JP2000084640A - 鍛造用金型装置 - Google Patents

鍛造用金型装置

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JP2000084640A
JP2000084640A JP10258668A JP25866898A JP2000084640A JP 2000084640 A JP2000084640 A JP 2000084640A JP 10258668 A JP10258668 A JP 10258668A JP 25866898 A JP25866898 A JP 25866898A JP 2000084640 A JP2000084640 A JP 2000084640A
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cavity
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stress
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Yuichi Nagao
優一 長尾
Yoshihisa Doi
善久 土井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】引張による応力集中を抑制して金型の耐久性を
向上させ、金型のコストを低減させることにある。 【解決手段】キャビティ40を形成する下部ダイス32
の内壁面には、鉛直面に対して所定角度θだけ傾斜する
傾斜面46と、前記傾斜面46に連続する断面円弧状の
曲面部48が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビティに鍛造
用素材が配設され、ポンチの加圧作用下に前記鍛造用素
材を鍛造成形する鍛造用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、互いに接合された上部ダイス
および下部ダイスに形成されるキャビティに鍛造用素材
を装填し、ポンチを介して前記鍛造用素材に加圧力を付
与することにより該鍛造用素材を所定形状に鍛造成形す
る金型装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係る金型装置を用いて、例えば、等速ジョイントを構成
するアウタカップ等の段付き部材を鍛造成形した場合、
鍛造品である段付き部材をノックアウトピンによって引
き抜く際に、前記段付き部材の段部に対応するダイスの
内壁面に応力が集中する。
【0004】この結果、引張による応力集中に起因して
ダイスの内壁面に亀裂が発生することにより、金型の耐
久年数が短くなり金型のコストが増大するという不都合
がある。
【0005】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、引張による応力集中を抑制して金
型の耐久性を向上させ、金型のコストを低減させること
が可能な鍛造用金型装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、キャビティに装填された鍛造用素材に
対して加圧力を付与することにより、鍛造品を成形する
装置において、前記キャビティを形成する型部材と、前
記型部材を外嵌する環状体と、前記環状体よりも厚肉に
形成され、該環状体を外嵌する筒状部材と、を備え、前
記型部材の内壁面には、鍛造品をキャビティから引き出
す際に付与される応力を抑制する応力抑制手段が設けら
れることを特徴とする。
【0007】この場合、前記応力抑制手段は、型部材の
内壁面に形成され、鉛直面に対して所定角度傾斜する傾
斜面と、前記傾斜面に連続する断面円弧状の曲面部とを
有する。また、前記鍛造品は段付き部を有し、前記応力
抑制手段は、該鍛造品の段付き部に対応する型部材の内
壁面に設けられる。
【0008】本発明によれば、鍛造品がキャビティから
引き出される際、鍛造品の外周面と型部材の内壁面との
間で発生する塑性歪みが応力抑制手段によって分散さ
れ、応力集中が緩和される。
【0009】換言すると、鍛造品の段付き部の外周面と
型部材の内壁面との間で発生する接触面圧を前記段付き
部に対応する型部材の内壁面の所定部位から偏位させる
ことにより、型部材の内壁面に付与される応力を分散さ
せ該応力が抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る鍛造用金型装置につ
いて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0011】図1において、参照数字10は、本実施の
形態に係る鍛造用金型装置を示し、この鍛造用金型装置
10は、四隅角部に近接して複数のガイド手段12a〜
12d(図5参照)が立設された第1ダイホルダ14
と、前記第1ダイホルダ14の中心部に積層して設けら
れた第2ダイホルダ16および第3ダイホルダ18とを
有する。なお、前記第2ダイホルダ16上には、厚肉な
圧入リング(筒状部材)20が締結手段22を介して固
定されている。
【0012】図3に示されるように、前記圧入リング2
0の孔部24内には、円筒状のスリーブ部材(環状体)
26が圧入され、さらに、前記スリーブ部材26の孔部
28内には、それぞれリング体に分割して形成された上
