JP2989934B2 - 回線切替装置 - Google Patents

回線切替装置

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JP2989934B2
JP2989934B2 JP3142814A JP14281491A JP2989934B2 JP 2989934 B2 JP2989934 B2 JP 2989934B2 JP 3142814 A JP3142814 A JP 3142814A JP 14281491 A JP14281491 A JP 14281491A JP 2989934 B2 JP2989934 B2 JP 2989934B2
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武雄 安齋
繁之 三谷
朋宏 黒田
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ENU II SHII TERE NETSUTOWAAKUSU KK
NEC Corp
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ENU II SHII TERE NETSUTOWAAKUSU KK
Nippon Electric Co Ltd
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線切替装置に関し、特
に専用回線とバックアップ用のISDN回線とを持つデ
ータ通信システムに使用され、専用回線の障害時にバッ
クアップ用ISDN回線に切替えるための回線切替装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回線バックアップのための回線切
替装置は、ローカル側とリモート側とのそれぞれにおい
て専用回線のデータ回線終端装置(DCE)及びISD
N回線のISDNターミナルアダプタとデータ端末装置
(DTE)との間に配置されており、DTEに結合する
DTEインタフェース部と、DCEに接続するDCEイ
ンタフェース部と、ISDNターミナルアダプタに接続
するターミナルアダプタインタフェース部と、DTEイ
ンタフェース部をDCEインタフェース部及びターミナ
ルアダプタインタフェース部のいずれか一方に切替接続
する切替部と、手動操作を受けて切替部を制御する制御
部とを備えている。
【0003】このような回線切替装置を備えたデータ通
信システムにおいて、オペレータが専用回線に障害が発
生していると判断した場合には、ローカル側のISDN
ターミナルアダプタのスイッチ操作によりISDNを介
して発呼し、リモート側の回線切替装置に接続されたI
SDNターミナルアダプタと接続する。ISDNを介し
て双方の側の回線切替装置間が接続されたことを認識し
たローカル側及びリモート側のオペレータは、それぞれ
の回線切替装置の制御部を手動操作し、切替部に切替要
求を通知する。ローカル側及びリモート側の回線切替装
置は、それぞれのデータ端末装置の接続を専用回線側か
らISDN回線側へ切替え、ISDNを用いたバックア
ップネットワークの確立を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の回線切替装置は、手動切替のためローカル側,リモ
ート側双方にオペレータが必要であり、バックアップ確
立までの手順が複雑かつ時間がかかるという問題があ
る。また、ISDNを用いるためのISDNターミナル
アダプタを必要とする。ISDN回線によるデータ通信
中に、制御情報やアラーム情報を通知することができな
い。
【0005】本発明の目的は、ISDN回線によるバッ
クアップ確立までの手順を簡略化でき、かつ対向するリ
モート側での回線切替を自動化してリモート側のオペレ
ータを不要とすることのできる回線切替装置を提供する
ことである。
【0006】本発明の他の目的は、データ通信に支障を
与えずに、専用回線及びISDN回線の回線試験を容易
に行なうことができる回線切替装置を提供することであ
る。
【0007】本発明のさらに他の目的は、複数の回線を
対向させた複雑なデータ通信システムにおいても、1つ
の外部の制御装置から回線切替制御及び回線試験制御を
容易に行なうことができる回線切替装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の回線
切替装置は、データ処理装置に接続されるDTEインタ
フェース部と、専用回線のデータ回線終端装置に接続さ
れるDCEインタフェース部と、ISDN回線に接続さ
れ前記ISDN回線に対する発呼制御及び着呼制御を行
い、入力されたデータ信号及び制御信号をインタフェー
ス変換して出力するターミナルアダプタ部と、前記DT
Eインタフェース部を前記DCEインタフェース部及び
前記ターミナルアダプタ部のいずれか一方に切替接続す
る切替部と、外部から入力された制御情報と前記ターミ
ナルアダプタ部を介した前記ISDN回線からの制御信
号とに基づいて制御され、前記ターミナルアダプタ部及
び前記切替部の動作を制御し、前記ターミナルアダプタ
部を介して前記ISDN回線に制御信号を送信する制御
手段とを備えている。
【0009】本発明による第1の回線切替装置は、デー
タ処理装置に接続されるDTEインタフェース部と、専
用回線のデータ回線終端装置に接続されるDCEインタ
フェース部と、ISDN回線に接続され前記ISDN回
線に対する発呼制御及び着呼制御を行い、入力されたデ
ータ信号及び制御信号をインタフェース変換して出力す
るターミナルアダプタ部と、前記DCEインタフェース
部を介した前記専用回線の試験と、前記ターミナルアダ
プタ部を介した前記ISDN回線の試験とを行う回線試
