JP2000083096A - 回線試験システム及びその中間試験装置 - Google Patents

回線試験システム及びその中間試験装置

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JP2000083096A
JP2000083096A JP11191856A JP19185699A JP2000083096A JP 2000083096 A JP2000083096 A JP 2000083096A JP 11191856 A JP11191856 A JP 11191856A JP 19185699 A JP19185699 A JP 19185699A JP 2000083096 A JP2000083096 A JP 2000083096A
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Kazutaka Shimooosako
和隆 下大迫
Hitoshi Matsuda
仁志 松田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループバック試験を行う装置のアドレスとし
て中間要素を指定できない交換機であっても、中間試験
装置を中間要素としたループバック試験を実施する。 【解決手段】 中間試験装置51に他の中間試験装置3
3又は外部のループバック設定用スイッチからループバ
ック状態の設定指示を行うことにより、上記中間試験装
置51が交換機31からみて網終端部52と認識できる
ようにすることで、交換機31の持つNTループバック
機能をそのまま用いて、交換機31と中間試験装置51
間で自装置又は網終端部向けの評価用信号を返送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機と中間試験
装置との間でループバック試験を行う回線試験システム
及びその中間試験装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、例えば、図11に示すよう
に、ISDN(Integrated services Digital Networ
k)基本インターフェース(PHS(Personal Handy-ph
one System)用基本インターフェースを含む)のメタリ
ック加入者線伝送が行われている。この伝送方式では、
近年、伝送距離の拡大の要望から、交換機11と網終端
部(以下、NTと称する)22とを結ぶ加入者線伝送路
13、24からなるU参照点メタリック加入者回線を、
回線延長装置(中間試験装置)12,21および例えば
光ファイバケーブル等の延長伝送路60を使用して延長
している。これにより、センタ局1の交換機11と、遠
隔地の加入者宅2の端末装置(以下、TEと称する)2
3とにおいて、エコーキャンセラ方式での信号伝送を可
能にしている。
【0003】ここで各装置12,21,22までの回線
の品質確認や障害発生箇所の確認等の回線評価のために
交換機11からそれぞれの装置12,21,22までの
ループバック試験を行っている。このループバック試験
のためには、1)例えばNT22におけるループバック
試験に関しては、Bellcore(Bell Communicati
on Research)発行の“Technical Reference TR-NWT-00
0397 Issue 2, January, 1991"の8.3 Embedded operati
ons channel(eoc) functions項にて記述されている通
り、交換機11とNT22とが、ANSI T1.601-1992で規
定されるeoc(embedded operations channel)情報
に従うNTループバック試験機能をサポートする必要が
ある。
【0004】また2)回線延長装置12,21のような
中間要素(Intermediate Element)におけるループバッ
ク試験に関しても、上記Bellcore発行の文書の
うちAnnex E項にて記述されている通り、交換機11と
回線延長装置12,21が中間要素のループバック試験
機能をサポートする必要がある。以上のように、上記回
線試験方式では、交換機11,NT22,回線延長装置
12,21の各装置が、前記8.3 Embedded operations
channel(eoc) functions項及びAnnex E項の規定をサポ
ートすることによって、NT22、回線延長装置12及
び21についてループバック試験を行うことが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現状の交換
機11では、NT22におけるループバック試験を実現
する8.3 Embedded operations channel(eoc) functions
項の内容についてはサポートするが、回線延長装置1
2,21といった中間要素に関するループバック試験を
実現するためのAnnex E項で示される規定をサポートし
