JP2000085010A - 卓上型ラミネータ - Google Patents
卓上型ラミネータInfo
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- JP2000085010A JP2000085010A JP27931798A JP27931798A JP2000085010A JP 2000085010 A JP2000085010 A JP 2000085010A JP 27931798 A JP27931798 A JP 27931798A JP 27931798 A JP27931798 A JP 27931798A JP 2000085010 A JP2000085010 A JP 2000085010A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 卓上型ラミネータを構成する一対の熱ロール
間に詰まりなどが生じた場合に容易かつ適切に取り除く
ことができるようにする。 【解決手段】 被包装物の表面にラミネートフィルムを
加熱接着させる一対の熱ロール1、1を備えるラミネー
ターである。一対の熱ロール1、1の一方が据え付け側
と、他方が可動側としてある。可動側とされる熱ロール
1が、一端側を据え付け側とされる熱ロール1を回転可
能に支持するフレーム2に回動可能に組み付けられたア
ーム部材3の他端側において回転可能に支持されて、ア
ーム部材3の回動組み付け部を中心に据え付け側とされ
る熱ロール1から引き離される向きに移動操作可能に備
えられている。アーム部材3を一対の熱ロール1、1を
接し、又は、近接させた所定位置で、フレーム2に対し
取り外し可能に固定する固定手段4を備えている。
間に詰まりなどが生じた場合に容易かつ適切に取り除く
ことができるようにする。 【解決手段】 被包装物の表面にラミネートフィルムを
加熱接着させる一対の熱ロール1、1を備えるラミネー
ターである。一対の熱ロール1、1の一方が据え付け側
と、他方が可動側としてある。可動側とされる熱ロール
1が、一端側を据え付け側とされる熱ロール1を回転可
能に支持するフレーム2に回動可能に組み付けられたア
ーム部材3の他端側において回転可能に支持されて、ア
ーム部材3の回動組み付け部を中心に据え付け側とされ
る熱ロール1から引き離される向きに移動操作可能に備
えられている。アーム部材3を一対の熱ロール1、1を
接し、又は、近接させた所定位置で、フレーム2に対し
取り外し可能に固定する固定手段4を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送り込まれる一
端側を接合された二枚のラミネートフィルムの内側、又
は、二つ折りにされたラミネートフィルムの内側に挟み
入れられた被包装物の表面に当該ラミネートフィルムを
加熱接着させて、当該被包装物をラミネートする卓上型
ラミネータの改良に関する。
端側を接合された二枚のラミネートフィルムの内側、又
は、二つ折りにされたラミネートフィルムの内側に挟み
入れられた被包装物の表面に当該ラミネートフィルムを
加熱接着させて、当該被包装物をラミネートする卓上型
ラミネータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】葉書、写真、プライスカード、チケット
などの各種のカード類、紙類などを簡易にラミネートフ
ィルムによりラミネート可能とする卓上型ラミネータが
汎用されている。
などの各種のカード類、紙類などを簡易にラミネートフ
ィルムによりラミネート可能とする卓上型ラミネータが
汎用されている。
【0003】この種の卓上型ラミネータは一般に、ヒー
タHにより加熱される一対の熱ロールR、Rを備え、こ
の一対の熱ロールR、R間に、一端側を接合された二枚
のラミネートフィルムFの内側、または、二つ折にした
ラミネートフィルムFの内側に挟み入れられた被包装物
Wを送り込むことにより、この被包装物Wの表面に当該
ラミネートフィルムFを加熱接着させて、当該被包装物
Wにラミネートを施すものである。
タHにより加熱される一対の熱ロールR、Rを備え、こ
の一対の熱ロールR、R間に、一端側を接合された二枚
のラミネートフィルムFの内側、または、二つ折にした
ラミネートフィルムFの内側に挟み入れられた被包装物
Wを送り込むことにより、この被包装物Wの表面に当該
ラミネートフィルムFを加熱接着させて、当該被包装物
Wにラミネートを施すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種のラ
ミネータは、一般に個人用に、また、商店などで用いら
れる場合にあっても当該商店における付随的なサービス
の一環として用いられることが少なくなく、取扱者には
格別のメンテナンス能力が存しないことが多いところで
ある。このため、この種の卓上型ラミネータにあって
は、ラミネータを構成する一対の熱ロールR、R間に当
該ラミネータの使用の過程で前記被包装物Wや前記ラミ
ネートフィルムFの詰まり、引っ掛かりなどが生じた場
合に、こうした詰まりなどを格別のメンテナンス能力を
有さない者にあっても容易に取り除けるようにすること
が望まれるところである。
ミネータは、一般に個人用に、また、商店などで用いら
れる場合にあっても当該商店における付随的なサービス
の一環として用いられることが少なくなく、取扱者には
格別のメンテナンス能力が存しないことが多いところで
ある。このため、この種の卓上型ラミネータにあって
は、ラミネータを構成する一対の熱ロールR、R間に当
該ラミネータの使用の過程で前記被包装物Wや前記ラミ
ネートフィルムFの詰まり、引っ掛かりなどが生じた場
合に、こうした詰まりなどを格別のメンテナンス能力を
有さない者にあっても容易に取り除けるようにすること
が望まれるところである。
【0005】特に、この種の卓上型ラミネータにあって
は、一端側を接合された二枚のラミネートフルムFの接
合部Faの内側接合縁Fb、または、二つ折にしたラミ
ネートフィルムFの折り込み部Faの内縁Fbと被包装
物Wの送り込み前端Waとの間に間隔が開けられた状態
で当該被包装物Wが前記一対の熱ロールR、R間に送り
込まれると、かかるラミネートフィルムFの接合部Fa
または折り込み部Fa側が加熱によりダレてしまい、こ
のダレた接合部Faまたは折り込み部Faが一対の熱ロ
ールR、Rからの送り出し側にある移送ガイド板Pなど
に引っ掛かることにより前記のような詰まりなどを生じ
ることが少なくない。(図14、図15)また、ラミネ
ートフィルムFの内側に被包装物Wを挟み入れないで当
該被包装物Wの一面に当該ラミネートフィルムFを添装
させた誤った使用状態で当該被包装物Wが前記一対の熱
ロールR、R間に送り込まれると、ラミネートフィルム
Fが一対の熱ローラR、Rの一方に巻き付き、同様に前
記のような詰まりなどを生じさせる。(図16、図1
7)
は、一端側を接合された二枚のラミネートフルムFの接
合部Faの内側接合縁Fb、または、二つ折にしたラミ
ネートフィルムFの折り込み部Faの内縁Fbと被包装
物Wの送り込み前端Waとの間に間隔が開けられた状態
で当該被包装物Wが前記一対の熱ロールR、R間に送り
込まれると、かかるラミネートフィルムFの接合部Fa
または折り込み部Fa側が加熱によりダレてしまい、こ
のダレた接合部Faまたは折り込み部Faが一対の熱ロ
ールR、Rからの送り出し側にある移送ガイド板Pなど
に引っ掛かることにより前記のような詰まりなどを生じ
ることが少なくない。(図14、図15)また、ラミネ
ートフィルムFの内側に被包装物Wを挟み入れないで当
該被包装物Wの一面に当該ラミネートフィルムFを添装
させた誤った使用状態で当該被包装物Wが前記一対の熱
ロールR、R間に送り込まれると、ラミネートフィルム
Fが一対の熱ローラR、Rの一方に巻き付き、同様に前
記のような詰まりなどを生じさせる。(図16、図1
7)
【0006】こうした詰まりなどを生じさせないよう
に、被包装物Wの送り込み、送り出し機構などに格別の
かかる詰まりなどの防止構造、詰まった被包装物の強制
排出構造などをもたせることも一つの解決策ではある
が、こうした詰まりなどを完全に防止することには限界
があり、また、卓上型ラミネータの小型化、低廉化の観
点からも複雑な構造によらない前記詰まりなどの事態へ
の対応機構が望まれるところであった。
に、被包装物Wの送り込み、送り出し機構などに格別の
かかる詰まりなどの防止構造、詰まった被包装物の強制
排出構造などをもたせることも一つの解決策ではある
が、こうした詰まりなどを完全に防止することには限界
があり、また、卓上型ラミネータの小型化、低廉化の観
点からも複雑な構造によらない前記詰まりなどの事態へ
の対応機構が望まれるところであった。
【0007】そこでこの発明は、この種の卓上型ラミネ
ータを構成する一対の熱ロール間に被包装物、ラミネー
トフィルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが生じた場合
に、この詰まりなどを容易かつ適切に取り除くことがで
きるようにすることを目的とする。
ータを構成する一対の熱ロール間に被包装物、ラミネー
トフィルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが生じた場合
に、この詰まりなどを容易かつ適切に取り除くことがで
きるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、卓上型ラミネータ
が以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。 (1)送り込まれる一端側を接合された二枚のラミネー
トフィルムの内側、又は、二つ折りにされたラミネート
フィルムの内側に挟み入れられた被包装物の表面に当該
送り込みに伴って当該ラミネートフィルムを加熱接着さ
せる一対の熱ロールを備えるラミネーターであって、
(2)前記一対の熱ロールの一方が据え付け側とされ、
かつ、当該一対の熱ロールの他方が可動側としてあると
共に、(3)前記可動側とされる熱ロールが、一端側を
据え付け側とされる熱ロールを回転可能に支持するフレ
ームに回動可能に組み付けられたアーム部材の他端側に
おいて当該可動側とされる熱ロールの端部を回転可能に
支持されて、当該アーム部材の当該フレームに対する回
動組み付け部を中心に据え付け側とされる熱ロールから
引き離される向きに移動操作可能に備えられており、
(4)しかも、前記アーム部材を、前記据え付け側とさ
れる熱ロールと可動側とされる熱ロールとを接し、又
は、近接させた所定位置で、前記フレームに対し取り外
し可能に固定する固定手段を備えている。
に、請求項1記載の発明にあっては、卓上型ラミネータ
が以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。 (1)送り込まれる一端側を接合された二枚のラミネー
トフィルムの内側、又は、二つ折りにされたラミネート
フィルムの内側に挟み入れられた被包装物の表面に当該
送り込みに伴って当該ラミネートフィルムを加熱接着さ
せる一対の熱ロールを備えるラミネーターであって、
(2)前記一対の熱ロールの一方が据え付け側とされ、
かつ、当該一対の熱ロールの他方が可動側としてあると
共に、(3)前記可動側とされる熱ロールが、一端側を
据え付け側とされる熱ロールを回転可能に支持するフレ
ームに回動可能に組み付けられたアーム部材の他端側に
おいて当該可動側とされる熱ロールの端部を回転可能に
支持されて、当該アーム部材の当該フレームに対する回
動組み付け部を中心に据え付け側とされる熱ロールから
引き離される向きに移動操作可能に備えられており、
(4)しかも、前記アーム部材を、前記据え付け側とさ
れる熱ロールと可動側とされる熱ロールとを接し、又
は、近接させた所定位置で、前記フレームに対し取り外
し可能に固定する固定手段を備えている。
【0009】かかる構成によれば、前記一対の熱ロール
の間にラミネートフィルムなどが詰まったり、引っ掛か
ったりした場合、前記固定手段による固定を解くことに
より、前記アーム部材を前記フレームへの回動組み付け
側を中心に回動操作して当該アーム部材に支持された前
記可動側熱ロールを前記据え付け側熱ロールと引き離し
て、詰まるなどしたラミネートフィルムなどを一対の熱
ロール間から容易に取り除くことができる。
の間にラミネートフィルムなどが詰まったり、引っ掛か
ったりした場合、前記固定手段による固定を解くことに
より、前記アーム部材を前記フレームへの回動組み付け
側を中心に回動操作して当該アーム部材に支持された前
記可動側熱ロールを前記据え付け側熱ロールと引き離し
て、詰まるなどしたラミネートフィルムなどを一対の熱
ロール間から容易に取り除くことができる。
【0010】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、前記本体部に対する前記熱ロールを覆った前記カバ
ーの取付位置において、当該カバーの掛合部に掛合可能
な可動掛合部が前記本体部に備えられており、当該可動
掛合部が、所定の温度で変形するバイメタル部材の当該
変形により前記カバーの掛合部への掛合位置に移動され
る構成としてあるものとした。
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、前記本体部に対する前記熱ロールを覆った前記カバ
ーの取付位置において、当該カバーの掛合部に掛合可能
な可動掛合部が前記本体部に備えられており、当該可動
掛合部が、所定の温度で変形するバイメタル部材の当該
変形により前記カバーの掛合部への掛合位置に移動され
る構成としてあるものとした。
【0011】かかる構成によれば、前記ラミネートフィ
ルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが生じ、この詰まり
などを前記アーム部材の回動操作を通じて取り除くべく
前記カバーを本体部から取り外そうとした場合であって
も、前記バイメタル部材の変形を解く温度以下に本体部
が冷めない限り当該カバーの取り外しをできないように
することができる。
ルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが生じ、この詰まり
などを前記アーム部材の回動操作を通じて取り除くべく
前記カバーを本体部から取り外そうとした場合であって
も、前記バイメタル部材の変形を解く温度以下に本体部
が冷めない限り当該カバーの取り外しをできないように
することができる。
【0012】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、少なくとも、一対の熱ロールの加熱ヒータ及び当該
熱ロールの駆動モータの回路に、常時当該回路を開成す
る向きに付勢されるスイッチが設けてあり、前記カバー
の前記本体部に対する取り付け時に前記付勢に抗して前
記スイッチが前記回路を閉成させ、当該カバーの取り外
し時に当該付勢により当該スイッチが当該回路を開成さ
せる構成としてあるものとした。
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、少なくとも、一対の熱ロールの加熱ヒータ及び当該
熱ロールの駆動モータの回路に、常時当該回路を開成す
る向きに付勢されるスイッチが設けてあり、前記カバー
の前記本体部に対する取り付け時に前記付勢に抗して前
記スイッチが前記回路を閉成させ、当該カバーの取り外
し時に当該付勢により当該スイッチが当該回路を開成さ
せる構成としてあるものとした。
【0013】かかる構成によれば、前記ラミネートフィ
ルムなどの詰まりなどを取り除くべく、前記カバーを前
記本体部から取り外すと、この取り外しに伴って前記ス
イッチを前記付勢手段の付勢により開成させることがで
き、かかるカバーの取り外しと同時に駆動モータの駆
動、加熱ヒータの加熱を中止させることができる。
ルムなどの詰まりなどを取り除くべく、前記カバーを前
記本体部から取り外すと、この取り外しに伴って前記ス
イッチを前記付勢手段の付勢により開成させることがで
き、かかるカバーの取り外しと同時に駆動モータの駆
動、加熱ヒータの加熱を中止させることができる。
【0014】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるなカバーとを有すると
共に、前記本体部に、警告表示部と、この警告表示部を
覆う被覆部とを備えた警告表示体が設けられており、こ
の警告表示体の被覆部が所定の温度で変色して前記警告
表示部の表示を視認可能とする熱変色性材料により構成
してあるものとした。
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるなカバーとを有すると
共に、前記本体部に、警告表示部と、この警告表示部を
覆う被覆部とを備えた警告表示体が設けられており、こ
の警告表示体の被覆部が所定の温度で変色して前記警告
表示部の表示を視認可能とする熱変色性材料により構成
してあるものとした。
【0015】かかる構成によれば、本体部が所定の温度
以下に冷めていないことを、カバーを外した状態におい
て作業者に知らせることができる。
以下に冷めていないことを、カバーを外した状態におい
て作業者に知らせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図13に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0017】なお、ここで図1および図2は、この実施
の形態にかかる卓上型ラミネータの要部構成を斜視の状
態として示しており、図1は、一対の熱ロール1、1を