部ダイス30および下部ダイス32が軸線方向に沿って
一体的に結合された状態で圧入されている。なお、前記
上部ダイス30および下部ダイス32は、型部材として
機能するものである。
【0013】前記スリーブ部材26の孔部28の上部側
には、上方に向かって徐々に内径が縮径するテーパ面3
4が形成され、前記テーパ面34は、上部ダイス30を
下方側に向かって押圧することにより、上部ダイス30
と下部ダイス32との結合面の面圧を増大させてバリの
発生を防止する機能を営む。
【0014】前記締結手段22は、図1並びに図2に示
されるように、圧入リング20の段部に係合する固定プ
レート36および前記固定プレート36を第1ダイホル
ダ14に保持する複数のボルト38とを含む。
【0015】前記上部ダイス30および下部ダイス32
の内部には、鍛造用素材が装填されるキャビティ40が
形成されている。前記キャビティ40を形成する下部ダ
イス32の内壁面、すなわち、鍛造品42の段付き部4
4(図12参照)に対応する部位には、図4に示される
ように、鉛直面に対し所定角度θだけ傾斜する傾斜面4
6が形成され、前記傾斜面46の下部に連続して大なる
曲率半径を有する断面円弧状の曲面部48が形成されて
いる。なお、前記傾斜面46および曲面部48は応力抑
制手段として機能するものであり、図4中では、傾斜面
46の所定角度θが約15度に設定されている。
【0016】前記上部ダイス30およびスリーブ部材2
6の上面には、図1に示されるように、ポンチ52が圧
入される孔部53が形成された第1リング体55と、前
記第1リング体55に一体的に設けられた第2リング体
57とが接合される。また圧入リング20の上面には、
前記第2リング体57に外嵌される大径な締結リング5
9が一体的に接合される。なお、第1リング体55と第
2リング体57とが一体化した図示しないリング体を用
いてもよい。
【0017】この場合、前記締結リング59を圧入リン
グ20の孔部内に締結することにより、第1リング体5
5および第2リング体57が該締結リング59によって
外嵌され、そして、前記締結リング59に形成されたテ
ーパ面が第2リング体57に形成された逆テーパ面に摺
接し、第1リング体55を下方側に向かって押圧する力
が作用する。
【0018】なお、前記第1リング体55の孔部53の
上部には、ポンチ52が圧入される際に該ポンチ52を
案内する環状のガイド溝(図示せず)が形成され、ま
た、前記第1リング体55の孔部53に圧入されるポン
チ52の一端部は、鍛造成形される製品の凹凸形状に対
応して所望の凸凹形状が形成されている。
【0019】上部ダイス30および下部ダイス32によ
って形成されるキャビティ40の下部側には、鍛造品4
2を押し出すためのノックアウトピン61が第2ダイホ
ルダ16および第3ダイホルダ18に形成された孔部6
3に沿って進退自在に配設される。このキャビティ40
には、鍛造用素材として図11に示されるような第2次
成形品65が装填される。
【0020】圧入リング20から所定距離離間する上方
には、図示しない機械プレスのラム(図示せず)に連結
され、前記機械プレスの駆動作用下にラムと一体的に上
下方向に沿って変位する昇降部材50が設けられる。前
記昇降部材50には治具を介してポンチ52が固定さ
れ、前記ポンチ52の外周部の所定部分には円筒状の金
属製材料で形成されたガイドスリーブ(スリーブ部材)
54が外嵌される。
【0021】図8に示されるように、前記ガイドスリー
ブ54には、複数の孔部を介してグラファイト56が埋
設され、第1リング体55の孔部53に対して圧入され
る際の潤滑特性を良好に保持することができる。この場
合、ポンチ52に外嵌されたガイドスリーブ54の外周
側の直径は、第1リング体55の孔部53の内周側の直
径よりも若干大きく設定されている。
【0022】なお、ガイドスリーブ54は、例えば、S
KD11、FC25またはFC30等の金属製材料によ
って形成され、また、第1リング体55を、ガイドスリ
ーブ54よりも硬質な材料によって形成すると好適であ
る。
【0023】ポンチ52は、第1ダイホルダ14に立設
された複数のガイド手段12a〜12dの案内作用下に
昇降部材50と一体的に上下方向に沿って変位自在に設
けられる。
【0024】このガイド手段12a(12b〜12d)
は、図6に示されるように、第1ダイホルダ14に固定
された長尺なポスト本体58と、前記昇降部材50に連
結され該昇降部材50と一体的に変位する円筒状のカバ
ー部材60と、ポスト本体58の外周部を囲繞するよう
に設けられ、カバー部材60の環状段部62に係合する
ことによりポスト本体58の軸線方向に沿って摺動変位
するガイドリング64と、前記ガイドリング64を支持
するばね部材66とを有する。
【0025】前記ガイドリング64には、軸線方向に沿
って略平行に複数列の孔部68が形成され、前記孔部6
8内には略円柱状の転動部材70が転動自在に配設され
る。また、ポスト本体58の外周面には、図7に示され
るように、軸線方向に沿って延在し略平行に複数列形成
された平坦な第1転動面72が形成され、一方、カバー
部材60の内壁面には、前記第1転動面72と対向する
平坦な第2転動面74が形成される。
【0026】この場合、転動部材70が前記第1転動面
72と第2転動面74とにそれぞれ線接触した状態で転
動することにより、昇降部材50に連結されたカバー部
