JP2000084496A - 粉体の異物除去装置 - Google Patents

粉体の異物除去装置

Info

Publication number
JP2000084496A
JP2000084496A JP10257090A JP25709098A JP2000084496A JP 2000084496 A JP2000084496 A JP 2000084496A JP 10257090 A JP10257090 A JP 10257090A JP 25709098 A JP25709098 A JP 25709098A JP 2000084496 A JP2000084496 A JP 2000084496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
foreign matter
suction
conveyor
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10257090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3595928B2 (ja
Inventor
Shinichi Ito
伸一 伊藤
Masahiro Goto
政博 後藤
Fumiyasu Kojima
史靖 小島
Koji Mori
弘司 森
Manabu Tani
学 谷
Kazuo Kondo
和男 近藤
Toshihide Horibe
利秀 堀部
Takao Okada
敬夫 岡田
Kazuaki Ogawa
和昭 小川
Noriyuki Ouchi
典行 大内
Yoshiaki Shimazaki
義昭 島崎
Tadao Ishii
唯雄 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Eisai Co Ltd
Kowa Co Ltd
Toyo Machine Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Eisai Co Ltd
Kowa Co Ltd
Toyo Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikegami Tsushinki Co Ltd, Eisai Co Ltd, Kowa Co Ltd, Toyo Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Ikegami Tsushinki Co Ltd
Priority to JP25709098A priority Critical patent/JP3595928B2/ja
Publication of JP2000084496A publication Critical patent/JP2000084496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595928B2 publication Critical patent/JP3595928B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査可能粉体の範囲を広げることができると
ともに、無駄な粉体の除去を抑えて、小さな異物でも確
実に検知して除去できる粉体の異物除去装置を提供する
こと。 【解決手段】 異物除去装置Mは、粉体供給部40から
の粉体Pを、検査部120と吸込み部130とを通過さ
せるように、略水平方向に移送し、検査部120におい
て粉体P中の異物を上方から検知した際、異物を吸込み
部130で吸引して除去する。異物除去装置Mは、粉体
Pを略水平方向に移送するベルトコンベヤ10(11・
63)を備える。異物除去装置Mは、ベルトコンベヤ1
0の移送路における検査部120の手前で、粉体Pを落
下させて粉体P中の異物を粉体上層側に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業製品のポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂粉
末、あるいは、金属粉、セラミック粉、さらには、食品
工業のインスタントコーヒー等の顆粒状を含んだ粉末、
医薬品の粉末状・顆粒状の薬剤等の粉体から、それらの
粉体より大きな異物を除去する異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、この種の異物を除去す
る装置では、粉体中のゴミ(体毛や昆虫の死骸等)を除
去する際、粉体供給部からの粉体を、検査部と吸込み部
とを通過させるように、振動フィーダを利用して略水平
方向に移送していた。そして、検査部において粉体中の
異物を検知した際、吸込み部において、粉体ごと異物を
吸引して除去していた。
【0003】そして、従来装置では、検査部において、
移送中の粉体を上方からテレビカメラやCCDカメラ等
で撮影し、画像データから画像処理して、異物を検知し
ていた。
【0004】しかし、振動による粉体の搬送ずれ、粉の
付着による検査レベルの低下等の諸問題により、安定し
た異物の検知が行なえず、また、検査可能粉体の制限も
生じていた。
【0005】さらに、異物が粉体中に埋もれてしまう場
合もあることから、300μm程度の大きさの異物しか
検知できなかった。
【0006】さらにまた、異物検知後の吸引時、異物と
ともに多量の粉体も除去されていたため、粉体の無駄も
生じていた。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、検査可能粉体の範囲を広げることができるととも
に、無駄な粉体の除去を抑えて、小さな異物でも確実に
検知して除去できる粉体の異物除去装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る異物除去装
置は、粉体供給部からの粉体を、検査部と吸込み部とを
通過させるように、略水平方向に移送し、前記検査部に
おいて粉体中の異物を上方から検知した際、前記異物を
前記吸込み部で吸引して除去する粉体の異物除去装置で
あって、前記粉体を略水平方向に移送するベルトコンベ
ヤを備え、該ベルトコンベヤの移送路における前記検査
部の手前で、前記粉体を落下させて粉体中の異物を粉体
上層側に移動させることを特徴とする。
【0009】前記ベルトコンベヤは、前記粉体供給部か
ら前記検査部の手前までを循環回転駆動される第1コン
ベヤと、前記粉体を落下させるように、前記第1コンベ
ヤの後部下方に前部を重ねて、前記検査部から前記吸込
み部まで循環回転駆動される第2コンベヤと、を備えて
構成することが望ましい。
【0010】前記第1コンベヤは、帯電防止用素材から
形成することが望ましい。また、前記第2コンべヤを、
白色透明素材から形成して、前記検査部を、前記第2コ
ンベヤの下方からの透過光と前記第2コンベヤの上方か
らの反射光とを前記粉体に照射して、前記第2コンベヤ
の上方に配置させたラインCCDカメラにより前記異物
を検知する構成としても良い。
【0011】また、前記粉体の移送路における前記粉体
供給部と前記粉体の落下位置との間には、前記粉体の厚
さを均一にするスクイーズローラを配設させることが望
ましい。
【0012】さらに、前記吸込み部は、前記粉体の移送
路における上方を幅方向で横切るように軸方向を配置さ
せる吸引パイプと、該吸引パイプに接続される吸引手段
と、前記吸引パイプの回転駆動手段と、を備えて構成
し、該吸引パイプを、前記異物を前記粉体ごと吸引可能
に開口する複数のスリットを備えて構成するとともに、
前記各スリットを、前記粉体の移送路への投影状態で、
全ての前記スリットによって前記粉体の移送路の全幅を
覆えるように、前記吸引パイプの軸方向における配置位
置を変えて、配置させることが望ましい。
【0013】さらにまた、前記吸込み部は、前記吸引パ
イプを粉体移送方向に複数並設させて構成することが望
ましい。
【0014】さらに、前記吸込み部には、前記移送路の
全幅分の粉体を吸引可能に、前記粉体の移送路の全幅を
覆えるスリットを開口させて、前記吸引パイプと平行に
配置される廃棄パイプと、該廃棄パイプに接続される吸
引手段と、を配設させることが望ましい。
【0015】さらにまた、前記吸引パイプや前記廃棄パ
イプに接続される吸引手段には、内部を負圧状態とされ
て前記吸引パイプや前記廃棄パイプ内にそれぞれ嵌挿さ
れ、前記吸引パイプや前記廃棄パイプの軸方向に延びる
スリット状の連通孔を有したバルブパイプを設けて、異
物吸引時における前記吸引パイプ及び前記廃棄パイプの
所定のスリットが前記粉体側に向いている際、前記バル
ブパイプを回転させて前記連通孔を前記スリットに一致
させ、前記スリットと前記連通孔とを経て、前記異物を
吸引するように構成することが望ましい。
【0016】さらに、前記バルブパイプの連通孔は、軸
方向に沿って複数開口させるとともに、バルブパイプ軸
方向に沿う吸引力を均等にするように、負圧手段に近い
側の開口面積を小さく設定することが望ましい。
【0017】さらにまた、前記スクイーズローラの配置
位置と前記粉体の落下位置との間の粉体の移送路に、前
記粉体の両側の縁位置を検知可能な検知手段を、配置さ
せ、該検知手段の検知信号を入力した制御装置によっ
て、前記粉体における移送路での縁位置を一定とするよ
うに、前記粉体供給部の粉体供給量を制御することが望
ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る異物除去装置では、粉体を
略水平方向に移送するベルトコンベヤの移送路における
検査部の手前で、粉体を落下させ、粉体中の異物を粉体
上層側に移動させていることから、検査部において、小
さな異物でも的確に上方から検知できて、その後、余分
な粉体を吸引することを抑えて、的確に、異物を吸込み
部で吸引して除去することができる。なお、粉体落下時
における異物の粉体上層側への移動は、粉体と異物の比
重差による空気抵抗で、異物が、遅く落下して粉体上層
側に移動したり、あるいは、空気抵抗の差によらなくと
も、大きな異物が落下する前に、その異物の落下位置に
予め小さな粉体が先に落下し、その後に異物が落下して
粉体上層側に結果的に移動する場合等がある。
【0019】また、粉体を移送する手段として、振動フ
ィーダでなく、ベルトコンベヤを使用しているため、粒
径の小さな粉体でも、移送路に滞留させることなく、確
実に、移送させることができる。
【0020】したがって、本発明に係る異物除去装置で
は、検査可能粉体の範囲を広げることができるととも
