JP2000075716A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000075716A
JP2000075716A JP10259495A JP25949598A JP2000075716A JP 2000075716 A JP2000075716 A JP 2000075716A JP 10259495 A JP10259495 A JP 10259495A JP 25949598 A JP25949598 A JP 25949598A JP 2000075716 A JP2000075716 A JP 2000075716A
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JP
Japan
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blade
roller
pressure roller
release material
fixing device
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Pending
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JP10259495A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kodaira
康弘 小平
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型材塗布手段の高寿命化を図り、筆記性や
ファクシミリ送付性、OHPのオイルムラ等の不具合を
解消できる定着装置を提供する。 【解決手段】 離型材規制用のブレード6を保特するブ
ラケット7の背面両端部に、溝状を形成するカム面構成
部材20、20を2箇所設け、離型材塗布ローラ3のみ
の離型材塗布状態では偏芯カム21の偏芯部21aがカ
ム面構成部材20に設けた溝に入り込み、ブレード6の
エッジが加圧ローラ2に対して当接しない解除状態とな
る。離型材塗布ローラ3に加えてブレード効果を得ると
きは偏芯カム21の偏芯部21aをカム面構成部材20
に設けた溝に入らない状態とし、ゴムブレード6を引っ
張りスプリング8の付勢力によって加圧ローラ2の表面
に当接させる。ブレード6の動作はプログラム的にまた
は操作パネル等からの指示により機械動作中任意に行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離型材を使用する
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ローラタイプの離型材塗布手段のみまたはクリーニング
ウェブ方式と併用している定着装置では、加熱ローラの
寿命に関してはよいものの、普通紙コピーでは複写後の
転写紙の筆記性が悪く、ファクシミリ送付時等には給紙
不良を起こし易く、OHPコピー時ではオイルムラが発
生し易かった。また、複写後のOHPシートを専用の投
影機にセットした際にも投影機のガラス面に離型材が付
着する不具合が発生していた。これらの不具合は、いず
れも離型材塗布手段及びクリーニング部材がともにロー
ラタイプであるために起こるものであり、このタイプの
離型材塗布量は、A4紙では少なくても8〜12mgと
多かった。
【0003】ゴム等の弾性タイプのブレードであれば離
型材塗布量がA4紙で2〜6mgとほぼ半分に抑えるこ
とができるが、加熱ローラにブレードを当接させること
はオフセットトナーまたは紙粉を堰き止めることになる
ため、ローラ寿命に関しては好ましくない。すなわち、
離型材塗布装置がローラタイプの定着装置では、海外紙
などの紙粉の多い紙では離型性の関係から加熱ローラか
ら加圧ローラに紙粉が回り込み、加圧ローラの表面が紙
粉で真っ白になってしまう。そして紙粉の多い紙を連続
通紙した後にOHPを通紙すると、加圧ローラからの紙
粉が転写され、最初の数枚のシート裏面が白色化する現
象が現れる。
【0004】また、両面複写に関しては表面(第1面)
と裏面(第2面)で光沢差が発生することになる。これ
は、裏面は基本的には通常複写と同様な複写過程が行わ
れるものの、表面は2度定着ユニット内を通過するため
裏面に比べて多くの熱量が加わるためである。この表裏
光沢差は、加圧ローラ側の離型材の量によっても差があ
る。すなわちこれは、離型材の量が光沢性に影響を及ぼ
すという理論からくるもので、2度目に定着ユニットに
進入する際は表面が加圧ローラ側であることから、加圧
ローラ側の離型材が少なければ表面の光沢度を抑えるこ
とができる。
【0005】なお特開平05−188818号公報に開
示の電子写真装置の定着装置には、ブレードの圧解除に
ついての開示があるが、この技術はローラ交換時を対象
とするものであり、ローラ塗布方式とブレード規制方式
の組み合わせに関する技術は本発明者等が知るかぎりで
は存在していなかった。
【0006】そこで本発明は、加圧部材に対するクリー
ニング部材の圧力の加圧/解除を機械動作中でも操作パ