材60と前記カバー部材60に係合するガイドリング6
4とがポスト本体58の軸線方向に沿って一体的に変位
する。
【0027】なお、ガイドリング64の孔部68に転動
部材70を設けずに、ガイドリング64をポスト本体5
8の外周面を囲繞するように形成し、前記ガイドリング
64がポスト本体58に対して面接触しながら相対的に
摺動変位するように形成してもよい。
【0028】本発明の実施の形態に係る鍛造用金型装置
10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。な
お、鍛造品として等速ジョイントを構成するアウタカッ
プを鍛造成形する場合を例にして以下説明する。
【0029】先ず、鍛造用素材に対する鍛造成形の工程
について説明する。
【0030】円柱状のビレット(図示せず)に対し図示
しない金型装置によって第1次鍛造成形を施すことによ
り、図9に示されるように中間部の段部を介して直径が
それぞれ異なる第1次成形品78が得られる。続いて、
前記第1次成形品78に対して予備成形を施した後(図
10参照)、さらに、図示しない他の金型装置によって
第2次鍛造成形を行うことにより、図11に示されるよ
うなカップ部80と軸部82とからなる第2次成形品6
5が得られる。
【0031】本実施の形態に係る鍛造用金型装置10
は、この第2次成形品65を鍛造用素材としてさらに第
3次鍛造成形を施すものである。なお、準備作業とし
て、上部ダイス30および下部ダイス32に形成される
キャビティ40に対してポンチ52が予め位置決めされ
ているものとする。
【0032】ポンチ52が図示しない上昇位置に配置さ
れた状態において、キャビティ40に鍛造用素材である
第2次成形品65を装填する。そして、図示しない機械
プレスの駆動作用下にラム(図示せず)に連結された昇
降部材50と一体的にポンチ52が下降し、図1に示す
状態となることにより鍛造成形が開始される。
【0033】なお、ポンチ52が昇降部材50と一体的
に下降する際、前記昇降部材50と第1ダイホルダ14
との間に設けられた複数(例えば、4本)のガイド手段
12a〜12dによって横方向の偏荷重が好適に吸収さ
れ、前記ポンチ52が第1リング体55の孔部53の中
心に円滑に圧入される。
【0034】鍛造成形を開始する際、ポンチ52の外周
面の一部に外嵌されたガイドスリーブ54は、第1リン
グ体55の孔部53の上端部に形成された環状のガイド
溝(図示せず)の案内作用下に進入し、さらに、ポンチ
52が下降することにより、ポンチ52およびガイドス
リーブ54は、第1リング体55の孔部53内に圧入さ
れた状態で一体的に変位する。
【0035】このようにしてポンチ52が下降し、図1
に示される成形開始位置から図2に示される成形終了位
置に到達することにより、このポンチ52と下部ダイス
32および上部ダイス30を介して鍛造用素材に対して
鍛造成形が施され、前記鍛造用素材がキャビティ40の
形状に沿って塑性流動する。
【0036】このようにして鍛造成形が終了した後、図
示しない機械プレスの駆動作用下にラム(図示せず)に
連結された昇降部材50と一体的にポンチ52が所定位
置まで上昇することにより、該ポンチ52およびガイド
スリーブ54が第1リング体55の孔部53から離間
し、次なる工程の待機状態となる。そして、ノックアウ
トピン61の変位作用下に鍛造品42(図12参照)が
取り出される。
【0037】ここで、前記ノックアウトピン61を介し
て鍛造品42が上部ダイス30および下部ダイス32か
ら取り出される際に発生する応力について説明する。
【0038】図13は、ノックアウトピン61によって
上方に押圧されることにより、本実施の形態に係る下部
ダイス32の内壁面から鍛造品42の段付き部44が離
間する状態を示した拡大縦断面図であり、図14は、比
較例に係る下部ダイス84の内壁面から鍛造品86の段
付き部88が離間する状態を示した拡大縦断面図であ
る。
【0039】図14に示す比較例では、鍛造品86の段
付き部88に対応する下部ダイス84の内壁面90が鉛
直面に沿って形成され、鍛造品86がノックアウトピン
61によって上方(矢印方向)に向かって押圧される
際、前記段付き部88に対応する下部ダイス84の内壁
面90の所定部位92に応力が集中し、亀裂が発生する
という不都合がある。
【0040】これに対し図13に示す本実施の形態で
は、鍛造品42の段付き部44に対応する部位には鉛直
面に対して所定角度傾斜する傾斜面46が形成され、さ
らに前記傾斜面46に連続する断面円弧状の曲面部48
が形成されている。
【0041】従って、本実施の形態では、鍛造品42が
ノックアウトピン61によって上方に向かって押圧され
る際、鍛造品42の段付き部44の外周面と下部ダイス
32の内壁面との間で発生する塑性歪みが分散し、応力
集中が緩和される。換言すると、鍛造品42の段付き部
44の外周面と下部ダイス32の内壁面との間で発生す
る接触面圧を前記所定部位92から偏位させることによ
り、下部ダイス32の内壁面に付与される応力を分散さ
せ該応力を抑制することができる。この結果、下部ダイ
ス32の内壁面に亀裂が発生することが防止されるた
め、金型の耐久性を向上させ、金型のコストを低減させ
ることができる。
【0042】また、本実施の形態では、鍛造用素材に対
し加圧力が付与される際、ポンチ52に外嵌されたガイ
ドスリーブ54が第1リング体55の孔部53に圧入さ
