JP2000078240A - 回線終端装置 - Google Patents

回線終端装置

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JP2000078240A
JP2000078240A JP10245809A JP24580998A JP2000078240A JP 2000078240 A JP2000078240 A JP 2000078240A JP 10245809 A JP10245809 A JP 10245809A JP 24580998 A JP24580998 A JP 24580998A JP 2000078240 A JP2000078240 A JP 2000078240A
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diagnosis
diagnostic
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communication line
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JP10245809A
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Takeyuki Matsushita
剛幸 松下
Toshinobu Kato
敏信 加藤
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OKI COMTEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
OKI COMTEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の通信用の回線を用いて相手側の診断試
験を行うことができる回線終端装置(DSU)を提供す
る。 【解決手段】 DSU10Aの診断指示部17に診断指
示DCが与えられると、この診断指示部17から、特定
のビットパターンを複数回連続した指示信号CPが専用
回線3に送信される。DSU20Aの診断起動部29で
指示信号CPが検出されると、自己診断部26に起動信
号STが出力されて自己診断が開始される。診断結果D
Rは、診断結果送信部30によってビットパターンの連
続回数で正常/異常の区別が行われて診断信号DPとし
て専用回線3に送信される。診断結果受信部18では、
受信した診断信号DPのビットパターンの連続回数によ
り、診断結果DRを検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を終端し
てディジタル装置との接続を行うための回線終端装置
(以下、「DSU」という)、特にその遠隔診断機能に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えばITU−T(国際電気通信連合・電気通信部門)
の勧告V.54「モデム用ループ試験デバイス」に規定
されるものがあった。図2は、従来のDSUを用いた通
信ネットワークの構成図である。この通信ネットワーク
は、例えば高速ディジタル通信網1と端末装置2との間
を光ファイバ3a,3bによる専用回線3で接続するも
のであり、高速ディジタル通信網1と専用回線3との接
続を行うための網側のDSU10と、専用回線3と端末
装置2との接続を行うための端末側のDSU20とを備
えている。これらのDSU10,20は、前記勧告V.
54によるループ試験機能を有するものである。
【0003】DSU10は、高速ディジタル通信網1側
の物理条件にあわせてディジタル信号の送受信を行うた
めのインタフェース部11を有している。インタフェー
ス部11の出力側は、セレクタ12の第1の入力側に接
続されている。セレクタ12の出力側は、電気/光変換
器(以下、「E/O」という)13の入力側に接続さ
れ、このE/O13の出力側が光ファイバ3aに接続さ
れている。DSU10は、光/電気変換器(以下、「O
/E」という)14を有しており、このO/E14の入
力側に光ファイバ3bが接続されている。O/E14の
出力側は、インタフェース部11の入力側に接続されて
いる。また、DSU10は、相手側のDSU20をルー
プ状態に切り替えるためのループ制御部15を有してい
る。ループ制御部15は、試験信号TSが与えられたと
きに、セレクタ12を第2の入力側に切り替えるための