験部と、前記DTEインタフェース部を前記DCEイン
タフェース部及び前記ターミナルアダプタ部のいずれか
一方に切替接続する第1のスイッチ回路と、前記回線試
験部を前記DCEインタフェース部及び前記ターミナル
アダプタ部のいずれか一方に切替接続する第2のスイッ
チ回路とを有する切替部と、外部から入力された制御情
報と前記ターミナルアダプタ部を介した前記ISDN回
線からの制御信号とに基づいて制御され、前記ターミナ
ルアダプタ部,前記回線試験部及び前記切替部の動作を
制御し、前記ターミナルアダプタ部を介して前記ISD
N回線に制御信号を送信する制御手段とを備えている。
【0010】上記第1及び第2の回線切替装置におい
て、前記ターミナルアダプタ部が、前記ISDN回線の
ベーシックインタフェースのBチャネルのフレーム構成
をデータチャネル領域と制御チャネル領域とに区分し、
前記データ処理装置のデータを前記データチャネル領域
で送受信し、前記制御手段の制御信号を前記制御チャネ
ル領域で送受信する構成とすることができる。
【0011】また第2の回線切替装置において、(1)
前記制御手段の制御に従い、外部の回線試験手段を接続
するための外部試験インタフェース部と内蔵する前記回
線試験部とのいずれか一方を前記切替部の第2のスイッ
チ回路に切替接続する試験機切替回路を有する構成、
(2)前記制御手段が、制御部と、キースイッチの手動
操作により前記制御情報を入力する操作部と、外部の制
御装置からの前記制御情報を入力する外部制御インタフ
ェース部とを有して成り、この外部制御インタフェース
部が、前段用接続回路と、後段用接続回路と、前記前段
用接続回路からの信号を前記制御部と前記後段用接続回
路とに分配し前記後段用接続回路からの信号と前記制御
部からの信号とのOR論理演算を行い前記前段用接続回
路に出力する信号制御回路とを有し、前記前段用接続回
路及び前記後段用接続回路を介して他の回線切替装置と
のカスケード接続を行い、あらかじめ指定された識別番
号に従って前記外部の制御装置と信号を送受信する構
成、(3)前記制御手段が、前記外部の制御装置からの
信号のあて先の識別番号が前記専用回線を介して対向す
る回線切替装置の識別番号であることを認識すると、こ
の信号を前記ターミナルアダプタ部及び前記ISDN回
線を介して前記対向する回線切替装置へ転送する構成、
(4)前記切替部と前記回線試験部間に設けられた第1
のデータ折返し回路と、前記ターミナルアダプタ部と前
記ISDN回線との間に設けられた第2のデータ折返し
回路とを備える構成、(5)前記DCEインタフェース
部が前記データ処理装置の前記専用回線を使用した通信
状態を監視し通信障害を検出すると前記制御手段に通知
するモニタ回路を有し、前記制御手段は前記通信障害の
通知を受けると前記ターミナルアダプタ部及び前記切替
部を制御して前記DTEインタフェース部を前記ターミ
ナルアダプタ部に切替接続するとともに前記回線試験部
を制御して前記専用回線の試験を行い、試験結果が良で
あることを認識すると前記切替部を制御して前記DTE
インタフェース部を前記DCEインタフェース部に接続
させる構成とすることができる。
【0012】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1は本発明の第1の実施例のブロック図
である。図1を参照すると、回線切替装置101は、デ
ータ端末装置(以下DTEと記す)20に接続されたD
TEインタフェース部12と、専用回線30のデータ回
線終端装置(以下DCEと記す)31に接続されたDC
Eインタフェース部13と、ISDN回線40に接続さ
れたターミナルアダプタ部14と、DTEインタフェー
ス部12,DCEインタフェース部13及びターミナル
アダプタ部14に接続されDTEインタフェース部12
をDCEインタフェース部13またはターミナルアダプ
タ部14に切替接続する切替部11と、操作部151を
介した外部150またはターミナルアダプタ部14から
の制御情報を受け、ターミナルアダプタ部14及び切替
部11の動作を制御する制御部15とを備えている。タ
ーミナルアダプタ部14は制御部15の制御のもとにI
SDNに対する発呼制御及び着呼制御を行い、切替部1
1を経由して入力されたDTE20の信号をインタフェ
ース変換し制御部15の制御,管理情報とともにISD
N回線40に送信する。また、ISDN回線40から受
信したデータ信号及び制御信号を変換して、データ信号
は切替部11及びDTEインタフェース部12を経由し
てDTE20へ送り、制御信号は制御部15へ送る。
【0014】この回線切替装置101を使用したデータ
通信システムを示す図2とともに図1を参照してその動
作を説明する。
【0015】普段は、ローカル側のDTE(データ端末
装置)20―1とリモート側のDTE20―2とは、回
線切替装置101―1,101―2及びDCE(データ
回線終端装置)31―1,31―2をそれぞれ経由して
専用回線30を用いてデータ通信を行なっている。DT
E20―1,20―2は、例えばV.24またはV.3
5インタフェースを有するものとする。
【0016】専用回線30でのデータ通信に何等かの障
害により支障が生じていると判断されると、オペレータ
はISDN400を用いたバックアップを行うために、
ローカル側回線切替装置101―1の図示していない操
作部のスイッチを外部150から手動操作する。回線切
替装置101―1の制御部15は、ターミナルアダプタ
部14を制御し、ディジタル回線終端装置(図示せず)
を含むISDN回線40及びISDN400を介してリ
モート側回線切替装置101―2に発呼する。ターミナ
ルアダプタ部14はISDN回線40を介してリモート