近接させた後述のアーム部材3の回動操作前の状態を、
また、図2は、かかる一対の熱ロール1、1を引き離し
た当該アーム部材3の回動操作後の状態を、それぞれ示
している。
の形態にかかる卓上型ラミネータの要部構成を斜視の状
態として示しており、図1は、一対の熱ロール1、1を
近接させた後述のアーム部材3の回動操作前の状態を、
また、図2は、かかる一対の熱ロール1、1を引き離し
た当該アーム部材3の回動操作後の状態を、それぞれ示
している。
【0018】また、図3ないし図6は、卓上型ラミネー
タの全体構成を理解し易いように、当該卓上型ラミネー
タを被包装物の移送方向に沿って断面にした構成図であ
る。図3と図4ないし図6は、切断位置を異ならせてい
る。また、図3ないし図5は、かかる卓上型ラミネータ
の本体部A側が所定の温度以下に冷めておらず、後述す
る本体部A側の可動掛合部57がカバー9の掛合部93
に掛合した状態をそれぞれ示しており、この状態におい
ては当該カバー9を本体部Aに留め付ける後述する取り
付け摘み91を取り外してもカバー9を取り外すことは
できない。また、図6は、本体部A側が所定の温度以下
に冷めて前記可動掛合部57の掛合が解かれ、カバー9
の取り外しが許容された状態を示しており、この取り外
し状態においては後述する安全スイッチ80のボタン部
80dに対する前記カバー9側に設けた押し込み部94
の押し込みが解除され、駆動モータ6およびヒータ10
cの回路が開成される。
タの全体構成を理解し易いように、当該卓上型ラミネー
タを被包装物の移送方向に沿って断面にした構成図であ
る。図3と図4ないし図6は、切断位置を異ならせてい
る。また、図3ないし図5は、かかる卓上型ラミネータ
の本体部A側が所定の温度以下に冷めておらず、後述す
る本体部A側の可動掛合部57がカバー9の掛合部93
に掛合した状態をそれぞれ示しており、この状態におい
ては当該カバー9を本体部Aに留め付ける後述する取り
付け摘み91を取り外してもカバー9を取り外すことは
できない。また、図6は、本体部A側が所定の温度以下
に冷めて前記可動掛合部57の掛合が解かれ、カバー9
の取り外しが許容された状態を示しており、この取り外
し状態においては後述する安全スイッチ80のボタン部
80dに対する前記カバー9側に設けた押し込み部94
の押し込みが解除され、駆動モータ6およびヒータ10
cの回路が開成される。
【0019】また、図7および図8は、前記本体部Aの
可動掛合部57とカバー9側に設けた掛合部93との係
脱状態を理解し易いように、かかる可動掛合部57の備
えられる後述の遮熱プレート40を想像線で表して示し
ており、図7は掛合状態、図8は掛合解除状態をそれぞ
れ示している。
可動掛合部57とカバー9側に設けた掛合部93との係
脱状態を理解し易いように、かかる可動掛合部57の備
えられる後述の遮熱プレート40を想像線で表して示し
ており、図7は掛合状態、図8は掛合解除状態をそれぞ
れ示している。
【0020】また、図9ないし図10は、前記本体部
A、ここでは特に、前記遮熱プレート40の温度が所定
の温度以下に冷めていない場合に当該遮熱プレート40
の取り外し操作に所要の警告を与える当該遮熱プレート
40の上面に添装される警告表示体7をそれぞれ示して
おり、図9はシート状の警告表示部70と被覆部72と
を分離した状態で、また、図10は、警告表示部70の
表示71が被覆部72により視認不能な前記遮熱プレー
ト40が所定の温度以下に冷めている場合の当該警告表
示体7の状態を、また、図11は、警告表示部70の表
示71が所定の温度以上の温度に遮熱プレート40があ
るために被覆部72の変色を通じて顕在化している場合
の当該警告表示体7の状態を、それぞれ示している。
A、ここでは特に、前記遮熱プレート40の温度が所定
の温度以下に冷めていない場合に当該遮熱プレート40
の取り外し操作に所要の警告を与える当該遮熱プレート
40の上面に添装される警告表示体7をそれぞれ示して
おり、図9はシート状の警告表示部70と被覆部72と
を分離した状態で、また、図10は、警告表示部70の
表示71が被覆部72により視認不能な前記遮熱プレー
ト40が所定の温度以下に冷めている場合の当該警告表
示体7の状態を、また、図11は、警告表示部70の表
示71が所定の温度以上の温度に遮熱プレート40があ
るために被覆部72の変色を通じて顕在化している場合
の当該警告表示体7の状態を、それぞれ示している。
【0021】また、図12および図13は、前記駆動モ
ータ6およびヒータ10cの回路8の概要を示したもの
であり、図12は、前記カバー9を本体部Aに装着させ
た状態の当該回路8を、また、図13は、かかるカバー
9を本体部Aから取り外した状態の当該回路8をそれぞ
れ示している。
ータ6およびヒータ10cの回路8の概要を示したもの
であり、図12は、前記カバー9を本体部Aに装着させ
た状態の当該回路8を、また、図13は、かかるカバー
9を本体部Aから取り外した状態の当該回路8をそれぞ
れ示している。
【0022】この実施の形態にかかる卓上型ラミネータ
は、送り込まれる一端側を接合された二枚のラミネート
フィルムの内側、又は、二つ折りにされたラミネートフ
ィルムの内側に挟み入れられた被包装物の表面に当該ラ
ミネートフィルムを加熱接着させて、当該被包装物をラ
ミネートする用途に用いられるものである。
は、送り込まれる一端側を接合された二枚のラミネート
フィルムの内側、又は、二つ折りにされたラミネートフ
ィルムの内側に挟み入れられた被包装物の表面に当該ラ
ミネートフィルムを加熱接着させて、当該被包装物をラ
ミネートする用途に用いられるものである。
【0023】すなわち、この実施の形態にかかる卓上型
ラミネータは、回転軸線を略平行にするように配され、
かつ、一方側から間に送り込まれる前記ラミネートフィ
ルムに挟み込まれた被包装物を他方側より送り出すよう
に回転駆動される一対の熱ロール1、1を備えている。
そして、この送り込みと送り出しとの過程において当該
ラミネートフィルムに所望の加熱と押圧力とを作用させ
て、前記被包装物の表面にかかるラミネートフィルムを
接着させ、当該被包装物にラミネートを施すものであ
る。
ラミネータは、回転軸線を略平行にするように配され、
かつ、一方側から間に送り込まれる前記ラミネートフィ
ルムに挟み込まれた被包装物を他方側より送り出すよう
に回転駆動される一対の熱ロール1、1を備えている。
そして、この送り込みと送り出しとの過程において当該
ラミネートフィルムに所望の加熱と押圧力とを作用させ
て、前記被包装物の表面にかかるラミネートフィルムを
接着させ、当該被包装物にラミネートを施すものであ
る。
【0024】典型的には、被包装物としては、葉書、写
真、プライスカード、チケットなどの各種のカード類や
紙類、あるいは、押し花などの比較的薄く形成された各
種物品などを予定するものである。
真、プライスカード、チケットなどの各種のカード類や
紙類、あるいは、押し花などの比較的薄く形成された各
種物品などを予定するものである。
【0025】また、前記ラミネートフィルムとしては、
典型的には、一端側を接合された二枚のプラスチックフ
ィルムであって、向かい合った側に加熱接着層を有する
透光性を有するプラスチックフィルムや、二つ折にした
内側に加熱接着層を有する透光性を有するプラスチック
フィルムが用いられる。かかる加熱接着層は、例えば、
ホットメルト接着剤を当該プラスチックフィルムに塗布
することにより形成される。
典型的には、一端側を接合された二枚のプラスチックフ
ィルムであって、向かい合った側に加熱接着層を有する
透光性を有するプラスチックフィルムや、二つ折にした
内側に加熱接着層を有する透光性を有するプラスチック
フィルムが用いられる。かかる加熱接着層は、例えば、
ホットメルト接着剤を当該プラスチックフィルムに塗布
することにより形成される。
【0026】そして、この実施の形態にかかる卓上型ラ
ミネータは、前記一対の熱ロール1、1の間への前記ラ
ミネートフィルムに挟み込んだ前記被包装物の送り込み
に伴って、この熱ロール1に当該ラミネートフィルムが
巻き付いたり、一対の熱ロール1、1における送り出し
側などにおいて当該ラミネートフィルムや被包装物が詰
まったり、引っ掛かったりした場合に、こうしたラミネ
ートフィルムなどを当該一対の熱ロール1、1の間から
容易に取り除くことができる構成を備えている。
ミネータは、前記一対の熱ロール1、1の間への前記ラ
ミネートフィルムに挟み込んだ前記被包装物の送り込み
に伴って、この熱ロール1に当該ラミネートフィルムが
巻き付いたり、一対の熱ロール1、1における送り出し
側などにおいて当該ラミネートフィルムや被包装物が詰
まったり、引っ掛かったりした場合に、こうしたラミネ
ートフィルムなどを当該一対の熱ロール1、1の間から
容易に取り除くことができる構成を備えている。
