JP2000078220A - キャリア再生回路 - Google Patents

キャリア再生回路

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JP2000078220A
JP2000078220A JP10243131A JP24313198A JP2000078220A JP 2000078220 A JP2000078220 A JP 2000078220A JP 10243131 A JP10243131 A JP 10243131A JP 24313198 A JP24313198 A JP 24313198A JP 2000078220 A JP2000078220 A JP 2000078220A
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signal
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Mutsuhiko Oishi
睦彦 大石
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリア再生回路において、受信信号と局部
発振信号の周波数が、伝送速度の半分以上ずれている場
合、擬似ロックしてしまう。 【解決手段】 周波数変換された信号の位相と1シンボ
ル遅延部3から出力された位相の差を計算し、1シンボ
ル間の位相変化量を求め、回転方向計算部10で、位相
計算部2で計算された位相と1サンプル遅延された位相
との差を計算し、1サンプル間の回転方向を求める。1
シンボル内の各サンプル間の回転方向から1シンボル間
の位相の回転方向を求め、位相変化補正部A11aで前
記1シンボル間の位相変化量と前記回転方向を用い、回
転方向と位相変化量の符号が一致しなかった場合は補正
を行う。補正後の位相変化量から、信号による位相変化
分を差し引き、周波数オフセットによる位相回転量を求
め、その後、周波数オフセット量が求められ、発振周波
数が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送波信号と周波
数の大略等しい局部発振信号を発生するキャリア再生回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送波信号と周波数の大略等
しい局部発振信号を発生するキャリア再生回路は移動体
通信に用いられている。最近では、ドップラー周波数を
用いた測位技術などの発達に伴い、高精度なキャリア再
生回路に対する要求が高まりつつある。
【0003】以下に、従来のキャリア再生回路について
図4を用いて説明する。図4において、1は受信信号と
局部発振信号をかける掛算器、2は掛算器1の出力の位
相を計算する位相計算部、3は前記位相を1シンボル時
間遅延させる1シンボル遅延部、4は位相計算部2と1
シンボル遅延部3の出力の差を計算し1シンボル間の位
相変化量を計算する減算器、5は前記位相変化量から、
信号による1シンボル間の位相変化分を取り除き周波数
オフセット(局部発振周波数と受信信号周波数との差)
による1シンボル間の位相回転量を計算する位相回転計
算部、6は前記位相回転量を周波数に変換する周波数オ
フセット計算部、7は前記周波数を平滑化するループフ
ィルタ、8はループフィルタ7の出力により発振周波数
が制御される局部発振器であり、前記各構成部によって
キャリア再生回路は構成されている。
【0004】以上の従来のキャリア再生回路について、
以下その動作を説明する。受信信号と局部発振信号は掛
算器1で掛け合わされ、周波数変換される。掛算器1に
より周波数変換された信号は、位相計算部2により位相
が計算される。減算器4では、前記位相と1シンボル遅
延部3から出力された位相の差を計算し、1シンボル間
の位相変化量を求める。位相回転計算部5では、前記位
相変化量から、信号による位相変化分を取り除き、周波
数オフセットによる位相回転量を求める。その後段に接
続された周波数オフセット計算部6では、前記位相回転
量を周波数に変換する。ループフィルタ7では、前記周
波数に帰還率を掛け平滑化を行う。局部発振器8では、
ループフィルタ7の出力を用いて発振周波数が制御され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法および構成では、周波数オフセットが伝送速度
の半分よりも大きな場合では、1シンボル間の位相変化
量の検出に誤りを生じる(変調方式として、1シンボル
間の位相変化量が、信号+1で+π/2、信号−1で−
π/2となるπ/2shifted−BPSKを仮定す
る。この変調方式に伝送速度のほぼ半分の周波数オフセ
ットが生じると、1シンボル間の位相変化量が信号+1
で3π/2であるのに−π/2と検出され、信号−1で