選択信号S1を出力するとともに、このセレクタ12の
第2の入力側に試験パターンTPを出力する機能を有し
ている。更に、ループ制御部15は、O/E14で受信
したDSU20からの応答を監視し、ループ状態が形成
された旨の応答パターンRPを検出したときに、応答信
号RSを出力する機能を有している。
【0004】DSU20は、光ファイバ3a,3bに接
続するO/E21及びE/O22を有している。O/E
21の出力側は、スイッチ部23を介して端末装置2に
接続されている。端末装置2の出力側は、スイッチ部2
3を介してセレクタ24の第1の入力側に接続されてい
る。スイッチ部23は、ループ信号LSに従って端末装
置2との接続をオン/オフするスイッチ23a,23b
と、O/E21で受信した受信データをそのまま送信デ
ータとして、送信側に折り返すためスイッチ23cとで
構成されている。セレクタ24の出力側は、E/O22
の入力側に接続されている。また、DSU20は、相手
側のDSU10からの指示に基づいてスイッチ部23を
ループ状態に切り替えるためのループ制御部25を有し
ている。ループ制御部25は、O/E21で受信したD
SU10からの受信データを監視し、試験パターンTP
を検出したときに、スイッチ部23に対してループ信号
LSを出力する機能を有している。また、スイッチ部2
3によるループ状態を形成した後に、選択信号S2によ
ってセレクタ24を一時的に第2の入力側に切り替え
て、ループ状態が形成された旨の応答パターンRPを、
相手側のDSU10に送信する機能を有している。
【0005】更に、DSU20は、このDSU20内の
図示しない各種の制御部、例えば端末インタフェース
部、及び制御用プロセッサやメモリ等の機能をチェック
するための自己診断部26を備えている。自己診断部2
6は、DSU20に設けられたスイッチ等から起動信号
STが与えられたときに診断動作を開始し、その診断結
果DRを液晶表示器(以下、「LCD」という)27に
表示するものである。このような通信ネットワークで
は、通常の通信が行われているときは、網側のDSU1
0に試験信号TSは与えられない。従って、セレクタ1
2は第1の入力側に切り替えられており、高速ディジタ
ル通信網1はインタフェース部11と、E/O13及び
O/E14を介して専用回線3に接続される。一方、端
末側のDSU20においても、スイッチ部23によるル
ープ状態は形成されておらず、端末装置2はO/E21
及びE/O22を介して専用回線3に接続される。これ
によって、端末装置2は、DSU20、専用回線3、及
びDSU10を介して高速ディジタル通信網1に接続さ
れる。
【0006】ここで、何らかの原因により端末装置2と
高速ディジタル通信網1との間の通信が途絶えたとする
と、障害原因探索のために障害箇所を特定する必要があ
る。このために、DSU10のループ制御部15に試験
信号TSを与えると、選択信号S1によってセレクタ1
2が第2の入力側に切り替えられる。そして、ループ制
御部15から出力された試験パターンTPが、セレクタ
12、E/O13、及び光ファイバ3aを介して、DS
U20に送信される。DSU20において、O/E21
で電気信号に変換された受信データはループ制御部25
で監視されている。ループ制御部25で試験パターンT
Pが検出されると、ループ信号LSによってスイッチ部
23がループ状態に切り替えられ、端末装置2は切り離
される。
【0007】スイッチ部23がループ状態に切り替えら
れた後、ループ制御部25から、セレクタ24及びE/
Oを介して、光ファイバ3bに応答パターンRPが出力
される。DSU10のループ制御部15において、O/
E14の受信データが監視され、応答パターンRPが検
出された時に応答信号RSが出力される。これにより、
DSU10側で、DSU20がループ状態に切り替えら
れたことを知ることができる。ループ状態が形成された
後、DSU10のループ制御部15からテストデータT
Dを送信し、このテストデータTDが専用回線3を介し
て正しく折り返されて来るか否かを判定する。正しく折
り返されて来れば、専用回線3は正常と考えられるの
で、更に、自己診断部26等によってDSU20内の機
能試験等を行い、障害箇所を逐次探索する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DSU10,20では、次のような課題があった。ルー
プ制御部15,25、及びスイッチ部23等により、遠
隔地からのループ構成できるようになっているので、専
