JP2000079072A - 浴用タオル - Google Patents

浴用タオル

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JP2000079072A
JP2000079072A JP25293198A JP25293198A JP2000079072A JP 2000079072 A JP2000079072 A JP 2000079072A JP 25293198 A JP25293198 A JP 25293198A JP 25293198 A JP25293198 A JP 25293198A JP 2000079072 A JP2000079072 A JP 2000079072A
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yarn
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bath towel
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Susumu Oowaya
進 大和谷
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Toshin KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単体のタオルにより、肌にソフトな触感とハ
ードな触感を同時に与えることにより多様な肌触りが得
られるようにした身体洗浄時の利便性に優れ経済的な浴
用タオルを提供する。 【解決手段】 パイルが両面に形成された浴用タオルの
一方のパイル面を無撚糸パイルで形成し他方のパイル面
を結束糸パイルで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入浴時等の身体
洗浄に用いられる浴用タオルに関し、さらに詳しくは、
使用時に肌に対して多様な触感を与えることができる浴
用タオルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入浴時等の身体洗浄に用いられる
浴用タオルは、タオル地の径糸が地径糸とパイル径糸と
で形成され、前記パイル径糸に無撚糸のみを使用する
か、または普通糸と併用して、片面または両面に無撚糸
を主体とするループ状のパイルを均斉に形成することに
より、無撚糸の柔らかさを利用して、肌にソフトな触感
を与えるものが知られ、広く実用化されている。
【0003】さらに、上記のものとは逆に、前記パイル
径糸に結束糸のみを使用するか、または普通糸と併用し
て、片面または両面に結束糸を主体とするループ状のパ
イルを均斉に形成することにより、結束糸の固さを利用
して、肌に刺激を与えたり垢すりを目的とした俗に健康
タオルと称する、肌にハードな触感を与えるものが商品
化されている。
【0004】しかしながら、上記従来の浴用タオルは、
いずれも単独では肌にソフトな触感を与えるかまたはハ
−ドな触感を与えるかの、単一の効果を与えるものでし
かないものである。つまり、従来のタオルでは、一本の
タオルでソフトな感覚とハードな感覚の両方の触感を得
ることができないという欠点がある。従って、身体洗浄
時に肌に多様な触感を与えようとするには、パイル径糸
の材質が異なる少なくとも2種類のタオルを使用するこ
とが必要であり、利便性が劣るばかりか、不経済であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明者
は、パイル径糸の種類とパイルの形成態様に着眼し、従
来の浴用タオルにおけるループ状のパイル形成手段を利
用しつつ、パイル径糸の材質の選択と、選択されたパイ
ル径糸の形成を一定の態様の下に行えば、上記の欠点を
解決して、肌に多様な触感が与えられ、利便性に優れ、
経済的な浴用タオルが得られることを見出だし、この発
明を完成した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、この発明
は、単体のタオルにより、肌にソフトな触感とハードな
触感を同時に与えることにより、多様な肌触りが得られ
るようにした、身体洗浄時の利便性に優れ、経済的な浴
用タオルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の第