に、無駄な粉体の除去を抑えて、小さな異物でも確実に
検知して除去することができる。
【0021】そして、粉体を移送するベルトコンベヤ
を、粉体供給部から検査部の手前までを循環回転駆動さ
れる第1コンベヤと、粉体を落下させるように、第1コ
ンベヤの後部下方に前部を重ねて、検査部から吸込み部
まで循環回転駆動される第2コンベヤと、を備えるよう
に構成すれば、第1コンベヤの後部から第2コンベヤの
前部に移送する際、確実に粉体を落下させて、異物を粉
体上層側に移動させることができる。また、第1コンベ
ヤより第2コンベヤの駆動速度を早くすれば、粉体を薄
くさせて移送することも可能となり、検査部での異物検
知を一層容易にさせることもできる。さらに、1つの長
いベルトコンベヤで粉体を移送する場合に比べて、メン
テナンスも容易となる。
【0022】また、第1コンベヤを帯電防止用素材から
形成すれば、静電気によって舞い上がり易い粉体のその
舞い上がりを抑えることが可能となり、粉体供給部から
供給された粉体を、飛散させることなく無駄なく円滑に
移送させることができる。
【0023】さらに、第2コンべヤを、白色透明素材か
ら形成して、検査部を、第2コンベヤの下方からの透過
光と第2コンベヤの上方からの反射光とを粉体に照射し
て、第2コンベヤの上方に配置させたラインCCDカメ
ラにより異物を検知する構成とすれば、上方からの反射
光だけによる検知に比べ、透過光も利用しているため、
粉体中に潜り込んでいる異物も映像上に浮き出させるこ
とが可能となって、異物の見逃しを無くすことができ
る。
【0024】さらにまた、粉体の移送路における粉体供
給部と粉体の落下位置との間に、粉体の厚さを均一にす
るスクイーズローラを配設させれば、コンベヤで移送さ
れる粉体の厚さを薄く一定にできることから、その後の
粉体の落下時に、一層、異物が粉体上層側に移動して露
出し易くなり、小さな異物でも確実に検知して除去する
ことができる。
【0025】さらに、吸込み部を請求項6のように構成
する場合には、検査部で検知した異物がコンベヤ上のど
この位置にあっても、異物が吸込み部に移送された際
に、回転駆動手段によって、吸引パイプの所定のスリッ
トを対応する位置に配置させるように、吸引パイプを回
動させ、ついで、吸引手段の作動により、粉体ごと異物
を吸引除去できる。そして、異物の配置位置に応じて、
適切なスリットから吸引できるため、余分な粉体を極力
異物とともに吸引することを避けることができることと
なって、粉体の無駄な廃棄を一層抑えることができる。
【0026】さらに、請求項7のように、吸込み部とし
て、吸引パイプを粉体移送方向に複数並設させれば、移
送中の粉体の幅方向の複数箇所に異物が配置されていて
も、並設された各吸引パイプの所定のスリットで順次異
物を吸引できるため、一層、粉体の無駄な廃棄を抑え
て、異物を吸引除去することができる。
【0027】さらにまた、請求項8のように構成する場
合には、吸引手段を作動させて、廃棄パイプのスリット
から粉体を吸引させるようにすれば、移送中の粉体の幅
方向における全幅に異物が配置されても、一括で異物を
吸引することができ、効率的に異物を除去することがで
きる。
【0028】さらにまた、請求項9のように構成する場
合には、異物吸引時における吸引パイプの所定のスリッ
トが粉体側に向いている際、常時負圧状態とされたバル
ブパイプの連通孔を、スイッチのように回転操作させ
て、粉体側に向いている吸引パイプの所定のスリットに
重ねれば、スリットと連通孔とを経て異物を吸引できる
ため、素早く、かつ、的確に、異物を吸引することがで
きる。
【0029】勿論、請求項10に記載したように、廃棄
パイプ内にも、粉体を吸引可能な上記のバルブパイプを
設ければ、バルブパイプをスイッチのように回転操作さ
せ、廃棄パイプのスリットと連通孔とを経て異物を吸引
できるため、素早く、かつ、的確に、移送路の全幅の異
物を吸引することができる。
【0030】さらに、請求項11のように構成する場合
には、バルブパイプの軸方向に沿う吸引力を、開口して
いる連通孔の全域にわたって均等にすることができて、
吸引パイプや廃棄パイプの粉体側に向いているスリット
が長くとも、スリットの全域で的確に異物を吸引するこ
とができる。
【0031】また、スクイーズローラの配置位置と粉体
の落下位置との間の粉体の移送路に、粉体の両側の縁位
置を検知可能な検知手段を、配置させ、検知手段の検知
信号を入力した制御装置によって、粉体における移送路
での縁位置を一定とするように、粉体供給部の粉体供給
量を制御するように構成すれば、吸引パイプのスリット
の配置範囲内で、少な過ぎない的確な供給量で粉体を供
給しても、円滑に異物を除去できて、効率よく、異物の
除去作業を行なうことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】実施形態の異物除去装置Mは、図
1〜3に示すように、鉛直方向に配設される縦プレート
2と縦プレート2の下部を固着支持した底プレート3と
を有したフレーム1を備え、縦プレート2には前部側か
ら順に、粉体Pを供給する粉体供給部40、検査部12
0、吸込み部130、が配設されて構成されている。ま
た、粉体Pを移送するベルトコンベヤ10は、粉体供給
部40側の第1コンベヤ11と、検査部120・吸込み
部130側の第2コンベヤ63と、から構成されてい
る。なお、粉体Pは、粒径を100〜500μm程度の
白色の粉末薬剤としている。
【0033】第1コンベヤ11は、図1〜4に示すよう
に、帯電防止を可能とするようにカーボンを含有させた
ウレタンゴムから形成されて、シームレスの円環状とさ
れている。また、第1コンベヤ11は、後述する検知手
段としてのCCDカメラ59で白色の粉体Pを検知し易
いように、緑色に着色されている。そして、第1コンベ
ヤ11は、駆動ローラ12、従動ローラ19、及び、テ
ンションローラ31に、巻き掛けられて、粉体供給部4
0から検査部120の手前までを循環駆動するように構
成されている。
【0034】なお、第1コンベヤ11が循環駆動する領
域の内側には、図2・4に示すように、駆動ローラ12
から従動ローラ19付近までの正面側を覆って、第1コ
ンベヤ11の駆動領域内への異物侵入を防止するよう
に、第1カバー6が配設されている。第1カバー6は、
縦プレート2に固着されて水平方向に正面側へ突出する
2本のブラケット5・5に連結固定されて、配設されて
いる。これらのブラケット5・5や第1カバー6は、駆
動ローラ12や従動ローラ19における縦プレート2側
から離れた先端側を支持するための支持部材4としての
役目も果たす。
【0035】駆動ローラ12は、図1・4・5に示すよ
うに、第1コンベヤ11を巻き掛けたドラム12aと、
ドラム12aを固着させた駆動軸12bと、を備えて構
成され、駆動軸12bの両端が、縦プレート2に固定さ
れた軸受13と第1カバー6の取付孔6aに配設された
軸受14とにより回動自在に支持されている。12d
は、止輪である。また、縦プレート2の取付孔2aを貫
通した駆動軸12bの背面側の端部には、プーリ12c
が固着され、プーリ12cには、ベルト17が巻き掛け
られている。ベルト17は、図1・5に示すように、サ
ーボモータ15の駆動軸15aに固着されたプーリ16
に巻き掛けられるとともに、テンションプーリ61や第
2コンベヤ63の後述する駆動ローラ64のプーリ64
cにも巻き掛けられている。そして、サーボモータ15
の駆動により、駆動ローラ64とともに駆動ローラ12
が回転駆動され、第1・2コンベヤ11・63が回転駆
動することとなる。
【0036】なお、サーボモータ15は、縦プレート2
の正面側に固定されて、縦プレート2に設けられた取付
孔2bから駆動軸15aを突出させ、その端部15aに
プーリ16を固着させている。
【0037】従動ローラ19は、図1・4・6に示すよ
うに、円筒状として、支持軸21の両端付近に固定され
た軸受20・20により、両端の内周側を支持されて回
動自在に配設されている。支持軸21の両端は、スペー
サ22・23を介在させて、縦プレート2に固着された
支持ブラケット24と第1カバー6の支持部6bとに連
結支持されている。
【0038】支持ブラケット24には、図4・6に示す
ように、支持軸21の背面側端部を挿入させる凹溝24
aが形成されている。なお、支持軸21の両端の周面に
は、前後方向の対向面に配置される凹溝21aが形成さ
れ、凹溝21aが凹溝24aの周縁に嵌挿されている。
支持ブラケット24には、凹溝24aの底壁中央に、上
下方向に延びるボルト25を螺合させたねじ孔24bが
形成されている。同様に、支持部6bにも、凹溝21a
を周縁に嵌挿させる凹溝6cが形成されるとともに、そ
の凹溝6cの底壁中央に、上下方向に延びるボルト28
を螺合させたねじ孔6dが形成されている。そして、各
ねじ孔24b・6dに螺合されたボルト25・28の回
動調整によって、支持軸21を介して、従動ローラ19
の高さ位置が調整可能に構成されている。なお、26・
29は、それぞれ、ボルト25・28の緩み止めのナッ
トである。
【0039】テンションローラ31は、図1・2・4・
9に示すように、第1コンベヤ11の後端側に配置され
ている。そして、テンションローラ31は、中実の丸棒
状として、両端が、軸受33を介在させて、第1コンベ
ヤ11の幅方向の両側に配置されたガイドブラケット3
4の支持孔34aに回動自在に支持されている。なお、
32は止輪である。各ガイドブラケット34は、図9に
示すように、それぞれ、ガイドブロック35に前後方向
に移動可能に保持され、各ガイドブロック35は、縦プ
レート2の取付孔2cを貫通してナット38止めされる
固定ロッド37に、取付固定されている。各ガイドブロ
ック35は、図4に示すように、固定ロッド37を嵌挿
させた筒部35aと、筒部35aの下方で前後方向に間
を空けて下方に延びる壁部35b・35cと、壁部35
b・35cの下端相互を連結するガイドレール部35d
と、を備えて構成され、壁部35b・35cには、前後
方向に配置されるねじ棒36を回動可能に配設させてい
る。各ガイドブロック35に保持されるガイドブラケッ
ト34は、ガイドレール部35dの上面側に嵌合させる
凹溝34bを備えるとともに、ねじ棒36と螺合するね
じ孔34cを備えて構成されている。そして、テンショ
ンローラ31の両端側のねじ棒36を回動操作すること
により、ガイドブラケット34をガイドレール部35d
で摺動させ、テンションローラ31の両端を前後方向に
移動させ、第1コンベヤ11の張力を調整するように構
成されている。
【0040】粉体供給部40は、図1〜4に示すよう