側回線切替装置101―2と接続されたことを確認する
と、制御部15に接続完了通知を送る。制御部15は接
続完了通知を受けると、リモート側回線切替装置101
―2の制御部15にデータの送受信制御や切替制御等の
制御情報をターミナルアダプタ部14及びISDN回線
40を経由して通知する。
【0017】リモート側回線切替装置101―2では、
制御部15が受信した制御情報に従いターミナルアダプ
タ部14に対してデータの送受信制御を指示するととも
に、続する。以後、ISDN400のISDN回線40
を用いたバックアップネットをターミナルアダプタ部1
4側に接続することにより、DTE20―2をISDN
回線40に接続する。リモート側回線切替装置101―
2の制御部15はISDN回線40側への切替が完了し
たことを確認すると、ターミナルアダプタ部14及びI
SDN回線40を介してローカル側回線切替装置101
―1に切替完了通知を送る。
【0018】ローカル側回線切替装置101―1の制御
部15は、リモート側回線切替装置101―2からのI
SDN回線40側への切替完了通知を確認すると、切替
部11に切替指令を出力して、DTEインタフェース部
12をターミナルアダプタ部14側に接続することによ
り、DTE20―1をISDN回線40に接続する。以
後、ISDN400のISDN回線40を用いたバック
アップネットワークによる、DTE20―1及びDTE
20―2間のデータ通信が行われる。
【0019】専用回線30の障害が復旧し、オペレータ
がデータ通信を行うのに支障がないと判断した場合に
は、ローカル側回線切替装置101―1の操作部のスイ
ッチを外部150から操作しバックアップ解除を指示す
る。回線切替装置101―1の制御部15は、ターミナ
ルアダプタ部14を制御し、ISDN回線40を介して
リモート側回線切替装置101―2の制御部15にバッ
クアップ解除の制御情報を通知する。
【0020】バックアップ解除の制御情報を受けたリモ
ート側回線切替装置101―2では、制御部15が制御
情報に従い、切替部11に切替指令を出力する。切替部
11は、DTEインタフェース部12をDCEインタフ
ェース部13側に接続することにより、DTE20―2
を専用回線30に接続する。リモート側回線切替装置1
01―2は専用回線30側への切替が完了したことを確
認すると、ターミナルアダプタ部14及びISDN回線
40を介してローカル側回線切替装置101―1にバッ
クアップ解除完了を通知するとともに、ターミナルアダ
プタ部14に対してISDN回線40の切断要求を通知
する。
【0021】ローカル側回線切替装置101―1は、リ
モート側回線切替装置101―2からのバックアップ解
除完了の通知を確認すると、切替部11に切替指令を出
力して、DTEインタフェース部12をDCEインタフ
ェース部13側に接続することにより、DTE20―1
を専用回線30に接続する。以後、専用回線30を用い
てのデータ通信に復帰する。
【0022】ISDN回線40はベーシックインタフェ
ースである。ISDN400に対する発呼,切断要求は
Dチャネルを介して行われるが、双方の回線切替装置1
01―1,101―2の制御部15の制御情報と障害,
切替履歴等の管理情報とは図3(a),(b),(c)
に示すように、ターミナルアダプタ部14によりデータ
端末装置(DTE)20のデータと多重化されBチャネ
ルを介して送受信される。このBチャネルのフレーム構
成はCCITT勧告、X.50のフレームをベースにし
ており、データチャネル領域と制御チャネル領域とに区
分して、48Kbpsのデータを送りながら1.2Kbpsの制
御,管理情報とパス監視用のパリティー情報とを挿入で
きるようにしたものである。
【0023】図3(a)は、最大48Kbpsのデータを1
チャネル使用する場合を示す。
【0024】図3(b)は、最大19.2Kbpsのデータ
を2チャネル使用する場合を示す。(1本の専用回線に
2台のDTEを接続する場合。)図3(c)は、56Kb
ps又は64Kbpsのデータを1チャネル使用する場合を示
す。この場合、2つのBチャネルを使用し、一方を制
御,管理情報専用、他方をデータ専用とする。
【0025】また、回線切替装置は、データ端末装置
(DTE)の代りにコンピュータを接続することができ
る。図4にそのようなデータ通信システムの一例を示
す。
【0026】同じ情報をもつホストコンピュータ21と
サブホストコンピュータ22とを備え、ホストコンピュ
ータ21―DTE20間の専用回線30が障害を起した
場合には、ISDN400によりホストコンピュータ2
1―DTE20間をバックアップする。ホストコンピュ
ータ21自体が障害を起こした場合には、ホストコンピ
ュータ21側の回線切替装置101の操作により、DT
E20側の回線切替装置101を発呼させ、DTE20
―サブホストコンピュータ22間をISDN400でバ
ックアップさせる。
【0027】以上説明したように本発明の第1の実施例
の回線切替装置は、従来外付けしていたISDNターミ
ナルアダプタ相当の機能を有し、かつISDN回線40
を介して制御,管理情報を送受信するターミナルアダプ
タ部14と、ターミナルアダプタ部14と制御,管理情
報を送受信し、この制御情報に従って切替部11を制御
する制御部15とを備えており、またISDN回線40
のBチャネルのフレームを制御,管理情報用とデータ用
とに区分しているので、下記に示す効果がある。 (1)バックアップ確立までの手順が従来に比べ容易で
あり、かつその時間が短縮される。 (2)自動着呼、自動切替が可能なためにリモート側の
オペレータが不要となる。 (3)外付けのISDNターミナルアダプタが不要とな
る。 (4)データ通信中でも制御情報やアラーム情報を通知
することができる。
