JP2000074370A - 機器遠隔制御方式 - Google Patents

機器遠隔制御方式

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JP2000074370A
JP2000074370A JP10259320A JP25932098A JP2000074370A JP 2000074370 A JP2000074370 A JP 2000074370A JP 10259320 A JP10259320 A JP 10259320A JP 25932098 A JP25932098 A JP 25932098A JP 2000074370 A JP2000074370 A JP 2000074370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の暖房装置が接続されてなる給湯暖房シ
ステムにおいて、簡単な通信仕様で、しかも暖房装置で
の暖房停止操作時におけるデータ通信量を減少させるこ
とができる機器遠隔制御方式を提供する。 【解決手段】 給湯器に対して複数の暖房装置が接続
された給湯暖房システムにおいて、暖房装置の操作によ
り給湯器の燃焼運転が開始された場合、給湯器側から所
定周期で各暖房装置に対して操作パネル等の設定状態の
アップデイトが要求される。暖房装置側では、このアッ
プデイトの要求に対して、暖房運転がON状態にある場
合のみ応答信号(ACK信号)を出力する。給湯器側で
はこの応答信号が一つでも受信された場合は燃焼運転を
継続し、全く受信されなくなった場合に燃焼運転を停止
させる。これにより、給湯器側では応答信号の有無のみ
によって燃焼運転の継続と停止の制御を行なうことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機器遠隔制御方
式に関し、より詳細には、たとえば熱源となる給湯器と
該給湯器から供給される温水を利用して暖房運転を行な
う複数の暖房装置とを備えてなる給湯暖房システムにお
いて、上記暖房装置での設定操作に応じて給湯器の燃焼
運転動作をON/OFF制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、一般家庭における暖房システムと
して、たとえば熱源となる給湯器(機器本体)から供給
される温水を利用して、この温水を各部屋に設置された
暖房装置(リモコン装置)に分岐供給することにより部
屋毎に個別暖房を行ない得るように構成した給湯暖房シ
ステムが提供されている。
【0003】このような給湯暖房システムにおいては、
通常、各部屋に設けられた暖房装置の操作パネル等を操
作することによって給湯器の燃焼運転が制御可能なよう
に構成されている。具体的には、上記給湯器の動作を制
御するコントローラと暖房装置の動作を制御するコント
ローラとがデータ伝送路を介して電気的に接続されてお
り、上記暖房装置側の操作パネル等の操作に応じて暖房
装置のコントローラから給湯器のコントローラに対して
燃焼運転の開始または停止(ON動作またはOFF動
作)を指令する制御信号が送信されるように構成されて
いる。
【0004】ところで、この種の暖房システムでは、上
述したように通常は一台の給湯器に対して複数の暖房装
置が接続されているため、たとえば、給湯器が燃焼運転
中に一台の暖房装置において暖房運転を停止させる操作
がなされたとしても、他の暖房装置が暖房運転中の状態
にあるときは給湯器の燃焼運転そのものを停止させるこ
とはできないという動作制御上の制約がある。
【0005】そのため、従来この種の暖房システムにお
ける給湯器の燃焼運転のON/OFF制御(反転制御)
では、一の暖房装置において暖房運転の停止操作がなさ
れた場合、当該操作がなされた暖房装置のコントローラ
は、給湯器の燃焼運転の停止を指令する信号を出力する
前に、予め他の暖房装置における暖房運転の状態(暖房
運転の有無)確認するように構成されていた。
【0006】具体的には、暖房運転の停止操作がなされ
た暖房装置のコントローラは、該操作がなされる度に、
上記データ伝送路を介して接続された給湯器のコントロ
ーラないしは他の暖房装置のコントローラに対して他の
暖房装置における現在の暖房運転の状態を示すデータの
出力を要求し、この要求に対して受信されたデータに基
づいて給湯器の燃焼運転を停止させることの可否判定を
行なった上で、給湯器に対して燃焼運転の停止を指令す
る制御信号を出力するといった制御方式を採用してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の制御方式を採用する暖房システムにおいては
以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
【0008】すなわち、上記のような制御方式を採用す
る場合、一の暖房装置において暖房運転の停止操作が行
なわれる毎に、当該暖房装置のコントローラはその都度
他の暖房装置の暖房運転の状態の要求と、この要求に基
づくデータの読み込みを行なうため、データ伝送路上で
のデータの送受信量が勢い多くなる一方、その通信仕様
も複雑となり、それに伴って給湯暖房システムの製造コ
ストの上昇を招くといった問題があった。
【0009】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、主として
上記のような給湯暖房システムにおいて、簡単な通信仕
様で、しかも暖房装置での暖房停止操作時におけるデー
タ通信量を減少させることができる機器遠隔制御方式を
提供することを目的とし、より具体的には、熱源となる
給湯器に複数台の暖房装置が接続されている給湯暖房シ
ステムにおいて、各暖房装置が他の暖房装置の運転状態
を確認することなく給湯器の燃焼運転のON/OFF制
御が可能となる機器遠隔制御方式を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載された機器遠隔制御方式
は、複数のリモコン装置とこれらのリモコン装置によっ
て動作状態が反転制御される機器本体とがデータ伝送路
を介して接続されてなる遠隔制御システムにおいて、上
記機器本体は、上記反転動作のうちの特定の一方の動作
開始後に、各リモコン装置に対して現在設定されている
動作状態を要求する設定状態要求信号を所定周期で出力
し、上記リモコン装置のうち少なくとも一つのリモコン
装置から上記特定の一方の動作状態の設定を示す応答信
号が受信された場合には上記特定の一方の動作を継続さ
せ、上記応答信号が受信されなかった場合にのみ動作状
態を反転させる制御構成を備えることを特徴とする。
【0011】換言すれば、この請求項1に係る発明は、
給湯暖房システムにおける給湯器側の制御構成として、
たとえば機器本体となる給湯器の燃焼動作(特定の一方
の動作)が開始されると、給湯器側から一定周期でリモ
コン装置となる各暖房装置に対して操作パネル等で設定
された状態(暖房運転のON/OFFの状態)を要求す
る信号(設定状態要求信号)を出力され、この信号に対
して少なくとも一台以上の暖房装置から暖房運転がON
状態にある旨の応答信号が受信された場合には燃焼運転
を継続させる一方、各暖房装置から暖房運転がON状態
にある旨の応答信号が全く受信されない場合には給湯器
の燃焼動作を反転させて、燃焼運転をON動作からOF
F動作に切り替えるように構成したものである。
【0012】つまりこの発明では、従来、各暖房装置側
から個別に出力される制御信号(燃焼運転を停止させる
旨の制御信号)によって行なっていた給湯器の燃焼運転
のON/OFF制御(具体的にはOFF制御)を、給湯
器本体側らかの呼びかけに対する暖房装置側からの応答
の有無によって行なわせるようにしたものである。した
がって、この請求項1の発明によれば、一の暖房装置側
から他の暖房装置の設定状態を要求する信号や、これに
応答する給湯器側ないしは他の暖房装置側からの信号が
不要となり、一の暖房装置において暖房運転の停止操作
がなされた際におけるデータ通信量を従来より大幅に軽
減することができ、しかも何からの原因により暖房装置
との通信が途絶したような場合には、給湯器側では燃焼
運転が停止されることになるので、安全対策上の利点も
ある。
【0013】また請求項2の発明は、請求項1の発明の
好適な実施形態として、上記リモコン装置は、上記設定
状態要求信号に対して、上記特定の一方の動作が設定さ
れている場合にのみ上記応答信号を出力するように構成
されていることを特徴とする。
【0014】すなわち、請求項1の発明において給湯器
側での燃焼運転の制御に必要な制御信号は、各暖房装置
における設定が「暖房運転ON」の状態を示す信号のみ
であることから、この請求項2の発明では、各暖房装置
側は「暖房運転OFF」の状態を示す制御信号の出力を
行なわないように構成されている。したがって、この請
求項2に係る発明によれば、各暖房装置側から出力され
る制御信号の種類が、従来のものより制限されているの
で、給湯器と暖房装置との間の通信仕様をより簡略化す
ることができる。
【0015】また、請求項3に記載された発明は、上記
機器本体は、上記設定状態要求信号を出力後所定時間内
に上記応答信号が受信されなければ動作状態を反転させ
る制御構成を備えることを特徴とする。
【0016】つまり、この請求項3に係る発明では、給
湯器側は各暖房装置に対して設定状態要求信号を出力し
た後、所定時間内に暖房装置側からの応答が一切ない場
合には短時間で給湯器の燃焼運転を停止させるなどの措
置を採ることができ、上記所定時間の設定如何によって
長時間にわたって応答信号待ちの状態(つまり、燃焼運
転の継続状態)となることを回避することができる。
【0017】また、請求項4に記載された発明は、上記
機器本体から所定周期で出力される設定状態要求信号
が、上記特定の一方の動作状態を指令したリモコン装置
に対してのみ出力されることを特徴とし、さらに請求項
5に記載された発明では、上記機器本体から所定周期で
出力される設定状態要求信号が、その出力の直前の周期
の際に上記応答信号を出力したリモコン装置に対しての
み出力されることを特徴とする。
【0018】つまり、この請求項4の発明によれば、給
湯器から出力される設定状態要求信号が、暖房運転ON
の操作がなされた暖房装置にのみ出力されることになる
ので、全ての暖房装置に対して信号出力する場合に比べ
て通信量を軽減することができ、さらに請求項5の発明
では、設定状態要求信号を出力する直前の周期で応答信
号が送信された暖房装置のみに設定状態要求信号が出力
されることになるので、暖房運転開始後に停止操作がな
された暖房装置に対しては設定状態要求信号が出力され
ないので、請求項4の場合よりさらに通信量軽減に寄与
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る機器遠隔制御
方式を適用した給湯暖房システムを図1に基づいて詳細
に説明する。
【0020】図1の給湯暖房システムは、給湯器(機器
本体)1と、この給湯器1から図外の給湯配管を介して
供給される温水を利用して温水暖房を行なう複数(図示
例では3台)の暖房装置(リモコン装置)2a〜2c
と、これらの間を接続するデータ伝送路3とを主要部と
して構成されている。
【0021】給湯器1は、図示しないが、少なくとも一
般的な給湯器が備える基本構成である熱交換器や燃焼装
置を備えるとともに、上記燃焼装置での燃焼運転動作を
制御するコントローラ11と、後述する暖房装置2a〜
2cとの間でデータ通信を行なうための重畳伝送用イン
ターフェース12とを備えている。
【0022】コントローラ11は、給湯器1の動作制御
に必要なプログラムやデータを保持したマイクロコンピ
ュータを中心として構成されるものであって、このコン
トローラ11からの指令によって上記燃焼装置の燃焼運
転動作等、上記給湯器1の各種動作の制御が可能とされ
ている。
【0023】また、重畳伝送用インターフェース12
は、上記暖房装置2a〜2cとの間でデータ通信を行な
うためのインターフェースであって、上記コントローラ
11に入出力される各種データを電源ライン(データ伝
送路3)に重畳させて上記暖房装置2a〜2cとの間で
送受信するものである。すなわち、この重畳伝送用イン
ターフェース12は、給湯器1と上記暖房装置2a〜2
cとの間でいわゆる重畳伝送方式でデータ伝送を行なう
周知構成のインターフェースであって、具体的には送信
する信号を電源に重畳する一方、受信した信号を電源か
ら分離する機能を備えている。
【0024】暖房装置2a〜2cは、上記給湯器1から
図外の暖房配管を介して供給される温水の熱を利用した
暖房装置であって、実際にはたとえばファンコンベクタ
等の形態が好適に使用される。そして、この暖房装置2
a〜2cは、上述した給湯器1と同様に、それぞれ各暖
房装置2の各種動作を制御するコントローラ21と、上
記給湯器1との間でデータ通信を行なうための重畳伝送
用インターフェース22とを主要部として備える他、暖
房運転の開始や停止などを操作設定するための操作パネ
ル(図示せず)を備えている。
【0025】そして、例えば符号2aに示す暖房装置に
おいて、図外の操作パネル等で「暖房運転ON」の操作
が行なわれると、当該暖房装置2aのコントローラ21
から給湯器1のコントローラ11に対して燃焼運転の開
始が指令されるとともに、上記給湯器1と当該暖房装置
2aとを接続する給湯配管中に配された弁装置(熱動
弁)が開かれて給湯器1からの温水が供給され、この温
水の熱により暖房が開始されるように構成されている。
【0026】データ伝送線路3は、上記給湯器1のコン
トローラ11と各暖房装置2a〜2cのコントローラ2
1との間でデータ通信を行なうための伝送路であって、
給湯器1の重畳伝送用インターフェース12と各暖房装
置の重畳伝送用インターフェース22とを相互に接続す
るものである。特に、本実施形態では、これらの間の通
信方式として上述した重畳伝送方式が採用されるので、
このデータ伝送路3としては電源ラインと共通の二芯伝
送線が用いられている。
【0027】しかして、以上のように構成されてなる給
湯暖房システムにおいて、暖房装置2a〜2cのいずれ
かまたはその全てにおいて「暖房運転開始(ON)」お
よび「暖房運転停止(OFF)」の操作がなされた場合
の、給湯器1での燃焼運転のON/OFF制御動作を、
図2および図3のフローチャートに従って説明する。こ
こで図2に示すフローチャートでは各暖房装置2側での
処理動作を、また、図3に示すフローチャートは給湯器
1側での処理動作をそれぞれ示している。
【0028】すなわち、暖房装置2a〜2cのいずれか
一台の装置(ここでは2aの装置とする)において、
「暖房運転開始」の設定操作が行なわれると(図2ステ
ップS1)、この操作が行なわれた暖房装置2aのコン
トローラ21から給湯器1のコントローラ11に対して
燃焼運転の開始(燃焼運転ON)を要求する信号が出力
される(図2ステップS2)。なお、この燃焼運転開始
を要求する信号は、図2のステップS2にも示すよう
に、「暖房運転開始」の設定操作が行なわれた際に1回
のみ送信される。
【0029】そして、その後は、後述する給湯器1から
の設定状態要求信号(UPDATE要求)に対して(図
2ステップS3)、コントローラ21では、図外の操作
パネル等で「暖房運転ON」の状態が選択されているか
否かが判断される(図2ステップS4)。そして、「暖
房運転ON」の状態が選択されている場合には応答信号
(ACK信号)が出力され(図2ステップS3,図2ス
テップS5)、「暖房運転OFF」が選択されている場
合には、上記応答信号を出力せずに上記図2ステップS
1に復帰させる。
【0030】これに対し、給湯器1のコントローラ11
側では、暖房装置2からの燃焼運転開始を要求する信号
(図2ステップS2参照)が受信されたか否かがまず判
断される(図3ステップS1)。そして、この信号が受
信された場合には、続く図3ステップS2に進んで、上
記図外の燃焼装置に対して燃焼を指令する制御動作が行
なわれる(図3ステップS2)。
【0031】そして、燃焼装置が燃焼開始後一定時間経
過した時点で(図3ステップS3)、暖房装置2に対し
て、現在暖房装置2の操作パネル等で選択されている動
作状態を要求する設定状態要求信号が出力される(図3
ステップS4)。この設定状態要求信号は、図3ステッ
プS4にも示すように、各暖房装置2において現在設定
されているデータのアップデイト(UPDATE)を要
求する信号であり、この要求に対して、各暖房装置2側
では上記図2ステップS3乃至S5の処理に従って暖房
運転中であれば応答信号が出力される。
【0032】ここで、この設定状態要求信号の出力先と
しては、給湯器1に接続されている全ての暖房装置2a
〜2cを選択することも可能であるが、本実施形態で
は、データ通信時の通信量の減少を図るため、上記図3
ステップS1において燃焼運転開始を要求する信号を出
力した暖房装置2(ここでは2a)のみに対して行なう
ように設定されている。すなわち、給湯器1のコントロ
ーラ11では、暖房装置2a〜2cとの通信履歴を図外
のメモリに蓄積するとともに、この蓄積された情報に基
づいて設定状態要求信号の出力先を選択している。
【0033】そして、設定状態要求信号を出力した暖房
装置2a側から上記応答信号が受信された場合は(図3
ステップS5)、上記図3ステップS3に復帰して再び
一定時間経過後に当該暖房装置2aに対してデータのア
ップデイトを要求する信号が出力され、以後この動作が
所定周期で繰り返し行なわれる。
【0034】これに対し、上記図3ステップS5におい
て暖房装置2a側から応答信号が受信されない場合は、
続く図3ステップS6においてこの状態が所定時間経過
したか否かを判断して、その間、上記応答信号が受信さ
れなかった場合は、暖房装置2a側で暖房運転を解除す
る操作(つまり、暖房運転停止の操作)がなされたと判
断して、上記コントローラ11では燃焼装置の燃焼動作
を停止させる(燃焼運転OFF)制御が行なわれる(図
3ステップS7)。
【0035】このように、本実施形態においては、暖房
装置2a〜2cのいずれか一台において暖房運転の開始
を指示する操作がなされると、当該操作がなされた暖房
装置2のコントローラ21から給湯器1のコントローラ
11に対して燃焼運転開始を指令する信号が出力される
とともに、燃焼運転開始後は、給湯器1のコントローラ
11側から当該信号を出力した暖房装置2に対して所定
周期で現在設定されている動作状態を要求する設定状態
要求信号が出力され、この設定状態要求信号に対する応
答信号の有無のみで燃焼運転のON/OFF動作の制御
が行なわれる。
【0036】換言すれば、本実施形態においては、暖房
装置2側のコントローラ21は、暖房運転中を示す信号
(応答信号)のみを出力するだけで暖房運転停止を示す
信号は出力せず、給湯器1の燃焼運転継続の可否につい
ての判断は専ら上記応答信号の有無のみによって行なわ
れる。そのため、給湯器1に対して複数の暖房装置2が
接続されている場合においても、そのうちの一台が暖房
運転中は上記応答信号が定期的に受信されるので、他の
暖房装置2において暖房運転停止の操作がなされても、
給湯器1では燃焼運転が停止されることなく継続され
る。
【0037】したがって、給湯器1が燃焼運転中に、た
とえば全ての暖房装置2において電源断の状態となって
給湯器1と暖房装置2との通信が途絶した場合において
も、安全かつ確実に給湯器1の燃焼運転が停止されると
いう付随的な効果を得ることもできる。
【0038】なお、上述した実施形態はあくまでも、本
発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可
能である。
【0039】(1) たとえば、上記実施形態では本発明に
係る機器遠隔制御方式を給湯暖房システムに適用した場
合を示したが、機器本体が複数台のリモコン装置によっ
てON/OFF制御(反転制御)される場合であれば、
本発明を適用することが可能である。
【0040】(2) また、上記実施形態では、暖房装置2
側のコントローラ21に対する指令は暖房装置2に設け
られた操作パネルによる場合を示したが、この暖房装置
2がさらにリモコンなどによって遠隔制御されている場
合であっても、暖房装置2側のコントローラ21と給湯
器1のコントローラ11との間で通信が行われるもので
あれば本発明を適用可能である。
【0041】(3) さらに、上記実施形態では、給湯器1
と暖房装置2とを接続するデータ伝送路が電源ラインと
共通とされた重畳伝送方式を採用した場合を示したが、
給湯器1と暖房装置2とがデータ通信を行なう構成であ
れば、他の通信方式を採用した場合にも本発明は適用可
能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の機器遠隔
制御方式によれば、機器本体側から出力される設定状態
要求信号に対するリモコン装置側からの応答信号の有無
によって機器本体の動作状態が反転制御されるので、リ
モコン装置に他のリモコン装置の設定状態等を把握させ
ることなく機器本体の反転制御を行うことができる。
【0043】したがって、リモコン装置側から出力され
る信号の種類が従来より少なくて済むので通信仕様が簡
単になり、またこれにともなってリモコン操作時におけ
る機器本体とリモコン装置との間のデータ通信量の増加
を回避することができる。
【0044】しかも、本発明では、上記機器本体側から
出力される設定状態要求信号を、特定の一方の動作を設
定したリモコン装置に対してのみ出力するように構成す
ることで、データ通信量の低減化を一層図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器遠隔制御方式を給湯暖房シス
テムに適用した場合におけるデータ通信の概略構成を示
す説明図である。
【図2】同給湯暖房システムにおける暖房装置側の制御
動作の手順を示すフローチャートである。
【図3】同給湯暖房システムにおける給湯器側の制御動
作の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯器(機器本体) 2a〜2c 暖房装置(リモコン装置) 3 データ伝送路 11 給湯器のコントローラ 12,22 重畳伝送用インターフェース 21 暖房装置のコントローラ
フロントページの続き (72)発明者 橘 俊喜 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3K068 KA04 LA05 5K048 BA08 BA14 DA02 EB02 EB03 EB06 EB12 HA01 HA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリモコン装置とこれらのリモコン
    装置によって動作状態が反転制御される機器本体とがデ
    ータ伝送路を介して接続されてなる遠隔制御システムに
    おいて、 前記機器本体は、前記反転動作のうちの特定の一方の動
    作開始後に、各リモコン装置に対して現在設定されてい
    る動作状態を要求する設定状態要求信号を所定周期で出
    力し、前記リモコン装置のうち少なくとも一つのリモコ
    ン装置から前記特定の一方の動作状態の設定を示す応答
    信号が受信された場合には前記特定の一方の動作を継続
    させ、前記応答信号が受信されなかった場合にのみ動作
    状態を反転させる制御構成を備えることを特徴とする機
    器遠隔制御方式。
  2. 【請求項2】 前記リモコン装置は、前記設定状態要求
    信号に対して、前記特定の一方の動作が設定されている
    場合にのみ前記応答信号を出力するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の機器遠隔制御方
    式。
  3. 【請求項3】 前記機器本体は、前記設定状態要求信号
    を出力後所定時間内に前記応答信号が受信されなければ
    動作状態を反転させる制御構成を備えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の機器遠隔制御方式。
  4. 【請求項4】 前記機器本体から所定周期で出力される
    設定状態要求信号が、前記特定の一方の動作状態を指令
    したリモコン装置に対してのみ出力されることを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の機器
    遠隔制御方式。
  5. 【請求項5】 前記機器本体から所定周期で出力される
    設定状態要求信号が、その出力の直前の周期の際に前記
    応答信号を出力したリモコン装置に対してのみ出力され
    ることを特徴とする請求項4に記載の機器遠隔制御方
    式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015020022A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 三菱電機株式会社 宅内機器、ホームシステム、制御方法、および、プログラム

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