1の発明は、両面にパイルが形成された浴用タオルにお
いて、一方のパイル面が無撚糸パイルで形成され、他方
のパイル面が結束糸パイルで形成されていることを特徴
とする浴用タオルを要旨とする。
【0008】また、この発明の第2の発明は、表裏両面
の少なくとも一方の面にパイルが形成された浴用タオル
において、該パイル面が、無撚糸パイル領域と結束糸パ
イル領域とに区画形成されていることを特徴とする浴用
タオルを要旨とする。
【0009】さらに、この発明の第3の発明は、両面に
パイルが形成された浴用タオルにおいて、表裏の各パイ
ル面が、隣接する無撚糸パイル領域と結束糸パイル領域
とに区画形成されていることを特徴とする浴用タオルを
要旨とする。
【0010】以下、この発明の各態様を、図面に従って
説明する。
【0011】まず、第1の発明の浴用タオルの態様につ
いて説明する。図1および図2において、浴用タオル
(1)は、緯糸(2)と径糸(3)により構成され、前
記径糸(3)は無撚糸(3m)、結束糸(3n)および
地径糸(3j)よりなり、浴用タオル(1)の表裏両面
の一面には前記無撚糸(3m)からなるループ状の無撚
糸パイル(4m)が均斉に形成され、また他面には前記
結束糸(3n)からなるループ状の結束糸パイル(4
n)が均斉に形成された構造とされている。
【0012】この発明で用いられる緯糸(2)と径糸
(3)には、主として綿糸を適用し、とくに前記径糸
(3)の内のパイル形成用の無撚糸(3m)と結束糸
(3n)には綿糸100%の糸を適用するが、緯糸
(2)および径糸(3)の内の地径糸(3j)には、そ
の全部または一部に混紡糸や合繊糸を適用してもよい。
【0013】つぎに、パイル形成用の無撚糸(3m)と
結束糸(3n)について述べる。まず、無撚糸(3m)
は、これが仮撚りされた方向と逆方向に収縮性を有する
樹脂製糸で絡めた無撚糸であり、織成後において温水処
理により元の無撚状態に解撚されるものであって、肌に
極めてソフトな触感を与え、吸水性に富むものである。
また、結束糸(3n)は、例えば図5に示すように、無
撚平行繊維(3´n)をラップ繊維(n)で束ねるよう
に巻いた二重構造のものであり、中心の繊維が無撚状態
でありながら肌にハードな触感を与えるものであり、し
かも吸水性に富むものである。
【0014】なお、前記無撚糸(3m)および結束糸
(3n)は、一般市販のものが用いられる。無撚糸(3
m)としては、例えば「ソフバル」(商品名、ユニチカ
社製)が好適であり、また結束糸(3n)としては、例
えば「ASA<アーサ>」(商品名、第一紡績社製)が
好適である。
【0015】上記第1の発明による浴用タオル(1)の
織成は、極めて一般的なタオルの織成方法を採用するこ
とができ、通常テリー・モーション方式の織機を用い
て、表裏両面にループ状のパイルを形成する。この方式
により織成された浴用タオル(1)は、一方のパイル面
が無撚糸パイル(4m)で形成されたものであり、他方
のパイル面が結束糸パイル(4n)で形成されたものと
なる。
【0016】上記で織成された浴用タオル(1)は、約
80〜85℃の温水で処理することにより前記無撚糸パ
イル(4m)を解撚したのち、約15℃の水でソーピン
グし乾燥して製品に仕上げられる。
【0017】上記の無撚糸(3m)によって均斉な分布
状態に形成された無数のループ状の無撚糸パイル(4
m)は、肌触りが極めてソフトであり、また上記の結束
糸(3n)によって均斉な分布状態に形成された無数の
ループ状の結束糸パイル(4n)は、肌触りが固いもの
である。従って、得られるタオル(1)は、一面がソフ
トな触感を与え、他面がハードな触感を与えるものとな
る。
【0018】この発明における、前記径糸(3)を構成
する無撚糸(3m)、結束糸(3n)および地径糸(3
j)の本数と配列は、所期する無撚糸パイル(4m)お
よび結束糸パイル(4n)の各パイル密度に応じて決定
される。例えば、図2に示すように、径糸(3)を、手
前から地径糸(3j)−無撚糸(3m)−地径糸(3
j)−結束糸(3n)の順に所定回数繰返して配列し、
これに緯糸(2)が織り込まれるのであり、通常、JI
S L4105によって規定される密度の径糸本数と緯
糸本数で織成される。
【0019】つぎに、第2の発明の浴用タオルの態様に
ついて説明する。図3において、パイル径糸よりなるパ
イルが表裏両面の少なくとも一方の面に形成された浴用