に、第1コンベヤ11の前部11aの上面に粉体Pを供
給できるように配置されている。そして、粉体供給部4
0は、図4に示すように、シリンダ41内にロータ42
が配設されて構成され、このロータ42は、図1に示す
ように、ベルト44を介して、サーボモータ43により
回転駆動されている。46はテンションプーリである。
シリンダ41の上部には、流入口41aが開口されて、
流入口41aには、粉体Pを貯留したホッパ48が接続
されている。シリンダ41の下部には、流出口41bが
開口されている。流出口41bは、第1コンベヤ11の
幅寸法より短く開口されている。ロータ42には、外周
面に粉体Pを収納可能な深さ1mm程度の軸方向に延びた
U字溝形状の凹部42aが多数設けられており、サーボ
モータ43の回転駆動により、流入口41aから凹部4
2aに収納された粉体Pを、順次、下方の流出口41b
から排出するように構成されている。
【0041】なお、ロータ42の外周面に形成する凹部
42aは、円弧状の断面形状でなくとも、四角形断面の
あり溝形状等でも良いが、粉体Pが凹部42a内でブリ
ッヂ状に固まらずに円滑に排出されるため、実施形態の
ような浅い円弧状のU字溝の方が望ましい。
【0042】また、サーボモータ43は、後述する制御
装置190に作動を制御されるように構成されている。
【0043】さらに、第1コンベヤ11を間にした従動
ローラ19の上方には、粉体Pの厚さtを均一にならす
スクイーズローラ50が配設されている。スクイーズロ
ーラ50は、図1・2・4・6に示すように、第1コン
ベヤ11の幅方向に配置される軸受51・52に回動可
能に支持されて、第1コンベヤ11上の粉体Pの上面側
に接触にするように配設されている。53・54はスペ
ーサである。軸受51は、縦プレート2の取付孔2dに
配設されている。軸受52は、支持プレート55の支持
孔55aに配設されている。支持プレート55は、第1
カバー6の支持部6b付近に、図示しないねじを利用し
て、取付固定されている。そして、スクイーズローラ5
0は、縦プレート2に固定されたサーボモータ56によ
って、回転駆動されるように配設されている。
【0044】実施形態の場合、従動ローラ19の下面側
を当接支持していたボルト25・28の回動調整によっ
て従動ローラ19を高さ調整することにより、従動ロー
ラ19の上面側を移動する第1コンベヤ11と、スクイ
ーズローラ50と、の間の距離を調整して、移送される
粉体Pの厚さtを調整するように構成されている。
【0045】ちなみに、実施形態の場合、スクイーズロ
ーラ50と第1コンベヤ11との間の距離は、粉体Pの
厚さtが、0.5mmとなるように設定されている。
【0046】また、スクイ−ズローラ50は、粉体Pを
ならして粉体Pの厚さtを均一にできるように、サーボ
モータ56によって、移送される粉体Pの進行方向と逆
方向に回転駆動されている。さらに、スクイーズローラ
50の周速は、粉体Pの厚さtを滑らかに均一にできる
ように、第1コンベヤ11の移動速度より早く設定され
ている。
【0047】ちなみに、実施形態の場合、ローラ50の
周速は第1コンベヤ11の移動速度より3倍程度速く設
定されている。
【0048】そして、第1コンベヤ11の後部11b付
近の上方には、図1・4・7に示すように、コンベヤ1
1の上面上に配置される粉体Pのコンベヤ11の幅方向
の両縁L・Rを検知できるように、縦プレート2に固定
されているブラケット58に支持された検知手段として
のCCDカメラ59が配設されている。これらのCCD
カメラ59・59は、コンベヤ1の側方に配置された制
御装置190に画像データを出力し、制御装置190
は、画像データを二値化処理して、粉体Pの幅方向の両
縁L・Rの配置位置を検出する。そして、制御装置19
0は、粉体Pの両縁L・Rが内側に入り込んだ際には、
粉体供給部40のサーボモータ43の回転数を増加させ
るように制御して、粉体供給部40からの粉体Pの供給
量を多くし、また、粉体Pの両縁L・Rが外側に膨らん
だ際には、粉体供給部40のサーボモータ43の回転数
を低下させるように制御して、粉体供給部40からの粉
体Pの供給量を少なくし、移送中の粉体Pにおける両縁
L・Rの配置位置を一定にするように制御する。なお、
縁L・Rの配置位置は、粉体Pの供給量が変動しても、
吸込み部130の後述する吸引パイプ131や廃棄パイ
プ168のスリット132・133・168aにおける
外側の縁からはみ出ない範囲で、極力外側に設定されて
いる。
【0049】第2コンベヤ63は、図1・4・8〜10
に示すように、駆動ローラ64・従動ローラ76・82
・テンションローラ94に巻き掛けられ、検査部120
の手前で、粉体Pを落下させて粉体P中の異物Dを粉体
上層側に移動させることができるように、第1コンベヤ
11の後部11bにおける下方に前部63aを重ねて、
検査部120から吸込み部130にかけて循環駆動する
ように配設されている。第2コンベヤ63の後部63b
の下方には、異物Dを除去した後の粉体Pを袋詰め工程
等の次工程へ送るベルトコンベヤ200が配設されてい
る。
【0050】この第2コンベヤ63は、検査部120の
後述する下方の照明部123からの光を透過できるよう
に、ウレタンゴムからなる白色透明としたシームレスの
円環状とされている。
【0051】なお、第1コンベヤ11の後部11bと第
2コンベヤ63の前部63aとの間隔H(図8参照)
は、実施形態の場合、3mmとしている。
【0052】また、第2コンベヤ63が循環駆動する領
域の内側には、第1コンベヤ11と同様に、図2・10
に示すように、駆動ローラ64から従動ローラ82付近
までの正面側を覆って、第2コンベヤ63の駆動領域内
への異物侵入を防止するように、第2カバー9が配設さ
れている。第2カバー9は、縦プレート2に固着されて
水平方向に正面側に突出する3本のブラケット8・8・
8に連結固定されて、配設されている。これらのブラケ
ット8・8・8や第2カバー9は、駆動ローラ82や従
動ローラ76・82縦プレート2側から離れた先端側を
支持するための支持部材7としての役目も果たす。
【0053】駆動ローラ64は、図1・10・11に示
すように、第2コンベヤ63を巻き掛けたドラム64a
と、ドラム64aを固着させた駆動軸64bと、を備え
て構成され、駆動軸64bの両端が、縦プレート2に固
定された軸受65と第2カバー9側に配設された軸受6
6とにより回動自在に支持されている。64dは、止輪
である。また、縦プレート2の取付孔2eを挿通した駆
動軸64bの背面側の端部には、プーリ64cが固着さ
れ、プーリ64cには、サーボモータ15の駆動軸15
aに固着されたプーリ16・第1コンベヤ11側の駆動
ローラ12のプーリ12c・テンションプーリ61に巻
き掛けられたベルト17が、巻き掛けられている。
【0054】なお、駆動ローラ64を軸支している軸受
66は、第2コンベヤ63が循環駆動する際、縦プレー
ト2側の背面側や縦プレート2側から離れた正面側に片
寄らないように、片寄り防止機構68に支持されてい
る。
【0055】この片寄り防止機構68は、図10〜12
に示すように、軸受66を支持するスライダ69、スラ
イダ69に螺合されるねじ棒70、及び、傘歯車71・
72を利用して、ねじ棒70を回動させるサーボモータ
73、を備えて構成されている。スライダ69は、第2
カバー9の前端側で後方側へ延びるように設けられた凹
部9aの上下の縁を、ガイドレール9b・9bとして、
これらのガイドレール9b・9bに、上下面に設けた凹
溝69bを嵌挿させて、前後方向へ移動可能に配設され
ている。ねじ棒70は、第2カバー9における凹部9a
と凹部9aの後方側に貫通して配置された窓部9dとを
挿通する挿通孔9cに回動自在に配設されて、スライダ
29のねじ孔69cに螺合されている。また、ねじ棒7
0の後端には、傘歯車71が固着され、傘歯車71に
は、サーボモータ73の駆動軸73aに固着させた傘歯
車72が噛合している。サーボモータ73は、ブラケッ
ト8に固着された取付ベース74に連結保持されてい
る。そして、サーボモータ73の作動により、駆動軸7
3aが所定方向に回動すれば、傘歯車71・72を介し
て、ねじ棒70が回動し、スライダ69を前後方向へガ
イドレール9b・9bに沿って移動させるため、駆動ロ
ーラ64が、正面側の端部を背面側の端部に比べて、若
干、前方側若しくは後方側に移動させ、第2コンベヤ6
3の片寄りが防止される。ちなみに、第2コンベヤ63
が背面側の縦プレート2側に片寄れば、スライダ69を
後方側に移動させ、第2コンベヤ63が正面側に片寄れ
ば、スライダ69を前方側に移動させて、対処すること
となる。
【0056】検査部120の部位に配置される4つの従
動ローラ76は、それぞれ、図13に示すように、円筒
状として、支持軸78の両端付近に止輪79で固定され
た軸受77・77により、両端の内周側を支持されて回
動自在に配設されている。そして、支持軸78は、縦プ
レート2の取付孔2fと第2カバー9の取付孔9eとを
挿通したボルト80がねじ孔78aに螺合されることに
より、縦プレート2と第2カバー9とに両端を固定され
ている。
【0057】吸込み部130の部位に配置される3つの
従動ローラ82は、第1コンベヤ11の従動ローラ19
と同様な構成であり、それぞれ、図1・10・15・1
7に示すように、円筒状として、支持軸84の両端付近
に固定された軸受83・83により、両端の内周側を支
持されて回動自在に配設されている。各支持軸84の両
端は、それぞれ、スペーサ85・86を介在させて、縦
プレート2に固着された支持ブラケット87と第2カバ
ー9の支持部9fとに連結支持されている。
【0058】各支持ブラケット87には、支持ブラケッ
ト24と同様に、図15・17に示すように、支持軸8
4の背面側端部を挿入させる凹溝87aが形成されてい
る。なお、支持軸84の両端の周面には、支持軸21と
同様に、前後方向の対向面に配置される凹溝84aが形
成され、凹溝84aが凹溝87aの周縁に嵌挿されてい
る。各支持ブラケット87には、凹溝87aの底壁中央
に、上下方向に延びるボルト88を螺合させたねじ孔8
7bが形成されている。同様に、第2カバー9に設けれ
た3つの各支持部9fにも、それぞれ、凹溝84aを周
縁に嵌挿させる凹溝9gが形成されるとともに、その凹
溝9gの底壁中央に、上下方向に延びるボルト91を螺
合させたねじ孔9hが形成されている。そして、各ねじ
孔87b・9hに螺合されたボルト88・91の回動調
整によって、各支持軸84を介して、従動ローラ82の
高さ位置が調整可能に構成されている。なお、89・9
