JPH0548718A - デイジタル加入者線における発着信試験方式 - Google Patents

デイジタル加入者線における発着信試験方式

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JPH0548718A
JPH0548718A JP20588391A JP20588391A JPH0548718A JP H0548718 A JPH0548718 A JP H0548718A JP 20588391 A JP20588391 A JP 20588391A JP 20588391 A JP20588391 A JP 20588391A JP H0548718 A JPH0548718 A JP H0548718A
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JP20588391A
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Noboru Ise
登 伊勢
Kenji Tsutsumi
謙二 堤
Ryoji Shimozono
良二 下園
Kenji Fujiwara
健司 藤原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ディジタル加入者線レベルで発着
信試験を行うための試験方式に関し、発着信試験に対す
る負担を小さくすることを目的とする。 【構成】 交換機側からディジタル加入者線が収容され
る局側網終端装置に対して発着信試験が行われる場合、
試験用終端手段105は、発着信試験時に、局側網終端
装置103に接続され、ディジタル加入者線102に接
続される宅内側網終端装置104と同じインタフェース
を行う。試験用帰還手段106は、試験用終端手段10
5の出力を収容し、その信号フォーマットを交換機10
1への入力点での信号フォーマットに変換し、その変換
された信号を再び交換機101に入力させる。試験時に
は、この部分を介して端末間で発着信試験が行われるこ
とにより、特に、他局から発着信試験が行われる場合
に、発着信試験の全ての制御を一方の局のみから行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル加入者線レ
ベルで発着信試験を行うための試験方式に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な情報を統合的に扱うことのできる
ISDN(サービス総合ディジタル網)では、例えば、
個人加入者等の通常の加入者に対応する基本インタフェ
ースとして、各伝送速度が64kbit/sの2本の情報チャ
ネルBと、伝送速度が16kbit/sの1本の信号チャネル
Dからなる2B+Dの構造を有するディジタル加入者線
が提供される。即ち、基本インタフェースの例では、加
入者は、3つの情報チャネルを使用することができ、旧
来のアナログ電話網に比較してはるかに大容量かつ多様
なインタフェースを提供することができる。
【0003】ここで、高い通信品質を確保するために
は、非運用時のみならず運用時においても、ディジタル
加入者線レベルで発着信試験を随時行う必要がある。図
10に、ディジタル加入者線レベルで発着信試験を行う
ための第1の従来例の構成を示す。この従来例は、交換
機側からディジタル加入者線に向けて発着信試験が行わ
れる場合の例である。
【0004】例えば、任意の局Aの交換機(NW)10
01と任意の局BのNW1002が、トランク(DT)
1003と1004により中継線1014で接続されて
いるとする。局BのNW1002には、例えば局側網終
端装置(DLC)1005を介してディジタル加入者線
915が接続され、ディジタル加入者線915には、宅
内側網終端装置(NT)1006を介して特には図示し
ない加入者端末が接続される。
【0005】この状態で、例えば局Aを試験制御局、局
Bを被試験局として、試験制御局Aと被試験局Bとの間
でディジタル加入者線レベルで発着信試験が行われると
する。
【0006】この場合には、試験制御局A内に、ディジ
タル電話機又はアナログ電話機等の試験発呼用の端末1
007と、試験コマンドを投入するための試験制御用コ
ンソール1008が接続される。
【0007】一方、被試験局B側には、着信試験専用の
試験器1009、NT1010及びディジタル電話等の
端末(D−TEL)1011が用意される。試験時に
は、まず、試験制御局A内の試験制御用コンソール10
08から試験コマンドが投入される。これにより、DL
C1005内の制御部1012がユニバーサルアクセス
リレー1013を制御し、この結果、NW1002とデ
ィジタル加入者線915との接続が、NW1002と試
験器1009との接続に切り替わる。
【0008】次に、試験制御局A内の端末1007か
ら、DLC1005の配下の端末に着信するような発呼