タオル(11)であり、パイル面が無撚糸パイル(4
m)よりなるパイル領域(A)と結束糸パイル(4n)
よりなるパイル領域(B)とに区画形成されたものであ
る。この場合、他方の面には、無撚糸パイル(4m)ま
たは結束糸パイル(4n)のいずれか一方のパイルが全
面または一部に形成されていてもよく、またいずれのパ
イルも形成されていなくてもよい。
【0020】この発明の上記浴用タオル(11)の緯糸
(2)と径糸(3)の種類、織成方法、無撚糸パイル
(4m)と結束糸パイル(4n)による各パイル面の形
成、および仕上げ等については、前述の第1の発明にお
ける方法に準じて行うものとする。
【0021】上述のように、パイル領域が区画形成され
る場合の境界域における織成組織には、特別な方法を要
せず通常公知の方法により、前記境界域において、無撚
糸パイル(4m)または結束糸パイル(4n)の一方か
ら他方にパイル形成を切替えればよい。
【0022】上記浴用タオル(11)では、均斉に形成
されたループ状のパイルからなる無撚糸パイル領域
(A)と結束パイル領域(B)とが、少なくとも表裏い
ずれかの面において隣接して形成されているから、使用
時に当該浴用タオル(11)の片面だけでさえも、肌に
ソフトな触感とハードな触感を交互に与えることができ
るものとなる。
【0023】ついで、第3の発明の浴用タオルの態様に
ついて説明する。図4(イ)〜(ニ)に示すように、パ
イル径糸よりなるパイルが表裏両面に形成された浴用タ
オル(21)〜(51)であり、表裏の各パイル面が無
撚糸パイル(4m)よりなる無撚糸パイル領域(A)と
結束糸パイル(4n)よりなる結束糸パイル領域(B)
とに区画形成されたものである。そして、互いに隣接す
る各パイル領域(A)(B)では、無撚糸パイル(4
m)と結束糸パイル(4n)とが表裏逆転して形成され
ている。
【0024】この発明の上記浴用タオル(21)〜(5
1)の緯糸(2)と径糸(3)の種類、織成方法、無撚
糸パイル(4m)と結束糸パイル(4n)による各パイ
ル面の形成、および仕上げ等については、前述の第1の
発明における方法に準じて行うものとする。
【0025】まず、図4(イ)に示す例は、浴用タオル
(21)の縦方向に区分されたパイル領域(A)とパイ
ル領域(B)の2つに区画形成され、パイル領域(A)
では表面に無撚糸パイル(4m)、裏面に結束糸パイル
(4n)が夫々形成され、またパイル領域(B)では表
面に結束糸パイル(4n)、裏面に無撚糸パイル(4
m)が夫々形成されたものとされる。
【0026】また、図4(ロ)に示す例は、浴用タオル
(31)の横方向に区分されたパイル領域(A)および
パイル領域(B)の2つに区画形成され、パイル領域
(A)では表面に無撚糸パイル(4m)、裏面に結束糸
パイル(4n)が形成され、またパイル領域(B)では
表面に結束糸パイル(4n)、裏面に無撚糸パイル(4
m)が夫々形成されたものとされる。
【0027】さらに、図4(ハ)に示す例は、浴用タオ
ル(41)の縦方向に区分されたパイル領域(A)、パ
イル領域(B)およびパイル領域(A)の3つに区画形
成され、上下のパイル領域(A)では表面に無撚糸パイ
ル(4m)、裏面に結束糸パイル(4n)が形成され、
中央のパイル領域(B)では表面に結束糸パイル(4
n)、裏面に無撚糸パイル(4m)が夫々形成されたも
のとされる。
【0028】さらにまた、図4(ニ)に示す例は、浴用
タオル(51)の横方向に区分されたパイル領域
(A)、パイル領域(B)およびパイル領域(A)の3
つに区画形成され、左右のパイル領域(A)では表面に
無撚糸パイル(4m)、裏面に結束糸パイル(4n)が
形成され、中央のパイル領域(B)では表面に結束糸パ
イル(4n)、裏面に無撚糸パイル(4m)が夫々形成
されたものとされる。
【0029】上述のように、パイル領域が区画形成され
る場合の境界域における織成組織には、特別な方法を要
せず通常公知の方法により、前記境界域の上下または左
右において、無撚糸パイル(4m)と結束糸パイル(4
n)とのパイル形成を単に表裏逆転させればよい。
【0030】上記の態様による浴用タオル(21)〜
(51)では、無撚糸パイル(4m)によるパイル領域
(A)と、結束糸パイル(4n)によるパイル領域
(B)とが、表裏各面において互いに隣接して形成され
ているから、使用時に当該タオルの表裏いづれの面から