【0027】すなわち、この実施の形態にあっては、一
対の熱ロール1、1を上下に配する本体部Aと、この本
体部Aの上側を覆うカバー9とを備えると共に、かかる
本体部Aにおける下側の熱ロール1が当該本体部Aに据
え付けられ、かつ、上側の熱ロール1が下側の熱ロール
1に下端を近接させた所定位置から、当該下側の熱ロー
ル1から引き離される向きに移動操作可能に当該本体部
Aに組み付けられた構成としてある。(以下、かかる下
側の熱ロール1を据え付け側熱ロール10と、上側の熱
ロール1を可動側熱ロール11という。)
対の熱ロール1、1を上下に配する本体部Aと、この本
体部Aの上側を覆うカバー9とを備えると共に、かかる
本体部Aにおける下側の熱ロール1が当該本体部Aに据
え付けられ、かつ、上側の熱ロール1が下側の熱ロール
1に下端を近接させた所定位置から、当該下側の熱ロー
ル1から引き離される向きに移動操作可能に当該本体部
Aに組み付けられた構成としてある。(以下、かかる下
側の熱ロール1を据え付け側熱ロール10と、上側の熱
ロール1を可動側熱ロール11という。)
【0028】先ず、据え付け側熱ロール10は、前記本
体部Aにおける前記被包装物の移送面Mを挟んだ両側に
起立状態に設けられる側板状をなす一対のフレーム2、
2間に亙るように、当該一対のフレーム2、2の一方に
ロール軸の一端を、また、当該一対のフレーム2、2の
他方にロール軸の他端を、それぞれ回転可能に軸支され
て組み付けられている。かかる据え付け側熱ロール10
は、その上端を前記所定位置において可動側熱ロール1
の下端に近接させるように配されており、また、その下
端側を断面コ字状をなすヒータチャンバー10dの内側
に収めるようにして当該ヒータチャンバー10dにより
覆われている。また、かかる据え付け側熱ロール10
は、前記被包装物に対するラミネートフィルムを介した
接触部12をシリコンゴムなどで覆われた構成とされて
おり、前記ヒータチャンバー10dの下面外側に設けら
れたヒータ10cにより当該ヒータチャンバー10dを
介して当該接触部12を加熱され、送り込まれるラミネ
ートフィルムに所望の加熱を施す構成としてある。
体部Aにおける前記被包装物の移送面Mを挟んだ両側に
起立状態に設けられる側板状をなす一対のフレーム2、
2間に亙るように、当該一対のフレーム2、2の一方に
ロール軸の一端を、また、当該一対のフレーム2、2の
他方にロール軸の他端を、それぞれ回転可能に軸支され
て組み付けられている。かかる据え付け側熱ロール10
は、その上端を前記所定位置において可動側熱ロール1
の下端に近接させるように配されており、また、その下
端側を断面コ字状をなすヒータチャンバー10dの内側
に収めるようにして当該ヒータチャンバー10dにより
覆われている。また、かかる据え付け側熱ロール10
は、前記被包装物に対するラミネートフィルムを介した
接触部12をシリコンゴムなどで覆われた構成とされて
おり、前記ヒータチャンバー10dの下面外側に設けら
れたヒータ10cにより当該ヒータチャンバー10dを
介して当該接触部12を加熱され、送り込まれるラミネ
ートフィルムに所望の加熱を施す構成としてある。
【0029】一方、前記据え付け側熱ロール10を支持
する前記一対のフレーム2、2にはそれぞれ、このフレ
ーム2に一端側を回動可能に組み付けられたアーム部材
3が備えられている。この実施の形態にあっては、この
アーム部材3は、前記一対のフレーム2、2における前
記被包装物の送り出し側ODにおいて当該フレーム2の
外側に前記一端側をもって組み付けられている。図中符
号30で示されるのは、このアーム部材3の一端側を回
動可能に前記フレーム2に組み付けるボルトである。
する前記一対のフレーム2、2にはそれぞれ、このフレ
ーム2に一端側を回動可能に組み付けられたアーム部材
3が備えられている。この実施の形態にあっては、この
アーム部材3は、前記一対のフレーム2、2における前
記被包装物の送り出し側ODにおいて当該フレーム2の
外側に前記一端側をもって組み付けられている。図中符
号30で示されるのは、このアーム部材3の一端側を回
動可能に前記フレーム2に組み付けるボルトである。
【0030】また、かかるアーム部材3は、その他端側
に前記可動側熱ロール1のロール軸の端部の支持板部3
1を備えている。この実施の形態にあっては、このアー
ム部材3の支持板部31が、隅部を挟んで隣り合い、か
つ、互いに直交する向きに配される一対の接合側端面3
1a、31aを有していると共に、前記据え付け側熱ロ
ール10を支持するフレーム2が、この一対の接合側端
面31a、31aの一方に接する横向き端面20と、当
該一対の接合側端面31a、31aの他方に接する縦向
き端面21とを備えた当該フレーム2の収まり部を有し
ている。そして、前記アーム部材3の支持板部31は、
その一対の接合側端面31a、31aの双方を前記据え
付け側熱ロール10を支持するフレーム2における前記
各端面20、21に接合させた状態で、その板面を当該
フレーム2の板面と略平行に配するように、当該フレー
ム2上に載せ置かれるものとされ、また、この接合状態
において、かかるアーム部材3の支持板部31における
上側に位置される端面31bと、前記フレーム2の縦向
き端面21に隅部を介して続く当該フレーム2の最上方
に位置される上端面22とが略同面に位置される構成と
されている。(図1)
に前記可動側熱ロール1のロール軸の端部の支持板部3
1を備えている。この実施の形態にあっては、このアー
ム部材3の支持板部31が、隅部を挟んで隣り合い、か
つ、互いに直交する向きに配される一対の接合側端面3
1a、31aを有していると共に、前記据え付け側熱ロ
ール10を支持するフレーム2が、この一対の接合側端
面31a、31aの一方に接する横向き端面20と、当
該一対の接合側端面31a、31aの他方に接する縦向
き端面21とを備えた当該フレーム2の収まり部を有し
ている。そして、前記アーム部材3の支持板部31は、
その一対の接合側端面31a、31aの双方を前記据え
付け側熱ロール10を支持するフレーム2における前記
各端面20、21に接合させた状態で、その板面を当該
フレーム2の板面と略平行に配するように、当該フレー
ム2上に載せ置かれるものとされ、また、この接合状態
において、かかるアーム部材3の支持板部31における
上側に位置される端面31bと、前記フレーム2の縦向
き端面21に隅部を介して続く当該フレーム2の最上方
に位置される上端面22とが略同面に位置される構成と
されている。(図1)
【0031】そして、この実施の形態にあっては、前記
据え付け側熱ロール10を支持する両フレーム2に前記
のようにそれぞれ設けられたアーム部材3における前記
支持板部31間に亙るように、一対のかかるアーム部材
3、3の一方の支持板部31にロール軸の端部の一方
を、また、一対のかかるアーム部材3、3の他方の支持
板部31にロール軸の端部の他方を、それぞれ回転可能
に軸支された状態で、前記可動側熱ロール1が組み付け
られている。また、かかる一対のアーム部材3の支持板
部31間には、断面コ字状をなすヒータチャンバー10
dが掛け渡し状に組み付けられており、このヒータチャ
ンバー10dの内側に上端側を収めてこの上端側が当該
ヒータチャンバー10dで覆われた状態で、前記可動側
熱ロール1は配されている。かかる可動側熱ロール1
も、前記被包装物に対するラミネートフィルムを介した
接触部12をシリコンゴムなどで覆われた構成とされて
おり、前記ヒータチャンバー10dの上面外側に設けら
れたヒータ10cにより当該ヒータチャンバー10dを
介して当該接触部12を加熱され、送り込まれるラミネ
ートフィルムに所望の加熱を施す構成としてある。
据え付け側熱ロール10を支持する両フレーム2に前記
のようにそれぞれ設けられたアーム部材3における前記
支持板部31間に亙るように、一対のかかるアーム部材
3、3の一方の支持板部31にロール軸の端部の一方
を、また、一対のかかるアーム部材3、3の他方の支持
板部31にロール軸の端部の他方を、それぞれ回転可能
に軸支された状態で、前記可動側熱ロール1が組み付け
られている。また、かかる一対のアーム部材3の支持板
部31間には、断面コ字状をなすヒータチャンバー10
dが掛け渡し状に組み付けられており、このヒータチャ
ンバー10dの内側に上端側を収めてこの上端側が当該
ヒータチャンバー10dで覆われた状態で、前記可動側
熱ロール1は配されている。かかる可動側熱ロール1
も、前記被包装物に対するラミネートフィルムを介した
接触部12をシリコンゴムなどで覆われた構成とされて
おり、前記ヒータチャンバー10dの上面外側に設けら
れたヒータ10cにより当該ヒータチャンバー10dを
介して当該接触部12を加熱され、送り込まれるラミネ
ートフィルムに所望の加熱を施す構成としてある。
【0032】そして、この実施の形態にあっては、前記