が行われる。この発呼に対して、試験制御局A及び被試
験局Bにおいて通常の呼制御が行われることにより、端
末1007からの呼が被試験局Bに接続された専用の端
末1011に着信すれば、端末1007と1011間で
正常な発着信動作が行われたことになる。
【0009】ここで、U点は、NTとDLCとの間の接
続に関するインタフェースの規定点である。また、S/
T点は、加入者側(宅内)の端末とNTとの接続に関す
るインタフェースの規定点であり、この規定点はCCI
TT(国際電信電話諮問委員会)のIシリーズ勧告によ
って標準化されている。
【0010】図11に、ディジタル加入者線レベルで発
着信試験を行うための第2の従来例の構成を示す。この
従来例は、1つのディジタル加入者線上の宅内側のNT
と局側のDLCとの間で発着信試験が行われる場合の例
である。
【0011】任意の局のNW1101には、DLC11
02−1〜1102−Nを介してディジタル加入者線1
105−1〜1105−Nが収容され、各ディジタル加
入者線1105−1〜1105−Nには、NT1103
−1〜1103−Nを介して宅内の端末1104−1〜
1104−Nが接続される。
【0012】上述の構成で、任意のディジタル加入者線
1105−i(1≦i≦N)上のDLC1102−iと
NT1103−iとの間で発着信試験が行われるとす
る。この場合には、まず、NW1101に加入者線試験
装置(TEST)1106が接続される。そして、加入
者線試験装置1106が、DLC1102−iとNT1
103−iに対して試験コマンドを送ることにより、加
入者線試験装置1106の制御下でDLC1102−i
とNT1103−iの間の発着信試験が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ここで、交換機側から
ディジタル加入者線に向けて発着信試験が行われる場合
の従来例である図10の第1の従来例においては、試験
時に、試験制御局Aに対向する被試験局B内に、S/T
点のインタフェース条件を満たす専用の端末1011を
用意する必要がある。そして、試験時には、試験制御局
Aでは、端末1007からの発呼毎に、被試験局Bに対
して端末1011で正常な着信が行われたかどうかを確
認しなければならない。
【0014】従って、試験制御局A側だけでなく被試験
局B側にも保守要員を配置する必要が生じ、特に試験対
象が非常に多いような場合には、互いに離れている試験
制御局Aと被試験局Bとの間の確認動作が頻繁に必要で
あるなど、発着信試験に対する負担が大きくなってしま
うという問題点を有している。
【0015】一方、1つのディジタル加入者線上の宅内
側のNTと局側のDLCとの間で発着信試験が行われる
場合の従来例である図11の第2の従来例においては、
各ディジタル加入者線1105−1〜1105−Nに対
する各発着信試験は、必ずNW1101に接続された加
入者線試験装置1106から起動しなければならない。
このため、特に試験対象となるディジタル加入者線が非
常に多いような場合には、加入者線試験装置1106が
同時に多数のディジタル加入者線に対して発着信試験を
行うのが困難になるなど、第1の従来例の場合と同様、
発着信試験に対する負担が大きくなってしまうという問
題点を有している。
【0016】本発明は、発着信試験に対する負担を小さ
くすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第1の
態様の原理図である。第1の態様は、交換機101側か
らディジタル加入者線102が収容される局側網終端装
置103に対して発着信試験を行う発着信試験方式を前
提とする。このような構成が実現される網は、例えばI
SDN(サービス総合ディジタル網)である。
【0018】図1において、試験用終端手段105は、
発着信試験時に、局側網終端装置103に接続され、デ
ィジタル加入者線102に接続される宅内側網終端装置
104と同じインタフェースを行う。
【0019】試験用帰還手段106は、試験用終端手段
105の出力を収容し、その信号フォーマットを交換機
101への入力点での信号フォーマットに変換し、その
変換された信号を再び交換機101に入力させる。
【0020】以上のような第1の態様の構成の下で、同
一局内又は異なる局の交換機に接続された第1の端末1
07から発せられた呼が、局側網終端装置103、試験
用終端手段105及び試験用帰還手段106を介して、
同一局内又は異なる局の交換機に接続された第2の端末
108へ正常に着信するか否かが確認されることによ
り、同一局内又は異なる局の交換機側からディジタル加
入者線102が収容される局側網終端装置103に対し
て発着信試験が行われる。
【0021】次に、図2は、本発明の第2の態様の原理
図である。第2の態様は、上述した第1の態様の場合と
同様の発着信試験方式を前提とする。図2において、試
験用終端手段105は、図1の第1の態様のものと同様