でも、肌にソフトな触感とハードな触感を交互または同
時に与えることができ、微妙な肌触りを得ることができ
るものとなる。
【0031】なお、この発明の第2および第3の発明に
おいては、パイル領域を区画形成する場合、上述のよう
にパイル領域の境界を直線的とするほか、任意の模様形
状(図示省略)に区画形成することもできる。
【0032】なおまた、この発明においては、上述の各
浴用タオル(1)、(11)〜(51)の緯糸(2)と
して、一般的に用いられる緯糸のみを用いるほか、上記
の無撚糸(3m)ないしは結束糸(3n)を前記緯糸と
置換えるか、またはこれらと併用することも可能であ
り、このようにすると当該タオル全体の触感をさらに変
化させ、肌触りをさらに微妙に変化させるものとするこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図面
に従って説明する。
【0034】実施例1 タオルの織成態様として、図1に示す態様のものを採用
し、タオル(1)の表面に無撚糸(3m)からなる無撚
糸パイル(4m)を、また裏面に結束糸(3n)からな
る結束糸パイル(4n)を夫々均斉に形成する形態とし
た。
【0035】無撚糸(3m)には、仮撚り回数20〜2
5回/インチの無撚糸(ユニチカ社製 商品名「ソフバ
ル」 30番単糸)を用い、また結束糸(3n)には、
無撚平行繊維(3´n)をラップ繊維(n)で約2mm
ピッチで巻いた結束糸(第一紡績社製 商品名「ASA
<アーサ>」)を用いた。なお、地径糸(3j)と緯糸
(2)には、通常の綿糸からなる撚糸を用いた。
【0036】上記の各径糸および緯糸を用い、表面にル
ープ長が約5mmの無撚糸パイル(4m)を形成し、裏
面にループ長が約5mmの結束糸パイル(4n)を形成
した浴用タオル(1)を織成したのち、これを80〜8
5℃の温水で処理し、前記無撚糸パイル(4m)を解撚
した。ついで、前記浴用タオル(1)を15℃の水でソ
ーピングしたのち乾燥して、浴用タオル(1)に仕上げ
た。
【0037】上記で得られた浴用タオル(1)は、吸水
性がよく、実用時には表面からソフトな触感が得られ、
裏面からは適度の刺激のあるハードな触感が得られるも
のであった。
【0038】実施例2 タオルの織成態様として、図3に示す態様のものを採用
し、浴用タオル(11)の表面、縦方向上下に、無撚糸
(3m)からなる無撚糸パイル(4m)を均斉に形成し
たパイル領域(A)と結束糸(3n)からなる結束糸パ
イル(4n)を均斉に形成したパイル領域(B)とを区
画形成したのに対し、浴用タオル(11)の裏面には無
撚糸パイル(4m)と結束糸パイル(4n)によるいづ
れのパイル領域も形成しない形態とした。
【0039】緯糸(2)、径糸(3)、とりわけ径糸
(3)の無撚糸(3m)、結束糸(3n)および地径糸
(3j)は、いづれも実施例1と同様のものを用いた。
【0040】上記の各径糸(3)および緯糸(2)を用
い、表面に、ループ長が約5mmの無撚糸パイル(4
m)を形成したパイル領域(A)とループ長が約5mm
の結束糸パイル(4n)を形成したパイル領域(B)と
を区画形成した浴用タオル(11)を織成したのち、こ
れを実施例1と全く同様にして温水処理し、ソーピング
したのち乾燥して、浴用タオル(11)に仕上げた。
【0041】上記で得られた浴用タオル(11)は、吸
水性がよく、実用時にはその表面からソフトな触感とハ
ードな触感との両方の触感を交互に得られ、肌に適度の
刺激を与えるものであった。
【0042】実施例3 タオルの織成態様として、図4(ロ)に示すように、浴
用タオル(31)の表面、横方向等分に、パイル領域
(A)とパイル領域(B)とが区画形成されたものと
し、パイル領域(A)では表面に無撚糸パイル(4
m)、裏面に結束糸パイル(4n)が形成され、またパ
イル領域(B)では表面に結束糸パイル(4n)、裏面
に無撚糸パイル(4m)が夫々形成された形態とした。
【0043】緯糸(2)、径糸(3)、とりわけ径糸
(3)の無撚糸(3m)、結束糸(3n)および地径糸
(3j)は、いづれも実施例1と同様のものを用いた。
【0044】上記の各径糸(3)および緯糸(2)を用
い、表面にループ長が約5mmの無撚糸パイル(4
m)、裏面にループ長が約5mmの結束糸パイル(4
n)をパイル形成したパイル領域(A)と、無撚糸パイ
ル(4m)と結束糸パイル(4n)のパイル形成が表裏
逆転する以外はパイル領域(A)と同様のパイル領域
