JPH05188720A - カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置 - Google Patents

カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置

Info

Publication number
JPH05188720A
JPH05188720A JP1943492A JP1943492A JPH05188720A JP H05188720 A JPH05188720 A JP H05188720A JP 1943492 A JP1943492 A JP 1943492A JP 1943492 A JP1943492 A JP 1943492A JP H05188720 A JPH05188720 A JP H05188720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
recording material
image forming
silicone oil
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1943492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Goto
後藤  達也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1943492A priority Critical patent/JPH05188720A/ja
Publication of JPH05188720A publication Critical patent/JPH05188720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面コピーが可能なカラー複写機においてコ
ピー用紙上のシリコーンオイルの転移による搬送不良等
を防ぐことができる自動両面紙搬送装置を提供すること
を目的としている。 【構成】 定着ローラ1及び加圧ローラ2のニップ部よ
りも紙の搬送方向前方に設けられた両面画像形成用紙搬
送路において、搬送ローラ対6a,6bよりも上記紙の
搬送方向前方にゴム製のブロッタローラ4及び搬送ロー
ラ5からなるブロッタローラ部を設ける。これにより、
上記ニップ部を通過して表面にシリコーンオイルが転移
した紙30は、上記ブロッタローラ部を通過する際に表
面のシリコーンオイルを除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動両面画像形成機能
を有する複写機等の電子写真方式のカラー画像形成装置
における両面画像形成用記録材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式を用いたカラー複写
機においては、複数色のトナーの塗り重ねにより白黒複
写機に比べてコピー用紙等の記録材上のトナー層が厚く
なるので、定着装置における定着ローラへのオフセット
を確実に防止するために、定着ローラ上におけるシリコ
ーンオイル等の離型剤の塗布を白黒複写機の100倍程
度の量で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白黒複
写機ではシリコーンオイルの塗布量が少ないために特に
は問題とならないが上記従来例では定着ローラ上に多量
のシリコーンオイルを塗布するためにコピー用紙にもシ
リコーンオイルの付着が見られた。
【0004】したがって、カラー複写機において自動両
面コピーを行おうとする場合、片面のコピー終了後の定
着によってコピー用紙表面上にシリコーンオイルが付着
すると、コピー用紙を反転して再給紙させるために設け
られた両面紙搬送装置の搬送ローラにもコピー用紙表面
に付着したシリコーンオイルが転移してしまう。このた
め、コピー用紙と搬送ローラとの間にシリコーンオイル
によるすべりが生じ搬送不良を起こすという問題点があ
った。
【0005】また、転写ドラムを有するカラー複写機に
おいては再給紙されたコピー用紙の裏面に転写を行う際
に、該コピー用紙が、既に画像が形成されている面、す
なわちシリコーンオイルが付着している面を内側にして
転写ドラム上の転写シートに張り付くために、コピー用
紙表面上のシリコーンオイルが転写シート表面上にも転
移するといいう問題点があった。
【0006】さらに、転写シートからコピー用紙が分離
された後には転写ドラムが感光ドラムと接触しているた
めに転写シート表面上に付着したシリコーンオイルが感
光ドラムにも転移し感光ドラムを劣化させる危険性もあ
った。
【0007】本発明は上記問題点を解決し、両面コピー
が可能なカラー複写機においてコピー用紙上のシリコー
ンオイルの転移による搬送不良等を防ぐことができる自
動両面紙搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記問
題点は、一方の面に画像形成部にて未定着現像剤像を形
成され、離型剤を塗布された定着部にて定着される記録
材を、他方の面に画像を形成するために再び上記画像形
成部に搬送せしめるカラー画像形成装置の両面画像形成
用記録材搬送装置において、記録材搬送路中に記録材を
直接挟持搬送せしめてあるいはクリーニング部材を記録
材に当接せしめて離型剤を除去する弾性体のクリーニン
グローラを設けたことによって達成される。
【0009】
【作用】本発明によれば、画像形成部にて表面に形成さ
れたカラーの未定着現像剤像を担持した記録材は、定着
部にて永久画像形成として定着される。このとき、定着
部にはオフセット現象を確実に防ぐために多量の離型剤
が塗布されており、この離型剤は記録材にも転移する。
しかしながら、該記録材が両面画像形成のために記録材
搬送装置を通過する際、搬送路中に設けられた弾性体の
クリーニングローラに直接挟持されるか、あるいは、該
ローラによって当接させられたクリーニング部材と摺擦
しながら搬送される。したがって、記録材に転移した離
型材は該クリーニングローラによって除去され、良好な
記録材搬送並びに裏面の画像形成が行われる。
【0010】
【実施例】本発明の第一実施例ないし第三実施例を図面
に基づいて説明する。
【0011】〈第一実施例〉先ず、本発明の第一実施例
を図1及び図2に基づいて説明する。図1において1は
定着ローラであり、該定着ローラ1には加圧ローラ2が
圧接するように配設されている。現像・転写プロセスに
よって記録材たるコピー用紙30上に形成されたカラー
トナー像は、上記定着ローラ1及び加圧ローラ2によっ
て形成されるニップ部において加熱・加圧されて定着さ
れる。この際にトナー像の定着ローラ1へのオフセット
を防止するために、例えば高分子多孔質部材を用いた定
着オイル塗布装置10によりシリコーンオイル等の離型
剤が定着ローラ1に塗布されている。定着ローラ1に塗
布されたシリコーンオイルの一部は加圧ローラ2にも転
移するが加圧ローラ2に当接されたクリーニングブレー
ド11によってかき落されるためコピー用紙30の裏面
へのシリコーンオイルの付着は微量である。しかしなが
ら、コピー用紙30の表面(トナー像面)には多量のシ
リコーンオイルが付着して定着ローラ対のニップ部から
排出される。
【0012】コピーモードが片面コピーの場合には、軸
15を中心に回動可能に設けられたフラッパ3は、図1
中時計回りの方向に付勢されており、定着ローラ対のニ
ップ部から排出されたコピー用紙30は排出ローラ対1
2によりそのまま排紙トレイへと排出される。
【0013】一方、コピーモードが両面コピーの場合に
は、フラッパ3は図1中反時計回りの方向に付勢されて
おり、コピー用紙30は定着ローラ対のニップ部から排
出された後にフラッパ3の下方を通り、ガイド板8によ
り搬送ローラ6a,6bよりなる搬送ローラ対6へと導
かれる。
【0014】なお、ここで、定着ローラ対のニップ部か
ら排紙ローラ対12あるいは搬送ローラ対6までの距離
は該カラー複写機に通紙可能な最小紙長よりも短くして
ある。
【0015】また、搬送ローラ6aは、ゴム製のローラ
でありモータ等の駆動手段(図示せず)より駆動を伝達
されて一定の回転数で回転するように構成されている。
一方、搬送ローラ6bは、POM等のプラスチック製の
ローラであり、搬送ローラ6aあるいはコピー用紙30
に当接することによって従動回転するように、その回転
軸は搬送ローラ6aの方向に付勢されている。