である。
【0022】ターミナルアダプタ手段109は、試験用
終端手段105の出力を収容し、その信号フォーマット
をアナログ端末のインタフェース条件に従った信号フォ
ーマットに変換し、その変換された信号を交換機101
等に標準的に設置されているアナログ加入者用網終端装
置110を介して再び交換機101に入力させる。
【0023】以上のような第2の態様の構成の下で、同
一局内又は異なる局の交換機に接続された第1の端末1
11から発せられた呼が、局側網終端装置103、試験
用終端手段105、ターミナルアダプタ手段109及び
アナログ加入者用網終端装置110を介して、同一局内
又は異なる局の交換機に接続された第2の端末112へ
正常に着信するか否かが確認されることにより、同一局
内又は異なる局の交換機側からディジタル加入者線10
2が収容される局側網終端装置103に対して発着信試
験が行われる。
【0024】続いて、図3は、本発明の第3の態様の原
理図である。第3の態様は、ディジタル加入者線113
を終端する局側網終端装置114と宅内側網終端装置1
15との間で発着信試験を行う発着信試験方式を前提と
する。
【0025】そして、まず、宅内側網終端装置115内
に、次のような試験起動手段116、試験要求通知手段
117及び試験結果表示手段118を有する。即ち、試
験起動手段116は、局側網終端装置114に対して発
着信試験の要求を行う。
【0026】試験要求通知手段117は、試験起動手段
116からの発着信試験の要求を局側網終端装置114
に通知する。試験結果表示手段118は、局側網終端装
置114からの試験結果の通知を受信し、その通知に基
づいて試験結果を表示する。
【0027】次に、局側網終端装置114内に、次のよ
うな試験実行手段119及び試験結果通知手段120を
有する。即ち、試験実行手段119は、宅内側網終端装
置115からの発着信試験の要求の通知を受信し、その
通知に基づいて宅内側網終端装置115との間で発着信
試験を行う。
【0028】試験結果通知手段120は、試験実行手段
119による試験結果を宅内側網終端装置115に通知
する。
【0029】
【作用】図1の本発明の第1の態様において発着信試験
が行われる場合、まず、特には図示しない試験制御用コ
ンソールから試験コマンドが投入などされることによっ
て、局側網終端装置103内の特には図示しない例えば
ユニバーサルアクセスリレーによって、交換機101と
ディジタル加入者線102との接続が、交換機101と
試験用終端手段105との接続に切り替わる。
【0030】同一局内又は異なる局の交換機に接続され
た第1の端末107から発呼が行われる。この発呼に対
して、通常の呼制御が行われることにより、発せられた
呼が局側網終端装置103、試験用終端手段105及び
試験用帰還手段106を介して、同一局内又は異なる局
の交換機に接続された第2の端末108へ正常に着信す
れば、正常な発着信動作が行われたことになる。
【0031】これにより、保守者1人で交換機101側
から局側網終端装置103を含むディジタル加入者線レ
ベルでの発着信試験を簡単に行うことができる。特に、
局側網終端装置103が含まれる局と異なる局から発着
信試験が行われる場合には、発着信試験の全ての制御
は、一方の局のみから行うことができる。これにより、
一方の局内の保守者1人で他方の局内の局側網終端装置
103内を含むディジタル加入者線レベルでの発着信試
験を簡単に行うことができる。
【0032】次に、図2の本発明の第2の態様では、第
1の態様の試験用帰還手段106の代わりに、試験用終
端手段105の出力を収容し、その信号フォーマットを
アナログ端末のインタフェース条件に従った信号フォー
マットに変換するターミナルアダプタ手段109が設置
される。同手段は、例えばISDNと既存のアナログ端
末とを接続する装置として一般に市販されている。そし
て、このターミナルアダプタ手段109の出力は、交換
機101等に標準的に設置されているアナログ加入者用
網終端装置110を介して再び交換機101に入力され
る。
【0033】以上の構成により、第1の態様の場合と全
く同様の制御動作に基づいて、発着信試験を行うことが
できる。しかも、第2の態様では、図1の試験用帰還手
段106のような専用の回路を開発する必要がなく、発
着信試験に必要な設備コストを低減させることが可能と
なる。
【0034】図3の本発明の第3の態様は、ディジタル
加入者線113を終端する局側網終端装置114と宅内
側網終端装置115との間で発着信試験を行う発着信試
験方式に関する態様である。
【0035】第3の態様において発着信試験が行われる
場合、まず、宅内側網終端装置115内の試験起動手段
116が発着信試験の要求を行う。これにより、試験要
求通知手段117が自律的に制御動作を開始し、宅内側
網終端装置115と局側網終端装置114の間のリンク
を確立し、その後、例えばディジタル加入者線113上
