1収納部
3とは異なる寸法形状の収納部を例えば第2収納部4毎
に設けることも可能であり、第1収納部3毎と第2収納
部4毎とにそれぞれ設けてもよい。また第1収納部3の
両側に形成した第3収納部12をそれぞれ異なる寸法形
状にも形成可能である。
【0027】上記変形例のキャリアテープ11では、テ
ープ本体2の幅および長さを変化させることなく、三品
種のICをそれぞれ必要数分梱包することができる。そ
の結果、一本のキャリアテープ1におけるICの総合的
な収納数をより一層増加させることができる効果が得ら
れる。
【0028】よって、キャリアテープ11を用いれば、
実施形態のキャリアテープ1よりも実装機の台数をより
削減できるため、実装工程を行うエリアの面積の大幅な
縮小化が図れ、あるいはリールの交換作業をより削減で
きるため、実装工程におけるタクトタイムを大幅に短縮
することができる。さらにテープ材料コスト、梱包コス
ト、実装側への運搬コストをより低減できる。
【0029】なお、本実施形態では、第1収納部間に一
つの第2収納部を設けた例を述べたが、テープ本体の幅
が広がらなければ第1収納部間に二つ以上の第2収納部
を設けることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
装置用のキャリアテープによれば、第1収納部間に異な
る品種の半導体装置を収納するための第2収納部が第1
収納部間毎に設けられて、テープ本体の幅および長さを
変化させることなく一本のキャリアテープに異なる品種
の半導体装置を必要数分梱包できる構成としたので、実
装工程で使用する実装機の台数を削減でき、実装工程を
行うエリアの面積の縮小化が図れる。あるいは、異なる
品種のICを実装する度に行う実装機へのリールの交換
作業を削減できるため、実装工程におけるタクトタイム
の短縮を図ることができる。またテープ材料コスト、梱
包コストおよび実装側への運搬コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置用のキャリアテープの
一実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)におけるA−A線矢視断面図、(c)は(a)に
おけるB−B線矢視断面図である。
【図2】実施形態の変形例を示す図であり、(a)は平
面図、(b)は(a)におけるA−A線矢視断面図、
(c)は(a)におけるB−B線矢視断面図である。
【図3】従来の半導体装置用のキャリアテープを示す図
であり、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−
A線矢視断面図、(c)は(a)におけるB−B線矢視
断面図である。
【符号の説明】
1,11…テープキャリア、2…テープ本体、3…第1
収納部、4…第2収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB41 AC04 AC05 AC11 AC12 BA34A BA39A BB14A BC07A EA04 EA29 EB27 EC08 FA01 FC01 3E096 AA06 AA09 BA08 CA14 CB10 CC10 DA30 DB08 DC01 EA02X FA23 GA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ本体の長手方向に沿って半導体装
    置を収納するための第1収納部が所定のピッチで設けら
    れ、この各第1収納部が同じ寸法形状をなす半導体装置
    用のキャリアテープにおいて、 前記第1収納部間には、該第1収納部とは異なる寸法形
    状に形成されて前記半導体装置とは異なる品種の半導体
    装置を収納するための第2収納部が前記第1収納部間毎
    に設けられていることを特徴とする半導体装置用のキャ
    リアテープ。
JP10252242A 1998-09-07 1998-09-07 半導体装置用のキャリアテープ Pending JP2000085879A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7296963B2 (en) * 2002-08-08 2007-11-20 Intel Corporation Multi-row passive component carrier tape
WO2008028708A1 (de) * 2006-09-06 2008-03-13 Robert Bosch Gmbh Transportvorrichtung für bestückelemente und handhabungsvorrichtung zur bestückung der transportvorrichtung
US7654392B2 (en) 2002-04-19 2010-02-02 Ricoh Company, Ltd. Carrier tape containing good therein, and container using the carrier tape
JP2018195605A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 株式会社村田製作所 テーピング電子部品連

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