ないものが多い。より具体的には、現状の交換機11
は、eoc情報で指定するループバック試験対象となる
装置のアドレスとして、NT22のアドレス「0」は指
定できるが中間要素のアドレス「1」を指定できないも
のが多い。
【0006】また他の例として構内PHSのサービスシ
ステムにおいては、基地局(Base StationまたはCell S
tationとも呼ばれる)へのループバック試験機能をサポ
ートする交換機はあるが、当該交換機と基地局との間の
中間要素のループバック試験機能については、技術標準
などによる規定さえもない状況であるので、現状の交換
機はループバック試験対象として中間要素を指定する機
能はないものが殆どである。
【0007】したがって、上記のような交換機では、中
間要素についてループバック試験を実施できないという
問題点があった。本発明は、上記問題点に鑑みなされた
もので、ループバック試験を行う装置のアドレスとして
中間要素を指定できない交換機であっても、中間試験装
置を中間要素としたループバック試験を実施することが
できる回線試験システム及びその中間試験装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回線試験システムは、所定の処理装置に対
し当該所定の処理装置のアドレスに基づいてループバッ
ク試験を行う設定がなされている交換機と、当該交換機
から前記所定の処理装置までの間に介在された中間試験
装置との間でループバック試験を行う回線試験システム
であって、前記中間試験装置に対してループバック制御
信号を送出する指示手段を有し、前記中間試験装置は、
前記指示手段からのループバック制御信号に基づいて、
自装置のアドレスを所定の処理装置のアドレスに変更
し、前記交換機とのループバック試験を可能とすること
を特徴とする。
【0009】上記構成の回線試験装置によれば、中間試
験装置は指示手段からのループバック制御信号に基づい
て自装置のアドレスを所定の処理装置のアドレスに変更
するので、所定の処理装置と中間試験装置のアドレスは
同じになる。ここで中間試験装置は交換機と所定の処理
装置との間にあるので、交換機が所定の処理装置宛のル
ープバック試験を行った場合には、実際には所定の処理
装置ではなく、より交換機に近い側に設置されている中
間試験装置との間でループバック試験が行われることに
なる。よって、ループバック試験装置のアドレスとして
中間試験装置を指定できない交換機であっても中間試験
装置についてのループバック試験を実施することができ
る。
【0010】また上記構成の回線試験システムは、好ま
しくは、前記ループバック制御信号はループバック試験
を行う個々の中間試験装置を指定する領域を有し、前記
中間試験装置は、前記ループバック制御信号が自装置宛
の場合には、自装置のアドレスを所定の処理装置のアド
レスに変更し、前記ループバック制御信号が他の中間試
験装置宛の場合には、当該他の中間試験装置に向けて前
記ループバック制御信号を送出することを特徴とする。
【0011】この構成の場合には、指示手段から遠隔の
中間試験装置に対してループバック試験を行う場合であ
っても、ループバック試験を行わない中間試験装置を介
した遠隔指示によって、所定の中間試験装置にループバ
ック試験を指示することができる。よって、中間試験装
置が複数ある場合であっても所定の中間試験装置に対し
てループバック試験を行うことができる。
【0012】また、所定の処理装置に対し当該所定の処
理装置のアドレスに基づいてループバック試験を行う設
定がなされている交換機とループバック試験を行う中間
試験装置であって、指示手段からのループバック制御信
号に基づいて、自装置のアドレスを所定の処理装置のア
ドレスに変更し、前記交換機とのループバック試験を可
能とすることを特徴とする中間試験装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る回線試験システム及
びその中間試験装置を図1乃至図10の図面を用いて説
明する。図1は、本発明に係る回線試験システムの全体
構成の第1実施形態例を示すブロック図である。図にお
いて、回線試験システムには、センタ局3に設置される
中間要素である回線延長装置(中間試験装置)32,3
3と、複数の加入者宅4,5内に設置される中間要素で
ある複数の回線延長装置(中間試験装置)41,51と
が設けられている。
【0014】センタ局3内の回線延長装置32,33
と、各加入者宅4,5内の回線延長装置41,51と
は、延長伝送路(例えば、光ファイバケーブル)61,
62を介して時分割伝送方式でそれぞれ接続されてい
る。またセンタ局3内の交換機31と回線延長装置3
2,33とは、2線メタリック伝送線からなる加入者線
伝送路34を介して2B1Qエコーキャンセラ伝送方式
で接続されている。また交換機31(例:日本電気
(株)社製、型名NEAX61J)は、後述のeoc情
報を用いてNT42,52〜52とのループバック試験
の実施及びそのループバック試験に基づく回線評価を行
う機能を備えている。
