JP3222221B2 - 印刷用顔料塗被紙及びその製造方法 - Google Patents

印刷用顔料塗被紙及びその製造方法

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JP3222221B2
JP3222221B2 JP29868392A JP29868392A JP3222221B2 JP 3222221 B2 JP3222221 B2 JP 3222221B2 JP 29868392 A JP29868392 A JP 29868392A JP 29868392 A JP29868392 A JP 29868392A JP 3222221 B2 JP3222221 B2 JP 3222221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷用顔料塗被紙及び
その製造方法に関し、顔料を含有する塗布液を連続走行
する帯状の基材(以下、「ウェブ」と称する)に塗布し
た印刷用顔料塗被紙及びその製造方法に関するものであ
る。特に、アート、コート紙等の印刷用紙及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、顔料塗被紙は、未塗布の上質
紙と比較して平滑性、光沢が高く、インクの吸収性が均
一であるため、印刷用紙として用いられている。特に近
年、印刷物の視覚化が進み、印刷用紙に対する要求も多
様化してきており、さらに、印刷方式もグラビア、輪転
オフセット、枚葉オフセット等多種にわたり、それぞれ
の印刷方式に適合した特性を持つ印刷用紙の開発が進ん
でいる。このような状況のなかで、顔料塗布を行う印刷
用紙の塗布技術に対する要求は、光沢に優れ、表面の平
滑性が高く、塗布欠点のない製品を高い生産性下で得る
ことである。
【0003】顔料塗布を行う印刷用紙の塗布方法も多岐
にわたるが、具体的には、ブレード塗布法、エアナイフ
塗布法、ロール塗布法を挙げることができる。しかしな
がら、これらの塗布方式では、塗布液に含まれる顔料の
種類や形状を、塗布製品の品質や工程の安定性を考慮す
ると、制約せざるを得ず、品質の向上に多大な効果を有
する顔料の添加を、断念することを余儀なくされ、高品
質な印刷用紙を得ることが望めない状況にある。
【0004】すなわち、サチンホワイトは、塗布液に比
較的少量の配合で、塗被紙の光沢が向上するため、印刷
用塗被紙の塗層を構成する顔料として用いられている。
しかし、サチンホワイトは、配合した塗布液の粘度が高
いことや凝集性が高く、また、pHに対する応答が大き
いなど、塗布操作において障害となる要素を持ってい
る。
【0005】例えば、ブレード塗布法やロッド塗布法で
は、塗布操作において、ストリークやスクラッチ等の塗
布欠点が生じ易いが、特に、サチンホワイトを配合した
塗布液は、高剪断速度下における粘度が高くなり、ブレ
ード先端あるいはロッド直下の高剪断速度が負荷される
場において液の流動性が低下し、ストリークやスクラッ
チの発生確率が高くなる。また、サチンホワイトを配合
した塗布液は凝集性が高いため、発生する軟凝集物が液
の流動を阻害するため、ストリークやスクラッチが発生
し易い。
【0006】このように、ストリークやスクラッチが発
生すると、発生部分は全て損紙となるため、生産の効率
化やコストの面で、大きな損失となる。また、これらの
塗布欠点の発生は、塗布速度が高速化されるほど、ま
た、塗布濃度が高くなるほど一層顕著なものとなり、生
産の効率化と品質の向上が両立しない。
【0007】また、かかる塗布法は、余剰な液の供給か
ら計量までの間に、ウェブに塗布液中の水あるいはバイ
ンダー成分が必要以上に浸入するため、余剰分として掻
き落とされた液は、供給前の液の組成と異なる。したが
って、時間の経過とともに塗布液の組成が変化し、安定
した品質の製品を得ることができない。
【0008】エアナイフ塗布法は、エアナイフ特有のパ
ターンを塗布層に発生し易く、特にサチンホワイトを配
合した塗布液を用いた場合に著しい。このことにより、
塗布層の表面の光沢、平滑度は著しく低下し、単に品質
が低下するだけでなく、印刷時にも重大な障害となる。
この傾向は、塗布速度を高くした場合や液を高濃度化し
た場合に顕著なものとなり、生産の効率化と品質の向上
が両立しない。
【0009】ロール塗布法は、ロールの組み合わせ等に
より様々な形式のものが存在するが、基本的には、複数
ロールを組み合わせてロール間での塗布液の転写により
液を計量しウェブに転写する塗布方法である。かかる塗
布方法は、ロール特有のパターンを発生し易く、また、
サチンホワイトを含有した塗布液を用いた場合には、塗
布ロール面とウェブの転写後の剥離の際に、スプリット