+π/2となる。この状態では、1シンボル間の位相変
化は周波数オフセットが存在しない場合と等しいため、
周波数オフセットが存在することが検知できない。その
ため、局部発振器は受信信号周波数とは異なった周波数
を発振したままロックしてしまう:擬似ロック)。この
ため擬似ロックをしてしまうという問題点を有してい
た。また、雑音などの影響で1シンボル間の位相変化量
が大きく検出されると、キャリア再生の安定性が劣化す
るという問題点も有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、搬送波周波数と局部発振周波数が伝送速度の半分
以上ずれている場合でも、擬似ロックすることなくキャ
リア再生を行うこと、また、キャリア再生の安定性を向
上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、周波数引き込みでは、1シンボル間の位相
変化量に加え、1シンボル間の位相回転方向を監視し、
位相変化量の符号と位相回転方向の符号が異なる場合に
位相変化量にオフセットを持たせるようにしたキャリア
再生回路とする。
【0008】本発明によれば、擬似ロックすることな
く、受信信号周波数と局部発振周波数を大略等しくする
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信信号と局部発振信号を掛け合わせ周波数変換を
行う掛算器と、前記周波数変換後の信号の位相を求める
位相計算部と、前記位相と1シンボル遅延させた前記位
相の差を計算し1シンボル間の位相変化量を計算する減
算器と、前記周波数変換後の信号の位相と、1サンプル
遅延させた前記周波数変換後の信号の位相の差を計算
し、1サンプル間の位相変化量を求め、1シンボル間の
位相回転方向を求める回転方向計算部と、前記1シンボ
ル間の位相変化量と前記回転方向を入力とし、前記位相
変化量と前記回転方向の符号が異なる場合に位相変化量
にオフセットを加える位相変化補正部と、前記補正後の
位相から、信号による位相変化を減算し周波数オフセッ
トによる位相回転を求める位相回転計算部と、前記位相
回転を周波数に変換する周波数オフセット計算部と、前
記周波数を平滑化するループフィルタと、前記ループフ
ィルタの出力を用いてその発振周波数が制御される局部
発振器とからなるもので、周波数オフセットが大きな場
合でも、擬似ロックすることなく、受信信号周波数と局
部発振周波数を大略等しくできる作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、受信信
号と局部発振信号を掛け合わせ周波数変換を行う掛算器
と、前記周波数変換後の信号の位相を求める位相計算部
と、前記位相と1シンボル遅延させた前記位相の差を計
算し1シンボル間の位相変化量を計算する減算器と、前
記位相変化量がしきい値を超える場合にオフセットを加
える位相変化補正部と、前記補正後の位相から、信号に
よる位相変化を減算し周波数オフセットによる位相回転
を求める位相回転計算部と、前記位相回転を周波数に変
換する周波数オフセット計算部と、前記周波数を平滑化
するループフィルタと、前記ループフィルタの出力を用
いてその発振周波数が制御される局部発振器とからなる
もので、雑音などにより1シンボル間の位相変化量が大
きくなった場合でも、局部発振周波数の安定性を高くで
きる作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、受信信
号と局部発振信号を掛け合わせ周波数変換を行う掛算器
と、前記周波数変換後の信号の位相を求める位相計算部
と、前記位相と1シンボル遅延させた前記位相の差を計
算し1シンボル間の位相変化量を計算する減算器と、前
記周波数変換後の信号の位相と、1サンプル遅延させた
前記周波数変換後の信号の位相の差を計算し、1サンプ
ル間の位相変化量を求め、1シンボル間の位相回転方向
を求める回転方向計算部と、ループフィルタの出力がし
きい値以上の場合は引き込みモードとし、前記フィルタ
の出力がしきい値以下の場合は安定モードとするモード
選択部のモード選択信号を入力とし、モード選択信号
が、引き込みモードの場合は第1の位相変化補正部を選
択し、安定モードの場合は第2の位相変化補正部を選択
する切り替えスイッチと、前記切替スイッチを介して前
記減算器に接続され、前記1シンボル間の位相変化量と
前記回転方向を入力とし、前記位相変化量と前記回転方
向の符号が異なる場合に位相変化量にオフセットを加え
る第1の位相変化補正部と、前記切替スイッチを介して
減算器に接続され、前記位相変化量がしきい値を超える
場合にオフセットを加える第2の位相変化補正部と、前
記第1の位相変化補正部と前記第2の位相変化補正部に
接続され、モード選択部の信号により引き込みモードの