2は、それぞれ、ボルト88・91の緩み止めのナット
である。
【0059】テンションローラ94は、第2コンベヤ6
3の後端側に配置されて、第1コンベヤ11のテンショ
ンローラ31と同様な構成としている。すなわち、図2
・10に示すように、テンションローラ94は、中実の
丸棒状として、両端が、図示しない軸受を介在させて、
第2コンベヤ63の幅方向の両側に配置されたガイドブ
ラケット97に回動自在に支持されている。そして、各
ガイドブラケット97が、それぞれ、ガイドブロック9
8に前後方向に移動可能に保持され、各ガイドブロック
98は、縦プレート2を貫通してナット止めされる固定
ロッド100に取付固定されている。また、各ガイドブ
ロック98は、固定ロッド100を嵌挿させた筒部98
aと、筒部98aの下方で前後方向に間を空けて下方に
延びる壁部98b・98cと、壁部98b・98cの下
端相互を連結するガイドレール部98dと、を備えて構
成され、壁部98b・98cには、前後方向に配置され
るねじ棒99を回動可能に配設させている。さらに、各
ガイドブロック98に保持されるガイドブラケット97
は、ガイドレール部98dの上面側に摺動可能に嵌合さ
れて、ねじ棒99と螺合するねじ孔97cを備えて構成
されている。そして、テンションローラ94の両端側の
ねじ棒99を回動操作することにより、ガイドブラケッ
ト97をガイドレール部98dに摺動させ、テンション
ローラ94の両端を前後方向に移動させ、第2コンベヤ
63の張力を調整するように構成されている。
【0060】なお、上部側の2つの従動ローラ76・7
6の近傍には、それぞれ、ブラケット8に固着された取
付プレート103に支持されて、第2コンベヤ63の静
電気を除去するための除電器104が配設されている。
【0061】また、下部側の従動ローラ76の近傍に
は、クリーニング装置106が第2コンベヤ63の内外
周面を清掃するために2つ配設されている。各クリーニ
ング装置106は、図13・14に示すように、第2コ
ンベヤ63側に開口107aを向けたケース107を備
え、ケース107は、開口107aから多数のブラシ1
09を突出させている。これらのブラシ109は、支持
板108に植設されており、支持板108はケース10
7の内周面との間に隙間を設けるように、スペーサ11
1を介在させて、ケース107にねじ110止めされて
いる。また、ケース107は、開口107aと離れた上
下方向の端部の背面側と正面側とに、スリーブ部107
bと閉塞されたアーム部107cとを配設させている。
スリーブ部107bは、縦プレート2に固定されたブラ
ケット113に支持されて、挿通孔2gを経て縦プレー
ト2の背面側に突出し、吸引ホース115と接続される
ニップル112と連結させている。アーム部107c
は、底プレート3や第2カバー9から延びるブラケット
114に支持されている。そして、これらのクリーニン
グ装置106では、第2コンベヤ63の循環駆動時、第
2コンベヤ63の内外周面にブラシ109が当接して、
粉体等が、ブラシ109で掻き取られ、ケース107の
内周面と支持板108との間やニップル部112を経
て、吸引ホース115に吸引され、第2コンベヤ63を
清掃することとなる。
【0062】検査部120は、図1・10に示すよう
に、第2コンベヤ63の上面側で搬送される粉体Pの画
像撮像用のラインCCDカメラ121と、その撮影用に
使用する照明装置122と、を備えて構成されている。
【0063】実施形態の場合、カメラ121は、400
0画素ラインセンサー型CCDを使用し、さらに、第2
ベルトコンベヤ63の幅方向、すなわち、粉体Pの搬送
方向と直交するように、4台のカメラ121を配設させ
ている。これらのカメラ121は、制御装置190に画
像データを送るように構成され、制御装置190は、画
像データを画像処理して、異物Dの有無を判別し、異物
Dがあると判断した際には、第2コンベヤ63の駆動速
度に応じて、異物Dが吸込み部130の配置位置に移送
されるタイミングで、吸込み部130の後述する吸引パ
イプ131における所定のスリット132・133を異
物Dの上方に配置させて、それらのスリット132・1
33により、あるいは、廃棄パイプ168のスリット1
68aによって、異物Dを吸引できるように、後述する
回転駆動手段140や電磁ソレノイド158・178の
作動を制御することとなる。
【0064】なお、実施形態では、粉体Pの検査幅が4
00mmであり、幅方向に沿って配置させた4台のカメラ
121で異物Dの有無を検知する際、その分解能を25
μmとしていることから、25μm以上までの大きさの
異物Dを確実に検知可能としている。
【0065】勿論、カメラ121の配置数は、粉体Pの
搬送幅の増減により、適宜増減させたり、あるいは、異
物検知の分解能を小さくしたり大きくする場合にも、適
宜増減させても良い。
【0066】照明装置122は、別途配置させた図示し
ない光源本体から光ファイバーにより導光させている3
つの照明部123・124・125から構成され、照明
部123が、第2コンベヤ63と粉体Pとを通過させる
透過光を発生させるように、第2コンベヤ63の下方に
配置され、照明部124・125が、搬送される粉体P
や異物Dに斜めに照射されて生じる反射光を発生させる
ように、カメラ121の前後における第2コンベヤ63
の上方に配置されている。
【0067】照明部123は、透過光が、白色透明の第
2コンベヤ63の下方から透過されて、第2コンベヤ6
3の上面側の反射光の粉体粒の影を打ち消す役目と、層
状になった粉体Pの内部に潜り込んだ異物Dを映像上に
浮き出させる役目と、を果たせるように、配置される必
要があり、実施形態の場合には、カメラ121の直下の
第2コンベヤ63の下方に配置されている。また、カメ
ラ121が透過光によるハレーションを起こさないよう
に、第2コンベヤ63の透明度に応じて、照明部123
の先端部には、光拡散板を設けても良い。
【0068】さらに、照明部124・125にも、照射
した際の一次反射光がカメラ121に直接入光してハレ
ーションを起こさないように、先端部に光拡散板を配置
させても良い。また、照明部124・125は、第2コ
ンベヤ63に対する入射角度αを適宜変更できるよう
に、縦プレート2に対して保持させておく。
【0069】吸込み部130は、図1・2・10に示す
ように、検査部120とテンションローラ94との間に
配置され、第2コンベヤ63で移送される粉体Pの上方
で、粉体Pの移送路を横切るように、軸方向を配置させ
た吸引パイプ131を備えて構成されている。吸引パイ
プ131は、粉体Pの移送方向に2本並べられている。
各吸引パイプ131には、図22に示すように、軸方向
に沿って形成された2種類の長さのスリット132・1
33が形成されている。各スリット132・133は、
吸引パイプ131の周方向に略均等に配置されている。
さらに、スリット132は、第2コンベヤ63の幅寸法
を略8等分した長さとし、スリット133は、第2コン
ベヤ63の幅寸法を略2等分した長さとしている。
【0070】そして、各スリット132は、粉体Pの移
送路への投影状態で、全てのスリット132(1) ・13
2(2) ・132(3) ・132(4) ・132(5) ・132
(6)・132(7) ・132(8) によって粉体Pの移送路
の全幅を覆えるように、軸方向の配置位置を変え、か
つ、周方向に偏位して配置されている。
【0071】なお、実施形態の場合には、各スリット1
32におけるパイプ軸方向長さは、相互にラップするよ
うに、粉体Pの移送路における全幅寸法の1/8より僅
かに広く設定されている。
【0072】また、各スリット133も、粉体Pの移送
路への投影状態で、全てのスリット133(1) ・133
(2) ・133(3) によって粉体Pの移送路の全幅を覆え
るように、軸方向の配置位置を変え、かつ、周方向に偏
位して配置されている。実施形態の場合、各スリット1
33の配置は、吸引パイプ131の軸方向における両端
と中央に配置されている。
【0073】そして、各吸引パイプ131は、図15に
示すように、縦プレート2の挿通孔2hを挿通して、両
端内周に軸受136・137を配設させて、縦プレート
2側に固定された支持パイプ166に回動自在に支持さ
れている。支持パイプ166は、縦プレート2から延び
るブラケット160に固着された固定ブラケット162
や支持ブラケット163に連結固定されている。また、
支持パイプ166には、図15・20に示すように、粉
体Pの移送路の幅寸法より若干長いスリット166aが
形成されている。135は、スペーサである。
【0074】また、各吸引パイプ131には、背面側の
端部に、回転駆動手段140を構成するギヤ143が固
着されている。回転駆動手段140は、縦プレート2に
固着されている取付ベース144に取付固定されて、制
御装置190に制御されるサーボモータ141を備えて
構成されている。そして、サーボモータ141の駆動軸
141aに固定されたギヤ142がギヤ143に噛合し
ており、サーボモータ141の駆動により、ギヤ142
・143を経て、各吸引パイプ131を回転させ、所定
のスリット132・133を粉体P側に向けることとな
る。
【0075】なお、各吸引パイプ131には、所定位置
に、貫通孔等のマーク131aが設けられており、この
マーク131aを縦プレート2から延びるブラケット1
45に支持された光電センサ146が検知するように構
成されている。このような構成は、制御装置190が、
光電センサ146によるマーク131aの検知信号を入
力して、所定のスリット132・133を粉体P側に向
けた後、吸引パイプ131を原位置に復帰させ易くする
ために、設けられている。
【0076】さらに、各吸引パイプ131には、吸引手
段150が連結されており、各吸引手段150は、吸引
パイプ131内に配設される支持パイプ166、支持パ
イプ166内に配設されるバルブパイプ153、バルブ
パイプ153に連結されるニップル152、及び、ニッ
プル152に連結されて図示しない吸引ポンプ等の負圧
手段に接続される吸引ホース151と、を備えて構成さ
れている。
【0077】各バルブパイプ153は、粉体P側に向い
た所定のスリット132・133に負圧をかける弁の役
目を果たすものである。各バルブパイプ153は、図1
5・19に示すように、吸引パイプ131のスリット1
32・133の配置領域と略等しい範囲に、軸方向に配
置される多数(実施形態では、7個)のスリット状の連
通孔154(154a・154b・154c・154d
・154e・154f・154g)を備えている。これ