パターンと称される剥離ムラを生じ易く、塗布面の光
沢、平滑性が低下し、品質が低下するだけでなく、印刷
時にも重大な障害となる。この傾向は、液濃度、あるい
は塗布速度を高くすると顕著になる。
【0010】このように、比較的少量の添加で光沢が向
上し、高品質な印刷用顔料塗被紙を得ることができるサ
チンホワイトを含有した塗布液を、光沢や面質の低下、
及び、塗布欠点の発生することなく塗布可能な塗布方式
が存在しないのが現状であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、サチ
ンホワイトを含有した塗布液の塗布を行う場合に生じる
光沢や平滑性の低下の問題を解決し、塗布欠点の発生が
なく、さらに、塗布むらに起因する印刷むらが発生しな
い高品質な印刷用顔料塗被紙を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷用顔料塗被
紙は、基材上に、顔料を主成分とする塗布層を設けた印
刷用顔料塗被紙において、該顔料全量の3〜20重量%
がサチンホワイトであり、該塗布層の塗布液全てが12
0μm以下の間隙を通過できるものであり、該塗布層が
カーテン塗布装置により塗布されたものであり、塗布欠
点の発生がなくなり、光沢及び平滑性が高く、印刷むら
が発生しないという特徴を有する。
【0013】また、本発明の印刷用顔料塗被紙の製造方
法は、基材上に、顔料を主成分とする塗布層を設けた印
刷用顔料塗被紙の製造方法において、該顔料全量の3〜
20重量%がサチンホワイトである塗布液を調整し、該
塗布液全てを120μm以下の間隙に通過させ、該塗布
液をカーテン塗布装置により該基材上に塗布するもので
ある。
【0014】サチンホワイトは、化学式3CaO・Al
23・3CaSO4・31H2Oで表される顔料で、湿潤
したペースト時には針状結晶形状を有し、乾燥後は非晶
質の粉末形状をなし、比較的少量の添加で、高い光沢が
得られることが知られている。
【0015】具体的には、サチンホワイトを3〜20重
量部の範囲で添加した場合に、塗被紙の光沢向上の効果
が最も優れる。混合量が3重量%未満では、添加の効果
が少なく光沢の向上が望めず、混合量が20重量%を超
えて多いと、塗布液のチクソトロピー性が急激に上昇
し、いかなる塗布方式を用いた場合にも、塗布面質が悪
化し、平滑性や光沢が低下し、結果として印刷むらの発
生が見られるようになる。
【0016】サチンホワイトを3〜20重量%混合した
塗布液の塗布に、カーテン塗布装置を適用した場合、前
記したブレード塗布装置、ロッド塗布装置、エアナイフ
塗布装置、ロール塗布装置で発生する面質の悪化に起因
する光沢及び平滑性の低下を回避することが可能であ
る。つまり、カーテン塗布方式は、前計量型の塗布装置
であり、塗布時に塗布液の掻き落としがないため、塗布
液がウェブの表面形状に沿った極めて均一な、いわゆる
輪郭塗布層を形成し、光沢及び平滑性と塗布量の均一性
に優れ、結果として印刷むらが発生しない印刷用顔料塗
被紙を得ることができる。
【0017】サチンホワイトを3〜20重量部添加した
塗布液は、凝集性が高く、特に、固化せず形状が不定の
軟凝集物の発生確率が高い。軟凝集物の大きさは特定す
ることは困難であるが、塗布液中に含まれるほとんどの
顔料の粒子径が10μm以下であることから、軟凝集物
の大きさは、数10μm〜数mmの範囲である。ここ
で、塗布液が塗布操作の際に通過する流路の大きさは、
かかる軟凝集物の停滞による塗布欠点の発生に極めて支
配的な影響を及ぼす。
【0018】つまり、カーテン塗布方式の特徴して、図
1からも判るように、液が流路を規制されて流れる場
が、スリット2の部分だけであることが挙げられる。こ
のスリットの幅の選択範囲は広いが、通常は、0.2m
m〜1mmの間である。カーテン塗布では、リップ3か
ら流出した液は、ウェブ5に接触するまで自由表面を形
成するため、流路を規制されない。これに対して、ロッ
ドやブレード塗布方式では、液の計量が行われるロッド
あるいはブレードとウェブの最小の間隙は、通常は、
0.05mm以下である。したがって、軟凝集物が液中
に存在する場合に、ストリークとして現れる確率は、ロ
ッドあるいはブレード塗布方式よりカーテン塗布方式の
ほうが低い。
【0019】このように、カーテン塗布方式をかかる塗
布液の塗布に適用すれば、軟凝集物に起因する塗布欠点
の発生は極めて少なくなるが、本発明において、鋭意検
討を行った結果、塗布液を塗布に供する前に、120μ
m以下の間隙を通過させることにより、軟凝集物の再分
散を行うことができ、かかるような塗布欠点の発生を回
避できることが判明した。