【0028】本発明の第1の実施例は上述したような顕
著な利点を有するが、回線の試験に関しては次に述べる
ような問題がある。
【0029】すなわち、データ端末装置(DTE)20
が専用回線30側を使用して通信しているときに、ター
ミナルアダプタ部14を含むISDN回線40側の試験
を行うことができない。DTE20側からISDN回線
40側の試験を行う必要が生じた場合には、専用回線3
0側でのオンラインデータ通信を停止させるか、又はタ
ーミナルアダプタ部14との接続点からISDN回線4
0の方向にしか試験ができない。つまり、ターミナルア
ダプタ部14の試験ができない。また、DTE20がI
SDN回線40側に切替えられているときに、データ回
線終端装置(DCE)31を含む専用回線30側の試験
を行う場合には、DCEインタフェース部とDCE31
との接続を切離して試験しなければならないという煩わ
しさがある。また、この場合の試験機はインタフェース
が異るため、ISDN回線40側の試験機と同一のもの
が使えない。さらに、複数の回線を対向させてデータ通
信システムを構成する場合、このシステムの制御を回線
ごとに行うのは非常に煩わしく、回線ごとの試験を行う
のに多くの時間を要する。
【0030】本発明による第2の実施例の回線切替装置
は、上記の問題をも解決したものである。
【0031】図5を参照すると第2の実施例の回線切替
装置102は、データ端末装置(DTE)20に接続さ
れたDTEインタフェース部12と、専用回線30のデ
ータ回線終端装置(DCE)31に接続されたDCEイ
ンタフェース部13と、ISDN40に接続され図1で
説明したのと同じ動作を行うターミナルアダプタ部14
と、DCEインタフェース部13を介したDCE31を
含む専用回線30の試験と、ターミナルアダプタ部14
を介したISDN回線40の試験とを行う回線試験部1
8と、DTEインタフェース部12をDCEインタフェ
ース部13及びターミナルアダプタ部14のいずれか一
方に切替接続するスイッチ回路161及び回線試験部1
8をDCEインタフェース部13及びターミナルアダプ
タ部14のいずれか一方に切替接続するスイッチ回路1
62を有する切替部16と、回線試験手段である外部試
験機60を接続するための外部試験インタフェース部1
90と、回線試験部18及び外部試験インタフェース部
190のいずれか一方を切替部16のスイッチ回路16
2に切替接続する試験機切替回路19と、制御部17と
を備えている。制御部17は、外部150からの手動操
作による制御動作指示を入力する操作部170と、外部
の制御装置50からの制御動作指示を入力する外部制御
インタフェース部171と、ターミナルアダプタ部14
との間で制御情報を送受信し、ターミナルアダプタ部1
4,回線試験部18,試験機切替回路19及び切替部1
6の動作を制御する。なお、操作部170と外部制御イ
ンタフェース部171とは制御部17の外部に設けても
よい。
【0032】専用回線30がアナログ信号用の回線の場
合、データ回線終端装置(DCE)31はモデム(MO
DEM)となる。これに合わせて、回線試験部18及び
外部試験機60はモデム試験機能を有するものを使用す
る。また、データ端末装置(DTE)20はホストコン
ピュータでもよい。
【0033】通常、DTE20は、回線切替装置102
のDTEインタフェース部12,切替部16の切替回路
161,DCEインタフェース部13を介してDCE3
1に接続され、専用回線30により相手側DTEとデー
タ通信を行う。一方、バックアップ用のISDN回線4
0を含むISDNはターミナルアダプタ部14に接続さ
れている。ターミナルアダプタ部14のDTE側インタ
フェースは、切替部16によりDTEインタフェース部
12又は試験機切替回路19のいずれかに切替え制御さ
れる。
【0034】本回線切替装置102における専用回線3
0とISDN回線40間の切替制御動作は、図1に示す
回線切替装置101の場合と同様に行われる。また、I
SDN回線40のBチャネルのフレーム構成も、図3に
示すものと同様である。従ってその説明は省略する回線
切替装置102は、1本のISDN回線で1本の専用回
線30のみだけではなく、複数本の専用回線をバックア
ップすることができる。図6は2本のアナログ信号用の
専用回線30a,30bをバックアップする場合の例を
示す。図6を参照して、各部動作を詳細に説明する。
【0035】DTE20aとDCE(MODEM)31
a間及びDTE20bとDCE(MODEM)31b間
の2つの回線130a,130bに対して、ターミナル
アダプタ部14は2つのDTEインタフェース140
a,140bを有している。切替部16は、DTEイン
タフェース部12に接続された2つのDTE20a,2
0bを、スイッチ回路161の2つのトランスファーリ
レー接点161a,161bによって、DCEインタフ
ェース部13に接続された2つのDCE(MODEM)
31a,31bか、またはターミナルアダプタ部14の
2つのDTEインタフェース140a,140bかにそ
れぞれ接続するように構成されている。一方、スイッチ
回路162の2つのトランスファーリレー接点162
a,162bは、上記のトランスファーリレー接点16
1a,161bとは全く逆の動作により、試験機切替回
路19を、ターミナルアダプタ部14の2つのDTEイ
ンタフェース140a,140bか、またはDCEイン
タフェース部13に接続された2つのDCE(MODE
M)31a,31bかにそれぞれ接続する。すなわち、
DTE20a,20bがDCE(MODEM)31a,
31bに接続されているときは、試験機切替回路19が
ターミナルアダプタ部14に接続され、DTE20a,
20bがターミナルアダプタ部14に接続されていると