のフレームフォーマットにおけるCチャネルを使用し
て、発着信試験の要求を局側網終端装置114に通知す
る。
【0036】局側網終端装置114では、試験実行手段
119において上述の発着信試験の要求の通知を受信
し、その通知に基づいて宅内側網終端装置115との間
で発着信試験を行う。
【0037】試験結果通知手段120は、試験実行手段
119による試験結果を宅内側網終端装置115に通知
する。これにより、宅内側網終端装置115内の試験結
果表示手段118は、局側網終端装置114からの試験
結果の通知を受信し、その通知に基づいて試験結果を表
示する。
【0038】以上のように、第3の態様における局側網
終端装置114と宅内側網終端装置115の間の発着信
試験は、宅内側網終端装置115からの起動により局側
網終端装置114を中心として行われ、交換機側の上位
の制御装置等は何ら関与せずに実行可能である。従っ
て、運用中の局においても他の加入者等に影響を与えず
に発着信試験を行うことが可能となる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。第1の実施例の説明 図4は、本発明の第1の実施例の構成図である。本実施
例は、同一局内の交換機側からディジタル加入者線に向
けて発着信試験が行われる場合の例である。
【0040】交換機(NW)401には、局側網終端装
置(DLC)402を介してディジタル加入者線412
が接続され、ディジタル加入者線412には、宅内側網
終端装置(NT)403を介して特には図示しない加入
者端末が接続される。
【0041】この状態で、NW401側からDLC40
2に対してディジタル加入者線レベルで発着信試験が行
われるとする。この場合には、NW401に、ディジタ
ル電話機又はアナログ電話機等の試験発呼用の端末40
4と着呼用の端末405とが接続され、また、試験コマ
ンドを投入するための試験制御用コンソール406が接
続される。
【0042】一方、DLC402には、NT408と制
御部409とから構成される試験器407が接続され
る。NT408は、NT403と同様の構成を有する。
制御部409は、S/T点のインタフェース条件が必要
なNT408の出力を収容し、その信号フォーマットを
NW401への入力点での信号フォーマットに変換し、
変換された信号を再びNW401に入力させる。
【0043】以上の構成を有する第1の実施例において
発着信試験が行われる場合、まず、試験制御用コンソー
ル406から試験コマンドが投入される。これにより、
DLC402内の制御部410がユニバーサルアクセス
リレー411を制御し、この結果、NW401とディジ
タル加入者線412との接続が、NW401と試験器4
07との接続に切り替わる。
【0044】次に、端末404から、端末405に着信
するような発呼が行われる。この発呼に対して、通常の
呼制御が行われることにより、端末404からの呼が端
末405に着信すれば、DLC402を含む端末404
と405間で正常な発着信動作が行われたことになる。
【0045】ここで、ISDN端末においては、2本の
B回線を使用することが可能なため、例えば端末404
と端末405を1台の端末で共用することが可能であ
る。これにより、保守者1人でNW401側からDLC
402を含むディジタル加入者線レベルでの発着信試験
を簡単に行うことができる。第2の実施例の説明 図5は、本発明の第2の実施例の構成図である。本実施
例は、任意の局である試験制御局Aから他の任意の局で
ある被試験局Bに収容されるディジタル加入者線に向け
て発着信試験が行われる場合の例である。
【0046】図5において、図4と同じ番号が付された
部分は、図4の第1の実施例の場合と同じ機能を有す
る。図4と図5を比較するとわかるように、端末40
4、405及び試験制御用コンソール406を終了する
交換機と、DLC402、試験器407を収容する交換
機が、図5のNW401−A、401−Bのように異な
っており、NW401−AとNW401−Bは、トラン
ク(DT)501と502により中継線503で接続さ
れている。
【0047】以上の構成を有する第2の実施例において
発着信試験が行われる場合の動作図図4の第1の従来例
の場合とほとんど同じである。即ち、まず、試験制御局
A内の試験制御用コンソール406から試験コマンドが
投入される。これにより、被試験局B内のDLC402
内の制御部410がユニバーサルアクセスリレー411
を制御し、この結果、NW401−Bとディジタル加入
者線412との接続が、NW401−Bと試験器407
との接続に切り替わる。
【0048】次に、試験制御局A内の端末404から、
端末405に着信するような発呼が行われる。この発呼
に対して、試験制御局Aと被試験局B内で通常の呼制御
が行われることにより、端末404からの呼が端末40
5に着信すれば、被試験局B内のDLC402を含む試