場合は第1の位相変化補正部を選択し、安定モードの場
合は第2の位相変化補正部を選択する切替スイッチと、
前記補正後の信号から信号による位相変化を減算し周波
数オフセットによる位相回転を求める位相回転計算部
と、前記位相回転を周波数に変換する周波数オフセット
計算部と、前記周波数を平滑化するループフィルタと、
前記ループフィルタの出力を用いてその発振周波数が制
御される局部発振器と、前記ループフィルタの出力を用
いて前記切替スイッチの切替を行う前記モード選択部と
からなるもので、周波数オフセットが大きな場合には、
擬似ロックすることなく、受信信号周波数と局部発振周
波数を大略等しくでき、モード切替後は、局部発振周波
数の安定性を高くできるという作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1のキャ
リア再生回路のブロック図である。
【0013】図中の1は受信信号と局部発振信号をかけ
周波数変換を行う掛算器、2は掛算器1の出力の位相を
計算する位相計算部、3は前記位相を1シンボル時間遅
延させる1シンボル遅延部、4は位相計算部2と1シン
ボル遅延部3の出力の差を計算し1シンボル間の位相変
化量を計算する減算器、9は位相計算部2で求めた位相
を1サンプル遅延させる1サンプル遅延部、10は位相
計算部2で計算した位相と1サンプル遅延部3の出力の
差を計算し1サンプル間の位相変化の方向を求め、1シ
ンボル間の位相変化の方向を求める回転方向計算部、1
1aは、前記回転方向の符号と前記位相変化量の符号が
一致しなかった場合にオフセットを加える位相変化補正
部A、5は位相変化補正部A11aの出力から、信号に
よる1シンボル間の位相変化分を取り除き周波数オフセ
ット(局部発振周波数と受信信号周波数との差)による
1シンボル間の位相回転量を計算する位相回転計算部、
6は前記位相回転量を周波数に変換する周波数オフセッ
ト計算部、7は前記周波数を平滑化するループフィル
タ、8はループフィルタ7の出力により発振周波数が制
御される局部発振器である。
【0014】以上の各構成部を備えて構成されたキャリ
ア再生回路について、以下その動作を説明する。
【0015】受信信号と局部発振信号は掛算器1で掛け
合わされ周波数変換される。掛算器1により周波数変換
された信号は、位相計算部2により位相が計算される。
減算器4では、前記位相と1シンボル遅延部3から出力
された位相の差を計算し、1シンボル間の位相変化量を
求める。また、回転方向計算部10において、位相計算
部2で計算された前記位相と1サンプル遅延された位相
との差を計算し、1サンプル間の回転方向を求め、1シ
ンボル内の各サンプル間の回転方向から1シンボル間の
位相の回転方向を求める。位相変化補正部A11aで
は、前記1シンボル間の位相変化量と前記回転方向を用
い、回転方向と位相変化量の符号が一致しなかった場合
は補正を行う(回転方向が正で、位相変化量は−π/2
と検出された場合には、位相変化量に2πをたし、位相
変化量を3π/2と補正する。このことで、1シンボル
間の位相変化量が正しく検知される)位相変化補正部A
11aの後段に接続された位相回転計算部5では、前記
補正後の位相変化量から、信号による位相変化分を差し
引き、周波数オフセットによる位相回転量を求める(た
とえば、変調方式は、π/2shifted−BPSK
とし、位相変化量は5π/8と仮定すると、信号による
位相変化分π/2を減算し、周波数オフセットによる位
相回転量はπ/8となる)。前記位相回転量は、後段の
周波数オフセット計算部6により位相から周波数に変換
され、周波数オフセット量が求められる。周波数オフセ
ット計算部6の後段に接続されたループフィルタ7で
は、前記周波数オフセット量を平滑化する。局部発振器
8では、ループフィルタ7の出力を用いて発振周波数が
制御される。
【0016】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2のキャリア再生回路のブロック図である。
【0017】この実施の形態2のキャリア再生回路は、
前記実施の形態1のキャリア再生回路における1サンプ
ル遅延部9と、回転方向計算部10とを削除した構成と
なっており、他の構成は実施の形態1のキャリア再生回
路と同様に構成されている。
【0018】以上のように構成されたキャリア再生回路
について、以下その動作を説明する。
【0019】受信信号と局部発振信号は掛算器1で掛け
合わされ周波数変換される。掛算器1により周波数変換
された信号は、位相計算部2により位相が計算される。
減算器4では、前記位相と1シンボル遅延部3から出力
された位相の差を計算し、1シンボル間の位相変化量を
求める。位相変化補正部B11bでは、前記1シンボル
間の位相変化量がしきい値を超えた場合にオフセットを
加える(たとえばしきい値を±πとし、しきい値±πを
超えた場合に、位相変化量が正の場合はπを減算し、位
相変化量が負の場合にはπを加算する。たとえば、位相
変化量が9π/8と検出された場合にはπを減算し、位
相変化量をπ/8とする。このことにより、1シンボル
間の位相変化量が小さく検出され、局部発振器の周波数
制御量が小さくなるため、安定度を高めることができ
る)。位相変化補正部B11bの後段に接続された位相
回転計算部5では、前記補正後の位相変化量から、信号
による位相変化分を差し引き、周波数オフセットによる
位相回転量を求める。前記位相回転量は、後段の周波数
オフセット計算部6により位相から周波数に変換され、
周波数オフセット量が求められる。周波数オフセット計
算部6の後段に接続されるループフィルタ7では、前記
周波数オフセット量を平滑化する。局部発振器8では、
ループフィルタ7の出力を用いて発振周波数が制御され
る。
【0020】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3のキャリア再生回路のブロック図である。
【0021】この実施の形態3のキャリア再生回路は、
前記実施の形態1のキャリア再生回路における位相変化
補正部を、回転方向の符号と前記位相変化量の符号が一
致しなかった場合にオフセットを加える位相変化補正部
A11aと、位相変化量がしきい値を超えた場合にオフ
セットを加える位相変化補正部B11Bとし、減算器4
と位相変化補正部A11aおよび位相変化補正部B11
bの間に接続された切替スイッチ12aと、位相変化補
正補正部A11aと位相変化補正部B11bの後段に接
続された切替スイッチ12bと、ループフィルタ7の後
段に接続され、ループフィルタ7の出力により引き込み
モードと安定モードの切替を行うモード選択部13を付
加した構成であり、他の構成部は実施の形態1と同様に
構成されている。
【0022】以上のように構成されたキャリア再生回路
について、以下その動作を説明する。
【0023】受信信号と局部発振信号は掛算器1で掛け
合わされ周波数変換される。掛算器1により周波数変換
された信号は、位相計算部2により位相が計算される。
減算器4では、前記位相と1シンボル遅延部3から出力
された位相の差を計算し、1シンボル間の位相変化量を
求める。また、回転方向計算部10において、位相計算
部2で計算された前記位相と1サンプル遅延された位相
との差を計算し、1サンプル間の回転方向を求め、1シ
ンボル内の各サンプル間の回転方向から1シンボル間の
位相の回転方向を求める。切替スイッチ12aを通して
減算器4に接続された位相変化補正部A11aでは、前
記1シンボル間の位相変化量と前記回転方向を用い、回
転方向と位相変化量の符号が一致しなかった場合は補正
を行う。
【0024】また、切替スイッチ12aを通して減算器
4に接続された位相変化補正部B11bでは、前記1シ
ンボル間の位相変化量がしきい値を超えた場合にオフセ
ットを加える。前記位相変化補正部A11aおよび位相
変化補正部B11bは、切替スイッチ12bを通して、
位相回転計算部5に接続される。位相回転計算部5で
は、前記補正後の位相変化量から、信号による位相変化
分を差し引き、周波数オフセットによる位相回転量を求
める。前記位相回転量は、後段の周波数オフセット計算
部6により位相から周波数に変換され、周波数オフセッ
ト量が求められる。周波数オフセット計算部6の後段に
接続されるループフィルタ7では、前記周波数オフセッ
ト量を平滑化する。局部発振器8では、ループフィルタ
7の出力を用いて発振周波数が制御される。ループフィ
ルタ7の出力に接続されたモード選択部13は、ループ
フィルタ7の出力がしきい値を超える大きな値の場合に
は、引き込みモードとし位相変化補正部A11aを選択
し、しきい値よりも小さな値の場合には、安定モードと
し位相変化補正部B11bを選択するように、切替スイ
ッチ12aおよび12bは制御される。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、周波数引き込みでは、1シンボル間の位相変
化量に加え、1シンボル間の位相回転方向を監視し、位
相変化量の符号と位相回転方向の符号が異なる場合に位
相変化量にオフセットを持たせることにより、擬似ロッ
クすることなく、受信信号周波数と局部発振周波数を大
略等しくすることができる。また、安定動作モードで
は、1シンボル間の位相変化量がしきい値を超えた場合
に、位相変化量にオフセットを持たせることで、局部発
振周波数の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のキャリア再生回路のブ
ロック図
【図2】本発明の実施の形態2のキャリア再生回路のブ
ロック図
【図3】本発明の実施の形態3のキャリア再生回路のブ
ロック図
【図4】従来のキャリア再生回路のブロック図
【符号の説明】
1 掛算器 2 位相計算部 3 1シンボル遅延部 4 減算器 5 位相回転計算部 6 周波数オフセット計算部 7 ループフィルタ 8 局部発振器 9 1サンプル遅延部 10 回転方向計算部 11a 位相変化補正部A 11b 位相変化補正部B 12a 切替スイッチ 12b 切替スイッチ 13 モード選択部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号と局部発振信号を掛け合わせ周波
    数変換を行う掛算器と、前記周波数変換後の信号の位相
    を求める位相計算部と、前記位相と1シンボル遅延させ
    た前記位相の差を計算し1シンボル間の位相変化量を計
    算する減算器と、前記周波数変換後の信号の位相と、1
    サンプル遅延させた前記周波数変換後の信号の位相の差
    を計算し、1サンプル間の位相変化量を求め、1シンボ
    ル間の位相回転方向を求める回転方向計算部と、前記1
    シンボル間の位相変化量と前記回転方向を入力とし、前
    記位相変化量と前記回転方向の符号が異なる場合に位相
    変化量にオフセットを加える位相変化補正部と、前記補
    正後の位相から、信号による位相変化を減算し周波数オ
    フセットによる位相回転を求める位相回転計算部と、前
    記位相回転を周波数に変換する周波数オフセット計算部
    と、前記周波数を平滑化するループフィルタと、前記ル
    ープフィルタの出力を用いてその発振周波数が制御され
    る局部発振器とからなることを特徴とするキャリア再生
    回路。
  2. 【請求項2】受信信号と局部発振信号を掛け合わせ周波
    数変換を行う掛算器と、前記周波数変換後の信号の位相
    を求める位相計算部と、前記位相と1シンボル遅延させ
    た前記位相の差を計算し1シンボル間の位相変化量を計
    算する減算器と、前記位相変化量がしきい値を超える場
    合にオフセットを加える位相変化補正部と、 前記補正後の位相から、信号による位相変化を減算し周
    波数オフセットによる位相回転を求める位相回転計算部
    と、前記位相回転を周波数に変換する周波数オフセット
    計算部と、前記周波数を平滑化するループフィルタと、
    前記ループフィルタの出力を用いてその発振周波数が制
    御される局部発振器とからなることを特徴とするキャリ
    ア再生回路。
  3. 【請求項3】受信信号と局部発振信号を掛け合わせ周波
    数変換を行う掛算器と、前記周波数変換後の信号の位相
    を求める位相計算部と、前記位相と1シンボル遅延させ
    た前記位相の差を計算し1シンボル間の位相変化量を計
    算する減算器と、前記周波数変換後の信号の位相と、1
    サンプル遅延させた前記周波数変換後の信号の位相の差
    を計算し、1サンプル間の位相変化量を求め、1シンボ
    ル間の位相回転方向を求める回転方向計算部と、ループ
    フィルタの出力がしきい値以上の場合は引き込みモード
    とし、前記フィルタの出力がしきい値以下の場合は安定
    モードとするモード選択部のモード選択信号を入力と
    し、モード選択信号が、引き込みモードの場合は第1の
    位相変化補正部を選択し、安定モードの場合は第2の位
    相変化補正部を選択する切り替えスイッチと、前記切替
    スイッチを介して前記減算器に接続され、前記1シンボ
    ル間の位相変化量と前記回転方向を入力とし、前記位相
    変化量と前記回転方向の符号が異なる場合に位相変化量
    にオフセットを加える第1の位相変化補正部と、前記切
    替スイッチを介して減算器に接続され、前記位相変化量
    がしきい値を超える場合にオフセットを加える第2の位
    相変化補正部と、前記第1の位相変化補正部と前記第2
    の位相変化補正部に接続され、モード選択部の信号によ
    り引き込みモードの場合は第1の位相変化補正部を選択
    し、安定モードの場合は第2の位相変化補正部を選択す
    る切替スイッチと、前記補正後の信号から信号による位
    相変化を減算し周波数オフセットによる位相回転を求め
    る位相回転計算部と、前記位相回転を周波数に変換する
    周波数オフセット計算部と、前記周波数を平滑化するル
    ープフィルタと、前記ループフィルタの出力を用いてそ
    の発振周波数が制御される局部発振器と、前記ループフ
    ィルタの出力を用いて前記切替スイッチの切替を行う前
    記モード選択部とからなることを特徴とするキャリア再
    生回路。
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