【0020】さらに、カーテン塗布方式は、前計量型の
塗布方式であるため、ヘッドから流出した液が、回収さ
れて使用される量が少ない。一方、ブレード塗布方式、
ロッド塗布方式、エアナイフ塗布方式は、一旦、液をウ
ェブに過剰に供給した後に、掻き落として計量を行う後
計量型の塗布方式であるため、回収される液量は、カー
テン塗布と比較して多い。また、かかる塗布方式では、
過剰な液がウェブに供給されたときに、液中の水やバイ
ンダーがウェブに選択的に吸収され、回収液が高濃度化
して塗布液が高濃度化したり、原紙表面に付着している
異物が回収液に同伴してストリークの原因となる。カー
テン塗布方式では、長時間の操業でも塗布液が濃度変化
することなく、安定した塗布が行え、また、塗布液を1
20μm以下のの間隙を通過させる操作が、塗布液中に
混入した塗布液の固化物や異物を除去するなどの副次的
な効果を有している。
【0021】塗布液を120μm以下の間隙に通過させ
る手段としては、フィルターを通過させる手段が一般的
である。フィルターは120μm以下の目開きのもので
あれば、いずれも使用可能で、具体的には、ワイヤーフ
ィルター、W−CELLフィルター、ヘリカルメッシュ
フィルター、ワイヤーメッシュフィルター、セリエフィ
ルター、ロニンゲンフィルター、スクリーンフィルタ
ー、樹脂製メッシュフィルター、樹脂製多層メッシュフ
ィルター等が挙げられる。
【0022】また、120μm以下の間隙を通過させる
別の手段として、塗布液の送液に接触式のポンプを使用
することができる。具体的には、スネークポンプ、モイ
ノポンプ、ギヤポンプ、タットヒルポンプ等を挙げるこ
とができる。
【0023】本発明においては、上記の如く、ウェブと
接触する塗布層をカーテン塗布方式により塗布すること
を特徴としているが、塗布液における該顔料全量の3〜
20重量%をサチンホワイトとし、該塗布液全てを12
0μm以下の間隙を通過させた後、カーテン塗布装置を
用いて塗布することにより、塗布欠点の発生することな
く、光沢及び平滑性が高く、印刷むらが発生しない印刷
用顔料塗被紙を得る方法であり、このような方法を開示
したものは、未だ見当たらない。
【0024】以下、添付図面に基づき、本発明の実施態
様について詳細に説明する。図1は本発明の実施態様を
示した印刷用顔料塗被紙塗布用の塗布装置の概略図であ
る。予め調製された塗布液は塗布液貯蔵タンク11よ
り、給液ポンプ12によって、フィルター13を介し
て、コーターヘッド1へ送られる。
【0025】コーターヘッド1の内部はマニホールド
6、スリット2からなり、それぞれ高精度の仕上げが施
されている。供給された塗布液はマニホールド6に満た
され、更にスリット2に送られるときに通過する狭い間
隙において、ポンプ12の送液による動圧の影響が軽減
され、幅方向における圧力分布が均一化され、リップ3
より流出し、垂直なカーテン膜4を形成する。
【0026】幅方向でプロファイルが均一となった垂直
カーテン膜4は、連続走行しているウェブ5と接触し、
ウェブ5に塗布される。ここでエッジガイド10a、1
0bはコーターヘッド1の幅を超えず、更にウェブ5の
幅を超えて設けられ、垂直カーテン膜はウェブ5の幅を
超えて形成される。垂直カーテン膜4がウェブ5の幅を
超えて形成されているのは、垂直カーテン膜4の両端部
における塗層の厚塗りを防止するためである。ウェブ5
の幅を超えて流下する塗布液は、受液槽9に回収され、
塗布液貯蔵タンク11に戻された後再び塗布される。ま
た、ウェブ5が切断した時など塗布が中断された場合
も、塗布液は受液槽9に回収される。
【0027】連続走行しているウェブ5と垂直カーテン
膜4との接触部(以後、「塗布部」という。)にはウェ
ブ5に同伴する空気流を遮蔽し、カーテン周辺の空気の
回流などで垂直カーテン膜4が乱れることなくウェブ5
に達するようにするため遮風板8が設けられている。ま
た、ウェブ5の搬送方向は塗布部の直前でロール7によ
り方向転換することにより、ウェブ5に同伴する空気の
塗布部への影響を最小限にとどめるように構成されてい
る。
【0028】形成させた垂直カーテン膜4を安定した状
態で塗布するためには、ウェブ5からコーターヘッド1
下部の流出部までの高さがある程度必要とされるが、本
実施態様においてはその高さを制御することも可能であ
り、垂直カーテン膜4の安定に適した高さは60〜30
0mm、好ましくは100〜250mm、更に好ましく
は120〜180mmである。
【0029】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、様々な変形が可能であることは言うまでもな
い。前述した実施態様において、形成したカーテン膜の