【0015】加入者宅4,5内の回線延長装置41,5
1とNT42,52〜52とは、それぞれ加入者線伝送
路43,53〜53を介して2B1Qエコーキャンセラ
伝送方式で接続されている。このように加入者線伝送路
34,43,53〜53からなるU参照点メタリック加
入者回線は、回線延長装置32,41,51と延長伝送
路61,62により多重延長されている。
【0016】なお、回線延長装置41のU参照点メタリ
ック加入者回線の多重伝送数は、例えば1回線であり、
また回線延長装置51のU参照点メタリック加入者回線
の多重伝送数は、例えば8回線である。また、このU参
照点メタリック加入者回線における信号の同期方式は、
交換機31からの基本インターフェース伝送路から伝送
路クロック成分を抽出する従属同期方式である。
【0017】各加入者宅4,5内のNT42,52〜5
2とTE44,54〜54は、それぞれT参照点伝送路
45,55〜55を介して接続されている。延長伝送路
61,62から加入者宅4,5のTE44,54〜54
側の伝送路構成については、図2、図3のようにするこ
とも可能である。すなわち、図2に示すように、地上や
電柱上に設置された遠隔装置内に回線延長装置41を設
け、加入者宅5内にNT52とTE54を設けた構成に
することもできる。
【0018】また、図3に示すように、遠隔装置内に回
線延長装置41を設け、電柱上などに設けられた柱上装
置内にNT52とTE54を設け、かつこの柱上装置外
部にアンテナを設けることにより、このアンテナから無
線により例えば図示しないPHS端末などに信号を伝送
する構成をとることもできる。加入者宅4,5内の回線
延長装置41,51の構成上の違いは、複数回線用のも
のかどうかの違いだけなので、ここでは回線延長装置5
1の構成を図4に示す。また、センタ局3内の回線延長
装置32,33の構成上の違いも、複数回線用のものか
どうかの違いだけであり、ほぼ同様の構成なので、ここ
では回線延長装置33の構成を図5に示す。
【0019】図4に示すように、回線延長装置51は、
Uインターフェース(以下、U−I/Fと称する)処理
部56、S検出制御部(検出及び制御部)57、信号多
重分離部58を有する。また回線延長装置51外部に
は、各回線延長装置33、51の各U−I/F処理部5
6、39に対応したスイッチをそれぞれ有するループバ
ック設定用のスイッチ部35が設けられている。このス
イッチ部35では、各スイッチが入力されることによ
り、それぞれの回線延長装置33,51のU−I/F処
理部56,39に対応したアドレスデータを含むループ
バック制御信号を出力する。
【0020】ループバック制御信号は、例えば、試験対
象となる回線延長装置が少なければ単なる接点信号であ
ってもよいが、ここでは多数のU−I/F処理部56,
39を試験対象とするので、一例として当該U−I/F
処理部56,39のアドレスそれぞれを異なる2進数の
数値で表し、これを2値信号からなるデータとしたアド
レスデータを含む信号を用いる。
【0021】S検出制御部57は、スイッチ部35,3
6から出力される、回線延長装置51の所定のU−I/
F処理部56のアドレスデータを含むループバック制御
信号を検出した場合、アドレス指定コマンド78によ
り、当該所定のU−I/F処理部56におけるループバ
ック状態の設定を行う。またスイッチ部35において、
回線延長装置33の所定のU−I/F処理部39のアド
レスデータを含むループバック制御信号が入力された場
合、信号多重分離部58にループバック制御信号を転送
する。
【0022】ここで延長伝送路62において伝送される
伝送フレームは、U参照点メタリック加入者回線をn回
線(n:1以上の整数)多重化した場合、図6に示すよ
うに、同期ワードを示す領域Framingと、ISD
Nの基本サービス(2B+D)のデータを多重化した領
域(2B+D)×nと、eoc情報を含むMチャネルの
データを多重化した領域M×nと、ループバック制御信
号のデータを含む保守用領域Sとを含む。
【0023】信号多重分離部58は、延長伝送路62か
ら上記伝送フレームが入力されると、Mチャネルと(2
B+D)からなる主信号を、それぞれ対応するU−I/
F処理部56に転送し、保守領域SのデータをS検出制
御部57に転送する。また信号多重分離部58は、逆
に、それぞれのU−I/F処理部56から転送された主
信号およびS検出制御部57から転送された保守領域S
を構成するデータとを図6に示すように多重化し、延長
伝送路62に出力する。
【0024】U−I/F処理部56は、加入者線伝送路
53及び信号多重分離部58との信号の送受信を行い、
S検出制御部57からアドレス指定コマンド78を受け
取ると、自装置のアドレスを、中間要素を示す「1」か
らNTを示す「0」に変更することにより仮想的にNT
となる。U−I/F処理部56について図7を用いて詳
細に説明する。図7に示すように、U−I/F処理部5
6は、主信号インターフェース部70とスーパーフレー
ム多重分離部71、73と伝送処理部72とM検出制御
部74とを有する。