験制御局A内の端末404と405間で正常な発着信動
作が行われたことになる。
【0049】以上の説明からわかるように、発着信試験
の全ての制御は、試験制御局A側のみから行うことがで
きる。これにより、試験制御局A内の保守者1人で被試
験局B内のDLC402を含むディジタル加入者線レベ
ルでの発着信試験を簡単に行うことができる。
【0050】なお、複数のDLC402と何台かの試験
器407との接続を試験制御用コンソール406からの
試験コマンドにより自動的に行うような機構が用意され
ることにより、被試験局B内の複数のDLC402に対
する発着信試験も、試験制御局Aからの完全な遠隔操作
により行うことができる。第3の実施例の説明 図6は、本発明の第3の実施例の構成図である。本実施
例は、第1の実施例の場合と同様、同一局内の交換機側
からディジタル加入者線に向けて発着信試験が行われる
場合の例である。
【0051】図6において、図4と同じ番号が付された
部分は、図4の第1の実施例の場合と同じ機能を有す
る。図6の第3の実施例が図4の第1の実施例と異なる
のは、試験器407の部分の構成である。
【0052】即ち、図4の第1の実施例では、試験時に
DLC402に接続される試験器407には、NT40
8のほか、S/T点のインタフェース条件が必要なNT
408の出力を収容し、その信号フォーマットをNW4
01への入力点での信号フォーマットに変換する制御部
409が設けられている。これに対して、図6の第3の
実施例では、NT408には、図4の制御部409の代
わりに、ターミナルアダプタ601(TA)が接続され
る。
【0053】このターミナルアダプタ601は、S/T
点のインタフェース条件が必要なNT408の出力を収
容し、その信号フォーマットを、既存のアナログインタ
フェース(CCITTのX.21勧告等)であるR点の
インタフェース条件の信号フォーマットに変換して出力
する機能を有すると共に、ISDNと既存のアナログ端
末とを接続するアナログポートを持つ装置として一般に
市販されている。
【0054】上述のターミナルアダプタ601が設けら
れることにより、同アダプタからのアナログ信号出力
は、通常のISDN交換機に標準的に設置されているア
ナログ加入者用網終端装置(SLC)602を介してN
W401に再び入力される。尚、R点を用いてNW4と
のインタフェース回路を作ればTA(R点)からNW4
へのインタフェースが可能となる。
【0055】以上の構成により、第1の実施例の場合と
全く同様の制御動作に基づいて、DLC402を含む端
末404と405間で発着信試験を行うことができる。
しかも、本実施例では、図4の第1の実施例における制
御部409のように、専用の回路を開発する必要がなく
なり、発着信試験に必要な設備コストを低減させること
が可能となる。第4の実施例の説明 図7は、本発明の第4の実施例の構成図である。本実施
例は、第2の実施例と同様、任意の局である試験制御局
Aから他の任意の局である被試験局Bに収容されるディ
ジタル加入者線に向けて発着信試験が行われる場合の例
である。
【0056】そして、第3の実施例と同様、NT408
には、制御部409の代わりに既存のターミナルアダプ
タ601が接続され、同アダプタからのアナログ信号出
力は、通常のISDN交換機に標準的に設置されている
SLC602を介してNW401−Bに再び入力され
る。尚、R点を用いてNW4との接続する為のR点イン
タフェース回路を作れば、TA(R点)からNW4への
インタフェースが可能となる。
【0057】図7において、図5又は図6と同じ番号が
付された部分は、図5の第2の実施例又は第5の第3の
実施例の場合と同じ機能を有する。以上の構成により、
第2の実施例の場合と同様、発着信試験の全ての制御を
試験制御局A側のみから行うことができると同時に、制
御部409のような専用の回路を開発する必要がなくな
り、発着信試験に必要な設備コストを低減させることが
可能となる。第5の実施例の説明 図8は、本発明の第5の実施例の構成図である。本実施
例は、1つのディジタル加入者線上の宅内側のNTと局
側のDLCとの間で発着信試験が行われる場合の例であ
る。
【0058】任意の局のNW801には、DLC802
を介してディジタル加入者線804が収容され、ディジ
タル加入者線804には、NT803を介して宅内の特
には図示しない端末が接続される。なお、このようなD
LCとディジタル加入者線とNTからなる構成は、特に
は図示しないが、各加入者毎に設置され、それぞれNW
801に接続されている。
【0059】NT803には、ディジタル加入者線伝送
を行うためのデータ伝送部805に加えて、発着信試験
の起動及び試験結果の表示を制御する試験制御部806
が設置される。
【0060】また、DLC802にも、ディジタル加入
者線伝送を行うためのデータ伝送部807に加えて、発
着信試験の起動及び試験結果の表示を制御する試験制御
部808が設置される。