れた状態にあり、前記圧入状態を維持しながらポンチ5
2が下降するように構成されている。
【0043】従って、第1リング体55の孔部53にガ
イドスリーブ54を介してポンチ52が圧入された状態
で鍛造用素材に対して加圧力が付与され、該ポンチ52
が横方向に芯ずれを起こすことがないため、図12に示
されるように、鍛造品42として得られるアウタカップ
のカップ部94の軸線Eと軸部96の軸線Fとの同軸度
を高精度に保持することが可能となる。この場合、前記
アウタカップの軸部96の振れを、例えば、0.06m
m以下に抑制することができた。
【0044】さらに、本実施の形態では、ガイドスリー
ブ54と第1リング体55とをそれぞれ異種金属製材料
によって形成し、しかも、ガイドスリーブ54に埋設さ
れたグラファイト56によって潤滑特性を良好に保持す
ることにより、該ガイドスリーブ54および第1リング
体55の摺動面にカジリが発生することを抑制すること
が可能となる。
【0045】さらにまた、例えば、パルサー(図示せ
ず)の取付部位であるアウタカップのカップ部94の外
周面を直接的に研削することができる利点がある。
【0046】なお、本実施の形態では、等速ジョイント
を構成するアウタカップを鍛造用素材として用いている
がこれに限定されるものではなく、例えば、図示しない
段付き部品、段付き歯車等のように部品のある部分と他
の部分との間で同軸精度が必要とされる種々の鍛造成形
品に適用することができることは、勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0048】すなわち、引張による応力集中を抑制する
ことにより、金型の耐久性を向上させることができる。
この結果、金型のコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る鍛造用金型装置の縦
断面図である。
【図2】図1に示す鍛造用金型装置の鍛造成形開始位置
からポンチが下降して鍛造成形が終了した状態を示す動
作説明図である。
【図3】図1に示す鍛造用金型装置の一部拡大縦断面図
である。
【図4】図3に示すA部分の拡大図である。
【図5】図1に示す鍛造用金型装置の一部横断面平面図
である。
【図6】図1に示す鍛造用金型装置に設けられたガイド
手段の説明図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿った横断面図であ
る。
【図8】ポンチに外嵌されるガイドスリーブを示す斜視
図である。
【図9】等速ジョイントを構成するアウタカップの製造
工程を示す説明図である。
【図10】等速ジョイントを構成するアウタカップの製
造工程を示す説明図である。
【図11】図1に示す鍛造用金型装置のキャビティに充
填される鍛造用素材の正面図である。
【図12】図1に示す鍛造用金型装置によって鍛造成形
された鍛造品の一部縦断面図である。
【図13】本実施の形態に係る下部ダイスを用いて鍛造
品を取り出す際に発生する応力の説明に供される拡大断
面図である。
【図14】比較例に係る下部ダイスを用いて鍛造品を取
り出す際に発生する応力の説明に供される拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10…鍛造用金型装置 12a〜12d…
ガイド手段 14、16、18…ダイホルダ 20…圧入リング 26…スリーブ部材 30、32…ダイ
ス 42…鍛造品 44…段付き部 46…傾斜面 48…曲面部 52…ポンチ 54…ガイドスリ
ーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E087 AA09 AA10 CA15 CA33 EC12 EC13 EC41 EC42 EC43 EC46 EC51 EC57 ED22 ED25 EE02 HA21 HA23 HB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティに装填された鍛造用素材に対し
    て加圧力を付与することにより、鍛造品を成形する装置
    において、 前記キャビティを形成する型部材と、 前記型部材を外嵌する環状体と、 前記環状体よりも厚肉に形成され、該環状体を外嵌する
    筒状部材と、 を備え、 前記型部材の内壁面には、鍛造品をキャビティから引き
    出す際に付与される応力を抑制する応力抑制手段が設け
    られることを特徴とする鍛造用金型装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記応力抑制手段は、型部材の内壁面に形成され、鉛直
    面に対して所定角度傾斜する傾斜面と、前記傾斜面に連
    続する断面円弧状の曲面部とを有することを特徴とする
    鍛造用金型装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、 前記鍛造品は段付き部を有し、前記応力抑制手段は、該
    鍛造品の段付き部に対応する型部材の内壁面に設けられ
    ることを特徴とする鍛造用金型装置。
JP10258668A 1998-08-24 1998-09-11 鍛造用金型装置 Pending JP2000084640A (ja)

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