【0016】搬送ローラ対6へと導かれたコピー用紙3
0は搬送ローラ6aの作用によりさらに下流側のブロッ
タローラ部へと導かれる。ブロッタローラ部は搬送ロー
ラ5とブロッタローラ4とから構成されており、搬送ロ
ーラ5は搬送ローラ6aと同様に駆動手段をもったゴム
製のローラであり、コピー用紙30を搬送方向へ一定の
速度で搬送するものである。
【0017】このブロッタローラ4は、図2に示すよう
に、金属あるいはプラスチック製の中空軸41の外周が
オイル吸収性の良いフェルトあるいはモルトプレン42
等で構成されており、その全幅はコピー用紙30の横幅
よりも広くなっている。また、ブロッタローラ4は、搬
送ローラ6bと同様に搬送ローラ5あるいはコピー用紙
30と当接することによる従動駆動としても良いし、独
立に駆動をもたせても構わない。
【0018】また、上記ブロッタローラ4は、搬送ロー
ラ5の方向に軽付勢されており、ブロッタローラ部に導
かれたコピー用紙30はブロッタローラ4と搬送ローラ
5によって作られるニップ部を通過する際にコピー用紙
30の表面に付着したシリコーンオイルを除去するよう
になっている。
【0019】シリコーンオイルは比較的蒸発性が良いた
め、ブロッタローラ4に吸収されたシリコーンオイル
は、短期間のうちに蒸発し蓄積されることはない。
【0020】以上のように定着時にコピー用紙30の表
面に付着したシリコーンオイルはブロッタローラ4によ
って除去されるのでシリコーンオイルが他の部位にまで
転移することなく安定した両面紙搬送が可能である。
【0021】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を図3に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0022】本実施例は、ブロッタローラ4がスポンジ
ゴム製のローラ18の搬送ローラ5側にオイル吸収性の
高いウェッブ状のクリーニング部材17を半周程度巻き
付けたものである。中継軸16a,16b,16c,1
6dを介することによって、クリーニング部材17はそ
の送り出しローラ19から巻き取りローラ20に至るま
で均一に張られてにる。巻き取りローラ20はコピー毎
に作動するソレノイドによってワンウェイクラッチを介
して間欠駆動されてクリーニング部材17を少しづつ巻
き上げる。
【0023】また、ローラ18及び送り出しローラ19
はクリーニング部材17の巻き上げ量に応じて回転す
る。なお、クリーニング部材17の全幅はコピー用紙3
0の横幅よりも広くなっており、クリーニング部材17
と搬送ローラ5との間は、コピー用紙30の厚さよりも
僅かに大きい程度の隙間を開けておく。
【0024】ブロッタローラ部に導かれたコピー用紙3
0は搬送ローラ5によってその裏面に搬送力を受け、表
面がブロッタローラ4のクリーニング部材17に擦りつ
けられながら搬送される。このことにより、コピー用紙
30の表面に付着したシリコーンオイルはクリーニング
部材17によって除去される。
【0025】また、コピー用紙30とクリーニング部材
17との摩擦による搬送力の低下を防止するためにブロ
ッタローラ4は搬送ローラ対6に近接して配置して搬送
ローラ6aの送り出し力を利用すると共に、ブロッタロ
ーラ4の下流側にも近接して搬送ローラ7a,7bより
なる搬送ローラ対7を設け、搬送ローラ7aの引張り力
を利用している。
【0026】ここで、搬送ローラ7a及び7bは、それ
ぞれ搬送ローラ6a及び6bに対応した構成となってい
る。さらにガイド9によりコピー用紙30の通路を規制
することにより安定した紙搬送を実現できる。
【0027】また、クリーニング部材17が送り出しロ
ーラ19から巻き取りローラ20に至る経路の途中で、
中継軸16aと16bの間及び中継軸16cと16dの
間でそれぞれ搬送ローラ6b及び7bに接触している。
したがって、搬送ローラ6b及び7bに付着したシリコ
ーンオイルもクリーニング部材17によって清掃され
る。
【0028】〈第三実施例〉次に、本発明の第三実施例
を図4に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0029】すなわち、ブロッタローラ4の送り出しロ
ーラ19及び巻き取りローラ20に巻き付けられたクリ
ーニング部材17を搬送ローラ7b及び6bに当接させ
ることにより各々のローラを清掃するものである。
【0030】この際に、ローラ18に巻き付いたクリー
ニング部材17がコピー用紙30と接触する側と逆の面
が搬送ローラ6b及び7bに接触するように、送り出し
ローラ19及び巻き取りローラ20に巻いておけば、効
率良くシリコーンオイルの除去が可能である。
【0031】また、送り出しローラ19及び巻き取りロ
ーラ20はクリーニング部材17の巻き取り量が変化し
ても搬送ローラ6b及び7bへの接触が保たれるように
付勢されている。
【0032】以上のような構成により、第一実施例と同
様にコピー用紙30に付着したシリコーンオイルはクリ
ーニング部材17によって除去され、同時に搬送ローラ
6b及び7bも清掃されるので、シリコーンオイルが他
の部材にまで転移することなく安定した両面紙搬送が可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材搬送路中に離型剤除去のための弾性体のクリーニ
ングローラを設けたので、多量の離型剤が使用されるカ
ラーの両面画像形成時においても、記録材上に転移した
離型剤を確実に除去して離型剤の他への転移を防ぎ、良
好な両面画像形成動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図2】図1装置のクリーニングローラの概略構成を示
す断面図である。
【図3】本発明の第二実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図4】本発明の第三実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着部) 2 加圧ローラ(定着部) 4 ブロッタローラ(クリーニングローラ) 17 クリーニング部材 30 コピー用紙(記録材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に画像形成部にて未定着現像剤
    像を形成され、離型剤を塗布された定着部にて定着され
    る記録材を、他方の面に画像を形成するために再び上記
    画像形成部に搬送せしめるカラー画像形成装置の両面画
    像形成用記録材搬送装置において、記録材搬送路中に記
    録材を直接挟持搬送せしめてあるいはクリーニング部材
    を記録材に当接せしめて離型剤を除去する弾性体のクリ
    ーニングローラを設けたことを特徴とするカラー画像形
    成装置の両面画像形成用記録材搬送装置。
JP1943492A 1992-01-09 1992-01-09 カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置 Pending JPH05188720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1943492A JPH05188720A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1943492A JPH05188720A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188720A true JPH05188720A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11999184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1943492A Pending JPH05188720A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05188720A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734384A1 (fr) * 1995-05-18 1996-11-22 Neopost Ind Machine a affranchir comportant un rouleau buvard

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734384A1 (fr) * 1995-05-18 1996-11-22 Neopost Ind Machine a affranchir comportant un rouleau buvard

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4541707A (en) Recording apparatus having parting agent removing means
JPH1165348A (ja) 定着装置を備えた画像形成装置
JP3368218B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JPH05188720A (ja) カラー画像形成装置の両面画像形成用記録材搬送装置
JP5292369B2 (ja) 画像形成装置
JPH09212008A (ja) 画像形成装置
JP3885943B2 (ja) 定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置
JP3515236B2 (ja) 両面画像形成装置
JP2892381B2 (ja) 定着装置
JP3905200B2 (ja) 定着装置
JPH11249471A (ja) 定着装置およびそれが取り付けられた画像形成装置
JP3128175B2 (ja) 定着クリーニング装置
JP2001042686A (ja) 定着装置
JPH06286899A (ja) シート搬送装置
JP3126631B2 (ja) 画像形成装置
KR100247992B1 (ko) 프린팅장치
JP3721829B2 (ja) 画像形成装置
JP3671718B2 (ja) 画像形成装置
JP5403420B2 (ja) 画像形成装置
JPH028138A (ja) ペーパーフィードローラ清掃機構
JPH05188796A (ja) 画像形成装置
JPH08160779A (ja) 画像形成装置
JP2002006670A (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH01140181A (ja) 画像形成装置の定着装置
JPS60263182A (ja) 画像記録装置