きは、試験機切替回路19がDCE(MODEM)31
a,31bに接続される。
【0036】ターミナルアダプタ部14内のデータ処理
部分の詳細な構成を図7に示す。ターミナルアダプタ部
14は、2つのDTEインタフェース140a,140
bからそれぞれ入力されたデータを、レベル変換回路
(LEVCONV)141a,141bでそれぞれレベ
ル変換し、選択回路(SEL)142に入力して入力接
続するかどうかを選択し、バッファ回路(BUFF)1
43を経由させ、制御部17からの制御,管理情報とと
もに多重化回路(MUX)144によりX.50のフレ
ーム形式で多重化し、ISDNインタフェース回路(I
NF)145を介してISDN回線40に送信する。図
1及び5のターミナルアダプタ部14においては、入力
は1つであるから141a及び141bの一方が省略さ
れている。また、ISDN回線40からINF145を
介して受信した信号を、分離回路(DMUX)146で
データと制御,管理情報とに分離し、分離された制御,
管理情報を制御部17へ送出する。分離されたデータ
を、バッファ回路(BUFF)147を経由させ、選択
回路(SEL)148で出力接続するか選択し、レベル
変換回路(LEVCONV)141a,141bでレベ
ル変換し、対応するDTEインタフェース140a,1
40bにそれぞれ送出する。なお、INF145は折返
し回路を有し、制御部17からの制御信号に基づいて送
信側からのデータを送信側に折り返すことができる。ま
た、このINF145は、ISDNに対する発呼制御及
び着呼制御機能を有する。
【0037】図6へ戻ると、試験機切替回路19は制御
部17からの制御信号によって制御される選択回路(S
EL)191を有する。このSEL191は、切替部1
6のスイッチ回路162を構成する2つのトランスファ
ーリレー接点162a及び162bのいずれか一方を選
択し、これをSEL191で外部試験機60(モデム試
験機)に接続された外部試験インタフェース部190か
モデム試験機を内蔵する回線試験部18かのいずれかに
接続する。また、試験機切替回路19は折返し回路19
2a,192bを内蔵している。折返し回路192a,
192bはSEL191とトランスファーリレー接点1
62a及び162bとの間にそれぞれ接続され、制御部
17からの制御信号で制御されて切替部16からのデー
タをSEL191にスルー接続するか、または切替部1
6に折返し接続する。
【0038】図8に制御部17の詳細構成を示す。制御
部17は、全体の制御動作を行うCPU173と、CP
U173の制御動作に必要なプログラムやデータを格納
したROM174と、CPU173が処理するデータを
格納するRAM175と、外部から手動操作による制御
動作指示を入力する操作部170と、外部の制御装置5
0(図5、6)からの制御動作指示を入力する外部制御
インタフェース部171と、上記各部及びターミナルア
ダプタ部14,回線試験部18,試験機切替回路19,
切替部16間を相互に接続するデータバス及びアドレス
バスからなるバス172とで構成されている。
【0039】操作部170は、数字を入力するテンキー
や各種機能を選択指定するファンクションキー等の複数
のキースイッチ170aと、キースイッチ170aをバ
ス172に接続し入力情報をCPU173に伝達するキ
ー制御回路170bと、バス172に接続しCPU17
3からの表示情報を受信する表示制御回路170cと、
表示制御回路170cからの表示情報に従って点灯表示
する複数の発光ダイオード(LED)170dと、同様
に表示情報に従って文字表示する液晶表示回路(LC
D)170eとを有している。
【0040】LED170dとLCD170eとは、本
回線切替装置102の設定情報,障害情報やバックアッ
プ実行,試験実行等の装置状態,通信状態の表示を行な
う。この表示情報に基づいてキースイッチ170aから
電話番号や各種設定,制御コマンドを入力することによ
り、CPU173による回線バックアップ制御、外部ま
たは内部のモデム試験機を使用した回線試験制御が行わ
れる。
【0041】外部制御インタフェース部171は、外部
の制御装置と接続するための接続端子(CONTIN)
と、他の回線切替装置とカスケード接続するための接続
端子(CONTOUT)と、CONTINからの信号を
バス172に接続するとともにCONTOUTに接続
し、CONTOUTからの信号とバス172からの信号
との論理ORをとりCONTINに接続する制御信号制
御回路171cと、CONTINとCONTOUT間
を、制御信号制御回路171cを通して接続するか、ま
たは直接接続するか切替える複数のリレー接点171a
及び171bとを有している。
【0042】回線切替装置102を第2の回線切替装置
とカスケード接続する場合は、本回線切替装置102の
CONTOUTと、第2の回線切替装置のCONTIN
とをインタフェースケーブル(図示せず)により接続す
る。さらに第3の回線切替装置がある場合は、第2の回
線切替装置のCONTOUTと第3の回線切替装置のC
ONTINとを接続する。
【0043】CONTINの外部制御装置とのインタフ
ェース信号の内、シグナルグランド(SG)以外のイン
タフェース信号、例えば外部制御装置からの受信データ
(RD),送信可(CS),キャリア検出(CD),デ
ータセットレディ(DR),呼出表示(CI)と、外部
制御装置への送信データ(SD),送信要求(RS),
データ端末レディ(ER)とは、回線切替装置102が
非動作状態、つまり電源断の状態では、それぞれB側に
倒れた2つのリレー接点171a及び171bを経由し
てCONTOUTに接続される。回線切替装置102が
動作状態では、2つのリレー接点171a及び171b