アーム部材3の支持板部31と前記据え付け側熱ロール
10を支持するフレーム2との前記接合状態において、
かかるアーム部材3に支持される可動側熱ロール1の下
端と当該据え付け側熱ロール10の上端とが近接される
構成としてあり、このように近接される両熱ロール1、
1間に送り込まれる前記被包装物に対し当該送り込みと
その送り出しの過程において前記ラミネートフィルムに
よるラミネートを施すことができるようにしてある。
アーム部材3の支持板部31と前記据え付け側熱ロール
10を支持するフレーム2との前記接合状態において、
かかるアーム部材3に支持される可動側熱ロール1の下
端と当該据え付け側熱ロール10の上端とが近接される
構成としてあり、このように近接される両熱ロール1、
1間に送り込まれる前記被包装物に対し当該送り込みと
その送り出しの過程において前記ラミネートフィルムに
よるラミネートを施すことができるようにしてある。
【0033】より具体的には、この実施の形態にあって
は、前記接合状態において略同面をなす前記アーム部材
3の支持板部31における上側に位置される端面31b
と、前記フレーム2の最上方に位置される上端面22と
に亙る幅を備え、かつ、前記被包装物の移送面Mを挟ん
だ両側にある当該フレーム2の当該上端面22間に亙る
長さを備えた遮熱プレート40が、かかる接合状態にお
いて当該遮熱プレート40の両端側においてそれぞれ前
記支持板部31とフレーム2の双方に、図中符号41で
示される遮熱プレート40のネジの挿通穴と符号23で
示されるフレーム2の挿通穴および符号31cで示され
る支持板部31のネジの挿通穴とに差し入れられるネジ
42により止め付けられる構成とされ、この遮熱プレー
ト40の止め付けにより、かかる接合状態、つまり、可
動側熱ロール1の下端と据え付け側熱ロール10の上端
とを近接させた状態が維持できる構成とされている。す
なわち、この実施の形態にあっては、かかる遮熱プレー
ト40が、前記アーム部材3を、前記据え付け側熱ロー
ル10と可動側熱ロール1とを近接させた所定位置で、
前記フレーム2に対し取り外し可能に固定する固定手段
4とされている。
は、前記接合状態において略同面をなす前記アーム部材
3の支持板部31における上側に位置される端面31b
と、前記フレーム2の最上方に位置される上端面22と
に亙る幅を備え、かつ、前記被包装物の移送面Mを挟ん
だ両側にある当該フレーム2の当該上端面22間に亙る
長さを備えた遮熱プレート40が、かかる接合状態にお
いて当該遮熱プレート40の両端側においてそれぞれ前
記支持板部31とフレーム2の双方に、図中符号41で
示される遮熱プレート40のネジの挿通穴と符号23で
示されるフレーム2の挿通穴および符号31cで示され
る支持板部31のネジの挿通穴とに差し入れられるネジ
42により止め付けられる構成とされ、この遮熱プレー
ト40の止め付けにより、かかる接合状態、つまり、可
動側熱ロール1の下端と据え付け側熱ロール10の上端
とを近接させた状態が維持できる構成とされている。す
なわち、この実施の形態にあっては、かかる遮熱プレー
ト40が、前記アーム部材3を、前記据え付け側熱ロー
ル10と可動側熱ロール1とを近接させた所定位置で、
前記フレーム2に対し取り外し可能に固定する固定手段
4とされている。
【0034】また、この実施の形態にあっては、前記被
包装物の移送面Mを挟んだ一方側にある前記フレーム2
の外側において、相互に噛み合うギア10a、10bが
前記据え付け側熱ロール10のロール軸の最端部と可動
側熱ロール1のロール軸の最端部とに設けてあると共
に、駆動モータ6、ここでは電動モータの駆動軸60に
設けられた駆動ギア61が可動側熱ロール1の前記ギア
10bにのみ噛み合うように配されている。これによ
り、かかる電動モータの駆動による駆動側ギア61の回
転に伴って、前記可動側熱ロール1と据え付け側熱ロー
ル10とを互いに逆向きに、すなわち、当該両熱ロール
1の間に送り込み側OTから送り込まれる前記被包装物
を前記送り出し側ODから押圧しながら送り出すように
回転させることが可能とされている。
包装物の移送面Mを挟んだ一方側にある前記フレーム2
の外側において、相互に噛み合うギア10a、10bが
前記据え付け側熱ロール10のロール軸の最端部と可動
側熱ロール1のロール軸の最端部とに設けてあると共
に、駆動モータ6、ここでは電動モータの駆動軸60に
設けられた駆動ギア61が可動側熱ロール1の前記ギア
10bにのみ噛み合うように配されている。これによ
り、かかる電動モータの駆動による駆動側ギア61の回
転に伴って、前記可動側熱ロール1と据え付け側熱ロー
ル10とを互いに逆向きに、すなわち、当該両熱ロール
1の間に送り込み側OTから送り込まれる前記被包装物
を前記送り出し側ODから押圧しながら送り出すように
回転させることが可能とされている。
【0035】前記のように、ラミネートフィルムなどが
詰まったり、引っ掛かったりした場合、先ず、前記遮熱
プレート40を前記フレーム2の上端面22とこの上端
面22と前記接合状態において略同面をなす前記アーム
部材3の支持板部31の端面31bとから前記ネジ42
を外して取り外す。このように防熱カバー9を取り外す
と、(図1)前記アーム部材3は前記フレーム2への回
動組み付け側を中心に、この実施の形態にあっては、前
記被包装物の送り出し側ODに向けて前記支持板部31
の側を回動操作させることが可能となり、引き続きかか
る回動操作を行うことにより、前記アーム部材3におけ
る支持板部31はその前記接合側端面31aの一方を上
向きにする位置まで前記フレーム2の側方に移動され
る。(図2)この移動により、当該支持板部31に支持
されている前記可動側熱ロール1は前記据え付け側熱ロ
ール10と引き離され、詰まるなどしたラミネートフィ
ルムなどを容易に取り除くことができる。
詰まったり、引っ掛かったりした場合、先ず、前記遮熱
プレート40を前記フレーム2の上端面22とこの上端
面22と前記接合状態において略同面をなす前記アーム
部材3の支持板部31の端面31bとから前記ネジ42
を外して取り外す。このように防熱カバー9を取り外す
と、(図1)前記アーム部材3は前記フレーム2への回
動組み付け側を中心に、この実施の形態にあっては、前
記被包装物の送り出し側ODに向けて前記支持板部31
の側を回動操作させることが可能となり、引き続きかか
る回動操作を行うことにより、前記アーム部材3におけ
る支持板部31はその前記接合側端面31aの一方を上
向きにする位置まで前記フレーム2の側方に移動され
る。(図2)この移動により、当該支持板部31に支持
されている前記可動側熱ロール1は前記据え付け側熱ロ
ール10と引き離され、詰まるなどしたラミネートフィ
ルムなどを容易に取り除くことができる。
【0036】なお、この実施の形態にあっては、かかる
アーム部材3の回動操作により、前記電動モータの駆動
ギア61と可動側熱ロール1のギア10bとの噛み合わ
せが外されることから、この回動操作をなすことによ
り、前記電動モータの駆動の如何に係わらず、前記両熱
ロール1双方の回転駆動が一切停止され、前記ラミネー
トフィルムなどの取り除きを支障なく行うことが可能と
される。
アーム部材3の回動操作により、前記電動モータの駆動
ギア61と可動側熱ロール1のギア10bとの噛み合わ
せが外されることから、この回動操作をなすことによ
り、前記電動モータの駆動の如何に係わらず、前記両熱
ロール1双方の回転駆動が一切停止され、前記ラミネー
トフィルムなどの取り除きを支障なく行うことが可能と
される。
【0037】また、この実施の形態にあっては、前記本
体部Aは、前記被包装物の移送面Mを形成する案内プレ
ート50を前記両熱ロール1を挟んだ両側に備えると共
に、送り込み側OTに当該被包装物の入れ込み口51
を、また、送り出し側ODに当該被包装物の排出口52
とを備えたケーシング5を備え、このケーシング5内に
前記両熱ロール1、前記電動モータを収め入れ状に備え
ていると共に、これら熱ロール1などの電源ユニット、
配線などを備えている。
体部Aは、前記被包装物の移送面Mを形成する案内プレ
ート50を前記両熱ロール1を挟んだ両側に備えると共
に、送り込み側OTに当該被包装物の入れ込み口51
を、また、送り出し側ODに当該被包装物の排出口52
とを備えたケーシング5を備え、このケーシング5内に
前記両熱ロール1、前記電動モータを収め入れ状に備え
ていると共に、これら熱ロール1などの電源ユニット、
配線などを備えている。
【0038】また、この実施の形態にあっては、前記本
体部Aを構成するケーシング5は、前記両熱ロール1の
直上位置から前記排出口52側に亙る部分で開放された
構成とされており、このケーシング5の開放部53を当
該ケーシング5に取り外し可能に組み付けられるカバー
9により塞いだ構成としてある。
体部Aを構成するケーシング5は、前記両熱ロール1の