(B)とを区画形成した浴用タオル(31)を織成した
のち、実施例1と全く同様にして温水処理し、ソーピン
グしたのち乾燥して、浴用タオル(31)に仕上げた。
【0045】得られた浴用タオル(31)は、吸水性が
よく、実用時には表裏両面からソフトな触感とハードな
触感を同時に得られ、快い触感が得られるものであっ
た。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の態様の
浴用タオルは、両面にパイルが形成された浴用タオルに
おいて、一方のパイル面が無撚糸パイルで形成され、他
方のパイル面が結束糸パイルで形成されているものであ
るから、当該浴用タオルを単体で使用しても、一方の面
で肌にソフトな触感を、他方の面でハードな触感を与え
ることが可能となり、その結果使用面によって異なった
肌触りが得られるという効果があり、かつ無撚糸および
結束糸に綿糸を主体として用いるから吸水性が良いこと
はもちろんのこと、従来の浴用タオルよりも利便性に優
れ経済的であるという利点がある。
【0047】また、この発明の第2の態様の浴用タオル
は、表裏両面の少なくとも一方の面にパイルが形成され
た浴用タオルにおいて、該パイル面が、無撚糸パイル領
域と結束糸パイル領域とに区画形成されているものであ
るから、当該浴用タオルを単体でしかも一方の面だけ使
用しても、肌にソフトな触感とハードな触感を交互に与
えることができるという効果があり、かつ前記第1の態
様の浴用タオルと同様の利点がある。
【0048】さらに、この発明の第3の態様の浴用タオ
ルは、両面にパイルが形成された浴用タオルにおいて、
表裏の各パイル面が、隣接する無撚糸パイル領域と結束
糸パイル領域とに区画形成されているものであるから、
当該浴用タオルを単体で使用しても、表裏いづれの面か
らでも、肌にソフトな触感とハードな触感を交互または
同時に与えることができ、微妙な肌触りを得ることがで
きるという効果があり、かつ前記第1の態様の浴用タオ
ルと同様の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一つの実施態様を示す部分斜視図
である。
【図2】 この発明の浴用タオルのパイル形成の織成組
織を説明するための概念図である。
【図3】 この発明の別の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図4】 この発明の別の実施態様を概念的に示す平面
図であり、図面(イ)〜(ニ)は各変形態様を示す。
【図5】 この発明に用いる結束糸の例を示す部分拡大
図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、41、51…浴用タオル 2…緯糸 3…経糸 3m…無撚糸 3n…結束糸 3j…地径糸 4m…無撚糸パイル 4n…結束糸パイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面にパイルが形成された浴用タオルに
    おいて、一方のパイル面が無撚糸パイルで形成され、他
    方のパイル面が結束糸パイルで形成されていることを特
    徴とする浴用タオル。
  2. 【請求項2】 表裏両面の少なくとも一方の面にパイル
    が形成された浴用タオルにおいて、該パイル面が、無撚
    糸パイル領域と結束糸パイル領域とに区画形成されてい
    ることを特徴とする浴用タオル。
  3. 【請求項3】 両面にパイルが形成された浴用タオルに
    おいて、表裏の各パイル面が、隣接する無撚糸パイル領
    域と結束糸パイル領域とに区画形成されていることを特
    徴とする浴用タオル。
JP25293198A 1998-09-07 1998-09-07 浴用タオル Pending JP2000079072A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305616A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Wanzu Haato:Kk パイル編地製の拭き布
WO2015049887A1 (ja) 2013-10-01 2015-04-09 内野株式会社 タオル製品
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