幅はウェブ5の幅より大としたが、これは塗布層両端部
における塗布量の増加を防止するためであって、このよ
うな塗布量増加が小であるか、もしくはあまり問題とさ
れない場合、または特公昭49−14130号公報等に
開示される方法、その他塗布量増加防止方法を採用する
ことにより解消しうる場合には、垂直カーテン膜をウェ
ブ5の幅に一致させるか、あるいはこれより多少小とし
ても差し支えない。
【0030】また、カーテンヘッドにプロファイル調整
機構あるいは制御機構を付設することも可能である。図
1に示されるスリット2に開度プロファイル調整機構を
付設すると、幅方向でより均一な塗布量プロファイルを
得ることができる。
【0031】本発明において、顔料を主成分とする塗布
液とは、顔料とバインダー、その他添加剤と共に水に溶
解もしくは分散せしめた液であって、顔料、バインダ
ー、その他添加剤の濃度が、10〜70重量%のものを
言う。顔料、バインダーの配合割合は、一般に顔料全量
に対し、バインダーが5重量%以上、好ましくは、10
〜70重量%であることが望ましい。
【0032】本発明で用いる塗被紙用顔料としては、サ
チンホワイトの他、カオリン、クレー、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、シリカ、マイカ、活性白
土、レーキ、プラスチックピグメント等が挙げられる。
【0033】本発明に用いられるバインダーとしては、
スチレン・ブタジエン系、酢ビ・アクリル系、エチレン
・酢ビ系、ブタジエン・メチルメタクリル系、酢ビ・ブ
チルアクリレート系等の各種共重合体、ポリビニルアル
コール、無水マレイン酸共重合体、イソブテン・無水マ
レイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート
系共重合体等の合成系接着剤、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、エステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシ
ュドライして得られる冷水可溶性澱粉、カゼイン、大豆
蛋白等の天然系接着剤などのような一般に知られた接着
剤が挙げられる。また、必要に応じて、増粘剤、保水
剤、耐水化剤、着色剤等の通常の塗被紙用顔料に配合さ
れる各種助剤が適宜使用できる。
【0034】かくして得られた本発明の塗被組成物は、
ウェブの両面ないし片面に、単層ないし多層コーティン
グされるものである。多層塗布における下層部の塗布に
は、カーテン塗布装置以外の塗布装置の使用も可能であ
り、さらに、下層塗布部を乾燥せずに上層塗布を行うウ
ェットオンウェット塗布を行ってもよい。
【0035】本発明で使用されるウェブとしては、一般
に使用される上質紙、中質紙、更紙、マシンコート紙、
アート紙、キャストコート紙、合成紙、レジンコーテッ
ド紙、プラスティックフィルム等を含む。
【0036】本発明において、顔料を主成分とする塗布
液の塗布量は乾燥重量規準で、1g/m2以上、好まし
くは、3〜30g/m2が適当である。
【0037】
【作用】本発明の印刷用顔料塗被紙は、顔料を主成分と
する塗布層を設けた印刷用顔料塗被紙であり、該顔料全
量の3〜20重量%をサチンホワイトとし、該塗布層の
塗布液全てを120μm以下の間隙に通過させた塗布液
を用い、カーテン塗布装置により塗布層を設けたもので
ある。このようにして得られた印刷用顔料塗被紙は、塗
布欠点の発生がなく、光沢及び平滑性が高く、印刷むら
の発生がなく、優れた特性を有するものである。
【0038】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。なお、以下に示す部および%はいずれも重量基準で
ある。
【0039】実施例1 60g/m2の坪量(絶乾)の上質紙に、ブレード塗布
装置により、絶乾の塗布量が8g/m2となるように、
以下の配合の固形分濃度が61%の下塗り塗布液を調整
し、塗布速度800m/minで塗布し、下塗り原紙の
作製を行った。
【0040】 <下塗り液配合> 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 70部 市販2級カオリン(カオブライト) 30部 市販燐酸エステル化澱粉 9部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 8部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 水酸化ナトリウム 0.1部
【0041】以下の配合で固形分濃度が52%の上塗り
塗布液を調整し、前に得られた下塗り原紙にカーテン塗