用回線3等の伝送路の動作を確認することは可能であ
る。しかし、自己診断部26と連動されるように構成さ
れていなので、更に具体的な障害箇所を探索するために
は、DSU20側において、個別に自己診断試験を行う
必要がある。このため、端末装置2側の操作員に試験操
作をしてもらったり、場合によっては試験のために端末
側に保守員を派遣する必要があるという課題があった。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、常
時使用している通信回線を用いて相手側の診断試験を行
うことができるDSUを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、ディジタル装置から与
えられた送信データを通信回線に送信信号として送信す
るとともに、該通信回線から受信した受信信号を前記デ
ィジタル装置に受信データとして出力するDSUにおい
て、通信相手側のDSUの自己診断機能を作動させるた
めの指示信号を前記通信回線に送信する指示手段と、前
記通信回線を介して前記通信相手側のDSUから送られ
てきた自己診断結果の診断信号を受信する受信手段とを
設けている。第2の発明は、第1の発明と同様のDSU
において、そのDSU内部の各機能の状態を診断する診
断手段と、前記通信回線を介して通信相手側から送信さ
れてきた指示信号を受信して前記診断手段を起動させる
起動手段と、前記診断手段の診断結果を診断信号として
前記通信回線に送信する送信手段とを設けている。
【0010】第3の発明は、第1の発明と同様のDSU
において、第2の発明と同様の診断手段、起動手段及び
送信手段と、第1の発明と同様の指示手段及び受信手段
とを設けている。第1及び第3の発明によれば、以上の
ようにDSUを構成したので、次のような作用が行われ
る。通信相手側のDSUの診断を行う場合、指示手段か
ら相手側のDSUの自己診断機能を作動させるための指
示信号が通信回線に送信される。そして、相手側のDS
Uから送られてきた自己診断結果の診断信号は、受信手
段によって受信される。
【0011】第2及び第3の発明によれば、次のような
作用が行われる。通信回線を介して通信相手側から送信
されてきた指示信号が、起動手段で受信されると、この
起動手段によって診断手段が起動させられる。そして、
診断手段の診断結果は、送信手段によって診断信号とし
て通信回線に送信される。第4の発明は、第3の発明に
おける指示手段を、前記指示信号として特定のビットパ
ターンから成る第1の符号をL+1(但し、Lは複数)
回以上連続して送信する構成とし、起動手段を、前記通
信回線を介して前記第1の符号をL回連続して受信した
時に前記診断手段を起動させる構成としている。また、
送信手段は、前記診断信号として、前記診断結果が正常
である場合には前記第1の符号とは異なるビットパター
ンから成る第2の符号をM(但し、Mは複数)回連続し
て送信し、該診断結果が異常である場合には該第2の符
号をN(但し、NはM+3以上の整数)回連続して前記
通信回線に送信する構成としている。更に、受信手段
は、前記通信回線を介して前記第2の符号をM−1〜M
+1回連続して受信した場合に前記診断結果が正常であ
ると判定し、該第2の符号をN−1〜N+1回連続して
受信した場合に該診断結果が異常であると判定する構成
としている。
【0012】第4の発明によれば、次のような作用が行
われる。指示手段から指示信号として第1の符号がL+
1回連続して送信される。起動手段でこの第1の符号が
L回連続して受信されると、この起動手段によって診断
手段が起動される。診断手段による診断結果が正常であ
れば、送信手段から診断信号として第2の符号がM回連
続して送信される。また、診断結果が異常であれば、送
信手段から第2の符号がN回連続して送信される。受信
手段において、第2の符号がM−1〜M+1回連続して
受信されると診断結果が正常であると判定され、N−1
〜N+1回連続して受信されると診断結果が異常である
と判定される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態のDS
Uを用いた通信ネットワークの構成図であり、図2の従
来のDSUを用いた通信ネットワークと共通の要素には
共通の符号が付されている。この通信ネットワークは、
図2の通信ネットワークと同様に、例えば高速ディジタ
ル通信網1とディジタル装置(例えば、端末装置)2と
の間を通信回線(例えば、光ファイバ3a,3bによる
