JP2000084456A - カーテン塗工方法およびその装置 - Google Patents
カーテン塗工方法およびその装置Info
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- B05C11/1039—Recovery of excess liquid or other fluent material; Controlling means therefor
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
開始を行うことを可能にし、また、塗工開始および塗工
停止に伴うウェブの搬送ロールの塗工液による汚染の発
生を防止して、安定した塗工を可能にする方法を提供す
る。 【解決手段】カーテン塗工装置において、塗工開始の際
に、塗工開始に伴なう、カーテン膜の塗工液を受容する
液受けパンの移動と連動して、予め上方に上げたコータ
ーヘッドを規定の高さまで下げることができる、可動型
のコーターヘッドを設けたことを特徴とするカーテン塗
工装置。また、上記カーテン塗工装置を用いて、コータ
ーヘッドを予め特定の高さに上げておき、塗工開始後、
規定の高さまで下げることを特徴とするカーテン塗工方
法。また、塗工開始前および停止前に、塗工液の供給量
を特定の低減率で下げることを特徴とするカーテン塗工
方法。
Description
印刷用顔料塗被紙などの塗工に広く用いられているカー
テン塗工装置に関し、特に高速塗工に適した上下に可動
であるコーターヘッドをもつカーテン塗工装置、ならび
に、該カーテン塗工装置を用いた塗工方法に関するもの
である。
に計量を行う、いわゆる前計量方式の塗工装置であり、
過剰な塗工液をウェブに供給した後に規定量に計量を行
う後計量方式の塗工方式と異なり、塗工液の液組成が経
時で変化することがなく、長時間にわたり安定した品質
の塗被物が得られる。また、重層塗工が可能で、さらに
過剰な塗工液をウェブに供給した後、規定量まで掻き落
とすという工程が不要な結果、後計量方式の塗工装置と
比較して本質的に塗工速度の上限が高いため、効率的に
塗被物を得ることが可能である。
長所を持つため、写真印画紙、磁気記録紙、感熱記録
紙、感圧記録紙、インクジェット記録紙、熱転写記録
紙、印刷用顔料塗被紙などの各種塗工分野において利用
されている塗工方式である。
工には以下に記すカーテン塗工装置に固有の問題があ
る。
工を行う場合の問題の1つは、塗工速度の上昇に伴っ
て、ウェブ表面に同伴する空気量、ならびに、同伴する
空気の速度が増し、ウェブ−空気の固−気界面から、ウ
ェブ−塗工液の固−液界面への置換が、部分的に行われ
ず、空気同伴現象と呼ばれる塗工故障が見られるように
なることである。かかる塗工故障を低減する目的で、ウ
ェブに同伴する空気を遮断する装置(以下、エアカット
装置と言う。)が考案されている。特開平8−1061
号公報にはエアカット装置の材料を規定し、かつ、カー
テン膜とエアカット装置の距離を規定することにより、
安定した塗工を可能にする技術が開示されている。
法で用いられている場合でも、その効果が充分に発揮さ
れるのは、塗工速度がおよそ1,000m/min以下
の範囲である。塗工速度が1,000m/minを超え
る場合には、エアカット装置が設けられていても、塗工
開始の際、カーテン膜の下端がウェブに接触しても均一
な塗層が形成されず、液玉現象と称するあたかも塗工液
がウェブ上で玉になって転がるように見える現象、もし
くは、鱗面現象と称するカーテン膜の下端がウェブに接
触する箇所が前後に細かく揺れて、塗工面が魚の鱗のよ
うに見える現象が発生することが多くなる。この場合、
塗工液が規定量と比較して、過剰にウェブに供給される
部分(以下、塗工過剰部と言う)と過少に供給される部
分が生じる。
塗工過剰部は、規定量の塗工液が均一に塗工された正常
な部分では、乾燥した後に塗工面が接触する、ウェブの
搬送に使用されるロールに不充分な乾燥状態で接触する
結果、該ロールの表面に転写する。ロールに転写された
塗工液の一部は、ウェブ表面の塗工層に再転写したり、
逆に正常な塗工層を攪乱、剥離したりして、塗工欠陥を
発生させる。従って、塗工過剰部の形成は塗被物の品質
に悪影響を及ぼす。また、ロールを汚染した塗工液を除
去するためには装置を止めなければならず、著しい生産
効率の低下を余儀なくされる。
して、塗工過剰部と過少部の塗工量の差が小さいので、
不充分な乾燥状態の塗工過剰部によるロール汚れは発生
しないが、乾燥後の塗工面が魚の鱗のように見えるので
製品には出来ず、歩留りが著しく低下する。
の機構は次のように考えられる。即ち、およそ1,00
0m/min以下の塗工速度の場合には、カーテン膜の
上流側のカーテン膜近傍にエアカット装置を設けて、ウ