布装置により、絶乾の塗布量が14g/m2となるよう
に、上塗り塗布液を、塗布速度700m/minで塗布
し、印刷用顔料塗被紙を作製した。上塗り塗布液を通過
させるフィルターは、断面が三角形のワイヤーを螺旋状
に円柱セルに巻き付けたヘリカルメッシュフィルター
(荒井鉄工所製W−CELLフィルター)で、目開き
が、110μmのものを用いた。
【0042】 <上塗り液配合> 市販サチンホワイト 3.5部 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 8部 市販立方体型軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 12部 市販1級カオリン(ウルトラホワイト90) 46.5部 市販2級クレー(ハイドラスパース) 30部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 市販燐酸エステル化澱粉 2部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 14部
【0043】実施例2 上塗り塗布液を以下の配合とした以外は、実施例1と同
一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0044】 <上塗り液配合> 市販サチンホワイト 12部 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 8部 市販立方体型軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 12部 市販1級カオリン(ウルトラホワイト90) 38部 市販2級クレー(ハイドラスパース) 30部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 市販燐酸エステル化澱粉 2部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 14部
【0045】実施例3 上塗り塗布液を以下の配合とした以外は、実施例1と同
一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0046】 <上塗り液配合> 市販サチンホワイト 19部 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 8部 市販立方体型軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 12部 市販1級カオリン(ウルトラホワイト90) 31部 市販2級クレー(ハイドラスパース) 30部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 市販燐酸エステル化澱粉 2部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 14部
【0047】実施例4 上塗り液の塗布を行う原紙として、下塗り層を設けない
60g/m2の坪量(絶乾)の上質紙を用いた以外は、
実施例2と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製し
た。
【0048】実施例5 上塗り塗布液を通過させるフィルターは、ステンレスメ
ッシュを円柱形に加工したワイヤーメッシュフィルター
で、目開き110μmのものを用いた以外は、実施例2
と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0049】比較例1 フィルターの目開きを130μmとした以外は、実施例
1と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0050】比較例2 フィルターの目開きを130μmとした以外は、実施例
2と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0051】比較例3 フィルターの目開きを130μmとした以外は、実施例
3と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0052】比較例4 フィルターの目開きを130μmとした以外は、実施例
4と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0053】比較例5 上塗り液の塗布を行う原紙として、下塗り層を設けない
60g/m2の坪量(絶乾)の上質紙を用いた以外は、
比較例2と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製し