【0061】上述の構成で、ディジタル加入者線804
上のDLC802とNT803との間で発着信試験が行
われるとする。ディジタル加入者線伝送方式では、DL
C802とNT803の間では、所定のフレームフォー
マットに従ってデータの送受信が行われる。このフレー
ムフォーマットを図9に示す。図9のように、2B+D
のチャネル構造を有するユーザデータUは、フレームを
区別するフラグFにはさまれて伝送される。
【0062】ここで、制御用のコントロールチャネルで
あるCチャネルは、DLC802とNT803の間の制
御データの送受信に使用される。そこで、本実施例で
は、このCチャネルを使用して、発着信試験の起動及び
その結果の通知が行われる。
【0063】まず、試験の起動は、NT803より、特
には図示しないディップスイッチなどで行われる。これ
により、NT803内の試験制御部806が自律的に制
御動作を開始し、DLC802とNT803の間のリン
クを確立する。このリンク確立により両終端装置間の通
信が可能となる。
【0064】上述のリンク確立後、NT803内の試験
制御部806は、CチャネルによりDLC802に対し
て試験の要求を行う。DLC802では、まず、データ
伝送部807においてCチャネルデータが取り出され、
試験制御部808において同データの解析が行われるこ
とにより、上述の試験要求が認識される。
【0065】この結果、試験制御部808の制御下で、
NT803内のデータ伝送部805、ディジタル加入者
線804及びDLC802内のデータ伝送部807間の
発着信試験が行われる。
【0066】具体的な試験の内容は、DLC802−
NT803間のリンク立ち上げ手順の正常性の確認、
DLC802−NT803間のCチャネルデータの送受
信機能の確認、NT803でのループバックによるデ
ータのパターンチェック、DLC802−NT803
間のリンク立ち下げ手順の正常性の確認等である。
【0067】試験制御部808による上記発着信試験の
結果は、Cチャネルを使用してNT803内の試験制御
部806に通知される。これにより、試験制御部806
が、特には図示しないLED等によって試験結果を表示
する。
【0068】以上のように、DLC802とNT803
の間の発着信試験は、NT803からの起動によりDL
C802を中心として行われ、NW801側の上位の制
御装置等は何ら関与せずに実行可能である。従って、運
用中の局においても他の加入者等に影響を与えずにDL
C802とNT803の間の発着信試験を行うことが可
能となる。
【0069】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、保守者1
人で交換機側から局側網終端装置を含むディジタル加入
者線レベルでの発着信試験を簡単に行うことができる。
【0070】特に、局側網終端装置が含まれる局と異な
る局から発着信試験が行われる場合には、発着信試験の
全ての制御は、一方の局のみから行うことができる。こ
れにより、一方の局内の保守者1人で他方の局内の局側
網終端装置内を含むディジタル加入者線レベルでの発着
信試験を簡単に行うことができる。
【0071】本発明の第2の態様によれば、第1の態様
の場合と全く同様の制御動作に基づいて、発着信試験を
行うことができ、かつ、第1の態様における試験用帰還
手段の代わりに一般に市販されているターミナルアダプ
タ手段を使用できるため、発着信試験に必要な設備コス
トを低減させることが可能となる。
【0072】本発明の第3の態様によれば、局側網終端
装置と宅内側網終端装置の間の発着信試験を、宅内側網
終端装置からの起動により局側網終端装置を中心として
行うことができ、交換機側の上位の制御装置等は何ら関
与せずに実行可能である。従って、運用中の局において
も他の加入者等に影響を与えずに発着信試験を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様の原理図である。
【図2】本発明の第2の態様の原理図である。
【図3】本発明の第3の態様の原理図である。
【図4】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図8】本発明の第5の実施例の構成図である。
【図9】第5の実施例におけるデータフォーマットを示
した図である。
【図10】第1の従来例の構成図である。
【図11】第2の従来例の構成図である。
【符号の説明】
101 交換機 102、113 ディジタル加入者線 103、114 局側網終端装置 104、115 宅内側網終端装置 105 試験用終端手段 106 試験用帰還手段 107、111 第1の端末 108、112 第2の端末 109 ターミナルアダプタ手段 110 アナログ加入者用網終端装置 116 試験起動手段 117 試験要求通知手段 118 試験結果表示手段 119 試験実行手段 120 試験結果通知手段
フロントページの続き (72)発明者 藤原 健司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機(101)側からディジタル加入
    者線(102)が収容される局側網終端装置(103)
    に対して発着信試験を行う発着信試験方式において、 発着信試験時に、前記局側網終端装置(103)に接続
    され、前記ディジタル加入者線(102)に接続される
    宅内側網終端装置(104)と同じインタフェースを行
    う試験用終端手段(105)と、 該試験用終端手段の出力を収容し、その信号フォーマッ
    トを前記交換機(101)への入力点での信号フォーマ
    ットに変換し、その変換された信号を再び前記交換機
    (101)に入力させる試験用帰還手段(106)と、 を有することを特徴とするディジタル加入者線における
    発着信試験方式。
  2. 【請求項2】 同一局内又は異なる局の交換機に接続さ
    れた第1の端末(107)から発せられた呼が、前記局
    側網終端装置(103)、前記試験用終端手段(10
    5)及び前記試験用帰還手段(106)を介して、同一
    局内又は異なる局の交換機に接続された第2の端末(1
    08)へ正常に着信するか否かを確認することにより、
    同一局内又は異なる局の交換機側から前記ディジタル加
    入者線(102)が収容される局側網終端装置(10
    3)に対して発着信試験を行う、 ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル加入者線
    における発着信試験方式。
  3. 【請求項3】 交換機(101)側からディジタル加入
    者線(102)が収容される局側網終端装置(103)
    に対して発着信試験を行う発着信試験方式において、 発着信試験時に、前記局側網終端装置(103)に接続
    され、前記ディジタル加入者線(102)に接続される
    宅内側網終端装置(104)と同じインタフェースを行
    う試験用終端手段(105)と、 該試験用終端手段の出力を収容し、その信号フォーマッ
    トをアナログ端末のインタフェース条件に従った信号フ
    ォーマットに変換し、その変換された信号をアナログ加
    入者用網終端装置(110)を介して再び前記交換機
    (101)に入力させるターミナルアダプタ手段(10
    9)と、 を有することを特徴とするディジタル加入者線における
    発着信試験方式。
  4. 【請求項4】 同一局内又は異なる局の交換機に接続さ
    れた第1の端末(111)から発せられた呼が、前記局
    側網終端装置(103)、前記試験用終端手段(10
    5)、前記ターミナルアダプタ手段(109)及び前記
    アナログ加入者用網終端装置(110)を介して、同一
    局内又は異なる局の交換機に接続された第2の端末(1
    12)へ正常に着信するか否かを確認することにより、
    同一局内又は異なる局の交換機側から前記ディジタル加
    入者線(102)が収容される局側網終端装置(10
    3)に対して発着信試験を行う、 ことを特徴とする請求項3に記載のディジタル加入者線
    における発着信試験方式。
  5. 【請求項5】 ディジタル加入者線(113)を終端す
    る局側網終端装置(114)と宅内側網終端装置(11
    5)との間で発着信試験を行う発着信試験方式におい
    て、 前記宅内側網終端装置(115)内に、 前記局側網終端装置(114)に対して発着信試験の要
    求を行う試験起動手段(116)と、 該試験起動手段からの前記発着信試験の要求を前記局側
    網終端装置(114)に通知する試験要求通知手段(1
    17)と、 前記局側網終端装置(114)からの試験結果の通知を
    受信し、該通知に基づいて試験結果を表示する試験結果
    表示手段(118)と、 を有し、 前記局側網終端装置(114)内に、 前記宅内側網終端装置(115)からの前記発着信試験
    の要求の通知を受信し、該通知に基づいて前記宅内側網
    終端装置(115)との間で発着信試験を行う試験実行
    手段(119)と、 該試験実行手段による試験結果を前記宅内側網終端装置
    (115)に通知する試験結果通知手段(120)と、 を有する、 ことを特徴とするディジタル加入者線における発着信試
    験方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337670B1 (ko) * 2000-01-11 2002-05-22 윤종용 구내교환기의 가입자 호기능 시험 장치

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Effective date: 19991012