JP2006064270A - 通信装置 - Google Patents

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JP2006064270A
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Takao Asada
隆生 浅田
Masayoshi Ogaki
雅由 大垣
Yoshiko Ueda
佳子 上田
Takao Tanaka
崇夫 田中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、特に給湯機能と暖房機能等、複数の機能を持つ熱源機に関するものであって、リモコンからの運転指示を各制御部に指示する際に、通信処理部と給湯制御部、暖房制御部の間で制御器内の通信処理が必要であり複雑な構成となっていた。
【解決手段】熱源機1内に給湯運転制御用の通信手段A4と暖房運転制御用の通信手段B6を備え、それぞれの通信手段が独立して共通のリモコン2との通信を行う。これにより制御器内部のデータ通信が不要となり、信頼性が高く、応答性の良い、通信システムを構築することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に熱源機の状態をリモコンでモニター・遠隔制御する通信装置に関するものである。
従来この種の熱源機をリモコンで遠隔制御するシステムでは、各リモコンと熱源機はそれぞれ固有のアドレスを1つずつ付与される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−135863号公報
しかしながら前記従来の構成では熱源機が給湯機能と暖房機能の両方を持つ複合機の場合、1つのアドレスでリモコンから受信した給湯もしくは暖房の運転指示を制御器内部で割り振り、通信処理部と給湯制御部、また通信処理部と暖房制御部の間で制御器内の通信処理が必要であり複雑な構成となっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、制御器内のシステム構成が簡単で信頼性が高く、応答性の良い通信装置を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するために、熱源機の給湯運転制御部と暖房運転制御部に独立した通信アドレスを付与し、それぞれが独立して共通のリモコンと通信する構成とする。これにより制御器内部のデータ通信が不要となり、信頼性、応答性の高い、通信システムを構築するものである。
また、リモコンに暖房制御機能が有るか無いかを判定し、暖房機能の無い場合は暖房運転制御部の通信は停止し通信回線の有効利用を行うものである。
本発明の通信装置は、熱源機の給湯運転制御部と暖房運転制御部がそれぞれ独立して共通のリモコンと通信することで制御器内部のデータ通信が不要となり、信頼性が高く、応答性の良い通信システムを構築することができる。
第1の発明は、熱源機と、熱源機運転のON,OFFを指示するリモコンと、熱源機の給湯運転を制御する給湯運転制御手段と、給湯運転制御手段とリモコン間の通信を行い通信データにはアドレスAを付与する通信手段Aと、熱源機の暖房運転を制御する暖房運転制御手段と、暖房運転制御手段とリモコン間の通信を行い通信データにはアドレスBを付与する通信手段Bと、リモコンは一組の2芯通信線で通信手段A及び通信手段Bに接続され、給湯運転制御時は相手アドレスAへの通信データを送信し、暖房制御時は相手アドレスBへの通信データを送信することにより、信頼性が高く、応答性の良い通信装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の通信手段BがアドレスBを付与したデータをリモコンに送信し、リモコンからの応答がない場合は通信を停止する機能を備えたもので、不要な通信を行わず、通信回線の有効利用を行うものである。
第3の発明は、特に、第1の発明のリモコンが暖房制御機能有/無の識別データを熱源機に送信し、通信手段Bは識別データを判定しリモコンに暖房制御機能のない場合は通信を停止する機能を備えたもので、不要な通信を行わず、通信回線の有効利用を行うものである。
第4の発明は、特に、第1の発明の通信手段Bがリモコンに識別符号を送信し、識別符号に応答がない場合は通信を停止する機能を備えたもので、不要な通信を行わず、通信回線の有効利用を行うものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム図を示すものである。
図1において1は熱源機、2はリモコン、4は通信手段A、6は通信手段Bであり、リモコン2と熱源機1は2芯通信線7で接続されており、この2芯通信線は熱源機1内部で通信手段A4と通信手段B6の両方に接続されている。また、通信手段A4は給湯運転制御手段3と接続されており、通信手段B6は暖房運転制御手段5と接続されている。
図2に通信データ構成図を示す。リモコン2にはアドレス0が付与され、熱源機1の内部で通信手段A4つまり給湯運転制御用としてアドレスF、通信手段B6つまり暖房運転制御用としてアドレスEが付与されている。通信データの構成は先頭が送信元アドレス(SA)、次に送信先アドレス(DA)、次にデータの種類を示すパケットファンクションコード(PFC)、次にデータそのもの、最後にデータのチェックコード(BCC)となっている。
例えばリモコン2から給湯運転指示を出す時は通信データ上の送信元アドレス(SA)を自身のアドレス0とし、送信先アドレス(DA)を通信手段A4のアドレスFとし、給湯運転指示を示すPFCとデータを添え熱源機1に送る。
熱源機1では通信制御手段A4のみがこのデータに反応して応答信号を返し、この情報を給湯運転制御手段3に流し、熱源機1が給湯運転を開始する。
またリモコン2から暖房運転指示を出す時は通信データ上の送信元アドレス(SA)を自身のアドレス0とし、送信先アドレス(DA)を通信手段B6のアドレスEとし、暖房運転指示を示すPFCとデータを添え熱源機1に送る。
熱源機1では通信制御手段B6のみがこのデータに反応して応答信号を返し、この情報を暖房運転制御手段5に流し、熱源機1が暖房運転を開始する。
以上のように本実施の形態においては、リモコン2が給湯運転指示を送信する時と暖房運転指示を出す時で送信先アドレスを変更することで、熱源機のそれぞれの制御手段のみが応答し運転を開始する。これにより信頼性が高く、応答性の良い通信装置を提供することができる。
なお、熱源機1は、石油・ガス給湯機、貯湯式電気給湯機、ヒートポンプ給湯機、燃料電池コージェネ等である。
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における通信データの流れ図である。熱源機1に電源が入ると、通信手段B6が送信元アドレス(SA)をE、送信先アドレスを0にしてリモコン2に送信する(s1)。この送信に対してリモコン2が応答(ACK)を返してきた場合はリモコンに暖房制御機能があると通信手段B6が判定し、以降も通信を継続する(s2)。
逆に通信手段B6が送信元アドレス(SA)をE、送信先アドレス(DA)を0にしてリモコン2に送信(s3)してもリモコン2が応答(ACK)を返してこない場合はリモコンに暖房制御機能がないと通信手段B6が判定し、以降の通信を停止する(s4)。
このような構成により、リモコンに暖房制御機能が無い場合は暖房制御用の通信を停止することで、通信回線の有効利用を行い、信頼性の高い通信装置を提供することができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の第3の実施の形態における通信データの流れ図である。
熱源機1に電源が入ると同時にリモコン2にも電源が入る。この時、リモコン2が暖房制御機能を持つ場合は送信元アドレス(SA)を0、送信先アドレス(DA)をE、データ種別(PFC)及びデータに暖房制御機能有り情報を付加して熱源機1に送信する(s5)。この送信に対して通信手段B6が応答(ACK)を返し、リモコン2に暖房制御機能があると判定し、以降も通信を継続する(s6)。
逆に、リモコン2が暖房制御機能を持たない場合は送信元アドレス(SA)を0、送信先アドレス(DA)をE、データ種別(PFC)及びデータに暖房制御機能無し情報を付加して熱源機1に送信する(s7)。この送信に対して通信手段B6が応答(ACK)を返し、リモコン2に暖房制御機能が無いと判定し、以降の通信を停止する(s8)。
このような構成により、リモコンに暖房制御機能が無い場合は暖房制御用の通信を停止することで、通信回線の有効利用を行い、信頼性の高い通信装置を提供することができる。
(実施の形態4)
図5は本発明の第4の実施の形態における通信データの流れ図である。
熱源機1に電源が入ると、通信手段B6が送信元アドレス(SA)をE、送信先アドレスを0、データ種別(PFC)及びデータに暖房制御機能の識別符号を付加してリモコン2に送信する(s9)。この送信に対してリモコン2が応答(ACK)を返してきた場合はリモコンに暖房制御機能があると通信手段B6が判定し、以降も通信を継続する(s10)。
逆に通信手段B6が送信元アドレス(SA)をE、送信先アドレス(DA)を0、データ種別(PFC)及びデータに暖房制御機能の識別符号を付加してリモコン2に送信(s11)してもリモコン2が応答(ACK)を返してこない場合はリモコンに暖房制御機能がないと通信手段B6が判定し、以降の通信を停止する(s12)。
このような構成により、リモコンに暖房制御機能が無い場合は暖房制御用の通信を停止することで、通信回線の有効利用を行い、信頼性の高い通信装置を提供することができる。
以上のように本発明にかかる通信装置は、1つの熱源機に給湯機能と暖房機能と風呂追いだき機能など複数の機能を持つものにおいて、それぞれの制御部が同一の通信線を介して独立してリモコンと通信を行うもので、複合熱源機の通信装置として広く適用することが可能である。
本発明の実施の形態1における通信装置のシステム図 本発明の実施の形態1における通信データ構成図 本発明の実施の形態2における通信データの流れ図 本発明の実施の形態3における通信データの流れ図 本発明の実施の形態4における通信データの流れ図
符号の説明
1 熱源機
2 リモコン
3 給湯運転制御手段
4 通信手段A
5 暖房運転制御手段
6 通信手段B
7 2芯通信線