た。
【0054】比較例6 上塗り塗布液の配合を以下の配合とした以外は、実施例
1と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0055】 <上塗り液配合> 市販サチンホワイト 22部 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 8部 市販立方体型軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 12部 市販1級カオリン(ウルトラホワイト90) 28部 市販2級クレー(ハイドラスパース) 30部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 市販燐酸エステル化澱粉 2部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 14部
【0056】比較例7 上塗り塗布液の配合を以下の配合とした以外は、実施例
1と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0057】 <上塗り液配合> 市販サチンホワイト 2.5部 市販重質炭酸カルシウム(カービタル90) 8部 市販立方体型軽質炭酸カルシウム(ブリリアント15) 12部 市販1級カオリン(ウルトラホワイト90) 47.5部 市販2級クレー(ハイドラスパース) 30部 市販ポリアクリル酸系分散剤 0.1部 市販燐酸エステル化澱粉 2部 市販スチレン・ブタジエン・ラテックス 14部
【0058】比較例8 上塗り塗布液を通過させるフィルターを使用しなかった
以外は、実施例1と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を
作製した。
【0059】比較例9 上塗り塗布液を通過させるフィルターを使用しなかった
以外は、実施例2と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を
作製した。
【0060】比較例10 上塗り塗布液を通過させるフィルターを使用しなかった
以外は、実施例3と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を
作製した。
【0061】比較例11 実施例1で用いた上塗り塗布液を、前に得られた下塗り
原紙にブレード塗布装置により、絶乾の塗布量が14g
/m2となるように、上塗り塗布液を、塗布速度700
m/minで塗布し、印刷用顔料塗被紙を作製した。上
塗り塗布液を通過させるフィルターは使用しなかった。
【0062】比較例12 実施例1で用いた上塗り塗布液を、前に得られた下塗り
原紙にロッド塗布装置により、絶乾の塗布量が14g/
2となるように、上塗り塗布液を、塗布速度700m
/minで塗布し、印刷用顔料塗被紙を作製した。上塗
り塗布液を通過させるフィルターは使用しなかった。
【0063】比較例13 実施例1で用いた上塗り塗布液を45%に希釈し、前に
得られた下塗り原紙にエアナイフ塗布装置により、絶乾
の塗布量が14g/m2となるように、上塗り塗布液
を、塗布速度250m/minで塗布し、印刷用顔料塗
被紙を作製した。上塗り塗布液を通過させるフィルター
は使用しなかった。
【0064】比較例14 実施例1で用いた上塗り塗布液を48%に希釈し、前に
得られた下塗り原紙にリバースロール塗布装置により、
絶乾の塗布量が14g/m2となるように、上塗り塗布
液を、塗布速度180m/minで塗布し、印刷用顔料
塗被紙を作製した。上塗り塗布液を通過させるフィルタ
ーは使用しなかった。
【0065】比較例15 上塗り塗布液を通過させるフィルターとして、目開き1
10μmのヘリカルメッシュフィルターを使用した以外
は、比較例10と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作
製した。
【0066】比較例16 上塗り塗布液を通過させるフィルターとして、実施例1
で用いたものと同じフィルターを用いた以外は、比較例
11と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0067】比較例17 上塗り塗布液を通過させるフィルターとして、実施例1
で用いたものと同じフィルターを用いた以外は、比較例
12と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0068】比較例18 上塗り塗布液を通過させるフィルターとして、実施例1
で用いたものと同じフィルターを用いた以外は、比較例