専用回線)3で接続するものであり、高速ディジタル通
信網1と専用回線3との接続を行うための網側のDSU
10Aと、専用回線3と端末装置2との接続を行うため
の端末側のDSU20Aとを備えている。
【0014】DSU10Aは、高速ディジタル通信網1
側のディジタル装置の物理条件にあわせてディジタル信
号の送受信を行うためのインタフェース部11を有して
いる。インタフェース部11の出力側は、セレクタ16
の第1の入力側に接続され、このセレクタ16の出力側
がセレクタ12の第1の入力側に接続されている。セレ
クタ12の出力側は、E/O13の電気入力側に接続さ
れ、このE/O13の光出力側が光ファイバ3aに接続
されている。DSU10AはO/E14を有しており、
このO/E14の光入力側に光ファイバ3bが接続さ
れ、電気出力側がインタフェース部11の入力側に接続
されている。また、DSU10Aは、相手側のDSU2
0Aをループ状態に切り替えるためのループ制御部15
を有している。ループ制御部15は、試験信号TSが与
えられたときに、セレクタ12を第2の入力側に切り替
えるための選択信号S1を出力するとともに、このセレ
クタ12の第2の入力側に試験パターンTPを出力する
機能を有している。更に、ループ制御部15は、O/E
14で受信したDSU20Aからの応答を監視し、ルー
プ状態が形成された旨の応答パターンRPを検出したと
きに、応答信号RSを出力する機能を有している。
【0015】更に、DSU10Aは、相手側のDSU2
0Aの自己診断機能を作動させるための指示信号CPを
出力する指示手段(例えば、診断指示部)17、及びそ
の診断の結果の診断信号DPを受信するための受信手段
(例えば、診断結果受信部)18を有している。診断指
示部17は、診断指示DCが与えられたときに、選択信
号S3によってセレクタ16を第2の入力側に切り替え
るとともに、このセレクタ16の第2の入力側に指示信
号CPを出力するものである。また、診断結果受信部1
8は、O/E14で受信したDSU20Aからの応答を
監視し、診断信号DPを検出してその診断の結果の正常
/異常を判定するものである。診断結果受信部18で判
定された診断結果DRは、LCD19に表示されるよう
になっている。
【0016】DSU20Aは、それぞれ光ファイバ3
a,3bに接続するO/E21及びE/O22を有して
いる。O/E21の電気出力側は、スイッチ部23を介
して端末装置2に接続されている。端末装置2の出力側
は、スイッチ部23を介してセレクタ28の第1の入力
側に接続され、このセレクタ28の出力側がセレクタ2
4の第1の入力側に接続されている。スイッチ部23
は、ループ信号LSに従って端末装置2との接続をオン
/オフするスイッチ23a,23bと、O/E21で受
信した受信データをそのまま送信データとして送信側に
折り返すためスイッチ23cとで構成されている。セレ
クタ24の出力側は、E/O22の電気入力側に接続さ
れている。また、DSU20Aは、相手側のDSU10
Aからの指示に基づいてスイッチ部23をループ状態に
切り替えるためのループ制御部25を有している。ルー
プ制御部25は、O/E21で受信したDSU10Aか
らの受信データを監視し、試験パターンTPを検出した
ときに、スイッチ部23に対してループ信号LSを出力
する機能を有している。また、スイッチ部23によるル
ープ状態を形成した後に、選択信号S2によってセレク
タ24を一時的に第2の入力側に切り替えて、ループ状
態が形成された旨の応答パターンRPを、相手側のDS
U10Aに送信する機能を有している。
【0017】更に、DSU20Aは、このDSU20A
内の図示しない各種の制御部、例えば端末インタフェー
ス部、及び制御用プロセッサやメモリ等の機能をチェッ
クするための自己診断部26と、この自己診断部26の
動作を制御するための起動手段(例えば、診断起動部)
29、及び診断の結果を送信するための送信手段(例え
ば、診断結果送信部)30を有している。診断起動部2
9は、O/E21で受信したDSU10Aからの受信デ
ータを監視し、指示信号CPを検出したときに、自己診
断部26に対して起動信号STを出力するものである。
自己診断部26は、起動信号STが与えられたときに診
断動作を開始し、その診断結果DRを出力するものであ
る。また、診断結果送信部30は、自己診断部26から
与えられた診断結果DRに基づいて、選択信号S4によ
ってセレクタ28を一時的に第2の入力側に切り替え
て、診断信号DPをこのセレクタ28の第2の入力側に