ェブ表面に同伴する空気を遮断することにより、ウェブ
−空気の固−気界面から、ウェブ−塗工液の固−液界面
への置換が順調に行われると考えられる。しかし、塗工
速度がおよそ1,000m/minを超えた場合、上記
置換に要する両者の親和時間の如きものが不足する。さ
らには、エアカット装置とカーテン膜の間で再び発生し
たウェブ表面に同伴する空気流が塗工速度に伴って増加
し、塗工液とウェブの間に巻き込まれるので、カーテン
膜がウェブに接する接触線が塗工方向の前後に振動し、
かつ、接触線も直線性を保つことが出来ず、連続した波
形になる等、カーテン膜が乱れる結果、液玉現象、もし
くは、鱗面現象が発生するものと考えられる。
工を行う場合のその他の問題は、塗工開始、ならびに、
塗工停止を行う際に発生する塗工過剰部の形成である。
始は、予め形成されたカーテン膜とウェブの間に液受け
パンを設け、塗工液はすべて液受けパンで補足されるよ
うにしておき、次に該液受けパンを除去し、カーテン膜
をウェブに接触せしめることにより行う。
工液が落下する部分(以下、リップと言う)とウェブと
の間に設置した液受けパンを移動、後退することにより
行なわれる。このとき、液受けパンの端部により一時的
にカーテン膜が切断され、切断されたカーテン膜先端部
が塗工液の表面張力により、カーテン膜厚よりも厚い液
膜を形成する。この厚い先端部がウェブ上に落下、接触
すると、塗工開始部で塗工量が過剰となる塗工過剰部を
形成する。
ブの間に液受けパンが挿入され、再びカーテン膜が液受
けパン端部により切断されるが、液受けパンの端部がカ
ーテン膜を切断した後に、カーテン膜は、その表面張力
により収縮し、正常なカーテン膜厚よりも厚い液ダレと
なり、ウェブ上に落下して塗工過剰部を形成する。さら
に、カーテン膜を切断した時に液受けパンの端部に塗工
液が付着し、液滴となってウェブ上に落下し、塗工過剰
部を形成することもある。
の形成を抑止するための手段として、塗工開始および塗
工停止操作で用いる液受けパンの位置を、ウェブにでき
るだけ近づけ、塗工過剰部の過剰量を最小限とする方法
がある。この方法は有効ではあるが、一方で液受けパン
は、ある程度の量の塗工液を受容する受液槽の機能も要
求されるため、液受けパンの端部では最低限必要な高さ
を有する壁が必要である。したがって、液受けパンをウ
ェブに近づけても、塗工開始、停止を行うためにカーテ
ン膜を液受けパン端部で切断する点(以下、カーテン膜
切断点と言う)のウェブ表面からの高さ(以下、カーテ
ン膜切断点の高さと言う)がある程度高くなってしま
う。
inを超える高速塗工の場合には、通常カーテン膜の落
下の初速度が速いエクストルージョン型のコーターヘッ
ドが用いられるので、塗工開始前および塗工停止後の多
量の塗工液を回収するために、この傾向は必然的に大き
くなる。特開平5−168,999号公報では、図2に
おけるカーテン塗工装置のカラーパンの概略図で示すよ
うに、主たるカラーパン10(本発明では、液受けパン
10)の外部に塗工開始直前、ならびに、塗工停止直後
の限られた容量の塗工液を回収する壁の高さが低い塗工
液回収部を設けることによってカーテン膜切断点の高さ
を低くしている。
そ1,000m/min以下の場合には、その効果が充
分に発揮される。しかし、塗工速度がおよそ1,000
m/minを超える場合には2つの問題点が残る。その
1つは、主たる液受けパンの壁によって切断されたカー
テン膜の先端部の塗工液を回収し、さらにカーテン膜が
再度安定した後に塗工を開始するためには、壁の高さが
低い塗工液回収部の長さを必要にして充分な最低限設け
る必要があることである。この長さは塗工速度の高速化
に伴って長くなる。その結果、カーテン膜とエアカット
装置の間の距離もまた長くせざるを得ず、エアカット装
置の効果は低下する。他の1つは、壁の高さが低い塗工
液回収部を設けたとしても、高速塗工に伴って増加する
塗工液の供給量に対応して、その壁の高さを高くせざる
をえず、その結果カーテン膜切断点の高さを、塗工過剰
部が乾燥未完了のまま乾燥ゾーンを通過してロールを汚
さないための許容限度以上に高くせざるを得ないことが
あることである。
う塗工としても高速な、1,000m/minを超える
塗工速度の場合には、安定して塗工開始操作を行うこと
は困難なことであった。
テン塗工装置を用いて行う塗工としても高速な、1,0
00m/minを超える塗工速度に於ける塗工開始の場
合に発生する液玉現象、ならびに、鱗面現象を防止し、
かつ、塗工開始および塗工停止に伴って発生する塗工過
剰部の過剰な塗工量を許容限度以下に低減することによ
り、乾燥不充分な塗工過剰部がロールを汚染することに
よる塗工欠陥の発生を防止し、且つロールの清掃による
生産効率の低下を防止することにより、安定した塗工開