らの連通孔154は、各連通孔154a・154b・1
54c・154d・154e・154f・154gから
の吸引力が均等となるように、負圧手段に近いニップル
152側が、順次、開口面積を小さく設定されている。
【0078】そして、各バルブパイプ153は、両端付
近に配置される軸受164・138によって、支持ブラ
ケット163や支持パイプ166・吸引パイプ131に
対して回動自在に配設され、支持パイプ166から突出
した正面側端部に、キャップ161を嵌合させていると
ともに、支持パイプ166から突出した背面側端部に、
連結スリーブ155を固着させている。連結スリーブ1
55には、軸受部材156を配設させて、吸引ホース1
51と接続されるニップル152が回動自在に連結保持
されている。165は、スペーサである。
【0079】また、各バルブパイプ153は、図15・
16に示すように、支持ブラケット163と連結スリー
ブ155との間の部位に、アーム157を固着させてい
る。各アーム157には、電磁ソレノイド158の駆動
ロッド158aが連結されている。各電磁ソレノイド1
58は、取付プレート159を利用して縦プレート2か
ら延びるブラケット160に固定されるとともに、制御
装置190に電気的に接続されている。そして、バルブ
パイプ153は、電磁ソレノイド158が作動されて、
駆動ロッド158aが縮んだ際、アーム157を介し
て、30°回転し、連通孔154を下方に配置させるよ
うに、配設され、通常時には、連通孔154を、図16
の二点鎖線で示す位置に配置させている。
【0080】また、実施形態の吸込み部130には、図
1・2・10・17に示すように、後部側の吸引パイプ
131Bとテンションローラ94との間に、吸引パイプ
131Bと平行な廃棄パイプ168と、廃棄パイプ16
8に接続される吸引手段170と、が配設されている。
【0081】廃棄パイプ168は、図17・21に示す
ように、第2コンベヤ63により移送される全幅分の粉
体Pを吸引可能なスリット168aを第2コンベヤ63
側に開口させて、縦プレート2に固定されている。廃棄
パイプ168は、取付孔2iを経て縦プレート2の背面
側に突出した部位を、縦プレート2に固定された固定ス
リーブ185に連結支持させている。
【0082】吸引手段170は、廃棄パイプ168内に
配設されるバルブパイプ173、バルブパイプ173に
連結されるニップル172、及び、ニップル172に連
結されて図示しない吸引ポンプ等の負圧手段に接続され
る吸引ホース171と、を備えて構成されている。
【0083】バルブパイプ173は、吸引パイプ131
内のバルブパイプ153と同様に、粉体P側に向いてい
るスリット168aに負圧をかける弁の役目を果たすも
のである。バルブパイプ173は、図17・19に示す
ように、廃棄パイプ168のスリット168aの配置領
域と略等しい範囲に、軸方向に配置される多数(実施形
態では、7個)のスリット状の連通孔174(174a
・174b・174c・174d・174e・174f
・174g)を備えている。これらの連通孔174は、
各連通孔174a・174b・174c・174d・1
74e・174f・174gからの吸引力が均等となる
ように、負圧手段に近いニップル172側が、順次、開
口面積を小さく設定されている。
【0084】そして、バルブパイプ173は、両端付近
に配置される軸受182・184によって、廃棄パイプ
168に対して回動自在に配設され、廃棄パイプ168
から突出した正面側端部に、キャップ181を嵌合させ
ているとともに、廃棄パイプ168から突出した背面側
端部に、連結スリーブ175を固着させている。連結ス
リーブ175には、軸受部材176を配設させて、吸引
ホース171と接続されるニップル172が回動自在に
連結保持されている。なお、183はスペーサである。
【0085】また、バルブパイプ173は、図17・1
8に示すように、固定スリーブ185と連結スリーブ1
75との間の部位に、アーム177を固着させている。
アーム177には、電磁ソレノイド178の駆動ロッド
178aが連結されている。電磁ソレノイド178は、
取付プレート179を利用して縦プレート2から延びる
ブラケット180に固定されるとともに、制御装置19
0に電気的に接続されている。そして、バルブパイプ1
73は、電磁ソレノイド178が作動されて、駆動ロッ
ド178aが縮んだ際、アーム177を介して、30°
回転し、連通孔174を下方に配置させるように、配設
され、通常時には、連通孔174を、図18の二点鎖線
で示す位置に配置させている。
【0086】なお、吸引ホース115・151・171
等に連通する吸引ポンプ等の負圧手段は、装置Mの作動
中には、常時、作動するように構成されている。
【0087】実施形態の異物除去装置Mの使用態様につ
いて述べれば、作動時には、サーボモータ15の作動に
より駆動ローラ12・64が回転駆動して、第1・2コ
ンベヤ11・63が循環駆動するとともに、粉体供給部
40のサーボモータ43が作動され、さらに、スクイー
ズローラ50のサーボモータ56やホース115・15
1・171に連通する図示しない吸引ポンプが作動さ
れ、さらにまた、吸込み部130のサーボモータ141
や電磁ソレノイド158・178が適宜作動されること
となる。
【0088】そして、図4に示すように、粉体供給部4
0から粉体Pが第1コンベヤ11の前部11a側の上面
に供給されると、その粉体Pは、図8に示すように、ス
クイーズローラ50でならされて、均一の厚さt(実施
形態では0.5mm)で移送される。
【0089】さらに、粉体Pは、図4・7に示すよう
に、検知手段としてのCCDカメラ59・59によって
第1コンベヤ11上での幅方向の両縁L・Rが撮影さ
れ、その画像データを入力した制御装置190は、画像
処理して粉体Pの両縁L・Rの配置位置を検出する。そ
して、制御装置190は、粉体Pの縁L・Rが内側に入
り込んだ際には、粉体供給部40のサーボモータ43の
回転数を増加させるように制御して、粉体供給部40か
らの粉体Pの供給量を多くし、また、粉体Pの縁L・R
が外側に膨らんだ際には、粉体供給部40のサーボモー
タ43の回転数を低下させるように制御して、粉体供給
部40からの粉体Pの供給量を少なくし、移送中の粉体
Pにおける両縁L・Rの配置位置を一定にするように制
御する。
【0090】なお、白色の粉体Pの縁L・RをCCDカ
メラ59で検知する際、第1コンベヤ11が緑色に着色
されているため、縁L・Rがくっきりと表れ、検知手段
としてのCCDカメラ59の検知が容易となっている。
【0091】また、第1コンベヤ11は、帯電防止用素
材から形成されているため、静電気によって舞い上がり
易い粉体Pのその舞い上がりを抑えることが可能とな
り、粉体供給部40から供給された粉体Pを、飛散させ
ることなく無駄なく円滑に移送させることができる。
【0092】そしてその後、図8に示すように、粉体P
は、第1コンベヤ11の後部11bから第2コンベヤ6
3の前部63aに落下する。その際、粉体Pと異物Dと
の比重差による空気抵抗で、異物Dが遅く落下したり、
あるいは、空気抵抗の差によらなくとも、大きな異物D
が落下する前に、その異物Dの落下位置に予め小さな粉
体Pが先に落下し、その後に異物Dが落下すること等に
より、異物Dが粉体Pの上層側に移動することとなる。
【0093】そして、異物Dが粉体上層側に移動した状
態で、第2コンベヤ63の駆動とともに、粉体Pが検査
部120・吸込み部130へと順次移送される。
【0094】検査部120では、4台のラインCCDカ
メラ121が画像データを制御装置190に出力してお
り、制御装置190は、画像処理して、異物Dの有無を
判別する。
【0095】その際、実施形態では、第2コンべヤ63
を白色透明素材から形成して、検査部120において、
第2コンベヤ63の下方からの照明部123による透過
光と第2コンベヤ63の上方からの照明部124・12
5による反射光とを粉体Pに照射するようにして、第2
コンベヤ63の上方に配置させたラインCCDカメラ1
21により異物Dを検知する構成としており、上方から
の反射光だけによる検知に比べ、透過光も利用している
ため、粉体P中に潜り込んでいる異物Dも映像上に浮き
出させることが容易となって、異物Dの見逃しを極力無
くすことができる。
【0096】そして、異物Dがあると制御装置190が
判断した際には、第2コンベヤ63の駆動速度に応じ
て、異物Dが吸込み部130の配置位置に移送されるタ
イミングで、各サーボモータ141の作動を制御して、
吸込み部130の各吸引パイプ131F・131Bにお
ける所定のスリット132・133を異物Dの上方に配
置させるとともに、所定の電磁ソレノイド158・17
8の作動を制御して、所定のバルブパイプ153F・1
53B・173の連通孔154・174を下方に配置さ
せて復帰させる。すると、図10に示すように、例え
ば、連通孔154と導通した所定のスリット132B
(3) ・166aから、異物Dが粉体Pごとバルブパイプ
153B内に吸引され、さらに、ニップル152・吸引
ホース151を経るとともに、さらに、図示しない吸引
ポンプ側の廃棄ダクトを経て、異物Dが、粉体Pごと所
定の廃棄箱内に廃棄されることとなる。この時、第2コ
ンベヤ63上では、図23のS4に示すように、粉体P
の無いスペースが発生することとなる。
【0097】なお、各吸引パイプ131F・131Bの
スリット132・133を粉体P側に向ける態様は、異
物Dの検知に応じて、制御装置190が制御することと
なるが、具体的に述べると、異物Dが、各スリット13
2の長さの範囲内であれば、対応して配置されたスリッ
ト132が粉体P側に適宜向けられ、ついで、連通孔1
54がそのスリット132に一致されるように操作され
て、その異物Dが吸引されることとなる。そして、例え
ば、前方側の吸引パイプ131Fのスリット132F
(1) ・支持パイプ166のスリット166a・バルブパ
イプ153Fの連通孔154を経て、異物Dごと粉体P
が吸引されれば、その後の第2コンベヤ63の駆動によ
って、吸引パイプ131Fの後方に、図23のS1に示
すように、粉体Pの無いスペースが発生する。
【0098】また、異物Dが、1個若しくは複数で第2
コンベヤ63の幅方向に長く配置されている場合には、
適宜、各吸引パイプ131F・131Bのスリット13
3が粉体P側に向けられ、ついで、連通孔154がその
スリット133に一致されるように操作されて、その異
物Dが吸引されることとなる。そして、例えば、後方側
の吸引パイプ131Bのスリット133B(1) とバルブ