与える機能を有している。
【0018】次に動作を説明する。このような通信ネッ
トワークでは、通常動作時は、DSU10A内のセレク
タ12,16、及びDSU20A内のセレクタ24,2
8は、すべて第1の入力側に切り替えられている。そし
て、端末装置2は、端末側のDSU20A、専用回線
3、及び網側のDSU10Aを介して、高速ディジタル
通信網1に接続されて通信が行われる。
【0019】図3は、図1中のDSU10A,20Aの
遠隔診断時における動作の一例を示すシーケンス図であ
る。遠隔診断は、図3に示すように、網側のDSU10
Aのループ制御部15に試験信号TSを入力することに
よって開始される。試験信号TSがループ制御部15に
与えられると、このループ制御部15から、セレクタ1
2及びE/O13を通して、専用回線3に試験パターン
TPが送信される。専用回線3に送信された試験パター
ンTPは、端末側のDSU20Aのループ制御部25で
受信される。
【0020】ループ制御部25で試験パターンTPが検
出されると、このループ制御部25から、セレクタ24
及びE/Oを通して、専用回線3に応答パターンRPが
出力される。更に、応答パターンRPの出力終了後、ル
ープ制御部25からスイッチ部23に対してループ信号
LSが出力される。これにより、スイッチ部23がルー
プ状態に切り替えられるとともに、端末装置2がDSU
20Aから切り離される。専用回線3に送信された応答
パターンRPは、網側のDSU10Aのループ制御部1
5で受信される。ループ制御部15で応答パターンRP
が検出されると、このループ制御部15から応答信号R
Sが出力される。これにより、DSU10A側で、DS
U20Aがループ状態になったことを知ることができ
る。
【0021】次に、診断指示部17に診断指示DCが与
えられると、この診断指示部17から、セレクタ16,
12及びE/O13を通して、専用回線3に指示信号C
Pが送信される。指示信号CPは、例えば“11110
00”のビットパターンの符号を8回連続したものであ
る。専用回線3に送信された指示信号CPは、端末側の
DSU20Aの診断起動部29で受信される。診断起動
部29において、“1111000”のビットパターン
の符号が連続して7回受信された時点で、指示信号CP
と判定され、この診断起動部29から自己診断部26に
対して起動信号STが出力される。自己診断部26に起
動信号STが与えられると、この自己診断部26によ
り、DSU20A内部の各機能の状態を診断する自己診
断動作が開始される。そして、自己診断動作が終了した
時点で、自己診断部26から診断結果送信部30に、自
己診断の結果の正常/異常に応じた診断結果DR0/D
R1が出力される。診断結果送信部30では、診断結果
DR0/DR1に基づいて診断信号DP0/DP1が生
成され、セレクタ28,24及びE/O22を通して、
専用回線3に送信される。
【0022】診断信号DP0は、診断の結果が正常であ
ったときに生成されるもので、例えば“000011
1”のビットパターンの符号を2回連続したものであ
る。また、診断信号DP1は、診断の結果が異常であっ
たときに生成されるもので、同じ“0000111”の
ビットパターンの符号を8回連続したものである。専用
回線3に送信された診断信号DP0/DP1は、網側の
DSU10Aの診断結果受信部18で受信される。診断
結果受信部18で受信された“0000111”のビッ
トパターンの符号の連続回数が1〜3であると、診断の
結果が正常であったと判定され、連続回数が7〜9であ
ると診断の結果が異常であったと判定される。診断結果
受信部18の判定結果は、診断結果DRとして出力され
てLCD19に表示される。
【0023】診断結果DRがLCD19に表示された
後、ループ制御部15に終了信号TEが与えられると、
このループ制御部15から、セレクタ12及びE/O1
3を通して、専用回線3に終了パターンEPが送信され
る。専用回線3に送信された終了パターンEPは、端末
側のDSU20Aのループ制御部25で受信される。ル
ープ制御部25で終了パターンEPが検出されると、こ
のループ制御部25からスイッチ部23に出力されてい
たループ信号LSが停止される。これにより、スイッチ
部23が通常の通信状態に戻され、ループ状態が解除さ
れるとともに、端末装置2はDSU20Aに接続され
る。
【0024】このように、本実施形態のDSU10A
は、通常の通信に用いられる専用回線3を介して相手側
のDSU20Aの自己診断機能を作動させ、その診断結