はそれぞれA側に倒れており、上記各信号は制御信号制
御回路171cに接続されている。この状態で、CON
TINに入力された外部制御装置からの受信データ(R
D)は、リレー接点171aを経由して制御信号制御回
路171cのインタフェースドライバDRV―1に入力
され、バス172を介してCPU173に伝達されると
もに、インタフェースドライバDRV―2,リレー接点
171bを経由してCONTOUTに送出され、第2の
回線切替装置への受信データ(RD)となる。外部制御
装置からの他の制御信号(CS,CD,DR,CI)に
ついても同様である。一方、CONTOUTに入力され
た第2の回線切替装置からの送信データ(SD)は、リ
レー接点171bを経由して制御信号制御回路171c
のインタフェースドライバDRV―3に入力され、バス
172を介してCPU173から伝達された送信データ
(SD)ともにOR回路によりOR論理がとられ、リレ
ー接点171aを経由してCONTINに送出され、外
部制御装置への送信データ(SD)となる。第2の回線
切替装置からの他の制御信号(RS,ER)についても
同様である。
【0044】外部制御装置と回線切替装置102間で送
受信される受信データ(RD)及び送信データ(SD)
は、例えば、最大約500バイトの可変長の通信データ
部と、3バイトのヘッダ部とで構成することができる。
ヘッダ部には、通信データの種別と、要求元装置の識別
番号(ID)と、要求先装置の識別番号(ID)とを設
定する。回線切替装置102は、外部制御装置から受信
した受信データ(RD)の要求先装置の識別番号(I
D)が自己の識別番号(ID)と一致していれば、その
通信データを制御部17に取込み、その内容に従って回
線バックアップ制御や回線試験制御を行う。回線試験の
結果データ等は、自己の識別番号(ID)をヘッダ部の
要求元装置の識別番号(ID)とした送信データ(S
D)により外部制御装置へ返送する。
【0045】図9は、回線切替装置102を複数台、ロ
ーカル側及びリモート側に1対1対向として配置した場
合のシステム構成を示す図である。ローカル側に配置し
た各回線切替装置102―11,102―12,…,1
02―1nは、それぞれの外部制御インタフェース部1
71のCONTIN及びCONTOUTをインタフェー
スケーブルによってカスケード接続されている。ただ
し、先頭の回線切替装置102―11のCONTIN
は、システム全体を制御する外部制御装置50(NS
C)と接続している。ローカル側の回線切替装置の識別
番号(ID)情報として7ビット使用すれば、最大12
8台の回線切替装置をカスケード接続することができ
る。
【0046】一方、リモート側の回線切替装置102―
21,102―22,…,102―2nのそれぞれも同
様な識別番号(ID)を持っているが、外部制御インタ
フェース部171のCONTIN及びCONTOUTに
は何も接続しない。このリモート側の回線切替装置10
2―21,102―22,…,102―2nに対する制
御は、外部制御装置50からの受信データ(RD)中に
対向するリモート側の回線切替装置の識別番号(ID)
を認識したローカル側回線切替装置102―11,10
2―12,…,102―1nにより、対応したISDN
回線40―1,40―2,…,40―nを介して行われ
る。ローカル側及びリモート側の回線切替装置間の回線
バックアップ制御,回線試験制御のための制御信号、モ
デム試験機によって得た試験結果データ等の伝送は、図
3及び図7に示すように、ターミナルアダプタ部14の
制御に基づき、Bチャネルのフレームに対しデータ通信
用のデータチャネル領域と区分して設けられた1.2K
bpsの制御,管理情報用の制御チャネル領域によって
行われる。
【0047】次に、図10(a),(b)及び図11
(a),(b)を参照して回線切替装置102―1,1
02―2による専用回線30及びISDN回線40の試
験時の接続構成を説明する。
【0048】DCE(MODEM)31―1,31―2
に合わせて、回線試験部18と外部試験インタフェース
部190に接続された外部試験機60とはモデム試験機
能を有し、“511PN”データ等の試験データを送受
信し、データを照合して各回線,回路の障害を検出す
る。また、試験機切替回路19の折返し回路と、ターミ
ナルアダプタ部14のISDNインタフェース回路(I
NF)とにおいて、試験データの折返しを設定すること
ができる。対向する回線切替装置102―1及び102
―2間での折返し設定指示,試験データ送出指示,照合
結果通知等の制御,管理情報は、ISDN回線40の制
御チャネル領域を介して伝送される。
【0049】図10(a)は専用回線30側の折返し試
験を示す。回線切替装置102―1の回線試験部18ま
たは外部試験機60は“511PN”データを送出し、
DCE(MODEM)31―1または対向する回線切替
装置102―2の試験機切替回路19で折返されたデー
タと照合する。回線試験部18は、照合結果を制御部1
7に通知する。
【0050】図10(b)は専用回線30側のスルー試
験を示す。両方の回線切替装置102―1,102―2
は互いに“511PN”データを送出し、相手から受信
したデータを照合する。回線切替装置102―2側での
照合結果は、ISDN回線40を介して回線切替装置1
02―1側の制御部17に通知される。
【0051】図11(a)はISDN回線40側の折返
し試験を示す。回線切替装置102―1から“511P
N”データを送出し、自身のターミナルアダプタ部14
または対向する回線切替装置102―2のターミナルア
ダプタ部14で折返されたデータと照合する。
【0052】図11(b)はISDN回線40側のスル
ー試験を示す。両方の回線切替装置102―1,102
―2は互いに“511PN”データをISDN回線40