パイプ153Bの連通孔154とを経て、異物Dごと粉
体Pが吸引されれば、その後の第2コンベヤ63の駆動
によって、吸込み部130の後方に、図23のS2に示
すように、粉体Pの無いスペースが発生する。
【0099】さらに、異物Dが、第2コンベヤ63の幅
方向に長く離れて複数配置されているような場合には、
前側の吸引パイプ131Fが所定のスリット132・1
33を粉体P側に向けて複数の異物Dの一部を吸引し、
後側の吸引パイプ131Bが所定のスリット132・1
33を粉体P側に向けて残りの異物Dを吸引することと
なる。そして、例えば、前方側の吸引パイプ131Fの
スリット132F(6)とバルブパイプ153Fの連通孔
154とを経て、異物Dごと粉体Pが吸引され、かつ、
後方側の吸引パイプ131Bのスリット132B(3) と
バルブパイプ153Bの連通孔154とを経て、異物D
ごと粉体Pが吸引されれば、その後の第2コンベヤ63
の駆動によって、吸込み部130の後方に、図23のS
3・S4に示すように、粉体Pの無いスペースが発生す
る。
【0100】さらにまた、異物Dが、第2コンベヤ63
に幅方向に連続して多数配置されているような場合に
は、電磁ソレノイド178を作動させて、廃棄パイプ1
68のスリット168aにバルブパイプ173の連通孔
174を一致させるようにする。すると、スリット16
8a・連通孔174を経て、さらに、ニップル152・
吸引ホース151を経るとともに、さらに、図示しない
吸引ポンプ側の廃棄ダクトを経て、異物Dが、粉体Pご
と所定の廃棄箱内に廃棄されることとなる。この時、第
2コンベヤ63上では、図23のS5に示すように、粉
体Pの移送路における幅方向の全域にわたって、粉体P
の無いスペースが発生することとなる。
【0101】さらに、異物Dが粉体Pの移送方向に長く
配置されている場合には、各吸引パイプ131F・13
1Bの所定のスリット132・133とバルブパイプ1
53F・153Bの連通孔154aとを、あるいは、廃
棄パイプ168のスリット168aとバルブパイプ17
3に連通孔174とを、異物Dの長さに応じた時間、粉
体P側に向けるようにして、異物Dを除去することとな
る。
【0102】そして、上記のように異物Dを除去された
粉体Pは、第2コンベヤ63の後部63bからベルトコ
ンベヤ200に移送されて、袋詰め工程等の次工程へ送
られる。
【0103】以上のように、実施形態の異物除去装置M
では、粉体Pを略水平方向に移送するベルトコンベヤ1
0(11・63)の移送路における検査部120の手前
で、粉体Pを落下させ、粉体P中の異物Dを粉体上層側
に移動させていることから、検査部120において、小
さな異物Dでも的確に上方から検知できて、その後、異
物Dを吸込み部130で的確に吸引して除去することが
できる。なお、実施形態の場合には、20μm程度の異
物Dまで除去することができた。
【0104】また、実施形態では、粉体Pを移送する手
段として、振動フィーダ等でなく、ベルトコンベヤ11
・63を使用しているため、粒径の小さな粉体Pでも、
移送路に滞留させることなく、確実に、移送させること
ができた。ちなみに、100〜500μm以下の粒径の
小さな粉体Pを振動フィーダで移送させようとすると、
始動当初は、粉体Pは移動するが、数十分経過すると、
部分的に流動化するだけで、粉体Pを移送できなくなっ
ていた。
【0105】そして、実施形態のように、粉体Pを移送
するベルトコンベヤ10を、粉体供給部40から検査部
120の手前までを循環回転駆動される第1コンベヤ1
1と、粉体Pを落下させるように、第1コンベヤ11の
後部11bの下方に前部63aを重ねて、検査部120
から吸込み部130まで循環回転駆動される第2コンベ
ヤ63と、を備えて構成すれば、第1コンベヤ11の後
部11bから第2コンベヤ63の前部63aに移送する
際、確実に粉体Pを落下させて、異物Dを粉体上層側に
移動させることができる。また、第1コンベヤ11より
第2コンベヤ63の駆動速度を早くすれば、粉体Pの厚
さを薄くさせて移送することも可能となり、検査部12
0での異物検知を一層容易にさせることもできる。さら
に、1つの長いベルトコンベヤで粉体を移送する場合に
比べて、メンテナンスも容易となる。
【0106】特に、実施形態では、第1・2コンベヤ1
1・63を巻き掛けている駆動ローラ12・64・従動
ローラ19・76・82が、背面側の端部をフレーム1
の縦プレート2に支持させ、正面側の端部を各第1・2
コンベヤ11・63の駆動領域内で縦プレート2に連結
固定される支持部材4・7に支持されて、縦プレート2
に対して片持ばり状に支持される構成としている。その
ため、第1・2コンベヤ11・63を正面側から取り外
したり取り付けたりし易く、コンベヤ11・63のメン
テナンスが容易となっている。なお、各テンションロー
ラ31・94の部位では、正面側のねじ棒36・99を
ガイドブラケット34・97から外せば、ガイドブロッ
ク35・98やテンションローラ31・94からガイド
ブラケット34・97を外すことができ、第1・2コン
ベヤ11・63をテンションローラ31・94の部位か
ら簡単に外すことができる。また、第1コンベヤ11で
は、スクイーズローラ50を支持している支持プレート
55が取外し時に干渉することとなるが、支持プレート
55は、第1カバー6にねじ止めされているだけであ
り、簡単に取り外すことができるため、第1コンベヤ1
1の交換時等に支障は生じない。勿論、この点を考慮す
れば、スクイーズローラ50の支持プレート55を、第
1コンベヤ11の駆動領域外の縦プレート2等から延び
るブラケットに連結支持させるようにしても良い。
【0107】さらにまた、実施形態では、粉体Pの移送
路における粉体供給部40と粉体Pの落下位置Xとの間
に、粉体Pの厚さtを均一にするスクイーズローラ50
を配設させており、コンベヤ11で移送される粉体Pの
厚さtを薄く一定にできることから、その後の粉体Pの
落下時に、一層、異物Dが粉体上層側へ移動して露出し
易くなり、小さな異物Dでも確実に検知して除去するこ
とができる。
【0108】さらに、実施形態では、吸込み部130
が、所定のスリット132・133を備えた吸引パイプ
131と、回転駆動手段140と、吸引手段150と、
を備えて構成されており、検査部120で検知した異物
Dがコンベヤ63上のどこの位置にあっても、異物Dが
吸込み部130に移送された際に、回転駆動手段140
によって、吸引パイプ131の所定のスリット132・
133を対応する位置に配置させるように、吸引パイプ
131が回動され、ついで、吸引手段150の作用によ
り、粉体Pごと異物Dを吸引除去できる。そして、異物
Dの配置位置に応じて、適切なスリット132・133
から吸引できるため、余分な粉体Pを極力異物Dととも
に吸引することを避けることができることとなって、粉
体Pの無駄な廃棄を抑えることができる。
【0109】特に、実施形態のように、パイプ131の
軸方向に沿う長さを異ならせた複数種類(実施形態では
2種類)のスリット132・133として、それらの等
しい長さの各々のグループの各スリットについて、粉体
Pの移送路への投影状態で、全てのその同じ長さのグル
ープ内における各スリットによって粉体Pの移送路の全
幅を覆えるように、吸引パイプ131の軸方向における
配置位置を変えて、配置させれば、異物Dの大きさ(コ
ンベヤ63の幅方向の長さ)に応じて、一層、無駄な粉
体Pの廃棄を抑えて、的確に異物Dを除去することがで
きる。ちなみに、この作用・効果を一層高めるために
は、吸引パイプ131に3種類以上の長さのスリットの
グループを設けても良い。
【0110】さらに、実施形態の場合には、吸引パイプ
131の内周側に、常時負圧状態にしたバルブパイプ1
53を嵌挿させて、バルブパイプ153の連通孔154
を、スイッチのように回転操作して、粉体P側に向けた
吸引パイプ131の所定のスリット132・133に重
ねて、異物Dを吸引するように構成されており、素早
く、かつ、的確に、異物Dを吸引することができる。
【0111】ちなみに、バルブパイプ153を設けず
に、別途、吸引パイプ131に対して、開閉弁を介在さ
せて、負圧を維持した吸引ホース等を連結し、所定のス
リット132等が粉体P側に向いた際、開閉弁を開くよ
うに構成したり、あるいは、バルブパイプ153を設け
ずに、吸引パイプ131に対して、直接、負圧を維持し
た吸引ホース等を連結し、異物吸引時に、所定のスリッ
トを粉体P側に向けるようにしたり、さらには、所定の
スリットを粉体に向けた際に、吸引ポンプを作動させる
ように構成しても良い。ただし、これらの構成に比べ
て、実施形態の方が、迅速に異物Dを吸引できて、コン
ベヤ63の駆動速度を速めても的確に異物Dの除去が行
なえ、また、余分な粉体Pを吸引する虞れも生じ難い。
【0112】そして、実施形態では、吸込み部130と
して、吸引パイプ131を粉体移送方向に複数並設させ
ているため、移送中の粉体Pの幅方向の複数箇所に異物
Dが配置されていても、並設された各吸引パイプ131
F・131Bの所定のスリット132・133で順次異
物Dを吸引でき、一層、粉体Pの無駄な廃棄を抑えて、
異物Dを吸引除去することができる。ちなみに、この作
用・効果を一層高めるためには、吸引パイプ131を3
列以上並設させても良い。
【0113】さらに、実施形態では、吸込み部130
が、粉体Pの移送路の全幅を覆えるスリット168aを
開口させた廃棄パイプ168と、廃棄パイプ168に接
続される吸引手段170と、を備えて構成されている。
【0114】そのため、吸引手段170を作動させて、
廃棄パイプ168のスリット168aから粉体Pを吸引
させるようにすれば、移送中の粉体Pの幅方向における
全幅に異物Dが配置されているような場合には、一括で
異物Dを吸引することができ、効率的に異物Dを除去す
ることができる。
【0115】さらにまた、実施形態では、廃棄パイプ1
68内にも、吸引パイプ131と同様に、粉体Pを吸引
可能なバルブパイプ173が設けられている。そのた
め、バルブパイプ173をスイッチのように回転操作さ
せ、廃棄パイプ168のスリット168aとバルブパイ
プ173の連通孔174とを経て異物Dを吸引できるた
め、素早く、かつ、的確に、移送路の全幅の異物Dを吸
引することができる。
【0116】さらに、実施形態では、バルブパイプ15
3・173の連通孔154・174が、パイプ軸方向に
沿って複数開口されるとともに、パイプ軸方向に沿う吸
引力を均等とするように、吸引ポンプに近い側の開口面
積を小さく設定されている。そのため、パイプ軸方向に
