JP2004119836A - 半導体装置基板 - Google Patents

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JP2004119836A JP2002283574A JP2002283574A JP2004119836A JP 2004119836 A JP2004119836 A JP 2004119836A JP 2002283574 A JP2002283574 A JP 2002283574A JP 2002283574 A JP2002283574 A JP 2002283574A JP 2004119836 A JP2004119836 A JP 2004119836A
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Shinya Seki
関 慎也
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Abstract

【課題】基板本体に配置される成形ブロック間の配置間隔によって、製造装置の有する送り機構により製造可能な装置が限定されてしまうことのないようにした半導体装置基板を提供する。
【解決手段】長尺の基板本体12上に、その長手方向に成形ブロック3を複数配置し、さらに各成形ブロック3にパッケージ411,412,…,4mnを基板長手方向に複数配するようにしてマトリックス状に有すると共に、各パッケージ411,412,…,4mnが基板本体12を長手方向に送りながら順次成形されるもので、成形ブロック3相互の配置間隔Xが、各成形ブロック3に形成されるパッケージ411,412,…,4mnの基板長手方向の配列ピッチYの正の整数倍である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばマトリックスタイプのBGA等に用いられる半導体装置基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を、図2を参照して説明する。図2は長尺の基板本体にパッケージを成形した状態を示す平面図である。
【0003】
図2において、1は半導体装置基板で、例えばポリイミド樹脂等のフィルムでなる長尺の基板本体2により形成されている。そして、その基板本体2の長手方向には成形ブロック3が、隣接する成形ブロック3間に、それぞれ所定の配置間隔Xを設けて配置されている。また、各成形ブロック3には、図示しない半導体チップが複数マトリックス状に搭載されており、さらに各成形ブロック3の各半導体チップは、基板本体2を長手方向に所定ピッチYで送りながら成形することによって合成樹脂製のパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnが形成され、封止されている。
【0004】
そして、各成形ブロック3の半導体チップをパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnにより封止して半導体装置基板1を形成した後、基板本体2を切断することにより、個々に半導体チップを封止するパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnは切り離され、例えば図示しない実装基板に実装される。
【0005】
しかしながら上記の従来技術においては、各成形ブロック3が、隣接する成形ブロック3との間に所定の配置間隔Xを設けるようにして基板本体2に配置されているが、基板本体2内への収納数を向上させるために、配置間隔Xはより小寸法となるように考慮がなされ、例えばパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnの基板長手方向の配列ピッチをYとした時、 X<Y となるように形成されていたりする。また逆に、図示しないが、各成形ブロック3の間の基板本体2を利用するよう、例えば不良品識別等の認識マークや位置決め用孔が設けられるような大寸法にして、配置間隔Xを広く、 X<Y となるように形成することが通常の形態であった。
【0006】
しかし、このように半導体装置基板は種々の形態を有するので、配置間隔Xを設けて成形ブロック3が配置されている基板本体2にパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnを形成する場合は、先ず基板短手方向に並ぶパッケージ411,421,…,4m1が成形され、続いて、基板本体2が配列ピッチYだけ基板長手方向に送られ、次に基板短手方向に並ぶパッケージ412,422,…,4m2が成形され、さらに基板本体2の配列ピッチYの送りと成形が順次行なわれ、パッケージ41n,42n,…,4mnが成形されると、次の成形ブロック3での成形を行うために、基板本体2は配置間隔Xだけ送られることになる。
【0007】
また、成形ブロック3が配置間隔Xを設けて配置されている基板本体2の場合には、各成形ブロック3でのパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnの成形は、基板本体2を配列ピッチYだけ送って行なわれるが、1つの成形ブロック3から次の成形ブロック3に移行する際には、基板本体2は配置間隔Xだけ送られることになる。