13と同一の方法で、印刷用顔料塗被紙を作製した。
【0069】評価方法 1)光沢度 村上式光沢度計を用い、入射角75゜−反射角75゜と
してカレンダー処理後の試料の光沢度の測定を行った。
【0070】2)平滑度 平滑度は、スムースター平滑度試験機(東英電子工業株
式会社製、形式SM−6A)により測定した。
【0071】3)印刷むら 試料は、ローランドオフセット印刷機にて、湿し水が給
水過多の条件と適正な条件で印刷し、一昼夜室温にて放
置し、印刷むらは、サンプルのシアンの単色の網点の面
積率が50%の印刷部について、目視により評価した。
評価単位は5段階評価で5が最も優れるものとし、湿し
水が供給過多条件でも試料前面にわたり全く印刷むらが
発生しないものを5と判定し、湿し水が供給過多の条件
で、面積が小さい微弱な印刷むらを発生するものを、4
と判定し、湿し水が供給過多の条件で、比較的面積の大
きな印刷むらが発生している場合には、3と判定し、湿
し水の供給が適正な条件で、微弱な印刷むらが発生して
いる場合を、2と判定し、湿し水の供給が適正な条件で
明かな印刷むらが発生している場合を、1と判定した。
【0072】4)塗布欠点 塗布欠点の検出は、塗布装置に設置した光学式の欠点検
出装置により行い、塗布長さに対する欠点の長さをもっ
て欠点率とした。欠点検出装置で、検出できる塗布欠点
は、ストリーク、スクラッチ等の未塗布部分のある欠点
と汚れ等の塗布過剰部であり、検出は、幅が、0.3m
m以上で長さが1mm以上のものであれば検出可能であ
る。欠点の長さは、欠点部を削除するときの余白を考慮
して、欠点の前後に1mを加えた長さとして、例えば、
欠点の実際の長さが、0.1mの場合でも、欠点の長さ
は、2.1mとなる。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】評価結果を、表1及び表2に示す。上塗り
塗布液に、サチンホワイトを3〜20部を含有し、12
0μm以下の間隙を有するフィルターに上塗り塗布液を
通過させた後に、カーテン塗布装置で塗布することによ
り、光沢度及び平滑性に優れ、塗布欠点及び印刷むらの
発生もない印刷用顔料用塗被紙を得ることができる。比
較例1〜5においては、フィルターの目開きが大きすぎ
るため、軟凝集物の排除あるは分散が不完全で塗布欠点
が発生した。比較例6においては、サチンホワイトの配
合量が多すぎて、光沢、平滑が低下し、印刷むらが発生
した。比較例7においては、サチンホワイトの配合量が
少なすぎて、光沢が低い。比較例8〜10においては、
フィルターを使用しなかったため、塗布欠点が発生し
た。比較例11〜18においは、カーテン塗布方式以外
の塗布方式を用いたので、光沢及び平滑性の悪化や印刷
むらの発生あるいは塗布欠点の発生が見られる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、塗布欠点の発生がな
く、光沢及び平滑性に優れ、印刷むらが発生しない印刷
用顔料塗被紙が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカーテン塗布装置の概
略図である。
【符号の説明】
1 コーターヘッド 2 スリット 3 リップ 4 カーテン膜 5 ウェブ 6 マニホールド 7 ロール 8 遮風板 9 受液槽 10a、10b エッジガイド 11 貯蔵タンク 12 給液ポンプ 13 フィルター
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−327296(JP,A) 特開 平5−163017(JP,A) 特開 平4−361696(JP,A) 特開 平3−51397(JP,A) 特開 平3−206199(JP,A) 特開 平3−113095(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、顔料を主成分とする塗布層を
    設けた印刷用顔料塗被紙において、該顔料全量の3〜2
    0重量%がサチンホワイトであり、該塗布層の塗布液全
    てが120μm以下の間隙を通過できるものであり、該
    塗布層がカーテン塗布装置により塗布された印刷用顔料
    塗被紙。
  2. 【請求項2】 基材上に、顔料を主成分とする塗布層を
    設けた印刷用顔料塗被紙の製造方法において、該顔料全
    量の3〜20重量%がサチンホワイトである塗布液を調
    整し、該塗布液全てを120μm以下の間隙に通過さ
    せ、該塗布液をカーテン塗布装置により該基材上に塗布
    する印刷用顔料塗被紙の製造方法。
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