沿う吸引力を、開口している連通孔154(154a・
154b・154c・154d・154e・154f・
154g)174(174a・174b・174c・1
74d・174e・174f・174g)の全域にわた
って均等にすることができて、吸引パイプ131や廃棄
パイプ168の粉体P側に開口しているスリット132
・133・168aの長さが長くとも、スリット132
・133・168aの全域で的確に異物Dを吸引するこ
とができる。
【0117】さらにまた、実施形態では、スクイーズロ
ーラ50の配置位置と粉体Pの落下位置Xとの間の粉体
Pの移送路に、粉体Pの両側の縁L・Rの位置を検知可
能な検知手段としてのカメラ59・59を、配置させ、
カメラ59・59の検知信号を入力した制御装置190
によって、粉体Pにおける移送路での縁L・Rの位置を
一定とするように、粉体供給部40のサーボモータ43
の回転数を制御して、粉体供給量を調整している。その
ため、吸引パイプ131F・131Bや廃棄パイプ16
8のスリット132・133・168aの配置範囲内
で、少な過ぎない的確な供給量で粉体Pを供給しても、
円滑に異物Dを除去できて、効率よく、異物Dの除去作
業を行なうことができる。なお、実施形態の場合には、
粉体供給部40のロータ42の回転数を24rpm前後
に制御して粉体Pを供給して、毎時40Kgの粉末Pの
異物Dの除去作業を行なうことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の異物除去装置を示す概略
正面図である。
【図2】同実施形態の異物除去装置を示す概略平面図で
ある。
【図3】同実施形態の異物除去装置を示す概略左側面図
である。
【図4】同実施形態の第1コンベヤ付近を示す部分断面
概略正面図である。
【図5】同実施形態の第1コンベヤにおける駆動ローラ
の断面図であり、図2のV−V部位を示す。
【図6】同実施形態のスクイーズローラの断面図であ
り、図2のVI−VI部位を示す。
【図7】同実施形態における図4のA方向から見た概略
平面図である。
【図8】同実施形態の粉体の落下位置付近を示す概略拡
大図である。
【図9】同実施形態の第1コンベヤにおけるテンション
ローラの断面図であり、図2のVIII−VIII部位を示す。
【図10】同実施形態の第2コンベヤ付近を示す概略正
面図である。
【図11】同実施形態の第2コンベヤにおける駆動ロー
ラの断面図であり、図2のXI−XI部位を示す。
【図12】同実施形態の第2コンベヤにおける駆動ロー
ラの部分横断面図であり、図10の XII− XII部位を示
す。
【図13】同実施形態の第2コンベヤにおける従動ロー
ラの部分断面図であり、図10のXIII−XIII部位を示
す。
【図14】同実施形態の図3に示すクリーニング装置の
部分平面図である。
【図15】同実施形態の吸込み部における吸引パイプ付
近の断面図であり、図2のXV−XV部位を示す。
【図16】同実施形態の吸込み部における吸引パイプ付
近を示す概略背面図である。
【図17】同実施形態の吸込み部における廃棄パイプ付
近の断面図であり、図2のXVII−XVII部位を示す。
【図18】同実施形態の吸込み部における廃棄パイプ付
近を示す概略背面図である。
【図19】同実施形態のバルブパイプを示す部分底面図
である。
【図20】同実施形態の支持パイプを示す部分底面図で
ある。
【図21】同実施形態の廃棄パイプを示す部分底面図で
ある。
【図22】同実施形態の吸引パイプを示す横断面図と展
開図である。
【図23】同実施形態の作動時における吸込み部付近の
平面図である。
【符号の説明】
10…ベルトコンベヤ、 11…第1コンベヤ、 40…粉体供給部、 50…スクイーズローラ、 59…(検知手段)CCDカメラ、 63…第2コンベヤ、 120…検査部、 121…ラインCCDカメラ、 130…吸込み部、 131…吸引パイプ、 132・133…スリット、 140…回転駆動手段、 150…吸引手段、 153…バルブパイプ、 154(154a・154b・154c・154d・1
54e・154f・154g)…連通孔、 168…廃棄パイプ、 168a…スリット、 170…吸引手段、 173…バルブパイプ、 174(174a・174b・174c・174d・1
74e・174f・174g)…連通孔、 190…制御装置、 M…異物除去装置、 P…粉体、 X…落下位置、 D…異物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592242660 株式会社東陽機械製作所 愛知県名古屋市守山区大字瀬古字柴荷83番 地 (72)発明者 伊藤 伸一 岐阜県各務ヶ原市蘇原清住町4−72 (72)発明者 後藤 政博 岐阜県羽島郡笠松町田代482 (72)発明者 小島 史靖 岐阜県岐阜市須賀3−13−1 (72)発明者 森 弘司 岐阜県羽島郡笠松町米野35−4 (72)発明者 谷 学 愛知県江南市草井町大野92 (72)発明者 近藤 和男 東京都中央区日本橋本町3丁目4番14号 (72)発明者 堀部 利秀 大阪府大阪市中央区淡路町2丁目3番5号 (72)発明者 岡田 敬夫 茨城県那珂郡那珂町大字向山1230 池上通 信機株式会社水戸工場内 (72)発明者 小川 和昭 茨城県那珂郡那珂町大字向山1230 池上通 信機株式会社水戸工場内 (72)発明者 大内 典行 茨城県那珂郡那珂町大字向山1230 池上通 信機株式会社水戸工場内 (72)発明者 島崎 義昭 茨城県那珂郡那珂町大字向山1230 池上通 信機株式会社水戸工場内 (72)発明者 石井 唯雄 愛知県名古屋市守山区大字瀬古字柴荷83番 地 株式会社東陽機械製作所内 Fターム(参考) 3F079 AB00 AD08 CA31 CA44 CB25 CB30 CB34 CC01 DA12 EA02 4D021 DB06 DC03 FA12 JA01 JA04 JA20 JB02 JB10 KA06 KB10 LA01 LA05 LA07 LA08 LA11 LA17 LA20 MA01 MA06 MA10 NA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体供給部からの粉体を、検査部と吸込
    み部とを通過させるように、略水平方向に移送し、 前記検査部において粉体中の異物を上方から検知した
    際、前記異物を前記吸込み部で吸引して除去する粉体の
    異物除去装置であって、 前記粉体を略水平方向に移送するベルトコンベヤを備
    え、 該ベルトコンベヤの移送路における前記検査部の手前
    で、前記粉体を落下させて粉体中の異物を粉体上層側に
    移動させることを特徴とする粉体の異物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルトコンベヤが、前記粉体供給部
    から前記検査部の手前までを循環回転駆動される第1コ
    ンベヤと、前記粉体を落下させるように、前記第1コン
    ベヤの後部下方に前部を重ねて、前記検査部から前記吸
    込み部まで循環回転駆動される第2コンベヤと、を備え
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の粉体
    の異物除去装置。
  3. 【請求項3】 前記第1コンベヤが、帯電防止用素材か
    ら形成されていることを特徴とする請求項2に記載の粉
    体の異物除去装置。
  4. 【請求項4】 前記第2コンべヤが、白色透明素材から
    形成され、 前記検査部が、前記第2コンベヤの下方からの透過光と
    前記第2コンベヤの上方からの反射光とを前記粉体に照
    射して、前記第2コンベヤの上方に配置させたラインC
    CDカメラにより前記異物を検知する構成としているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の粉体の異物除去装置。
  5. 【請求項5】 前記粉体の移送路における前記粉体供給
    部と前記粉体の落下位置との間に、前記粉体の厚さを均
    一にするスクイーズローラが配設されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4に記載の粉体の異物除去装
    置。
  6. 【請求項6】 前記吸込み部が、前記粉体の移送路にお
    ける上方を幅方向で横切るように、軸方向を配置させる
    吸引パイプと、該吸引パイプに接続される吸引手段と、
    前記吸引パイプの回転駆動手段と、を備えて構成され、 該吸引パイプが、前記異物を前記粉体ごと吸引可能に開
    口する複数のスリットを備えて構成されるとともに、 前記各スリットが、前記粉体の移送路への投影状態で、
    全ての前記スリットによって前記粉体の移送路の全幅を
    覆えるように、前記吸引パイプの軸方向における配置位
    置を変えて、配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5に記載の粉体の異物除去装置。
  7. 【請求項7】 前記吸込み部が、前記吸引パイプを粉体
    移送方向に複数並設させて構成されていることを特徴と
    する請求項6記載の粉体の異物除去装置。
  8. 【請求項8】 前記吸込み部が、前記移送路の全幅分の
    粉体を吸引可能に、前記粉体の移送路の全幅を覆えるス
    リットを開口させて、前記吸引パイプと平行に配置され
    る廃棄パイプと、該廃棄パイプに接続される吸引手段
    と、を備えて構成されていることを特徴とする請求項6
    若しくは請求項7に記載の粉体の異物除去装置。
  9. 【請求項9】 前記吸引パイプに接続される吸引手段
    が、内部を負圧状態とされて前記吸引パイプ内に嵌挿さ
    れ、前記吸引パイプの軸方向に延びるスリット状の連通
    孔を有したバルブパイプを備え、 異物吸引時における前記吸引パイプの所定のスリットが
    前記粉体側に向いた際、前記バルブパイプが回転されて
    前記連通孔を前記スリットに一致させ、前記スリットと
    前記連通孔とを経て、前記異物を吸引することを特徴と
    する請求項6若しくは請求項7に記載の粉体の異物除去
    装置。
  10. 【請求項10】 廃棄パイプに接続される吸引手段が、
    内部を負圧状態とされて前記廃棄パイプ内に嵌挿され、
    前記廃棄パイプの軸方向に延びるスリット状の連通孔を
    有したバルブパイプを備え、 異物吸引時、前記バルブパイプが回転されて前記連通孔
    を前記廃棄パイプのスリットに一致させ、前記スリット