果の診断信号DPを受信するための診断指示部17及び
診断結果受信部18を有する。一方、DSU20Aは、
DSU10Aからの指示信号CPに基づいて自己診断を
実施してその結果を送信するための自己診断部26、診
断起動部29、及び診断結果送信部30を有する。これ
により、試験用の回線を設けずに、遠隔地から相手側の
DSUの診断試験をすることができるという利点があ
る。更に、診断試験の制御に使用する指示信号CP及び
診断信号DPは、通常の通信では発生しないようなビッ
トパターンを連続送信するように構成しているので、通
常の通信時に誤って診断試験が開始されるというおそれ
が極めて少ないという利点がある。
【0025】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。 (a) DSU10Aは相手側のDSU20Aに対する
自己診断の指示とその診断結果を受信する機能を有し、
DSU20Aは相手側のDSU10Aの指示に従って自
己診断を行ってその結果を送信する機能を有している
が、これらの両方の機能を1つのDSUに持たせるよう
にしても良い。これにより、相互に相手側のDSUの自
己診断機能を作動させることが可能になり、効率的に障
害探索を行うことが可能になる。 (b) 指示信号CP及び診断信号DPを構成する符号
のビットパターンや連続送信回数は、例示したものに限
定されない。適用するシステムにあわせて、適切な形式
の符号を用いることができる。
【0026】(c) 遠隔診断時の動作シーケンスは、
図3に例示したものに限定されない。例えば、DSU2
0Aがループ状態になった後、DSU10A側からテス
トパターンを送信して正しく折り返されてくるか否かを
チェックする折り返し試験を行うようにしても良い。 (d) 図1の通信ネットワークは、網側のDSU10
Aと端末側のDSU20Aとを専用回線3で接続する構
成であるが、通信網を介して2つの端末装置を相互に接
続するためのDSUにも同様に適用することができる。 (e) DSU20Aをループ状態にして自己診断部2
6による自己診断を行うようにしているが、この自己診
断部26が通常の通信状態において自己診断を並行して
行うことができる場合には、ループ機能を省略すること
も可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、通信相手側のDSUの自己診断機能を作動さ
せるための指示信号を送信する指示手段と、診断結果を
受信する受信手段を設けている。これにより、通信相手
側のDSUの自己診断による結果を遠隔地で得ることが
できるという効果がある。第2の発明によれば、通信回
線を介して与えられた指示信号によって診断手段を起動
させる起動手段と、診断結果を通信回線を介して送信す
る送信手段を設けている。これにより、通信相手側のD
SUの指示に基づいて自己診断を行い、その結果を通知
することができるという効果がある。
【0028】第3の発明によれば、通信相手側に自己診
断を指示してその結果を受信するための手段と、通信相
手側からの指示に基づいて自己診断を行ってその結果を
送信するための手段とを設けている。これにより、障害
に応じて両方の機能を使い分けることができ、迅速な障
害探索が可能になるという効果がある。第4の発明によ
れば、指示信号及び診断信号のパターンを、一般的な通
信では通常発生しないような符号形式となるように規定
している。このため、通信中に誤って遠隔診断が行われ
るおそれが少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のDSUを用いた通信ネット
ワークの構成図である。
【図2】従来のDSUを用いた通信ネットワークの構成
図である。
【図3】図1中のDSU10A,20Aの遠隔診断時に
おける動作の一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 高速ディジタル通信網 2 端末装置 3 専用回線 3a,3b 光ファイバ 10A,10B DSU(回線終端装置) 11 インタフェース部 12,16,24,28 セレクタ 13,22 E/O(電気/光変換器) 14,21 O/E(光/電気変換器) 15,25 ループ制御部 17 診断指示部 18 診断結果受信部 23 スイッチ部 26 自己診断部 29 診断起動部 30 診断結果送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 敏信 