【0025】U−I/F処理部56では、信号多重分離
部58から転送された主信号を主信号インターフェース
部70、スーパーフレーム多重分離部71、伝送処理部
72を介して加入者線伝送路53に出力する。また逆に
加入者線伝送路53から受信した主信号を伝送処理部7
2、スーパーフレーム多重分離部73、主信号インター
フェース部70を介して信号多重分離部58に出力す
る。
【0026】スーパーフレーム多重分離部71、73は
それぞれMチャネルのデータをM検出制御部74に送信
するとともに、M検出制御部74からMチャネルの更新
データを受信し、主信号に戻す。M検出制御部74は、
Mチャネルのデータをスーパーフレーム多重分離部7
1、73から受信することにより、交換機31から送信
されるeoc情報を常時監視している。またM検出制御
部74はU−I/F処理部56のアドレスを管理し、普
段はアドレス「1」を保持する。またM検出制御部74
はS検出制御部57からアドレス指定コマンド78を受
信すると、自己が管理するU−I/F処理部56のアド
レス「1」をNTのアドレス「0」に書き換える。そし
てこの状態でeoc情報においてNT宛(すなわちアド
レス「0」宛)にループバック試験の指令があった場合
には、伝送処理部72にループバック試験モード移行を
指示するeocメッセージ79を出力する。
【0027】なおM検出制御部74は、必要に応じてe
oc情報に含まれるアドレス等を書き換え、Mチャネル
のデータに格納してスーパーフレーム多重分離部71、
73に送信することもできる。このような回線延長装置
51に対し、回線延長装置33は、図5に示すように、
U−I/F処理部39が交換機31と信号の入出力を行
い、信号多重分離部37が延長伝送路62を介して前記
回線延長装置51と信号の入出力を行う点が相違するだ
けで、基本的にその各部構成は図4の回線延長装置51
における同じ名称の構成と同様に機能する。
【0028】ただしU−I/F処理部39のM検出制御
部74は、伝送処理部72ではなく主信号インターフェ
ース70に対して、eocメッセージ80の出力および
ループバック試験実行の指令の出力を行う。ここでeo
c情報について説明する。eoc情報は、中間要素やN
T向け等のアドレスとループバック制御命令等のコマン
ドを含む。
【0029】eoc情報に含まれるアドレスについて
は、例えばNT向けのアドレスは「0」、中間要素向け
のアドレスは「1」、その他ブロードキャストは「7」
に設定されている。アドレス「2」〜「6」は、交換機
31から数えてN番目の中間要素に対して指令を出すた
めのものである。すなわち、交換機31がアドレス
「N」(N:2〜6の整数)を指定してeoc情報を出
力し、各中間要素がこのアドレスを1ずつ減算処理した
eoc情報を次段の中間要素に中継することにより、N
番目の中間要素ではアドレスが「1」となり、自装置宛
のeoc情報として認識できる。
【0030】またeoc情報に含まれるコマンドについ
て、その種類としては、ANSI T1.601-1992のTable8で
示される8つの種類、つまり1)Operate2B+Dloopback,
2)OperateB1-channel loopback,3)OperateB2-chann
el loopback,4)Request corrupted crc.5)Notify o
f corrupted crc.6)Return to normal,7)Hold stat
e,8)Unable-to-comply acknowledgmentが挙げられ
る。
【0031】本発明では、この中で1)から3)項目の
ループバック制御命令を示すOperate2B+Dloopback,Oper
ateB1-channel loopback,OperateB2-channel loopback
と、6)項目の解除命令を示すReturn to normalが重要
となる。なお本実施形態例では交換機31はループバッ
ク試験用にアドレス「1」や「7」を用いることができ
ないので、以下の説明では、アドレスが「1」又は
「7」のループバック試験用のeoc情報を考えないこ
ととする。
【0032】さて、前述のループバック制御信号および
eoc情報に基づく上記システムにおけるループバック
設定およびループバック試験の制御動作について、図4
に示す回線延長装置51のU−I/F処理部56におい
てループバック試験を行う場合を例にとって説明する。
まずスイッチ部35又は36において前記ループバック
試験を行うU−I/F処理部56に対応するスイッチを
ONして、ループバック制御信号を送出する。
【0033】このときスイッチ部35でスイッチを入力
した場合、図4に示すように、このスイッチから入力さ
れたループバック制御信号をS検出制御部57が直接検
出する。また、図5に示すスイッチ部36でスイッチを
入力した場合、回線延長装置33のS検出制御部38が
前記スイッチから出力されたループバック制御信号を検
出し、このループバック制御信号が自装置宛ではなく回
線延長装置51宛であることを検出して、信号多重分離