のデータチャネル領域を介して送出し、相手から受信し
たデータを照合する。回線切替装置102―2側での照
合結果は、ISDN回線40を介して回線切替装置10
2―1側に通知される。
【0053】次に、回線切替及び復旧のトリガを、オペ
レータを介さず自動的に与える方法について説明する。
【0054】自動回線切替及び復旧を行う場合には、あ
らかじめ制御部17に、その旨を指示しておく。
【0055】DCEインタフェース部13は、図5,6
に示すように、DTE20の専用回線30を使用した通
信状態を監視し、通信障害を検出するモニタ回路(MO
N)131を有している。この通信障害を検出したモニ
タ回路131は、図示していない信号線により制御部1
7に通知する。通知を受けた制御部17は、ターミナル
アダプタ部14,切替部16を制御しDTE20をIS
DN回線40側へ切替え、その旨表示するとともに、回
線試験部18を制御して専用回線30の試験を試験結果
が良となるまで定期的に繰り返す。専用回線30の障害
復旧により試験結果が良となると、切替部16を制御
し、DTE20を専用回線30側に復旧させる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明による第1の
回線切替装置は、従来外付けしていたISDNターミナ
ルアダプタ相当の機能を有し、かつISDN回線を介し
て制御,管理情報を送受信するターミナルアダプタ部
と、ターミナルアダプタ部と制御,管理情報を送受信し
この制御情報に従って切替部を制御する制御手段とを備
えており、またISDN回線のBチャネルのフレームを
制御,管理情報用とデータ用とに区分しているので、下
記に示す効果がある。 (1)バックアップ確立までの手順が従来に比べ容易で
あり、かつその時間が短縮される。 (2)自動着呼、自動切替が可能なためにリモート側の
オペレータが不要となる。 (3)外付けのISDNターミナルアダプタが不要とな
る。 (4)データ通信中でも制御情報やアラーム情報を通知
することができる。
【0057】本発明による第2の回線切替装置は、第1
の回線切替装置と同一機能のターミナルアダプタ部及び
制御手段に加え、専用回線及びISDN回線の試験を行
う回線試験部と、データ端末装置が専用回線に接続され
ている場合は回線試験部をISDN回線に接続しデータ
端末装置がISDN回線に接続されている場合は回線試
験部を専用回線に接続する切替部とを備えており、また
データ折返し回路や外部の回線試験手段を接続するため
の試験機切替回路を備えることができるので、第1の回
線切替装置の効果に加えて、専用回線側またはISDN
回線側のいずれかでオンラインデータ通信が行われてい
る場合でもオンラインデータ通信に支障を与えることな
く、また接続されたデータ端末装置、データ回線終端装
置、ISDN回線をそのつど切離すことなく、オフライ
ンとなった専用回線側またはISDN回線側のいずれに
対して容易に回線試験ができる効果がある。また、専用
回線側の試験の場合とISDN回線側の試験の場合と
で、回線試験部(または外部の回線試験手段)の試験機
を入替える必要がない。
【0058】さらに、制御手段に他の回線切替装置との
カスケード接続が可能な外部制御インタフェース部を備
え、識別番号により自己又は対向する装置宛の信号を認
識することができるので、複数の回線切替装置を対向と
してシステム構成した場合でも、1台の外部制御装置に
よってすべての回線切替装置の制御と専用回線側の回線
試験が容易に行え、試験時間を短縮できる効果がある。
【0059】また、DCEインタフェース部に専用回線
の通信状態を監視し制御手段に通知するモニタ回路を備
えることにより、ISDN回線によるバックアップと復
旧とをオペレータを介さずに自動的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】図1に示す回線切替装置を用いたデータ通信シ
ステムの一例を示すブロック図である。
【図3】分図(a),(b),(c)はそれぞれ、本発
明によるISDNベーシックインタフェースのBチャネ
ルのフレーム構成の一例を示す図である。
【図4】図1に示す回線切替装置を用いたデータ通信シ
ステムの他の例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例において、2本の専用回
線をバックアップする場合の回線切替装置の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6のターミナルアダプタ部の一例の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図8】図5,6の制御部の一例の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図5に示す回線切替装置を用いたデータ通信シ
ステムの一例を示すブロック図である。
【図10】分図(a),(b)は図5に示す回線切替装
置を用いた専用回線の試験構成を示すブロック図であ
る。
【図11】分図(a),(b)は図5に示す回線切替装
置を用いたISDN回線の試験構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11,16 切替部 12 DTEインタフェース部 13 DCEインタフェース部 14 ターミナルアダプタ部 15,17 制御部 18 回線試験部 19 試験機切替回路 20,20a,20b データ端末装置(DTE) 20―11〜20―1n,20―21〜20―2n
データ端末装置 21 ホストコンピュータ 22 サブホストコンピュータ 30,30a,30b 専用回線 31,31a,31b データ回線終端装置(DC