【0008】
このため、半導体装置を製造するにあたって、種々の形態を有する半導体装置基板を扱う場合には、配置間隔X,Xに応じた送りが製造装置に必要となり、製造装置の有する送り機構によって、製造可能な装置が限定されてしまうことになる不都合が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、基板本体に配置される成形ブロック間の配置間隔を適正なものとして、製造装置の有する送り機構によって製造可能な装置が限定されてしまうことのないようにした半導体装置基板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置基板は、長尺の基板本体上に、その長手方向に成形ブロックを複数配置し、さらに前記各成形ブロックにパッケージを基板長手方向に複数配するようにしてマトリックス状に有すると共に、前記各パッケージが前記基板本体を長手方向に送りながら順次成形される半導体装置基板において、前記成形ブロック相互の配置間隔が、各成形ブロックに形成される前記パッケージの基板長手方向の配列ピッチの正の整数倍であることを特徴とするものであり、
さらに、配列ピッチが、パッケージの基板長手方向の長さに等しいことを特徴とするものであり、
さらに、各成形ブロック間の基板本体に、不良品識別等の認識マークまたは位置決め用孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1を参照して説明する。図1は長尺の基板本体にパッケージを成形した状態を示す平面図である。なお、従来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、従来と異なる本発明の構成について説明する。
【0012】
図1において、11は半導体装置基板で、例えばポリイミド樹脂等のフィルムでなる長尺の基板本体12により形成されている。そして、その基板本体12の長手方向には成形ブロック3が、隣接する成形ブロック3間に、それぞれ所定の配置間隔Xを設けるようにして、繰り返し配置されている。なお、成形ブロック3間の配置間隔Xは、各成形ブロック3に基板長手方向及び短手方向に所定ピッチY,Zで複数マトリックス状に搭載された図示しない半導体チップの基板長手方向の配列ピッチYに等しく、 X=Y となるように形成されている。
【0013】
そして、各成形ブロック3にマトリックス状に搭載された各半導体チップは、図示しないが、基板本体12を長手方向に、半導体チップの基板長手方向の配列ピッチYに等しい所定ピッチYで送りながら、成形装置で成形することによって合成樹脂製のパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnが形成され、封止されている。なお、パッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnは、それぞれ同形状の略直方体状のもので、基板長手方向の長さ寸法が半導体チップの同方向の配列ピッチYに等しく、Yであり、基板短手方向の幅寸法が同じく半導体チップの同方向の配列ピッチZに等しく、Zとなっている。
【0014】
すなわち、成形装置での成形は、先ず、最初の成形ブロック3において、基板短手方向に並ぶパッケージ411,421,…,4m1が成形され、続いて、基板本体12が配列ピッチYだけ基板長手方向に成形装置の送り機構によって送られ、次に基板短手方向に並ぶパッケージ412,422,…,4m2が成形され、さらに基板本体12の配列ピッチYだけの基板長手方向への送りと成形が順次行なわれ、パッケージ41n,42n,…,4mnが成形されると、次の成形ブロック3での成形を行うために、基板本体12は配置間隔X (X=Y)だけ基板長手方向に送られる。
【0015】
そして、再び次の成形ブロック3でのパッケージ411,412,…,41nの成形、パッケージ421,422,…,42nの成形、さらに、それ以降の成形が順次行われ、パッケージ4m1,4m2,…,4mnの成形が行なわれて、その成形ブロック3での成形を終わる。これが繰り返されることで、基板本体12に搭載された半導体チップの封止が終了する。
【0016】
このようにして、各成形ブロック3の半導体チップをパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnにより封止して半導体装置基板11を形成した後、図示しない切断装置によって基板本体12を切断することにより、個々に半導体チップを封止するパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnは切り離され、例えば図示しない実装基板に実装される。
【0017】
また、図示しないが、基板本体12の成形ブロック3間に、その間の基板本体12を利用するよう、例えば不良品識別等の認識マークや位置決め用孔を設けて半導体装置基板を構成する場合には、成形ブロック3間を広いものとし、その基板長手方向の配置間隔Xを X=i×Y (i:2以上の正の整数)となるようにする。
【0018】
このように、成形ブロック3間が所定の配置間隔Xとなっている半導体装置基板では、その基板本体12に半導体チップが、各成形ブロック3に基板長手方向に所定の配列ピッチYで搭載されている。そして、半導体チップが所定の配列ピッチYで配列されている各成形ブロック3への成形装置によるパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnの成形は、次のようの行なわれる。