直上位置から前記排出口52側に亙る部分で開放された
構成とされており、このケーシング5の開放部53を当
該ケーシング5に取り外し可能に組み付けられるカバー
9により塞いだ構成としてある。
【0039】より具体的には、かかるカバー9は、前記
ケーシング5の前記排出口52側において、当該ケーシ
ング5の内側に形成させた掛合凹部54に引っ掛かる掛
合爪部90を備えていると共に、当該ケーシング5にお
ける前記両熱ロール1、1の直上位置において、かかる
ケーシング5に形成されたネジ穴55にねじ止められる
ボルト部91aを備えた取り付け摘み91の当該ボルト
部91aの差し入れ穴を備えている。そして、かかるカ
バー9は、前記ケーシング5の掛合凹部54に掛合爪部
90を引っ掛けた状態で、前記両熱ロール1の直上位置
において当該カバー9の外側から前記差し入れ穴に前記
取り付け摘み91のボルト部を差し入れ、このボルト部
61aをケーシング5のネジ穴55にねじ付けて、当該
ケーシング5の前記開放部53を塞いだ状態で当該ケー
シング5に対し取り外し可能に取り付けられる構成とし
てある。
ケーシング5の前記排出口52側において、当該ケーシ
ング5の内側に形成させた掛合凹部54に引っ掛かる掛
合爪部90を備えていると共に、当該ケーシング5にお
ける前記両熱ロール1、1の直上位置において、かかる
ケーシング5に形成されたネジ穴55にねじ止められる
ボルト部91aを備えた取り付け摘み91の当該ボルト
部91aの差し入れ穴を備えている。そして、かかるカ
バー9は、前記ケーシング5の掛合凹部54に掛合爪部
90を引っ掛けた状態で、前記両熱ロール1の直上位置
において当該カバー9の外側から前記差し入れ穴に前記
取り付け摘み91のボルト部を差し入れ、このボルト部
61aをケーシング5のネジ穴55にねじ付けて、当該
ケーシング5の前記開放部53を塞いだ状態で当該ケー
シング5に対し取り外し可能に取り付けられる構成とし
てある。
【0040】また、この実施の形態にあっては、前記カ
バー9における前記両熱ロール1、1の直上に位置され
る側に、ケーシング5の底側に向けて突き出す突片92
が形成してある。この突片92は、前記遮熱プレート4
0における前記被包装物の送り込み側にある側縁43の
側方を通って当該遮熱プレート40の下方に突き出す長
さに形成してある。また、この遮熱プレート40の下方
に突き出す突片92の先端部には、掛合孔93aが形成
してある。
バー9における前記両熱ロール1、1の直上に位置され
る側に、ケーシング5の底側に向けて突き出す突片92
が形成してある。この突片92は、前記遮熱プレート4
0における前記被包装物の送り込み側にある側縁43の
側方を通って当該遮熱プレート40の下方に突き出す長
さに形成してある。また、この遮熱プレート40の下方
に突き出す突片92の先端部には、掛合孔93aが形成
してある。
【0041】一方、かかる遮熱プレート40の下面に
は、この遮熱プレート40の側縁43から先端を出没可
能とするように当該遮熱プレート40の下面に形成させ
た一対の取り付け壁56、56に支持された状態で掛合
ピン57aが設けられていると共に、この一対の取り付
け壁56、56間には、前記掛合ピン57aの中央屈曲
部57bに引っ掛かる先端取り付け穴58aを備えた板
状のバイメタル部材58がその他端58b側を当該一対
の取り付け壁56、56の一方にネジ止めされて組み付
けられている。そして、この実施の形態にあっては、前
記掛合ピン57aが前記バイメタル部材58の変形によ
り前記遮熱プレート40の側縁43から突き出される
と、前記カバー9に設けた突片92の掛合孔93aにこ
の掛合ピン57aの先端が入り込み、掛合され、この掛
合状態においては前記取り付け摘み91のボルト部91
aを前記ケーシング5のネジ穴55から抜き出すように
操作してこの取り付け摘み91側における当該カバー9
とケーシング5の取り付け状態を解除しても当該カバー
9を取り外すことができない構成としてある。すなわ
ち、この実施の形態にあっては、前記掛合ピン57aの
先端が、前記本体部Aに対する前記両熱ロール1、1の
少なくとも一方を覆った前記カバー9の取り付け位置に
おいて、当該カバー9の掛合部93とされる前記突片9
2の掛合孔93aに掛合可能な可動掛合部57とされ
る。
は、この遮熱プレート40の側縁43から先端を出没可
能とするように当該遮熱プレート40の下面に形成させ
た一対の取り付け壁56、56に支持された状態で掛合
ピン57aが設けられていると共に、この一対の取り付
け壁56、56間には、前記掛合ピン57aの中央屈曲
部57bに引っ掛かる先端取り付け穴58aを備えた板
状のバイメタル部材58がその他端58b側を当該一対
の取り付け壁56、56の一方にネジ止めされて組み付
けられている。そして、この実施の形態にあっては、前
記掛合ピン57aが前記バイメタル部材58の変形によ
り前記遮熱プレート40の側縁43から突き出される
と、前記カバー9に設けた突片92の掛合孔93aにこ
の掛合ピン57aの先端が入り込み、掛合され、この掛
合状態においては前記取り付け摘み91のボルト部91
aを前記ケーシング5のネジ穴55から抜き出すように
操作してこの取り付け摘み91側における当該カバー9
とケーシング5の取り付け状態を解除しても当該カバー
9を取り外すことができない構成としてある。すなわ
ち、この実施の形態にあっては、前記掛合ピン57aの
先端が、前記本体部Aに対する前記両熱ロール1、1の
少なくとも一方を覆った前記カバー9の取り付け位置に
おいて、当該カバー9の掛合部93とされる前記突片9
2の掛合孔93aに掛合可能な可動掛合部57とされ
る。
【0042】この結果、この実施の形態にあっては、前
記ラミネートフィルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが
生じ、この詰まりなどを前記アーム部材3の回動操作を
通じて取り除くべく前記カバー9をケーシング5から取
り外そうとした場合であっても、前記バイメタル部材5
8の変形を解く温度以下に本体部Aが冷めない限り当該
カバー9の取り外しをできないようにすることができ
る。すなわち、かかるバイメタル部材58の変形温度
を、前記遮熱プレート40、アーム部材3などがこれら
に素手で触ると火傷や痛みを生じさせるような温度にあ
ると想定される温度としておくことにより、前記ラミネ
ートフィルムなどの詰まりを取り除く作業を行う必要が
生じた場合の安全性を確保することができる。
記ラミネートフィルムなどの詰まり、引っ掛かりなどが
生じ、この詰まりなどを前記アーム部材3の回動操作を
通じて取り除くべく前記カバー9をケーシング5から取
り外そうとした場合であっても、前記バイメタル部材5
8の変形を解く温度以下に本体部Aが冷めない限り当該
カバー9の取り外しをできないようにすることができ
る。すなわち、かかるバイメタル部材58の変形温度
を、前記遮熱プレート40、アーム部材3などがこれら
に素手で触ると火傷や痛みを生じさせるような温度にあ
ると想定される温度としておくことにより、前記ラミネ
ートフィルムなどの詰まりを取り除く作業を行う必要が
生じた場合の安全性を確保することができる。
【0043】また、この実施の形態にあっては、前記本
体部Aにおける前記遮熱プレート40の上面に、警告表
示部70と、この警告表示部70を覆う被覆部72とを
備えたシート状の警告表示体7が添装状態に設けられて
いる。
体部Aにおける前記遮熱プレート40の上面に、警告表
示部70と、この警告表示部70を覆う被覆部72とを
備えたシート状の警告表示体7が添装状態に設けられて
いる。
【0044】この実施の形態にあっては、かかる警告表
示部70は文字により未だ遮熱プレート40が素手で触
るには厚いことを警告する表示71を備えている。ま
た、前記警告表示体7の被覆部72は所定の温度で変色
して前記警告表示部70の表示71を視認可能とする熱
変色性材料により構成してある。例えば、警告表示部7
0の表示71を黒色で表し、被覆部72が変色前は黒色
であり、かつ、変色後は透明ないしは透光性を持つよう
に構成しておくと共に、この被覆部72の変色する所定
の温度を前記遮熱プレート40を素手で触ると火傷や痛
みを生じさせる温度に設定しておくことにより、前記ア
ーム部材3の回動操作に先立つ当該遮熱プレート40の
取り外し操作を安全に行わせることができる。
示部70は文字により未だ遮熱プレート40が素手で触
るには厚いことを警告する表示71を備えている。ま
た、前記警告表示体7の被覆部72は所定の温度で変色
して前記警告表示部70の表示71を視認可能とする熱
変色性材料により構成してある。例えば、警告表示部7
0の表示71を黒色で表し、被覆部72が変色前は黒色
であり、かつ、変色後は透明ないしは透光性を持つよう
に構成しておくと共に、この被覆部72の変色する所定