E) 40 ISDN回線 50 外部制御装置 60 外部試験機 101,101―1,101―2 回線切替装置 102,102―1,102―2 回線切替装置 102―11〜102―1n,102―21〜102―
2n 回線切替装置 131 モニタ回路(MON) 161,162 スイッチ回路 170 操作部 171 外部制御インタフェース部 172 バス 173 CPU 191 選択回路(SEL)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 11/04 H04L 13/00 315Z H04Q 11/04 S (72)発明者 黒田 朋宏 東京都港区三田一丁目4番28号日本電気 トランスミッションエンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 特開 平3−258150(JP,A) 特開 平3−77466(JP,A) 特開 平4−282939(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置に接続されるDTEイン
    タフェース部と、専用回線のデータ回線終端装置に接続
    されるDCEインタフェース部と、ISDN回線に接続
    され前記ISDN回線に対する発呼制御及び着呼制御を
    行い、入力されたデータ信号及び制御信号をインタフェ
    ース変換して出力するターミナルアダプタ部と、前記D
    CEインタフェース部を介した前記専用回線の試験と、
    前記ターミナルアダプタ部を介した前記ISDN回線の
    試験とを行う回線試験部と、前記DTEインタフェース
    部を前記DCEインタフェース部及び前記ターミナルア
    ダプタ部のいずれか一方に切替接続する第1のスイッチ
    回路と、前記回線試験部を前記DCEインタフェース部
    及び前記ターミナルアダプタ部のいずれか一方に切替接
    続する第2のスイッチ回路とを有する切替部と、外部か
    ら入力された制御情報と前記ターミナルアダプタ部を介
    した前記ISDN回線からの制御信号とに基づいて制御
    され、前記ターミナルアダプタ部,前記回線試験部及び
    前記切替部の動作を制御し、前記ターミナルアダプタ部
    を介して前記ISDN回線に制御信号を送信する制御手
    段とを備える回線切替装置。
  2. 【請求項2】 前記ターミナルアダプタ部が、前記IS
    DN回線のベーシックインタフェースのBチャネルのフ
    レーム構成をデータチャネル領域と制御チャネル領域と
    に区分し、前記データ処理装置のデータを前記データチ
    ャネル領域で送受信し、前記制御手段の制御信号を前記
    制御チャネル領域で送受信する請求項記載の回線切替
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段の制御に従い、外部の回線
    試験手段を接続するための外部試験インタフェース部と
    内蔵する前記回線試験部とのいずれか一方を前記切替部
    の第2のスイッチ回路に切替接続する試験機切替回路を
    有する請求項記載の回線切替装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、制御部と、キースイッ
    チの手動操作により前記制御情報を入力する操作部と、
    外部の制御装置からの前記制御情報を入力する外部制御
    インタフェース部とを有して成り、この外部制御インタ
    フェース部が、前段用接続回路と、後段用接続回路と、
    前記前段用接続回路からの信号を前記制御部と前記後段
    用接続回路とに分配し前記後段用接続回路からの信号と
    前記制御部からの信号とのOR論理演算を行い前記前段
    用接続回路に出力する信号制御回路とを有し、前記前段
    用接続回路及び前記後段用接続回路を介して他の回線切
    替装置とのカスケード接続を行い、あらかじめ指定され
    た識別番号に従って前記外部の制御装置と信号を送受信
    する請求項記載の回線切替装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記外部の制御装置か
    らの信号のあて先の識別番号が前記専用回線を介して対
    向する回線切替装置の識別番号であることを認識する
    と、この信号を前記ターミナルアダプタ部及び前記IS
    DN回線を介して前記対向する回線切替装置へ転送する
    請求項記載の回線切替装置。
  6. 【請求項6】 前記切替部と前記回線試験部間に設けら
    れた第1のデータ折返し回路と、前記ターミナルアダプ
    タ部と前記ISDN回線との間に設けられた第2のデー
    タ折返し回路とを備える請求項記載の回線切替装置。
  7. 【請求項7】 前記DCEインタフェース部が前記デー
    タ処理装置の前記専用回線を使用した通信状態を監視し
    通信障害を検出すると前記制御手段に通知するモニタ回
    路を有し、前記制御手段は前記通信障害の通知を受ける
    と前記ターミナルアダプタ部及び前記切替部を制御して
    前記DTEインタフェース部を前記ターミナルアダプタ
    部に切替接続するとともに前記回線試験部を制御して前
    記専用回線の試験を行い、試験結果が良であることを認
    識すると前記切替部を制御して前記DTEインタフェー
    ス部を前記DCEインタフェース部に接続させる請求項
    記載の回線切替装置。
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