【0019】
先ず、最初の成形ブロック3において、基板短手方向に並ぶパッケージ411,421,…,4m1が成形され、続いて、基板本体12が配列ピッチYだけ基板長手方向に成形装置の送り機構によって送られ、次に基板短手方向に並ぶパッケージ412,422,…,4m2が成形され、さらに基板本体12の配列ピッチYだけの基板長手方向への送りと成形が順次行なわれ、パッケージ41n,42n,…,4mnが成形されると、次の成形ブロック3での成形を行うために、基板本体2は配置間隔X (X=i×Y)だけ基板長手方向に送られる。
【0020】
この時、例えば配置間隔X2が、X2=2×Y (i=2)であるとすると、基板本体12が基板長手方向に成形装置の送り機構によって、パッケージ成形時と同様に、配列ピッチYと同じ送り量の送りを、2回行う。すなわち、基板本体12の成形ブロック3間での成形装置の送り機構による送りは、配置間隔Xの配列ピッチYに対する整数倍数に応じ、その倍数の値の回数だけ配列ピッチYと同じ送り量で送るようにして行う。
【0021】
そして、再び次の成形ブロック3でのパッケージ411,412,…,41nの成形、パッケージ421,422,…,42nの成形、さらに、それ以降の成形が順次行われ、パッケージ4m1,4m2,…,4mnの成形が行なわれて、その成形ブロック3での成形を終わる。これが繰り返されることで、基板本体12に搭載された半導体チップの封止が終了する。
【0022】
また、このようにして各成形ブロック3の半導体チップをパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnにより封止して半導体装置基板を形成した後、同様に、図示しない切断装置によって基板本体12を切断することにより、個々に半導体チップを封止するパッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnは切り離され、例えば図示しない実装基板に実装される。
【0023】
以上の通り、基板本体12の各成形ブロック3間の配置間隔X,Xを、半導体チップの配列ピッチYと同じにする (X=Y)、または半導体チップの配列ピッチYの2以上の正の整数倍にする (X=i×Y 但し、i:2以上の正の整数)ことで、基板本体12の送りは、半導体チップの配列ピッチYに統一されることになり、パッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnを成形する成形装置を始めとして、パッケージ411,412,…,41n,421,422,…,42n,4m1,4m2,…,4mnの切り離しを行う切断装置等、半導体装置基板に係る製造装置の送り機構を単純なものとすることができる。
【0024】
この結果、半導体装置を製造するにあたって、扱う半導体装置基板は、配置間隔が半導体チップの配列ピッチYの正の整数倍に統一された寸法となり、製造装置の有する送り機構を単純化でき、製造装置の有する送り機構によって、製造可能な装置が限定されてしまうと言った不都合がなくなる。
【0025】
なお、上記の実施形態においては、パッケージの基板長手方向の長さ寸法を半導体チップの配列ピッチYと等しいものとしたが、異なるものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、基板本体に配置される成形ブロック間の配置間隔を、各成形ブロックに搭載される半導体チップの基板長手方向の配列ピッチの正の整数倍にして、製造装置との関係を単純化し、製造装置の有する送り機構によって製造可能な装置が限定されてしまうといった不都合が生じない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における長尺の基板本体にパッケージを成形した状態を示す平面図である。
【図2】従来例における長尺の基板本体にパッケージを成形した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
3…成形ブロック
11,412,…,4mn…パッケージ
12…基板本体
,X…配置間隔
Y…配列ピッチ

Claims (3)

  1. 長尺の基板本体上に、その長手方向に成形ブロックを複数配置し、さらに前記各成形ブロックにパッケージを基板長手方向に複数配するようにしてマトリックス状に有すると共に、前記各パッケージが前記基板本体を長手方向に送りながら順次成形される半導体装置基板において、前記成形ブロック相互の配置間隔が、各成形ブロックに形成される前記パッケージの基板長手方向の配列ピッチの正の整数倍であることを特徴とする半導体装置基板。
  2. 配列ピッチが、パッケージの基板長手方向の長さに等しいことを特徴とする請求項1記載の半導体装置基板。
  3. 各成形ブロック間の基板本体に、不良品識別等の認識マークまたは位置決め用孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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