ネル等外部からまたはプログラムによって自由に行える
ようにし、ファクシミリ送信用資料のコピー時やOHP
コピーの際にはブレードを当接状態にし、それ以外のオ
イル量が多くても画像等に影響の無い通常コピー時等で
は加圧ローラに対するブレードの当接を解除し、上記従
来の問題を解消しつつ加圧ローラの高寿命化を図ること
を目的とする。
【0007】また本発明は、OHPモード選択時にブレ
ードが加圧ローラに当接するようにして、OHPシート
の白色化やオイルムラまたは投影機へのオイル付着等ロ
ーラタイプの離型材手段で発生するOHPシート関係の
諸問題を解消することを目的とする。
【0008】さらに本発明は、両面複写選択時にブレー
ドが加圧ローラに当接するようにして、両面コピー時の
表裏光沢差を少なくすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の定着装置のうち
請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、剛
体に弾性層を被覆してなる加熱ローラ及び該加熱ローラ
に圧接する加圧ローラと、上記加熱ローラに対して離型
材を塗布するロールタイプの離型材塗布手段と、上記加
圧ローラに回り込んだ離型材及び紙粉等を規制またはク
リーニングする加圧ローラ用ブレードを備え、これら加
熱ローラと加圧ローラで形成されるニップ内を通過させ
ることにより転写紙上の未定着画像を半永久的に定着さ
せる定着装置において、上記加圧ローラ用ブレードの上
記加圧ローラへの当接、解除動作を機械動作中任意に行
わせる手段を備えることを特徴とする。
【0010】同請求項2に係るものは、OHP複写選択
時に上記加圧ローラ用ブレードを上記加圧ローラへ当接
するように制御する手段を有することを特徴とする。
【0011】同請求項3に係るものは、両面複写選択時
に上記加圧ローラ用ブレードを上記加圧ローラへ当接す
るように制御する手段を有することを特徴とするる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明が対象とする定着装置
の基本構成を示す断面図である。定着の過程としては、
加熱ローラ1と加圧ローラ2で形成されるニップを、未
定着像11ののった転写紙10が通過することにより、
未定着画像を半永久画像とするものである。このとき、
加熱ローラ1と転写紙10または加熱ローラ2とトナー
との離型性を高めるために、離型材塗布ローラ3を加熱
ローラ1に板バネ5によって圧接させてあり、加熱ロー
ラ1と加圧ローラ2との回転により従動するようになっ
ている。ただし、離型材塗布ローラ3は加熱ローラ1上
に十分な離型材が存在するときはスリップによって回転
せず、加熱ローラ1の表面が乾いた状態、すなわち離型
材を必要とする状態にある時のみ回転する。離型材塗布
ローラ3には、板バネ5とともに、フェルト4等の離型
材を含浸させた部材が圧接させてあり、加熱ローラ1と
離型材塗布ローラ3及び離型材塗布ローラ3とフェルト
4の圧力は適度に保たれている。
【0013】また、加圧ローラ2に回り込んだ離型材あ
るいはオフセットトナーや紙粉等を除去するために加圧
ローラ用のブレード6が設けてある。このブレード6
は、ブラケット7をスプリング8によって図中の矢印方
向に引っ張ることにより適度な圧力で加圧ローラ2に当
接させてある。
【0014】図2は本発明に係る定着装置の実施形態を
示す斜視図である。この実施形態では、ブレード6を保
持するブラケット7の背面両端部に、図示のように曲げ
て溝状を形成するカム面構成部材20、20を2箇所設
け、そこに偏芯カム21の偏芯部21aが回転角度によ
り入り込むようになっている。また偏芯カム21の軸2
2の端部には駆動入力ギヤ23が設けてあり、これを駆
動モータ24のプロファイルにより180度ずつ回せる
ようになっている。
【0015】図3(A)は、離型材塗布ローラ3のみの
離型材塗布状態を示す断面図である。ここで偏芯カム2
1の偏芯部21aはカム面構成部材20に設けた溝に入
り込んだ状態となっており、ブレード6のエッジは加圧
ローラ2に対して当接しない(解除)状態となってい
る。また図3(B)は、離型材塗布ローラ3に加えてブ
レード効果を得るときの状態を示す断面図である。ここ
で偏芯カム21の偏芯部21aはカム面構成部材20に
設けた溝に入らない状態となっているため、ブレード6
は引っ張りスプリング8の付勢力によって加圧ローラ2
の表面に当接している。
【0016】図4は普通紙複写時とOHPコピーあるい
は両面コピー時で動作内容を異ならせた本発明の実施形
態の動作を示すフローチャートである。通常コピー時
(普通紙)では図3(A)の状態となっており、OHP
コピー時には操作パネル等の情報(「OHPモード」選
択)等によりモータ24が180度回転し、図3(B)
の状態になることにより、離型材塗布ローラによって塗
布される離型材を規制する。
【0017】そのためまずOHPモードまたは両面モー
ドが選択されているかどうか判断し(ステップ1)、O
HPモードまたは両面モードであればブレード6を解除
するための信号をオンとし(ステップ2)、モータ24