部37に転送する。この信号多重分離部37は、図6の
伝送フレームの保守領域S中に前記ループバック制御信
号を格納し、延長伝送路62を介して回線延長装置51
へ出力する。
【0034】回線延長装置51の信号多重分離部58
は、図4に示すように、取り込んだ伝送フレームからル
ープバック制御信号が含まれる保守領域Sのデータを分
離し、S検出制御部57に出力する。S検出制御部57
はこの保守領域Sのデータからループバック制御信号を
取り出す。このようにスイッチ部35又は36からのル
ープバック制御信号を受信したS検出制御部57は、こ
のループバック制御信号が自装置のU−I/F処理部5
6宛のものであることを検出すると、当該ループバック
制御信号によって指定されたU−I/F処理部56のM
検出制御部74に対してアドレス指定コマンド78を出
力し、M検出制御部74は自装置のアドレスを「1」か
ら「0」に書き換えるループバック設定の制御を行う。
【0035】次に交換機11はNT(アドレス「0」)
宛のループバック制御命令のeoc情報を含む主信号を
出力する。ここで、U−I/F処理部56では、図7に
示すように、信号多重分離部58と接続された主信号イ
ンターフェース部70及びスーパーフレーム多重分離部
71を介して伝送処理部72が(2B+D)のデータと
Mチャネルのデータからなる主信号を取り込んでおり、
スーパーフレーム多重分離部73はMチャネルを分離し
てM検出制御部74へ転送する。
【0036】M検出制御部74は、Mチャネルの中に自
装置向けのアドレスを持つeoc情報が含まれているか
どうかをチェックし、前述のアドレス指定コマンド78
を受信していない通常の状態では、自装置を中間要素
(アドレス「1」)として認識しているため、アドレス
「0」を持つNT向けのeoc情報は無視される。よっ
て主信号はそのまま伝送処理部72から加入者線伝送路
53を介してNT52に出力される。
【0037】これに対してU−I/F処理部56におい
てアドレス指定コマンド78を受信しアドレス「0」の
設定がなされている状態では、U−I/F処理部56の
M検出制御部74はアドレス「0」宛のループバック制
御命令のeoc情報を受信すると、自装置宛のeoc情
報であると認識し、伝送処理部72にループバック試験
モードになるようeocメッセージ79による設定を行
う。
【0038】伝送処理部72は、このメッセージに従
い、ループバック試験モードとなり、ループバック試験
における評価用主信号の交換機31への返送を行う。以
上のようにループバック試験モードになった回線延長装
置51のU−I/F処理部56に対して、交換機31
は、NT向けのアドレスを持つeoc情報を含んだ評価
用主信号を送信し、U−I/F処理部56の伝送処理部
72はこれを折り返して交換機31に返送する。交換機
31では、返送された評価用主信号の符号誤り検出を行
う。このようなループバック試験を行うことで、伝送処
理部72までの回線評価を行うことができる。
【0039】なおU−I/F処理部56のループバック
状態を解除する場合には、交換機31がReturn to norm
alを含んだeoc情報を出力し、このeoc情報を受信
した回線延長装置51のM検出制御部74が伝送処理部
72にループバック試験モード解除のeocメッセージ
79を出力することによって行う。また回線延長装置5
1を通常の中間要素(中間要素アドレス認識)の機能状
態に戻すためには、スイッチ部35又は36の対応する
スイッチをオフとすることにより、ループバック制御信
号を解除すればよい。
【0040】また図5に示した回線延長装置33のU−
I/F処理部39においてループバック試験を行う場合
も、上述した図7のU−I/F処理部56における場合
と同様であるが、この場合において、M検出制御部から
出力されるeocメッセージは、主信号インターフェー
ス部に出力されるeocメッセージ80を用いる。この
ように回線延長装置のうちでも、NT52により近い側
で評価用主信号の折り返しを行うことにより回線延長装
置内部のより多くの部品点数を含んだ状態での回線評価
を行うことができる。
【0041】このように、本実施形態例では、ループバ
ック試験の設定を行いたい回線延長装置51に対して、
スイッチ部35又は36等の指示手段からループバック
制御信号を出力し、これに対応する回線延長装置51の
U−I/F処理部56に対して自装置のアドレスを
「0」と設定させることにより、一時的に自装置をNT
と認識させることができる。この設定によってNT52
とU−I/F処理部56のアドレスは同じになるわけで
あるが、U−I/F処理部56を含む回線延長装置51
は交換機31とNT52との間にあるので、交換機31
がNT宛のループバック試験を行った場合には、実際に
はNT52ではなく、より交換機31に近い側に設置さ
れている回線延長装置51のU−I/F処理部56との
間でループバック試験が行われることになる。
【0042】したがって前述したBellcore発行
文書Annex E項のサポート等の条件を必要とせずに、前