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K019 AA02 AB05 AC09 BA05 BA52 BA56 BB31 BB41 CA06 CB05 CC02 CC14 CC15 CD01 5K035 AA03 AA04 AA07 CC06 DD01 EE12 GG02 HH01 HH06 JJ01 MM02 MM06 5K101 KK13 LL02 LL16 MM04 MM06 PP06 TT03 VV02 VV03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル装置から与えられた送信デー
    タを通信回線に送信信号として送信するとともに、該通
    信回線から受信した受信信号を前記ディジタル装置に受
    信データとして出力する回線終端装置において、 通信相手側の回線終端装置の自己診断機能を作動させる
    ための指示信号を前記通信回線に送信する指示手段と、 前記通信回線を介して前記通信相手側の回線終端装置か
    ら送られてきた自己診断結果の診断信号を受信する受信
    手段とを、 設けたことを特徴とする回線終端装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル装置から与えられた送信デー
    タを通信回線に送信信号として送信するとともに、該通
    信回線から受信した受信信号を前記ディジタル装置に受
    信データとして出力する回線終端装置において、 その回線終端装置内部の各機能の状態を診断する診断手
    段と、 前記通信回線を介して通信相手側から送信されてきた指
    示信号を受信して前記診断手段を起動させる起動手段
    と、 前記診断手段の診断結果を診断信号として前記通信回線
    に送信する送信手段とを、 設けたことを特徴とする回線終端装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル装置から与えられた送信デー
    タを通信回線に送信信号として送信するとともに、該通
    信回線から受信した受信信号を前記ディジタル装置に受
    信データとして出力する回線終端装置において、 その回線終端装置内部の各機能の状態を診断する診断手
    段と、 前記通信回線を介して通信相手側から送信されてきた指
    示信号を受信して前記診断手段を起動させる起動手段
    と、 前記診断手段の診断結果を診断信号として前記通信回線
    に送信する送信手段と、 前記通信相手側の回線終端装置の診断機能を作動させる
    ための前記指示信号を前記通信回線に送信する指示手段
    と、 前記通信回線を介して前記通信相手側の回線終端装置か
    ら送られてきた前記診断信号を受信する受信手段とを、 設けたことを特徴とする回線終端装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、前記指示信号として特
    定のビットパターンから成る第1の符号をL+1(但
    し、Lは複数)回以上連続して送信する構成とし、 前記起動手段は、前記通信回線を介して前記第1の符号
    をL回連続して受信した時に前記診断手段を起動させる
    構成とし、 前記送信手段は、前記診断信号として、前記診断結果が
    正常である場合には前記第1の符号とは異なるビットパ
    ターンから成る第2の符号をM(但し、Mは複数)回連
    続して送信し、該診断結果が異常である場合には該第2
    の符号をN(但し、NはM+3以上の整数)回連続して
    前記通信回線に送信する構成とし、 前記受信手段は、前記通信回線を介して前記第2の符号
    をM−1乃至M+1回連続して受信した場合に前記診断
    結果が正常であると判定し、該第2の符号をN−1乃至
    N+1回連続して受信した場合に該診断結果が異常であ
    ると判定する構成としたことを、 特徴とする請求項3記載の回線終端装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010245589A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Nec Corp 通信システム、通信装置、被疑箇所の特定方法及びプログラム

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