を駆動してカム21を180度回転させ(ステップ
3)、コピースタート(ステップ4)、コピーエンド
(ステップ5)に続き、再びモータ24を駆動してカム
21を180度回転させ(ステップ6)、待機状態に戻
る。OHPモードが選択されていなければ(ステップ
1)、コピースタート(ステップ4)、コピーエンド
(ステップ5)に続いて待機状態に戻る。すなわち、O
HPモードでは、指定枚数コピーが終了した後(両面モ
ードでは表面−裏面)、モータ24がカム21を180
度回転させることにより再度図2(B)の状態に戻り、
以後これを繰り返すことによりOHP複写時と両面複写
時のみ常時ブレード6を当接状態にする。すなわちこの
動作は、図示せぬ操作パネル上のキーの押し下げにリン
クして機械稼働中であっても自由に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の定着装置においては、以上説
明してきたように、加圧側のオイル規制(またはクリー
ニング)ブレードの圧力の加圧/解除を機械稼働中でも
自由に行えるようにしたため、ファクシミリ送信用資料
のコピーやOHPコピー等の際にはブレードを当接状態
にし、それ以外の場合はブレードを解除状態にさせる等
して、OHPシートの白色化及びムラ防止、筆記性向上
等を可能にしながら加圧ローラの高寿命化を図れ、ユー
ザに良好なコピーを提供し、かつサービス性に優れた装
置を提供することが可能になるという効果がある。
【0019】請求項2の定着装置においては、以上説明
してきたように、OHPモード選択時にのみブレードが
加圧ローラに当接する構成とすることにより、上記共通
の効果に加え、OHPの白色化やオイルムラ、投影機へ
のオイル付着等、ローラタイプの離型材手段で発生する
OHPシートへのコピー時の問題を解消することがで
き、あらゆる転写紙で良好な画像を提供することが可能
となり、さらに加圧ローラの寿命を損ねない高耐久な装
置を提供することが可能になるという効果がある。
【0020】請求項3の定着装置においては、以上説明
してきたように、両面複写選択時にブレードが加圧ロー
ラに当接する構成とすることにより、上記共通の効果に
加え、両面時の表裏光沢差を少なくできるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とする定着装置の基本構成を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る定着装置の実施形態を示す斜視図
である。
【図3】図2の装置で離型材塗布ローラのみの離型材塗
布状態を示す断面図(A)と、離型材塗布ローラに加え
てブレード効果を得るときの状態を示す断面図(B)で
ある。
【図4】図2の装置で転写紙が普通紙複写時とOHPコ
ピーまたは両面コピー時で異ならせた場合の本発明の実
施形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 2 加圧ローラ 3 離型材塗布ローラ 4 フェルト 5 板バネ 6 ブレード 7 ブラケット 8 引っ張りスプリング 10 転写紙 11 未定着像 20 カム面構成部材 21a 偏芯カムの偏芯部 21 偏芯カム 22 偏芯カムの軸 23 駆動入力ギヤ 24 駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛体に弾性層を被覆してなる加熱ローラ
    及び該加熱ローラに圧接する加圧ローラと、上記加熱ロ
    ーラに対して離型材を塗布するロールタイプの離型材塗
    布手段と、上記加圧ローラに回り込んだ離型材及び紙粉
    等を規制またはクリーニングする加圧ローラ用ブレード
    を備え、これら加熱ローラと加圧ローラで形成されるニ
    ップ内を通過させることにより転写紙上の未定着画像を
    半永久的に定着させる定着装置において、上記加圧ロー
    ラ用ブレードの上記加圧ローラへの当接、解除動作を機
    械動作中任意に行わせる手段を備えることを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】 OHP複写選択時に上記加圧ローラ用ブ
    レードを上記加圧ローラへ当接するように制御する手段
    を有することを特徴とする請求項1の定着装置。
  3. 【請求項3】 両面複写選択時に上記加圧ローラ用ブレ
    ードを上記加圧ローラへ当接するように制御する手段を
    有することを特徴とする請求項1の定着装置。
JP10259495A 1998-08-28 1998-08-28 定着装置 Pending JP2000075716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101244682B1 (ko) * 2006-01-12 2013-03-18 삼성전자주식회사 중간전사매체의 크리닝장치

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Effective date: 20051019