記交換機31と回線延長装置51とのループバック試験
を行うことが可能となる。また前記ループバック制御信
号はループバック試験を行う回線延長装置(のU−I/
F処理部)を特定するアドレスデータを含んでおり、前
記各回線延長装置は前記ループバック制御信号を受信し
た際、このループバック制御信号が他の回線延長装置宛
のものである場合には、当該他の回線延長装置に前記ル
ープバック制御信号を送出する。従って回線延長装置の
ような中間要素が複数ある場合であっても、ループバッ
ク試験を行わない回線延長装置を介した遠隔指示によっ
て、指示手段から所定の回線延長装置にループバック試
験を指示することができる。
【0043】図8は、回線試験システムの全体構成の第
2実施形態例である。なお、以下の図において、図1と
同様の構成部分は、説明の都合上、同一符号とする。図
に示すように、この回線試験システムは、回線延長装置
32,33と、当該回線延長装置32,33と接続され
る張出し交換機91とが遠隔局90に設置され、かつ張
出し交換機91が、センタ局3の交換機31と加入者線
伝送路34を介して接続された構成となっている。
【0044】この構成では、遠隔局90は無人である場
合が多く、例えば第1実施形態例のようにスイッチ部3
5,36によるループバック試験設定の場合には、この
遠隔局90へ保守者が出向いて上記スイッチを設定する
必要がある。しかし、図8の構成では、センタ局3にル
ープバック制御のための信号を出力する制御端末92を
設け、制御端末92と回線延長装置32,33を回線9
3で接続されているので、センタ局3から回線延長装置
32,33へのループバック試験設定の制御が可能とな
り、好ましい。
【0045】また、本発明は、図9の第3実施形態例に
示すように、延長又は多重延長する伝送インターフェー
スが電気インターフェースの場合にも応用が可能であ
る。この場合には、電気信号からなる主信号を中継す
る、例えば公衆網などの伝送網63を回線延長装置3
2,41間の延長伝送路61,61間に設けているが、
この場合にも、交換機31と各回線延長装置32,41
間での信号のループバック試験が可能である。
【0046】また、本発明は、図10の第4実施形態例
に示すように、回線延長装置−延長伝送路−回線延長装
置からなる延長伝送系を2箇所以上設置して加入者線伝
送路をさらに延長する場合にも応用が可能である。すな
わち、回線延長装置32,64,65,41は、自装置
がアドレス「0」と設定されている場合、アドレス
「0」宛でないeoc情報を伝送網63および加入者線
伝送路を介して中継し、アドレス「0」宛のeoc情報
によりループバック試験を行う。
【0047】これにより、第4実施形態例のように、加
入者線伝送路がさらに延長されたシステムにおいても、
交換機と各回線延長装置間での信号のループバックが可
能となる。本発明は、これら実施形態例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形実施が可能である。例えば、上記実施形態例では、回
線延長装置のループバック試験の設定をU−I/F処理
部で行ったが、例えば信号多重分離部で行うことも可能
である。
【0048】また指示手段の例としてスイッチ部35,
36、制御端末92を示したが、本発明の指示手段は中
間試験装置に対してNTと認識するよう指示することが
できれば、システム中のどの部分に設置されるどのよう
な構成のものであってもよい。中間試験装置の一例とし
てここでは回線延長装置を示したが、本発明の中間試験
装置は例えば信号の中継増幅を行う中継増幅装置等であ
ってもよい。
【0049】また本実施形態例では、交換機は、網終端
部をループバック試験の対象とするISDN用のもので
あったが、例えばPHS用の交換機では基地局をループ
バック試験の対象とすることができる。これらPHS用
の交換機と基地局との間のS/T点伝送路を、上記実施
形態例と同様に、回線延長装置−延長伝送路−回線延長
装置からなる延長伝送系で延長する場合、この回線延長
装置におけるループバック試験を行うには、指示手段に
より回線試験装置のアドレスを基地局のアドレスに変更
した上で、ループバック試験を行うようにすればよい。
【0050】このように本発明は、種々の通信システム
における中間要素におけるループバック試験に適用でき
るものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回線試験
システムは、所定の処理装置とループバック試験を行う
ことが可能な交換機と、当該交換機から前記所定の処理
装置までの間に介在された中間試験装置との間でループ
バック試験を行う回線試験システムであって、前記中間
試験装置は、指示手段から自装置宛のループバック制御
信号を受信した場合、自装置のアドレスを所定の処理装
置のアドレスに変更し、前記交換機とのループバック試
験を可能とするので、ループバック試験装置のアドレス
として中間試験装置を指定できない交換機であっても中