Claims (4)

  1. 熱源機と、熱源機運転のON,OFFを指示するリモコンと、熱源機の給湯運転を制御する給湯運転制御手段と、前記給湯運転制御手段と前記リモコン間の通信を行い通信データにはアドレスAを付与する通信手段Aと、熱源機の暖房運転を制御する暖房運転制御手段と、前記暖房運転制御手段と前記リモコン間の通信を行い通信データにはアドレスBを付与する通信手段Bと、前記リモコンは一組の2芯通信線で前記通信手段A及び通信手段Bに接続され、給湯運転制御時は相手アドレスAへの通信データを送信し、暖房制御時は相手アドレスBへの通信データを送信する通信装置。
  2. 通信手段BはアドレスBを付与したデータをリモコンに送信し、前記リモコンからの応答がない場合は通信を停止する機能を備えた請求項1記載の通信装置。
  3. リモコンは暖房制御機能有/無の識別データを熱源機に送信し、通信手段Bは識別データを判定し前記リモコンに暖房制御機能のない場合は通信を停止する機能を備えた請求項1記載の通信装置。
  4. 通信手段Bはリモコンに識別符号を送信し、識別符号に応答がない場合は通信を停止する機能を備えた請求項1記載の通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149632A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Paloma Co Ltd 給湯器
JP2014032940A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Kyocera Corp 管理システム、管理方法、制御装置及び給湯システム
JP2017130463A (ja) * 2017-03-27 2017-07-27 京セラ株式会社 電力管理システム、電力管理方法、燃料電池装置及び電力制御装置

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