の温度を前記遮熱プレート40を素手で触ると火傷や痛
みを生じさせる温度に設定しておくことにより、前記ア
ーム部材3の回動操作に先立つ当該遮熱プレート40の
取り外し操作を安全に行わせることができる。
【0045】かかる警告表示体7の被覆部72は、所定
の温度以上で変色し、また、所定の温度以下になると変
色前の色に戻る熱変色性材料によるインク、例えば、パ
イロットインキ株式会社製造のメタモカラー(メタモカ
ラーは同社の登録商標である。)と称されるインクを塗
布したシートを前記警告表示体7に接着するなどして構
成することができる。
の温度以上で変色し、また、所定の温度以下になると変
色前の色に戻る熱変色性材料によるインク、例えば、パ
イロットインキ株式会社製造のメタモカラー(メタモカ
ラーは同社の登録商標である。)と称されるインクを塗
布したシートを前記警告表示体7に接着するなどして構
成することができる。
【0046】また、この実施の形態にあっては、前記電
動モータとされる駆動モータ6、前記両熱ロール1、1
を加熱するヒータ10cの回路8に、当該回路8を開成
する向きに常時付勢される安全スイッチ80が設けられ
ている。(図12および図13にかかる回路8の概要を
示す。図中符号81は電源、符号82は電源スイッチ、
符号83はヒューズ、符号84はサーモスタットであ
る。前記電源スイッチの82の閉成により前記駆動モー
タ6が駆動され、また、前記ヒータ10cが加熱される
ように電流が流れる。)そして、この実施の形態にあっ
ては、前記安全スイッチ80が、スイッチ片80aと、
このスイッチ片80aにより電気的に接続される両端子
80b、80bに当該スイッチ片80aが接しない向き
に、当該スイッチ片80aを付勢するバネなどの付勢手
段80cを備えた構成としてあると共に、前記カバー9
の下面に、前記本体部Aを構成する前記ケーシング5の
開放部53を当該カバー9により覆った当該カバー9の
前記取り付け位置(図4の位置)において、スイッチ片
80aを前記付勢手段80cの付勢に抗して前記両端子
80b、80bに接しさせるように押し込む押し込み部
94が設けてある。
動モータとされる駆動モータ6、前記両熱ロール1、1
を加熱するヒータ10cの回路8に、当該回路8を開成
する向きに常時付勢される安全スイッチ80が設けられ
ている。(図12および図13にかかる回路8の概要を
示す。図中符号81は電源、符号82は電源スイッチ、
符号83はヒューズ、符号84はサーモスタットであ
る。前記電源スイッチの82の閉成により前記駆動モー
タ6が駆動され、また、前記ヒータ10cが加熱される
ように電流が流れる。)そして、この実施の形態にあっ
ては、前記安全スイッチ80が、スイッチ片80aと、
このスイッチ片80aにより電気的に接続される両端子
80b、80bに当該スイッチ片80aが接しない向き
に、当該スイッチ片80aを付勢するバネなどの付勢手
段80cを備えた構成としてあると共に、前記カバー9
の下面に、前記本体部Aを構成する前記ケーシング5の
開放部53を当該カバー9により覆った当該カバー9の
前記取り付け位置(図4の位置)において、スイッチ片
80aを前記付勢手段80cの付勢に抗して前記両端子
80b、80bに接しさせるように押し込む押し込み部
94が設けてある。
【0047】この結果、この実施の形態にあっては、前
記ラミネートフィルムなどの詰まりなどを取り除くべ
く、前記カバー9を前記本体部Aを構成するケーシング
5から取り外すと、前記電源スイッチ82が閉成されて
いても、この取り外しに伴って前記スイッチ片80aを
前記付勢手段80cの付勢により前記両端子80b、8
0bに接触しない位置に跳ね上げて前記回路8を開成さ
せることができ、かかるカバー9の取り外しと同時に駆
動モータ6の駆動、ヒータ10cの加熱を中止させて、
前記詰まりなどの取り除き作業を安全に行わせることが
できる。
記ラミネートフィルムなどの詰まりなどを取り除くべ
く、前記カバー9を前記本体部Aを構成するケーシング
5から取り外すと、前記電源スイッチ82が閉成されて
いても、この取り外しに伴って前記スイッチ片80aを
前記付勢手段80cの付勢により前記両端子80b、8
0bに接触しない位置に跳ね上げて前記回路8を開成さ
せることができ、かかるカバー9の取り外しと同時に駆
動モータ6の駆動、ヒータ10cの加熱を中止させて、
前記詰まりなどの取り除き作業を安全に行わせることが
できる。
【0048】例えば、前記押し込み部94は、図4に示
されるように、前記カバー9の内側に設けた棒状体とし
て構成できる。また、前記安全スイッチ80は、ケーシ
ング5へのカバー9の前記取り付け時にかかる棒状体の
先端により押し込まれるボタン部80dを備え、このボ
タン部80dを突き出す向きに付勢する付勢手段と、こ
のボタン部80dの付勢に抗した押し込みにより前記回
路8を閉成させる構成とを備えたスイッチユニット80
eとして構成することができる。
されるように、前記カバー9の内側に設けた棒状体とし
て構成できる。また、前記安全スイッチ80は、ケーシ
ング5へのカバー9の前記取り付け時にかかる棒状体の
先端により押し込まれるボタン部80dを備え、このボ
タン部80dを突き出す向きに付勢する付勢手段と、こ
のボタン部80dの付勢に抗した押し込みにより前記回
路8を閉成させる構成とを備えたスイッチユニット80
eとして構成することができる。
【0049】また、この実施の形態にあっては、前記ア
ーム部材3の支持板部31における上側に位置される端
面31bと、前記フレーム2の最上方に位置される上端
面22とを略同面とするように、前記遮熱プレート40
を前記ネジ42により締め付けて当該アーム部材3とフ
レーム2とが接合されている場合に、前記一対の熱ロー
ル1、1が適切なラミネートをなすように近接される構
成としてある。そして、それと共に、かかる遮熱プレー
ト40の適切な締め付け位置において、当該遮熱プレー
ト40の上面に先端を密着させる板状の位置決め突部9
5が、前記カバー9における遮熱プレート40の直上位
置から突き出し状に設けてある。この結果、この実施の
形態にあっては、前記遮熱プレート40の前記ネジ42
の締め込みが緩い不適切な当該遮熱プレート40の締め
付け位置においては当該カバー9が前記位置決め突部9
5により持ち上がり、前記ケーシング5の開放部53の
縁とカバー9の縁との間に段差を生じさせて前記取り付
け摘み91の締め込みができないようにすることがで
き、操作者に前記カバー9の取り付け段階で前記遮熱プ
レート40の締め付けが不適切であることを認識させる
ことができる。
ーム部材3の支持板部31における上側に位置される端
面31bと、前記フレーム2の最上方に位置される上端
面22とを略同面とするように、前記遮熱プレート40
を前記ネジ42により締め付けて当該アーム部材3とフ
レーム2とが接合されている場合に、前記一対の熱ロー
ル1、1が適切なラミネートをなすように近接される構
成としてある。そして、それと共に、かかる遮熱プレー
ト40の適切な締め付け位置において、当該遮熱プレー
ト40の上面に先端を密着させる板状の位置決め突部9
5が、前記カバー9における遮熱プレート40の直上位
置から突き出し状に設けてある。この結果、この実施の
形態にあっては、前記遮熱プレート40の前記ネジ42
の締め込みが緩い不適切な当該遮熱プレート40の締め
付け位置においては当該カバー9が前記位置決め突部9
5により持ち上がり、前記ケーシング5の開放部53の
縁とカバー9の縁との間に段差を生じさせて前記取り付
け摘み91の締め込みができないようにすることがで
き、操作者に前記カバー9の取り付け段階で前記遮熱プ
レート40の締め付けが不適切であることを認識させる
ことができる。
【0050】
【発明の効果】この発明にかかる卓上型ラミネータによ
れば、卓上型ラミネータを構成する一対の熱ロール間に
被包装物、ラミネートフィルムなどの詰まり、引っ掛か
りなどが生じた場合に、この詰まりなどを容易かつ適切
に取り除くことができる。
れば、卓上型ラミネータを構成する一対の熱ロール間に
被包装物、ラミネートフィルムなどの詰まり、引っ掛か
りなどが生じた場合に、この詰まりなどを容易かつ適切
に取り除くことができる。
【図1】卓上型ラミネータの要部斜視図
【図2】卓上型ラミネータの要部斜視図
【図3】卓上型ラミネータの断面構成図
【図4】卓上型ラミネータの断面構成図
【図5】卓上型ラミネータの断面構成図
【図6】卓上型ラミネータの断面構成図
【図7】卓上型ラミネータのカバー9を本体部A側に掛
合させる部分の要部構成図
合させる部分の要部構成図
【図8】卓上型ラミネータのカバー9を本体部A側に掛
合させる部分の要部構成図
合させる部分の要部構成図
【図9】警告表示体7の分離斜視図
【図10】警告表示体7の平面図
【図11】警告表示体7の平面図(被覆部72変色状
態)
態)
【図12】卓上型ラミネータの回路8構成図