間試験装置についてのループバック試験を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回線試験システムの全体構成の第
1実施形態例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した延長伝送路からTE側におけるそ
の他の構成例を示すブロック図である。
【図3】同じく、さらにその他の構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1に示した中間試験装置の構成の一例を示す
構成図である。
【図5】同じく中間試験装置の構成の他例を示す構成図
である。
【図6】図1に示した回線試験システムで伝送される伝
送フレームの概略構成を示すフレームフォーマットであ
る。
【図7】図4に示したU−I/F処理部の構成の一例を
示す構成図である。
【図8】本発明に係る回線試験システムの全体構成の第
2実施形態例を示すブロック図である。
【図9】同じく第3実施形態例を示すブロック図であ
る。
【図10】同じく第4実施形態例を示すブロック図であ
る。
【図11】従来の延長伝送方式を用いた回線監視システ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,3 センタ局 2,4,5 加入者宅 60,61,62,66 延長伝送路 11,31 交換機 12,21,32,33,41,51,64,65 回
線延長装置(中間試験装置) 13,24,34,43,53 加入者線伝送路 22,42,52 NT(NT) 23,44,54 TE(TE) 35,36 スイッチ部 37,58 信号多重分離部 38,57 S検出制御部 39,56 U−I/F処理部 45,55 T参照点伝送路 63 伝送網 70 主信号インターフェース部 71,73 スーパーフレーム多重分離部 72 伝送処理部 74 M検出制御部 76,77 ループバック制御信号 78 アドレス指定コマンド 79,80 eocメッセージ 91 張出し交換機 92 制御端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理装置に対し当該所定の処理装
    置のアドレスに基づいてループバック試験を行う設定が
    なされている交換機と、当該交換機から前記所定の処理
    装置までの間に介在された中間試験装置との間でループ
    バック試験を行う回線試験システムであって、 前記中間試験装置に対してループバック制御信号を送出
    する指示手段を有し、 前記中間試験装置は、前記指示手段からのループバック
    制御信号に基づいて、自装置のアドレスを前記所定の処
    理装置のアドレスに変更し、前記交換機とのループバッ
    ク試験を可能とすることを特徴とする回線試験システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ループバック制御信号はループバッ
    ク試験を行う個々の中間試験装置を指定し、 前記中間試験装置は、前記ループバック制御信号が自装
    置宛の場合には、自装置のアドレスを前記所定の処理装
    置のアドレスに変更し、前記ループバック制御信号が他
    の中間試験装置宛の場合には、当該他の中間試験装置に
    向けて前記ループバック制御信号を送出することを特徴
    とする請求項1記載の回線試験システム。
  3. 【請求項3】 所定の処理装置に対し当該所定の処理装
    置のアドレスに基づいてループバック試験を行う設定が
    なされている交換機とループバック試験を行う中間試験
    装置であって、 指示手段からのループバック制御信号に基づいて、自装
    置のアドレスを前記所定の処理装置のアドレスに変更
    し、前記交換機とのループバック試験を可能とすること
    を特徴とする中間試験装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006058908A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus to initiate a link test from an intelligent customer premises equipment
CN100401695C (zh) * 2005-11-25 2008-07-09 华为技术有限公司 一种测试下一代网络媒体网关性能的方法

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WO2006058908A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus to initiate a link test from an intelligent customer premises equipment
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