始操作を可能にすることである。
した結果、本発明のカーテン塗工方法およびその装置を
発明するに至った。即ち、本発明のカーテン塗工装置
は、コーターヘッドから垂直に落下するカーテン膜を連
続走行するウェブに接触せしめて塗工層を形成するカー
テン塗工装置において、塗工開始の際に、カーテン膜の
塗工液を受容する液受けパンの移動と連動して、予め上
方に上げておいたコーターヘッドを、規定の高さまで下
げることができる、可動型のコーターヘッドを設けたこ
とを特徴とするカーテン塗工装置である。
ン塗工装置を用いたカーテン塗工方法において、塗工開
始前のウェブからコーターヘッドの下端までの高さを1
80〜250mmに上げておき、この条件下で塗工を開
始した後に、液受けパンの移動と連動して、コーターヘ
ッドを規定の高さまで下げることを特徴とするカーテン
塗工方法である。
ン塗工装置を用いたカーテン塗工方法において、塗工開
始前および塗工停止前に、塗工液の供給量を規定量の5
0〜90%に低減し、塗工開始の場合は塗工開始直後
に、塗工液の供給量を規定量まで増量することを特徴と
するカーテン塗工方法である。
の実施態様について詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施例を示すカーテン塗工装置の概略図である。図1
において、ウェブ5は、搬送ロール7から搬送ロール1
5へ搬送されるが、搬送ロール7と搬送ロール15の間
では、コーターヘッド1より垂直に落下して形成される
カーテン膜4がウェブ5に接する。カーテン膜4が落下
するウェブ5の上部部分にはカーテン膜4の幅を越える
幅を有する液受けパン10が付設され、またそのウェブ
5上流側にはエアカット装置8が付設され、コーターヘ
ッド1は液受けパン10と連動して下げる事ができる可
動型タイプとなっている。
テン膜4を形成してウェブ5に塗工層を形成することが
できるコーターヘッドであればいかなる形式のものでも
よく、ダムからオーバーフローする型式のもの、スライ
ドホッパー型のもの、スロット型のもの、エクストルー
ジョン型のものなどいずれでもよいが、高速塗工対応の
コーターヘッドとしては、ヘッドの中にマニホールド6
を持ち、スリット2で安定流動が得られるエクストルー
ジョン型のコーターヘッドが好ましい。
は貯蔵タンク11より給液ポンプ12によってエクスト
ルージョン型のコーターヘッド1へ送液される。送液さ
れた塗工液はマニホールド6を満たし、さらにスリット
2に送られる間に通過する狭い間隙において、給液ポン
プ12による動圧の影響が軽減されるとともに、幅方向
における圧力分布が均一化され、リップ3より垂直に落
下するカーテン膜4を形成する。
直なカーテン膜4は、後述する塗工開始操作により連続
走行しているウェブ5と接触し、ウェブ5に塗工され
る。ここで、エッジガイド13はコーターヘッド1の幅
を超えず、また液受けパン10の幅を超える間隔で、リ
ップ3の直下より鉛直方向に、ウェブ5が形成する平面
の延長面上から、1〜3cmの高さに達する長さで、左
右対称の位置に一対設けられている。カーテン膜4の両
端は、エッジガイド13の幅約5mmの面に接触し、ガ
イドされ、表面張力によって幅が狭くなることなく落下
し、カーテン膜4はウェブ5の幅を超えて形成される。
ウェブ5の幅を超えて落下する塗工液は、受液槽9に回
収され、塗工液の貯蔵タンク11に戻された後、再び塗
工される。また、ウェブ5が切断するなどによって塗工
が中断された場合も、塗工液は受液槽9に回収される。
隔てる液受けパン10を移動させ、カーテン膜4をウェ
ブ5に接触せしめることにより塗工開始を行う場合、塗
工開始の際に、カーテン膜4の塗工液を受容する液受け
パン10の移動と連動して、予め上方に上げておいたコ
ーターヘッド1を規定の高さまで下げることができる、
可動型のコーターヘッド1を設けたカーテン塗工装置を
用いる。これにより、1,000m/minを超える塗
工速度の場合にも安定した塗工開始操作が可能になる。
は、ウェブ5からコーターヘッド1の下端までの高さで
180〜250mmの範囲が適当である。さらに好まし
い範囲は200〜230mmである。この範囲の高さで
塗工開始を行った場合、液玉現象、もしくは、鱗面現象
が発生しない理由は、次のように考えられる。
空気の固−気界面から、ウェブ−塗工液の固−液界面へ
の置換、いわば相の変化が起るので不安定である結果、
空気の巻き込みが特に生じやすいので、カーテン膜4が
ウェブ5に接する接触線が塗工方向の前後に振動し、か
つ、接触線も直線性を保つことが出来ず、連続した波形
になる等、カーテン膜4が乱れる結果、液玉現象、もし
くは、鱗面現象が発生するものと考えられる。
端までの高さを高くするに従ってカーテン膜4の落下距
離が長くなるので、カーテン膜4がウェブ5に接触する
際の速度がより早くなり、ウェブ5に衝突するカーテン
膜4の落下エネルギーが増加する結果、空気の巻き込み
が生じにくくなる。そこで、塗工開始の時のウェブ5か
らコーターヘッド1の下端までの高さが180mmに達
したところでカーテン膜4が安定した状態でウェブ5に
塗工されるようになり、液玉現象、もしくは、鱗面現象
が発生しなくなるのであると考えられる。
は、塗工条件によって変化するので予測は困難である。
しかし、ウェブの走行方向との間には相関が認められ、
昇り勾配を設けた場合には液玉現象が、下り勾配を設け
た場合には鱗面現象が発生する場合が多い傾向が認めら
れる。
生することなく塗工が開始された後は、再び安定状態と
なるので、コーターヘッド1を規定の高さまで下げて
も、液玉現象、もしくは、鱗面現象が発生することはな
い。また、上記高さが250mmを超える場合は、カー
テン膜4が余りに長くなりすぎて、カーテン膜4の安定
性保持が困難になる。
定性保持上、短かい方が有利である。従って、その時の
塗工液の物性、塗工速度等、塗工条件上必要なカーテン
膜4の落下速度が得られる長さで充分である。そこで、
本発明のカーテン塗工装置を用いた塗工では、塗工開始
に伴なう、カーテン膜4の塗工液を受容する液受けパン
10の移動と連動して、塗工開始直後にコーターヘッド
1を規定の高さまで下げる。
は、液玉現象、もしくは、鱗面現象が発生することなく
塗工が開始された後、カーテン塗工装置を用いて行う定
常的な連続塗工に最適な高さのことである。コーターヘ
ッド1の規定の高さは、塗工液の物性、塗工速度などの
塗工条件によって変化するが、ウェブ5からコーターヘ
ッド1の下端までの高さで、通常130〜180mmの
範囲が適当である。さらに好ましい範囲は140〜17
0mmである。130mm未満である場合、1,000
m/minを超える塗工速度に必要であるカーテン膜4
の落下速度が得られない。また、180mm以上である
場合は、カーテン膜の安定性を維持することが困難にな
る。
方法は、ウェブ5からコーターヘッド1の下端までの高
さが、130〜250mmの範囲の特定の位置に、±
0.5mmの精度で停止させることが可能であれば、歯
車による駆動、油圧シリンダーによる移動、サーボモー
ターによる移動等、如何なる方法であってもよい。
てもよい。また、カーテン膜4の安定性を考慮して、移
動開始、および移動停止の際に加速度を設けてもよい。
移動速度としては、好ましくは100〜1,000cm
/minの範囲から適宜選択される。
ーターヘッド1を規定の高さまで下げる連動の方法は、
液受けパン10を移動させて行う塗工開始操作時に、液
受けパン10の端部により切断されたカーテン膜4の下
端がウェブ5上に落下する時点以降に、移動が開始でき
る方法であれば如何なる方法であってもよい。例えば、
予め上記落下の時点に、液受けパン10の特定の位置が
カーテンコーターの特定の位置を通過することを確認し
ておき、その通過を機械的、光学的、或いは電気的に検
出することにより、コーターヘッド1の降下を開始す
る。
に塗工液の供給量を規定量の50〜90%に低減した後
に塗工を開始し、しかる後、塗工液の供給量を規定量に
上げる。また、塗工停止の場合には、その停止前に塗工
液の供給量を規定量の50〜90%に低減した後に塗工
を停止する。本操作は、カーテン塗工装置を用いて行う
塗工としては比較的低速な、およそ1,000m/mi
n以下の塗工速度の場合には、単位時間当たりの塗工液
の供給量が比較的少ないので、必ずしも必要ではない
が、その場合にも下記の利点がある。また、1,000
m/minを超える塗工速度の場合には、極めて重要な
操作である。
開始および塗工停止に伴って発生する塗工過剰部の塗工
量を本質的に低減する他、下記の効果が得られる。
ル汚れを防止するための、カーテン膜切断点の高さの許
容限度はおよそ9mmである。そのため、壁の高さが低
い塗工液回収部における壁の高さの許容限度はおよそ6
mmとなる。塗工速度が1,000m/minを超える
ような高速塗工の場合、塗工液の供給量が多くなるの
で、この高さでは壁の高さが低い塗工液回収部より塗工
液が溢れることがある。しかし、本発明の、塗工開始、
ならびに、塗工停止の直前の塗工液の供給量を規定量の
50〜90%に低減する塗工方法を採用することによ
り、塗工開始、ならびに、塗工停止の際に、壁の高さが
低い塗工液回収部より塗工液が溢れるのを防止すること
ができる。規定量の90%を超える場合は、改善効果が
不充分であることがある。また、規定量の50%未満で
ある場合は、カーテン膜4が薄くなりすぎる結果、カー
テン膜4が裂ける等、その安定性が損なわれる。
に対して、±1%以下の精度で塗工液供給量を制御する
ことができる機能を有するものであれば、いかなる供給
量制御装置でもよい。可変式の自働流量制御装置が好ま
しいが、バルブ開度、または定量ポンプの設定値を手動
で操作してもよい。
り、はじめて塗工速度が1,000m/minを超える
ような高速塗工に対応した塗工液供給量の場合にも、主
たる液受けパン10の上流側に連続して設けられた、塗
工開始直前、ならびに、停止直後の限られた容量の塗工
液を回収する、壁の高さが低い塗工液回収部の壁の高さ
を、塗工過剰部が乾燥未完了のまま乾燥ゾーンを通過し
てロールを汚さないための許容限度以下に保つことが可
能になる。
形成用塗工液として、ゼラチン水溶液中にハロゲン化銀
を分散せしめたもの、磁気記録材料形成用塗工液とし
て、水あるいは有機溶剤中に磁性体粒子を分散せしめた
もの、感熱記録材料形成用塗工液として、発色剤と顕色
剤を分散せしめたもの、感圧記録材料形成用塗工液とし
て、発色剤あるいは顕色剤を含むマイクロカプセルを分
散せしめたもの、インクジェット記録材料形成用塗工液
として、多孔性シリカを分散せしめたもの、顔料塗被紙
形成用塗工液として、無機あるいは有機顔料を分散せし
めたものなど、液の粘度、固形分濃度などに関係なく、
カーテン塗工を行うことが可能な塗工液であれば、制限
なく用いることができる。
般に使用される上質紙、中質紙、更紙、コート紙、アー
ト紙、キャストコート紙、合成紙、樹脂被覆紙、プラス
ティックフィルム、金属板、ゴム板、天然あるいは合成
繊維で織られた布などを任意に選択して用いることがで
きる。
を行うことができる条件範囲内であれば、特に本発明の
効果を低下させるものではないが、おおよそ15〜15
00m/minの範囲が好ましい。一方、ウェブ5に塗
工される単位時間、単位幅あたりの液量、即ち流量に関
しても通常のカーテン塗工条件範囲内であれば、特に限
定されないが、おおむね4〜20リットル/min/m
の範囲が好ましい。さらに好ましくは5〜15リットル
/min/mの範囲である。
実施例を掲げるが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。なお、実施例中の部数は、全て重量部を
示し、特にことわりのない限り、濃度は固形分の濃度の
重量%、塗工量は、乾燥後の塗工量を示す。
工液を調液し、ブレード塗工装置により、坪量60g/
m2の上質紙に、絶乾塗工量が10g/m2となるよう
に、1,000m/minの塗工速度で塗工し、下塗り
原紙を製造した。
塗層形成用塗工液を調液し、図1に示すような、液受け
パン10と連動する可動型のコーターヘッド1を備えた
カーテン塗工装置を用いて、塗工開始前にウェブ5から
コーターヘッド1までの高さ(以下、コーターヘッドの
高さという。)を200mmに上げ、かつ、塗工液供給
量を規定量の90%に低減した後塗工を開始した。その
後、コーターヘッド1は液受けパン10に連動してコー
ターヘッドの高さが160mmの位置に降下させた。ま
た、同時に塗工液供給量を規定量まで増加させた。さら
に、塗工停止直前にも塗工液供給量を規定量の90%に
低減した後塗工を停止した。このようにして前に得られ
た下塗り原紙に、1,200m/minの塗工速度で、
塗工量が15g/m2になるように塗工、乾燥を行い、印
刷用顔料塗被紙を製造した。エアカット装置8とカーテ
ン膜4の間の距離は80mmとした。また、液受けパン
10は図2に示すタイプのものを用いることにより、カ
ーテン膜切断点の高さは9mmにした。また、塗工長さ
は、塗工開始して5分経過後に塗工を停止し、20秒経
過後、再び塗工を開始して5分間塗工を行い、12,0
00mとした。液玉現象、ならびに、鱗面現象は何れも
発生することなく、順調に塗工開始を行うことができ
た。
ーターヘッドの高さを230mmに上げた以外は実施例
1と全く同様にして、印刷用顔料塗被紙を12,000
m製造した。液玉現象、ならびに、鱗面現象は何れも発
生することなく、順調に塗工開始を行うことができた。
ーターヘッドの高さを250mmに上げた以外は実施例
1と全く同様にして、印刷用顔料塗被紙を12,000
m製造した。液玉現象、ならびに、鱗面現象は何れも発
生することなく、順調に塗工開始を行うことができた。
ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を規定量の50
%に低減して塗工開始、ならびに、塗工停止を行った以
外は実施例2と全く同様にして、印刷用顔料塗被紙を1
2,000m製造した。液玉現象、ならびに、鱗面現象
は何れも発生することなく、順調に塗工開始を行うこと
ができた。
ならびに、塗工停止直前の塗工液供給量の低減は行わ
ず、塗工速度1,100m/minで、6,000m塗
工した後一旦塗工を停止し、20秒経過後、再び塗工を
開始して6,000m塗工を行なった。上記条件以外は
実施例2と全く同様にして、印刷用顔料塗被紙を12,
000m製造した。液玉現象、ならびに、鱗面現象は何
れも発生することなく、順調に塗工開始を行うことがで
きた。
(CVL)5部を溶解した200部の高沸点油(呉羽化
学(株)製;KMC−113)を5%スチレン無水マレ
イン酸共重合体水溶液(pH5.0)250部に添加
し、高速攪拌型乳化機を用いて平均粒子径6μmとなる
ように乳化した。
合物水溶液(住友化学(株)製スミレッツレジン)20
部を上記乳化液に加え、温度を75℃に保ち、攪拌を行
いつつ2時間反応させたのち、20%水酸化ナトリウム
水溶液でpH=9.0として室温まで冷却し、40%の
マイクロカプセル分散液を得た。
ロカプセル分散液を下記の配合で混合し、さらに水を加
えて固形分濃度が33%になるように調整し、感圧記録
材料形成用塗工液を調液した。 40%マイクロカプセル分散液 100部 小麦澱粉(平均粒子径20μm) 50部 48%カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体ラテックス 20部
工開始直前、ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を
規定量の90%に低減して、図1に示すカーテン塗工装
置を用いて、坪量40g/m2の上質紙に、1,200m
/minの塗工速度で、塗工量が3.5g/ m2になる
ように塗工、乾燥を行い、感圧記録紙を12,000m
製造した。液玉現象、ならびに、鱗面現象は何れも発生
することなく、順調に塗工開始を行うことができた。
径が約1μmになるまで粉砕分散して、〔A液〕と〔B
液〕を調製した。 〔A液〕 3-(N-メチル-N-シクロヘキシル)アミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン 40部 25%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 20部 〔B液〕 ビスフェノールA 50部 2−ベンジルオキシナフタレン 50部 25%ポリビニルアルコール水溶液 50部 水 60部
い、次の配合の濃度40%の感熱記録材料形成用塗工液
を調液した。 〔A液〕 50部 〔B液〕 250部 ステアリン酸亜鉛(40%分散液) 25部 25%ポリビニルアルコール水溶液 205部 炭酸カルシウム 50部
液した。 〔中間層塗工液〕 焼成カオリン(エンゲルハード製;アンシレックス) 100部 市販スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス(50%水分散品) 24部 リン酸エステル化澱粉(日本食品加工製;MS-4600、10%水溶液) 60部 水 52部
の上質紙に800m/minの塗工速度で、中間層形成
用塗工液を塗工量が5g/m2になるように塗工、乾燥し
た後、さらに、感熱記録材料形成用塗工液を、実施例2
と同様にして、塗工開始直前、ならびに、塗工停止直前
に塗工液供給量を規定量の90%に低減して、図1に示
すカーテン塗工装置を用いて、1,200m/minの
塗工速度で、塗工量が4g/m2になるように塗工、乾燥
を行い、感熱記録紙を12,000m製造した。液玉現
象、ならびに、鱗面現象は何れも発生することなく、順
調に塗工開始を行うことができた。
ーターヘッドの高さを予め上げる操作を中止し、さら
に、塗工開始直前、ならびに、塗工停止直前の塗工液供
給量の低減は行わず、塗工速度1,000m/min
で、6,000m塗工した後一旦塗工を停止し、20秒
経過後、再び塗工を開始して6,000m塗工を行なっ
た。上記条件以外は実施例5と全く同様にして、印刷用
顔料塗被紙を12,000m製造した。液玉現象、なら
びに、鱗面現象は何れも発生することなく、順調に塗工
開始を行うことができた。
ーターヘッドの高さを170mmに上げた以外は実施例
1と全く同様にして塗工を行ったところ、液玉現象が発
生して、正常な塗工面を得ることが出来ず、塗工を断念
した。塗工開始前のコーターヘッドの高さが低すぎた結
果であると考えられる。
ーターヘッドの高さを270mmに上げた以外は実施例
1と全く同様にして塗工を行なおうとしたが、カーテン
膜4が振動して安定せず、また、逆V字型に裂ける等し
たので、塗工を中止した。塗工開始前のコーターヘッド
の高さが高すぎた結果であると考えられる。
ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を規定量の90
%に低減せず、塗工液供給量を規定量のまま塗工開始、
ならびに、塗工停止を行った以外は実施例2と全く同様
にして、印刷用顔料塗被紙を12,000m製造したと
ころ、液玉現象、ならびに、鱗面現象はいずれも発生す
ることなく塗工を開始することができたが、塗工開始時
のカーテン膜下端に起因するロール汚れが発生し、これ
に起因して塗工欠陥も発生した。
ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を規定量の40
%に低減して塗工開始、ならびに、塗工停止を行なう以
外は実施例2と全く同様にして塗工を行なおうとしたと
ころ、塗工液の供給量が過少であった結果、未塗工部が
発生して正常な塗工を行うことが出来ず、塗工を中止し
た。
ーターヘッドの高さを230mmに上げる操作を中止し
た以外は実施例5と全く同様にして塗工を行なおうとし
たが、鱗面現象が発生したので、塗工を中止した。塗工
開始前のコーターヘッドの高さが低すぎた結果であると
考えられる。
せ考えると、塗工液供給量を低減することなく、規定量
のまま塗工開始、ならびに、塗工停止を行った場合で
も、塗工開始時のカーテン膜下端に起因するロール汚れ
が発生せず、塗工欠陥も発生しない塗工速度の上限は、
およそ1,100m/min、多少の余裕をもうければ
1,000m/minであることがわかる。また、本結
果、ならびに、参考例1の結果をあわせ考えると、塗工
開始前にコーターヘッドの高さを予め上げる操作を行わ
ない場合でも、液玉現象、ならびに、鱗面現象が発生し
ない塗工速度の上限は、およそ1,000m/minで
あることがわかる。
ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を規定量の90
%に低減せず、塗工液供給量を規定量のまま塗工開始、
ならびに、塗工停止を行った以外は実施例6と全く同様
にして、感圧記録紙を12,000m製造したところ、
液玉現象、ならびに、鱗面現象はいずれも発生すること
なく塗工を開始することができたが、塗工開始時のカー
テン膜下端に起因するロール汚れが発生し、これに起因
して塗工欠陥も発生した。
ならびに、塗工停止直前に塗工液供給量を規定量の90
%に低減せず、塗工液供給量を規定量のまま塗工開始、
ならびに、塗工停止を行った以外は実施例7と全く同様
にして、感熱記録紙を12,000m製造したところ、
液玉現象、ならびに、鱗面現象はいずれも発生すること
なく塗工を開始することができたが、塗工開始時のカー
テン膜下端に起因するロール汚れが発生し、これに起因
して塗工欠陥も発生した。
較例1〜7で得られた各種塗被紙について、以下の評価
方法により評価し、その結果を表1に掲げた。なお、表
中のコーターヘッドの高さは、塗工開始前に予め上げて
おいたコーターヘッドの高さである。また、供給量抑制
率は、塗工液の供給量を塗工開始前および塗工停止前に
低減させたときの比率(%)である。また、塗工欠陥
は、液玉現象、ならびに、鱗面現象を除く、塗工過剰部
の未乾燥に起因するものである。液玉現象、ならびに、
鱗面現象が発生した場合は、塗工を中止した。
から終了まで、カーテン塗工装置に設置した欠点検出装
置により行い、塗工長さに対する欠陥の長さで評価し
た。欠点検出装置で検出できる塗工欠陥は、ストリー
ク、スクラッチなどの未塗工部分のある欠陥と汚れなど
の塗工過剰部であり、欠陥部の幅が0.3mm以上のも
のであれば検出可能である。欠陥の長さは、欠陥部を除
去するときの前後の余裕を考慮して、欠陥の前後に1m
を加えた長さとした。例えば、欠陥の実際の長さが、
0.1mの場合、欠陥の長さは、2.1mとした。(単
位:%)
初に接触する搬送ロールの表面に付着した塗工液を全て
剥離採取し、熱風乾燥機で乾燥して固形分量を求めた。
これをウェブの塗工幅で除して、単位塗工幅当たりのロ
ール付着固形分量を求めた。(単位:mg/mm)
おけるカーテン塗工装置を用い、且つ本発明のカーテン
塗工方法によって塗工することにより、塗工速度が極め
て高い場合にも、安定して塗工開始を行うことができ
る。また、塗工開始および塗工停止に伴うウェブの搬送
ロールの塗工液による汚染が発生しなくなり、塗工欠陥
の発生がない各種塗工紙を得ることができる。
略側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 コーターヘッドから垂直に落下するカー
テン膜を連続走行するウェブに接触せしめて塗工層を形
成するカーテン塗工装置において、塗工開始の際に、カ
ーテン膜の塗工液を受容する液受けパンの移動と連動し
て、予め上方に上げておいたコーターヘッドを、規定の
高さまで下げることができる、可動型のコーターヘッド
を設けたことを特徴とするカーテン塗工装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカーテン塗工装置を用い
たカーテン塗工方法において、塗工開始前に、ウェブか
らコーターヘッドの下端までの高さが180〜250m
mになるようにコーターヘッドを上げておき、塗工開始
後に、液受けパンの移動と連動して、コーターヘッドを
規定の高さまで下げることを特徴とするカーテン塗工方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載のカーテン塗工装置を用い
たカーテン塗工方法において、塗工開始前および塗工停
止前に、塗工液の供給量を規定量の50〜90%に低減
することを特徴とするカーテン塗工方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25960798A JP3604918B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | カーテン塗工方法およびその装置 |
DE1999103559 DE19903559B4 (de) | 1998-01-30 | 1999-01-29 | Verfahren und Apparatur zur Vorhangbeschichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25960798A JP3604918B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | カーテン塗工方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084456A true JP2000084456A (ja) | 2000-03-28 |
JP3604918B2 JP3604918B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=17336447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25960798A Expired - Lifetime JP3604918B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-09-14 | カーテン塗工方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604918B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005058511A1 (de) * | 2003-12-17 | 2005-06-30 | Voith Paper Patent Gmbh | Auftragsvorrichtung |
JP2007117958A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 板材の部分塗装装置 |
JP2011005490A (ja) * | 2010-08-05 | 2011-01-13 | Japan Crown Cork Co Ltd | ライナー素材供給装置 |
JP2017521282A (ja) * | 2014-05-28 | 2017-08-03 | パピエルファブリーク・アウグスト・ケーラー・エスエー | 感熱性記録材料 |
CN111167674A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-05-19 | 朱昀 | 一种光纤涂料定量回收装置 |
-
1998
- 1998-09-14 JP JP25960798A patent/JP3604918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005058511A1 (de) * | 2003-12-17 | 2005-06-30 | Voith Paper Patent Gmbh | Auftragsvorrichtung |
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CN111167674A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-05-19 | 朱昀 | 一种光纤涂料定量回收装置 |
CN111167674B (zh) * | 2020-03-10 | 2021-10-01 | 义乌市昕闵日用品有限公司 | 一种光纤涂料定量回收装置 |
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JP3604918B2 (ja) | 2004-12-22 |
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