【図13】卓上型ラミネータの回路8構成図(安全スイ
ッチ80による開成状態)
ッチ80による開成状態)
【図14】ラミネートフィルムなどの詰まりなどを生じ
させる状況の一例を示す説明図
させる状況の一例を示す説明図
【図15】ラミネートフィルムなどの詰まりなどを生じ
させる状況の一例を示す説明図
させる状況の一例を示す説明図
【図16】ラミネートフィルムなどの詰まりなどを生じ
させる状況の一例を示す説明図
させる状況の一例を示す説明図
【図17】ラミネートフィルムなどの詰まりなどを生じ
させる状況の一例を示す説明図
させる状況の一例を示す説明図
1 熱ロール 2 フレーム 3 アーム部材 4 固定手段
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月16日(1998.11.
16)
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、請求項4記載の発明にあっては、請
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、前記本体部に、警告表示部と、この警告表示部を覆
う被覆部とを備えた警告表示体が設けられており、この
警告表示体の被覆部が所定の温度で変色して前記警告表
示部の表示を視認可能とする熱変色性材料により構成し
てあるものとした。
求項1記載の卓上型ラミネータがさらに、一対の熱ロー
ルを備えた本体部と、少なくともこの本体部における当
該一対の熱ロールの少なくとも一方を覆うように当該本
体部に取り外し可能に装着されるカバーとを有すると共
に、前記本体部に、警告表示部と、この警告表示部を覆
う被覆部とを備えた警告表示体が設けられており、この
警告表示体の被覆部が所定の温度で変色して前記警告表
示部の表示を視認可能とする熱変色性材料により構成し
てあるものとした。
Claims (4)
- 【請求項1】 送り込まれる一端側を接合された二枚の
ラミネートフィルムの内側、又は、二つ折りにされたラ
ミネートフィルムの内側に挟み入れられた被包装物の表
面に当該送り込みに伴って当該ラミネートフィルムを加
熱接着させる一対の熱ロールを備えるラミネータであっ
て、 前記一対の熱ロールの一方が据え付け側とされ、かつ、
当該一対の熱ロールの他方が可動側としてあると共に、 前記可動側とされる熱ロールが、一端側を据え付け側と
される熱ロールを回転可能に支持するフレームに回動可
能に組み付けられたアーム部材の他端側において当該可
動側とされる熱ロールの端部を回転可能に支持されて、
当該アーム部材の当該フレームに対する回動組み付け部
を中心に据え付け側とされる熱ロールから引き離される
向きに移動操作可能に備えられており、 しかも、前記アーム部材を、前記据え付け側とされる熱
ロールと可動側とされる熱ロールとを接し、又は、近接
させた所定位置で、前記フレームに対し取り外し可能に
固定する固定手段を備えていることを特徴とする卓上型
ラミネータ。 - 【請求項2】 一対の熱ロールを備えた本体部と、少な
くともこの本体部における当該一対の熱ロールの少なく
とも一方を覆うように当該本体部に取り外し可能に装着
されるカバーとを有すると共に、 前記本体部に対する前記熱ロールを覆った前記カバーの
取付位置において、当該カバーの掛合部に掛合可能な可
動掛合部が前記本体部に備えられており、 当該可動掛合部が、所定の温度で変形するバイメタル部
材の当該変形により前記カバーの掛合部への掛合位置に
移動される構成としてあることを特徴とする請求項1記
載の卓上型ラミネータ。 - 【請求項3】 一対の熱ロールを備えた本体部と、少な
くともこの本体部における当該一対の熱ロールの少なく
とも一方を覆うように当該本体部に取り外し可能に装着
されるカバーとを有すると共に、 少なくとも、一対の熱ロールの加熱ヒータ及び当該熱ロ
ールの駆動モータの回路に、常時当該回路を開成する向
きに付勢されるスイッチが設けてあり、 前記カバーの前記本体部に対する取り付け時に前記付勢
に抗して前記スイッチが前記回路を閉成させ、当該カバ
ーの取り外し時に当該付勢により当該スイッチが当該回
路を開成させる構成としてあることを特徴とする請求項
1記載の卓上型ラミネータ。 - 【請求項4】 一対の熱ロールを備えた本体部と、少な
くともこの本体部における当該一対の熱ロールの少なく
とも一方を覆うように当該本体部に取り外し可能に装着
されるなカバーとを有すると共に、 前記本体部に、警告表示部と、この警告表示部を覆う被
覆部とを備えた警告表示体が設けられており、この警告
表示体の被覆部が所定の温度で変色して前記警告表示部
の表示を視認可能とする熱変色性材料により構成してあ
ることを特徴とする請求項1記載の卓上型ラミネータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27931798A JP2000085010A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 卓上型ラミネータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27931798A JP2000085010A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 卓上型ラミネータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085010A true JP2000085010A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17609495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27931798A Pending JP2000085010A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 卓上型ラミネータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000085010A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089642A2 (en) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Ari Kahn | Tamper proof cheque |
JP2005335147A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置 |
US7785436B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-31 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Laminating method for forming a laminate layer on a recording surface of a recording medium |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP27931798A patent/JP2000085010A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089642A2 (en) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Ari Kahn | Tamper proof cheque |
WO2004089642A3 (en) * | 2003-04-09 | 2004-11-25 | Ari Kahn | Tamper proof cheque |
US7785436B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-31 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Laminating method for forming a laminate layer on a recording surface of a recording medium |
JP2005335147A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置 |
JP4559123B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2010-10-06 | ノーリツ鋼機株式会社 | ラミネート装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |