JP2000081729A - 電子写真用トナ―バインダ― - Google Patents

電子写真用トナ―バインダ―

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JP2000081729A
JP2000081729A JP18414399A JP18414399A JP2000081729A JP 2000081729 A JP2000081729 A JP 2000081729A JP 18414399 A JP18414399 A JP 18414399A JP 18414399 A JP18414399 A JP 18414399A JP 2000081729 A JP2000081729 A JP 2000081729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー化した際に、耐熱保存性および低温定
着性が良好で、ホットオフセット発生温度が高く、かつ
画像性に優れるトナーバインダーを提供する。 【解決手段】 カルボキシル基を有するスチレン−アク
リル系樹脂(A)とカルボキシル基と反応する官能基
(b)を有するスチレン系樹脂またはスチレン−アクリ
ル系樹脂(B)とからなる電子写真用トナーバインダー
において、(A)は重量平均分子量が20万〜200万
である高分子量体(C)と重量平均分子量が3000〜
50000である低分子量体(D)からなり、(C)の
酸価は10より小さく、(D)の酸価が(C)の酸価の
1/3以下である電子写真用トナーバインダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーバ
インダーに関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の乾式トナーによる電子写真用プロ
セスでは紙等の上に転写されたトナーを定着するため
に、接触加熱型定着器(ヒートロールを用いる方法、加
熱体と紙等の間にフィルムまたはベルトを介する方法
(例えば特開平4−70688号公報および特開平4−
12558号公報)が広く採用されている。この方法で
は、定着下限温度(以下MFTと略す)は低いことが望
ましく(低温定着性)、また、ヒートロール表面、フィ
ルムまたはベルトへのホットオフセットが発生する温度
(以下HOTと略す)は高いことが望ましい(耐ホット
オフセット性)。また、鮮明な画像を得るためには、摩
擦帯電量の高いトナーが好ましい(帯電特性)。
【0003】従来、この乾式トナーのバインダー成分と
して、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が一般に使用さ
れ、中でも粉砕性、帯電性等の性能と、コストの点から
ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂が、広
く使用されている。低温定着性、耐ホットオフセット
性、を満足させるためには、樹脂の分子量分布を広くす
ることにより改良する方法が多く提案されている。分子
量分布を広げる方法としては、ビニル系樹脂では、ビニ
ル系架橋剤を使用する方法(特開昭61−215558
号公報、特開昭63−44665号公報、特開昭63−
223014号公報、特開平4−202307号公報)
や、分子量分布において、高分子部分と低分子部分に2
つのピークを有するバインダー(特公昭63−3218
0号、特公昭63−32382号公報)あるいは、カル
ボキシル基含有ビニル樹脂をグリシジル化合物で架橋さ
せたバインダー(特開平6−11890号公報、特開平
6−222612号公報)などが提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、単に架橋構造を含有するバインダーや、単に高分子
量体と低分子量体からなるバインダーでは、トナー化工
程の混練で、架橋部分や、高分子部分が激しく分子切断
され、トナーの溶融弾性が低くなりやすいため、耐ホッ
トオフセット性を維持するために、架橋成分や高分子量
体成分を多く使用することになり、樹脂の溶融粘度が上
がり、トナーの低温定着性が不充分となる。また、ポリ
マー中の官能基の反応を利用して架橋させる従来の方法
では、HOTを上げるために、官能基量を増やし、バイ
ンダーの架橋度を上げると、極性基の量が増え、バイン
ダーの帯電特性が不十分となる。以上のように従来の技
術では、近年のコピー機やファクシミリ、プリンタの高
画質を求められる要望や、ハードの高速化、小型化に伴
う、より耐ホットオフセット性、より低温定着性を求め
る動向に充分に対応できているとは言いがたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するものであって、トナー化した際に帯電特性に優れ
るトナーバインダーであり、かつ従来より、ホットオフ
セット発生温度が高く、かつ低温定着性に優れるトナー
バインダーを得ることを目的に鋭意検討した結果本発明
に到達した。すなわち、本発明はカルボキシル基を有す
るスチレン−アクリル系樹脂(A)とカルボキシル基と
反応する官能基(b)を有するスチレン系樹脂またはス
チレン−アクリル系樹脂(B)とからなる電子写真用ト
ナーバインダーにおいて、(A)は重量平均分子量が2
0万〜200万である高分子量体(C)と重量平均分子
量が3000〜50000である低分子量体(D)から
なり、(C)の酸価は10より小さく、(D)の酸価が
(C)の酸価の1/3以下である電子写真用トナーバイ
ンダーである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。本発明
のカルボキシル基を有するスチレン−アクリル系樹脂
(A)を得る方法としてはカルボキシル基を有するビニ
ルモノマーをスチレン系モノマーおよびアクリル系モノ
マーと共重合する方法が好ましい。カルボキシル基を有
するビニルモノマーとしては例えば(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、フマール酸、ケイヒ酸、マレイン酸モ
ノブチルなど不飽和二塩基酸のモノエステルなどが挙げ
られる。これらの中で好ましいのは(メタ)アクリル
酸、マレイン酸モノブチルである。
【0007】カルボキシル基を有するスチレン−アクリ
ル系樹脂(A)に用いるスチレン系モノマーとしては、
スチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−ヒドロキシスチレン、p−アセトキシスチレン
等が挙げられる。アクリル系モノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アク
リル酸ステアリルなどの、アルキル基の炭素数が1〜1
8のアルキル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
またバインダーの弾性を上げるために、ジビニルベンゼ
ン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジビニルトル
エンなどのジビニル化合物を0.00001〜0.01
mol%使用するのが好ましい。更に好ましくは、0.
00005〜0.001mol%である。また、これら
のスチレン系モノマー、アクリル系モノマー以外のその
他のビニル系モノマーを共重合させても良い。その他の
ビニル系モノマーとしては、酢酸ビニルなどのビニルエ
ステル類;ビニルエチルエーテルなどのビニルエーテル
類;α−オレフィン、イソプレン、ブタジエンなどの脂
肪族炭化水素系ビニル;(メタ)アクリロニトリルなど
が挙げられる。
【0008】スチレン−アクリル系樹脂(A)は高分子
量体(C)と低分子量体(D)からなり、(C)の重量
平均分子量は20万〜200万であり、好ましくは30
万〜180万、更に好ましくは40万〜150万であ
る。重量平均分子量が20万より小さいとトナーにした
時のHOTが低下する。重量平均分子量が200万を超
えるとトナーにした時のMFTが高くなる。(C)のガ
ラス転移点は通常40℃〜80℃である。(C)の酸価
は10より小さく、好ましくは9.5〜0.05、更に
好ましくは9〜0.1である。(C)の酸価が10より
大きいと帯電特性が悪化する。
【0009】(C)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。重合開始剤としては、特に限定されないが、例え
ば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロ
ニトリルなどのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイドなどの過酸化物系開
始剤;2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキ
シシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレ
ートなどの1分子内に2つ以上のパーオキシド基を有す
る多官能性重合開始剤;ジアリルパーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネートなどの
1分子内に1つ以上のパーオキシド基と1つ以上の重合
性不飽和基を有する多官能性重合開始剤などが挙げられ
る。これらのうち、好ましいのは多官能性重合開始剤で
ある。
【0010】(C)を溶液重合によって得る場合の溶剤
としては、特に限定されないが、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶剤、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、メチルエチルケトンなどが挙げ
られる。好ましくは、ジメチルホルムアミド、キシレ
ン、トルエンである。
【0011】また(C)を懸濁重合によって得る場合、
炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機塩系分散
剤、ポリビニルアルコール、メチル化セルロースなどの
有機系分散剤を用いて水中で重合することができる。重
合温度は通常50〜160℃、好ましくは60〜140
℃である。重合中の雰囲気は窒素のような不活性ガスの
存在下で行うことが好ましい。
【0012】低分子量体(D)の重量平均分子量は30
00〜50000であり、好ましくは3500〜400
00、更に好ましくは4000〜30000である。重
量平均分子量が3000より小さいとトナーにした時の
耐熱保存性が低下する。重量平均分子量が50000を
超えるとトナーにした時のMFTが高くなる。(D)の
ガラス転移点は通常40℃〜80℃である。(D)の酸
価は(C)の酸価の1/3以下である。好ましくは1/
5以下、更に好ましくは1/10以下である。1/3を
越えるとトナーにした時に帯電特性が悪くなる。またH
OTも低下する。
【0013】(D)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。これらのうち、好ましいのは溶液重合である。
(D)を溶液重合で重合する場合、前記記載の溶液重合
の方法で重合できる。(D)を重合する際の重合開始剤
としては、特に限定されないが、前記記載の重合開始剤
が挙げられる。これらの中で好ましいのは、単官能開始
剤である。
【0014】(A)の高分子量体(C)と低分子量体
(D)の重量比率は通常70/30〜5/95である。
好ましくは60/40〜10/90である。更に好まし
くは50/50〜20/80である。(A)のガラス転
移点(Tg)は、トナーにした時の耐熱保存性及びトナ
ーにした時のMFTの観点から、通常40〜80℃であ
り、好ましくは50〜70℃である。(A)の酸価は、
帯電特性の面から通常0.01〜7である。好ましくは
0.05〜5であり、更に好ましくは0.1〜4であ
る。
【0015】カルボキシル基と反応する官能基(b)は
グリシジル基、オキサゾリン基、イソシアネート基、ア
ミノ基などが挙げられる。これらの中で好ましいのはグ
リシジル基である。本発明のスチレン系樹脂、またはス
チレン−アクリル系樹脂(B)に、反応性官能基(b)
を導入する方法は前記記載の(A)にカルボキシル基を
導入する場合と同様に反応性官能基(b)を有するビニ
ルモノマーとスチレン系モノマーまたはスチレン系モノ
マーとアクリル系モノマーを共重合させることにより得
ることができる。グリシジル基を有するビニルモノマー
としては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸β−メチルグリシジル、アリルグリシジ
ルエーテルなどが挙げられる。これらの中で好ましいの
は(メタ)アクリル酸グリシジルである。イソシアネー
ト基を有するビニルモノマーとしては、例えばm−イソ
プロペニル−α、α−ジメチルベンジルイソシアネー
ト、メタクリロイルイソシアネート、2−イソシアネー
トエチルメタクリレートなどが挙げられる。これらの中
で好ましいのはm−イソプロペニル−α、α−ジメチル
ベンジルイソシアネートである。オキサゾリン基を有す
るビニルモノマーとしては2−ビニル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−ビニ
ル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−
メチル−2−オキサゾリンなどが挙げられる。これらの
なかで好ましいのは2−イソプロペニル−2−オキサゾ
リンである。アミノ基を有するビニルモノマーとして
は、例えばアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、4−ビニルピリジン、2
−ビニルピリジンなどが挙げられる。これらの中で好ま
しいのは3級アミノ基含有(メタ)アクリレートであ
る。(b)を有するモノマーと共重合させるモノマーは
前記記載のスチレン系モノマー、アクリル系モノマー、
その他のビニルモノマーなどが挙げられる。この中で好
ましいのは、スチレン、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
トなどの、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキル
(メタ)アクリレートである。
【0016】(B)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。これらのうち、好ましいのは溶液重合である。
(B)を溶液重合で重合する場合、前記記載の溶液重合
の方法で重合できる。(B)を重合する際の重合開始剤
としては、特に限定されないが、前記記載の重合開始剤
が挙げられる。
【0017】本発明に用いる(B)の重量平均分子量
(BMW)は通常3000〜10万であり、好ましくは
3500〜7万であり、更に好ましくは4000〜5万
である。 (B)のガラス転移点は通常30℃〜150
℃であり、好ましくは35℃〜90℃であり、更に好ま
しくは40℃〜80℃である。(B)中の(b)の含量
は、1グラム当量の(b)を含む樹脂のグラム数(b
g)が1000g/eq〜20000g/eq、好まし
くは1500g/eq〜15000g/eq、更に好ま
しくは、2000g/eq〜10000g/eqであ
る。
【0018】本発明のトナー用樹脂の製造方法は(A)
と(B)を配合し、加熱することで得られる。反応槽中
で(A)と(B)を加熱することもできるが、増粘する
ため、ニーダー等を使用し加熱溶融状態で(A)と
(B)を反応させることが好ましい。また、(A)と
(B)を粉体で配合しトナーを作成する際に加熱、反応
させることもできる。(A)と(B)の重量比率は通常
(A)100部に対し(B)は0.1部〜30部であ
る。好ましくは(B)は0.2部〜15部であり、更に
好ましくは0.5部〜10部である。また(A)のカル
ボキシル基1当量当たりの(b)の官能基の当量は通
常、(A)の酸価が1より小さい場合、1.6〜20.
0である。好ましくは1.8〜10.0、更に好ましく
は2.0〜5.0である。(A)の酸価が1以上の場
合、通常0.001〜1、好ましくは0.005〜0.
1、更に好ましくは、0.01〜0.05である。
【0019】本発明のトナーバインダーの用途となる電
子写真用トナーの製法の一例を示すと、トナー重量に基
づいてトナーバインダーが通常45〜95重量%、公知
の着色剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロ
ー、キナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等)
が通常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニ
ッケル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常
0〜50重量%の割合で用い、さらに種々の添加剤[荷
電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、滑剤(ポリテ
トラフルオロエチレン、低分子量ポリオレフィン、脂肪
酸、もしくはその金属塩またはアミドなど)など]を加
えることができる。これらの添加剤の量はトナー重量に
基づいて通常0〜10重量%である。電子写真用トナー
は上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混練され、その
後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機などを用いて微
粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として得る。前記電
子写真用トナーは、必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、
ニッケル粉、フェライトなどのキャリア粒子と混合され
て電気的潜像の現像剤として用いられる。また粉体の流
動性改良のために疎水性コロイダルシリカ微粉末を用い
ることもできる。前記電子写真用トナーは支持体(紙、
ポリエステルフィルムなど)に定着され使用される。定
着方法については前述の通りである。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重量
部を示す。また、合成例、実施例および比較例で得られ
た樹脂の性質の測定法を次に示す。
【0021】分子量測定 装置 :東ソー株式会社製 HLC−802A 条件 :カラム 東ソー株式会社製 TSK ge
l GMHXL2本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液 溶液注入量:100μl 検出機 :屈折率検出機 なお分子量校正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成。
【0022】ガラス転移点(Tg)測定 装置:セイコー電子工業株式会社製 DSC20、SS
C/580 条件:ASTM(D3418−2)法
【0023】樹脂(C)の作成 製造例1 温度計、撹拌機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反
応槽中にスチレン764.8部、アクリル酸n−ブチル
234部、マレイン酸モノブチル1.2部、ジビニルベ
ンゼン0.15部の混合モノマーと、開始剤として、
2,2ービス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシク
ロヘキシル)プロパン0.5部を入れ、窒素気流中で、
90℃で5時間重合した後、キシレン245部を投入
し、90℃で1時間重合後、温度110℃で1時間重合
した。更に2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパー
オキシシクロヘキシル)プロパン0.1部とキシレン1
22部を投入し110℃で4時間重合した後、150℃
でジ−t−ブチルパーオキサイド1部とキシレン25部
を投入し2時間重合し重合を完結させ、減圧下で脱溶剤
することによって樹脂(C1)を得た。(C1)のGP
Cによる重量平均分子量は70万、ガラス転移点は60
℃、酸価は0.40であった。
【0024】製造例2 混合モノマーをスチレン760.5部、アクリル酸n−
ブチル234部、マレイン酸モノブチル5.5部、ジビ
ニルベンゼン0.15部とする以外は、製造例1と同様
にし樹脂(C2)を得た。(C2)のGPCによる重量
平均分子量は70万、ガラス転移点は61℃、酸価は
1.8であった。
【0025】製造例3 混合モノマーをスチレン754.4部、アクリル酸n−
ブチル234部、アクリル酸11.6部、ジビニルベン
ゼン0.15部とする以外は、製造例1と同様にし樹脂
(C3)を得た。(C3)のGPCによる重量平均分子
量は68万、ガラス転移点は59℃、酸価は9.0であ
った。
【0026】製造例4 混合モノマーを、スチレン750.6部、アクリル酸n
−ブチル234部、アクリル酸15.4部と、ジビニル
ベンゼン0.15部とする以外は、製造例1と同様にし
樹脂(C4)を得た。(C4)のGPCによる重量平均
分子量は65万、ガラス転移点は60℃、酸価は12.
0であった。
【0027】製造例5 製造例1と同様の装置にキシレン200部を入れ、窒素
置換後140℃でスチレン782.7部、アクリル酸n
−ブチル215部、アクリル酸2.3部の混合モノマー
と、開始剤としてジ−t−ブチルパーオキサイド1.5
部とキシレン100部の混合物を3時間で滴下した。滴
下後3時間145℃で熟成させ、重合を完結させた。そ
の後減圧下で脱溶剤することによって樹脂(C5)を得
た。(C5)のGPCによる重量平均分子量は10万、
ガラス転移点は61℃、酸価は1.8であった。
【0028】樹脂(D)の作成 製造例6 製造例1と同様の装置にキシレン452部を入れ、窒素
置換後170℃でスチレン845部、アクリル酸n−ブ
チル155部の混合モノマーと、開始剤としてジ−t−
ブチルパーオキサイド6.4部と、キシレン125部の
混合物を3時間で滴下した。滴下後1時間170℃で熟
成させ、重合を完結させた。その後減圧下で脱溶剤する
ことによって樹脂(D1)を得た。(D1)のGPCに
よる重量平均分子量は1.3万、ガラス転移点は59℃
であった。
【0029】製造例7 混合モノマーをスチレン844.3部、アクリル酸n−
ブチル155部、アクリル酸0.7部とする以外は製造
例6と同様にし、樹脂(D2)を得た。(D2)のGP
Cによる重量平均分子量は1.3万、ガラス転移点は5
9℃、酸価は0.50であった。
【0030】製造例8 混合モノマーをスチレン839.9部、アクリル酸n−
ブチル155部、アクリル酸5.1部とする以外は製造
例6と同様にし、樹脂(D3)を得た。(D3)のGP
Cによる重量平均分子量は1.3万、ガラス転移点は5
9℃、酸価は4.0であった。
【0031】製造例9 混合モノマーをスチレン800部、アクリル酸n−ブチ
ル200部、開始剤をジ−t−ブチルパーオキサイド
4.94部とする以外は製造例5と同様にし、樹脂(D
4)を得た。(D4)のGPCによる重量平均分子量は
6万、ガラス転移点は60℃であった。
【0032】樹脂Bの作成 製造例10 混合モノマーをスチレン802部、アクリル酸n−ブチ
ル135部、メタクリル酸グリシジル63部、開始剤と
してジ−t−ブチルパーオキサイド15.4部とする以
外は製造例6と同様にし、樹脂(B1)を得た。(B
1)のGPCによる重量平均分子量は9000、ガラス
転移点は53℃、グリシジル基当量は2254g/eq
であった。
【0033】製造例11 混合モノマーをスチレン798部、アクリル酸n−ブチ
ル171部、メタクリル酸グリシジル31部、とする以
外は製造例6と同様にし、樹脂(B2)を得た。(B
2)のGPCによる重量平均分子量は1.2万、ガラス
転移点は53℃、グリシジル基当量は4581g/eq
であった。
【0034】製造例12 混合モノマーをスチレン805部、アクリル酸n−ブチ
ル145部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン5
0部とする以外は製造例6と同様にし、樹脂(B3)を
得た。(B3)のGPCによる重量平均分子量は1.2
万、ガラス転移点は55℃、オキサゾリン基当量は22
20g/eqであった。
【0035】製造例13 混合モノマーをスチレン768部、アクリル酸n−ブチ
ル145部、m−イソプロペニル−α、α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート87部とする以外は製造例6と同
様にし、樹脂(B4)を得た。(B4)のGPCによる
重量平均分子量は1.2万、ガラス転移点は55℃、イ
ソシアネート基当量は2310g/eqであった。
【0036】樹脂(A)の作成 製造例14〜20 冷却管、撹拌機付コルベンにキシレン100部を仕込
み、表1に記載した量の(D)を加え溶解した後、
(C)を加え、窒素置換後、撹拌しながら150℃で2
時間撹拌し均一に溶解させた。その後170℃で減圧脱
溶剤し、樹脂(A1)〜(A7)を得た。表1に(A)
のTgと酸価の分析値を併せて示す。
【0037】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (C) (D) Tg℃ 酸価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 14 A1 C1 40部 D1 60部 59 0.15 製 15 A2 C2 40部 D1 60部 60 0.70 16 A3 C2 40部 D2 60部 60 0.98 造 17 A4 C3 40部 D1 60部 59 3.50 18 A5 C3 40部 D3 60部 59 5.80 例 19 A6 C2 40部 D4 60部 60 0.69 20 A7 C5 40部 D1 60部 60 5.00 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0038】実施例1〜10 製造例14〜17で得られた樹脂(A)と製造例10〜
13で得られた樹脂(B)を表2に記載した配合比で粉
体ブレンドし内温210℃の二軸押出機で溶融混練し、
(A)と(B)を反応させ本発明のトナーバインダー
(TB1)〜(TB7)を得た。
【0039】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1 TB1 A1 100部 B1 6.3部 実 2 TB2 A2 100部 B1 6.3部 3 TB3 A2 100部 B2 12.6部 施 4 TB4 A2 100部 B3 6.3部 5 TB5 A2 100部 B4 6.3部 例 6 TB6 A3 100部 B1 12.6部 7 TB7 A4 100部 B2 1.0部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0040】比較例1〜6 表3の成分を実施例1と同様にして、比較のトナーバイ
ンダー(TB8〜TB10)を得た。
【0041】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 1 TB8 A5 100部 B2 1.5部 較 2 TB9 A6 100部 B1 6.3部 例 3 TB10 A7 100部 B1 1.0部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】使用例および比較使用例 トナーバインダーの評価は二成分現像方式、および一成
分現像方式の二通りで行った。 二成分現像方式の評価 実施例1〜7の本発明のトナーバインダーおよび比較例
1〜3のトナーバインダーの各々88部にカーボンブラ
ック(三菱化成(株)製 MA100)7部、低分子量
ポリプロピレン(三洋化成工業(株)製 ビスコール5
50P)3部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業
(株)製スピロンブラックTRH)2部を均一混合した
後、内温150℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェッ
トミルで微粉砕し、ディスパージョンセパレータで分級
し平均粒径12μmのトナーa〜jを得た。
【0043】試験例1 トナーa〜jの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を均一混合し、
市販複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙
上にトナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販
複写機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部
を改造して、A4紙35枚/分のスピードで定着テスト
を行った。画像性は定着後の画像濃度で判定した。テス
ト結果は表4に示した通りである。
【0044】試験例2 トナーa〜jのそれぞれをポリエチレン製の瓶に入れ、
45℃の恒温水槽に8時間保持した後、42メッシュの
ふるいに移し、ホソカワミクロン(株)製パウダーテス
ターを用いて10秒間振とうし、ふるいのうえに残った
トナーの重量%を測定し、耐熱保存性のテストとした。
数字の小さいもの程、耐熱保存性が良い。35%以下で
あると問題なく使用できるレベルである。結果を表4に
示す。
【0045】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー MFT HOT 画像性 耐熱 ハ゛インタ゛ー (℃) (℃) 保存性 *1 *2 *3 (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 a TB1 130 240 ◎ 28 b TB2 130 >240 ◎ 26 施 c TB3 130 >240 ◎ 25 d TB4 133 240 ○ 26 例 e TB5 133 235 ○ 27 f TB6 132 235 ◎ 26 g TB7 131 240 ○ 28 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 h TB8 133 200 ○ 28 較 i TB9 145 >240 ◎ 26 例 j TB10 140 200 △ 26 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により 5回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していた コピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度 *3 ◎:画像濃度(I.D)>1.4、○:(I.D)1.0〜1.4、△:(I.D)<1.0
【0046】二成分現像方式での評価において、本発明
のバインダーを使用したトナーa〜gはいずれも比較バ
インダーを使用したトナーh〜jに比べ、耐熱保存性、
画像性を損なうことなく、低温定着性、耐ホットオフセ
ット性、のバランスに優れる。特に高分子量体(C)の
酸価が10より小さく、(D)の酸価が(C)の酸価の
1/3以下のトナーバインダーからなるトナーa〜gは
全ての性能において優れている。
【0047】一成分現像方式の評価 実施例1〜7の本発明のトナーバインダーおよび比較例
1〜3のトナーバインダーの各々48.8部に磁性粉
(戸田工業(株)製 EPT−1000)48.8部、
低分子量ポリプロピレン(三洋化成工業(株)製 ハイ
マーTP−32)2部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学
工業(株)製 T−77)0.4部を均一混合した後、
内温130℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェットミ
ルで微粉砕し、ディスパージョンセパレータで分級し平
均粒径8μmのトナーA〜Jを得た。
【0048】試験例3 トナーA〜Jを市販レーザービームプリンタ(キヤノン
(株)製LBPー210)を用いて紙上にトナー像を転
写し、転写された紙上のトナーを前記記載の試験例1と
同じ方法で定着テストおよび画像性の評価を行った。テ
スト結果は表5に示した通りである。
【0049】試験例4 トナーA〜Jを試験例2と同じ方法で、耐熱保存性のテ
ストとした。35%以下であると問題なく使用できるレ
ベルである。結果を表5に示す。
【0050】
【表5】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー MFT HOT 画像性 耐熱 ハ゛インタ゛ー (℃) (℃) 保存性 *1 *2 *3 (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 A TB1 132 240 ◎ 28 B TB2 133 >240 ◎ 26 施 C TB3 133 >240 ◎ 25 D TB4 135 235 ○ 26 例 E TB5 136 235 ○ 27 F TB6 134 235 ◎ 26 G TB7 134 240 ○ 28 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 H TB8 135 195 ○ 28 較 I TB9 148 >240 ◎ 26 例 J TB10 143 190 △ 26 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により 2回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していた コピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度 *3 ◎:画像濃度(I.D)>1.4、○:(I.D)1.0〜1.4、△:(I.D)<1.0
【0051】一成分現像方式での評価において、本発明
のバインダーを使用したトナーA〜Gはいずれも比較バ
インダーを使用したトナーH〜Jに比べ、耐熱保存性、
画像性を損なうことなく、低温定着性、耐ホットオフセ
ット性、のバランスに優れる特に高分子量体(C)の酸
価が10より小さく、(D)の酸価が(C)の酸価の1
/3以下のトナーバインダーからなるトナーA〜Gは全
ての性能において優れている。
【0052】
【発明の効果】上記の様に本発明のトナーバインダー
は、少量の反応性官能基の導入で、耐熱保存性、低温定
着性を維持し、画像性、耐ホットオフセット性の優れた
トナーが得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有するスチレン−アク
    リル系樹脂(A)とカルボキシル基と反応する官能基
    (b)を有するスチレン系樹脂またはスチレン−アクリ
    ル系樹脂(B)とからなる電子写真用トナーバインダー
    において、(A)は重量平均分子量が20万〜200万
    である高分子量体(C)と重量平均分子量が3000〜
    50000である低分子量体(D)からなり、(C)の
    酸価は10より小さく、(D)の酸価が(C)の酸価の
    1/3以下である電子写真用トナーバインダー。
  2. 【請求項2】 (C)中に構成単位としてジビニルモノ
    マーを0.00001〜0.01mol%含有する請求
    項1記載のバインダー。
  3. 【請求項3】 (A)中のカルボキシル基と(B)中の
    (b)の少なくとも一部が反応してなる請求項1または
    2記載のバインダー。
  4. 【請求項4】 (b)がグリシジル基である請求項1〜
    3のいずれか記載のバインダー。
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