    と前記連通孔とを経て、前記異物を吸引することを特徴
    とする請求項8に記載の粉体の異物除去装置。
  11. 【請求項11】 前記バルブパイプの連通孔が、軸方向
    に沿って複数開口されるとともに、バルブパイプ軸方向
    に沿う吸引力を均等にするように、負圧手段に近い側の
    開口面積を小さく設定されていることを特徴とする請求
    項9乃至請求項10に記載の粉体の異物除去装置。
  12. 【請求項12】 前記スクイーズローラの配置位置と前
    記粉体の落下位置との間の粉体の移送路に、前記粉体の
    両側の縁位置を検知可能な検知手段が、配置され、 該検知手段の検知信号を入力した制御装置が、前記粉体
    における移送路での縁位置を一定とするように、前記粉
    体供給部の粉体供給量を制御することを特徴とする請求
    項7乃至請求項11に記載の粉体の異物除去装置。
JP25709098A 1998-09-10 1998-09-10 粉体の異物除去装置 Expired - Lifetime JP3595928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25709098A JP3595928B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 粉体の異物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25709098A JP3595928B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 粉体の異物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000084496A true JP2000084496A (ja) 2000-03-28
JP3595928B2 JP3595928B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=17301613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25709098A Expired - Lifetime JP3595928B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 粉体の異物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595928B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002001231A (ja) * 2000-06-28 2002-01-08 Shibuya Kogyo Co Ltd 異物除去装置
JP2006075789A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Godai Enbodei Kk 粉粒体選別装置
JP2006075788A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Godai Enbodei Kk 粉粒体選別装置
JP2006142236A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Ikegami Tsushinki Co Ltd 選別装置
JP2010151758A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Japan Siper Quarts Corp 石英粉体原料中に含まれる有色異物の検出装置および検出方法
CN101829657A (zh) * 2010-05-14 2010-09-15 合肥美亚光电技术有限责任公司 一种粉类物料色选机
JP2011131125A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Anritsu Sanki System Co Ltd 異物排除装置
JP2012006710A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Fuji Electric Co Ltd 粉体切出装置及びこれを使用した粉体異物検査装置
JP2015073934A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 ホソカワミクロン株式会社 分級装置
JP2015176842A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池電極用シート製造装置,リチウムイオン二次電池電極用シートの製造方法およびリチウムイオン二次電池の製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002001231A (ja) * 2000-06-28 2002-01-08 Shibuya Kogyo Co Ltd 異物除去装置
JP4509711B2 (ja) * 2004-09-13 2010-07-21 五大エンボディ株式会社 粉粒体選別装置
JP2006075789A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Godai Enbodei Kk 粉粒体選別装置
JP2006075788A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Godai Enbodei Kk 粉粒体選別装置
JP4509712B2 (ja) * 2004-09-13 2010-07-21 五大エンボディ株式会社 粉粒体選別装置
JP2006142236A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Ikegami Tsushinki Co Ltd 選別装置
JP2010151758A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Japan Siper Quarts Corp 石英粉体原料中に含まれる有色異物の検出装置および検出方法
US8164750B2 (en) 2008-12-26 2012-04-24 Japan Super Quartz Corporation Method and apparatus for detecting colored foreign particles in quartz powder material
TWI414779B (zh) * 2008-12-26 2013-11-11 Japan Super Quartz Corp 石英粉原料所含有色雜質的檢測裝置以及檢測方法
JP2011131125A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Anritsu Sanki System Co Ltd 異物排除装置
CN101829657A (zh) * 2010-05-14 2010-09-15 合肥美亚光电技术有限责任公司 一种粉类物料色选机
JP2012006710A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Fuji Electric Co Ltd 粉体切出装置及びこれを使用した粉体異物検査装置
JP2015073934A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 ホソカワミクロン株式会社 分級装置
JP2015176842A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池電極用シート製造装置,リチウムイオン二次電池電極用シートの製造方法およびリチウムイオン二次電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3595928B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000084496A (ja) 粉体の異物除去装置
JP3687710B2 (ja) 固形製剤の外観検査装置
US9033447B2 (en) Method and apparatus for printing on tablets
EP2022735B1 (en) Transfer apparatus and transfer object inspecting apparatus
WO2015046119A1 (ja) 缶印刷装置および缶検査装置
KR101404868B1 (ko) 약품 외관 검사장치
CN101850652B (zh) 薄片形件质量检查装置
JP5539626B2 (ja) 錠剤の形状及び組成の連続検査装置
CN102288617A (zh) 对充满液体的容器内的悬浮物质的检测
JP2015064217A (ja) 缶検査装置
US5964155A (en) Device for powdering printed products
JP4310616B2 (ja) 扁平錠剤の外観検査機
JP4953913B2 (ja) 外観検査装置
JPH0360381B2 (ja)
JP5462896B2 (ja) 外観検査装置および方法
JP4176390B2 (ja) 搬送装置
WO2021166446A1 (ja) カプセルの外観検査装置
US6424810B1 (en) System for reduction of contaminant collection system airflow requirements
KR20160123442A (ko) 약품 공급 유닛 및 이를 구비하는 약품 외관 검사 장치
KR20190127494A (ko) 소형물품 외관 검사장치
CN114062262A (zh) 一种面向环形光源的多视角胶囊缺陷检测装置
JP3140125B2 (ja) 紙巻たばこの搬送装置
JPS61155906A (ja) 容器の偏心検出装置
JP2004053448A (ja) 異物検査装置
AU2004308115B2 (en) Method and apparatus for the application of powder material to substrates

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term